JPH0876076A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents
液晶表示装置およびその製造方法Info
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- JPH0876076A JPH0876076A JP21023894A JP21023894A JPH0876076A JP H0876076 A JPH0876076 A JP H0876076A JP 21023894 A JP21023894 A JP 21023894A JP 21023894 A JP21023894 A JP 21023894A JP H0876076 A JPH0876076 A JP H0876076A
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Abstract
に交差するマトリクス状に有する略長方形状のガラス基
板10には、各信号線14’の両端に外部と接続し得る
端子をそれぞれ形成する。ガラス基板10とガラス基板
とをシール材により貼り合わせた各液晶パネル2"'で
は、シール材とガラス基板10とガラス基板の分断面と
を面一に、かつ、分断位置が異なるようにそれぞれ形成
する。各液晶パネル2"'を分断面にて合わせて複合パネ
ル70を設ける。 【効果】 各液晶パネル2"'の継目を小さくできて、各
液晶パネル2"'による大画面の複合パネル70での表示
画質を向上できる。
Description
ュアル)機器やOA(オフィスオートメーション)機器
に使用される液晶表示装置およびその製造方法に関する
ものである。
のテレビ、OA機器に用いられる表示装置は、軽量化、
薄型化、低消費電力化、高精細化および画面の大型化が
要求されている。このため、CRT、液晶表示装置(L
CD)、プラズマ表示装置(PDP)、EL(electrolu
minescent)表示装置、LED(light emitting display)
表示装置等の表示装置においても大画面化の開発・実用
化が進められている。
比べ、厚さ(奥行き)が格段に薄くできること、消費電
力が小さいこと、フルカラー化が容易なこと等の利点を
有するので、近年においては種々の分野で用いられつつ
あり、画面の大型化への期待も大きい。
の大型化を図ると、製造工程において信号線の断線、画
素欠陥等による不良率が急激に高くなり、更には液晶表
示装置の価格上昇をもたらすといった問題が生じる。そ
こでこれを解決するために、複数の液晶表示装置をつな
ぎ合わせて全体で1台のマルチ表示方式の液晶表示装置
とし、画面の大型化を図ることが行われている。
表示装置として、液晶パネルを単に継ぎ合わせただけの
表示装置では、それぞれの液晶パネルの接続部に生じる
隙間からバックライトの光が漏れ、液晶パネルの継目が
目立ちやすい。
に、表示画面間のつなぎ目を目立たなくする必要があ
る。具体的には、下記に示すようなマルチ表示方式が提
案されている。
平5-127605号公報等には、直視型の大画面液晶表示装置
が開示されている。図26に示すように、上記特開平5-
127605号公報に開示された液晶表示装置101において
は、ポリマ分散型の液晶層102の上に透明電極103
…、カラーフィルター104…およびガラス基板105
が設けられている。
(ソース電極107、ドレイン電極108、ゲート電極
109、アモルファスシリコン110およびゲート絶縁
膜112からなる)と画素電極部111とからなるマト
リクスアレイを、ガラス基板113上に形成してなる液
晶表示素子114…が設けられている。
各液晶表示素子114…の各画素電極部111…と、そ
れらと対になる前記各透明電極103…とを対面するよ
うに、ガラス補強板115上の同一平面上に配列、接続
することにより、画面の大型化を図っている。
6-17178号公報に開示されている液晶表示装置120に
おいては、複数の液晶パネル121…を補強基板123
上にて接合する際に補強基板123に生じる継目の隙間
を覆う目隠し層122…を設けることで、各液晶パネル
121…間の継目を隠蔽し、表示画質の劣化を回避しな
がら、画面の大型化を図っている。
特開平5-341310号公報等に開示されている液晶表示装置
の構成例を図28に示す。すなわち、この液晶表示装置
130においては、透過型の複数の液晶パネル131…
の背面側に、照射手段として光源132…が設けられ、
さらに、画像の拡大手段または画像平行移動手段とし
て、屈折率分布レンズ群133…、フレネルレンズ13
4…およびスクリーン135が、各液晶パネル131…
の表示面側となる表面側に設けられている。
クリーン135上にそれぞれ投射して形成される各表示
画像が、上記スクリーン135上にて継ぎ合わされるよ
うに、上記各屈折率分布レンズ群133…、フレネルレ
ンズ134…が調整されている。これによって、スクリ
ーン135上での各表示画像において、継目の目立たな
い良好な表示画像が得られて、表示画質の劣化を回避し
た背面投射型の大画面液晶表示装置を実現している。
特開平5-19347号公報に開示されている液晶表示装置の
構成例を図29に示す。すなわち、この液晶表示装置1
40においては、可変絞り141を有する投射レンズ1
42、液晶ライトバルブ143、フィールドレンズ14
4、凹面反射鏡145および光源ランプ146からなる
投射型画像表示ユニット147…とスクリーン148と
が用いられている。
147は、それらから投射された各投影画像がスクリー
ン148上に互いに隣接するように上下左右方向に複数
個並べて配置されており、上記各投影画像により1つの
大画面を構成する前面投射型の大画面液晶表示装置が実
現されている。
各投射型画像表示ユニット147…の視野角を互いに上
下逆方向に設定して、大画面での継目での光量を、大画
面の周辺部に対して大きくすることや、各投射型画像表
示ユニット147…の輝度ムラを調整することによっ
て、継目の目立ち難い画像を形成している。
うな問題を有している。すなわち、基本的にスクリーン
の背面に画像を投影する背面投射型の表示装置(リアプ
ロジェクタ)の一種であり、散乱性や半透過性を示すス
クリーンを利用する必要がある。したがって、表示画像
におけるコントラストの低下が否めないという問題があ
る。
ったレンズ光学系を使用するため、光の利用効率が下が
り、高輝度な照射手段が要求される。そのため、消費電
力が増大するという問題がある。
トが高くなるとともに、直視型の液晶表示装置に比べる
と装置の厚み(奥行き)が増すという問題がある。
8の前面に画像を投影する前面投射型の表示装置(フロ
ントプロジェクタ)の一種であり、散乱性や反射性を示
すスクリーンを利用する必要がある。したがって、上記
従来例Cの方式同様、コントラストの低下が否めないと
いう問題や、高輝度投射ランプが必要なことから消費電
力が増大するという問題がある。
式は、直視型の液晶表示装置である。すなわち、液晶パ
ネルの後面に冷陰極管等のバックライトが置かれてい
る。そして、画像情報に応じて液晶パネルがバックライ
トの光を変調することにより、観察者が液晶パネルに入
力された画像情報を観察することができるようになって
いる。したがって、上記従来例CおよびDの方式のよう
な背面投射型や前面投射型の液晶表示装置と異なり、散
乱性、半透過性あるいは反射性を示すスクリーンを利用
する必要がない。それにより、コントラストの低下を防
止できる。
ったレンズ光学系が不要なため、光の利用効率が下がら
ず、高輝度な照射手段が不要となる。それにより、消費
電力を増大を防止できる。さらに、レンズ光学系が不要
なため、コストを抑えることができるとともに、装置の
厚み(奥行き)の増加を抑えることができる。
AおよびBに示したような従来のマルチ表示方式による
大画面液晶表示装置は、それぞれ以下のような問題を有
している。
れたガラス基板113…の継ぎ合わせ部分に、ガラス基
板113…の反りやガラス厚みのばらつきの影響で5〜
10μmの段差が生じる。このため、液晶パネル内に封
入される液晶層102の厚みにばらつきが生じる。
ツイストネマティック(TN)液晶表示モードでは、こ
の程度の液晶層厚のばらつきがあると表示が悪影響を受
け、表示品位が低くなる。
記特開平5-127605号公報に開示された方式では、前述の
ようにポリマ分散型液晶表示モードを採用しており、こ
れによって表示への悪影響を回避する方式を提案してい
る。しかし、直視型のポリマ分散型液晶表示モードは、
原理的にコントラストが悪い、つまり錯乱/透過の切り
換えにより表示を行うため、コントラストが劣化すると
いう問題を有しており、また、ポリマの存在により駆動
電圧が高くなり、消費電力が増大する等の問題も有して
おり、有効な解決策とはならない。
の液晶パネル121…を接続する際、隙間からの漏れ光
を防ぐために、補強基板123上に目隠し層122…を
設けている。ところが、液晶パネル121…を構成する
ガラス基板は通常 1.1mmや0.7mmの厚みを有するた
め、斜め方向からこの液晶表示装置120を観察する
と、画像を表示する液晶層と目隠し層122…とに、ガ
ラス厚みに応じた視差が生じる。このため、斜め方向か
らは目隠し層122…が目立ち、液晶パネル121…の
継目が目立つという問題を有している。
問題点を解決し、大画面においても、各液晶パネルによ
る表示画像の継目が目立たない表示画質の品位が優れた
液晶表示装置を提供することを目的としている。
液晶表示装置は、以上の課題を解決するために、画像を
表示するための画素をマトリクス状に多数有し、上記画
素を駆動するための各信号線を互いに交差するマトリク
ス状に有する略長方形状の第1基板と第2基板とを、そ
れらの間に液晶を封入するためのシール材によって貼り
合わさせ、上記第1および第2基板を上記シール材の外
側に沿って上記第1および第2基板の少なくとも一辺部
を除去してなる第1面を有する液晶パネルが設けられ、
複数の液晶パネルからなる複合パネルが、上記各液晶パ
ネルの表示面を面一となるように上記各液晶パネルの第
1面を互いに対面させて設けられ、上記第1基板には、
上記各信号線の両端に外部と接続し得る端子がそれぞれ
形成され、上記各液晶パネルでは、上記シール材と第1
および第2基板とを上記第1および第2基板の厚さ方向
に分断することにより上記シール材と第1および第2基
板とが前記第1面を面一となるようにそれぞれ形成され
ていることを特徴としている。
造方法は、画像を表示するための画素を駆動するための
各信号線を互いに交差するマトリクス状にそれぞれ有す
る略長方形状の第1基板を、上記各信号線の両端に外部
と接続され得る端子をそれぞれ有するように作製した
後、上記画素をマトリクス状に形成するための上記第1
基板と第2基板とを、それらの間に液晶を封入するため
のシール材によって貼り合わさせた後、上記シール材と
第1および第2基板とを上記第1および第2基板の厚さ
方向に上記シール材に沿って分断することにより上記シ
ール材と第1および第2基板とが面一となった第1面を
それぞれ異なる位置に形成された複数の液晶パネルを作
製した後、上記各液晶パネルの表示面を面一となるよう
に上記各液晶パネルの第1面を互いに対面させて上記各
液晶パネルを固定することによって大画面を有する複合
パネルを作製することを特徴としている。
よって貼り合わさせ、上記第1および第2基板を上記シ
ール材の外側に沿って上記第1および第2基板の少なく
とも一辺部を除去して面一となった第1面を有する液晶
パネルを、複数、上記各第1面を互いに対面させて複合
パネルが設けられているから、上記複合パネルにおける
各液晶パネルの継目を従来より小さくできて、継目の目
立たない複合パネルとすることができる。
外部と接続可能な端子をそれぞれ設けたから、上記各信
号線の両端の各端子のどちらを用いても上記液晶パネル
を駆動することができる。
れた第1および第2基板を、複数用い、それらの分断位
置を、各第1基板の一方の端子を除去し、かつ、除去さ
れる端子を異なる位置となるようにそれぞれ設定するこ
とにより、貼り合わされた第1および第2基板を、例え
ば2枚用い上記のようにそれぞれ分断することにより、
分断された2枚の各第1および第2基板を、例えば左右
の液晶パネルとすることができる。
基板から左右の液晶パネルをそれぞれ作製される、つま
り、1種類の各信号線のパターンを有する第1基板を、
複数用いて、大画面の複合パネルを作製することができ
る。
材と第1および第2基板とを上記第1および第2基板の
厚さ方向に上記シール材に沿って分断することにより上
記シール材と第1および第2基板とが面一となった分断
面である第1面をそれぞれ異なる位置に形成し、そのよ
うな複数の液晶パネルを、上記第1面を対面させて、か
つ、各表示面を面一となるように固定して複合パネルを
得ることによって、上記複合パネルにおける継目を目立
たなくできる。
端面が露出した分断面が面一となるから、上記分断面に
おける第1および第2基板の間に隙間が生じることがシ
ール材によって防止できるので、上記各液晶パネルにお
ける各画素をより近接して設けることができるから、上
記各液晶パネル間にて生じる継目を従来より目立たない
ものとすることが可能となる。
各信号線の両端に外部と接続され得る端子をそれぞれ有
するように第1基板を作製したから、貼り合わされた上
記第1および第2基板から、各信号線における各端子の
一方を分断によって除去しても、上記第1基板を残った
端子によって駆動できる。
号線のパターンを有する第1基板を複数用いて、それら
の分断位置を変えることにより、1種類の各信号線のパ
ターンを有する各第1基板から、例えば左右の液晶パネ
ルをそれぞれ容易に作製できる。
いし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。本
実施例にかかる液晶表示装置では、図2に示すように、
画像信号に基づいて通過光を透過/ 遮断することにより
画像を表示する液晶パネル2' を、複数、上記各液晶パ
ネル2' の表示面が面一となるように互いに接合して有
した複合パネル1が設けられている。
パネル2' として、歩留りよく作製できる10インチ程
度の小型の液晶表示素子を複数用いて、大画面の上記複
合パネル1を作製することが容易に、かつ安定にでき
る。
型の液晶表示素子であり、次のようにして作製される。
まず、アクティブマトリクス型の液晶パネル2' …を1
枚の大型基板3(基板)の同一平面上に上記各液晶パネ
ル2' の表示面が面一となるように配置し、液晶パネル
2' …の背面(図中下側)側に、上記各液晶パネル2'
…に前記透過光を供給するための冷陰極管等のバックラ
イトを設ける。
び上記バックライトは図中では省略してある。この液晶
パネル2' …が画像信号に応じて上記バックライトの光
を変調、つまり断接することによって、液晶パネル2'
…に入力された画像信号を観察者が表示画像として観察
できるようになっている。
ように、一般によく知られている、マトリクス状に配置
されたアクティブ素子を用いたアクティブマトリクス型
の液晶パネル構造を有している。
接合面を有する辺部を分断して設けられている。上記液
晶パネル2では、ガラス基板10(パネル基板)と上記
ガラス基板10に対して液晶7を封入するための間隔に
て平行に配置される対向基板としてのガラス基板11と
が設けられている。
と、その画素電極15を駆動するための薄膜トランジス
タ(TFT)16とがマトリクス状に多数形成され、さ
らに、上記各TFT16…にそれぞれ画像信号による制
御信号を伝達するための走査信号線14およびデータ信
号線13が多数互いに交差する碁盤の罫線のように形成
されている。
号線13・14からの制御信号を容易に伝達できるよう
に、上記各信号線13・14の交差点に上記各TFT1
6…および各画素電極15が配されている。
(a−Si:H)や多結晶シリコン(p−Si)等の半
導体薄膜を用いた電界効果型トランジスタであり、上記
各TFT16のゲート電極が走査信号線14に接続され
る一方、上記各TFT16のソース電極がデータ信号線
13に接続されることにより、画素電極15への画像信
号の供給を制御している。
使用する場合はITO(Indium TinOxide)等の透明導
電膜、反射型の表示装置として使用する場合はAl等の
反射性導電膜より形成される。
極15…の全体に対して対面して、電界を形成するため
の共通電極12と、各画素の分離を行うブラックマトリ
クス5とが形成されている。また、カラー表示を行う場
合には、各画素電極に対応したR(赤)、G(緑)、B
(青)のカラーフィルター4…が形成される。なお、ブ
ラックマトリクス5は、表示面側となるガラス基板11
側に限らず、背面側となるガラス基板10側に設けても
よい。
5…間の隙間やTFTエリアへの光の入射を遮るために
設けられており、上記各信号線13・14に沿うよう
に、かつ、上記各画素電極15…と異なる位置からの光
を遮断するように網状に形成されている。
光が透過すると、黒表示状態の品位が下がり、コントラ
ストが低下するという問題を生じる。また、TFT16
…に光が入射するとTFTチャネル内に光励起によるリ
ーク電流が発生し、表示画質の品位が低下するという問
題を生じる。そこで、上記各問題を回避するために設け
られたのがブラックマトリクス5である。
5は、光を吸収して黒色を呈する材料からできた光吸収
膜から形成されている。この光吸収膜の材料としては、
樹脂中に、例えばカーボン微粒子や酸化チタン微粒子と
いった顔料や半導体微粒子を分散させた有機材料や、あ
るいは、シリコン(Si)、炭素(C)、ゲルマニウム
(Ge)、錫(Sn)といったIV属半導体材料を主成分
とするアモルファス薄膜等の無機材料等が用いられる。
を使用する必要がなく、印刷やスピンコートによって有
機材料を塗布し、光吸収膜を形成することができるた
め、安価かつ容易にブラックマトリクス5を形成できる
といった利点がある。
ス薄膜を形成するには、CVD(Chemical Vapor Deposi
tion) 等の真空装置を使用する必要があるものの、有機
材料に比べて吸収係数のさらに大きなブラックマトリク
ス5を形成できるといった利点がある。
せた黒色の有機材料の代表的な吸収係数は104 (cm
-1)であるのに対して、SiとGeを用いたアモルファ
ス薄膜(a−SiGe:H)の吸収係数は105 (cm
-1)である。ただし、ともに、波長650nmの光に対
する吸収係数である。
板10および11を、画素電極15と共通電極12とが
対向するように、図2に示すシール材6を介して貼り合
わせ、上記各ガラス基板10・11間に液晶7を封入す
ることによって行われる。
ル材6は、画素の極近傍に精度よく配置されるようにし
なければならない。ところが、このシール材6にエポキ
シ樹脂等の熱硬化型樹脂を使用すると、熱硬化時のシー
ル材6の熱だれの影響でシール近傍数百μmの領域で液
晶の配向不良が発生する。
おいては、シール材6として紫外線硬化樹脂、あるいは
熱硬化併用型紫外線硬化樹脂、例えばアクリル系やエポ
キシ系からなる樹脂,紫外線を照射することにより、硬
化するものを用いている。このため、上記液晶表示装置
では、画素の液晶において熱だれが発生しないので、画
素の極近傍にシール材6を配置することが可能になる。
られた液晶パネル2を、その接合面となる位置の辺部を
分断により除去して、上記接合面を形成した液晶パネル
2’をそれぞれ形成し、上記各液晶パネル2’を一枚の
大型基板3(図示せず)上に配置する際の配置図であ
る。同図(a)に示すように、それぞれの液晶パネル2
は、1辺を画像表示エリア端の近傍の分断ライン17・
17に沿って分断する。
2’をそれぞれの上記分断部分である接合面を継ぎ合わ
すように大型基板3上に貼り付ける。このとき、継ぎ合
わせた際に生じる隙間(接続部)の幅bは、1画素当た
りに必要とされるブラックマトリクス5の線幅aに比べ
て小さくなるように接続される。
線幅aに比べて大きすぎると、表示画面全体の画素ピッ
チが液晶パネル2’…の接続部で崩れ、そのような表示
画面での画像に対して観察者に違和感を与えてしまうた
めである。なお、上記画素は、カラーフィルター4と略
同等の面積を有するものである。
な位置精度と分断面の仕上げ精度が要求される。仮に、
液晶パネル2の分断ライン17・17が歪んでいたり液
晶パネル2’の分断面に数百μmの凹凸が存在したりす
ると、液晶パネル2’を継ぎ合わせる際にそれ以上の隙
間が生じてしまう。
パネル2の分断方法では、数百μmの分断面の歪みを避
けることができない。高度な分断位置精度および分断面
仕上げ精度を得るためにはダイシング装置を用いた分断
方法がふさわしい。
用いた分断方法により、分断位置精度を50μm以下、
分断面仕上げ精度を5μm以下に抑えることができ、液
晶パネル2’の継目を狭くすることができた。このよう
にして、上記隙間の幅bがブラックマトリクス5の線幅
a、例えば 200μm以下になっているので、複合パネル
1全体の画素ピッチを均一にすることができる。
…を継ぎ合わせる際、液晶パネル2’…の接続部に、屈
折率調整材9を充填する。本実施例では、ガラス基板1
0とガラス基板11とに屈折率1.53のガラス基板(コー
ニング7059)を用いているので、屈折率調整材9として
は、屈折率が1.53の材料を使用する必要がある。
ル系、エン/チオール系等の二重結合の部位を有し、紫
外線を照射することにより上記二重結合が開裂して重合
が行われる樹脂で、硬化後の屈折率が1.53に調製された
樹脂を使用するとよい。屈折率調整材9は、液晶パネル
2’を大型基板3上に貼り合せる際の接着剤としても利
用することができる。なお、屈折率が1.53のシリコンオ
イル等の屈折率調整液を使用することもできる。
2’…の表裏面のそれぞれのほぼ全面に、互いの偏光軸
が直交する方向となるように偏光板8・8をそれぞれ設
置することにより、複合パネル1が形成される。
示装置として、TFTを用いたアクティブマトリクス型
の液晶パネルを単に継ぎ合わせただけの液晶表示装置で
は、それぞれの液晶パネルの接続部に生じる隙間からバ
ックライトの光が漏れ、液晶パネルの継目が目立ちやす
い。
おいては、液晶パネル2’…を複数個継ぎ合わせて構成
した複合パネル1のほぼ全面に偏光板8・8が、互いの
偏光軸が直交する方向で複合パネル1の表裏にそれぞれ
設置されているため、図5に示すように、各液晶パネル
2’間の接続部からの光の漏れ18が、各偏光板8・8
がクロスニコル状態であるから、遮断される。
置する観察者Aから見た場合は、各液晶パネル2’…の
接続部の継目が偏光板8・8のクロスニコル状態で完全
な黒状態となるので、各液晶パネル2’…間の継目を目
立ち難くすることができる。
(Cr)やモリブデン(Mo)といった金属製の遮光材
料を使用した場合は、ブラックマトリクス5による表面
反射状態と、各液晶パネル2’…の接続部の黒色状態
(偏光板8・8のクロスニコル状態)との対比により、
継目を目立たなくする効果が弱くなる。
は、ブラックマトリクス5に、黒色材料からなる、光を
吸収する光吸収膜を使用しているので、ブラックマトリ
クス5からの反射光19は光吸収により黒色を呈する。
すなわち、ブラックマトリクス5上での表面反射を減少
させることができる。
生じる隙間からのバックライト光の漏れ18とブラック
マトリクス5からの反射光19とはともに黒色状態とな
り、識別できなくなる。これにより、液晶パネル2’…
の継目をさらに目立たなくすることができる。
わせる際、液晶パネルのガラス厚のばらつきや反り等の
影響で、段差なく継ぎ合わせることは非常に困難であ
る。さらに、液晶パネルを加工する際、液晶パネルのエ
ッジにピッチング等の傷も生じる。このような液晶パネ
ルの継ぎ合わせ部の段差あるいは液晶パネルのエッジの
傷があれば、そこで光の散乱が生じるため、継目を目立
たせる原因となる。
は、図2に示すように、複数の液晶パネル2’…を1枚
の大型基板3上に貼り合せて複合パネル1が設けられて
いるため、観察者が大型基板3側から画像を観察したと
きに、複合パネル1の表面に、液晶パネル2’…のガラ
ス厚のばらつきや反り等の影響による段差や傷が露出さ
れない。それにより、複合パネル1において、継目のさ
らに目立たない自然な画像を得ることが可能となる。
2’を複数個継ぎ合わせて複合パネル1が大面積化した
際に補強板の役目も果たすため、複合パネル1の耐衝撃
性を増すことができる。それにより、複合パネル1にお
いて、さらに継目の目立たない自然な画像を長期間にわ
たって安定に得ることが可能となる。
内に封入される液晶層の厚みにばらつきが生じないの
で、ツイストネマティック(TN)液晶表示モードを用
いても表示が悪影響を受けない。これにより、そのよう
な表示モードにおける表示品位の低下を防止できる。
来のように直視型のポリマ分散型液晶表示モードを用い
る必要がないので、コントラストの低下が起こらない。
また、駆動電圧を低く抑えることができるので、消費電
力の増大化を抑制することができる。
いてブラックマトリクス5を形成すると、有機材料を用
いて形成した場合に比べて、ブラックマトリクス5の吸
収係数をさらに大きくすることができるから、ブラック
マトリクス5の表面反射をより効果的に減少させること
ができる。これにより、各液晶パネル2’…の継目をさ
らに目立たなくすることが可能となる。
ては、シール材6として紫外線硬化樹脂、あるいは熱硬
化併用型紫外線硬化樹脂を使用しているため、熱だれが
発生せず、画素の極近傍にシール材6を配置することが
可能になる。それにより、さらに継目の目立たない自然
な画像を得ることが可能となる。
隙間の幅bがブラックマトリクス5の線幅a以下になっ
ている(図4参照)ので、複合パネル1全体の画素ピッ
チを均一にすることができる。それにより、継目のさら
に目立たない自然な画像を得ることが可能となる。
の接続部に、液晶パネル2’を構成する基板であるガラ
ス基板10およびガラス基板11とほぼ同じ屈折率の屈
折率調整材9を充填しているため、各液晶パネル2’の
接続部における基板端面の凹凸を原因として光が屈折・
散乱することが防止される。それにより、さらに継目の
目立たない自然な画像を得ることが可能となる。
液晶パネル2’を大型基板3上に貼り合せる際の接着剤
としても利用することができるが、この場合は、大型基
板3とガラス基板11との界面で光の反射が起こると表
示のコントラストが低下するので、ガラス基板11およ
び大型基板3と同じ屈折率の樹脂を使用することが好ま
しい。それにより、さらに継目の目立たない自然な画像
を得ることが可能となる。
ネル2’として、TFT16…を利用したアクティブマ
トリクス型の液晶パネルを用いたが、アクティブマトリ
クス型の液晶パネルとしては、他に、ダイオード(MI
M、Metal Insulator Metal)を用いたものにも有効であ
る。また、アクティブマトリクス型以外の液晶パネルと
して、デューティ駆動型の液晶パネルにも有効である。
ただし、画素間のクロストークが少なく、より表示画質
の高い画像を得ることができる点から、アクティブマト
リクス型の液晶パネルを利用することが望ましい。
2として図2および図6に基づいて説明すれば、以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符
号を付記してその説明を省略する。
置では、接合された2枚の各液晶パネル2’…が2枚の
大型基板、すなわち大型基板3(基板)と大型基板21
(基板)とに挟持された複合パネル20が設けられてい
る。用いる各液晶パネル2’…は、実施例1で使用した
ものと同構造のもである。なお、画像信号を制御するド
ライバー、およびバックライトは図中では省略してあ
る。
と異なる点は、大型基板3の同一平面上に液晶パネル
2’を貼り付けた後、さらに大型基板21を液晶パネル
2’上に貼り付けたことである。大型基板21を貼り付
けるには、液晶パネル2’を継ぎ合わせる際に使用する
屈折率調整材9を利用するとよい。
参照)では、屈折率調整材9である樹脂で大型基板3の
同一平面上に複数の液晶パネル2’…を貼り付ける作業
の際に、液晶パネル2’の接続部からガラス基板10上
に樹脂がはみ出し、段差や凹凸が形成される。
を通過する光は散乱して偏光状況が変化する。そのた
め、偏光板8・8のクロスニコルによる黒色状態を保て
なくなる。したがって、このはみ出した樹脂を除去する
必要がある。
ル20では、図6に示すように、複合パネル20の裏面
(バックライト側)、すなわちガラス基板10側に大型
基板21を設けているので、液晶パネル2’…の接続部
から樹脂がはみ出すことがない。このため、液晶パネル
2’…の接続部の樹脂面と液晶パネル2’のガラス基板
10側の面とにおける段差や凹凸等の光散乱要素を皆無
にすることができる。
を通過する光の散乱を抑え、偏光状況の変化を防止する
ことができるので、偏光板8・8のクロスニコルによる
上記接続部の黒色に見える状態を良好に保つことができ
る。それにより、実施例1にかかる複合パネル1に比べ
て、継目のさらに目立たない、より自然な画像表示を容
易に得ることができる。
2枚の大型基板3および大型基板21にて挟持している
ため、複合パネル20の強度をさらに高めることがで
き、特に、複合パネル20が20インチ以上の大画面表
示装置の場合などに、その取り扱いを著しく容易にする
ことができる。
イト側)に生じる液晶パネル2’…のガラス厚のばらつ
きや反り等の影響による段差や、液晶パネル2’…のエ
ッジのピッチング等の傷等の露出を、大型基板21によ
って防ぐことができる。
通過する光の散乱をさらに抑え、偏光状況の変化をさら
に防止するので、偏光板8・8のクロスニコルによる接
続部が黒色に見える状態をさらに良好に保つことができ
る。それにより、継目のさらに目立たない、より自然な
画像表示を容易に得ることができる。
実施例3として図7ないし図10に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記して、その説明を省略する。
表示装置では、前記実施例1における複合パネル1に加
えて、液晶パネル2’…の接続部(ガラス基板11の端
面)に、ブラックマトリクス5と垂直で、液晶パネル
2’…の表面方向に延びる第2遮光膜31・31を形成
した複合パネル30が設けられている。
に顔料や半導体微粒子(例えばカーボン微粒子や酸化チ
タン微粒子等)を分散させた黒色の樹脂等を用いること
ができる。
例2に示した複合パネル1および複合パネル20におい
ては、液晶パネル2’…の接続部に生じる隙間から漏れ
たバックライト光が、偏光板8・8の直向ニコル状態に
て遮断されて、上記接続部が黒色に見える状態となるた
め、ブラックマトリクス5の黒さと上記接続部の黒さと
が識別できなくなる。それにより、液晶パネル2’…の
継目が目立ち難い。複合パネル1および複合パネル20
は、このような特徴を有している。
示装置の複合パネル30においても同様である。すなわ
ち、図8に示すように、複合パネル30のほぼ正面に位
置する観察者Aから見た場合は、液晶パネル2’…の接
続部の継目は偏光板8・8のクロスニコル状態で完全な
黒状態が実現できる(図中、○印で示す)ので、液晶パ
ネル2’…の継目は目立たない。
存在する。つまり偏光板に対して斜めから入射する光に
対しては、クロスニコル状態においても完全に遮断でき
ず、上記接続部での黒色状態を維持できない。図10に
示すように、前記実施例1の複合パネル1において、複
合パネル1のほぼ正面に位置する観察者Aから見た場合
は、偏光板8・8のクロスニコル状態により液晶パネル
2’…の接続部の完全な黒色状態が実現でき(図中、○
印で示す)、液晶パネル2’…の継目は目立たない。
る観察者Bからは、偏光板8・8の視角特性に依存して
液晶パネル2’…の接続部でバックライト光の光漏れが
生じ(図中、×印で示す)、継目がやや目立つ結果とな
る。
置においては、図8に示すように、複合パネル30の斜
め方向に位置する観察者Bから見た場合においても、液
晶パネル2’…の接続部で生じた上記漏れ光が第2遮光
膜31によって遮光されるため、観察者Aから見た場合
と同様に、上記接続部が完全な黒色に見える状態を実現
でき(図中、○印で示す)、各液晶パネル2’…の継目
を目立たなくすることができる。
置では、広い視角範囲において、観察者の視角にかかわ
らず、各液晶パネル2’…の継目を目立たなくすること
ができる。
リクス5のガラス基板11の端部における線幅をc、第
2遮光膜31の幅をdとしたとき、c≒dで設計する
と、視角が±45度以内であれば、カラーフィルター4
を通過する画像表示光は第2遮光膜31に遮られない。
ルター4を通過する画像表示光が第2遮光膜31に遮ら
れる角度が広くなるので、複合パネル30の視角を狭め
てしまう結果になる。したがって、複合パネル30の視
角を狭めないようにするため、第2遮光膜31を設計す
る際にはc≒d、もしくはc>dとなるようにする必要
がある。
状は図6ないし図8に示したものに限定されず、複合パ
ネル30の視角を狭めることなく、複合パネル30の斜
め方向に位置する観察者から見たときに、液晶パネル
2’…の接続部の漏れ光が遮光されればよい。
実施例4として図11および図12に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実
施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
示した液晶表示装置は、ブラックマトリクス5に黒色の
有機材料や無機材料から形成される膜を用い、ブラック
マトリクス5からの光の反射を抑えることによって、液
晶パネル2’…の継目を目立ち難くしている。
料を使用したブラックマトリクス5は、金属膜を使用し
たブラックマトリクスに比べて遮光性が低いため、十分
な遮光性を得るには厚さが1μm以上必要である。しか
し、厚さを1μm以上にすると、液晶パネル2’…のセ
ルギャップの均一性に悪影響を与える可能性がある。
装置では、図11に示すように、光吸収膜41と金属膜
42とを積層することによってブラックマトリクス5
(第1遮光膜)を形成している。なお、金属膜42に
は、クロミウム(Cr)、アルミニウム(Al)等を使
用することができる。
ブラックマトリクス5の厚さを0.5μm以下に抑えな
がら、ブラックマトリクス5の遮光性を改善することが
できる。したがって、液晶パネル2’…のセルギャップ
の均一性を向上させることができる。
合パネル20と同様、2枚の大型基板3および21を有
し、ブラックマトリクス5を採用した複合パネル45と
することもできる。この場合も、上記同様に、液晶パネ
ル2’…のセルギャップの均一性を向上させることがで
きる。
42とによって形成したブラックマトリクス5をガラス
基板11側に設けたが、上記ブラックマトリクス5をガ
ラス基板10側に設けてもよい。また、上記ブラックマ
トリクス5の代わりに、金属膜42だけをガラス基板1
0側に設け、光吸収膜41だけをガラス基板11側に設
けた構造としてもよい。
実施例5として図13に基づいて説明すれば、以下の通
りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例の図面に
示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号
を付記してその説明を省略する。
ネル2’…を継ぎ合わせる際に、1枚あるいは2枚の基
板(大型基板3および21)を補強用の基板として使用
しているが、本発明の液晶表示装置はこれらを設けた構
成に限定されず、これらの補強用の基板を省いた構成と
することもできる。
の液晶表示装置においては、補強用の基板を使用せずに
液晶パネル2’…を継ぎ合わせ、接合された上記各液晶
パネル2’…における厚さ方向両端面に一対の偏光板8
・8がそれらの偏光軸を互いに直交するように張り付け
られて複合パネル50が設けられている。
の厚みを有するアクリル板を用いると、偏光板8・8が
複合パネル50における補強板としても機能するので、
複合パネル50の強度を保つことができる。それによ
り、複合パネル50の耐衝撃性を向上できるから、液晶
パネル2’…の継目の目立たない自然な画像を長期間に
わたって安定に得ることができる。なお、図示しない
が、各偏光板8・8と各ガラス基板10・11との間に
は、屈折率調整材9が充填されている。
実施例6として図14ないし図19に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の各
実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
数の各液晶パネル2’…を大型基板3に屈折率調整材
(例えば紫外線硬化型樹脂)9を用いて貼り合わせる
際、液晶パネル2’のガラス基板11の屈折率と屈折率
調整材9の屈折率とをほぼ等しくなるように上記屈折率
調整材9の屈折率を設定することにより、上記各液晶パ
ネル2’…間の継目を目立たなくしている。
示す問題を有している。通常、液晶パネル2’に用いら
れるガラス基板11・10は、かなり平坦性を有してい
ると言われているが、その厚みには最大30μm程度の厚
みむらがある。
ガラス基板10等を用いた各液晶パネル2’…を互い接
合させると、上記各液晶パネル2’…間にて最大で30μ
m程度の段差を生じる可能性がある。また、液晶パネル
2’の各ガラス基板10・11の厚みのバラツキが非常
に小さい場合でも、屈折率調整材9の厚みにバラツキが
生じると、結果として各液晶パネル2’…の接合部に段
差が生じる。
晶パネル2’…の接合面間に充填される屈折率調整材9
が、液晶パネル2’の各ガラス基板10・11と全く等
しい分光透過率を有し、可視光の全領域で全く等しい屈
折率を示すものであれば、原理上、上記各ガラス基板1
0・11の段差は光学的に何ら影響がなく、上記接合部
分での継目を識別できなくなるはずである。
条件を満たす屈折率調整材9を見出すことは非常に困難
であるため、以下の機構によってわずかに接合部分での
継目が目立つという問題を生じている。
光の屈折角が異なる(図15参照)。
過する光の散乱が生じ、上記接合部分を透過する光の偏
光が解消される。
…における液晶7の位置が左右の液晶パネル2’で異な
るため、各液晶パネル2’…にて表示される画像が不自
然なものとなり、観察者に違和感を与えてしまう。
は、前記実施例2における複合パネル20に対して、図
16に示すように、用いる屈折率調整材9にスペーサ6
1が混入されて複合パネル60が設けられている。
いて説明すると、大型基板3と液晶パネル2’との間
に、屈折率1.54の粒径10μmのプラスチックビーズから
なるスペーサ61を混合した屈折率1.54の屈折率調整材
9を充填する。
の表示面が面一となるように位置合わせし、各液晶パネ
ル2’…を大型基板3に対して仮に固定する。この後、
上記各液晶パネル2’…に対して、それらの厚さ方向に
所定の荷重にて押圧して、余剰となる屈折率調整材9を
各液晶パネル2’…と大型基板3との間から押し出す。
サ61は、液晶パネル2’に用いられているガラス基板
2とほぼ同じ屈折率となるように調製されており、上記
屈折率調整材9、スペーサ61の屈折率とガラス基板2
の屈折率の差は、D線(波長約 590nm)において0.03
以下、さらに可視光領域( 400nm〜700 nm)におい
ても0.03以下が好ましい。
均一な厚みの屈折率調整材9とすることができるので、
各液晶パネル2’…におけるガラス基板11の段差の発
生を防止できる。したがって、上記各液晶パネル2’…
を透過する光の屈折角が全て等しくなり、また、上記光
の散乱も回避できるため、さらに、各液晶パネル2’…
における継目の目立たない良好な表示画質を有する液晶
表示装置を得ることが可能になる。
21を用いてもよい。また、本実施例6では、充填する
屈折率調整材9の素材として、紫外線硬化型樹脂を用い
た例を挙げたが、屈折率が前述の条件を満足するもので
あれば、熱硬化型樹脂、エポキシ系接着剤等も用いるこ
とができる。
ビーズを用いた例を挙げたが、前述の条件を満足するも
のであれば、シリカビーズ等を用いることができる。た
だし、プラスチックビーズは、シリカビーズに比べて弾
力性が大きいため、ガラス基板11や大型基板3の厚み
のバラツキをより吸収することができ、上記各ガラス基
板11間に生じる段差を上記スペーサ61によって抑制
できる点において優れた効果を発揮できるものである。
を構成するガラス基板11側にて各液晶パネル2’…の
段差を解消しているため、バックライト側の各ガラス基
板10…側について段差を生じる可能性があるが、も
し、上記各ガラス基板10…側において段差を生じて
も、各液晶パネル2’…の継目での目立ち易さに悪影響
を及ぼさないことを、本願発明者らは実験的に確認して
いる。よって、上記各ガラス基板10…側において生じ
た段差について、表示面側の各ガラス基板11…に生じ
る段差ほど考慮する必要がない。
出すために、各液晶パネル2’…に荷重をかける場合、
上記各液晶パネル2’…の面積が大きくなると、非常に
大きな圧力をかける必要があり、これを小さな圧力にて
行うには、屈折率調整材9の粘度を小さく、また混入す
るスペーサ61の粒径を大きくすれば小さな荷重であっ
ても屈折率調整材9は容易に押し出される。
は、種々の粘度に調整した屈折率調整材を用いて複合パ
ネル60を作製した結果、3000cp以下が好ましい。ま
た、スペーサ61の粒径としては、大きいほど好ましい
が、各液晶パネル2’…の接合面2a間の隙間62を大
きくするほどでは不適であり、よって、上記接合面2a
のうねり、つまり粗度の大きさ以下に設定されることが
望ましい。
2’…を継ぎ合わせる際の段差を小さくする方法につい
て説明したが、次に、上記段差の許容範囲について説明
する。図17は、各液晶パネル2’…の継ぎ合わせ部分
(接合部)の拡大図である。図に示すブラックマトリク
ス5の幅xが、他の箇所のブラックマトリクス5の幅に
対して2割程度変化している場合が一か所でもあれば、
その点において観察者は各液晶パネル2’により表示さ
れる画像に違和感を持つことを本願発明者らは実験的に
検証している。
的な視角範囲である±45度のときに、各液晶パネル2’
…の接合部分のブラックマトリクス5の見え幅が、段差
がある場合と段差がない場合とで2割程度の増減の範囲
内となればよい。
合部分のブラックマトリクス5に段差がない場合に、各
液晶パネル2’…の表示面における法線に対して45度、
すなわち斜め45度方向から眺めた観察者が実際に感じる
ブラックマトリクスの幅x’を幾何学的に示した図であ
る。図からx’=x/(21/2)であることが判る。
…の接合部分のブラックマトリクスに段差yがある場合
に、斜め45度方向から眺めた観察者が実際に感じるブラ
ックマトリクスの幅x”を幾何学的に示した図である。
図からx”=(x+y)/(21/2)であることが判る。
までの増減であれば、観察者は画像に違和感をもたな
い。これを満たす条件は、
y<0.2 x となる(式2)。
各液晶パネル2’…の厚さ方向でのズレを設定すること
により、表示画質の優れた液晶表示装置を作製すること
が安定にできる。
では、液晶パネル2’のガラス基板11と大型基板3と
の間にスペーサ61を混入した屈折率調整材9を充填
し、さらに荷重をかけて余分な屈折率調整材9を取り除
く製造工程を有するため、各液晶パネル2’…の接合部
分における各ガラス基板11に段差が生じることを防止
できる。
光の屈折角が全て等しくなり、また、光の散乱も防止さ
れるから、継目の目立たない良好な表示画質を有する液
晶表示装置を作製することを安定化できる。
パネル2’における接合面2aに生じたうねり、つまり
粗度の最大値より小さくなるように設定することによ
り、上記スペーサ61によって上記各液晶パネル2’間
の間隔が大きくなることが回避されるので、上記スペー
サ61を添加することにより複合パネル60での表示画
質の劣化は防止される。
の液晶パネル2’…を互いに接合して複合パネル60を
形成した際、さらに上記各液晶パネル2’…の継目を目
立たなくできて、マルチ表示方式による大型画面を備え
る直視型の液晶表示装置において、表示画質をさらに優
れたものとすることが可能となる。
画質がさらに優れたマルチ表示方式による大型画面を備
える直視型の液晶表示装置を安定に作製することができ
て、液晶表示装置の大型化をより歩留りよく製造でき
る。
実施例7として図1、図20ないし図24に基づいて説
明すれば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前
記の各実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する
部材には、同一の符号を付記してその説明を省略する。
パネル1は、右側に配置される液晶パネル(以下、右液
晶パネルと称する)2' と左側に配置される液晶パネル
(以下、左液晶パネルと称する)2' とを継ぎ合わせる
ことにより作製されている。
ば左液晶パネルを示す図20に示すように、右液晶パネ
ルとの接合面2aにおける各ガラス基板10・11間
に、隙間2bが生じていた。
り、上記隙間2bに各信号線13・14が露出している
と、ほこり等の僅かな異物が上記隙間2b内に付着する
だけで、上記各ガラス基板10・11の各信号線13・
14と共通電極12との間にて電気的なリークが発生し
て、各液晶パネル2’における表示画質の劣化を将来す
ることになる。
T16…の形成されているガラス基板10において、図
21(a)に示すように、上記隙間2bに面する辺部に
各走査信号線14…が形成されないように上記各走査信
号線14…を設定することにより、前記の電気的なリー
クの発生を防止していた。
左液晶パネル2’とでは、各走査信号線14…の配置パ
ターンを、図21(b)に示すように、上記接合面2a
を中心として左右対称となるように別々に設計する必要
があった。
パネル2’では、上、右、下の3辺にて各信号線13・
14における外部への取り出し端子が設けられているの
に対して、左液晶パネル2’では、上、左、下の3辺に
て各信号線13・14における外部への取り出し端子が
設けられている。
ラス基板10の各走査信号線14の取り出し端子の方向
が右液晶パネル2’と左液晶パネル2’とで異なってお
り、よって、フォトリソグラフィー技術を多用する液晶
パネル2の製造工程において、さらに2種類のパターン
のフォトマスクを用いる必要があり、コストの上昇を招
いていた。また、現状では、右液晶パネル2’と左液晶
パネル2’とを個々に作製した場合、上記右液晶パネル
2’と左液晶パネル2’との歩留り合わせることが困難
であり、生産効率の低下を招来するという問題も生じて
いた。
では、図1に示すように、前記各実施例1〜6にて用い
られた液晶パネル2’に代えて、ガラス基板(第1基
板)10に対して、各データ信号線13…は前記各実施
例1〜6と同様であるが、各走査信号線14’は、それ
らの両端に取り出し端子をそれぞれ有した液晶パネル
2" が用いられており、上記各液晶パネル2" から複合
パネル70が作製されている。
複合パネル70を作製する場合、それらの分断線とし
て、例えば分断線17aを選択した場合、左液晶パネル
2"'となる一方、分断線17bを選択した場合、右液晶
パネル2"'となる。
き、図22に示すように、各液晶パネル2" のガラス基
板10およびガラス基板(第2基板)11との間では、
必要な分断線17に沿って上記分断線17の両側にシー
ル材6aとシール材6bとがそれぞれ形成される。
17に沿ってダンシングブレード71により分断すると
き、上記ダイシングブレード71の刃の両側に、上記各
シール材6a・6bとがほぼ均等に接するように上記各
シール材6a・6bの間隔が設定されている。
て、ダイシングブレード71により分断することによ
り、除去されるガラス基板10・11の辺部もシール材
6bにより保持されるため、分断時の上記ガラス基板1
0・11の異常振動を抑制できて、上記ガラス基板10
・11の分断面に割れ等の発生が防止される。これによ
り、ダンシングブレード71を用いたことによる上記分
断面における高い平滑度を維持できる。
ることによって、図24に示すように、上記シール材6
aも各ガラス基板10・11と共に切削されて、上記各
ガラス基板10・11間を接合面(第1面)2a間にて
充填して、上記接合面2aを面一とするシール材6’が
形成される。
の分断面である接合面2a間において、各ガラス基板1
0・11間における隙間の発生が回避されるから、前記
実施例1〜6において生じる可能性があった上記各ガラ
ス基板10・11での電気的リークの発生も防止でき
る。
とにより、ガラス基板10における走査信号線14の取
り出し端子を両側にそれぞれ配置した1種類のガラス基
板10から、各分断線17a・17bとによりそれぞれ
分断することによって左右の液晶パネル2"'を得ること
が可能となった。
法では、各液晶パネル2"'を作製する際、各走査信号線
14’を形成するために1種類の設計パターンのフォト
マスクをガラス基板10に対して用いて、1種類の液晶
パネル2" を用いるだけでよいから、前記各実施例1〜
6と比べてコストダウンを図れる。
2"'との歩留りを合わせることができるので、上記構成
を効率よく製造することも可能となる。なお、走査信号
線14とデータ信号線13の延長方向は図1の方向に限
るものではなく、走査信号線14をY方向、データ信号
線13をX方向に延長させた設定でも同様の効果を得る
ことができる。
パネルに限らず、MIM等の他のアクティブマトリクス
型液晶パネルや、単純マトリクス型液晶パネルにも適用
できる。ただし、製造工程においてフォトマスクを7〜
9枚程度用い、比較的歩留りが悪いTFT液晶におい
て、上記構成および方法は大きな効果を発揮することが
できる。
絶縁性を有する前記実施例6における屈折率調整材9お
よびスペーサ61を用いることにより、さらに、上記接
合面2aに露出している各走査信号線14間の電気的な
リークの発生を防止できて、ガラス基板10における各
走査信号線14’のためのフォトマスクのパターンを1
種類とすることができるという本実施例7の効果をさら
に有効なものとすることができる。
材6a・6bを個々に形成した例を挙げたが、ダンシン
グブレード71の刃の両側にシール材がそれぞれ接触し
ていればよく、例えば幅広のシール材を分断線17に沿
って跨ぐように形成し、上記シール材の中を上記分断線
17に沿ってダンシングブレード71により、上記シー
ル材および各ガラス基板10・11を分断してもよい。
実施例8として図1および図25に基づいて説明すれ
ば、以下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の各
実施例の図面に示した部材と同一の機能を有する部材に
は、同一の符号を付記してその説明を省略する。
ぎ合わせて大型の表示画面を有する複合パネル70を作
製する例を説明したが、本実施例8では、液晶パネル4
枚を継ぎ合わせてさらに大型の表紙画面を有する複合パ
ネル80を作製した例を挙げ、そのような複合パネル8
0を作製する場合でも、同様に上記実施例7の方法を適
用することができる。
パネル2" において、分断線17b・17cにてそれぞ
れ分断することにより右上液晶パネル2""を得、分断線
17b・17dにてそれぞれ分断することにより右下液
晶パネル2""を得、分断線17a・17cにてそれぞれ
分断することにより左上液晶パネル2""を得、分断線1
7a・17dにてそれぞれ分断することにより左下液晶
パネル2""を得る。
を、図25に示すように、それらの分断面にて前述した
ようにそれぞれ接合することにより、より大画面の複合
パネル80を作製することが、1種類の液晶パネル2’
にて可能となる。
ると、1種類の信号線パターンを有する液晶パネル2"
から、分断線の位置を変更することにより左右上下4種
の液晶パネル2""をそれぞれ得ることができるから、左
右上下の液晶パネルを個々に作製してそれらのフォトマ
スクのパターンをそれぞれ異なるものを用いた場合と比
べて、上記複合パネル80の製造コストを低減できる。
ることができて効率よく複合パネル80を製造すること
が可能となる。
は、以上のように、大画面の複合パネルを作製する複数
の液晶パネルの一方の基板である第1基板には、各信号
線が、上記各信号線の両端に外部と接続し得る端子がそ
れぞれ形成され、上記各液晶パネルでは、第1および第
2基板と、上記第1および第2基板を貼り合わせるシー
ル材とを上記第1および第2基板の厚さ方向に分断する
ことにより上記シール材と第1および第2基板とが前記
第1面を面一となるようにそれぞれ形成されている構成
である。
貼り合わされた上記第1および第2基板を上記シール材
の外側に沿って上記第1および第2基板の少なくとも一
辺部を除去して面一となった第1面を有する液晶パネル
を、複数、上記各第1面を互いに対面させて複合パネル
が設けられているから、上記複合パネルにおける各液晶
パネルの継目を従来より小さくでき、継目の目立たない
複合パネルとすることができるので、優れた表示画質を
大画面にて実現できるという効果を奏する。
各端子のどちらを用いても上記液晶パネルを駆動するこ
とができるから、第1および第2基板を、複数用い、そ
れらの分断位置を、各第1基板の一方の端子を除去し、
かつ、除去する端子を異なる位置にそれぞれ設定するこ
とにより、例えば2枚の貼り合わされた第1および第2
基板を左右の液晶パネルとすることができる。
基板から左右の液晶パネルをそれぞれ作製される、つま
り、1種類の各信号線のパターンを有する第1基板を、
複数用いて、大画面の複合パネルを作製することができ
て、上記各信号線のパターンを別々に形成する必要が合
った従来と比べて、複合パネルのコトスダウンを図るこ
とができるという効果も奏する。
造方法は、各信号線を互いに交差するマトリクス状にそ
れぞれ有する略長方形状の第1基板を、上記各信号線の
両端に外部と接続され得る端子をそれぞれ有するように
作製した後、画素をマトリクス状に形成するための上記
第1基板と第2基板とを、それらの間に液晶を封入する
ためのシール材によって貼り合わさせた後、上記シール
材と第1および第2基板とを上記第1および第2基板の
厚さ方向に上記シール材に沿って分断することにより上
記シール材と第1および第2基板とが面一となった第1
面をそれぞれ異なる位置に形成された複数の液晶パネル
を作製して、上記各液晶パネルからなる複合パネルを作
製する方法である。
なるように固定して複合パネルを得ることによって、各
液晶パネルの第1面を互いに対面させるので、上記複合
パネルにおける各液晶パネル間の継目を目立たなくでき
るので、優れた表示画質を、大画面にて実現できる複合
パネルを作製できるという効果を奏する。
ンをそれぞれ有する液晶パネルを別々に作製していた場
合、それらの歩留りを任意に合わせることが困難であ
り、そのような歩留りの違いによるロスにより複合パネ
ルの製造コストの上昇を招いていた。
号線のパターンを有する第1基板から、各信号線におけ
る異なるパターンをそれぞれ有する各液晶パネルを作製
できて、上記各液晶パネルからなる大画面を有する複合
パネルを効率よく、低コストにて製造することができる
という効果も奏する。
パネルを接合した複合パネルの作製工程を示す説明図で
あって、(a)は、上記液晶パネルの概略構成図であ
り、(b)は上記複合パネルの概略構成図である。
パネルの概略構成図である。
透視斜視図である。
あって、(a)は2枚の液晶パネルにおける接合する前
の平面図であり、(b)は2枚の液晶パネルを接合した
後の複合パネルの平面図である。
クスとの視認性の違いを示す説明図である。
パネルの概略構成図である。
パネルの概略構成図である。
性の違いが補正されていることを示す説明図である。
視認性の違いを示す説明図である。
合パネルの概略構成図である。
ある。
合パネルの概略構成図である。
ての複合パネルの概略構成図である。
ての複合パネルの要部拡大構成図である。
合パネルの概略構成図である。
ルの位置誤差の許容範囲を示すための要部構成図であ
る。
す説明図であって、(a)は上記位置誤差が生じていな
いときを示し、(b)は上記位置誤差が生じているとき
を示す説明図である。
が生じていないときの要部構成図である。
部分において隙間が生じていることを示す概略斜視図で
ある。
び上記各液晶パネルによる複合パネルの概略構成図であ
る。
す各ガラス基板の概略平面図である。
分断する様子を示す概略構成図である。
よる分断によって形成された液晶パネルの要部斜視図で
ある。
である。
る。
である。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】画像を表示するための画素をマトリクス状
に多数有し、上記画素を駆動するための各信号線を互い
に交差するマトリクス状に有する略長方形状の第1基板
と第2基板とを、それらの間に液晶を封入するためのシ
ール材によって貼り合わさせ、上記第1および第2基板
を上記シール材の外側に沿って上記第1および第2基板
の少なくとも一辺部を除去してなる第1面を有する液晶
パネルが設けられ、 複数の液晶パネルからなる複合パネルが、上記各液晶パ
ネルの表示面を面一となるように上記各液晶パネルの第
1面を互いに対面させて設けられ、 上記第1基板には、上記各信号線の両端に外部と接続し
得る端子がそれぞれ形成され、 上記各液晶パネルでは、上記シール材と第1および第2
基板とを上記第1および第2基板の厚さ方向に分断する
ことにより上記シール材と第1および第2基板とが前記
第1面を面一となるようにそれぞれ形成されていること
を特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】画像を表示するための画素を駆動するため
の各信号線を互いに交差するマトリクス状にそれぞれ有
する略長方形状の第1基板を、上記各信号線の両端に外
部と接続され得る端子をそれぞれ有するように作製した
後、 上記画素をマトリクス状に形成するための上記第1基板
と第2基板とを、それらの間に液晶を封入するためのシ
ール材によって貼り合わさせた後、 上記シール材と第1および第2基板とを上記第1および
第2基板の厚さ方向に上記シール材に沿って分断するこ
とにより上記シール材と第1および第2基板とが面一と
なった第1面をそれぞれ異なる位置に形成された複数の
液晶パネルを作製した後、 上記各液晶パネルの表示面を面一となるように上記各液
晶パネルの第1面を互いに対面させて上記各液晶パネル
を固定することによって大画面を有する複合パネルを作
製することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06210238A JP3102996B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06210238A JP3102996B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0876076A true JPH0876076A (ja) | 1996-03-22 |
JP3102996B2 JP3102996B2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=16586075
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP06210238A Expired - Fee Related JP3102996B2 (ja) | 1994-09-02 | 1994-09-02 | 液晶表示装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3102996B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010048352A (ko) * | 1999-11-26 | 2001-06-15 | 구본준 | 대면적 액정표시장치 제조방법 |
JP2013501960A (ja) * | 2009-08-14 | 2013-01-17 | トビス カンパニー リミテッド | マルチディスプレイ装置の製造方法 |
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---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-09-02 JP JP06210238A patent/JP3102996B2/ja not_active Expired - Fee Related
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