JPH087642B2 - ディジタルファンクションジェネレータ - Google Patents

ディジタルファンクションジェネレータ

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JPH087642B2
JPH087642B2 JP3173088A JP3173088A JPH087642B2 JP H087642 B2 JPH087642 B2 JP H087642B2 JP 3173088 A JP3173088 A JP 3173088A JP 3173088 A JP3173088 A JP 3173088A JP H087642 B2 JPH087642 B2 JP H087642B2
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愛一 片山
健二 中津川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジタルファンクションジェネレータ、
特に波形データが格納されている波形メモリを備え、外
部から設定された波形条件に従い波形メモリからその波
形データを読み出し、任意の信号波形を発生させる信号
発生器において、高周波領域まで任意の信号波形を発生
できるようにしたディジタルファンクションジェネレー
タに関するものである。
〔従来の技術〕
従来のディジタルファンクションジェネレータは、第
8図に示された構成により任意の信号波形f(t)を発
生させていた。すなわち、波形メモリ1にはそのアドレ
ス上に波形データ、例えば第10図図示の如く、波形の位
置を表わす波形データf(θ)が予め格納されてお
り、アドレス発生回路2で発生されたアドレスで該波形
メモリ1をアクセスし、その波形データf(θ)を読
み出す。そしてディジタル−アナログ変換器6で波形メ
モリ1から読み出された波形データf(θ)をアナロ
グ化して所望の信号波形f(t)を得ていた。アドレス
発生回路2は、いわゆるアキュムレータであり、加算器
3とレジスタ4とで構成されている。加算器3には外部
のレジスタ5から出力されるデータすなわち、波形メモ
リ1に記憶された波形メモリを読み出すアドレス間隔を
決定する位相きざみ(以下、単に「位相きざみ」とい
う。)Δθと、とレジスタ4から出力される波形メモリ
1をアクセスするアドレスθとを加算し、その加算値
A=θi+1=θ+Δθを動作クロックでレジスタ4に
設定する。アドレス発生回路2は上記説明の如くアキュ
ムレータであるので、動作クロックが入力される毎に位
相きざみΔθを累積し、θi+1=θ+Δθのアドレス
を順次出力する。レジスタ5には外部から前記位相きざ
みΔθが設定される様になっており、この位相きざみΔ
θの設定により、波形メモリ1をアクセスするアドレス
の読み出し間隔が決定され、後に説明する様に信号波
形、すなわち出力波形の波形形状及びその周期が決定さ
れる。
今、例えばレジスタ5に位相きざみΔθ=1が設定さ
れたものとすると、該レジスタ5から加算器3へΔθ=
1が出力される。レジスタ4に最初に設定されているア
ドレスをθ=lとすると、アドレス発生回路2は動作ク
ロックに対応して位相きざみΔθ=1を順に累積し、l
+1,l+2,……,l+kを発生する。これらのアドレスで
波形メモリ1が順にアクセスされるようになっているの
で、該波形メモリ1からは、動作クロックに対応して各
アドレス上の波形データf(l+1),f(l+2),…
…,f(l+k)が順に読み出される。これらの波形デー
タf(l+1),f(l+2),……,f(l+k)は、デ
ィジタル−アナログ変換器6でアナログ化され、アナロ
グ信号f(t)の信号波形が第11図図示の如く発生す
る。
また、レジスタ5に設定される位相きざみΔθ=M
(Mは任意の正の整数)に設定されると、該Δθ=Mが
累積されることとなり、アドレス発生回路2はl+M,l
+2M,……,l+kMの各アドレスを順に発生する。従って
動作クロック毎に、波形メモリ1から波形データf(l
+M),f(l+2M),……f(l+kM)が読み出され、
ディジタル−アナログ変換器6でアナログ化されると、
第12図示の信号波形が得られる。
そして周期関数の信号波形を得るために、波形メモリ
1には第10図図示の如く、波形データf(0),f
(1),f(2),……,f(N−1)から成るNポイント
の波形データが格納されており、アドレス発生回路2は
モジューロN(moduloN以下mod.Nと略記する)で動作す
るように構成されている。このアドレス発生回路2のmo
d.Nの動作について、第9図を用いて説明すると次の如
くである。すなわち、|Δθ|<N,|θ|<Nの2つの
或る値、すなわち位相きざみΔθとアドレスθとが加算
器3に入力されたとき、該加算器3で加算された加算値
A=Δθ+θが|Δθ+θ|<Nのときには、動作クロ
ックに対応してレジスタ4から該加算値A=Δθ+θが
出力され、該加算値A=Δθ+θが|Δθ+θ|≧Nの
ときには、該加算値A=Δθ+θをNで割算し、その余
りSをレジスタ4に設定し、レジスタ4からこの余りS
を出力する。
mod.Nの具体例を挙げると、例えばN=100,Δθ=10,
θ=5としたとき、動作クロックに対応してレジスタ4
から15,25,35,……,95が順に出力され、次に105となる
べき所が、該105を100で割ったときの余りS=5がレジ
スタ4に設定され、レジスタ4から5が出力される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来のディジタルファンクションジェネ
レータでは、高周波の信号波形を発生させることができ
ない欠点があった。すなわち第8図に示された従来の回
路構成において、出力周波数を高くするには動作クロッ
クの速度を上昇させればその出力周波数は高くなるが、
次の理由により高周波への限界があった。つまり、レジ
スタ4がその動作指示を与えられてからアドレスθを出
力するまでの時間をt1,加算器3がアドレスθと位相き
ざみΔθとを加算し、そしてその加算値A=θ+Δθが
安定するまでの時間をt2,及び次の動作クロックにより
レジスタ4が該加算値A=θ+Δθを記憶可能な状態に
なるまでの時間をt3としたとき、その合計時間はt1+t2
+t3となるが、アドレス発生回路2のアキュムレータを
正常に動作させて安定したアドレスを発生させるその発
生間隔は、前記合計時間t1+t2+t3よりも短かくするこ
とができないため、波形メモリ1をアクスセする高速化
への限界が生じ、高周波領域の信号波形を発生できなか
った。
本発明は、上記の欠点を解決することを目的としてお
り、アドレス発生回路2を複数個設けることにより、前
記加算器3とレジスタ4とのアキュムレータの動作時
間、すなわち前記合計時間t1+t2+t3に起因する制限を
実質的に各アドレス発生回路に分散、具体的には、位相
きざみに相当するアドレスを発生する手段を各アドレス
発生回路に分散させ、高周波領域の信号波形を発生させ
ることが可能なディジタルファンクションジェネレータ
を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、波形データが格納された
波形メモリを備え、外部から設定された条件に従い、外
部から入力した動作クロックに対応してアドレスを発生
させて波形メモリから波形データを読み出し、任意の信
号波形を出力するようにしたディジタルファンクション
ジェネレータにおいて、前記波形メモリをアクセスする
ためのアドレスを順番に発生させる複数個Pのアドレス
発生回路と、これら複数個Pの各アドレス発生回路に、
それぞれの初期値を設定すると共に、信号波形の波形形
状を定めるために各アドレス発生回路のアドレスを歩進
する間隔を決定する加算係数(以下、単に「加算係数」
という。)を設定する初期値設定部と、動作クロックを
分周し、該動作クロックのP個毎に前記アドレス発生回
路の各アドレスを前記加算係数でそれぞれ歩進させる分
周回路と、複数個Pの各アドレス発生回路から発生され
たアドレスに基づいて、前記波形メモリから波形データ
を読み出し、該波形データからアナログ化された信号波
形を合成する波形発生合成部とを備えている。そして該
波形発生合成部は、複数個Pの各アドレス発生回路から
発生されたアドレスを、動作クロックに応答して順次切
り換えるアドレス切換器と、該アドレス切換器から出力
されるアドレスで波形データが順次読み出される波形メ
モリと、該波形メモリから読み出された波形データをア
ナログ変換するディジタル−アナログ変換器とを備えて
いる。また前記波形発生合成部は、複数個Pの各アドレ
ス発生回路に対応して設けられた複数個Pの波形メモリ
と、これら複数個Pの各波形メモリから読み出された波
形データを、動作クロックに応答して順次切り換える波
形データ切換器と、該波形データ切換器から出力される
波形データをアナログ変換するディジタル−アナログ変
換器とを備えていてもよい。また前記波形発生合成部
は、複数個Pの各アドレス発生回路に対応して設けられ
た複数個Pの波形メモリ及びディジタル−アナログ変換
器と、これら複数個Pの各波形メモリから読み出され、
アナログ変換された波形成分を、動作クロックに対応し
て順次切り換える波形成分切換器とを備えていてもよ
い。
以下図面を参照しながら本発明の一実施例を説明す
る。
〔実施例〕
第1図は本発明に係るディジタルファンクションジェ
ネレータの基本実施例構成図、第2図はそのタイムチャ
ート、第3図は初期値設定部の一実施例構成、第4図は
第3図のタイムチャート、第5図ないし第7図は本発明
に係るディジタルファンクションジェネレータの一実施
例構成を示している。
第1図において、1は第8図のものに対応しており、
2−1ないし2−Pはアドレス発生回路であって第8図
のアドレス発生回路2に対応し、それぞれ加算器3及び
レジスタ4を備えアキュムレータを構成している。11は
波形発生合成部、12はレジスタ、13は初期値設定部、14
は分周回路を表わしている。
波形発生合成部11は波形メモリ1を備えており、アド
レス発生回路2−1ないし2−Pから発生されたアドレ
スで順番に該波形メモリ1がアクセスされるようになっ
ている。そして該波形メモリ1から読み出された波形デ
ータを基にアナログ変換され、アナログ信号の信号波形
f(t)が出力されるようになっている。
レジスタ12は初期値設定部13から入力される加算係数
S0(該加算係数S0については後程詳しく説明する)を受
け、所定のタイミングにアドレス発生回路2−1ないし
2−Pへ加算係数S0を供給するようになっている。
初期値設定部13は外部から設定される位相きざみΔθに
基づき、アドレス発生回路2−1ないし2−Pに初期値
S1ないしSPをそれぞれ出力すると共に、前記アドレス12
へ加算係数S0を出力する。
これらの初期値S1とS2、S2とS3、・・、SP-1とSP、SP
とS1+S0、・・・は位相きざみΔθの値となる。
分周回路14は動作クロックを受け、アドレス発生回路
2−1ないし2−Pに対応した数、すなわちPの分周比
で動作クロックを分周し、P個の動作クロック受領毎に
アドレス発生回路2−1ないし2−Pの各アドレスをそ
れぞれ歩進させる分周クロックを出力する。また該分周
回路14は動作クロックに同期して、波形発生合成部11に
入力されたアドレス発生回路2−1ないし2−Pの各ア
ドレスを順番に切り換えさせる切換信号等を波形発生合
成部11へ出力している。
第1図の動作を説明する前に、本発明のディジタルフ
ァンクションジェネレータによる任意の信号波形f
(t)の発生原理を説明しておく。
第8図で既に説明した如く、第10図の横軸で表わされ
るアドレスθ上には、該アドレスθに対応してその
波形データf(θ)が波形発生合成部11内の波形メモ
リ1に格納されているので、M個目(Mは正の整数)ご
とのアドレスで波形メモリ1を動作クロックに対応して
アクセスすると、第12図の信号波形が発生する。ただし
l=0としている。以下の説明についてもl=0で説明
する。
今、第1図図示のアドレス発生回路2−1に「0」の
アドレスを発生させ、アドレス発生回路2−2に「M」
のアドレスを発生させ、以下同様にしてアドレス発生回
路2−Pに「(P−1)M」のアドレスを発生させる。
そして動作クロックに対応してアドレス発生回路2−1
ないし2−Pのそれぞれに発生している各アドレスで波
形メモリ1をアクセスするようにしておく。次の2巡目
までにアドレス発生回路2−1には、「PM」のアドレス
を発生させておき、アドレス発生回路2−2には「(P
+1)M」のアドレスを発生させておき、以下同様にア
ドレス発生回路2−Pには「(2P−1)M」のアドレス
を発生させておく。そして第1巡目のアドレス発生回路
2−Pの「(P−1)M」のアドレスで波形メモリ1の
アクセスを終了したとき、既に用意されている第2巡目
のアドレス発生回路2−1の「PM」のアドレスで波形メ
モリ1をアクセスするようにしておく。次に第2巡目の
既に用意されているアドレス発生回路2−2の「(P−
1)M」のアドレスで波形メモリ1をアクセスさせ、以
下同様にアドレス発生回路2−Pの「(2P−1)M」の
アドレスで波形メモリ1をアクセスさせ、続いて第3巡
目の既に用意されているアドレス発生回路2−1の「2P
M」のアドレスで波形メモリ1をアクセスさせる。この
様にP個のアドレス発生回路2−1ないし2−Pを用
い、動作クロックに対応して順番にそのアドレスで波形
メモリ1から波形データを読み出せば、第12図図示の信
号波形が得られる。この時各アドレス発生回路2−1な
いし2−Pは、次の波形メモリ1をアクセスする順まで
に次のアクセスすべきアドレスを発生しておけばよいの
で、アドレス発生回路2−1ないし2−Pは従来に比べ
1/Pの低速動作でよく、従って従来のアドレス発生回路
が1個の構成のときに比べP倍の動作クロックに応答し
て各アドレス発生回路2−1ないし2−Pを動作させれ
ば、P倍の高周波を発生させることができるようにな
る。
上記説明から明らかな様に波形メモリ1をアクセスす
る第1巡目のアドレス発生回路2−1には「0」のアド
レスが発生し、アドレス発生回路2−2には「M」のア
ドレスが発生し、以下同様にアドレス発生回路2−Pに
は「(P−1)M」のアドレスが発生するようにしてお
かなければならないが、これらの初期値「0」,
「M」,……,「(P−1)M」は、第3図の初期値設
定部の一実施例構成によってそれぞれ設定される。
第3図の初期値設定部13を、まず一般論で説明する。
該初期値設定部13は、第1図に示されたレジスタ12へ加
算係数S0を出力し、またアドレス発生回路2−1ないし
2−Pへその初期値S1ないしSPをそれぞれ出力するよう
になっている。
第3図において、15はレジスタ、16は加算器、17−1
ないし17−Pはレジスタを表わし、加算器16とレジスタ
17−Pとでアクムレータを構成している。なお前記レジ
スタ17−1ないし17−Pは、第1図のアドレス発生回路
2−1ないし2−Pに各初期値S1ないしSPをそれぞれ設
定するため、アドレス発生回路2−1ないし2−Pと同
数のP個で構成されている。レジスタ15には位相きざみ
Δθがセットされる。
ここで、位相きざみΔθ、初期位相θ、加算係数S0
は前もって外部から入力される値である。また初期設定
用クロックは第1図の動作クロックと同期している。前
記位相きざみΔθは、第10図に示された横軸のアドレス
θにおいて、何個目ごとのアドレスを選択してゆくか
を定める要素となっており、該位相きざみΔθの選定に
よって、前述の如くその信号波形が定まり、その周期も
定まる(動作クロックが一定の場合)。従って該位相き
ざみΔθにΔθ=Mが選定されると、第10図に示された
横軸のアドレスθにおいて、M個目ごとのアドレスが
選定されることになり、さらに初期位相θが指定され
ると、該初期位相θを先頭アドレスとして、θ+M,
θ+2M,……のアドレスで波形発生合成部11内の波形
メモリ1がアクセスされる。該位相きざみΔθ=Mで波
形発生合成部11内の波形メモリ1がアクセスされたと
き、第12図に示された波形となることは言うまでもな
い。
第3図に示された回路構成の動作を説明すると次の如
くである。
第4図に示されたタイムチャートの様に、初期設定用
クロック#1によって、初期位相θがレジスタ17−P
にセットされ、また位相きざみΔθがレジスタ15にセッ
トされる。次の初期設定用クロック#2によって、前記
レジスタ17−Pにセットされた初期位相θは、次段の
レジスタ17−(P−1)にシフトされると共に、加算器
16でレジスタ15にセットされている位相きざみΔθと加
算され、その加算値θ+Δθがレジスタ17−Pにセッ
トされる。この様に初期設定用クロック毎にレジスタ17
−1ないし17−Pにそれぞれセットされる内容がレジス
タ17−Pから17−1の方向に向けてシフトされて行く。
従って初期設定用クロック#Pにより、レジスタ17−1
にはθがセットされ、レジスタ17−2にはθ+Δθ
がセットされる。以下レジスタ17−Pの方向に位相きざ
みΔθづつ増えた値が順にそれぞれのレジスタにセット
され、レジスタ17−Pにはθ+(P−1)Δθがセッ
トされる。この初期設定用クロック#Pで各レジスタ17
−1ないし17−Pにそれぞれセットされた内容が初期値
S1ないしSPであり、次の初期設定用クロック、すなわち
第1図に図示された分周クロックで初期値設定部13から
出力されているこれらの初期値S1ないしSP、アドレス発
生回路2−1ないし2−Pにそれぞれ設定される。なお
このとき初期値設定部13からレジスタ12へ加算係数S0
送られており、該加算係数S0が該レジスタ12に設定され
る。
前述の様に、外部から位相きざみΔθにΔθ=Mが選
定され、初期位相θにθ=0が入力されると、アド
レス発生回路2−1に設定される初期値S1はS1=0とな
り、アドレス発生回路2−2に設定される初期値S2はS2
=Mとなり、以下同様にアドレス発生回路2−Pに設定
される初期値SPはSP=(P−1)Mとなる。またレジス
タに設定される加算係数S0は、アドレス発生回路2−1
ないし2−PのP個に位相きざみΔθの値を掛けたS0
PMとなる。
この様にして、初期値設定部13からレジスタ12へ演算
ステップS0=MPが設定され、アドレス発生回路2−1な
いし2−Pに初期値S1=0,S2=M,……,SP=(P−1)
Mがそれぞれ設定される。
次に第2図(a)のタイムチャートを用いて第1図の
動作を説明する。
#1分周クロックによって上記説明のとおり、レジス
タ12に加算係数S0=MPが設定され、アドレス発生回路2
−1ないし2−Pに初期値S1=0,S2=M,……,SP(P−
1)Mがそれぞれ設定される。アドレス発生回路2−1
ないし2−Pにそれぞれ設定された初期値S1ないしS
Pは、波波形発生合成部11に入力される。そして波形発
生合成部11に入力された動作クロック#1によって、ア
ドレス発生回路2−1が出力しているアドレスS1が選ば
れ、該アドレスS1、すなわちアドレス0で波形メモリ1
がアクセスされる。次の動作クロック#2によって、ア
ドレス発生回路2−2が出力しているアドレスS2が選ば
れ、該アドレスS2、すなわちアドレスMで波形メモリ1
がアクセスされる。以下同様にして、アドレス発生回路
順に波形メモリ1をアクセスするアドレスが切り換えら
れる。動作クロック#Pによって、アドレス発生回路2
−Pが出力している一巡目の最終アドレスSPが選ばれ、
該アドレスSP、すなわちアドレス(P−1)Mで波形メ
モリ1がアクセスされるが、該動作クロック#Pの次の
動作クロック#(P+1)までの間に、各アドレス発生
回路2−1ないし2−Pではレジスタ12に設定されてい
る加算係数S0をそれぞれ累積している。すなわちアドレ
ス発生回路2−1内の加算器は、レジスタ12に設定され
ている加算係数S0と初期値S1との加算S0+S1=PMを終っ
ており、アドレス発生回路2−2内の加算器も、レジス
タ12に設定されている加算係数S0と初期値S2との加算S0
+S2=(P+1)Mを終っている。同様にして、アドレ
ス発生回路2−P内の加算器も、レジスタ12に設定され
ている加算係数S0と初期値SPとの加算S0+SP=(2P−
1)Mを終っている。従って分周回路14から出力される
#2分周クロックによって各アドレス発生回路2−1な
いし2−P内のアキュムレータを構成するレジスタにそ
の加算値、すなわちアドレス発生回路2−1にはPMが設
定され、アドレス発生回路2−2には(P+1)Mが設
定され、以下同様にアドレス発生回路2−Pには(2P−
1)Mが設定され、波形発生合成部11に対しアドレス発
生回路2−1から第2巡目のアドレスPMを出力し、アド
レス発生回路2−2から第2巡目のアドレス(P+1)
Mを出力し、以下同様にアドレス発生回路2−Pから第
2巡目のアドレス(2P−1)を出力する。
波形発生合成部11に入力された動作クロック#(P+
1)によって、前記第1巡目の説明の如くアドレス発生
回路2−1が出力しているアドレスPMが選ばれ、該アド
レスPMで波形メモリ1がアクセスされる。以下同様の経
過が繰り換返される。そして、#3分周クロックによっ
て、各アドレス発生回路2−1ないし2−Pに第3巡目
の各アドレスとなるべき累積値が設定され、波形発生合
成部11へそのアドレスが出力される。
さらに、加算係数S0、位相きざみΔθ等について第2図
(b)を用いて説明する。図中、θは、波形データ初
期位相となり、Δθは、波形メモリ1から波形データを
読み出す位相の細かさと成る。それゆえ、Δθを「位相
きざみ」と定義した。また、例えば、アドレス発生回路
2−1のアドレスは、初期値S1、S1+S0、S1+S0+S0
順次S0が加算される。それゆえ、S0を「加算係数」と定
義した。時間(t)の経過に従い、切換スイッチ18のSW
1、SW2、SW3、・・・・、SWP、SW1・・・・が順次切り
換えらる(第2図(a)のタイムーチャートに示す出力
切換)。この切換スイッチ18の切り換えにより、各アド
レス発生回路のアキュムレータ出力が順次選択され、波
形メモリ1のS1、S2、S3、・・・・、SP、S1+S0・・・
・のアドレスが選択される。その結果、●、○、△、・
・☆、●、・・・・の波形データが出力される。なお、
例えば、アドレス発生回路2−1内のレジスタ4が、S1
を出力している間、加算器3はS1+S0を演算している。
この様にして波形メモリ1から読み出された波形デー
タはアナログ化され、初期値設定部13に入力された位相
きざみΔθ=Mに応じた信号波形f(t)が波形発生合
成部11から出力される。
上記説明では初期位相θ=0として説明したが、初
期位相θ=lのときにはアドレス発生回路2−1ない
し2−Pに該初期位相θ=lが加えられたアドレスで
スタートすることになる。
第5図は本発明に係るディジタルファンクションジェ
ネレータの一実施例構成を示しており、1ないし4,6は
第8図のものに対応し、2−1ないし2−P,12ないし14
は第1図のものに対応している。18は切換スイッチであ
って、動作クロックに対応して分周回路14から出力され
る信号に応じ、順次スイッチSW1,SW2,……SWPを切り換
えられるようになっている。
第5図の動作は、初期値設定部13からレジスタ12へ加
算係数S0が出力され、また、アドレス発生回路2−1な
いし2−Pへ各初期値S1ないしSPがそれぞれ出力され、
分周回路14から出力される分周クロックにより各アドレ
ス発生回路2−1ないし2−Pから各アドレスが発生す
るようになっている。このアドレスの発生の仕方は、第
1図ないし第4図で説明したものと同様であるので、そ
の説明は省略する。
動作クロックに対応して切換スイッチ18内のスイッチ
SW1,SW2,……SWPが順番に切り換えられてゆく。従って
第1図で説明した様に、アドレス発生回路2−1ないし
2−Pで発生したアドレスが順番に切換スイッチ18によ
って選出され、その選出されたアドレスで波形メモリ1
がアクセスされる。すなわち切換スイッチ18はアドレス
切換器として動作している。そして該波形メモリ1から
読み出された波形データが順次ディジタル−アナログ変
換器6でアナログ化される。従ってアドレス発生回路2
−1ないし2−Pは動作クロックのP個ごとにそのアド
レスを発生させればよく、動作クロックをP倍にすれ
ば、初期値設定部13に設定される位相きざみΔθに応じ
た任意の波形のP倍の高周波信号を発生させることがで
きる。
第6図は本発明に係るディジタルファンクションジェ
ネレータの他の実施例構成を示しており、1ないし4,6
は第6図のものに対応し、2−1ないし2−P,12ないし
14は第1図のものに対応し、15は第5図のものに対応し
ている。
第6図の構成と第5図の構成との相違は、アドレス発
生回路2−1ないし2−Pにそれぞれ対応して同一の波
形データが全く同一に格納された波形メモリ1が設けら
れ、各アドレス発生回路2−1ないし2−Pで発生され
た各アドレスで、それぞれの波形メモリ1をアクセス
し、該波形メモリ1から読み出された波形データを動作
クロックに対応して切換スイッチ18で順番にこれらの波
形データを選出し、その後ディジタル−アナログ変換器
6でアナログ化するように構成した点である。このとき
切換スイッチ18は波形データ切換器として動作してい
る。第6図の構成においても動作クロックのP個ごとに
アドレス発生回路2−1ないし2−Pからそのアドレス
を発生させ、該アドレスで対応して設けられている波形
メモリ1からそれぞれその波形データを読み出しておけ
ばよく、動作クロックをP倍にすれば、初期値設定部13
に設定される位相きざみΔθに応じた任意の波形のP倍
の高周波信号を発生させることができる。
第7図は本発明に係るディジタルファンクションジェ
ネレータの他の実施例構成を示しており、1ないし4,6
は第6図のものに対応しており、2−1ないし2−P,12
ないし14は第1図のものに対応し、18は第5図のものに
対応している。
第7図の構成と第5図の構成との相違は、アドレス発
生回路2−1ないし2−Pにそれぞれ対応して同一の波
形データが全く同一に格納された波形メモリ1、及び該
波形メモリ1からそれぞれ読み出された波形データをア
ナログ化するディジタル−アナログ変換器6が設けら
れ、各アドレス発生回路2−1ないし2−Pで発生され
た各アドレスで、それぞれの波形メモリ1をアクセス
し、該波形メモリ1から読み出された波形データを対応
して設けられているディジタル−アナログ変換器6でア
ナログ化した上で、動作クロックに対応して切換スイッ
チ18で順番にこれらのアナログ化された波形成分を選出
し合成するように構成した点である。このとき切換スイ
ッチ18は波形成分切換器として動作している。第7図の
構成においても動作クロックのP個ごとにアドレス発生
回路2−1ないし2−Pからそのアドレスを発生させ、
該アドレスで対応して設けられている波形メモリ1から
それぞれの波形データを読み出し、さらに対応して設け
られているディジタル−アナログ変換器6でそれぞれア
ナログ化しておけばよく、動作クロックをP倍にすれ
ば、初期値設定部13に設定される位相きざみΔθに応じ
た任意の波形のP倍の高周波信号を発生させることがで
きる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明によれば、アドレス発生回
路内のアキュムレータの動作時間に起因する制限が緩和
され、動作クロックを高速化することができるので、出
力波形を任意に設定でき、かつ高周波領域の信号波形を
発生させることができる。
また、動作クロックが一定の場合は、位相きざみΔθ
をより細かくでき、忠実な波形データを発生する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るディジタルファンクションジェネ
レータの基本実施例構成図、第2図(a)はそのタイム
チャート、第2図(b)は波形図、第3図は初期値設定
部の一実施例構成、第4図は第3図のタイムチャート、
第5図ないし第7図は本発明に係るディジタルファンク
ションジェネレータの一実施例構成、第8図は従来のデ
ィジタルファンクションジェネレータの構成図、第9図
はmod.Nのアキュムレータ説明図、第10図は波形メモリ
に格納されている波形データの格納状況説明図、第11
図,第12図は波形メモリから波形データを読み出して合
成した信号波形の一例の波形図である。 図中、1は波形メモリ、2,2−1ないし2−Pはアド
レス発生回路、3は加算器、4はレジスタ、5はレジス
タ、6はディジタル−アナログ変換器、11は波形発生合
成部、12はレジスタ、13は初期値設定部、14は分周回
路、15はレジスタ、16は加算器、17−1ないし17−Pは
レジスタ、18は切換スイッチである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形データが格納された波形メモリ(1)
    を備え、外部から設定された条件に従い、外部から入力
    した動作クロックに対応してアドレスを発生させて波形
    メモリから波形データを読み出し、任意の信号波形を出
    力するようにしたディジタルファンクションジェネレー
    タにおいて、 前記波形メモリをアクセスするためのアドレスを順番
    に発生させる複数個Pのアドレス発生回路(2)と、 これら複数個Pの各アドレス発生回路に、それぞれの
    初期値を設定すると共に、信号波形の波形形状を定める
    ために各アドレス発生回路のアドレスを歩進する間隔を
    決定する加算係数を設定する初期値設定部(13)と、 前記動作クロックを分周し、動作クロックのP個毎に前
    記アドレス発生回路の各アドレスを前記加算係数で歩進
    させる分周回路(14)と、 複数個Pの各アドレス発生回路から発生されたアドレス
    に基づいて、前記波形メモリから波形データを読み出
    し、該波形データからアナログ化された信号波形を合成
    する波形発生合成部(11)とを備えたことを特徴とする
    ディジタルファンクションジェネレータ。
  2. 【請求項2】前記波形発生合成部は、前記複数個Pの各
    アドレス発生回路から発生されたアドレスを、動作クロ
    ックに応答して順次切り換えるアドレス切換器(18)
    と、該アドレス切換器から出力されるアドレスで波形デ
    ータが順次読み出される波形メモリ(1)と、該波形メ
    モリから読み出された波形データをアナログ変換するデ
    ィジタル−アナログ変換器(6)とを備えたことを特徴
    とする請求項1記載のディジタルファンクションジェネ
    レータ。
  3. 【請求項3】前記波形発生合成部は、前記複数個Pの各
    アドレス発生回路に対応して設けられた複数個Pの波形
    メモリ(1)と、これら複数個Pの各波形メモリから読
    み出された波形データを、動作クロックに応答して順次
    切り換える波形データ切換器(18)と、該波形データ切
    換器から出力された波形データをアナログ変換するディ
    ジタル−アナログ変換器(6)とを備えたことを特徴と
    する請求項1記載のディジタルファンクションジェネレ
    ータ。
  4. 【請求項4】前記波形発生合成部は、前記複数個Pの各
    アドレス発生回路に対応して設けられた複数個Pの波形
    メモリ(1)及びディジタル−アナログ変換器(6)
    と、これら複数個Pの各波形メモリから読み出され、ア
    ナログ変換された波形成分を、動作クロックに応答して
    順次切り換える波形成分切換器(18)とを備えたことを
    特徴とする請求項1記載のディジタルファンクションジ
    ェネレータ。
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