JPH0876249A - プロジェクタ装置 - Google Patents

プロジェクタ装置

Info

Publication number
JPH0876249A
JPH0876249A JP6232037A JP23203794A JPH0876249A JP H0876249 A JPH0876249 A JP H0876249A JP 6232037 A JP6232037 A JP 6232037A JP 23203794 A JP23203794 A JP 23203794A JP H0876249 A JPH0876249 A JP H0876249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
case
damper
gear
rack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6232037A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Katagai
智 片貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP6232037A priority Critical patent/JPH0876249A/ja
Publication of JPH0876249A publication Critical patent/JPH0876249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Projection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上下スライド式のスクリーンを備えるプロジ
ェクタ装置において、機器本体に対し可動のスクリーン
側の長さ以上のスライドストロークを持ち、かつ、手で
スクリーン側を動かした場合のラックとダンパーのギア
との安定した噛み合いが得られるようにする。 【構成】 スクリーンケース5にその上下スライド動作
の際にダンピングを発生させる回転式ダンパー52を備
える。この回転式ダンパー52は周囲にギア54を有す
る。そして、内部ケース6には、スクリーンの上下スラ
イド動作の際に連動して前記回転式ダンパー52を回転
動作させるダンパー駆動部材51を設ける。このダンパ
ー駆動部材は内部ケース6の上下方向にわたり設けられ
て前記回転式ダンパー52のギア54と噛み合うラック
51である。さらに、スクリーンケース5に設ける取手
部16から離れた位置に前記回転式ダンパー52を配置
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロジェクタ装置に関
し、特に、液晶プロジェクションテレビ等の機器本体に
スクリーンを備えるプロジェクタ装置における可動式ス
クリーンのダンピング動作のための構成に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機等の画像表示装置と
して、液晶表示パネルやブラウン管等による表示体と投
影レンズ等からなる画像投影機と反射ミラーを収容した
ケース前面の表示窓に、表示体が表示する画像を投影レ
ンズにより拡大して投影表示する透過式スクリーンを設
けた背面投射型プロジェクタ装置がある。このような背
面投射型プロジェクタ装置は、ケース内に反射ミラーを
斜めにするように配置して、投影レンズを通った画像光
をその反射ミラーにより反射させて、スクリーンに裏面
より拡大して投影するものであり、スクリーンと投影レ
ンズの直線距離を短くできるため、装置が薄型のものと
なる。
【0003】従来の背面投射型プロジェクタ装置は、機
器本体にスクリーンが固定されており、機器本体の前方
に配置した反射式スクリーンに画像光を投影する正面投
射型のプロジェクタ装置に比較して、周囲の明るさに映
像の質が左右されにくいという特長があるが、固定のス
クリーンであるために、映像の投影サイズが限定される
という欠点があった。このため、例えば、スクリーンを
可動の上下スライド式としたり、着脱式のスクリーンと
して、外部スクリーンの使用に対応でき、即ち、映像の
投影サイズを変えられるようにすることが考えられる。
【0004】そして、上下スライド式のスクリーンの場
合には、そのスライド動作をダンピングして、スムーズ
に上下スライド動作せるために従来は、例えば、図7に
示すように、本体ケース71側にダンピング(減衰力)
を発生させる回転式ダンパーであるギア付ダンパー72
を備えて、可動のスクリーンケース75側に前記ギア付
ダンパー72のギアが噛み合うラック76を上下方向に
わたり設けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、本体ケー
ス71側にギア付ダンパー72、可動のスクリーンケー
ス75側にラック76を配置したものでは、可動のスク
リーンケース75側には比較的スペースを取るギア付ダ
ンパー72が付かないため、小型化が可能となるが、ラ
ック76がスクリーンケース75側にあることから、上
下スライドのストロークは可動のスクリーンケース75
の長さより大きくできないといった問題がある。また、
本体ケース71に対するスクリーンケース75の上下ス
ライド動作のためには、そのガイドのためのレールとそ
の係合部を互いに設ける必要があるが、レールと係合部
間にガタがあると、ギア付ダンパー72とスクリーンケ
ース75との位置関係によっては、取手部77を手でつ
かんでスクリーンケース75を上下に動かした場合、例
えば、図7に示すように、取手部77とギア付ダンパー
72の位置が近くなったところで、ガタが大となって、
ギア付ダンパー72のギアとラック77が噛み合い不良
を起こすことがあるという問題もあった。
【0006】本発明の課題は、上下スライド式のスクリ
ーンを備えるプロジェクタ装置において、機器本体に対
し可動のスクリーン側の長さ以上のスライドストローク
を持ち、かつ、手でスクリーン側を動かした場合のラッ
クとダンパーのギアとの安定した噛み合いが得られるよ
うにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
本発明は、画像投影機により画像を拡大して透過式のス
クリーンに背面側から投影表示することが可能で、か
つ、前記スクリーンを機器本体に対し上下スライド可能
に備えるプロジェクタ装置であって、前記スクリーン側
にその上下スライド動作の際にダンピングを発生させる
回転式ダンパーを備えて、前記機器本体側に前記スクリ
ーンの上下スライド動作の際に連動して前記回転式ダン
パーを回転動作させるダンパー駆動部材を設けるととも
に、前記スクリーン側に設ける取手部から離れた位置に
前記回転式ダンパーを配置した構成を特徴としている。
【0008】なお、例えば、前記回転式ダンパーは周囲
にギアを有しており、前記ダンパー駆動部材は前記機器
本体側の上下方向にわたり設けられて前記ギアと噛み合
うラックである。
【0009】
【作用】本発明によれば、スクリーン側に備えた回転式
ダンパーを、スクリーンの上下スライド動作に連動して
回転動作させるダンパー駆動部材を機器本体側に設け、
しかも、スクリーン側に設ける取手部から離れた位置に
前記回転式ダンパーを配置したプロジェクタ装置なの
で、先ず、回転式ダンパーのギアに噛み合うラック等の
ダンパー駆動部材を機器本体側に設けたことによって、
機器本体に対し可動のスクリーン側の長さのほぼ2倍の
スライドストロークがとれる。
【0010】そして、前記回転式ダンパーを、スクリー
ン側の取手部から離れた位置に配置していることによ
り、手で取手部をつかんでスクリーン側を動かした場合
において、取手部から十分に離れた位置でダンパー駆動
部材としてのラックと回転式ダンパーのギアとが噛み合
うことから、ラックと回転式ダンパーのギアとの噛み合
いが安定したものとなる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明に係るプロジェクタ装置の実
施例を図1から図6に基づいて説明する。先ず、図1は
本発明を適用した一例としての背面投射型プロジェクタ
装置の概略構成を示すもので、1は背面投射型プロジェ
クタ装置としてのプロジェクションテレビ、2は機器ケ
ース、3は前面開口部、4は内蔵スクリーン、5はスク
リーンケースである。プロジェクションテレビ1は、図
示のように、機器本体をなす縦長の機器ケース2の正面
側ほぼ上半部に前面開口部3を有して、この前面開口部
3内に、上下スライド可能な透過式の内蔵スクリーン4
を組み込んでいる。この内蔵スクリーン4は、例えば、
アクリル等の表面にフレネルレンズを形成した板であ
り、その周囲をスクリーンケース5により保持されてい
る。
【0012】以上のプロジェクションテレビ1の内蔵ス
クリーン4が下降して行く過程を図2に示しており、続
いて、その内蔵スクリーン4の下降が終了した状態を図
3に示している。即ち、機器ケース2内には、内部ケー
ス6が設けられており、この内部ケース6も前面開口部
7をほぼ上半部に有している。この内部ケース6の前面
開口部7と機器ケース2の前面開口部3との間を、内蔵
スクリーン4がスクリーンケース5により上下スライド
可能となっていて、機器ケース2と内部ケース6との間
のほぼ下半部がスクリーン収容部となっている。
【0013】そして、内部ケース6内には、下部に図示
しない光源用の電源と、画像投影機8を配置するととも
に、上部に反射ミラー9を配置している。さらに、内部
ケース6は、画像投影機8の上部を露出する穴部6aを
有している。画像投影機8は、例えば、カラー液晶式の
ものであって、その液晶表示パネルおよび偏光板等を含
む液晶表示モジュール、コールドミラー等を内蔵すると
ともに、上方に画像を拡大投影する投影レンズを上部に
内蔵している。この画像投影機8内の光源に電源から電
力が供給される。反射ミラー9は、画像投影機8により
投影された画像光を前面開口部7,3側へ向けて拡大反
射させるものである。なお、機器ケース2は、図4に示
すように、前ケース2aおよび後ケース2bからなる。
【0014】従って、実施例のプロジェクションテレビ
1においては、図1に示すように、機器ケース2の前面
開口部3に内蔵スクリーン4を位置させた状態では、そ
の内蔵スクリーン4の背面側から画像光が照射されて、
透過式の内蔵スクリーン4に画像を表示することができ
る。また、図3に示すように、内蔵スクリーン4を下降
させて、機器ケース2の前面開口部3を開放した状態で
は、プロジェクションテレビ1の前方に配置した図示し
ない透過式の外部スクリーンに画像光を照射して、外部
スクリーンに画像を表示することができる。このよう
に、外部スクリーンを使用して画像の投影サイズを変え
ることができるようになっている。なお、反射式の外部
スクリーンを使用しても同様に画像を表示することがで
きる。ただし、その場合には、画像投影機8による元の
映像を電気的に左右反転する回路を予め設けておく。
【0015】以上のプロジェクションテレビ1におい
て、内蔵スクリーン4の上下スライドのための構成は、
図5に示すように、内部ケース6の両側面部に縦方向溝
によるレール11,11を形成する一方、スクリーンケ
ース5の両側板部12,12の内側面の上下に突部によ
る摺動部13,13,13,13を形成して、この上下
の摺動部13,13をレール11に摺動可能に係合して
いる。そして、内部ケース6の前面開口部7の上方に、
内蔵スクリーン4を上昇位置に保持してロック状態とす
るロック手段20を設けている。
【0016】この上方のロック手段20は、ロックフッ
ク21、圧縮コイルスプリング25およびリリースボタ
ン26等から構成されている。即ち、ロックフック21
は、スクリーンケース5の上辺部による係止部14を載
せる保持部22を有して、その上方に前下がりの傾斜面
によるカム部23を有しており、このカム部23と保持
部22との間の凹部にネジ込んだネジ部材24と同軸上
に圧縮コイルスプリング25を設けている。この圧縮コ
イルスプリング25の力によって、ロックフック21が
常に前方へ突出する方向に付勢されている。
【0017】また、このロックフック21のカム部23
に係合するリリースボタン26は、横方向に延びるバネ
部材27により支持されており、このバネ部材27は両
端部をネジ部材28,28により固定されている。この
リリースボタン26をバネ部材27の力に抗して押し下
げると、前下がりの傾斜面によるカム部23との係合に
よって、ロックフック21が圧縮コイルスプリング25
の力に抗して後方に移動し、スクリーンケース5上辺部
の係止部14から保持部22が後退して、内蔵スクリー
ン4の上昇位置へのロックが解除される。
【0018】さらに、内部ケース6の前面下部には、内
蔵スクリーン4を下降位置に保持してロック状態とする
ロック手段30を設けるとともに、その下降位置から内
蔵スクリーン4を押し上げてポップアップさせるポップ
アップ手段40を設けている。先ず、この下部のロック
手段30は、例えば、ハートカム機構を用いたいわゆる
プッシュロックプッシュリリースラッチにより構成され
ている。即ち、上方に拡開する左右一対のロック片3
1,31間に、スクリーンケース5の下辺部に突設した
ストライカー15が進入すると、ロック片31,31が
閉じてストライカー15を挟み、ロック状態とする。そ
して、このロック状態において、スクリーンケース5を
押し下げると、ストライカー15を挟んでいたロック片
31,31が開いて、ロック解除状態となる。
【0019】また、ポップアップ手段40は、アーム4
1および引張コイルスプリング42から構成されてい
る。即ち、アーム41は引張コイルスプリング42によ
り吊下げ支持されており、従って、その引張コイルスプ
リング42の力によって、アーム41が常に上昇する方
向に付勢されている。なお、引張コイルスプリング42
によりアーム41を上昇する方向に付勢する力は、ロッ
ク手段30であるプッシュロックプッシュリリースラッ
チの左右一対のロック片31,31のロック力より小さ
く設定されている。以上のアーム41には、下降位置で
スクリーンケース5の下辺部が載るようになっている。
このため、前記プッシュロックプッシュリリースラッチ
により構成されたロック手段30によるスクリーンケー
ス5のロック状態が解除されると、スクリーンケース5
の下辺部を載せたアーム41が、引張コイルスプリング
42の力によって上昇し、スクリーンケース5を手で操
作するのに必要な上昇量だけポップアップさせる。
【0020】さらに、内部ケース6の一側面部には、図
5に示すように、レール11に沿ってダンパー駆動部材
であるラック51を上下方向にわたって設けている。ま
た、スクリーンケース5の一側板部12の内側面には、
回転式ダンパー52を備えている。この回転式ダンパー
52は、図示例では、下方の摺動部13の上方に位置し
ている。ここで、回転式ダンパー52は、粘性流体を封
入して回転により適度のダンピング力(減衰力)を発生
するもので、支軸53によりスクリーンケース5の一側
板部12内側面に取り付けられて、前記ラック51に噛
み合う複数のギア54,54,54,…を周囲に有する
ものである。このようなギア54付の回転式ダンパー5
2を、以下では、ギア付ダンパーと呼ぶ。
【0021】このように構成したプロジェクションテレ
ビ1によれば、図1に示すように、スクリーンケース5
が上昇位置にある状態では、図5に示したように、ロッ
ク手段20を構成する圧縮コイルスプリング25の力に
より前方へ突出する方向に付勢されたロックフック21
の保持部22に、スクリーンケース5上辺部の係止部1
4を載せたロック状態に保たれている。この上昇位置へ
のロック状態で、機器ケース2の上面に露出するリリー
スボタン26を、前述したように、バネ部材27の力に
抗して押し下げると、前下がりの傾斜面によるカム部2
3との係合によって、ロックフック21が圧縮コイルス
プリング25の力に抗して後方に移動し、スクリーンケ
ース5上辺部の係止部14から保持部22が後退して、
ロック状態が解除される。
【0022】このロック状態の解除により、スクリーン
ケース5は、その両側板部12,12内側面の上下の突
部による摺動部13,13,13,13が内部ケース6
両側面部に縦方向溝によるレール11,11に沿って摺
動して、図2から図3に示すように、自重により下が
る。この時、図6に示すように、ラック51にギア54
が噛み合っているギア付ダンパー52の支軸53廻りに
回転動作により、適度のダンピング力が発生するため、
スクリーンケース5は徐々に落下して行く。
【0023】そして、図3に示すように、スクリーンケ
ース5が下降位置に達した状態において、その上部前面
に突設した取手部16を押し下げることで、図5に示し
たように、プッシュロックプッシュリリースラッチによ
る下部のロック手段30の上方に拡開する左右一対のロ
ック片31,31間に、スクリーンケース5下辺部のス
トライカー15が進入して、ロック片31,31が閉じ
ることによって、ストライカー15を挟んだロック状態
となる。この時、ポップアップ手段40のアーム41に
は、スクリーンケース5下辺部が載っているため、この
アーム41も引張コイルスプリング42の力に抗して下
降位置にある。
【0024】以上のようなスクリーンケース5の下降位
置へのロック状態において、その上部の取手部16を押
し下げると、前述したように、ストライカー15を挟ん
でいたロック片31,31が開いて、ロック状態が解除
される。このロック状態の解除によって、スクリーンケ
ース5は、その下辺部を載せたアーム41が、引張コイ
ルスプリング42の力により、取手部16を手でつかん
で操作するのに十分な上昇量だけポップアップ動作す
る。従って、このポップアップ動作後は、取手部16を
手でつかんでスクリーンケース5を、図2から図1に示
すように、上昇位置まで引き上げて、前述した通り、ロ
ック手段20によるロック状態とすることができる。こ
の時も、図6に示すように、ラック51にギア54が噛
み合っているギア付ダンパー52の支軸53廻りの回転
動作により、適度のダンピング力が発生して、スクリー
ンケース5は徐々に上昇して行く。
【0025】以上の動作において、スクリーンケース5
のスライドストロークは、レール11とラック51のあ
る限り、スクリーンケース5の大きさには左右されずに
長くとれる。従って、実施例のように、内蔵スクリーン
4と外部スクリーンの両方を使用可能なプロジェクショ
ンテレビ1において、必要なスクリーンケース5長さの
ほぼ2倍のスライドストロークがとれる。
【0026】ところで、内部ケース6側のレール11と
スクリーンケース5側の摺動部13との間には、摺動の
際の動きをスムーズにさせるため、また、ケースの寸法
公差により、若干のクリアランスが必要となる。このク
リアランスが小さすぎると、スムーズにレール11と摺
動部13が摺動しなくなってしまう。ところが、取手部
16の付近はクリアランスによるガタが発生し、この付
近にラックとダンパーがあると、内部ケース6側のラッ
ク51とスクリーンケース5側のダンパー52のギア5
4がうまく噛み合わず、異音や歯とびが生じ易い。
【0027】対して、実施例のように、スクリーンケー
ス5側のダンパー52の位置を下部にして上部の取手部
16から十分離した配置とすれば、図6に示すように、
手で取手部16をつかんでスクリーンケース5を下降位
置から上昇位置まで持ち上げる際に、取手部16にかか
る力によるラック51とダンパー52のギア54との噛
み合いに影響しにくくなる。即ち、スクリーンケース5
の操作により取手部16のガタが大きくなっても、ラッ
ク51に噛み合うダンパー52のギア54部分のガタは
小さいものとなる。そして、本発明では、取手部16と
ダンパー52の相対位置は不変であり、かつ、離れてい
るため、ラック51とダンパー52のギア54間のガタ
は手の動きに影響されにくく安定したものとなる。
【0028】なお、以上の実施例においては、機器ケー
スと内部ケースとの間で上下スライド可能な内蔵スクリ
ーンを備えるプロジェクションテレビとしたが、本発明
はこれに限定されるものではなく、機器ケースの外側で
上下スライド可能な外付けスクリーンを備えるプロジェ
クションテレビであってもよい。また、スクリーンの上
昇位置および下降位置のロック手段の構成、スクリーン
の下降位置からのポップアップ手段の構成等も任意であ
り、例えば、ポップアッップ手段について、引張コイル
スプリングに代えて圧縮コイルスプリング等にしてもよ
く、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更
可能であることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るプロジェク
タ装置によれば、先ず、スクリーン側に備えた回転式ダ
ンパーを、スクリーンの上下スライド動作に連動して回
転動作させるダンパー駆動部材を機器本体側に設けたた
め、従来のようにスクリーン側のサイズにスライドスト
ロークが左右されず、機器本体に対し可動のスクリーン
側の長さのほぼ2倍のスライドストロークをとることが
できる。従って、スクリーンのスライド可能なストロー
クの自由度を従来に比べほぼ2倍に大きくすることがで
きる。
【0030】そして、前記回転式ダンパーを、スクリー
ン側の取手部から離れた位置に配置したため、手で取手
部をつかんでスクリーン側を動かした場合、取手部から
十分に離れた位置において、請求項2記載のように、ダ
ンパー駆動部材としてのラックと回転式ダンパーのギア
とが噛み合って、ラックとダンパーのギアとの噛み合い
を安定したものにすることができる。即ち、スクリーン
のスライド機構のガタがダンパーのギアとラックの噛み
合いに影響しにくいため、スムーズなダンピング効果を
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としての背面投射型プロ
ジェクタ装置を示す概略斜視図図である。
【図2】図1の背面投射型プロジェクタ装置のスクリー
ンが下降して行く過程を示す概略斜視図である。
【図3】図2に続いて、スクリーンの下降が終了した状
態を示す概略斜視図である。
【図4】本発明の実施例における機器ケースを構成する
前ケースおよび後ケースと、内部ケースと、画像投影
機、スクリーンケースの関係を示す概略分解側面図であ
る。
【図5】本発明の実施例における機器ケースおよび内部
ケースとスクリーンの関係と、スクリーンの上昇位置へ
のロック手段、下降位置へのロック手段および下降位置
からのポップアップ手段の関係と、さらに、ラックとギ
ア付ダンパーの関係を示すもので、部分的に省略等した
概略分解斜視図である。
【図6】図5のラックとギア付ダンパーによる内部ケー
スに対するスクリーンケースの動作を説明する概略側面
図である。
【図7】ラックとギア付ダンパーによる従来の一例とし
ての内部ケースに対するスクリーンケースの動作を説明
する概略側面図である。
【符号の説明】
1 プロジェクタ装置 2 機器ケース 3 前面開口部 4 内蔵スクリーン 5 スクリーンケース 6 内部ケース 7 前面開口部 8 画像投影機 9 反射ミラー 11 レール 12 側板部 13 摺動部 14 係止部 15 ストライカー 16 取手部 20 上方のロック手段 21 ロックフック 22 保持部 23 カム部 25 圧縮コイルスプリング 26 リリースボタン 27 バネ部材 30 下方のロック手段 31 ロック片 40 ポップアップ手段 41 アーム 42 スプリング 51 ラック 52 ギア付ダンパー 53 支軸 54 ギア

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像投影機により画像を拡大して透過式
    のスクリーンに背面側から投影表示することが可能で、
    かつ、前記スクリーンを機器本体に対し上下スライド可
    能に備えるプロジェクタ装置であって、 前記スクリーン側にその上下スライド動作の際にダンピ
    ングを発生させる回転式ダンパーを備えて、 前記機器本体側に前記スクリーンの上下スライド動作の
    際に連動して前記回転式ダンパーを回転動作させるダン
    パー駆動部材を設けるとともに、 前記スクリーン側に設ける取手部から離れた位置に前記
    回転式ダンパーを配置したことを特徴とするプロジェク
    タ装置。
  2. 【請求項2】 前記回転式ダンパーは周囲にギアを有し
    ており、前記ダンパー駆動部材は前記機器本体側の上下
    方向にわたり設けられて前記ギアと噛み合うラックであ
    ることを特徴とする請求項1記載のプロジェクタ装置。
JP6232037A 1994-08-31 1994-08-31 プロジェクタ装置 Pending JPH0876249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232037A JPH0876249A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 プロジェクタ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6232037A JPH0876249A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 プロジェクタ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0876249A true JPH0876249A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16932983

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6232037A Pending JPH0876249A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 プロジェクタ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0876249A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100706421B1 (ko) * 2005-12-08 2007-04-10 기아자동차주식회사 루프랙 조립용 루프몰딩커버 장치
CN110786082A (zh) * 2018-11-30 2020-02-11 深圳市大疆创新科技有限公司 遥控器及遥控系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100706421B1 (ko) * 2005-12-08 2007-04-10 기아자동차주식회사 루프랙 조립용 루프몰딩커버 장치
CN110786082A (zh) * 2018-11-30 2020-02-11 深圳市大疆创新科技有限公司 遥控器及遥控系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1889476B1 (en) Shutter opening and closing apparatus for beam projector
US7344255B2 (en) Light amount adjusting apparatus and projector using the same
JP2015000710A (ja) 表示装置
JPH09234121A (ja) コンピュータシステム用机
US4969733A (en) Foldable portable overhead projector
JP2008542813A (ja) プロジェクタの自動ドア装置
JPH0876249A (ja) プロジェクタ装置
JP5394595B2 (ja) 日射遮蔽装置の操作装置
JP2005116953A (ja) 蓋開閉機構及びその装置
JPH0876250A (ja) プロジェクタ装置
JP5653075B2 (ja) 前面パネル装置
GB1378155A (en) Microfilm viewer
JPH0879666A (ja) 投影表示装置
JPH10271413A (ja) 表示装置
JPH09236871A (ja) 画像投射装置
CN216057250U (zh) 激光电视
JP3077961B2 (ja) プレパラート投影装置
JP3332547B2 (ja) 反射型オーバーヘッドプロジェクター
JPH05105004A (ja) 車載用デイスプレイ装置
JP2001218646A (ja) アームレスト装置
JP2005172959A (ja) 投写型映像表示装置
JP2001266560A (ja) フロントパネルの開閉機構
JPH0318694B2 (ja)
JPS5916920Y2 (ja) プロジエクタ−
JP2666284B2 (ja) 折りたたみ式投写型表示装置