JPH08765U - 管引抜き工具 - Google Patents

管引抜き工具

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JPH08765U
JPH08765U JP006184U JP618495U JPH08765U JP H08765 U JPH08765 U JP H08765U JP 006184 U JP006184 U JP 006184U JP 618495 U JP618495 U JP 618495U JP H08765 U JPH08765 U JP H08765U
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JP
Japan
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clamp
cylinder
fitting
pressure pin
pipe
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JP006184U
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JP2534864Y2 (ja
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昭 岩井
秀知 笹部
順一郎 日高
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Sugino Machine Ltd
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Sugino Machine Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火力発電所の復水器の冷却水管の側板からの
取り外し作業を、動力工具を使用して作業の合理化を図
ることを目的とする。 【構成】 筒状体を軸方向に二ツ割りしたクランプ金具
の内面に多数の把持用突起を突設し、クランプ金具の外
面をシリンダに近い側がシリンダに遠い側より大径のテ
ーパ面に形成し、内面にクランプ金具テーパ面に係合す
るテーパ面を形成したクランプ台内にクランプ金具を収
容し、クランプ台にクランプ金具押圧用のクランプボル
トをテーパ面に垂直で先端をクランプ金具のテーパ面に
当接するようにして螺着し、クランプ台をシリンダの一
端側に、シリンダ内部に設けたピストンを往復させるバ
ルブとキャップを介して取付け、該バルブの取付座に緩
衝輪を装着し、シリンダの他端にブッシュを介在させて
加圧ピンを挿入し、該加圧ピンの一端を、シリンダ端面
に当接させた引金具に嵌合させ、該加圧ピンに加えられ
たピストンの打撃力がクランプ金具にも同じ方向に伝達
するように前記引金具と前記クランプ台とをタイボルト
で連結した管引抜き装置とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、管引抜き工具に関し、特に、火力発電所の復水器の冷却水管の側板 からの取り外しについてのものである。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所の蒸気タービンで仕事した蒸気を冷却する設備として復水器がある 。この復水器には側板間に多数本の細い冷却水管が架設されている。冷却水管は 復水器用銅合金としてJISに規格されているが、管外径は普通19mm・20mm・25 mmで、肉厚はいずれも1.0 あるいは1.2 mmである。両側の側板には黄銅板が用い られ、この側板には冷却水管の管端を嵌入してから拡開し側板に固着させている 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
経年劣化で復水器の冷却水管を取り替える工事がある。取替え頻度と取替え本 数はまちまちであるが、年度により千本単位の取り替え作業が必要となる。細い 冷却水管の取替え作業は動力工具を使用せず、すべて手作業で実施している。 この手作業のうち冷却水管を側板から半径方向で離す絞りと、側板から軸方向 に離す引抜き作業に動力工具を使用して作業の合理化を図る必要がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本考案は、上記の事情に鑑み、筒状体を軸方向に二ツ割りしたクラン プ金具の内面に多数の把持用突起を突設し、クランプ金具の外面をシリンダに近 い側がシリンダに遠い側より大径のテーパ面に形成し、内面にクランプ金具テー パ面に係合するテーパ面を形成したクランプ台内にクランプ金具を収容し、クラ ンプ台にクランプ金具押圧用のクランプボルトをテーパ面に垂直で先端をクラン プ金具のテーパ面に当接するようにして螺着し、クランプ台をシリンダの一端側 に、シリンダ内部に設けたピストンを往復させるバルブをキャップを介して取付 け、該バルブの取付座に緩衝輪を装着し、シリンダの他端にブッシュを介在させ て加圧ピンを挿入し、該加圧ピンの一端を、シリンダ端面に当接させた引金具に 嵌合させ、該加圧ピンに加えられたピストンの打撃力がクランプ金具にも同じ方 向に伝達するように前記引金具と前記クランプ台とをタイボルトで連結した管引 抜き装置とした。
【0005】
【作用】
本考案の管引抜き工具は、一端側に取付けたクランプ金具とクランプボルトと により管を把持させ、打撃力をシリンダの他端側に伝えるようにした構造のエア ハンマで管を引き抜く。
【0006】
【実施例】
本考案を添付する図面に示す具体的実施例に基づいて以下詳細に説明する。 復水器の側板間に細い冷却水管を架設し、管端を拡開させて管を側壁に固定し てある。 本考案の管絞り工具で冷却水管1を図1に示す断面から図2に示す断面になる ように絞り込ませる。
【0007】 次に、絞り込んだ管1を復水器の側板から引抜く管引抜き工具について図3お よび図4により述べる。 絞り込んだ管1の管端を把持するクランプ金具31は、筒状体を軸方向に二ツ割 りし、内面に多数の把持用突起32を突設し、外面をシリンダ41に近い側がシリン ダ41に遠い側より大径のテーパ面33に形成する。
【0008】 内面をテーパ面33に係合するテーパ面34を形成したクランプ台35内にクランプ 金具31を収容する。クランプ台35にクランプ金具31外周面に当接させる。 管引抜き工具のシリンダ41の一端にはキャップ42を外嵌めして六角穴付止ネジ 43で螺締する。前記クランプ台35とキャップ42の間に間隔輪44を介在させて、シ リンダ41の他端面に引金具45を当接させ、タイボルト46によりクランプ台35と引 金具45とを連結する。
【0009】 シリンダ41内ではピストン47が摺動する。シリンダ41の他側にはブッシュ49を 介在させて加圧ピン50が圧入され、前記引金具45にピストン47の衝撃力を伝達す る。符号48は吊金具である。 この重量軽減は通常の同能力品に比べ約半減したものである。通常は強度確保 のため、比重の高い鋼材を使用するが、シリンダ41の一端にバルブ52を取付け、 バルブ52の取付座に緩衝輪53を装着し、ピストン47が後退端に (図の位置に) 戻 ったときの衝撃を軽減し、軽量金属でも耐久を確保できるように工夫している。
【0010】 復水器の側板に固着していた管1の管端を絞り込んで半径方向に離して後、絞 り込んだ管1の一方の管端面をエアハンマなどで復水器内に押し込み、管1の他 の管端を側板より突出させる。 クランプボルト36をテーパ面に垂直になるようにしてクランプ台35に螺着して クランプボルト36の先端をクランプ金具31のテーパ面に当接させる。
【0011】 突出した管1の管端を、クランプ台35内の二ツ割りのクランプ金具31で把持さ せ、クランプボルト36を締め込むと、クランプ金具31を押圧して、クランプ金具 31の内面の突起32は管1にくい込み把持する。 ここで、管引抜き工具を作用させると、ピストン47が摺動して加圧ピン50を打 撃し、その動力は引金具45に伝達されて管引抜き工具を図で左側へ移動させて管 1を復水器の側板から引き抜く。
【0012】 この管引抜き工具の動力で管1が側板から抜けない時は、引金具45の孔51にワ イヤをかけてウインチにより引き抜く。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、上述のように、筒状体を軸方向に二ツ割りしたクランプ金具の内面 に多数の把持用突起を突設し、クランプ金具の外面をシリンダに近い側がシリン ダに遠い側より大径のテーパ面に形成し、内面にクランプ金具テーパ面に係合す るテーパ面を形成したクランプ台内にクランプ金具を収容し、クランプ台にクラ ンプ金具押圧用のクランプボルトをテーパ面に垂直で先端をクランプ金具のテー パ面に当接するようにして螺着し、クランプ台をシリンダの一端側に、シリンダ 内部に設けたピストンを往復させるバルブとキャップを介して取付け、該バルブ の取付座に緩衝輪を装着し、シリンダの他端にブッシュを介在させて加圧ピンを 挿入し、該加圧ピンの一端を、シリンダ端面に当接させた引金具に嵌合させ、該 加圧ピンに加えられたピストンの打撃力がクランプ金具にも同じ方向に伝達する ように前記引金具と前記クランプ台とをタイボルトで連結した管引抜き装置であ るので、管の側板からの引き抜きを動力を用いて行うことができる。
【0014】 また、冷却管の引抜き時間について表1に示すようになり作業時間の短縮がは かれる。
【0015】
【表1】
【0016】 すなわち、引抜き時の渋滞率がほとんどなくなり、大幅な作業時間短縮となる 。 以上のように、本考案によれば、冷却管の取替え工事において、冷却管引抜き 工具を使用すれば、復水器の管板に損傷を与えることなく、また、作業員の技量 に左右されないで冷却管の引抜き作業を短時間に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管の絞り込み前の縦断面図である。
【図2】管の絞り込み後の縦断面図である。
【図3】管引抜き工具の縦断面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【符号の説明】
31…クランプ金具 32…突起 33…テーパ面 34…テーパ面 35…クランプ台 36…クランプボルト 52…バルブ 53…緩衝輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 笹部 秀知 富山県滑川市中野島1800番地 株式会社ス ギノマシン滑川工場内 (72)考案者 日高 順一郎 大阪市北区芝田二丁目1番18号 株式会社 スギノマシン大阪営業所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状体を軸方向に二ツ割りしたクランプ
    金具の内面に多数の把持用突起を突設し、クランプ金具
    の外面をシリンダに近い側がシリンダに遠い側より大径
    のテーパ面に形成し、内面にクランプ金具テーパ面に係
    合するテーパ面を形成したクランプ台内にクランプ金具
    を収容し、クランプ台にクランプ金具押圧用のクランプ
    ボルトをテーパ面に垂直で先端をクランプ金具のテーパ
    面に当接するようにして螺着し、クランプ台をシリンダ
    の一端側に、シリンダ内部に設けたピストンを往復させ
    るバルブとキャップを介して取付け、該バルブの取付座
    に緩衝輪を装着し、シリンダの他端にブッシュを介在さ
    せて加圧ピンを挿入し、該加圧ピンの一端を、シリンダ
    端面に当接させた引金具に嵌合させ、該加圧ピンに加え
    られたピストンの打撃力がクランプ金具にも同じ方向に
    伝達するように前記引金具と前記クランプ台とをタイボ
    ルトで連結した管引抜き装置。
JP1995006184U 1995-06-21 1995-06-21 管引抜き工具 Expired - Lifetime JP2534864Y2 (ja)

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JPH08765U true JPH08765U (ja) 1996-05-07
JP2534864Y2 JP2534864Y2 (ja) 1997-05-07

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011064277A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Izumi Products Co 管の引き抜き工具
KR101480717B1 (ko) * 2013-12-24 2015-01-09 두산중공업 주식회사 발전기 쿨러 인입/인출 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011064277A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Izumi Products Co 管の引き抜き工具
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JP2534864Y2 (ja) 1997-05-07

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