JPH0876195A - ストロボ照明装置 - Google Patents
ストロボ照明装置Info
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- JPH0876195A JPH0876195A JP20877394A JP20877394A JPH0876195A JP H0876195 A JPH0876195 A JP H0876195A JP 20877394 A JP20877394 A JP 20877394A JP 20877394 A JP20877394 A JP 20877394A JP H0876195 A JPH0876195 A JP H0876195A
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- straight line
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ストロボ発光管と、このストロボ発光管から
発せられた光を反射させる反射鏡と、これらストロボ発
光管および反射鏡の前方に配された透明部材からなるプ
ロテクタとを有するストロボ照明装置において、集光効
率を上げ、小型化する。 【構成】 ストロボ発光管10から所望画角外の角度で出
射して、反射鏡11に入射しなかった光が入射するプロテ
クタ12の周辺部に、外側に行くにつれてより薄くなる断
面くさび状部分12bを設ける。
発せられた光を反射させる反射鏡と、これらストロボ発
光管および反射鏡の前方に配された透明部材からなるプ
ロテクタとを有するストロボ照明装置において、集光効
率を上げ、小型化する。 【構成】 ストロボ発光管10から所望画角外の角度で出
射して、反射鏡11に入射しなかった光が入射するプロテ
クタ12の周辺部に、外側に行くにつれてより薄くなる断
面くさび状部分12bを設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラ等に用いられるス
トロボ照明装置に関し、特に詳細には、集光効率の向上
および小型化を図ったストロボ照明装置に関するもので
ある。
トロボ照明装置に関し、特に詳細には、集光効率の向上
および小型化を図ったストロボ照明装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】カメラ等に用いられるストロボ照明装置
は、基本的に、ストロボ発光管と、このストロボ発光管
から発せられた光を反射させる反射鏡と、これらストロ
ボ発光管および反射鏡の前方(被写体側)に配された透
明部材からなるプロテクタ(保護部材)とで構成され
る。
は、基本的に、ストロボ発光管と、このストロボ発光管
から発せられた光を反射させる反射鏡と、これらストロ
ボ発光管および反射鏡の前方(被写体側)に配された透
明部材からなるプロテクタ(保護部材)とで構成され
る。
【0003】このようなストロボ照明装置において、ス
トロボ発光管から発せられた光をより多く所望画角内に
集光するために従来より、 (1) 特公平6−10712号公報に示されるよう
に、反射鏡を前方側(被写体側)に長く延ばして深くす
る。
トロボ発光管から発せられた光をより多く所望画角内に
集光するために従来より、 (1) 特公平6−10712号公報に示されるよう
に、反射鏡を前方側(被写体側)に長く延ばして深くす
る。
【0004】(2) 特開平6−160947号公報に
示されるように、反射鏡およびストロボ発光管の前方に
特殊な集光フレネルレンズを配設する。
示されるように、反射鏡およびストロボ発光管の前方に
特殊な集光フレネルレンズを配設する。
【0005】(3) 特開平4−138438号公報に
示されるように、従来の反射鏡に代えて特殊な形状のプ
リズムを用いる。
示されるように、従来の反射鏡に代えて特殊な形状のプ
リズムを用いる。
【0006】等の構成が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
構成においては、反射鏡を長く形成することにより、ス
トロボ照明装置が大型化してしまうという問題がある。
構成においては、反射鏡を長く形成することにより、ス
トロボ照明装置が大型化してしまうという問題がある。
【0008】また上記(2)の構成においては、ストロ
ボ発光管からの直接光の向きと反射鏡からの反射光の向
きとが互いに異なるために、これら双方の光を効率良く
集光することは困難となっている。つまり、この構成
は、設計自由度が低く、配光特性の調整も難しくなって
いる。
ボ発光管からの直接光の向きと反射鏡からの反射光の向
きとが互いに異なるために、これら双方の光を効率良く
集光することは困難となっている。つまり、この構成
は、設計自由度が低く、配光特性の調整も難しくなって
いる。
【0009】一方上記(3)の構成においては、プリズ
ムの形状が非常に複雑であるため、さらにはこのプリズ
ムが発光管に近接配置されることから耐熱性が求められ
るため、プリズムのコストが高くつき、ひいてはストロ
ボ照明装置がコストアップするという問題がある。
ムの形状が非常に複雑であるため、さらにはこのプリズ
ムが発光管に近接配置されることから耐熱性が求められ
るため、プリズムのコストが高くつき、ひいてはストロ
ボ照明装置がコストアップするという問題がある。
【0010】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、集光効率が高く、小型に形成可能で、しかも低
コストで作製され得るストロボ照明装置を提供すること
を目的とするものである。
であり、集光効率が高く、小型に形成可能で、しかも低
コストで作製され得るストロボ照明装置を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるストロボ照
明装置は、前述したように、ストロボ発光管と、このス
トロボ発光管から発せられた光を反射させる反射鏡と、
これらストロボ発光管および反射鏡の前方に配された透
明部材からなるプロテクタとを有するストロボ照明装置
において、前記ストロボ発光管から所望画角外の角度で
出射して、かつ前記反射鏡に入射しなかった光が入射す
る前記プロテクタの周辺部が、外側に行くにつれてより
薄くなる断面くさび状とされたことを特徴とするもので
ある。
明装置は、前述したように、ストロボ発光管と、このス
トロボ発光管から発せられた光を反射させる反射鏡と、
これらストロボ発光管および反射鏡の前方に配された透
明部材からなるプロテクタとを有するストロボ照明装置
において、前記ストロボ発光管から所望画角外の角度で
出射して、かつ前記反射鏡に入射しなかった光が入射す
る前記プロテクタの周辺部が、外側に行くにつれてより
薄くなる断面くさび状とされたことを特徴とするもので
ある。
【0012】
【作用および発明の効果】プロテクタの周辺部が上述の
ような断面くさび状になっていると、ストロボ発光管か
ら所望画角外の角度で出射して、かつ反射鏡に入射しな
かった光がこの断面くさび状部分で内側に屈折して、所
望画角内に集められる。このようにして本発明装置にお
いては、ストロボ発光管から所望画角内の角度で発光し
た直接光および反射鏡で反射した光とに加えて、上記の
屈折した光も有効に被写体照射に利用されるようにな
り、集光効率が著しく向上する。
ような断面くさび状になっていると、ストロボ発光管か
ら所望画角外の角度で出射して、かつ反射鏡に入射しな
かった光がこの断面くさび状部分で内側に屈折して、所
望画角内に集められる。このようにして本発明装置にお
いては、ストロボ発光管から所望画角内の角度で発光し
た直接光および反射鏡で反射した光とに加えて、上記の
屈折した光も有効に被写体照射に利用されるようにな
り、集光効率が著しく向上する。
【0013】このようにして集光効率が向上すれば、ス
トロボ光到達距離を増大させたり、あるいはストロボ発
光管用メインコンデンサの容量を低減させることができ
る。このコンデンサ容量を低減できれば、コストダウ
ン、カメラ等の小型化、リサイクルタイムの短縮、電池
の長寿命化につながる。
トロボ光到達距離を増大させたり、あるいはストロボ発
光管用メインコンデンサの容量を低減させることができ
る。このコンデンサ容量を低減できれば、コストダウ
ン、カメラ等の小型化、リサイクルタイムの短縮、電池
の長寿命化につながる。
【0014】また本発明のストロボ照明装置は、上述の
通り、反射鏡に入射しない光をプロテクタの断面くさび
状部分で集光するものであるから、反射鏡を集光効率向
上のために特に深く形成する必要がなく、それにより小
型化が達成される。ストロボ照明装置の小型化が達成さ
れれば、それを搭載するカメラ等の小型化が可能にな
る。
通り、反射鏡に入射しない光をプロテクタの断面くさび
状部分で集光するものであるから、反射鏡を集光効率向
上のために特に深く形成する必要がなく、それにより小
型化が達成される。ストロボ照明装置の小型化が達成さ
れれば、それを搭載するカメラ等の小型化が可能にな
る。
【0015】そして、上述のような簡単な形状のプロテ
クタは、全面が平行平板状のものとさほど変わらないコ
ストで作製可能であり、したがって本発明のストロボ照
明装置は安価に形成できるものとなる。
クタは、全面が平行平板状のものとさほど変わらないコ
ストで作製可能であり、したがって本発明のストロボ照
明装置は安価に形成できるものとなる。
【0016】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0017】図1、2および3は、本発明の第1実施例
によるストロボ照明装置を示すものである。図示される
ようにこのストロボ照明装置は、概略円筒形状のストロ
ボ発光管10と、このストロボ発光管10から後方(矢印A
方向)および概ね側方に出射した光を前方(矢印B方
向)側つまり被写体側に反射させる反射鏡11と、ストロ
ボ発光管10および反射鏡11の前方に配された透明部材製
プロテクタ12とから構成されている。
によるストロボ照明装置を示すものである。図示される
ようにこのストロボ照明装置は、概略円筒形状のストロ
ボ発光管10と、このストロボ発光管10から後方(矢印A
方向)および概ね側方に出射した光を前方(矢印B方
向)側つまり被写体側に反射させる反射鏡11と、ストロ
ボ発光管10および反射鏡11の前方に配された透明部材製
プロテクタ12とから構成されている。
【0018】プロテクタ12は略長方形状で、その中央部
分12aは平行平板状とされているが、その外側の周辺部
は、前表面がテーパ面とされて、外側に行くにつれてよ
り薄くなる断面くさび状とされている。この断面くさび
状の部分12bは、ストロボ発光管10から所望画角外の角
度に出射して、反射鏡11に入射しなかった光13が入射す
る領域に形成されている。
分12aは平行平板状とされているが、その外側の周辺部
は、前表面がテーパ面とされて、外側に行くにつれてよ
り薄くなる断面くさび状とされている。この断面くさび
状の部分12bは、ストロボ発光管10から所望画角外の角
度に出射して、反射鏡11に入射しなかった光13が入射す
る領域に形成されている。
【0019】上記の構成において、ストロボ発光管10か
ら光軸Oに対して画角以下の比較的小さい角度をなし
て、あるいは光軸Oと平行に出射した光14は直接プロテ
クタ12に入射し、そこを透過して画角内の被写体に照射
される。またストロボ発光管10から光軸Oに対して大き
な角度をなして出射した光15は、反射鏡11で反射して画
角内の方向に導かれ、プロテクタ12を透過して被写体に
照射される。
ら光軸Oに対して画角以下の比較的小さい角度をなし
て、あるいは光軸Oと平行に出射した光14は直接プロテ
クタ12に入射し、そこを透過して画角内の被写体に照射
される。またストロボ発光管10から光軸Oに対して大き
な角度をなして出射した光15は、反射鏡11で反射して画
角内の方向に導かれ、プロテクタ12を透過して被写体に
照射される。
【0020】一方、ストロボ発光管10から画角から外れ
た角度で、しかし反射鏡11に入射するほど大きくはない
角度で出射した光13は、上述のように形成されたプロテ
クタ12の断面くさび状部分12bに入射し、そこで内側に
屈折するので、このプロテクタ12を透過後は画角内を進
行する。したがってこの光13も、上記の光14および15と
同様に、画角内の被写体を照明するために有効利用され
る。このようにして本装置においては、プロテクタ12の
くさび状部分12bの作用で、集光効率が著しく向上す
る。
た角度で、しかし反射鏡11に入射するほど大きくはない
角度で出射した光13は、上述のように形成されたプロテ
クタ12の断面くさび状部分12bに入射し、そこで内側に
屈折するので、このプロテクタ12を透過後は画角内を進
行する。したがってこの光13も、上記の光14および15と
同様に、画角内の被写体を照明するために有効利用され
る。このようにして本装置においては、プロテクタ12の
くさび状部分12bの作用で、集光効率が著しく向上す
る。
【0021】また本装置においては、上述の通り、反射
鏡11に入射し得ない光をプロテクタ12のくさび状部分12
bで集光するようにしているので、反射鏡11を集光効率
向上のために特に深く、つまり前方側に長く形成する必
要がなく、それにより装置の小型化が達成される。
鏡11に入射し得ない光をプロテクタ12のくさび状部分12
bで集光するようにしているので、反射鏡11を集光効率
向上のために特に深く、つまり前方側に長く形成する必
要がなく、それにより装置の小型化が達成される。
【0022】そして、上述のような簡単な形状のプロテ
クタ12は、全面が平行平板状のものとさほど変わらない
コストで作製可能であり、したがって本装置は低コスト
で形成できるものとなる。
クタ12は、全面が平行平板状のものとさほど変わらない
コストで作製可能であり、したがって本装置は低コスト
で形成できるものとなる。
【0023】なおストロボ発光管10としては、概略円筒
形状のものの他、概略球状のものや、概略半球状のもの
等も適用可能である。
形状のものの他、概略球状のものや、概略半球状のもの
等も適用可能である。
【0024】また反射鏡11としては、光軸Oをはさんで
反対側を照射するタイプのもの、および光軸近傍に概略
焦点を持つタイプのものを使用すると、プロテクタ12の
小型化につながるので、より好ましい。
反対側を照射するタイプのもの、および光軸近傍に概略
焦点を持つタイプのものを使用すると、プロテクタ12の
小型化につながるので、より好ましい。
【0025】また、ストロボ発光管10からの光が直接プ
ロテクタ12に向かうか、あるいは反射鏡11に向かうかの
分岐点となる光線の角度(光軸Oとなす角度)は、概ね
45°前後とするのが望ましい。すなわち、この分岐角度
が余りに大きいとプロテクタ12のくさび状部分12bのテ
ーパ角を大きくしなければならず、プロテクタ12の大型
化を招く。反対にこの分岐角度が余りに小さいと、反射
鏡11の大型化を招いてしまう。
ロテクタ12に向かうか、あるいは反射鏡11に向かうかの
分岐点となる光線の角度(光軸Oとなす角度)は、概ね
45°前後とするのが望ましい。すなわち、この分岐角度
が余りに大きいとプロテクタ12のくさび状部分12bのテ
ーパ角を大きくしなければならず、プロテクタ12の大型
化を招く。反対にこの分岐角度が余りに小さいと、反射
鏡11の大型化を招いてしまう。
【0026】なおプロテクタ12は、ファインダ窓やAF
(自動焦点合せ)用測距窓等と一体に形成可能であっ
て、カメラボディの形状に合わせてプロテクタ12の一部
が2次元的あるいは3次元的に斜いているような場合で
も、本発明は適用可能である。図4および5は、そのよ
うに形成された本発明の第2実施例のストロボ照明装置
を示すものである。なおこれらの図4、5において、第
1実施例のものと同様の要素には同番号を付してあり、
それらについての重複した説明は省略する(以下、同
様)。
(自動焦点合せ)用測距窓等と一体に形成可能であっ
て、カメラボディの形状に合わせてプロテクタ12の一部
が2次元的あるいは3次元的に斜いているような場合で
も、本発明は適用可能である。図4および5は、そのよ
うに形成された本発明の第2実施例のストロボ照明装置
を示すものである。なおこれらの図4、5において、第
1実施例のものと同様の要素には同番号を付してあり、
それらについての重複した説明は省略する(以下、同
様)。
【0027】すなわちこの第2実施例において、ストロ
ボ発光管10および反射鏡11は第1実施例のものと同様の
ものが用いられているが、プロテクタ12は下辺と上辺が
ストロボ発光管10の長手軸(カメラの左右方向と一致す
る)に対して斜めに形成され、その上でプロテクタ12が
光軸O(カメラの前後方向と一致する)に対して全体的
に傾けて配設されている。
ボ発光管10および反射鏡11は第1実施例のものと同様の
ものが用いられているが、プロテクタ12は下辺と上辺が
ストロボ発光管10の長手軸(カメラの左右方向と一致す
る)に対して斜めに形成され、その上でプロテクタ12が
光軸O(カメラの前後方向と一致する)に対して全体的
に傾けて配設されている。
【0028】また、反射鏡11とプロテクタ12との間の間
隔を変える調整機構を設ければ、直接光に対するズーム
効果を付加することができる。
隔を変える調整機構を設ければ、直接光に対するズーム
効果を付加することができる。
【0029】さらに、図6に示すようにプロテクタ12の
平行平板部、あるいは図7に示すように平行平板部と断
面くさび状部分12bとに亘る部分に、フレネルレンズ12
L等のレンズ効果を有する部分を形成してもよい。この
場合は、反射鏡11とプロテクタ12との間の間隔を変える
調整機構を設ければ、直接光および反射鏡11で反射した
反射光に対するズーム効果を付加することができる。
平行平板部、あるいは図7に示すように平行平板部と断
面くさび状部分12bとに亘る部分に、フレネルレンズ12
L等のレンズ効果を有する部分を形成してもよい。この
場合は、反射鏡11とプロテクタ12との間の間隔を変える
調整機構を設ければ、直接光および反射鏡11で反射した
反射光に対するズーム効果を付加することができる。
【0030】またプロテクタ12に形成する断面くさび状
部分12bは、配光特性の改善のために、図8に示すよう
に凸状曲面としたり、図9に示すように凹状曲面とした
り、さらには非球面形状として、光を集光あるいは発散
させる機能を与えてもよい。さらに、くさび状部分12b
のテーパ面の角度を変えることによって、配光特性を変
更することも可能である。
部分12bは、配光特性の改善のために、図8に示すよう
に凸状曲面としたり、図9に示すように凹状曲面とした
り、さらには非球面形状として、光を集光あるいは発散
させる機能を与えてもよい。さらに、くさび状部分12b
のテーパ面の角度を変えることによって、配光特性を変
更することも可能である。
【0031】なお以上説明した実施例において、プロテ
クタ12のくさび状部分12bはテーパ面が前表面(被写体
側の面)に形成されたものであるが、このテーパ面をプ
ロテクタ12の後表面に形成してもよい。しかし、集光効
率の点からは、テーパ面をプロテクタ12の前表面に形成
する方が望ましい。
クタ12のくさび状部分12bはテーパ面が前表面(被写体
側の面)に形成されたものであるが、このテーパ面をプ
ロテクタ12の後表面に形成してもよい。しかし、集光効
率の点からは、テーパ面をプロテクタ12の前表面に形成
する方が望ましい。
【0032】次にプロテクタ12の好ましい詳細形状につ
いて説明する。まず、前述した第1実施例のタイプの場
合について説明する。ここで第1実施例のタイプのスト
ロボ照明装置について、側面視状態下での各条件を図10
に示すように定める。なお便宜的に、光はストロボ発光
管10の中心から生じるものとし、各点の位置はストロボ
発光管10の中心を原点とするX−Y座標で示す。この図
中、 Ao 所望画角 Ar 直接光の最大角 Ap くさび状部分12bの端点Pに向かう光線のプロテ
クタ入射前の角度 Ac Ar とAp の中間角 Am 反射鏡端点Rからの反射光のうち最も上向きの光
の角度(下向き正) Ac2 角度Ac の光線が屈折した後の角度 (なお以上の角度は、すべて光軸Oからの角度である) Ka くさび状部分12bに入射する光の角度の、画角
Ao に対する余裕角 Y1 角度Ao の光線が通過するプロテクタ前面上の点
のY座標 Xr 反射鏡11の端点RのX座標 Yr 反射鏡11の端点RのY座標(反射鏡高さ) T2 プロテクタ12のコバ厚 DXQ 反射鏡11とプロテクタ12間の距離 Dp くさび状部分12bのテーパ角 Ypo プロテクタ12の高さ Yp プロテクタ12の平行平板部の高さ(点PのY座
標) Xp プロテクタ前表面の発光管中心からの距離(点P
のX座標) Xq プロテクタ後表面の発光管中心からの距離(点Q
のX座標) T プロテクタ12の厚さ 次に、主な条件の範囲について考える。
いて説明する。まず、前述した第1実施例のタイプの場
合について説明する。ここで第1実施例のタイプのスト
ロボ照明装置について、側面視状態下での各条件を図10
に示すように定める。なお便宜的に、光はストロボ発光
管10の中心から生じるものとし、各点の位置はストロボ
発光管10の中心を原点とするX−Y座標で示す。この図
中、 Ao 所望画角 Ar 直接光の最大角 Ap くさび状部分12bの端点Pに向かう光線のプロテ
クタ入射前の角度 Ac Ar とAp の中間角 Am 反射鏡端点Rからの反射光のうち最も上向きの光
の角度(下向き正) Ac2 角度Ac の光線が屈折した後の角度 (なお以上の角度は、すべて光軸Oからの角度である) Ka くさび状部分12bに入射する光の角度の、画角
Ao に対する余裕角 Y1 角度Ao の光線が通過するプロテクタ前面上の点
のY座標 Xr 反射鏡11の端点RのX座標 Yr 反射鏡11の端点RのY座標(反射鏡高さ) T2 プロテクタ12のコバ厚 DXQ 反射鏡11とプロテクタ12間の距離 Dp くさび状部分12bのテーパ角 Ypo プロテクタ12の高さ Yp プロテクタ12の平行平板部の高さ(点PのY座
標) Xp プロテクタ前表面の発光管中心からの距離(点P
のX座標) Xq プロテクタ後表面の発光管中心からの距離(点Q
のX座標) T プロテクタ12の厚さ 次に、主な条件の範囲について考える。
【0033】[1] 直接光の最大角Ar について 《1−a》 点Pに向かう光線の角度Ap が、画角Ao
に対してKaだけ余裕を持った大きな角度であったとす
るとき、Ap からAr の角度範囲の光線は屈折した後に
画角範囲(−Ao 〜Ao の角度)に収まらなくてはなら
ないので、 Ar −Ap ≦2・Ao (Ap =Ao +Ka) ……(1) 一方、Ar は少なくとも画角Ao より大きくなくてはい
けないから、 Ao ≦Ar ……(2) (1)、(2)式より Ao ≦Ar ≦3・Ao +Ka (0°≦Ka≦20°)……(3) 《1−b》 Ar が大きいと、光線がプロテクタ12の第
1面つまり後表面へ入射したときに表面反射が増大する
こと、さらに、屈折後の照射角度は画角全域であるより
も、画角全域(±Ao )の1/2程度であった方が配光
特性の改良等の調整がしやすいことから、Ar はある程
度制限した方が望ましい。そこで、 Ar −Ap ≦Ao (Ap =Ao +Ka) ……(4) 一方、屈折後の照射角度は少なくても画角全体の1/4
程度は確保したいので Ao /2≦Ar −Ao ……(5) ∴ 1.5 Ao ≦Ar (4)、(5)式より 1.5 Ao ≦Ar ≦2・Ao +Ka (0°≦Ka≦20°) 《1−c》 以上より Ar −Ap =Ao ∴ Ar =Ao +Ap =2・Ao +Ka および Ar −Ap =2Ao ∴ Ar =3Ao +Ka の2つを考えることとする。
に対してKaだけ余裕を持った大きな角度であったとす
るとき、Ap からAr の角度範囲の光線は屈折した後に
画角範囲(−Ao 〜Ao の角度)に収まらなくてはなら
ないので、 Ar −Ap ≦2・Ao (Ap =Ao +Ka) ……(1) 一方、Ar は少なくとも画角Ao より大きくなくてはい
けないから、 Ao ≦Ar ……(2) (1)、(2)式より Ao ≦Ar ≦3・Ao +Ka (0°≦Ka≦20°)……(3) 《1−b》 Ar が大きいと、光線がプロテクタ12の第
1面つまり後表面へ入射したときに表面反射が増大する
こと、さらに、屈折後の照射角度は画角全域であるより
も、画角全域(±Ao )の1/2程度であった方が配光
特性の改良等の調整がしやすいことから、Ar はある程
度制限した方が望ましい。そこで、 Ar −Ap ≦Ao (Ap =Ao +Ka) ……(4) 一方、屈折後の照射角度は少なくても画角全体の1/4
程度は確保したいので Ao /2≦Ar −Ao ……(5) ∴ 1.5 Ao ≦Ar (4)、(5)式より 1.5 Ao ≦Ar ≦2・Ao +Ka (0°≦Ka≦20°) 《1−c》 以上より Ar −Ap =Ao ∴ Ar =Ao +Ap =2・Ao +Ka および Ar −Ap =2Ao ∴ Ar =3Ao +Ka の2つを考えることとする。
【0034】[2] 点P(Xp ,Yp )について 《2−a》 Xp について 角度Ap の直接光と、反射鏡11の端点Rからの角度Am
の反射光の交点MのX座標をXm とすると Xm =Xq +dxm dxm =(Yu −Yv )/(tan Ap2+tan Am2)……(6) ただし図26に詳しく示すように、dxm はプロテクタ後
表面と交点Mとの距離、Yu ,Yv はそれぞれ上記反射
光と直接光のプロテクタ後表面上の通過点U,VのY座
標、Ap2,Am2はそれぞれ上記反射光と直接光のプロテ
クタ後表面で屈折した後の角度である。
の反射光の交点MのX座標をXm とすると Xm =Xq +dxm dxm =(Yu −Yv )/(tan Ap2+tan Am2)……(6) ただし図26に詳しく示すように、dxm はプロテクタ後
表面と交点Mとの距離、Yu ,Yv はそれぞれ上記反射
光と直接光のプロテクタ後表面上の通過点U,VのY座
標、Ap2,Am2はそれぞれ上記反射光と直接光のプロテ
クタ後表面で屈折した後の角度である。
【0035】・Xm <Xp のとき 最も角度の大きい直接光(角度Ar の光線)との交点Q
が高くなるので、プロテクタ12の高さYpoが大きくな
る。
が高くなるので、プロテクタ12の高さYpoが大きくな
る。
【0036】 (Xp −T)・tan Ar <Ypo ……(7) これは反射鏡高さYr のKr =5倍程度が現実的な限度
と考えられる。
と考えられる。
【0037】 Ypo≦Kr ・Yr ……(8) (7)、(8)式より Xp ≦Kr ・Yr /tan Ar +T この右辺をXp の最大値と考える。
【0038】・Xm >Xp のとき Xr +DXQmin ≦Xp (DXQmin はDXQの最小
値) この左辺をXp の最小値と考える。
値) この左辺をXp の最小値と考える。
【0039】・0<Am のとき 点Rからの反射光は下向きであり、Xp =Xm のときX
p は最小となるので、ここを狙う。一方、Xp =Xr +
DXQmin でもあるので、Xm と(Xr +DXQmin )
のうち、最終的にYpoが小さくなる方をXp の標準値と
考える。
p は最小となるので、ここを狙う。一方、Xp =Xr +
DXQmin でもあるので、Xm と(Xr +DXQmin )
のうち、最終的にYpoが小さくなる方をXp の標準値と
考える。
【0040】《2−b》 Yp について ・画角Ao 内の直接光がプロテクタ12の平行平板部を通
るためには、 Y1<Yp Y1=Xp ・tan Ao −T[tan Ao −tan { sin-1(sin Ao /N)}] 角度Ar の光線がくさび状部分12bで屈折するために
は、 Yp <Y2 Y2=Xp ・tan Ar −T[tan Ar −tan { sin-1(sin Ar /N)}] 以上よりY1をYp の最小値、Y2をYp の最大値と考
える。
るためには、 Y1<Yp Y1=Xp ・tan Ao −T[tan Ao −tan { sin-1(sin Ao /N)}] 角度Ar の光線がくさび状部分12bで屈折するために
は、 Yp <Y2 Y2=Xp ・tan Ar −T[tan Ar −tan { sin-1(sin Ar /N)}] 以上よりY1をYp の最小値、Y2をYp の最大値と考
える。
【0041】・Xm >Xp ならばYp は直線UMおよび
その延長上にあるから Yp =Yu −T・tan Am2 ……(9) Xm <Xp ならばYp は直線VMおよびその延長上にあ
るから Yp =Yv +T・tan Ap2 ……(10) ただし Yu =Yr −(Xq −Xr )・tan Am Yv =Xq tan Ap Am2= sin-1(sin Am /N) Ap2= sin-1(sin Ap /N) 以上の(9)、(10)をYp の標準値と考える。
その延長上にあるから Yp =Yu −T・tan Am2 ……(9) Xm <Xp ならばYp は直線VMおよびその延長上にあ
るから Yp =Yv +T・tan Ap2 ……(10) ただし Yu =Yr −(Xq −Xr )・tan Am Yv =Xq tan Ap Am2= sin-1(sin Am /N) Ap2= sin-1(sin Ap /N) 以上の(9)、(10)をYp の標準値と考える。
【0042】[3] テーパ角Dp について 《3−a》 Dp はくさび形状のプリズムのくさび角に
相当し、図11に示すように光線のプロテクタ12に対する
入射角および射出角(いずれもX軸に対する角度)をそ
れぞれAin、Aout とすると、Aout はAinとDp の関
数として表わされる。すなわち Aout =f(Ain,Dp ) =Dp − sin-1[N・sin {Dp − sin-1(sin Ain/N)}] ここでくさび状部分12bに向かう直接光(角度Ap 〜A
r )をAp とAr の中間角Ac で進行する光線で代表し
て考える。この光線がくさび状部分12bで屈折した結果
画角内の光線となるようにするためには、次式を満たす
Dp を求めればよい。
相当し、図11に示すように光線のプロテクタ12に対する
入射角および射出角(いずれもX軸に対する角度)をそ
れぞれAin、Aout とすると、Aout はAinとDp の関
数として表わされる。すなわち Aout =f(Ain,Dp ) =Dp − sin-1[N・sin {Dp − sin-1(sin Ain/N)}] ここでくさび状部分12bに向かう直接光(角度Ap 〜A
r )をAp とAr の中間角Ac で進行する光線で代表し
て考える。この光線がくさび状部分12bで屈折した結果
画角内の光線となるようにするためには、次式を満たす
Dp を求めればよい。
【0043】−Ao <f(Ac ,Dp )<Ao ここからDp は、前述した特公平6−10712号公報
にも示されている中点法等で求めることが可能で、例え
ばプロテクタ12の屈折率N=1.5 、Ao =20°、Ac =
34°のとき概略 26°<Dp <62°となる。
にも示されている中点法等で求めることが可能で、例え
ばプロテクタ12の屈折率N=1.5 、Ao =20°、Ac =
34°のとき概略 26°<Dp <62°となる。
【0044】ここで、(Ar −Ap )がほぼAo に等し
ければf(Ac ,Dp )=Ao /2、そして(Ar −A
p )がほぼ2Ao に等しければf(Ac ,Dp )=0が
目安となるので、それらのときのDp を標準値と考え
る。
ければf(Ac ,Dp )=Ao /2、そして(Ar −A
p )がほぼ2Ao に等しければf(Ac ,Dp )=0が
目安となるので、それらのときのDp を標準値と考え
る。
【0045】《3−b》 Dp が余りに大きくなると、
角度Ap の光線は第2面であるテーパ面で全反射してし
まう。これを避けるためには、 N・sin {Dp − sin-1(sin Ar /N)}≦1 ∴ Dp ≦ sin-1(1/N)+ sin-1(sin Ap /N) この右辺をDp の最大値と考える。
角度Ap の光線は第2面であるテーパ面で全反射してし
まう。これを避けるためには、 N・sin {Dp − sin-1(sin Ar /N)}≦1 ∴ Dp ≦ sin-1(1/N)+ sin-1(sin Ap /N) この右辺をDp の最大値と考える。
【0046】《3−c》 f(Ac ,Dp )=Ao のと
き、Dp は最小値となる。
き、Dp は最小値となる。
【0047】[4] プロテクタ12の有効高さYpoにつ
いて Ypoは、角度Ar の光線がテーパ面で屈折する点SのY
座標Ys より大であればよい。以下、Ys を求める。
いて Ypoは、角度Ar の光線がテーパ面で屈折する点SのY
座標Ys より大であればよい。以下、Ys を求める。
【0048】点Qについて、そのY座標をYq とすると Yq =(Xp −T)・tan Ar 線分QSのX軸となす角度をAq とすると Aq = sin-1(sin Ar /N) 線分QSの方程式は Y−Yq =(X−Xq )・tan (Aq ) ただし(Xq =Xp −T) ……(11) 線分PSの方程式は Y−Yp =(X−Xp )・tan (Dp −π/2) ……(12) (11)、(12)式より
【0049】
【数1】
【0050】このYs をYpoの最小値と考える。そして
余裕を10%取って、Ypo=1.1 ・Ysを標準値と考え
る。
余裕を10%取って、Ypo=1.1 ・Ysを標準値と考え
る。
【0051】[5] プロテクタ12の厚さTについて Tの範囲は以下の通りとなる。
【0052】 (Ypo−Yp )sin Dp +T2 ≦T≦Xp −Xr 左辺は、Ypo、Yp 、Dp を確保できる厚さに最小コバ
厚T2 を加えた値であり、右辺は図より明らかである。
厚T2 を加えた値であり、右辺は図より明らかである。
【0053】Tは一義的に決まらないので、繰り返し計
算により収束させる。例えばT2 の最小値と最大値を設
けて、T2 がこれらの値の間に入るようにTを収束させ
る。以上のようにして求めるTの値を標準値と考える。
算により収束させる。例えばT2 の最小値と最大値を設
けて、T2 がこれらの値の間に入るようにTを収束させ
る。以上のようにして求めるTの値を標準値と考える。
【0054】次に、以上の[1]〜[5]項に示した条
件の範囲を考慮して、以下の5項目について、各標準値
の好ましい数値範囲を実際に計算によって求める。
件の範囲を考慮して、以下の5項目について、各標準値
の好ましい数値範囲を実際に計算によって求める。
【0055】 ・Dp (Dp min 、Dp max ) ・T ・Xp (Xp max ) ・Yp (Yp min 、Yp max ) ・Ypo (Ypo min) なおTを除くその他の項目については、標準値の数値範
囲の他に( )内に記入のように、特に最小値(min と
付記)および/または最大値(max と付記)についても
好ましい数値範囲を計算した。
囲の他に( )内に記入のように、特に最小値(min と
付記)および/または最大値(max と付記)についても
好ましい数値範囲を計算した。
【0056】計算に当たっては、Dp は一義的に求める
ことができるが、それ以外の条件は互いに他の条件がパ
ラメータとなって変化するので、まず、Xq =Xr 、X
p =Xm すなわちT=Xp −Xq =Xr −Xm として計
算をスタートし、最終的にTが前記[5]項の条件を満
たすか否か判断し、NGの場合はTを変化させて再計算
するようにした。
ことができるが、それ以外の条件は互いに他の条件がパ
ラメータとなって変化するので、まず、Xq =Xr 、X
p =Xm すなわちT=Xp −Xq =Xr −Xm として計
算をスタートし、最終的にTが前記[5]項の条件を満
たすか否か判断し、NGの場合はTを変化させて再計算
するようにした。
【0057】また、次の5条件は、通常考えられる一般
的な値として下記の通りの1つの値を設定した。
的な値として下記の通りの1つの値を設定した。
【0058】 N=1.5 Ka=5(°) T2 min =0.5 (mm) T2 max =1.0 (mm) DXQmin =0.5 (mm) そして次の5条件については、通常考えられる値として
それぞれ下記の通りの複数通りの値を設定した。
それぞれ下記の通りの複数通りの値を設定した。
【0059】 Ao =5、15、25 (°) Ar =2Ao +Ka、3Ao +Ka(°) Am =0、Ao /2 (°) Ac2=0、Ao /2 (°) Yr =2.5 、5、7.5 (mm) これらの条件の組合せにより、3×2×2×2×3=7
2通りのパターンについて検討できることになる。
2通りのパターンについて検討できることになる。
【0060】数値の計算結果を、図12〜22に示す。なお
数値を求めるDp 、T、Xp 、Yp、Ypoはすべて各図
の縦軸に示し、Dp とTについては画角Ao (横軸)と
の関係で、一方Xp 、Yp ,Ypoについては反射鏡11の
高さYr (横軸)との関係で示してある。
数値を求めるDp 、T、Xp 、Yp、Ypoはすべて各図
の縦軸に示し、Dp とTについては画角Ao (横軸)と
の関係で、一方Xp 、Yp ,Ypoについては反射鏡11の
高さYr (横軸)との関係で示してある。
【0061】また、これらの図において示した直線m1
とn1は、それぞれ標準値の上限、下限範囲を示すも
の、直線m2は最大値の上限範囲を示すもの、直線n2
は最小値の下限範囲を示すものである。なおこれらの直
線は、各図の横軸をx、縦軸をyとすると、式y=Ax
+Bで示される。各図には、これらの直線のそれぞれに
ついて傾きAと縦軸切片Bを示すとともに、計算範囲両
端あるいはそれ近辺の座標を示してある。
とn1は、それぞれ標準値の上限、下限範囲を示すも
の、直線m2は最大値の上限範囲を示すもの、直線n2
は最小値の下限範囲を示すものである。なおこれらの直
線は、各図の横軸をx、縦軸をyとすると、式y=Ax
+Bで示される。各図には、これらの直線のそれぞれに
ついて傾きAと縦軸切片Bを示すとともに、計算範囲両
端あるいはそれ近辺の座標を示してある。
【0062】Dp の値は図12、13および14から分かるよ
うに、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n2より
上側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ
直線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各
直線の式は、 直線m2: y=0.63x+44.85 直線m1: y=1.625 x+30 直線n1: y=1.59x+10.64 直線n2: y=0.773 x+10.4 である。
うに、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n2より
上側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ
直線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各
直線の式は、 直線m2: y=0.63x+44.85 直線m1: y=1.625 x+30 直線n1: y=1.59x+10.64 直線n2: y=0.773 x+10.4 である。
【0063】Tの値は図15から分かるように、好ましく
は直線m1より下側でかつ直線n1より上側の領域に設
定するとよい。この場合各直線の式は、 直線m1: y=0.585 x−1.625 直線n1: y=0.1 x である。
は直線m1より下側でかつ直線n1より上側の領域に設
定するとよい。この場合各直線の式は、 直線m1: y=0.585 x−1.625 直線n1: y=0.1 x である。
【0064】Xp の値は図16および17から分かるよう
に、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n1より上
側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ直
線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各直
線の式は、 直線m2: y=18.6x+0.5 直線m1: y=2.5 x+5.25 直線n1: y=x+2 である。
に、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n1より上
側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ直
線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各直
線の式は、 直線m2: y=18.6x+0.5 直線m1: y=2.5 x+5.25 直線n1: y=x+2 である。
【0065】Yp の値は図18、19および20から分かるよ
うに、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n2より
上側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ
直線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各
直線の式は、 直線m2: y=1.76x+9.28 直線m1: y=0.82x+1.45 直線n1: y=0.68x+0.2 直線n2: y=0.24x+0.017 である。
うに、好ましくは直線m2より下側でかつ直線n2より
上側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ
直線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各
直線の式は、 直線m2: y=1.76x+9.28 直線m1: y=0.82x+1.45 直線n1: y=0.68x+0.2 直線n2: y=0.24x+0.017 である。
【0066】Ypoの値は図21および22から分かるよう
に、好ましくは直線m1より下側でかつ直線n2より上
側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ直
線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各直
線の式は、 直線m1: y=1.34x+4.55 直線n1: y=1.04x+0.5 直線n2: y=x+0.1 である。
に、好ましくは直線m1より下側でかつ直線n2より上
側の領域、さらに好ましくは直線m1より下側でかつ直
線n1より上側の領域に設定するとよい。この場合各直
線の式は、 直線m1: y=1.34x+4.55 直線n1: y=1.04x+0.5 直線n2: y=x+0.1 である。
【0067】以上、第1実施例のタイプに関する数値計
算について説明したが、プロテクタ12の中央部が平行平
板状ではなくて、図23に示すように凸のパワーを持つよ
うに形成された場合、あるいは図24に示すように凹のパ
ワーを持つように形成された場合(双方の場合ともフレ
ネルレンズによるパワー付与でもよい)も基本的に同様
にして計算することができる。以下、この点について図
23を参照して詳しく説明する。
算について説明したが、プロテクタ12の中央部が平行平
板状ではなくて、図23に示すように凸のパワーを持つよ
うに形成された場合、あるいは図24に示すように凹のパ
ワーを持つように形成された場合(双方の場合ともフレ
ネルレンズによるパワー付与でもよい)も基本的に同様
にして計算することができる。以下、この点について図
23を参照して詳しく説明する。
【0068】プロテクタ12のくさび状部分12aが平面で
あった場合に、プロテクタ12を出たあとで画角Ao (図
23中の*1、以下同様)内に向かう光線は、光源から出
る光のうちのやはりAo 内の角度の光である(*2)。
それに対してくさび状部分12aが凸面となった場合、プ
ロテクタ12を出たあとで画角Ao 内に向かう光線は、光
源から出る光のうちのAo ’の角度までの広い範囲の光
となる。
あった場合に、プロテクタ12を出たあとで画角Ao (図
23中の*1、以下同様)内に向かう光線は、光源から出
る光のうちのやはりAo 内の角度の光である(*2)。
それに対してくさび状部分12aが凸面となった場合、プ
ロテクタ12を出たあとで画角Ao 内に向かう光線は、光
源から出る光のうちのAo ’の角度までの広い範囲の光
となる。
【0069】角度Ap に対する余裕度であるKaは、く
さび状部分12aが水平のときには(*3)のように与え
られるが、くさび状部分12aが凸面になるとKa’(*
4)と狭くなる(例えばKa’=5°)。このKa’
が、第1実施例でのKaと実質的に同じとなる。第1実
施例の場合と比べてくさび状部分12aの形状以外の条件
は変えていないので、Ap は一定である。したがって、 Ap =Ao +Ka (平面のとき) =Ao ’+Ka’ (凸面のとき) ∴ Ka=Ao ’−Ao +Ka’ ……(A) 第1実施例の計算ではくさび状部分12aの形状による効
果を考慮しなかったが、上述のようにその効果はKaに
盛り込むことができる。すなわち、第1実施例の各計算
で、Kaを上記(A)式のように置けば、くさび状部分
12aが凸面となったことによる効果が考慮される。ただ
し、(1)式、(4)式の「Ap =Ao+Ka」は「Ap
=Ao ’+Ka’」とすべきところなので、Ar の範
囲が変わることになる。
さび状部分12aが水平のときには(*3)のように与え
られるが、くさび状部分12aが凸面になるとKa’(*
4)と狭くなる(例えばKa’=5°)。このKa’
が、第1実施例でのKaと実質的に同じとなる。第1実
施例の場合と比べてくさび状部分12aの形状以外の条件
は変えていないので、Ap は一定である。したがって、 Ap =Ao +Ka (平面のとき) =Ao ’+Ka’ (凸面のとき) ∴ Ka=Ao ’−Ao +Ka’ ……(A) 第1実施例の計算ではくさび状部分12aの形状による効
果を考慮しなかったが、上述のようにその効果はKaに
盛り込むことができる。すなわち、第1実施例の各計算
で、Kaを上記(A)式のように置けば、くさび状部分
12aが凸面となったことによる効果が考慮される。ただ
し、(1)式、(4)式の「Ap =Ao+Ka」は「Ap
=Ao ’+Ka’」とすべきところなので、Ar の範
囲が変わることになる。
【0070】なおプロテクタ12のくさび状部分12bが凹
面の場合も、同様に考えればよい。
面の場合も、同様に考えればよい。
【0071】また図25に示すようにプロテクタ12のくさ
び状部分12bにパワーを持つ場合は、第1実施例と比べ
て、屈折後の光がAc2を中心に集光あるいは発散される
点が異なるので、これを考慮して角度Ar 、Ap 、Ac2
を設定すればよい。
び状部分12bにパワーを持つ場合は、第1実施例と比べ
て、屈折後の光がAc2を中心に集光あるいは発散される
点が異なるので、これを考慮して角度Ar 、Ap 、Ac2
を設定すればよい。
【図1】本発明の第1実施例装置を示す斜視図
【図2】上記第1実施例装置の一部破断平面図
【図3】上記第1実施例装置の一部破断側面図
【図4】本発明の第2実施例装置を示す斜視図
【図5】上記第1実施例装置の一部破断側面図
【図6】プロテクタの別の形状例を示す側面図
【図7】プロテクタのさらに異なる形状例を示す側面図
【図8】プロテクタのさらに異なる形状例を示す側面図
【図9】プロテクタのさらに異なる形状例を示す側面図
【図10】第1実施例装置の要部を詳しく示す一部破断
側面図
側面図
【図11】プロテクタを通過する光の光路を説明する概
略図
略図
【図12】第1実施例装置におけるくさび状部分のテー
パ角Dp の最大値の範囲を示すグラフ
パ角Dp の最大値の範囲を示すグラフ
【図13】上記テーパ角Dp の好ましい数値範囲を示す
グラフ
グラフ
【図14】上記テーパ角Dp の最小値の範囲を示すグラ
フ
フ
【図15】第1実施例装置におけるプロテクタ厚さTの
好ましい数値範囲を示すグラフ
好ましい数値範囲を示すグラフ
【図16】第1実施例装置におけるプロテクタ前面の、
発光管中心からの距離の最大値の範囲を示すグラフ
発光管中心からの距離の最大値の範囲を示すグラフ
【図17】上記プロテクタ前面の、発光管中心からの距
離の好ましい数値範囲を示すグラフ
離の好ましい数値範囲を示すグラフ
【図18】第1実施例装置におけるプロテクタの平行平
板部の高さの最大値の範囲を示すグラフ
板部の高さの最大値の範囲を示すグラフ
【図19】上記平行平板部の高さの好ましい数値範囲を
示すグラフ
示すグラフ
【図20】上記平行平板部の高さの最小値の範囲を示す
グラフ
グラフ
【図21】第1実施例装置におけるプロテクタの高さの
好ましい数値範囲を示すグラフ
好ましい数値範囲を示すグラフ
【図22】上記プロテクタの高さの最小値の範囲を示す
グラフ
グラフ
【図23】本発明に用いられる別のプロテクタを通過す
る光の光路を説明する概略図
る光の光路を説明する概略図
【図24】本発明に用いられるさらに別のプロテクタを
通過する光の光路を説明する概略図
通過する光の光路を説明する概略図
【図25】本発明に用いられるさらに別のプロテクタを
通過する光の光路を説明する概略図
通過する光の光路を説明する概略図
【図26】プロテクタを通過する光の光路を説明する概
略図
略図
10 ストロボ発光管 11 反射鏡 12 プロテクタ 12a プロテクタの中央部分 12b プロテクタの断面くさび状部分
Claims (11)
- 【請求項1】 ストロボ発光管と、このストロボ発光管
から発せられた光を反射させる反射鏡と、前記ストロボ
発光管および反射鏡の前方に配された透明部材からなる
プロテクタとを有するストロボ照明装置において、 前記ストロボ発光管から所望画角外の角度で出射して、
前記反射鏡に入射しなかった光が入射する前記プロテク
タの周辺部が、外側に行くにつれてより薄くなる断面く
さび状とされたことを特徴とするストロボ照明装置。 - 【請求項2】 前記プロテクタの前表面の周辺部がテー
パ面とされることにより、該周辺部が、外側に行くにつ
れてより薄くなる断面くさび状とされたことを特徴とす
る請求項1記載のストロボ照明装置。 - 【請求項3】 前記断面くさび状とされた部分のテーパ
角Dp (°)が、このDp をy軸、所望画角Ao (°)
をx軸とした直交座標系において、 直線y=0.63x+44.85 よりも下側でかつ直線y=0.77
3 x+10.4よりも上側の領域にあることを特徴とする請
求項2記載のストロボ照明装置。 - 【請求項4】 前記断面くさび状とされた部分のテーパ
角Dp (°)が、このDp をy軸、所望画角Ao (°)
をx軸とした直交座標系において、 直線y=1.625 x+30よりも下側でかつ直線y=0.1 x
よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項2記載
のストロボ照明装置。 - 【請求項5】 前記プロテクタの厚さT(mm)が、こ
のTをy軸、所望画角Ao (°)をx軸とした直交座標
系において、 直線y=0.585 x−1.625 よりも下側でかつ直線y=0.
1 xよりも上側の領域にあることを特徴とする請求項2
から4いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項6】 前記プロテクタの前表面のストロボ発光
管中心からの距離Xp (mm)が、このXp をy軸、反
射鏡前端と光軸との距離Yr (mm)をx軸とした直交
座標系において、 直線y=18.6x+0.5 よりも下側でかつ直線y=x+2
よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項2から
5いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項7】 前記プロテクタの前表面のストロボ発光
管中心からの距離Xp (mm)が、このXp をy軸、反
射鏡前端と光軸との距離Yr (mm)をx軸とした直交
座標系において、 直線y=2.5 x+5.25よりも下側でかつ直線y=x+2
よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項2から
5いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項8】 前記断面くさび状とされた部分の内側端
部から光軸までの距離Yp (mm)が、このYp をy
軸、反射鏡前端と光軸との距離Yr (mm)をx軸とし
た直交座標系において、 直線y=1.76x+9.28よりも下側でかつ直線y=0.24x
+0.017 よりも上側の領域にあることを特徴とする請求
項2から7いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項9】 前記断面くさび状とされた部分の内側端
部から光軸までの距離Yp (mm)が、このYp をy
軸、反射鏡前端と光軸との距離Yr (mm)をx軸とし
た直交座標系において、 直線y=0.82x+1.45よりも下側でかつ直線y=0.68x
+0.2 よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項
2から7いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項10】 前記プロテクタの光軸からの有効高さ
Ypo(mm)が、このYpoをy軸、反射鏡前端と光軸と
の距離Yr (mm)をx軸とした直交座標系において、 直線y=1.34x+4.55よりも下側でかつ直線y=x+0.
1 よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項2か
ら9いずれか1項記載のストロボ照明装置。 - 【請求項11】 前記プロテクタの光軸からの有効高さ
Ypo(mm)が、このYpoをy軸、反射鏡前端と光軸と
の距離Yr (mm)をx軸とした直交座標系において、 直線y=1.34x+4.55よりも下側でかつ直線y=1.04x
+0.5 よりも上側の領域にあることを特徴とする請求項
2から9いずれか1項記載のストロボ照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20877394A JPH0876195A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ストロボ照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20877394A JPH0876195A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ストロボ照明装置 |
Publications (1)
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JPH0876195A true JPH0876195A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16561861
Family Applications (1)
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JP20877394A Pending JPH0876195A (ja) | 1994-09-01 | 1994-09-01 | ストロボ照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0876195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005258293A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Canon Inc | 照明装置および撮影装置 |
JP2005352356A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Canon Inc | 照明装置及び撮影装置 |
-
1994
- 1994-09-01 JP JP20877394A patent/JPH0876195A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005258293A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Canon Inc | 照明装置および撮影装置 |
JP4587159B2 (ja) * | 2004-03-15 | 2010-11-24 | キヤノン株式会社 | 照明装置および撮影装置 |
JP2005352356A (ja) * | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Canon Inc | 照明装置及び撮影装置 |
JP4549109B2 (ja) * | 2004-06-14 | 2010-09-22 | キヤノン株式会社 | 照明装置及び撮影装置 |
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A02 | Decision of refusal |
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