JPH087675Y2 - チップ状回路部品マウンタの部品分配装置 - Google Patents
チップ状回路部品マウンタの部品分配装置Info
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- JPH087675Y2 JPH087675Y2 JP1991040315U JP4031591U JPH087675Y2 JP H087675 Y2 JPH087675 Y2 JP H087675Y2 JP 1991040315 U JP1991040315 U JP 1991040315U JP 4031591 U JP4031591 U JP 4031591U JP H087675 Y2 JPH087675 Y2 JP H087675Y2
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- Japan
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- chip
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- component
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、チップ状回路部品を回
路基板上に搭載するチップ状回路部品マウンターにおい
て、容器内にバルク状に収納されたチップ状回路部品を
取り出して回路基板上に搭載する位置に合わせて配置す
るための部品分配装置の改良に関する。
路基板上に搭載するチップ状回路部品マウンターにおい
て、容器内にバルク状に収納されたチップ状回路部品を
取り出して回路基板上に搭載する位置に合わせて配置す
るための部品分配装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、回路基板の所定の位置に
チップ状部品を搭載する場合、図5でに示されたような
自動マウント装置を用い、次のようにして行われてい
た。複数の容器1の中にバルク状に収納されたチップ状
回路部品が一つずつ取り出され、これらがディストリビ
ュータ2に配管された複数本の案内チューブ21を通し
てテンプレート6上の所定の位置に形成された個々の案
内ケース61に案内され、そこに収受される。このテン
プレート6の収納部は、各々のチップ状回路部品を回路
基板に搭載する位置に合わせて配置されており、配置さ
れたチップ状回路部品は、吸着ユニットを有する部品移
動手段により、上記収納部に収納されたときの相対位置
を保持したまま回路基板表面上に移動され、搭載され
る。この時、回路基板には、チップ状回路部品を搭載す
べき位置に予め接着剤を塗布しておき、搭載された上記
回路部品をこの接着剤で仮固定した状態で、半田付けを
行う。
チップ状部品を搭載する場合、図5でに示されたような
自動マウント装置を用い、次のようにして行われてい
た。複数の容器1の中にバルク状に収納されたチップ状
回路部品が一つずつ取り出され、これらがディストリビ
ュータ2に配管された複数本の案内チューブ21を通し
てテンプレート6上の所定の位置に形成された個々の案
内ケース61に案内され、そこに収受される。このテン
プレート6の収納部は、各々のチップ状回路部品を回路
基板に搭載する位置に合わせて配置されており、配置さ
れたチップ状回路部品は、吸着ユニットを有する部品移
動手段により、上記収納部に収納されたときの相対位置
を保持したまま回路基板表面上に移動され、搭載され
る。この時、回路基板には、チップ状回路部品を搭載す
べき位置に予め接着剤を塗布しておき、搭載された上記
回路部品をこの接着剤で仮固定した状態で、半田付けを
行う。
【0003】なお、このテンプレート6の収納部の底面
には通孔が開設されており、回路部品を分配する際に
は、バキュームケース4がテンプレート6の下面に当て
られる。そしてこのバキュームケース4によりテンプレ
ート6の下面が負圧に維持され、前記容器1から案内チ
ューブ21を経てテンプレート6の案内ケース61に至
る空気の流れが形成され、これによって回路部品がテン
プレート6の収納部に強制搬送される。
には通孔が開設されており、回路部品を分配する際に
は、バキュームケース4がテンプレート6の下面に当て
られる。そしてこのバキュームケース4によりテンプレ
ート6の下面が負圧に維持され、前記容器1から案内チ
ューブ21を経てテンプレート6の案内ケース61に至
る空気の流れが形成され、これによって回路部品がテン
プレート6の収納部に強制搬送される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の従来
技術による自動マウント装置では、回路部品の搬送は真
空装置の負圧による吸引力によって行われるため、上記
の図7に示されるように、テンプレート6が気圧によっ
て下方に反ってしまうことがある。この結果、テンプレ
ート6とその上のディストリビュータ2の下面との間に
余分なクリアランスが生じてしまう。そのため、テンプ
レート6とディストリビュータ2とのクリアランスから
空気が入り込んで気圧が上がり、案内チューブ21内に
チップ状回路部品の搬送に十分な空気の流れが発生しな
い。そのため、チップ状回路部品が収納部内に確実に送
られなかったり、例えば図6において実線で示されたチ
ップ状回路部品aのように、チップ状回路部品aが案内
ケース61の中で倒されず、起立してしまうことがあっ
た。
技術による自動マウント装置では、回路部品の搬送は真
空装置の負圧による吸引力によって行われるため、上記
の図7に示されるように、テンプレート6が気圧によっ
て下方に反ってしまうことがある。この結果、テンプレ
ート6とその上のディストリビュータ2の下面との間に
余分なクリアランスが生じてしまう。そのため、テンプ
レート6とディストリビュータ2とのクリアランスから
空気が入り込んで気圧が上がり、案内チューブ21内に
チップ状回路部品の搬送に十分な空気の流れが発生しな
い。そのため、チップ状回路部品が収納部内に確実に送
られなかったり、例えば図6において実線で示されたチ
ップ状回路部品aのように、チップ状回路部品aが案内
ケース61の中で倒されず、起立してしまうことがあっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本考案は前記
目的を達成するため、複数の容器にバルク状に収納され
たチップ状回路部品を取り出して、これらを回路基板上
にマウントする位置に合わせて配置する装置において、
上記複数の容器にバルク状に収納されたチップ状回路部
品を各々所定の位置に案内し、搬送するディストリビュ
ータと、上記ディストリビュータにより案内し、搬送さ
れたチップ状回路部品が収受される収納部を、板状の部
材の上の各々所定の位置に配置したテンプレートと、上
記テンプレートの下面を負圧に維持し、上記ディストリ
ビュータを介して上記テンプレートの収納部へチップ状
回路部品を強制搬送するための空気の流れを形成するバ
キューム手段と、該バキューム手段が上記テンプレート
を下から支持するバックアップピンと、上記ディストリ
ビュータの下面と上記テンプレートの上面との間にそれ
らの間隔を保持するスペーサとを備えてることを特徴と
するチップ状回路部品マウンタの部品分配装置を提供す
る。
目的を達成するため、複数の容器にバルク状に収納され
たチップ状回路部品を取り出して、これらを回路基板上
にマウントする位置に合わせて配置する装置において、
上記複数の容器にバルク状に収納されたチップ状回路部
品を各々所定の位置に案内し、搬送するディストリビュ
ータと、上記ディストリビュータにより案内し、搬送さ
れたチップ状回路部品が収受される収納部を、板状の部
材の上の各々所定の位置に配置したテンプレートと、上
記テンプレートの下面を負圧に維持し、上記ディストリ
ビュータを介して上記テンプレートの収納部へチップ状
回路部品を強制搬送するための空気の流れを形成するバ
キューム手段と、該バキューム手段が上記テンプレート
を下から支持するバックアップピンと、上記ディストリ
ビュータの下面と上記テンプレートの上面との間にそれ
らの間隔を保持するスペーサとを備えてることを特徴と
するチップ状回路部品マウンタの部品分配装置を提供す
る。
【0006】そこで、本考案は、上記の従来技術におけ
る問題点に鑑み、バキュームケースからの真空による吸
引力によってテンプレートが反ることがなく、テンプレ
ートが常に平板状を保つことができるチップ状回路部品
マウンターの部品分配装置を提供することを目的とす
る。
る問題点に鑑み、バキュームケースからの真空による吸
引力によってテンプレートが反ることがなく、テンプレ
ートが常に平板状を保つことができるチップ状回路部品
マウンターの部品分配装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の本考案の目的を達
成するため、本考案では、複数の容器にバルク状に収納
されたチップ状回路部品を取り出して、これらを回路基
板上にマウントする位置に合わせて配置する装置におい
て、上記複数の容器にバルク状に収納されたチップ状回
路部品を各々所定の位置に案内し、搬送するディストリ
ビュータと、上記上記ディストリビュータにより案内
し、搬送されたチップ状回路部品が収受される収納部
を、板状の部材の上の各々所定の位置に配置したテンプ
レートと、上記テンプレートの下面を負圧に維持し、上
記ディストリビュータを介して上記テンプレートの収納
部へチップ状回路部品を強制搬送するための空気の流れ
を形成するバキューム手段とを備え、該バキューム手段
が上記テンプレートを下から支持するためのバックアッ
プピンを備えていることを特徴とするチップ状回路部品
マウンターの部品分配装置が提案される。さらに、この
部品分配装置において、上記ディストリビュータとテン
プレートとの面に、スペーサを設けることもできる。
成するため、本考案では、複数の容器にバルク状に収納
されたチップ状回路部品を取り出して、これらを回路基
板上にマウントする位置に合わせて配置する装置におい
て、上記複数の容器にバルク状に収納されたチップ状回
路部品を各々所定の位置に案内し、搬送するディストリ
ビュータと、上記上記ディストリビュータにより案内
し、搬送されたチップ状回路部品が収受される収納部
を、板状の部材の上の各々所定の位置に配置したテンプ
レートと、上記テンプレートの下面を負圧に維持し、上
記ディストリビュータを介して上記テンプレートの収納
部へチップ状回路部品を強制搬送するための空気の流れ
を形成するバキューム手段とを備え、該バキューム手段
が上記テンプレートを下から支持するためのバックアッ
プピンを備えていることを特徴とするチップ状回路部品
マウンターの部品分配装置が提案される。さらに、この
部品分配装置において、上記ディストリビュータとテン
プレートとの面に、スペーサを設けることもできる。
【0008】
【作用】上記の本考案によるチップ状回路部品マウンタ
ーの部品分配装置によれば、バキューム手段での真空吸
引により、大気圧に押されて下側に反ろうとするテンプ
レートは、上記バキューム手段に備えられたバックアッ
プピンによって下から支持されることから、その歪や反
りの発生が確実に避けられる。このため、案内チューブ
内に空気の十分な空気の流れが形成され、チップ状回路
部品の搬送が確実に行なわれる。また、上記テンプレー
トの収納部でチップ状回路部品が確実に倒伏され、チッ
プ状回路部品の確実な分配が可能になる。
ーの部品分配装置によれば、バキューム手段での真空吸
引により、大気圧に押されて下側に反ろうとするテンプ
レートは、上記バキューム手段に備えられたバックアッ
プピンによって下から支持されることから、その歪や反
りの発生が確実に避けられる。このため、案内チューブ
内に空気の十分な空気の流れが形成され、チップ状回路
部品の搬送が確実に行なわれる。また、上記テンプレー
トの収納部でチップ状回路部品が確実に倒伏され、チッ
プ状回路部品の確実な分配が可能になる。
【0009】さらに、上記ディストリビュータと上記テ
ンプレートとの間にスペーサを設けることにより、上記
バックアップピンの突き上げによるテンプレートの上方
への反りが防止され、テンプレートが浮き上がらない。
こにれより、上記テンプレートを正確な平板上に維持で
きる。
ンプレートとの間にスペーサを設けることにより、上記
バックアップピンの突き上げによるテンプレートの上方
への反りが防止され、テンプレートが浮き上がらない。
こにれより、上記テンプレートを正確な平板上に維持で
きる。
【0010】
【実施例】次に、本考案の実施例の部品分配装置を備え
たチップ状回路部品マウンタについて、図面を参照しな
がら、以下に具体的に詳述する。本考案が適用されるチ
ップ状回路部品のマウント装置全体の概要が図5に示さ
れている。すなわち、チップ状回路部品をバルク状に収
納した容器1が複数配置され、これにチューブ10を介
してエスケープメントである送出部11が接続されてい
る。
たチップ状回路部品マウンタについて、図面を参照しな
がら、以下に具体的に詳述する。本考案が適用されるチ
ップ状回路部品のマウント装置全体の概要が図5に示さ
れている。すなわち、チップ状回路部品をバルク状に収
納した容器1が複数配置され、これにチューブ10を介
してエスケープメントである送出部11が接続されてい
る。
【0011】一方、ディストリビュータ2は、上記送出
部11の下に固定された上側フレーム23と、この下に
平行に配置された下側フレーム22とを有し、これら上
側フレーム23と下側フレーム22とは、四隅の支柱で
互いに平行になるよう連結されている。さらに、上側フ
レーム23と下側フレーム22との間には、チップ状回
路部品を案内、搬送するための可撓性の案内チューブ2
1が複数本配管されている。
部11の下に固定された上側フレーム23と、この下に
平行に配置された下側フレーム22とを有し、これら上
側フレーム23と下側フレーム22とは、四隅の支柱で
互いに平行になるよう連結されている。さらに、上側フ
レーム23と下側フレーム22との間には、チップ状回
路部品を案内、搬送するための可撓性の案内チューブ2
1が複数本配管されている。
【0012】テンプレート6を載せたテンプレート枠6
5を搬送するための移動機構66が備えられ、この移動
機構66により、テンプレート6はディストリビュータ
2の直下とサクションヘッド8の下との間を移動可能に
なっている。このテンプレート6は、図6に示すよう
に、チップ状回路部品aの回路基板への搭載位置に合わ
せて案内ケース61を配設したものであり、案内ケース
61はチップ状回路部品aを収納するための収納部を有
していると共に、その底部に通孔63が開設されてい
る。
5を搬送するための移動機構66が備えられ、この移動
機構66により、テンプレート6はディストリビュータ
2の直下とサクションヘッド8の下との間を移動可能に
なっている。このテンプレート6は、図6に示すよう
に、チップ状回路部品aの回路基板への搭載位置に合わ
せて案内ケース61を配設したものであり、案内ケース
61はチップ状回路部品aを収納するための収納部を有
していると共に、その底部に通孔63が開設されてい
る。
【0013】このテンプレート6は、まず、上記の移動
機構により、上記ディストリビュータ2の下側フレーム
22の下に挿入される。このとき、上記ディストリビュ
ータ2に連結された案内チューブ21の下端が、テンプ
レート6の各々の案内ケース61の上に位置する。また
このとき、テンプレート6の下にはバキュームケース4
が当てられ、このバキュームケース4に配管された排気
ダクト5を通して連結された真空ブロアー(図示せず)
の動作により、テンプレート6の下面側が負圧に維持さ
れる。これにより、上記容器1からチューブ10、送出
部11及び案内チューブ21を通る空気の流れが形成さ
れ、送出部11でチップ状回路部品aが1つずつ逃され
る度に、これが案内チューブ21を通してテンプレート
6上の案内ケース61の収納部内に確実に収容される。
機構により、上記ディストリビュータ2の下側フレーム
22の下に挿入される。このとき、上記ディストリビュ
ータ2に連結された案内チューブ21の下端が、テンプ
レート6の各々の案内ケース61の上に位置する。また
このとき、テンプレート6の下にはバキュームケース4
が当てられ、このバキュームケース4に配管された排気
ダクト5を通して連結された真空ブロアー(図示せず)
の動作により、テンプレート6の下面側が負圧に維持さ
れる。これにより、上記容器1からチューブ10、送出
部11及び案内チューブ21を通る空気の流れが形成さ
れ、送出部11でチップ状回路部品aが1つずつ逃され
る度に、これが案内チューブ21を通してテンプレート
6上の案内ケース61の収納部内に確実に収容される。
【0014】このようにして、ディストリビュータ2の
直下でテンプレート6の各案内ケース61にチップ状回
路部品が各々収受された後、テンプレート6がサクショ
ンヘッド8の下まで移動し、そこで、案内ケース61に
収受されたチップ状回路部品がサクションヘッド8に吸
着される。その後、テンプレートがサクションヘッド8
の下から退避した後、その下にコンベアー7で搬送され
てきた回路基板cが挿入され、サクションヘッド8が、
そのセットノズルの先端に吸着したチップ状回路部品a
を回路基板cの上に搭載する。
直下でテンプレート6の各案内ケース61にチップ状回
路部品が各々収受された後、テンプレート6がサクショ
ンヘッド8の下まで移動し、そこで、案内ケース61に
収受されたチップ状回路部品がサクションヘッド8に吸
着される。その後、テンプレートがサクションヘッド8
の下から退避した後、その下にコンベアー7で搬送され
てきた回路基板cが挿入され、サクションヘッド8が、
そのセットノズルの先端に吸着したチップ状回路部品a
を回路基板cの上に搭載する。
【0015】このような装置において、本考案では、図
1に示すように、テンプレートの下面側に当てられ、テ
ンプレート6の背面を負圧にするバキュームケース4に
複数のバックアップピン41、41…が植設されてい
る。また、図2には、上記バックアップピン41、41
…を取り付けるためのバックアッププレート42が示さ
れている。このプレートの表面に多数の貫通孔43、4
3…が縦横に規則正しく形成されており、この貫通孔4
3、43…の一部または全部に上記バックアップピン4
3、43…の一端を嵌合して取り付ける。バックアップ
ピン41、41…の取り付け位置は、それを嵌合する貫
通孔43、43…を適宜選択しし、回路基板のパターン
の違いに応じて付け替えることが出来る。また、上記バ
ックアッププレート42の貫通孔43、43…のパター
ンを回路基板のパターンに合わせて配置した専用のバッ
クアッププレート42を用いることもできる。
1に示すように、テンプレートの下面側に当てられ、テ
ンプレート6の背面を負圧にするバキュームケース4に
複数のバックアップピン41、41…が植設されてい
る。また、図2には、上記バックアップピン41、41
…を取り付けるためのバックアッププレート42が示さ
れている。このプレートの表面に多数の貫通孔43、4
3…が縦横に規則正しく形成されており、この貫通孔4
3、43…の一部または全部に上記バックアップピン4
3、43…の一端を嵌合して取り付ける。バックアップ
ピン41、41…の取り付け位置は、それを嵌合する貫
通孔43、43…を適宜選択しし、回路基板のパターン
の違いに応じて付け替えることが出来る。また、上記バ
ックアッププレート42の貫通孔43、43…のパター
ンを回路基板のパターンに合わせて配置した専用のバッ
クアッププレート42を用いることもできる。
【0016】図1において、符号44、44…は上記バ
ックアップピン41、41…に設けられた鍔部を示して
おり、この鍔部44、44…によってバックアップピン
41、41…がバックアップボード42の上に所定の高
さに植立される。なお、このバックアップボード42
は、上記バキュームケース4の底面に固定されている。
上述のような本考案の部品分配装置によれば、上記テン
プレート6をバックアプピン41、41…で任意の位置
で下から支えることが出来るようになり、テンプレート
6の反りが防止できる。
ックアップピン41、41…に設けられた鍔部を示して
おり、この鍔部44、44…によってバックアップピン
41、41…がバックアップボード42の上に所定の高
さに植立される。なお、このバックアップボード42
は、上記バキュームケース4の底面に固定されている。
上述のような本考案の部品分配装置によれば、上記テン
プレート6をバックアプピン41、41…で任意の位置
で下から支えることが出来るようになり、テンプレート
6の反りが防止できる。
【0017】さらに図3に示された通り、上記バックア
ップピン41、41…によってテンプレート6が逆に上
側に浮くことを防止するため、上記テンプレート6の上
側面に同テンプレート6とディストリビュータ2の下面
との間の間隔を保持するスペーサ62、62…を設けて
いる。このスペーサ62、62…によれば、テンプレー
ト6の上方への反りを修正することが出来、テンプレー
ト6とディストリビュータ2との間のクリアランスを全
体にわたって一定にすることが可能になる。なお、この
スペーサ62、62…の取付け位置は、上記バックアッ
プピン41、41…の真上でも、それ以外の場所でも構
わない。
ップピン41、41…によってテンプレート6が逆に上
側に浮くことを防止するため、上記テンプレート6の上
側面に同テンプレート6とディストリビュータ2の下面
との間の間隔を保持するスペーサ62、62…を設けて
いる。このスペーサ62、62…によれば、テンプレー
ト6の上方への反りを修正することが出来、テンプレー
ト6とディストリビュータ2との間のクリアランスを全
体にわたって一定にすることが可能になる。なお、この
スペーサ62、62…の取付け位置は、上記バックアッ
プピン41、41…の真上でも、それ以外の場所でも構
わない。
【0018】図4に上記バックアップピン41の変形例
が示されている。すなわち、同図(a)で示したのは、
バックアップピンの先端部にバネ等の弾性部材45を挿
入したものであり、同図(b)は、鍔部44にバネ等の
弾性部材45を挿入したものである。この弾性部材45
は、上記テンプレート6とディストリビュータ2の下面
との間の平行度の狂いを吸収する。なお、上記バックア
ップピン41の先端部分は、上記テンプレート6の表面
を傷つけないように、比較的柔らかい部材で形成すると
よい。
が示されている。すなわち、同図(a)で示したのは、
バックアップピンの先端部にバネ等の弾性部材45を挿
入したものであり、同図(b)は、鍔部44にバネ等の
弾性部材45を挿入したものである。この弾性部材45
は、上記テンプレート6とディストリビュータ2の下面
との間の平行度の狂いを吸収する。なお、上記バックア
ップピン41の先端部分は、上記テンプレート6の表面
を傷つけないように、比較的柔らかい部材で形成すると
よい。
【0019】なお、前記のテンプレート6は、平板の上
に案内ケース61を取り付けてその中に収納部を形成し
ているが、平坦な上面を有する平板の所定の個所に凹部
を形成し、その凹部を収納部として、そこにチップ状回
路部品aを収納するテンプレートを用いることもでき
る。この場合は、テンプレートの上面が平坦であるた
め、これをディストリビュータ2の下に挿入したとき、
その下側フレーム22に密着するようにさせると、前述
のようにテンプレート6上にスペーサ62、62…を設
けた場合と同様にして、バックアップピン41によるテ
ンプレート6の上方への反りが防止できる。
に案内ケース61を取り付けてその中に収納部を形成し
ているが、平坦な上面を有する平板の所定の個所に凹部
を形成し、その凹部を収納部として、そこにチップ状回
路部品aを収納するテンプレートを用いることもでき
る。この場合は、テンプレートの上面が平坦であるた
め、これをディストリビュータ2の下に挿入したとき、
その下側フレーム22に密着するようにさせると、前述
のようにテンプレート6上にスペーサ62、62…を設
けた場合と同様にして、バックアップピン41によるテ
ンプレート6の上方への反りが防止できる。
【0020】
【考案の効果】上記の説明からも明かな様に、本考案に
よるチップ状回路部品マウンターの部品分配装置によれ
ば、テンプレートの下面を負圧にしても、バックアップ
ピンにより、テンプレートの反りが防止される。そのた
め、ディストリビュータの下面と上記テンプレートとの
間に生じる余分なクリアランスに起因する課題が解消さ
れ、チップ状回路部品を確実にテンプレート上の所定の
収納部に起立することなく収受できるようになる。
よるチップ状回路部品マウンターの部品分配装置によれ
ば、テンプレートの下面を負圧にしても、バックアップ
ピンにより、テンプレートの反りが防止される。そのた
め、ディストリビュータの下面と上記テンプレートとの
間に生じる余分なクリアランスに起因する課題が解消さ
れ、チップ状回路部品を確実にテンプレート上の所定の
収納部に起立することなく収受できるようになる。
【図1】本考案の一実施例によるチップ状回路部品マウ
ンターの部品分配装置の要部構造を示す斜視図である。
ンターの部品分配装置の要部構造を示す斜視図である。
【図2】上記の部品分配装置のバックアッププレートの
構造を示す正面図である。
構造を示す正面図である。
【図3】上記の部品分配装置のディストリビュータ、テ
ンプレート及びバックアップボードとが重なった状態の
要部縦断面図である。
ンプレート及びバックアップボードとが重なった状態の
要部縦断面図である。
【図4】上記の部品分配装置のバックアップピンの変形
構造を示す一部断面を含む正面図である。
構造を示す一部断面を含む正面図である。
【図5】上記本考案による部品分配装置を備えたチップ
状回路部品マウンターの構造を示す斜視図である。
状回路部品マウンターの構造を示す斜視図である。
【図6】上記チップ状回路部品マウンターの部品分配装
置のテンプレートの詳細構造を示す断面図である。
置のテンプレートの詳細構造を示す断面図である。
【図7】従来技術によるチップ状回路部品マウンターの
部品分配装置の一例を説明するための側面図である。
部品分配装置の一例を説明するための側面図である。
【図8】上記従来技術のテンプレートの改良された構造
の一例を説明するための斜視図である。
の一例を説明するための斜視図である。
1 容器 2 ディストリビュータ 21 案内チューブ 4 バキュームケース 41 バックアップピン 6 テンプレート 61 案内ケース 62 スペーサ 63 通孔
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の容器にバルク状に収納されたチッ
プ状回路部品を取り出して、これらを回路基板上にマウ
ントする位置に合わせて配置する装置において、上記複
数の容器にバルク状に収納されたチップ状回路部品を各
々所定の位置に案内し、搬送するディストリビュータ
と、上記ディストリビュータにより案内し、搬送された
チップ状回路部品が収受される収納部を、板状の部材の
上の各々所定の位置に配置したテンプレートと、上記テ
ンプレートの下面を負圧に維持し、上記ディストリビュ
ータを介して上記テンプレートの収納部へチップ状回路
部品を強制搬送するための空気の流れを形成するバキュ
ーム手段と、該バキューム手段が上記テンプレートを下
から支持するバックアップピンと、上記ディストリビュ
ータの下面と上記テンプレートの上面との間にそれらの
間隔を保持するスペーサとを備えていることを特徴とす
るチップ状回路部品マウンタの部品分配装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040315U JPH087675Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | チップ状回路部品マウンタの部品分配装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991040315U JPH087675Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | チップ状回路部品マウンタの部品分配装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04125497U JPH04125497U (ja) | 1992-11-16 |
JPH087675Y2 true JPH087675Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=31921406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991040315U Expired - Lifetime JPH087675Y2 (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | チップ状回路部品マウンタの部品分配装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087675Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6391334U (ja) * | 1986-12-04 | 1988-06-13 | ||
JPH06101638B2 (ja) * | 1989-03-07 | 1994-12-12 | 太陽誘電株式会社 | チップ状電子部品マウント方法及び装置 |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP1991040315U patent/JPH087675Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04125497U (ja) | 1992-11-16 |
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Legal Events
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