JP2003296174A - リアルタイムでデータを参照更新するための装置 - Google Patents

リアルタイムでデータを参照更新するための装置

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JP2003296174A
JP2003296174A JP2002096159A JP2002096159A JP2003296174A JP 2003296174 A JP2003296174 A JP 2003296174A JP 2002096159 A JP2002096159 A JP 2002096159A JP 2002096159 A JP2002096159 A JP 2002096159A JP 2003296174 A JP2003296174 A JP 2003296174A
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Kota Uetsubo
坪 耕 太 上
Noboru Okamoto
本 昇 岡
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Nomura Research Institute Ltd
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Nomura Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データの機密保護機能、データの正当性確認
機能、同時実行制御機能を保証しつつ、同時多発的に発
生したデータの参照更新要求を同時に処理することがで
きるリアルタイムデータベースを提供する。 【解決手段】 データ項目と属性との組み合わせによっ
てデータ要素のアドレスを定めた定義ファイル7を参照
してシェアードメモリのアドレスにデータ要素を格納し
たデータベース2と、クライアント5からデータ要素の
アドレスを含むデータ参照の要求を受信し、リアルタイ
ムでシェアードメモリのアドレスにアクセスしてデータ
要素を取得し、クライアント5に返送する少なくとも一
つのリードサーバー3と、論理データの参照要求を入力
し、論理データをシェアードメモリ上のアドレスに変換
し、リードサーバー3にデータ参照要求を送信する少な
くとも一つのクライアント5と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リアルタイムでデ
ータを参照あるいは更新することができるデータベース
に関する。特に、多数のデータの参照更新要求を高速か
つ並列的に処理することができるデータベースに関す
る。
【0002】なお、「データベース」なる用語は一般的
には一義的に定義されていないが、本明細書では体系的
にデータを記憶管理しデータの参照更新に供する装置と
いう意味で使用する。
【0003】
【従来の技術】従来のデータベースは、実際にデータを
体系的に記憶している記憶媒体とユーザーとの間にデー
タベースマネージメントシステムを有している。
【0004】図3に従来のデータベースの構造を概念的
に示す。
【0005】データベースマネージメントシステムは、
データベース定義手段と、データ操作手段と、データベ
ース生成手段とを有している。
【0006】データベース定義手段は、データモデルに
基づいたデータベースの論理構造、物理構造を定義する
手段である。
【0007】データ操作手段は、データベース定義手段
の定義に基づいてデータを検索、更新、追加、削除する
手段である。データ操作手段は、データのアクセスも制
御する。
【0008】データベース生成手段は、既存のファイル
等からデータベースを生成する手段である。
【0009】データベースマネージメントシステムは、
上記諸手段により、データベースの機密保護機能、デー
タ正当性確認機能、同時制御機能を果たしている。
【0010】データベースの機密保護機能とは、データ
ベースに対するアクセス要求に対して、要求者が参照あ
るいは更新等のアクセス権限を有しているか否かをチェ
ックする機能である。
【0011】データ正当性確認機能とは、データベース
にデータを書き込む場合に、そのデータの範囲や約束ご
と等をチェックする機能である。
【0012】たとえば、あるデータは正の値でなければ
ならないのに、負の値のデータを書き込むのを検出して
事前に防止する場合があげられる。
【0013】同時制御機能とは、同一のデータベースに
対するアクセス要求が複数同時に生じた場合に、たとえ
ば同一のデータを更新する要求が同時に発生したような
ときに、更新データが失われないように、それらのデー
タ更新要求を整理し、逐次処理するようにする機能であ
る。
【0014】データベースマネージメントシステムは、
図3に示すような複数のクライアントからのアクセス要
求に対して、上記機密保護機能、データの正当性確認機
能、同時実行制御機能を保証するために、それらの要求
を逐次チェックし、整理して記憶媒体へのアクセスを許
可する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のデータ
ベースマネージメントシステムは、すべてのデータ参照
更新要求に対して上述したような管理を行うため、多数
のデータ参照更新要求がほぼ同時に発生した場合には、
これらの要求を逐一チェックし、処理の順序を制御する
ので、全体として処理に時間がかかっていた。
【0016】つまり、同時多発的に発生したデータの参
照更新要求が、データベースマネージメントシステムの
存在によって逐次的にチェックされ、順次処理されるの
で、実際の記憶媒体へのアクセスが逐次処理になり、全
体の処理時間がかかっていたのである。
【0017】一方、従来のデータベースのための記憶装
置は通常ハードディスクを使用していた。
【0018】ハードディスクは、大量のデータを記憶管
理するには好都合であるが、データにアクセスするため
には、当該ハードディスク上の該当する領域に物理的に
アクセスする必要が生じる。物理的にデータにアクセス
するためには、ハードディスクを駆動し、該当する領域
に読み取りヘッドを接近させ、当該領域のデータを読み
取り・書き込みをしなければならない。
【0019】ところが、ハードディスクにおいては読み
取りヘッドはディスク一つに対しては一つのみ備えられ
ているので、そのディスクへのデータアクセスは結局は
逐次的な動作にならざるを得なかった。このため、同時
並行的にデータにアクセスするのには限界があった。
【0020】そこで、本発明が解決しようとする課題
は、データベースマネージメントシステムが果たしてい
たデータの機密保護機能、データの正当性確認機能、同
時実行制御機能を保証しつつ、同時多発的に発生したデ
ータの参照更新要求を同時に処理することができるリア
ルタイムでデータを参照更新するための装置を提供する
ことにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係るリア
ルタイムでデータを参照更新するための装置は、データ
項目と属性との組み合わせによってデータ要素のアドレ
スを定めた定義ファイルを参照してシェアードメモリの
アドレスにデータ要素を格納したデータベースと、クラ
イアントからデータ要素のアドレスを含むデータ参照の
要求を受信し、リアルタイムで前記シェアードメモリの
前記アドレスにアクセスしてデータ要素を取得し、前記
クライアントに返送する少なくとも一つのリードサーバ
ーと、論理データの参照要求を入力し、前記論理データ
を前記シェアードメモリ上の前記データ要素のアドレス
に変換し、前記リードサーバーにデータ参照要求を送信
する少なくとも一つのクライアントと、を有することを
特徴とするものである。
【0022】本願請求項2に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、データ項目と属性との組
み合わせによってデータ要素のアドレスを定めた定義フ
ァイルを参照してシェアードメモリのアドレスにデータ
要素を格納したデータベースと、クライアントからデー
タ要素のアドレスを含むデータ参照の要求を受信し、リ
アルタイムで前記シェアードメモリの前記アドレスにア
クセスしてデータ要素を取得し、前記クライアントに返
送する少なくとも一つのリードサーバーと、論理データ
の参照要求を入力し、前記論理データを前記シェアード
メモリ上の前記データ要素のアドレスに変換し、前記リ
ードサーバーにデータ参照要求を送信してデータ要素を
受信するリクエスト送受信手段と、アプリケーションプ
ログラムから論理データを含む有意情報を入力し、前記
有意情報から論理データを抽出して前記リクエスト送受
信手段に出力し、前記リクエスト送受信手段が受信した
データ要素を前記有意情報に書き込んでアプリケーショ
ンプログラムに出力する有意情報入出力手段と、を有す
る少なくとも一つのクライアントと、を有することを特
徴とするものである。
【0023】本願請求項3に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、請求項1,2の装置にお
いて、論理データを入力し、前記定義ファイルを参照し
てリアルタイムで前記論理データのデータ要素のアドレ
スを算出し、前記シェアードメモリの前記アドレスにア
クセスしてデータ要素を更新する少なくとも一つの更新
サーバーを有することを特徴とするものである。
【0024】本願請求項4に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、請求項3の装置におい
て、前記更新サーバーは、データ要素を前記シェアード
メモリに書き込む前に、データ要素の正当性をチェック
する正当性チェック手段を有していることを特徴とする
ものである。
【0025】本願請求項5に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、データ項目と属性との組
み合わせによってデータ要素のアドレスを定めた定義フ
ァイルを参照してメモリのアドレスにデータ要素を格納
したデータベースを有することを特徴とするものであ
る。
【0026】本願請求項6に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、データ項目と属性との組
み合わせによってデータ要素のアドレスを定めた定義フ
ァイルを参照してシェアードメモリのアドレスにデータ
要素を格納したデータベースと、クライアントからデー
タ要素のアドレスを含むデータ参照の要求を受信し、リ
アルタイムで前記シェアードメモリの前記アドレスにア
クセスしてそのデータ要素を取得し、前記クライアント
に返送する少なくとも一つのリードサーバーと、を有す
ることを特徴とするものである。
【0027】本願請求項7に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、データ項目と属性との組
み合わせによってデータ要素のアドレスを定めた定義フ
ァイルを参照してシェアードメモリのアドレスにデータ
要素を格納したデータベースと、クライアントからデー
タ要素のアドレスを含むデータ参照の要求を受信し、リ
アルタイムで前記シェアードメモリの前記アドレスにア
クセスしてそのデータ要素を取得し、前記クライアント
に返送する少なくとも一つのリードサーバーと、論理デ
ータを入力し、前記定義ファイルを参照してリアルタイ
ムで前記論理データのデータ要素のアドレスを算出し、
前記シェアードメモリの前記アドレスにアクセスしてデ
ータ要素を更新する少なくとも一つの更新サーバーと、
を有することを特徴とするものである。
【0028】本願請求項8に係るリアルタイムでデータ
を参照更新するための装置は、請求項1の装置におい
て、前記クライアントは、少なくとも一つの前記リード
サーバーを指定してデータの参照要求を送信し、前記リ
ードサーバーは前記データ参照要求の指定リードサーバ
ー名を参照し、自らが指定されているデータ参照更新要
求を入力して処理することを特徴とするものである。
【0029】
【発明の実施の形態】次に、本発明による「リアルタイ
ムでデータを参照更新するための装置(データベー
ス)」の実施の形態について以下に説明する。
【0030】図1に本発明による「リアルタイムでデー
タを参照更新するための装置(データベース)」の一実
施形態の構成を示す。
【0031】図1に示すように、本実施形態のリアルタ
イムでデータを参照更新するための装置1(以降リアル
タイムデータベース1と称する)は、シェアードメモリ
からなるデータベース2と、複数のリードサーバー3
と、複数の更新サーバー4と、複数のクライアント5
と、ネットワーク6とからなる。
【0032】データベース2は、データを体系的に記憶
する装置であって、従来のデータベースと異なって物理
的な記憶手段としてメモリを使用する。なお、本発明で
は、複数のサーバー3,4が同時にアクセス可能なメモ
リであることを表すために「シェアードメモリ」と呼
ぶ。
【0033】シェアードメモリは、記憶すべきデータ要
素をそれぞれ特定の番地(アドレス)に記憶する。シェ
アードメモリは、各データ要素の論理的な意味に関わら
ず前記アドレスによって記憶されたデータ要素を管理す
る。シェアードメモリの各アドレスは、一つのデータ要
素を記憶するのに好適な領域の大きさを有しているのが
好ましい。
【0034】シェアードメモリは、複数のメモリの集合
体であってもよい。その場合には、各メモリが所定のデ
ータ要素を記憶し、それぞれ所定のリードサーバー3と
更新サーバー4によってアクセスされるようにする。
【0035】なお、論理的な意味を有するデータ要素と
そのデータ要素が記憶されている物理的なアドレスの対
応は定義ファイル7によって予め定義するようにする。
【0036】定義ファイル7は、論理的な意味を有する
(有意な)データとその物理的なアドレスとを関連づけ
るものである。
【0037】図2に、論理データのシェアードメモリの
アドレスを特定する様子を概念的に示す。
【0038】図2に示すように、データ要素は、データ
項目と属性のマトリックス(組み合わせ)によってアド
レスが定まる。データ項目はたとえばレコードを特定す
るものである。データ項目と属性は、それぞれ行と列の
ように組み合わされ、そのマトリックスの交差点にデー
タ要素を格納する。図2の例では、データ項目2と属性
nのデータはデータ要素mであり、そのアドレスは20
038・・・と定められている。このデータ項目と属性
との組み合わせは定義ファイル7に定められるのであ
る。
【0039】定義ファイル7は、前述のようにデータ要
素とアドレスを一対一に対応させて定義する。すなわ
ち、階層構造をとらずに平面的にデータ要素とアドレス
の対応を定義する。
【0040】これにより、定義ファイル7は、データモ
デルをいったん定めた後は変更することができない従来
の階層モデルやネットワークモデル等の構造型データベ
ースとは異なって、データの項目(レコード)やデータ
の属性の増加減少に応じて定義し直すことができる。デ
ータの項目や属性の増減に対しては、定義ファイル7は
シェアードメモリの容量が許す限り、定義し直すことに
よって自由にデータベースの内容を変更させることがで
きる。
【0041】リードサーバー3は、データベース2から
データを読み出す専用のサーバーである。
【0042】クライアント5との関係では、リードサー
バー3は、クライアント5からデータ要素のアドレスを
含むデータ参照の要求を受信し、リアルタイムでシェア
ードメモリの前記アドレスにアクセスしてそのデータ要
素を取得し、要求元のクライアント5に返送する。
【0043】リードサーバー3は、データ参照の要求を
受信すると、直ちにその要求の中に含まれているデータ
要素のアドレスを読み取り、直接シェアードメモリの当
該アドレスにアクセスしてそこにあるデータを取得し、
データ参照要求の発信元のクライアント5に返送するの
である。
【0044】リードサーバー3は、好ましくは複数機存
在するようにする。リードサーバー3は、上述したよう
な単純な機能を果たすのみであるので、単純な機能に特
化した情報処理手段によって構成することができる。
【0045】更新サーバーは4データベース2に対して
データを更新する専用のサーバーである。
【0046】更新サーバー4は、データソース8から論
理データを入力し、その論理データのデータ項目と属性
を判別し、リアルタイムで定義ファイル7に従って前記
論理データのデータ要素のアドレスを算出する。そし
て、更新サーバー4は、データベース2のシェアードメ
モリの前記算出したアドレスにアクセスしてそのデータ
要素を更新する。
【0047】なお、上記データソース8は情報の発生源
を意味している。データソース8は更新すべきデータを
提供するものである限り、種々のものがあり得る。たと
えば、データソース8は外部の情報をリアルタイムで取
得するネットワークでもよい。また、たとえばデータソ
ース8は、クライアント5などの内部のデータ更新の要
求を受信して更新サーバー4に分配する第三のサーバー
とすることもできる。
【0048】更新サーバー4は、好ましくは正当性チェ
ック手段9を有している。
【0049】正当性チェック手段9は、更新サーバー4
がシェアードメモリにデータ要素を書き込む前に、その
データ要素の正当性をチェックする手段である。
【0050】正当性チェック手段9は、たとえば、正の
値であるはずのデータ要素に対して更新サーバー4が負
の値のデータ要素を入力した場合には、事前に当該デー
タ要素の更新を中止することができる。
【0051】この正当性チェック手段9によるデータ正
当性のチェックにより、本実施形態のリアルタイムデー
タベース1は、データベースに誤ったデータを書き込む
ことを防止するデータ正当性確認機能を保証しているの
である。
【0052】更新サーバー4は、好ましくは複数機存在
するようにする。
【0053】更新サーバー4は、上述したようなアドレ
ス算出とデータ更新のような単純な機能を果たすのみで
あるので、単純な機能に特化した情報処理手段によって
構成することができる。
【0054】また、更新サーバー4は、メモリに対する
アクセスの速さと、その単純な動作によるデータ要素の
更新とにより、データ要素の更新はきわめて短い時間の
間に完了する。このデータ要素へのアクセスと更新の時
間の短さとにより、同一データ要素への更新要求が重な
ることが生じない。
【0055】この更新サーバー4によるデータ要素への
アクセスの速さと更新時間の短さとにより、本実施形態
のリアルタイムデータベース1は、データベースの同時
実行制御機能を保証しているのである。
【0056】リアルタイムデータベース1では、更新サ
ーバー4のみがデータの更新を行うことができる。クラ
イアント5はリアルタイムデータベース1に対してデー
タを参照するのみである。このように、本実施形態のリ
アルタイムデータベース1では、データの更新とデータ
の参照とを別々のサーバーによって行うようにしている
ことにより、リアルタイムデータベース1に記憶管理さ
れるデータが正しいことを保証している。
【0057】クライアント5は、リアルタイムデータベ
ース1から種々のデータ要素を取得してそれらを用いて
ユーザーの要求に応じて種々の情報処理を行う手段であ
る。
【0058】本実施形態のクライアント5は、ユーザー
が参照しようとする論理データをシェアードメモリ上の
データ要素のアドレスに変換し、リードサーバー3にデ
ータ参照要求を送信し、リードサーバー3が取得した最
新のデータ要素を受信して、種々の情報処理に使用す
る。
【0059】クライアント5は、好ましくは図1に示す
ように、リクエスト送受信手段10と、有意情報入出力
手段11と、アプリケーションプログラム12とを有し
ている。
【0060】リクエスト送受信手段10は、リードサー
バー3に所定のデータ要素のアドレスを送信し、該当す
るデータ要素を受信する手段である。
【0061】さらに詳しくは、リクエスト送受信手段1
0は、論理データの参照要求(論理データ)を入力し、
その論理データをシェアードメモリ上のアドレスに変換
し、リードサーバー3に対してデータ参照要求を送信し
てリードサーバー3からデータ要素を受信する。
【0062】リクエスト送受信手段10は定義ファイル
7を参照可能になっており、入力した論理データをシェ
アードメモリ上のアドレスに変換するときは、定義ファ
イル7の定義に従って変換する。
【0063】有意情報入出力手段11は、アプリケーシ
ョンプログラム12が処理しようとする情報で使用する
論理データを抽出してリクエスト送受信手段10に中継
し、その論理データの最新データをリクエスト送受信手
段10から得て、アプリケーションプログラム12が処
理しようとする情報に書き込んでアプリケーションプロ
グラム12に渡す手段である。
【0064】有意情報入出力手段11は、論理データを
抽出し、リクエスト送受信手段10が取り扱いやすいコ
ードに自動的に変換し、リクエスト送受信手段10から
データを取得する機能を有する。
【0065】アプリケーションプログラム12は、クラ
イアント5がユーザーの要求に応じて種々の情報処理を
行う手段である。
【0066】アプリケーションプログラム12は、ユー
ザーが理解しやすい意味を有している情報(有意情報)
で処理を行い、有意情報の中で使用される論理データの
最新データを上述した有意情報入出力手段11とリクエ
スト送受信手段10の作用によってデータベース2から
取得し、これらを用いて処理を行う。
【0067】ネットワーク6は、クライアント5とリー
ドサーバー3の間に介在する通信ネットワークである。
【0068】本発明においては、クライアント5(特定
的にはリクエスト送受信手段10)は、データ参照要求
に処理すべきリードサーバー3を指定してネットワーク
6に送信する。これに対して、リードサーバー3は、ネ
ットワーク6に送信されたデータ参照要求の指定サーバ
ー名を参照し、自機が指定されているデータ参照要求を
入力して処理を行う。
【0069】クライアント5は、一つのデータ参照要求
に複数のリードサーバー3を指定することができる。
【0070】この場合には、指定されたリードサーバー
3のうち、処理する余裕のあるリードサーバー3が当該
データ参照要求を入力して処理を行う。
【0071】このように複数のリードサーバー3を指定
した場合には、指定されたリードサーバー3のいずれか
が故障や処理負荷が高いときは、残りのリードサーバー
3が当該データ参照要求を入力し、処理を行う。これに
より、特定のリードサーバー3に障害が発生した時に
は、他のリードサーバー3が代替して処理をすることが
できる。また、いずれかのリードサーバー3に障害が発
生していないときでも、処理能力に余裕があるリードサ
ーバー3が処理を行うことにより、処理の均等化を図る
ことができる。
【0072】本実施形態のリアルタイムデータベース1
においては、データソース8から更新すべきデータが提
供され、更新サーバー4がそのデータのデータ項目と属
性との組み合わせから定義ファイル7に従ってそのデー
タが記憶されるべきアドレスを算出し、シェアードメモ
リの前記アドレスにアクセスしてそこのデータ要素を更
新する。データの更新機能は、更新サーバー4に限られ
ており、これによってクライアント5が誤ってデータベ
ース2のデータを更新することを防止している。
【0073】このように常時最新データに更新されるデ
ータベース2に対して、クライアント5はデータベース
2から最新データを参照して種々の処理を行う。
【0074】なお、本リアルタイムデータベース1にお
いては、権限なき者がデータベース2を参照するのを防
止するために(機密保護機能)、図示していない認証手
段によって、クライアント5へのログオンを防止するよ
うにする。
【0075】クライアント5では、ユーザーはアプリケ
ーションプログラム12を用いて、ユーザーに理解可能
な論理データで情報処理を行う。
【0076】有意情報入出力手段11は、アプリケーシ
ョンプログラム12が使用する論理データを抽出し、コ
ード変換を行い、リクエスト送受信手段10に出力す
る。
【0077】リクエスト送受信手段10は、論理データ
のコードからその論理データに該当するデータ要素のア
ドレスを算出してデータ参照要求に記入してネットワー
ク6に送信する。
【0078】リードサーバー3はネットワーク6に送信
されたデータ参照要求を監視し、自らが指定されている
データ参照要求を入力し、データベース2のシェアード
メモリの当該アドレスにリアルタイムでアクセスし、そ
こに存在するデータ要素を取得して要求を発したクライ
アント5に返送する。
【0079】リードサーバー3による上記シェアードメ
モリへのアクセスは、ほとんどの場合それぞれ別個のア
ドレスへのアクセスであるため、また、それぞれのアク
セスがきわめて短時間のうちに完了するため、複数のリ
ードサーバー3によるシェアードメモリへのアクセスが
互いに干渉されることがない。
【0080】また、機密保護機能、同時実行制御機能、
データ正当性確認機能等の諸処理が別個の処理によって
保証されている。
【0081】これにより、複数のリードサーバー3によ
るデータベース2へのデータ参照は互いに干渉されるこ
となく同時並行的に、かつ、リアルタイムで処理される
ことができる。
【0082】最新のデータを受信したクライアント5に
おいては、リクエスト送受信手段10が最新データを有
意情報入出力手段11に渡し、有意情報入出力手段11
が論理データに変換して有意情報に書き込んでアプリケ
ーションプログラム12に返す。アプリケーションプロ
グラム12は、上記最新データを含む有意情報を使用し
て種々の処理を行う。
【0083】以上により、ユーザーはクライアント5を
用いて種々の処理を行う場合に、リアルタイムで最新の
データを用いた処理結果を得られるのである。
【0084】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のリアルタイムでデータを参照更新するための装置によ
れば、データ項目と属性との組み合わせによって定めた
アドレスにデータ要素を記憶させたシェアードメモリか
らなるデータベースを有しているので、データベースへ
のアクセスは同時並行的に行うことができ、かつ、参照
や更新の処理がきわめて短い時間で完了する。
【0085】また、本発明のリアルタイムでデータを参
照更新するための装置によれば、データの参照はリード
サーバーによって行い、データの更新は更新サーバーの
みによって行うことができる。このように、データの更
新と参照をそれぞれ別々のサーバーによって行うように
することにより、リードサーバーからデータ参照は一律
に許可する一方、データの更新は更新サーバーのみが行
い得るようにし、データへのアクセス権限のチェックを
単純化し、データベースに記憶管理されるデータが常に
正しいことを保証している。
【0086】また、データ要素へのアクセスと更新の時
間の短さとにより、同一データ要素への更新要求が重な
ることがなく、データベースの同時実行制御機能を保証
することができる。
【0087】また、更新サーバーに正当性チェック手段
を備えることにより、データベースに誤ったデータを書
き込むことを未然に防止でき、データ正当性確認機能を
保証することができる。
【0088】このように、本発明によれば、データベー
スの記憶媒体をメモリとし、かつ、データへの参照更新
はリードサーバーと更新サーバーによってアドレスに対
する直接的なアクセスによって実現している。これによ
り、従来のデータベースマネージメントシステムのよう
に、アクセス要求に対して機密チェックや同時実行制御
等を逐次的に処理する必要がなく、かつ、データモデル
の定義に照らしてデータにアクセス必要がなく、多数の
データ参照要求をリアルタイムで同時に処理することが
できる。
【0089】これにより、たとえば多数のユーザーが同
一のデータを繰り返し使用して処理を行うようなクライ
アントサーバーシステムにおいては、ユーザーは本発明
によるリアルタイムデータベースにより、常に最新の情
報を用いてリアルタイムで種々の処理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるリアルタイムでデー
タを参照更新するための装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明によるデータ要素とシェアードメモリの
アドレスの対応方法を説明する図。
【図3】従来のデータベースの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 リアルタイムデータベース 2 データベース 3 リードサーバー 4 更新サーバー 5 クライアント 6 ネットワーク 7 定義ファイル 8 データソース 9 正当性チェック手段 10 リクエスト送受信手段 11 有意情報入出力手段 12 アプリケーションプログラム

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ項目と属性との組み合わせによって
    データ要素のアドレスを定めた定義ファイルを参照して
    シェアードメモリのアドレスにデータ要素を格納したデ
    ータベースと、 クライアントからデータ要素のアドレスを含むデータ参
    照の要求を受信し、リアルタイムで前記シェアードメモ
    リの前記アドレスにアクセスしてデータ要素を取得し、
    前記クライアントに返送する少なくとも一つのリードサ
    ーバーと、 論理データの参照要求を入力し、前記論理データを前記
    シェアードメモリ上の前記データ要素のアドレスに変換
    し、前記リードサーバーにデータ参照要求を送信する少
    なくとも一つのクライアントと、 を有することを特徴とするリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  2. 【請求項2】データ項目と属性との組み合わせによって
    データ要素のアドレスを定めた定義ファイルを参照して
    シェアードメモリのアドレスにデータ要素を格納したデ
    ータベースと、 クライアントからデータ要素のアドレスを含むデータ参
    照の要求を受信し、リアルタイムで前記シェアードメモ
    リの前記アドレスにアクセスしてデータ要素を取得し、
    前記クライアントに返送する少なくとも一つのリードサ
    ーバーと、 論理データの参照要求を入力し、前記論理データを前記
    シェアードメモリ上の前記データ要素のアドレスに変換
    し、前記リードサーバーにデータ参照要求を送信してデ
    ータ要素を受信するリクエスト送受信手段と、アプリケ
    ーションプログラムから論理データを含む有意情報を入
    力し、前記有意情報から論理データを抽出して前記リク
    エスト送受信手段に出力し、前記リクエスト送受信手段
    が受信したデータ要素を前記有意情報に書き込んでアプ
    リケーションプログラムに出力する有意情報入出力手段
    と、を有する少なくとも一つのクライアントと、 を有することを特徴とするリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  3. 【請求項3】論理データを入力し、前記定義ファイルを
    参照してリアルタイムで前記論理データのデータ要素の
    アドレスを算出し、前記シェアードメモリの前記アドレ
    スにアクセスしてデータ要素を更新する少なくとも一つ
    の更新サーバーを有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のリアルタイムでデータを参照更新するため
    の装置。
  4. 【請求項4】前記更新サーバーは、データ要素を前記シ
    ェアードメモリに書き込む前に、データ要素の正当性を
    チェックする正当性チェック手段を有していることを特
    徴とする請求項3に記載のリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  5. 【請求項5】データ項目と属性との組み合わせによって
    データ要素のアドレスを定めた定義ファイルを参照して
    メモリのアドレスにデータ要素を格納したデータベース
    を有することを特徴とするリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  6. 【請求項6】データ項目と属性との組み合わせによって
    データ要素のアドレスを定めた定義ファイルを参照して
    シェアードメモリのアドレスにデータ要素を格納したデ
    ータベースと、 クライアントからデータ要素のアドレスを含むデータ参
    照の要求を受信し、リアルタイムで前記シェアードメモ
    リの前記アドレスにアクセスしてそのデータ要素を取得
    し、前記クライアントに返送する少なくとも一つのリー
    ドサーバーと、 を有することを特徴とするリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  7. 【請求項7】データ項目と属性との組み合わせによって
    データ要素のアドレスを定めた定義ファイルを参照して
    シェアードメモリのアドレスにデータ要素を格納したデ
    ータベースと、 クライアントからデータ要素のアドレスを含むデータ参
    照の要求を受信し、リアルタイムで前記シェアードメモ
    リの前記アドレスにアクセスしてそのデータ要素を取得
    し、前記クライアントに返送する少なくとも一つのリー
    ドサーバーと、 論理データを入力し、前記定義ファイルを参照してリア
    ルタイムで前記論理データのデータ要素のアドレスを算
    出し、前記シェアードメモリの前記アドレスにアクセス
    してデータ要素を更新する少なくとも一つの更新サーバ
    ーと、 を有することを特徴とするリアルタイムでデータを参照
    更新するための装置。
  8. 【請求項8】前記クライアントは、少なくとも一つの前
    記リードサーバーを指定してデータの参照要求を送信
    し、前記リードサーバーは前記データ参照要求の指定リ
    ードサーバー名を参照し、自らが指定されているデータ
    参照更新要求を入力して処理することを特徴とする請求
    項1に記載のリアルタイムでデータを参照更新するため
    の装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009181308A (ja) * 2008-01-30 2009-08-13 Hamamatsu Photonics Kk ストレージシステム
CN104504105A (zh) * 2014-12-30 2015-04-08 青岛海信网络科技股份有限公司 一种实时数据库的存储方法

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