JPH0877139A - ビットテーブルを用いた期間算出装置及び方法 - Google Patents

ビットテーブルを用いた期間算出装置及び方法

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JPH0877139A
JPH0877139A JP21237594A JP21237594A JPH0877139A JP H0877139 A JPH0877139 A JP H0877139A JP 21237594 A JP21237594 A JP 21237594A JP 21237594 A JP21237594 A JP 21237594A JP H0877139 A JPH0877139 A JP H0877139A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】複雑な計算や判断ロジック、判断値を設けず、
より簡素化された処理によって、一定期間内で有効とな
る時間や日数を算出する。 【構成】時間や日数の基本単位をビットに対応させて表
現し、有効な時間又は日数をビットオン、無効な時間又
は日数をビットオフとしたビットテーブルを使用する。
ビットテーブル有効期間に開始から終了までをビットオ
ン、他をビットオフとしたプラステーブル26を作成す
る。逆に、無効期間の開始から終了までをビットオン、
他をビットオフとしたマイナステーブル28を作成す
る。次にプラステーブル26中のオンビットでベーステ
ーブル24中の対応するオフビットをオンビットに切替
えてベーステーブル24aに置換し、更にマイナステー
ブル28中のオンビットで置換済みのベーステーブル2
4a中の対応するオンビットをオフビットに切り替えて
結果をベーステーブル24bに置換し、併合されたベー
ステーブル24bのオンビット又はオフビットの数をカ
ウントし、有効又は無効となる期間を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビットテーブルを用い
て勤務時間や日数等の期間を算出する期間算出装置及び
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、勤務時間等を計算管理するシステ
ムにあっては、ホストコンピュータで一定時間内で有効
となる勤務時間や勤務日数などを算出する場合、期間内
に含まれる有効なものを期間の開始と終了との大小比較
により選別し、期間の開始或いは終了に跨がったものに
ついては、開始或いは終了を期間の開始或いは終了に合
わせ、個々の時間や日数を算出し、期間内の合計を求め
ている。
【0003】図6は期間計算の例であり、対象期間A〜
B、C〜Dが決められており、実際の記録期間は、期間
a〜b、c〜dになっていたとする。この場合、記録期
間a〜bについては、対象期間A〜Bに含まれることか
ら、そのまま有効期間a〜bになる。これに対し記録期
間c〜dは、有効期間A〜Bの終了と対象期間C〜Dの
開始に跨がっている。そこで記録期間c〜dは、開始点
aに対する終了点を有効期間A〜Bの終了点Bとした有
効期間c〜Bを求め、次に有効期間C〜Dの開始点Cを
開始点とし、記録期間c〜dの終了点dを終了点とした
有効期間C〜dを求める。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の期間計算方法にあっては、記録期間が対象期
間の開始又は終了に跨がったものについては、有効期間
の開始或いは終了を対象期間の開始或いは終了に合わせ
個々の時間や日数を算出しなければならず、複雑な計算
操作を必要とする問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、複雑な計算や判断ロジック、判断値
を設けず、より簡素化された処理によって、一定期間内
で有効となる時間や日数を算出するビットテーブルを用
いた期間算出装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明は、一定時間内で有効となる時間や日
数又は無効となる時間や日数を算出するビットテーブル
を用いた期間計算装置を対象とする。このような期間計
算装置として本発明にあっては、時間や日数の基本単位
をビットに対応させ表現し、有効な時間又は日数をビッ
トオン、無効な時間又は日数をビットオフとして表現す
る行配列されたビットテーブルを使用する。
【0007】装置構成を例にとると、まずベーステーブ
ル初期化部34は、ビットテーブルの全てのビットをビ
ットオフに初期設定し、最終的な算出結果を得るための
ベーステーブル24を作成する。プラステーブル作成部
36は、ビットテーブルの有効とすべき期間について、
開始から終了までをビットオン、他をビットオフとする
プラステーブル26を作成する。マイナステーブル作成
部40、プラステーブル26とは逆に、予め定めた無効
とすべき期間について、開始から終了までをビットオ
ン、他をビットオフとしたマイナステーブル28を作成
する。
【0008】プラステーブル26の作成が終了すると、
併合処理部35は、プラステーブル26中のオンビット
でベーステーブル24中の対応するオフビットをオンビ
ットに切替えて結果をベーステーブル24aに置換す
る。次にマイナステーブル28中のオンビットで、置換
済みのベーステーブル24a中の対応するオンビットを
オフビットに切替えて結果をベーステーブル24bに置
換する。
【0009】集計処理部44は、併合処理部35で併合
されたベーステーブル24bより、オンビット又はオフ
ビットの数をカウントし、有効又は無効となる期間を算
出する。また本発明のビットテーブルを用いた期間算出
方法は次の処理過程をもつ。 ベーステーブル初期化過程 時間や日数の基本単位をビットに対応させて表現し、有
効な時間又は日数をビットオン、無効な時間又は日数を
ビットオフとして表現する行配列されたビットテーブル
ついて、テーブル内のビットを全てビットオフに初期設
定し、最終的な算出結果を得るためのベーステーブル2
4を作成する。
【0010】プラステーブル作成過程 ビットテーブルの有効とすべき期間について、開始から
終了までをビットオン、他をビットオフとするプラステ
ーブル26を作成する。 マイナステーブル作成過程 プラステーブル26とは逆に、無効とすべき期間につい
て、開始から終了までをビットオン、他をビットオフと
したマイナステーブル28を作成する。
【0011】ビットテーブルの併合過程 プラステーブル26中のオンビットでベーステーブル2
4中の対応するオフビットをオンビットに切替えて結果
をベーステーブル24aに置換し、次にマイナステーブ
ル28中のオンビットで置換済みのベーステーブル中の
対応するオンビットをオフビットに切替えて結果をベー
ステーブル24bに置換する。
【0012】集計過程 併合過程で併合されたベーステーブル24bよりオンビ
ット又はオフビットの数をカウントし有効又は無効とな
る期間を算出する。
【0013】
【作用】このような本発明のビットテーブルを用いた期
間計算装置及び方法によれば、時間や日数の基本単位を
ビットに対応させて表現し、有効な時間又は日数をビッ
トオン、無効な時間又は日数をビットオフとして表現す
る行配列されたビットテーブルを用いて有効となる時間
や日数又は逆に無効となる時間や日数を算出できるた
め、複雑な計算、判定ロジック、余分な作業領域の定義
が不要となり、プログラミングステップの大幅な削減が
可能となる効果を奏し、プログラムの簡素化と汎用化に
大きく寄与する。
【0014】
【実施例】図2は本発明の期間計算装置が適用される動
作環境のシステムブロック図であり、従業員の就業時間
を管理する就業情報システムを例にとっている。図2に
おいて、まず建物の出入口には1または複数のオンライ
ンタイムレコーダ10が設置されている。オンラインタ
イムレコーダ10は、従業員が携帯しているIDカード
(従業員証明書)を使用した入力操作を行うと、内蔵メ
モリに従業員番号、時刻、出勤、退社を示す打刻モード
を蓄積する。またオンラインタイムレコーダ10には、
所定の従業員数分の1回の計算対象期間分の打刻データ
を蓄積することができる。
【0015】オンラインタイムレコーダ10は、データ
収集送信中継器14を介してホストコンピュータシステ
ム16に接続される。ホストコンピュータシステム16
には、そのプログラム制御により本発明の期間計算処理
部22が設けられる。期間計算処理部22は、期間計算
に用いるビットテーブルとして、ベーステーブル24、
プラステーブル26およびマイナステーブル28を備え
る。
【0016】これらベーステーブル24、プラステーブ
ル26およびマイナステーブル28のそれぞれは、予め
準備されたビットテーブルに基づいて生成される。即ち
ビットテーブルは、計算対象とする時間や日数の基本単
位をビットに対応させて表現したテーブルである。例え
ば、時間であれば1分を1ビットに対応させる。また日
数であれば、1日を1ビットに対応させる。
【0017】そして、期間計算において有効な時間また
は日数をビットオンとして表現し、期間計算に無効な時
間または日数をビットオフとして表現した行配列のビッ
トテーブルである。本発明の期間計算にあっては、この
ようなビットテーブルを期間計算処理部22においてベ
ーステーブル24、プラステーブル26およびマイナス
テーブル28として用いて、有効な期間または無効な期
間を計算する。
【0018】ここでベーステーブル24は、ビットテー
ブル内の全てのビットをビットオフに初期設定し、最終
的な算出結果を得るためのテーブルである。またプラス
テーブル26は、ビットテーブル内の有効とすべき期間
について開始から終了までをビットオンし、他をビット
オフとするテーブルである。例えば勤務時間を示すビッ
トテーブルについては、勤務開始時間から終了時間まで
をビットオンし残りをビットオフとしたプラステーブル
26が作成される。
【0019】マイナステーブル28は、プラステーブル
26とは逆に、ビットテーブルの中の無効とすべき期間
について開始から終了までをビットオン、他をビットオ
フととするテーブルである。例えば勤務時間の計算にあ
っては、勤務時間中の予め定められた休憩時間が無効期
間としてビットオンされる。ホストコンピュータシステ
ム16の期間計算処理部22は、予め定めた期間計算の
周期に達するごとにデータ収集送信中継器14に対し処
理データの送信要求を行う。この送信要求を受けたデー
タ収集送信中継器14は、オンラインタイムレコーダ1
0に対し現時点までにメモリに蓄積している時刻データ
を読み出し、ホストコンピュータシステム16に転送す
る。ホストコンピュータシステム16の期間計算処理部
22は、データ収集送信中継器14により収集送信され
たオンラインタイムレコーダ10からの時刻データを対
象に、プログラム制御により各従業員ごとの期間計算処
理を実行する。
【0020】更にデータ収集送信中継器14に対して
は、外部からの時刻データの収集を可能とするため、無
線データ端末装置18からの時刻データを伝送するネッ
トワーク20が接続される。無線データ端末装置18を
使用した時刻データとしては、例えば就業時間後にユー
ザなどに出向いて業務を行った場合の残業時間などのデ
ータが収集される。無線データ端末装置18から送られ
てきた時刻データは、この実施例にあってはホストコン
ピュータシステム16に蓄積されるが、オンラインタイ
ムレコーダ10にネットワーク20を接続してオンライ
ンタイムレコーダ10に蓄積させてもよい。
【0021】更にホストコンピュータシステム16に対
しては、ディスプレイ32を備えた管理端末装置30が
接続され、オンラインタイムレコーダ10の時刻データ
の確認修正や期間計算処理部22の処理結果を利用する
ことができる。図3は、図2のホストコンピュータシス
テム16に設けた本発明の期間計算処理部32の機能ブ
ロック図である。本発明の期間計算処理部22は、収集
データ格納部33、ベーステーブル初期化部34、併合
処理部38,42、プラステーブル作成部36、マイナ
ステーブル作成部40、集計処理部44および処理結果
格納部46で構成される。
【0022】ベーステーブル初期化部34は、計算対象
とする時間や日数の基本単位をビット対応により表現し
たビットテーブルを全てビットオフに初期設定して最終
的な計算結果を得るためのベーステーブル24の初期化
処理を行う。プラステーブル作成部36は、収集データ
格納部33に格納されたデータ、例えばオンラインタイ
ムレコーダ10からの時刻データを対象に、従業員番号
で決まる対象データを読み出して、ビットマップテーブ
ルにおける出勤時刻(分単位)から退社時刻(分単位)
までのビットをビットオンし、他をビットオフとしたプ
ラステーブル26を作成する。
【0023】マイナステーブル作成部40は、予め対象
期間について無効期間の開始から終了のビットをビット
オンし、他をビットオフとするマイナステーブル28を
作成する。併合処理部38は、プラステーブル作成部3
6でプラステーブル26が作成された段階で起動し、ベ
ーステーブル初期化部34で作成されたベーステーブル
24との併合処理を行う。この併合処理は、プラステー
ブル26中のオンビットに対応するベーステーブル24
中のオフビットを全てオンビットに切り替える。論理演
算としては、ベーステーブル24とプラステーブル26
のビット列の対応するビットの論理和(OR)を求めれ
ばよい。
【0024】併合処理部38による処理結果は、置替え
済みのベーステーブルとして次の併合処理部42に送ら
れる。併合処理部42は、処理済みのベーステーブル2
4とマイナステーブル作成部40で作成されたマイナス
テーブル28の併合処理を行う。この併合処理は、マイ
ナステーブル28のオンビットに対応する併合済みのベ
ーステーブルのオンビットをオフビットに切り替える処
理である。
【0025】即ち、マイナステーブル28のビット1に
対応するベーステーブル24aのビット1はビット0に
切り替えられる。これに対し、マイナステーブル28が
ビット1であっても、ベーステーブルがビット0であっ
た場合には、ベーステーブルはそのままビット0とな
る。この点はマイナステーブル28のビット0について
も同様で、ベーステーブルのビット1またはビット0は
そのままとなる。
【0026】この併合処理部42によるマイナステーブ
ルとベーステーブル(プラステーブルで置換済み)の併
合は、論理演算としては、まずマイナステーブルとベー
ステーブルの排他論理和(XOR)を求め、続いて排他
論理和の結果とベーステーブルの論理積(AND)をと
ることで算出できる。集計処理部44は、併合処理部4
2で得られた併合後のベーステーブルを対象に、ベース
テーブルの中のオンビットをカウントすることで、有効
となる期間を算出することができる。またオフビットの
数をカウントすることで、無効となる期間を算出するこ
とができる。結果格納部46は、集計処理部44でカウ
ントされた有効期間または無効期間が格納される。
【0027】図4のフローチャートは、図3の機能ブロ
ックの処理動作である。まずステップS1で、オンライ
ンタイムレコーダ10からの処理データを収集する。こ
の処理データの収集は、予め定めた計算期間の収集サイ
クルごとに行われる。次にステップS2で、初期設定し
たID番号の対応データを取り出し、ステップS3で、
計算に先立って結果を得るベーステーブルの初期化を行
う。
【0028】次にステップS4で、ステップS2で取り
出した対応データ(時刻データ)に基づいてプラステー
ブル26の作成処理を行う。この作成処理には、初期化
されたベーステーブルとの併合処理が含まれる。次にス
テップS5で、マイナステーブルとプラステーブル(ス
テップS4でプラステーブルと併合されたベーステーブ
ル)を演算して結果をベーステーブルに格納する併合処
理を行う。
【0029】このようにして得られたベーステーブルを
対象に、出勤時間帯以外の有効ビットをカウントするこ
とで残業時間を求めることができ、また就業時間中の無
効ビットをカウントすることで欠勤時間を求めることが
でき、これらの集計記録処理を行う。以上のステップS
2〜S6によってひとりの従業員の期間計算処理が終了
すると、ステップS7で全員を処理したか否かチェック
し、処理していなければ、ステップS8でID番号を更
新して、次の対応データをステップS2で取り出して、
全員の処理を行うまで同じ処理を繰り返す。
【0030】図5は本発明の具体的な実施例を表わした
説明図であり、就業時間(勤務時間)に関する算出処理
についてのベーステーブル、プラステーブル、マイナス
テーブルの内容を示している。図5(A)はベーステー
ブルの内容であり、零時を起点として翌日の8時40分
までを、1分を1ビットとして作成している。即ち、3
2時間40分=1960分であり、1960ビットのビ
ットテーブルとなる。このベーステーブルは、期間計算
に先立つ初期化処理で全てのビットがオフビット0に設
定されている。このビットテーブルの構成は、図5
(B)のプラステーブル、図5(C)のマイナステーブ
ル、更に計算結果が得られる図5(D)のベーステーブ
ルについても同じである。
【0031】図5(B)のプラステーブルにあっては、
事務所への出勤時間および出張先での勤務時間がテーブ
ル上に設定された内容を表わしている。まず事務所に9
時に出社して20時に退社しているため、この期間につ
いてオンビット1が設定されている。即ち、0540ビ
ット目から1200ビット目がビットオンとなってい
る。
【0032】また21時より23時まで出張先での勤務
を行っているため、この期間についてもオンビット1が
設定される。即ち、1260ビット目から1380ビッ
ト目がビットオンになっている。勿論、他のビットにつ
いては全てオフビット0に設定されている。このプラス
テーブルの作成は、外部より与えられた開始時刻と終了
時刻を分に換算し、外部からの時刻情報に基づく開始時
刻から終了時刻までの期間のオンビットと全てオフビッ
ト0に初期化されているプラステーブルとの論理和(O
R)をとり、結果をプラステーブルに置換することによ
って得られる。この実施例は、事務所での出勤時間およ
び出張先での勤務時間を例にとっているが、プラステー
ブルに更に別の時間を加える場合も同様な処理を行えば
よい。
【0033】図5(C)のマイナステーブルは、控除の
対象となる所定の内部就業時間以外の休憩時間をテーブ
ル上に設定した内容である。所定の内部就業時間以外の
休憩時間は、8時30分から8時40分までの10分間
と、17時30分から18時までの30分間と、更に2
2時から22時30分までの30分間の3回である。そ
こで、それぞれの休憩時間についてマイナステーブル上
の開始から終了までの期間がオンビット1に設定されて
いる。即ち、マイナステーブルの0510ビット目から
0520ビット目、1050ビット目から1080ビッ
ト目、1320ビット目から1350ビット目のそれぞ
れがオンビット1に設定される。勿論、他のビットにつ
いては全てオフビット0に設定されている。
【0034】このマイナステーブルの作成は、プラステ
ーブル作成時と同様、外部より与えられる控除すべき時
間の開始時刻と終了時刻を分に換算し、即ちビットに換
算し、この換算ビット列と全てオフビットに初期設定さ
れたマイナステーブルとの論理和(OR)をとり、結果
をマイナステーブルに置換することで得られる。更に、
マイナステーブルに別の控除すべき時間を加える場合に
も同様に処理すればよい。
【0035】図5(D)は、図5(B)のプラステーブ
ルと図5(C)のマイナステーブルを初期化された図5
(A)のベーステーブルに併合した結果である。ベース
テーブルへの併合は、第1に、プラステーブルとベース
テーブルとの論理和(OR)をとり、結果をベーステー
ブルに置換する。第2に、マイナステーブルと第1段階
で得られた置換結果をもつベーステーブルとの併合を行
う。
【0036】この併合は、マイナステーブルと置換済み
のベーステーブルとの排他的論理和(XOR)をとり、
この結果と図5(B)のプラステーブルとの論理積(A
ND)をとり、結果をベーステーブルに置換することに
より得られる。次に図5(D)の演算結果について、必
要とする期間を計算するための処理を説明する。図5
(D)のベーステーブルの演算結果について、残業時間
を求める場合は、予め定めている時間帯に存在するオン
ビット1の数をカウントすればよい。この実施例にあっ
ては、残業時間帯を17時30分から翌日の8時40分
としており、この間のオンビット1の数が残業時間とな
る。図5(B)のプラステーブルによれば、この従業員
は9時に出社し20時に退社後、出張先での勤務が21
時から23時となっている。
【0037】また図5(C)マイナステーブルによれ
ば、残業時間帯の中に休憩時間が17時30分から18
時までの30分間と22時から22時30分までの30
分間が含まれている。そして、これらの併合結果が図5
(D)のベーステーブルの内容である。そこで、残業時
間を求める場合には、まず残業時間帯にある17時30
分から8時40分までの間のオンビットの数をカウント
する。
【0038】このオンビットの数は、18時から20時
までのビット数が120、21時から22時までのビッ
ト数が60、22時30分から23時までのビット数が
30であることから、合計210ビットとなる。この残
業時間のカウント値210ビットを時間換算すると、3
時間30分の残業時間が求まる。次に、欠勤時間を求め
る場合を説明する。欠勤時間は就業時間帯の無効時間を
意味する。したがって、予め定めている所定の内部就業
時間帯でオフビット0の数をカウントすればよい。この
実施例における所定の内部就業時間帯を8時40分から
17時30分とすると、この間のオフビット0の数が欠
勤時間となる。図5(B)によれば、この従業員は9時
に出社しているため遅刻となる。つまり、所定の内部就
業時間帯である8時40分から17時30分の間のオフ
ビット0の数をカウントすると20ビットとなり、これ
を時間に換算した20分が欠勤時間である。
【0039】尚、上記の実施例にあっては、1分を1ビ
ットに対応させた時間に関する期間計算を行っている
が、1ビットに対応させる時間を1分以外の他の単位時
間としてもよいし、更に1日を1ビットに対応させるこ
とで日数に関する期間計算を行うようにしてもよい。更
に上記の実施例は、ホストコンピュータシステムを用い
た従業員数の多い大規模な従業員数を対象とした期間計
算を例にとっているが、本発明の機能をパソコンレベル
の動作環境に落とすことで、小規模な事業所で利用可能
なアプリケーションプログラムとして提供することもで
きる。
【0040】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、時間や日数の基本単位を1ビットに対応させ、有効
な時間または日数をビットオン、無効な時間または日数
をビットオフとして行配列により表現したビットテーブ
ルを用いて、一定期間内での必要な時間や日数を算出す
るため、複雑な計算や判定ロジック、更には余分な作業
領域の定義などが不要となり、計算処理ルーチンとして
プログラム化した場合のステップ数の大幅な削減を可能
とし、プログラムにより実現される計算機能の簡素化と
汎用化に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の動作環境を示したシステムブロック図
【図3】図2の期間計算処理部の機能ブロック図
【図4】図3の期間計算処理部の処理動作のフローチャ
ート
【図5】本発明による期間計算処理の具体例の説明図
【図6】従来の期間計算の説明図
【符号の説明】
10:オンラインタイムレコーダ 12:IDカード 14:データ収集送信中継器 16:ホストコンピュータシステム 18:無線データ端末装置 20:ネットワーク 22:期間計算処理部 24,24a,24b:ベーステーブル 26:プラステーブル 28:マイナステーブル 30:管理端末装置 32:ディスプレイ 34:ベーステーブル初期化部 36:プラステーブル作成部 38,42:併合処理部 40:マイナステーブル作成部 44:集計処理部 46:結果格納部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一定時間内で有効となる時間や日数又は無
    効となる時間や日数を算出するビットテーブルを用いた
    期間計算装置に於いて、 時間や日数の基本単位をビットに対応させ表現し、有効
    な時間又は日数をビットオン、無効な時間又は日数をビ
    ットオフとして表現する行配列されたビットテーブルに
    ついて、テーブル内のビットを全てビットオフに初期設
    定し、最終的な算出結果を得るためのベーステーブルを
    作成するベーステーブル初期化部と、 前記ビットテーブルの有効とすべき期間について、開始
    から終了までをビットオン、他をビットオフとしたプラ
    ステーブルを作成するプラステーブル作成部と、 前記プラステーブルとは逆に、無効とすべき期間につい
    て、開始から終了までをビットオン、他をビットオフと
    したマイナステーブルを作成するマイナステーブル作成
    部と、 前記プラステーブル中のオンビットでベーステーブル中
    の対応するオフビットをオンビットに切替えて結果をベ
    ーステーブルに置換し、次にマイナステーブル中のオン
    ビットで前記置換済みのベーステーブル中の対応するオ
    ンビットをオフビットに切替えて結果をベーステーブル
    に置換するビットテーブルの併合処理部と、 前記併合処理部で併合されたベーステーブルよりオンビ
    ット又はオフビットの数をカウントし、有効又は無効と
    なる期間を算出する集計処理部と、を有することを特徴
    とするビットテーブルを用いた期間算出装置。
  2. 【請求項2】一定時間内で有効となる時間や日数又は無
    効となる時間や日数を算出するビットテーブルを用いた
    期間計算方法に於いて、 時間や日数の基本単位をビットに対応させて表現し、有
    効な時間又は日数をビットオン、無効な時間又は日数を
    ビットオフとして表現する行配列されたビットテーブル
    について、テーブル内のビットを全てビットオフに初期
    設定し、最終的な算出結果を得るためのベーステーブル
    を作成するベーステーブル初期化過程と、 前記ビットテーブルの有効とすべき期間について、開始
    から終了までをビットオン、他をビットオフとするプラ
    ステーブルを作成するプラステーブル作成過程と、 前記プラステーブルとは逆に、無効とすべき期間につい
    て、開始から終了までをビットオン、他をビットオフと
    したマイナステーブルを作成するマイナステーブル作成
    過程と、 前記プラステーブルの作成終了時に、前記プラステーブ
    ル中のオンビットでベーステーブル中の対応するオフビ
    ットをオンビットに切替えて結果をベーステーブルに置
    換し、次にマイナステーブル中のオンビットで前記置換
    済みのベーステーブル中の対応するオンビットをオフビ
    ットに切替えて結果をベーステーブルに置換するビット
    テーブルの併合過程と、 前記併合過程で併合されたベーステーブルよりオンビッ
    ト又はオフビットの数をカウントし、有効又は無効とな
    る期間を算出する集計過程と、を有することを特徴とし
    たビットテーブルを用いた期間算出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004280288A (ja) * 2003-03-13 2004-10-07 Japan Research Institute Ltd 時間帯管理システム、勤怠管理システム、時間帯管理プログラムおよび勤怠管理プログラム

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