JPH0876840A - エラー判定方法 - Google Patents

エラー判定方法

Info

Publication number
JPH0876840A
JPH0876840A JP6212347A JP21234794A JPH0876840A JP H0876840 A JPH0876840 A JP H0876840A JP 6212347 A JP6212347 A JP 6212347A JP 21234794 A JP21234794 A JP 21234794A JP H0876840 A JPH0876840 A JP H0876840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error
value
values
output
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6212347A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Otsuji
信也 大辻
Nobuyasu Kanekawa
信康 金川
Shoji Suzuki
昭二 鈴木
Yoshimichi Sato
美道 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6212347A priority Critical patent/JPH0876840A/ja
Publication of JPH0876840A publication Critical patent/JPH0876840A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】エラーが生じた場合でもその影響が非常に小さ
いものであるならば、必要以上にエラーとみなさないエ
ラー判定を行う。 【構成】アナログの入力値(u)をデジタル値に変換(1)
し、制御値を求め(2)、この求めた制御値をアナログ値
に変換後(4)、制御対象(5)に入力し、制御対象からの
出力値(y)をフィードバック制御するものにおいて、複
数の入力値(u(t−2),u(t−1),u(t))は、それ
ぞれ複数の出力値(y(t−2),y(t−1),y(t))
に対応するものとし、これら複数の入力値間の大小関係
と、複数の出力値間の大小関係が等しい場合には、エラ
ーが発生していないとみなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高信頼化が必要となる分
野において、得られた複数の出力値からエラーが発生し
ているかどうかの判定の必要のあるエラー判定方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】高信頼化が必要となる分野において、得
られた複数の出力値からエラーを判定する方法として、
比較や多数決による方法が挙げられる。
【0003】比較によるエラー判定方法とは、比較対象
となる二つの出力値を比較した場合に、値が異なるとエ
ラーが発生しているものと見なす方法である。
【0004】多数決によるエラー判定方法とは、三つ以
上の出力値に対し等しい値が多いものを正しい値とし、
それ以外の値をエラーとして判定する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の手法では、値を
厳密に比較することでエラーの判定を行っていた。
【0006】もし、A/D変換器の量子化誤差のような
特性上不可避な誤差が生じる可能性のある線形システム
では、正常動作時にも出力値が真値と異なる場合があ
る。この誤差は非常に小さいものであり、かつ動作は正
常であるため、この値をエラーと判定してしまうのは過
剰なエラー判定であり、正しいエラー判定とはいえな
い。
【0007】本発明の目的は、そのような過剰なエラー
判定を防止し、正しくエラー判定を行うことを可能とす
るエラー判定方法に関する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、対象となる
線形システムより得られる複数の出力値の大小関係と、
入力値の大小関係もしくは既知であるシステムのプログ
ラムの特性より明らかに想定可能な出力値の大小関係と
を比較することにより達成される。
【0009】
【作用】値の大小関係のみでエラーの判定を行うので、
エラーが発生したとしても、出力値の大小関係と、入力
値の大小関係もしくは既知であるシステムのプログラム
の特性より明らかに想定可能な出力値の大小関係に影響
を与えなうようであるならば、エラーとして判定しな
い。
【0010】これにより不必要なエラーの判定を避け、
正しいエラー判定が可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を以下、図面を用いて説明す
る。
【0012】この実施例ではシステムは、逐次入力され
る入力値に出力値を追従させるフィードバック制御シス
テムであるものとする。ここでは、現在の時刻をtと
し、その時刻の入力値及び出力値をu(t),y(t)と定
義する。
【0013】図1に、本実施例の対象となるシステムの
ブロック図の一例を示す。
【0014】出力の目標値となるアナログの入力値u
は、A/D変換器1によりデジタル値u(t)に変換され
る。このA/D変換器1は、非常に短いサンプリング時
間によりアナログ値からデジタル値に逐次的に変換する
機能を有する。よって、現時刻tより一回前の変換時刻
をt−1とし、以下同様にt−2,t−3…と遡ること
が可能な時系列を持つものとする。このデジタル値u
(t)をデジタル制御部2に入力し制御値を求め、D/A
変換器4に入力して再びアナログの制御値に変換する。
そのアナログの制御値を制御対象5に入力する事で目標
値と等しい出力値yを得る。制御対象5における外乱の
影響を取り除くために出力値をフィードバックする。こ
のフィードバック値は途中A/D変換器6によってデジ
タル値に変換され目標値との偏差を求める為に使用され
る。なお、A/D変換器6は、A/D変換器1と同様の
性能を持ち、A/D変換器1と完全同期で動作するもの
とする。
【0015】図2に、本実施例の時系列における目標値
となる入力値の変化例を示す。
【0016】図2に示す様に、本発明は列車の速度制御
システムの様な、微小時間では急激に入出力値は変化し
ないシステムを対象とする。
【0017】図3に、本システムの入出力関係を示す。
本システムは追従制御の為、図3に示すように入力値,
出力値は互いに等しい関係にある。
【0018】図3に示す様に、入力値側の3点u(t−
2),u(t−1),u(t)の大小関係が、数1の様であ
ったとする。
【0019】
【数1】 u(t−2)<u(t−1)<u(t) …(数1) 各入力値に対応する出力値y(t−2),y(t−1),y
(t)において、数2のように出力値y(t−2),y(t
−1),y(t)の大小関係が数1の入力値u(t−2),
u(t−1),u(t) の大小関係と等しい場合は、エラ
ー判定部3は、これらの値にエラーが発生していないも
のと見なす。これは、微小時間では急激に入出力値は変
化しない前提のため、このような判定法でも十分効果が
ある。
【0020】
【数2】 y(t−2)<y(t−1)<y(t) …(数2) もし、この入力値の大小関係と出力値の大小関係が前提
の関係以外であれば、エラー判定部3はエラーが発生し
ていると見なす。
【0021】同様に今後の時刻t+1,t+2…につい
ても同様にエラー判定を行えば、任意の時刻に対してエ
ラーの判定が行うことができる。
【0022】また、微小時間をとれないようなシステム
についても、疑似的に微小区間を生成することによって
この方式採用することが出きる。例えば、ある時刻tに
おける入力値u(t)に対し新たな値u_1(t),u_u
(t)(u_1(t)<u(t)<u_u(t))を生成し、微
小区間[u_1(t),u_u(t)]において前記方法を
適用することにより同様なエラー判定が行える。
【0023】本発明の第2実施例を、以下、図面を用い
て説明する。
【0024】図4に、本実施例の対象となるシステムの
一例を示す。
【0025】この例で対象とするシステムは、実施例1
のシステムと同様のものであるとする。
【0026】但し、デジタル制御部は2a,2b,2c
の3種の制御部を持ち、各々に3種の制御プログラムf
_u,f_m,f_1が用意されているものとする。こ
の例では、これら各制御部からの出力である制御値は、
それぞれm_u(t),m(t),m_1(t)であり、エラ
ー判定部3にてエラーがないと判定された場合は制御値
m(t)をシステムの制御値とする。
【0027】図5に、入力値u(t)と各プログラムの出
力値m_u(t),m(t),m_1(t)の関係の一例を示
す。この場合、入力値と制御部の出力値の間の関係はと
くに制限はない。
【0028】図5に示されるように、正常動作時には、
これらの三つのプログラムの間には、同一の入力値xを
入力して得られる三つの出力値m_u(t),m(t),m
_1(t)の間に常に数3で示されるような大小関係が必
ず成立することが既知であるものとする。
【0029】
【数3】 m_1(t)<m(t)<m_u(t) …(数3) この既知である大小関係を用いて、実際に得られた各入
力値に対応する出力値m_u(t),m(t),m_1(t)
が、数3で示される既知である大小関係と等しい場合は
エラーが発生していないものと見なす。
【0030】もし、それ以外の場合は、エラーが発生し
ていると見なす。
【0031】これら三つのプログラムは、他目的で用意
されているものを利用してもよいし、必要ならばこの為
に新たに作成してもよい。他目的で用意されているもの
の例として、自動車のトルク制御の為に用意されている
各種モード(低燃費モード,通常モード,パワー重視モ
ード等)を利用することが考えられる。これら各モード
は予め既知な特性を持つので、その特性を利用してこの
方法を適用することが可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、出力値にエラーが生じ
たとしても、それが出力値の大小関係と、入力値の大小
関係もしくは既知であるシステムのプログラムの特性よ
り明らかに想定可能な出力値の大小関係に大きな影響を
与えないような小さな誤差であるならば、エラーとして
判定しないことを可能とする。
【0033】このことにより、必要以上にエラーの判定
を行わないため、従来のエラー判定方法に比べ不必要な
エラーを判定したために要していたエラー処理のオーバ
ーヘッドを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の対象システムのブロック
図。
【図2】本発明の実施例1の時系列における入力値の変
化例を示すグラフ。
【図3】本発明の実施例1の入力値と出力値の関係を示
すグラフ。
【図4】本発明の実施例2の対象システムのブロック
図。
【図5】本発明の実施例2の入力値と制御値の関係を示
すグラフ。
【符号の説明】
1,6…A/D変換器、2…デジタル制御部、2a,2
b,2c…3種類のデジタル制御部、3…エラー判定
部、4…D/A変換器、5…制御対象。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 美道 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線形システムにおいて、複数の入力値の大
    小関係とそれら入力値に対応する複数の出力値の大小関
    係を比較することにより出力値のエラーを判定すること
    を特徴とするエラー判定方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、複数の入力値の大小関
    係の順番とそれら入力値に対応する複数の出力値の大小
    関係の順番が同じもしくは正反対の場合は正常、それ以
    外の場合はエラー発生とみなすエラー判定方法。
  3. 【請求項3】同一の入力値を複数のプラグラムに入力し
    て複数の出力値を得るシステムにおいて、 既知であるプログラムの特性より明らかに想定可能な出
    力値の大小関係と実際に得られた出力値の大小関係を比
    較することにより出力値のエラーを判定することを特徴
    とするエラー判定方法。
  4. 【請求項4】請求項3において、既知であるシステムの
    プログラムの特性より明らかに想定可能な出力値の大小
    関係と得られた出力値の大小関係が等しい場合は正常、
    それ以外の場合はエラー発生とみなすエラー判定方法。
JP6212347A 1994-09-06 1994-09-06 エラー判定方法 Pending JPH0876840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212347A JPH0876840A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エラー判定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6212347A JPH0876840A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エラー判定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0876840A true JPH0876840A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16621039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6212347A Pending JPH0876840A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 エラー判定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0876840A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014011A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Hitachi Ltd 多重系システムの高信頼性制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014011A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Hitachi Ltd 多重系システムの高信頼性制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2267559B1 (en) Method and system for combining feedback and feedforward in model predictive control
EP0217411B1 (en) Apparatus for controlling electric vehicle using induction motor
US4872104A (en) Windup prevention system for a control loop to prevent overshoot
JP4159676B2 (ja) ガスタービン制御方法
US5572547A (en) System for controlling the operating mode of an adaptive equalizer
US6215270B1 (en) Synchronous control device
JPH0876840A (ja) エラー判定方法
US4904912A (en) Control mechanism employing internal model coordination feedforward method
EP1457846B1 (en) Improving stability and response of control systems
Bartolini A robust control design for a class of uncertain non-linear systems featuring a second-order sliding mode
US7109608B2 (en) Advanced smooth transition switch
JP3372894B2 (ja) 摺動抵抗を有する制御系の制御装置
JPH01250103A (ja) 制御方式
JPH0363704A (ja) モデル規範型適応制御器
JPH07219601A (ja) 調節装置
JPH10329585A (ja) 車両の駆動力制御装置
JPH01240903A (ja) 評価関数の重み決定方法
JP2972817B2 (ja) ハイブリッド制御装置
JPS63253402A (ja) プロセス制御装置
JP2950020B2 (ja) 時間比例出力装置
KR0160714B1 (ko) 비례적분 제어방법
JPH05181502A (ja) Piコントローラのリミット値制御方式
CN116248001A (zh) 一种电动汽车、电机的速度控制方法及装置
SU1509971A1 (ru) Устройство дл контрол работы оператора
Konnur Attractor Bubbling, Control, and Desynchronization of Chaotic Systems