JPH0876060A - 光学的分離の方法および装置 - Google Patents

光学的分離の方法および装置

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JPH0876060A
JPH0876060A JP7237919A JP23791995A JPH0876060A JP H0876060 A JPH0876060 A JP H0876060A JP 7237919 A JP7237919 A JP 7237919A JP 23791995 A JP23791995 A JP 23791995A JP H0876060 A JPH0876060 A JP H0876060A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の方法および装置は、レーザー光学系
における光学的フィードバックを分離すると同時に前方
移動レーザービームに低い電力振幅の挿入を提供する。 【解決手段】 ファラデーアイソレータ(20)および
円偏光子(60)を組み合わせて使用して、前方移動放
射線ビーム(402)が光学的または非光学的境界表面
(70)と直面するとき生ずる正反射および拡散反射を
光学的に分離する。前方移動放射線ビームはその直線偏
光面が第1偏光軸(36)と整合するように直線偏光子
(406)で直線偏光され、次いで直線偏光軸を偏光回
転子(32)で第2偏光軸(38)に回転させ、そして
最後に直線偏光前方移動ビームを四分の一波長遅延子
(60)で円偏光させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に、光学的分離の
方法および装置に関し、そしてさらに詳しくはレーザー
光学系における光学的フィードバックを防止することに
関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】前方移動放射線ビームが直面
する種々の光学的および非光学的境界表面からの正反射
および拡散反射の形の迷放射線のために、光学系は性能
の劣化をしばしば経験する。境界表面からの正反射およ
び拡散反射がレーザーキャビティの中に再び入りそして
定常状態のレーザーの作用を障害することは、レーザー
光学系およびことに固体のレーザー光学系においてとく
に問題である。レーザー光学系における反射エネルギー
は「光学的フィードバック」として知られており、そし
てレーザー出力ビームにおける電力振幅の揺らぎ、周波
数のシフトおよび雑音を引き起こすことがある。
【0003】レーザー加工表面におけるレーザービーム
のパラメーターの厳格な制御を必要とするレーザーの用
途において、光学的フィードバックは性能の均一性の維
持に対して重大な制限を表す。この問題は1ワットより
上の出力ビーム電力を有するレーザー光学系においてこ
とに困難である。なぜなら、高いエネルギー密度が各境
界表面において発生しそして、典型的には約0.5〜
4.0%の反射率を有する、透過性光学素子の境界表面
でさえ、光学的フィードバックを生ずる正反射および拡
散反射を生成するからである。
【0004】レーザー光学系において、オプチックスお
よびレーザー加工表面を傾斜させ、こうしてこれらの境
界表面からの正反射をレーザーキャビティから離れる方
向に向けることは一般に知られている。しかしながら、
多くの場合において、光学素子が傾斜しているときでさ
え、正反射エネルギーの少なくとも一部分はレーザーキ
ャビティの中に再び入ることができるように、反射ビー
ムは急速に発散する。事実上すべての光学的フィードバ
ックを排除するためには、大きい傾斜角度が要求される
であろう。しかしながら、大きい傾斜角度は、傾斜した
素子の光学的性能が劣化するので、実際的ではない。
【0005】引き続いて、光学アイソレータ、例えば、
ファラデーアイソレータ(Faraday isola
tor)をレーザー出力ビームの通路の中に、レーザー
キャビティの出口アパーチュアの近くに組み込んで、反
射エネルギーを分離しかつ光学的フィードバックを減少
することが知られるようになった。ファラデーアイソレ
ータは、放射線ビーム、この場合においてレーザー出力
ビーム、の前方透過を可能とすると同時に、高度の消滅
で、放射線ビームの逆転透過を防止する光学アイソレー
タである。ここで、種々の光学的および非光学的境界表
面からのレーザーエネルギーはファラデーアイソレータ
により捕捉されかつ消滅される。
【0006】永久磁石を使用するファラデーアイソレー
タは、例えば、米国の製造業者OPTICS FOR
RESEARCHからのレーザー系において有効であ
る。ファラデーアイソレータは、レーザー出力ビームの
直線偏光面を第1直線偏光子透過軸と整合させる第1直
線偏光子、レーザー出力ビームの直線偏光面を回転させ
て、例えば、第1直線偏光子の透過軸から時計回りに4
5°回転させて第2偏光軸と整合させる磁気光学材料お
よび永久磁石、および第2偏光軸と整合した透過軸を有
する第2直線偏光子からなる。したがって、レーザー出
力ビームは任意の状態の偏光を有してファラデーアイソ
レータに入り、そして第2偏光軸と整合した直線偏光面
で直線偏光されてファラデーアイソレータを出る。
【0007】レーザー光学系の境界表面からファラデー
アイソレータに戻る反射されたビームは、その偏光状態
に無関係に、その直線偏光面が第2偏光軸と平行である
ように第2直線偏光子により直線偏光される。次に磁気
光学材料は反射ビームの偏光面を同一回転方向、すなわ
ち、時計回りに45°だけ回転させ、これにより反射ビ
ームの直線偏光面を第1直線偏光子の透過軸に対して垂
直である軸に沿って整合させる。したがって、反射ビー
ムは第1直線偏光子により消滅される。100,000
/1の消滅比がこの方法において達成され、そしてファ
ラデー回転子は前方移動ビームに低い損失を提供し、5
%より低い挿入損失が可能である。
【0008】一般に、光学的フィードバックの定常状態
のバックグラウンドのレベルがすべてのレーザー光学系
において存在する。ファラデーアイソレータがレーザー
出口アパーチュア付近に存在してさえ、ファラデーアイ
ソレータそれ自体の光学表面の反射は光学的フィードバ
ックとしてレーザーキャビティの中に再び入る。しかし
ながら、レーザー出力ビームのパラメーターの揺らぎ
は、光学的フィードバック電力の振幅が突然変化すると
き、起こり始める。光学的フィードバックのこのような
突然の変動は、レーザーのスパイク、すなわち、レーザ
ー出力電力における1系列の崩壊的振幅のスパイクに導
くことがある。レーザーのスパイクはレーザー光学系の
性能を劣化させ、そしてオプチックスへの物理的損傷を
引き起こすことがある。光学的フィードバックの振幅の
変動が起こる頻度は、また、レーザーのスパイクの開始
および他の出力ビームのパラメーターにおける1つの因
子である。なぜなら、レーザーのスパイク、レーザー放
射線の周波数のシフトおよび雑音を引き起こす動力学は
特定のレーザーキャビティに依存し、そしてキャビティ
の長さ、その設計および使用するレーザー放射材料に従
い変化する。レーザー光学系における光学的フィードバ
ックに対する一般的解決が確認しにくいのは、この理由
である。(参照、LASERS、Siegman著、U
niversity Science Books、カ
リフォルニア州ミルバレー、1986、p.955)。
【0009】光学的フィードバックの電力振幅の突然の
変化の1つの原因は、例えば、熱的レーザーの用途、例
えば、溶接または手術におけるように加工表面の温度ま
たは位相が突然に変化するとき、レーザー加工表面にお
ける反射率の変化のためである。レーザー加工表面の反
射率の変化による光学的フィードバックの電力振幅の他
の例は、レーザー出力ビームにより走査される表面がそ
の区域にわたって空間的に変化する反射率を有する走査
系である。加工表面が走査されるとき、その反射率の変
動はレーザーキャビティに戻る正反射および拡散反射の
電力振幅を広く変化させる。ファラデーアイソレータの
使用は正反射および拡散反射の両方について高い消滅比
を提供するが、ある種の用途、ことにレーザー系におけ
る正反射において、ファラデーアイソレータ単独により
提供されない、非常に高い正反射の消滅比を必要とす
る。
【0010】干渉計の系において、前方移動レーザービ
ームに関して直角の入射に配向された鏡またはビームス
プリッターの境界表面からの正反射を消滅するために、
直線偏光子および四分の一波長遅延子(quater
wave retarder)を直列で使用することは
知られている。このような素子の組み合わせは、レーザ
ーと鏡またはビームスプリッターの境界表面との間にビ
ームの通路の中に直角の入射で配置されたとき、前方移
動ビームを直線偏光子においてまず直線偏光させ、次い
でそれが鏡またはビームスプリッターの境界表面に直面
する前にそれを円偏光させる。円偏光された前方移動レ
ーザービームは、鏡またはビームスプリッターの境界表
面に直面すると、反射されて、その円偏光の向きは逆転
する、すなわち、左旋円偏光は右旋円偏光となる。次い
で、反射された円偏光ビームは四分の一波長遅延子を再
び通過し、そして再び直線偏光されるが、その直線偏光
面は次に前方移動ビームの直線偏光面に対して垂直であ
る。したがって、反射されたビームは直線偏光子により
消滅される。
【0011】直線偏光子と四分の一波長遅延子との組み
合わせは既知のアイソレータであり、円偏光された反射
エネルギーを消滅させそして円偏光されない反射エネル
ギーを減衰させる。このようなアイソレータは、直面す
る前方移動ビームに関して直角の入射を有する境界表面
からの正反射について最大の分離を提供する。
【0012】したがって、前述の先行技術の制限が与え
られると、本発明の目的は光学的分離の改良された方法
および装置を提供することである。
【0013】本発明の特別の目的は、レーザー光学系に
おける光学的フィードバックを分離する改良された方法
および装置を提供することである。
【0014】本発明の他の目的は、レーザー光学系にお
ける光学的フィードバックを分離すると同時に前方移動
レーザービームに低い電力振幅の挿入を提供する改良さ
れた方法および装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、前方移動放射
線ビームが直面する少なくとも1つの境界表面からの反
射を分離する方法および装置である。各境界表面からの
反射は正反射放射線ビームおよび拡散反射放射線ビーム
を生じ、ビームの各々は前方移動放射線ビームの伝搬方
向に対して実質的に反対である方向に伝搬する部分を有
する。正反射放射線ビームおよび拡散反射放射線ビーム
を分離する方法は、工程: (a)前方移動放射線ビームを直線偏光させ、直線偏光
面は第1偏光軸と実質的に平行であり、(b)直線偏光
前方移動放射線ビームの直線偏光面を第2偏光軸に対し
て回転させ、(c)直線偏光前方移動放射線ビームを、
前方移動放射線ビームが境界表面に直面する前に、第1
回転の向きで円偏光させ、そして正反射放射線ビームが
第1回転の向きに対して反対である回転の向きで円偏光
されるとき、正反射放射線ビームを直線偏光させ、
(d)正反射放射線ビームおよび拡散反射放射線ビーム
を直線偏光させ、直線偏光面は第2偏光軸と実質的に平
行であり、(e)正反射放射線ビームおよび拡散反射放
射線ビームの直線偏光面を第1偏光軸に対して実質的に
垂直である偏光軸に対して回転させ、そして(f)正反
射放射線ビームおよび拡散反射放射線ビームを、第1偏
光軸と実質的に平行である透過軸を有する直線偏光子に
通過させる、からなる。
【0016】本発明の前述の目的および特徴および他の
目的および特徴は、例示の目的で選択しそして添付図面
に示す、本発明の好ましい態様の詳細な説明から最もよ
く理解されるであろう。
【0017】
【実施例】次に図面に移ると、本発明の好ましい態様は
図1に示されており、ここでレーザーのフィードバック
を分離するための光学分離成分を特別に詳細に示すレー
ザー光学系の部分は参照数字10により一般に示されて
いる。部分的レーザー光学系10は出口アパーチュア1
4を有するレーザー12および前方移動レーザービーム
16からなり、前方移動レーザービーム16はレーザー
アパーチャ14から出て、そして左から右に伝搬軸18
に沿って伝搬する。
【0018】前方移動レーザービーム16は参照数字2
0により一般に示されているファラデーアイソレータ2
0に入る。ファラデーアイソレータ20は光軸22、入
口アパーチュア24および出口アパーチュア26を有す
る。ファラデーアイソレータ20はその光軸22をレー
ザービーム伝搬軸18と実質的に一致させて配置されて
おり、こうして前方移動レーザービーム16はファラデ
ーアイソレータの入口アパーチュア24に入り、ファラ
デーアイソレータの光軸22に実質的に沿って進行し、
そしてファラデーアイソレータの出口アパーチュア26
から出る。ファラデーアイソレータ20はレーザーの出
口アパーチャ14から距離28で位置するが、距離28
は臨界的でなく、そして前方移動レーザービーム18が
アイソレータの入口アパーチュア24により過度に切除
されないために十分に小さいことが必要であるだけであ
る。
【0019】ファラデーアイソレータ20は次の要素か
らなり、各々はファラデーアイソレータの光軸22と一
致しそして入口アパーチュア24に関して直列に位置す
る光軸を有する。前方移動レーザービーム16を直線偏
光しかつ反射ビームを減衰するための、第1直線偏光子
30。直線偏光された前方移動レーザービーム16の偏
光面を回転するための磁気光学偏光回転子32、および
その出口アパーチュア26を通してファラデーアイソレ
ータ20に入る反射ビームを直線偏光するための第2直
線偏光子34。
【0020】次に図1および図2を参照すると、前方移
動レーザービーム16はレーザーの出口アパーチャ14
からファラデーアイソレータの入口アパーチュア24に
進行しそして第1直線偏光子30を通過し、ここでそれ
は直線偏光子され、その直線偏光面は第1偏光軸36と
平行に整合される。次いでそれは磁気光学偏光回転子3
2を通過し、この偏光回転子は直線偏光面を時計回りに
実質的に45°の角度で回転し、これによりレーザービ
ーム16の直線偏光面を第2偏光軸38と整合させる。
次にビーム16は第2偏光軸38と平行に整合したその
透過軸を有する第2直線偏光子34を通過し、こうして
前方移動レーザービーム16は第2直線偏光子34によ
り実質的に減衰されない。次いでレーザービーム16は
ファラデーアイソレータ20をその出口アパーチュア2
6を通して偏光状態で出、この偏光状態は直線偏光され
ていて、第2偏光軸38と平行であるその直線偏光面を
有する。この軸は、また、ファラデーアイソレータ20
の透過軸と呼ぶことができる。ビーム16がファラデー
アイソレータ20に入るときのその偏光状態に無関係
に、それが偏光状態は前述のものと同一であることに注
意すべきである。しかしながら、前方移動レーザービー
ム16が最初に直線偏光されるとき、その直線偏光面は
第1直線偏光子30の透過軸と平行に、すなわち、第1
偏光軸36と平行に、整合されていて、ファラデーアイ
ソレータ20の挿入損失を最小にする。上に詳細に示し
た第1直線偏光子30および第2直線偏光子34および
下に詳細に示す直線偏光子58の各々は、通過する放射
線を偏光する。偏光子30、34および58の各々は、
ビーム伝搬軸18と実質的に平行に整合された光軸(図
示せず)、および前記光軸と平行である透過軸(図示せ
ず)を有する。各直線偏光子の透過軸は、それを通過す
るビームのための最大電力の振幅の透過軸を表す。すな
わち、前方移動レーザービーム16がそれが通過する直
線偏光子30、34または58の透過軸と平行に整合さ
れた直線偏光面を有するとき、ビーム16は直線偏光子
により実質的に減衰されない。レーザービーム16が直
線偏光されないとき、例えば、不規則に、円形にまたは
楕円形に偏光されるとき、あるいはレーザービーム16
が直線偏光されるが、直線偏光面が直線偏光子30、3
4または58の透過軸と平行に整合されないとき、レー
ザービーム16はマリュス(Malus)の法則(後述
する)に従い直線偏光子により減衰され、ビーム16が
その直線偏光面を直線偏光子30、34または58の透
過軸に対して垂直にして直線偏光されるとき、最大の減
衰または消衰が起こる。
【0021】ビーム16が直線偏光子30、34または
58のいずれかに入るときのビーム16の偏光状態に無
関係に、それが偏光子を通過した後のレーザービーム1
6の偏光状態はその直線偏光面を偏光子の透過軸と平行
にして直線偏光される。さらに、各直線偏光子30、3
4および58の性質はレーザービーム16の伝搬方向に
対して独立であり、そして偏光子の光軸とほぼ平行であ
る軸に沿ってビーム16が伝搬するとき、最適化され
る。
【0022】偏光子30、34または58はダイクロイ
ックである、すなわち、選択的吸収、反射により偏光さ
れる、すなわち、選択的反射、散乱により偏光される、
すなわち、選択的散乱により偏光されることができる
か、あるいは複屈折する、すなわち、選択的透過により
偏光されることができるか、あるいは他の立体配置、例
えば、電気光学的配置を有することができる。好ましい
態様において、反射偏光はレーザービーム16に低い挿
入損失を提供するすると同時に、5ワットを超えること
ができるレーザービーム16により損傷されないので、
最適な選択であることが証明された。しかしながら、理
解されるように、任意の直線偏光子を本発明の範囲から
逸脱しないで使用することができ、そして本発明におい
て使用するための偏光子の選択は、光学的に分離すべき
レーザー光学系において使用する特定のレーザービーム
16の電力振幅、波長、周波数および変調速度に依存す
る。磁気光学回転子32は透過ビームの偏光面を回転す
るためのよく知られている装置であり、そして常態で光
学的に不活性の結晶物質に磁場を加えて偏光の回転を与
えることに頼る。しかしながら、ファラデー回転はただ
の光学的活性の部分集合である、すなわち、直線偏光さ
れた放射線ビームが光学的に活性な結晶を通過すると
き、その偏光面が回転する、固体オプチックスの現象で
ある。ある数の結晶、例えば、石英、塩素酸ナトリウム
および辰砂は光学的に活性であることが知られている
(参照、INTRODUCTION TO MODER
N OPTICS、G.R.Fowles著、Copy
right 1975、Holt、Rinehart
and Winston、p.169)。光学的に活性
な物質は、いかなる電場または磁場をも加えないで、透
過された放射線ビームの偏光面を回転させる。他の型の
偏光回転子のカーセルは、電場を光学的に不活性な結晶
に加えるとき、透過ビームを回転する。理解されるよう
に、他の偏光回転子の立体配置を、本発明の範囲から逸
脱しないで、磁気光学回転子32の代わりに使用するこ
とができる。
【0023】全体的に参照数字50により示される正反
射アイソレータは、光軸52、入口アパーチュア54お
よび出口アパーチュア56を有し、ファラデーアイソレ
ータ20と境界表面70との間に位置し、境界表面70
からの反射を分離する。正反射アイソレータ50はその
光軸52をレーザービーム伝搬軸18と実質的に一致さ
せて位置し、こうして前方移動レーザービーム16はそ
の入口アパーチュア54を通して入りそしてその出口ア
パーチュア56を通して出る。境界表面70は、それを
横切りかつそれからの反射を分離すべき、任意の転移表
面である。
【0024】正反射アイソレータ50は、入口アパーチ
ュア54後に、直列に第3直線偏光子58および四分の
一波長遅延子60からなる。四分の一波長遅延子60
は、ビーム伝搬軸18と実質的に一致して配向されてい
る光軸62を有する。第3直線偏光子58は、前方移動
レーザービーム16がファラデーアイソレータ20を出
るとき、ビーム16の偏光面と実質的に平行に、すなわ
ち、第2偏光軸38と平行に、整合されたその透過軸を
有し、こうしてビーム16が第3直線偏光子58を通過
するとき、ビーム16は実質的に減衰されず、そしてそ
の直線偏光軸を第2偏光軸38と平行にして直線偏光さ
れたままである。
【0025】四分の一波長遅延子60は「速い透過軸」
および「遅い透過軸」(図示せず)を有する複屈折素子
である。速い透過軸および遅い透過軸は、互いに対して
かつ四分の一波長遅延子の光軸62に対して垂直であ
る。四分の一波長遅延子60を通過する直線偏光ビーム
は、その直線偏光面が遅延子60の速い透過軸に関して
45°を形成するとき、円偏光されるであろう。
【0026】本発明において、レーザービーム16はそ
の直線偏光面を第2偏光軸38と整合させて第3直線偏
光子58を出、そして四分の一波長遅延子60はその速
い透過軸を第1偏光軸36と平行に整合させて配向され
る。したがって、レーザービーム16は四分の一波長遅
延子60を通過するとき、円形に偏光される。円形偏光
の向き、すなわち、右旋または左旋は本発明にとって任
意であるが、四分の一波長遅延子60を90°だけ回転
し、こうしてその遅い透過軸が第2偏光軸38と整合す
るように逆転させることができる。
【0027】四分の一波長遅延子60の目的は、境界表
面70に円偏光されたビームを提供することである。四
分の一波長遅延子60の性能は波長依存性でありそし
て、それ自体、その物質および厚さがレーザービーム1
6の特定の波長に合致するとき、円偏光ははじめて達成
される。遅延子60により生成される偏光の回転の向き
は、また、物質依存性であることがある。
【0028】単一の素子の四分の一波長遅延子は、例え
ば、米国の製造業者メレス・グリオット(MELLES
GRIOT)から商業的に入手可能であるが、四分の
一波長遅延子はより一般に定義することができる。この
ような装置は2つの直線偏光反射ビームの間の四分の一
波長の位相差を生成し、これらの反射ビームは、その装
置を通過したとき、同一光学周波数を有するが、直交す
る直線偏光面を有する。理解されるように、前方移動直
線偏光放射線ビームを偏光回転の第1向きをもつ前方移
動円偏光ビームに変換する任意の装置は本発明の範囲か
ら逸脱しないが、ただし反対の回転の向きを有しそして
その装置を反対方向に通過する円偏光放射線ビームは、
前方移動直線偏光放射線ビームの直交する面である直線
偏光面を有する直線偏光放射線ビームに変換される。
【0029】円偏光前方移動レーザービーム16は、正
反射アイソレータ50を出た後、境界表面70に直面す
るまで、軸18に沿って伝搬し続ける。境界表面70は
正反射アイソレータの出口アパーチュア56から距離8
8で位置し、そしてビーム伝搬軸18に関して入射角を
有し、この入射角は直角の入射(すなわち、レーザービ
ーム伝搬軸18に対して垂直)から俯角入射(すなわ
ち、レーザービーム伝搬軸18と平行)に変化する。距
離88は臨界的ではないが、より小さい距離88はレー
ザー光学系10に戻すことができる反射エネルギーの量
を増加する傾向がある。
【0030】好ましい態様において、レーザービーム1
6は、空気の屈折率と異なる屈折率を有する体積72と
境界をつける境界表面70に直面するまで、ほぼ1の屈
折率を有する空気を通して伝搬する。レーザービーム1
6と境界表面70との相互作用は、レーザービーム16
の一部分の正反射、拡散反射および体積74の中への透
過を生ずる。レーザービーム16の透過部分は体積72
内を伝搬し続け、ここでビーム16は少なくとも部分的
に吸収されそして、他の境界表面74に直面するまで伝
搬し続けることができ、境界表面74においてビーム1
6は再び正反射および拡散反射しそしてここでビーム1
6の一部分は次の体積76の中に透過することができ
る。
【0031】境界表面70および74は光学表面、例え
ば、鏡、レンズ、偏光素子またはレーザー加工表面であ
るか、あるいは非光学表面、例えば、カバー、安全シー
ルドまたは機械的構造体であることができる。さらに、
表面70および72のような複数の境界表面は典型的な
レーザー光学系の中に存在し、そしてレーザービーム1
6が複数の境界表面70および74の各々とつくる入射
角は直角から俯角の入射に変化することができる。
【0032】本発明が反射エネルギーを複数の境界表
面、例えば、70および74から光学的に分離する方法
の次の詳細な説明において、理解されるように、複数の
境界表面70および74の各々は正反射を生成しそして
正味の正反射ビーム78は、表面70および74の各々
から正反射した部分を含み、前方移動レーザービーム1
6の伝搬方向に対して実質的に反対の伝搬方向に軸16
に実質的に沿って伝搬する。正味の正反射ビーム78は
レーザー出口アパーチャ14に向かって伝搬し、したが
って分離すべきレーザーのフィードバックの潜在的源を
表す。さらに、理解されるように、正味の正反射ビーム
78は複数の入射角において起こることがある反射から
生ずることができ、こうして正味の正反射ビーム78は
複数の正反射ビームからなり、これらの正反射ビームの
各々は前方移動レーザービーム16が反射した特定の反
射境界表面70または74とビーム16がなした入射角
に依存する偏光状態を有する。
【0033】さらに、正味の拡散反射ビーム80は、ま
た、レーザー出口アパーチャ14に向かう前方移動レー
ザービーム16の伝搬方向に対して実質的に反対の伝搬
方向に、軸18に実質的に沿って伝搬し、そしてその正
味の拡散反射ビーム80は複数の境界表面70および7
4の各々から拡散反射したエネルギーの少なくとも一部
分を含む。正味の拡散反射ビーム80は、また、分離す
べきレーザーのフィードバックの潜在的源を表す。理解
されるように、正味の拡散反射ビーム80は、また、複
数の入射角において起こることがある反射から生じ、こ
うして正味の拡散反射ビーム80は複数の拡散反射ビー
ムからなり、これらの拡散反射ビームの各々は前方移動
レーザービーム16が反射した特定の反射境界表面70
または74とビーム16がなした入射角に依存する偏光
状態を有する。
【0034】例証として単一の境界表面70および単一
の正反射ビーム78を取ると、円偏光前方移動レーザー
ビーム16は表面70から正反射して正反射ビーム78
を形成する。前方移動レーザービーム16と表面70と
の間の直角の入射の特定の条件について、正反射ビーム
78は円偏光され、そして円偏光回転の向きは反射によ
り逆転される、すなわち、右旋円偏光ビームは反射後に
左旋円偏光ビームとなる。
【0035】円偏光正反射ビーム78は、四分の一波長
遅延子60を通して戻ると、遅延子60により直線偏光
され、そしてその直線偏光面は偏光軸82と平行に整合
される。したがって、境界表面70からの直角の入射か
ら生じた正反射ビーム78は、軸82がその透過軸に対
して垂直であるので、第3直線偏光子58により完全に
消滅される。
【0036】前方移動レーザービーム16と境界表面7
0との間の入射角がほぼ直角の入射とほぼ俯角入射との
間にある状態のとき、円偏光レーザービーム16の反射
から生ずる正反射ビーム78は楕円偏光され、そして偏
光回転の向きはまた反射により逆転する、すなわち、右
旋円偏光レーザービーム16は、反射後、左旋楕円偏光
正反射レーザービーム78となる。前方移動レーザービ
ーム16と境界表面70との間の入射角が俯角入射にあ
るとき、正反射ビーム78は境界表面70と平行である
軸に沿って直線偏光される。このようなビームは部分的
レーザー光学系10に直接戻らないであろうが、理解さ
れるように、俯角入射の正反射ビームは、他の境界表
面、例えば、74からの引き続く反射後に、部分的レー
ザー光学系10に戻ることができる。
【0037】楕円偏光正反射レーザービーム78は、四
分の一波長遅延子60を通して戻ると、楕円偏光された
ままであるが、楕円の長軸の整合は、ほぼ直角の入射角
度から生じた反射についての、偏光軸82とのほぼ平行
から、ほぼ俯角の入射角度から生じた反射についての、
第2偏光軸38との平行に変化する。
【0038】正反射ビーム78は、第3直線偏光子58
を通過すると、マリュスの法則に従い減衰され、こうし
て第3直線偏光子58を出た後のその電力振幅は、直線
偏光面が偏光軸82とほぼ平行であるとき、最小であ
り、直線偏光面が第2偏光軸38、すなわち、第3直線
偏光子58の透過軸とほぼ平行であるとき、最大であ
り、そして間の関係式I(φ)=I(0)*COS
2(φ)に従い変化し、ここでφはビーム78の直線偏
光面と第2直線偏光子58の透過軸との間の角度であ
り、I(0)は第2直線偏光子58を通過する前のビー
ム78の強度であり、そしてI(φ)は角度φの関数と
しての第2直線偏光子58を通過した後のビーム78の
強度である。この場合において、φは俯角入射から生じ
反射についてゼロであり、そしてφは直角の入射におけ
る反射から生ずる反射について90°である。
【0039】境界表面70と俯角入射を有する前方移動
レーザービーム16から生じた正反射について、正反射
ビーム78は直線偏光されそして四分の一波長遅延子6
0を通して戻ると、直線偏光正反射レーザービーム78
は、その直線偏光面と四分の一波長遅延子60の速い透
過軸との間の角度に依存して、未変化であるか、あるい
は楕円偏光されるであろう。第3直線偏光子58を通し
て戻ると、直線偏光または楕円偏光されたビームはマリ
ュスの法則に従い減衰される。
【0040】次に単一の拡散反射ビーム80を有する単
一の境界表面70の場合を考えると、円偏光前方移動レ
ーザービーム16は表面70から拡散反射して拡散反射
ビーム80を形成する。拡散反射ビーム80は伝搬軸1
8と境界表面70との交点の回りの半球で実質的に均一
に放射し、こうして光線の少なくとも一部分は正反射ア
イソレータ50に対して向けられる。拡散反射ビーム8
0の偏光は反射後のその伝搬方向に従い変化し、こうし
て伝搬軸18に実質的に沿って反射した拡散反射光線は
実質的に不規則に偏光されるが、境界表面70と実質的
に平行に反射した拡散反射光線は実質的に直線偏光さ
れ、そして中間の反射角度で反射した拡散反射光線は不
規則に偏光および直線偏光した部分を含む。
【0041】四分の一波長遅延子60を通して戻ると、
拡散反射ビーム80は、部分的に不規則に偏光されかつ
部分的に直線偏光されることができ、遅延子60により
変更された偏光の状態を有する。第3直線偏光子58を
通して戻ると、拡散反射ビーム80はマリュスの法則に
従い減衰され、この法則は実質的に不規則に偏光された
ビームについてほぼ50%の減衰を生ずる。
【0042】前述の正反射アイソレータ50の特徴は、
それが直角の入射で配向された境界表面からの反射から
生ずる正反射ビームを消滅し、直角の入射と俯角入射と
の間の入射角に配向された境界表面からの反射から生ず
る正反射ビームを消滅し、そして拡散反射ビームについ
て平均50%の減衰を提供することである。すべての場
合において、正反射アイソレータ50を出る正反射ビー
ム78または拡散反射ビーム80はの任意の部分は直線
である偏光状態を有し、その直線偏光面は第2偏光軸3
8と平行に整合されている。
【0043】正反射アイソレータ50を通過すると、正
反射ビーム78および拡散反射ビーム80の各々は減衰
し、軸18に実質的に沿って伝搬し続け、そしてファラ
デーアイソレータ20の出口アパーチュア26に入る。
各ビームは第2偏光軸38に沿って直線偏光されるの
で、それらは第2直線偏光子34を減衰されないで通過
する。
【0044】次いで反射したビーム78および80は磁
気光学回転子32を通過し、この回転子32は各ビーム
の偏光面を45°の時計回り角度で回転し、それらを偏
光軸82と平行に整合させる。磁気光学回転子32は、
前方移動ビームおよび反対に移動する放射線ビームの偏
光面を同一回転角度でかつ同一方向に回転するという特
定の性質を有することに注意すべきである。偏光軸82
は第1直線偏光子30の透過軸と垂直であるので、正反
射ビーム78および拡散反射ビーム80の残りの部分は
第1直線偏光子30により消滅され、こうして反射した
エネルギーはレーザー出口アパーチャ14に到達しな
い。
【0045】ファラデーアイソレータ20および正反射
アイソレータ50の組み合わせの特徴は、それらが境界
表面70との前方移動レーザービーム16の入射角に無
関係に正反射ビーム78および拡散反射ビーム80の両
方を完全に消滅させることである。複数の境界された領
域72から前方移動ビーム16が反射する一般的場合に
おいて、正味の正反射ビーム78および正味の拡散反射
ビーム80は、単一の境界表面70の特定の場合につい
て前述したのと同一の方法で消滅される。
【0046】レーザー系における改良された光学フィー
ドバックの分離の方法および装置を詳細に示す前の論考
から理解されるように、組み合わせてファラデーアイソ
レータ20および正反射アイソレータ50はいずれかの
素子単独で使用するより改良された光学分離を提供す
る。さらに理解されるように、図1に示す分離距離2
8、84、86および88は本発明の実行において臨界
的ではなく、分離すべき正反射ビーム78および拡散反
射ビーム80を十分に捕捉するために十分に小さいこと
だけが必要である。さらに、理解されるように、第3直
線偏光子58は、本発明の作動成形を変化させないで、
好ましい態様から排除することができる。図3に示す、
いっそう一般的態様において、光学アイソレータ400
は前述の好ましい態様と正確に同一の方法で作動する
が、ただし好ましい態様において使用する第3直線偏光
子58は追加の減衰を提供して、単一の偏光子を単独で
使用するとき起こることがある漏れを克服する。このよ
うな漏れは、偏光子の材料の不完全さおよび偏光子の透
過軸の不完全な整合から生ずることがある。また、理解
されるように、磁気光学回転子32と四分の一波長遅延
子60との間に各々位置する複数の直線偏光子を使用し
て漏れを克服することによって、それ以上の性能の増強
を達成することができる。
【0047】本発明のいっそう一般的態様において、一
般に参照数字400で表示する光学アイソレータは図3
に示されている。光学アイソレータ400は、一般に参
照数字20で表示するファラデーアイソレータ、および
四分の一波長遅延子60からなる。ファラデーアイソレ
ータ20および四分の一波長遅延子60の各々は、それ
ぞれ、光軸22および60を有し、これらは放射線ビー
ム伝搬軸402と実質的に平行に位置する。
【0048】未偏光放射線ビーム404は偏光軸402
に沿って左から右に伝搬し、そして光学アイソレータ4
00に入口アパーチュア406から入る。未偏光放射線
ビーム404はファラデーアイソレータ20を通過し、
次いで四分の一波長遅延子60を通過し、そして出口ア
パーチュア408を出る。ファラデーアイソレータ20
は、その第2直線偏光子34の透過軸が第2偏光軸38
と平行になるように、整合される。四分の一波長遅延子
60は第1偏光軸36と平行に整合したその速い透過軸
を有する。未偏光放射線ビーム404の偏光状態は、円
偏光放射線ビーム404が出口アパーチュア408を出
るように、アイソレータ400により変更される。ビー
ム404がアイソレータ400の各素子を通過すると
き、ビーム404の偏光状態は好ましい態様において前
述したが、アイソレータ400は好ましい態様の第3直
線偏光子58を含まない。ちょうど好ましい態様におけ
るように、アイソレータ400は境界表面から反射した
正反射ビーム78および拡散反射ビーム80を実質的に
消滅させる。
【0049】図4に示す単一の前方移動レーザービーム
100を2つのビームに分割し、こうして各ビームが異
なる伝搬軸に沿って伝搬し、そして2つの正反射アイソ
レータは各ビームが直面する境界表面からの反射を分離
するようにする。この場合において、2以上の正反射ア
イソレータを単一のファラデーアイソレータ20と組み
合わせて使用する。
【0050】この態様において、第1前方移動レーザー
ビーム100はレーザーアパーチャ14を出、第1伝搬
軸18に沿って伝搬し、そしてファラデーアイソレータ
20を通過し、ファラデーアイソレータ20は第1前方
移動レーザービーム100の直線偏光面が第2偏光軸3
8と平行に整合されるようにビーム100を直線偏光す
る。次いで、直線偏光された第1前方移動レーザービー
ム100は部分的反射ビームスプリッター102を通過
し、そしてビーム100の一部分は第1伝搬軸16に沿
って伝搬し続ける。直線偏光された第1前方移動レーザ
ービーム100の他の部分は部分的反射ビームスプリッ
ター102により反射されて、第2伝搬軸106を有す
る第2直線偏光前方移動レーザービーム104を形成す
る。
【0051】ビームスプリッター102を通過した直線
偏光された第1前方移動レーザービーム100は次に、
参照数字150で一般に表示する第1正反射アイソレー
タを通過し、この第1正反射アイソレータ150はレン
ズ108および境界表面116からの正反射および拡散
反射を分離するという特別の目的を有する。レンズ10
8は伝搬軸18と一致する光軸(図示せず)、および2
つの境界表面110および112を有する。正反射アイ
ソレータ150は直線偏光子58および四分の一波長遅
延子60からなる。正反射アイソレータ150およびフ
ァラデーアイソレータ20は、レンズの境界表面110
および112からおよび他の境界表面116から反射し
た正反射ビーム78および拡散反射ビーム80を消滅さ
せる。直線偏光子58の透過軸は第2偏光軸38と平行
に整合し、そして四分の一波長遅延子60の速い透過軸
は第1偏光軸36と平行に整合し、こうして正反射アイ
ソレータ150およびファラデーアイソレータ20は前
述の好ましい態様と同一に機能する。
【0052】直線偏光した第2前方移動レーザービーム
104は伝搬軸106に沿って伝搬し、そして一般に参
照数字118で表示する第2正反射アイソレータを通過
し、この第2正反射アイソレータ118はこの場合にお
いて四分の一波長遅延子120および、ファラデーアイ
ソレータ20内に含められた、第2直線偏光子34から
なる。第2正反射アイソレータ118は図3に示す態様
と同一であり、そして境界表面122からの正反射を分
離するという特別の目的を有する。四分の一波長遅延子
120は第1偏光軸36と整合した速い透過軸を有す
る。
【0053】図4に示す態様は単一の入口アパーチュア
130およびビーム104が通過する第1出口アパーチ
ュア134およびビーム104が出る第2出口アパーチ
ュア134を有する。正反射アイソレータ150および
118の各々はビーム100および104が直面するの
と同じ数の境界表面からの反射を分離し、そして理解さ
れるように、追加のビームおよび正反射アイソレータを
各新しい伝搬軸について付加することができ、そして追
加の正反射アイソレータの各々は単一のファラデーアイ
ソレータ20と組み合わせて使用することができる。ま
た、理解されるように、直線偏光子58を正反射アイソ
レータ150から除去し、こうして四分の一波長遅延子
60が直線偏光子34と組み合わせて働いて境界表面1
10、112および116からの反射を分離できるよう
にすることができる。
【0054】図5に示す最後の態様において、レーザー
ビーム100はファラデーアイソレータ20および一般
に参照数字150で表示する正反射アイソレータを通過
した後、ビーム偏向器200により偏向される。正反射
アイソレータ150は、上の態様に記載したように、直
線偏光子58および四分の一波長遅延子60または四分
の一波長遅延子60単独からなる。ビーム偏向器200
はビーム100を連続的に偏向し、こうしてビーム10
0は境界表面204上の走査線202を横切り、これに
より境界表面204を実質的に第1へり206から他の
へり208に走査する。
【0055】境界表面204のある領域を走査するため
に、走査線202に対して実質的に垂直である軸に沿っ
た段階的または連続的運動は走査レーザービーム100
に関して境界表面204動かすか、あるいは境界表面2
04に関して走査レーザービーム100動かし、こうし
て各走査線202を完結した後、境界表面204または
走査レーザービーム100は次の走査線について進行
し、最後に走査すべき全体の領域は一度に1走査線で線
方向に走査される。レンズ210はレーザービーム10
0を境界表面204上に収束させて収束スポットを形成
する。正反射ビーム78および拡散反射ビーム80はビ
ーム偏向器200を通して戻り、そして上の好ましい態
様において記載したように正反射アイソレータ150お
よびファラデーアイソレータ20により消滅される。
【0056】この最後の態様において、ビーム偏向器2
00は電気信号に応答してビーム100を偏向するため
に、例えば、光学的またはホログラフのビーム偏向素子
あるいは音響−光学または電気−光学の走査装置を使用
することによって、連続的に回転するか、あるいは選択
的に位置決めすることができる。境界表面204は平面
または円筒形の表面を包含する任意の形状を有すること
ができ、そして境界表面204は走査すべき画像からな
るか、あるいはその上にレーザー画像を記録すべき画像
記録材料からなることができる。
【0057】前述の態様から理解されるように、他の態
様を次の請求の範囲において定義される本発明の範囲か
ら逸脱しないで作るすることができる。
【0058】本発明の主な特徴および態様は次の通りで
ある。
【0059】1.前方移動放射線ビームが直面する少な
くとも1つの境界表面からの反射を分離する方法であっ
て、前記反射は正反射放射線ビームおよび拡散反射放射
線ビームを生じ、前記ビームの各々は前記前方移動放射
線ビームの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に
伝搬するの少なくとも一部分を有し、工程:(a)前記
前方移動放射線ビーム(402)を直線偏光させ、これ
により前記前方移動放射線ビーム(402)の直線偏光
面を第1偏光軸(36)と実質的に平行になるように整
合させ、(b)直線偏光前方移動放射線ビーム(2)の
直線偏光面を第2偏光軸(38)に対して回転させ、
(c)前記第2偏光軸(38)と実質的に平行である直
線偏光面を有する直線偏光前方移動放射線ビーム(40
2)を、前記前方移動放射線ビームが前記境界表面(7
0)に直面する前に、第1回転の向きで円偏光させ、そ
して前記正反射放射線ビーム(78)を直線偏光させ、
これにより、前記正反射放射線ビーム(78)が前記第
1回転の向きに対して反対である回転の向きで円偏光さ
れるとき、前記正反射放射線ビーム(78)の直線偏光
面を前記第2偏光軸(38)と実質的に垂直であるよう
に整合させ、(d)前記正反射放射線ビーム(78)お
よび前記拡散反射放射線ビーム(80)を直線偏光さ
せ、これによりそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行にし、(e)前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行である直線偏光正反射放射線ビ
ーム(78)および直線偏光拡散反射放射線ビーム(8
0)のそれぞれの直線偏光面を、前記第1偏光軸(3
6)に対して実質的に垂直である偏光軸に対して回転さ
せ、(f)前記第1偏光軸(36)に対して実質的に垂
直であるそれぞれの直線偏光面を有する直線偏光正反射
放射線ビーム(78)および直線偏光拡散反射放射線ビ
ーム(80)を、前記第1偏光軸(36)と実質的に平
行に整合された透過軸を有する直線偏光子(406)に
通過させる、からなる方法。
【0060】2.前方移動放射線ビームが直面する少な
くとも1つの境界表面からの反射を分離する方法であっ
て、前記反射は正反射放射線ビームおよび拡散反射放射
線ビームを生じ、前記ビームの各々は前記前方移動放射
線ビームの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に
伝搬するの少なくとも一部分を有し、工程:(a)前記
前方移動放射線ビーム(402)を直線偏光させ、これ
により前記前方移動放射線ビームの直線偏光面を第1偏
光軸(36)と実質的に平行になるように整合させ、
(b)直線偏光前方移動放射線ビーム(404)の直線
偏光面を第2偏光軸(38)に対して回転させ、(c)
前記第2偏光軸(38)と整合した直線偏光面を有する
直線偏光前方移動放射線ビーム(404)を、前記前方
移動放射線ビームが前記境界表面(70)に直面する前
に、四分の一波長遅延子(408)で円偏光させ、
(d)前記正反射放射線ビーム(78)を、前記前方移
動放射線ビーム(404)の伝搬方向に対して実質的に
反対である方向に、前記四分の一波長遅延子(408)
に通過させ、(e)前記正反射放射線ビーム(78)お
よび前記拡散反射放射線ビーム(80)を直線偏光さ
せ、これによりそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行にし、(f)前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行である前記直線偏光正反射放射
線ビーム(78)および直線偏光拡散反射放射線ビーム
(80)のそれぞれの直線偏光面を、前記第1偏光軸
(36)に対して実質的に垂直である偏光軸に対して回
転させ、その後、(g)前記第1偏光軸(36)に対し
て実質的に垂直であるそれぞれの直線偏光面を有する直
線偏光正反射放射線ビーム(78)および直線偏光拡散
反射放射線ビーム(80)を、前記第1偏光軸(36)
と実質的に平行に整合された透過軸を有する直線偏光子
(406)に通過させる、からなる方法。
【0061】3.前記前方移動放射線ビームがレーザー
ビーム(404)である上記第1または2項記載の方
法。
【0062】4.前記境界表面(70)の少なくとも一
部分が走査すべき画像からなり、そして前記前方移動放
射線ビームが走査すべき画像を横切って線方向に走査さ
れる上記第1または2項記載の方法。
【0063】5.前記前方移動放射線ビーム(404)
がレーザービームである上記第4項記載の方法。
【0064】6.前記境界表面(70)の少なくとも一
部分が画像記録材料からなり、そして前記前方移動放射
線ビームが画像を記録するために前記画像記録材料を横
切って線方向に走査される上記第1または2項記載の方
法。
【0065】7.前記前方移動放射線ビーム(404)
がレーザービームである上記第6項記載の方法。
【0066】8.第1伝搬軸を有する前方移動放射線ビ
ームが直面する少なくとも1つの境界表面からの反射を
分離する装置であって、前記反射は正反射放射線ビーム
および拡散反射放射線ビームを生じ、前記ビームの各々
は前記前方移動放射線ビームの伝搬方向に対して実質的
に反対である方向に、前記第1伝搬軸に実質的に沿って
伝搬するの少なくとも一部分を有し、前記装置は前記第
1伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、そして前記前
方移動放射線ビームと前記少なくとも1つの境界表面と
の間に位置し、(a)第1直線偏光手段(406)、前
記第1直線偏光手段は前記前方移動放射線ビームを直線
偏光しかつその直線偏光面を第1偏光軸(36)と実質
的に平行になるように整合させ、そして、前記正反射放
射線ビーム(78)および前記拡散反射放射線ビーム
(80)の各々のそれぞれの直線偏光面が前記第1偏光
軸(36)に対して実質的に垂直であるとき、前記正反
射放射線ビーム(78)および前記拡散反射放射線ビー
ム(80)を消滅させる、(b)偏光回転手段(3
2)、前記偏光回転手段は、前記第1直線偏光手段(4
06)と前記少なくとも1つの境界表面(70)との間
に位置し、前記前方移動放射線ビームの直線偏光面を第
2偏光軸に対して回転させ、そして前記正反射放射線ビ
ーム(78)および前記拡散反射放射線ビーム(80)
のそれぞれの直線偏光面を前記第1偏光軸(36)に対
して実質的に垂直である偏光軸に対して回転させる、
(c)第2直線偏光手段(34)、前記第2直線偏光手
段は前記偏光回転手段(32)と前記第2偏光軸(3
8)と実質的に平行である透過軸を有する前記少なくと
も1つの境界表面(70)との間に位置し、前記正反射
放射線ビーム(78)および前記拡散反射放射線ビーム
(80)のそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光軸(3
8)と実質的に平行であるように整合させる、および
(d)第1円偏光手段(408)、前記第1円偏光手段
は前記第2直線偏光手段(34)と前記少なくとも1つ
の境界表面(70)との間に位置し、前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行である直線偏光面を有する前記
直線偏光前方移動放射線ビーム(404)を第1回転の
向きで円偏光させ、そして前記正反射放射線ビーム(7
8)を直線偏光させ、これにより、前記正反射放射線ビ
ームが前記第1回転の向きに対して反対である回転の向
きで円偏光されるとき、前記正反射放射線ビームの直線
偏光面を前記第2偏光軸(38)に対して実質的に垂直
であるように整合させる、からなる装置。
【0067】9.少なくとも他の直線偏光手段(58)
をさらに含み、前記直線偏光手段(58)は前記第1伝
搬軸(18)と一致する光軸および前記第2偏光軸(3
8)と実質的に平行である透過軸を有し、前記正反射放
射線ビーム(78)および前記拡散反射放射線ビーム
(80)のそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光軸(3
8)と実質的に平行に整合させ、前記少なくとも他の直
線偏光手段(58)は前記第2直線偏光手段(34)と
前記第1円偏光手段(40)との間に位置し、こうして
前記前方移動放射線ビーム(404)、前記正反射放射
線ビーム(78)および前記拡散反射放射線ビーム(8
0)の各々はそれを通過する、上記第8項記載の装置。
【0068】10.前記第2偏光軸(38)と実質的に
平行である直線偏光面を有する前記前方移動放射線ビー
ム(100)を分割し、これにより少なくとも他の伝搬
軸(106)をもつ少なくとも他の前方移動放射線ビー
ム(104)を形成しそして前記前方移動放射線ビーム
(104)は少なくとも他の境界表面(122)に直面
し、これにより少なくとも他の正反射放射線ビーム(7
8)および少なくとも他の拡散反射放射線ビーム(8
0)を生成し、それらの各々は前記少なくとも他の伝搬
軸(106)および前記第1伝搬軸(18)に沿って、
前記第1および前記少なくとも他の前方移動放射線ビー
ムの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に伝搬
し、前記装置は前記少なくとも他の伝搬軸(106)と
実質的に一致する光軸を有する少なくとも他の円偏光手
段(120)をさらに含み、前記少なくとも他の円偏光
手段は前記第2直線偏光手段(34)と前記少なくとも
他の境界表面(122)との間に位置し、前記第2偏光
軸(38)と実質的に平行である直線偏光面を有する前
記少なくとも他の前方移動放射線ビーム(104)を第
1回転の向きで円偏光させ、そして前記少なくとも他の
正反射放射線ビーム(78)を直線偏光させ、これによ
り、前記少なくとも他の正反射放射線ビームが前記第1
回転の向きに対して反対である回転の向きで円偏光され
るとき、前記少なくとも他の正反射放射線ビームの直線
偏光面を前記第2偏光軸(38)に対して実質的に垂直
であるように整合させる、上記第8項記載の装置。
【0069】11.少なくとも他の直線偏光手段をさら
に含み、前記少なくとも他の直線偏光手段は前記少なく
とも他の伝搬軸と一致する光軸および前記第2偏光軸と
実質的に平行である透過軸を有し、前記少なくとも他の
正反射放射線ビーム(78)および前記拡散反射放射線
ビーム(80)のそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光
軸(38)と実質的に平行に整合させ、前記少なくとも
他の直線偏光手段は前記第2直線偏光手段(34)と前
記少なくとも他の円偏光手段(120)との間に位置
し、こうして前記少なくとも他の前方移動放射線ビーム
(104)、前記少なくとも他の正反射放射線ビーム
(78)および前記少なくとも他の拡散反射放射線ビー
ム(80)の各々はそれを通過する、上記第10項記載
の装置。
【0070】12.少なくとも他の直線偏光手段(5
8)をさらに含み、前記直線偏光手段(58)は前記第
1伝搬軸(18)と一致する光軸および前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行である透過軸を有し、前記正反
射放射線ビーム、前記拡散反射放射線ビーム、前記少な
くとも他の正反射放射線ビームおよび前記少なくとも他
の拡散反射放射線ビームの直線偏光面を前記第2偏光軸
(38)と実質的に平行に整合させ、前記少なくとも他
の直線偏光手段(58)は前記第2直線偏光手段(3
4)と前記第1円偏光手段(132)との間に位置し、
こうして前記前方移動放射線ビーム、前記正反射放射線
ビーム、前記少なくとも他の正反射放射線ビームおよび
前記少なくとも他の拡散反射放射線ビームの各々はそれ
を通過する、上記第11項記載の装置。
【0071】13.前記直線偏光手段(34、58)は
ダイクロイック、反射、散乱または複屈折の偏光子から
成る群より選択される上記第8〜11または12項のい
ずれかに記載の装置。
【0072】14.第1伝搬軸を有する前方移動放射線
ビームが直面する少なくとも1つの境界表面からの反射
を分離する装置であって、前記反射は第1正反射放射線
ビームおよび第1拡散反射放射線ビームを生じ、前記ビ
ームの各々は前記前方移動放射線ビームの伝搬方向に対
して実質的に反対である方向に、前記第1伝搬軸に実質
的に沿って伝搬するの少なくとも一部分を有し、前記装
置は(a)ファラデーアイソレータ(20)、前記ファ
ラデーアイソレータは前記第1伝搬軸(402)と実質
的に一致する光軸を有し、前記前方移動放射線ビーム
(404)、前記第1正反射放射線ビーム(78)およ
び第1拡散反射放射線ビーム(80)の各々は前記ファ
ラデーアイソレータを通過し、前記ファラデーアイソレ
ータは、また、透過軸を有し、前記前方移動放射線ビー
ムが前記ファラデーアイソレータを通過した後、その直
線偏光面は前記透過軸と実質的に平行であるように整合
される、および(b)第1四分の一波長遅延子(40
8)、前記第1四分の一波長遅延子は前記第1伝搬軸
(402)と実質的に一致する光軸を有し、前記少なく
とも1つの境界表面(70)と前記ファラデーアイソレ
ータとの間に位置し、前記前方移動放射線ビーム、前記
第1正反射放射線ビーム(78)および前記第1拡散反
射放射線ビーム(80)の各々は前記ファラデーアイソ
レータを通過し、前記第1四分の一波長遅延子(40
8)は前記ファラデーアイソレータの透過軸に関して実
質的に45°で整合された透過軸を有する、からなる装
置。
【0073】15.少なくとも他の直線偏光手段(5
8)をさらに含み、前記直線偏光手段(58)は前記第
1伝搬軸と一致する光軸および前記ファラデーアイソレ
ータの透過軸と実質的に平行である透過軸を有し、前記
少なくとも他の直線偏光手段(58)は前記ファラデー
アイソレータ(20)と前記第1四分の一波長遅延子
(62)との間に位置し、こうして前記第1前方移動放
射線ビーム(16)、前記第1正反射放射線ビーム(7
8)および前記第1拡散反射放射線ビーム(80)の各
々はそれを通過する、上記第14項記載の装置。
【0074】16.前記ファラデーアイソレータの透過
軸と実質的に平行である直線偏光面を有する前記前方移
動放射線ビームを分割し、これにより少なくとも他の伝
搬軸(106)をもつ少なくとも他の前方移動放射線ビ
ーム(104)を形成し、前記装置は少なくとも他の四
分の一波長遅延子(120)をさらに含み、前記四分の
一波長遅延子(120)は前記少なくとも他の伝搬軸と
実質的に一致する光軸を有し、少なくとも他の境界表面
(122)と前記ファラデーアイソレータ(20)との
間に位置し、前記少なくとも他の前方移動放射線ビー
ム、少なくとも他の正反射放射線ビーム(78)および
少なくとも他の拡散反射放射線ビーム(80)の各々は
前記ファラデーアイソレータ(20)を通過し、前記少
なくとも他の四分の一波長遅延子は前記ファラデーアイ
ソレータの透過軸に関して実質的に45°で整合された
透過軸を有する、上記第14項記載の装置。
【0075】17.少なくとも他の直線偏光子(58)
をさらに含み、前記直線偏光子(58)は前記第1伝搬
軸(18)と一致する光軸および前記ファラデーアイソ
レータ(20)の透過軸と実質的に平行である透過軸を
有し、前記少なくとも他の直線偏光子は前記ファラデー
アイソレータ(20)と前記少なくとも他の四分の一波
長遅延子(132、120)との間に位置し、こうして
前記前方移動放射線ビーム、前記第1および前記少なく
とも他の正反射放射線ビームおよび前記第1および前記
少なくとも他の拡散反射放射線ビームの各々はそれを通
過する、上記第16項記載の装置。
【0076】18.少なくとも他の直線偏光子をさらに
含み、前記少なくとも他の直線偏光子は前記少なくとも
他の伝搬軸(106)と一致する光軸および前記ファラ
デーアイソレータ(20)の透過軸と実質的に平行であ
る透過軸を有し、前記少なくとも他の直線偏光子は前記
ファラデーアイソレータ(20)と前記少なくとも他の
四分の一波長遅延子(120)との間に位置し、こうし
て前記少なくとも他の前方移動放射線ビーム(10
4)、前記少なくとも他の正反射放射線ビーム(78)
および前記少なくとも他の拡散反射放射線ビーム(8
0)の各々はそれを通過する、上記第17項記載の装
置。
【0077】19.前記第1前方移動放射線ビームがレ
ーザービームである上記第8〜12または14〜18項
のいずれかに記載の装置。
【0078】20.前記第1前方移動放射線ビームが前
記境界表面(70)の少なくとも1つを横切って線方向
に走査される上記第8〜12または14〜18項のいず
れかに記載の装置。
【0079】21.境界表面を横切って前方移動レーザ
ービームを線方向に走査するレーザー光学系であって、
前記前方移動レーザービームは伝搬軸を有し、前記境界
表面は正反射レーザービームおよび拡散反射レーザービ
ームを生成し、前記レーザービームの各々は、前記前方
移動レーザービームの伝搬方向に対して実質的に反対で
ある方向に、前記伝搬軸に実質的に沿って伝搬する少な
くとも一部分を有し、前記レーザー光学系は、(a)前
記第1前方移動レーザービーム(16)を生成するレー
ザーレーザー源(12)、(b)第1直線偏光手段(3
0)、前記第1直線偏光手段は前記前方移動レーザービ
ームを直線偏光しそしてその直線偏光面を第1偏光軸
(36)と実質的に平行に整合させ、そして前記正反射
レーザービーム(78)および前記拡散反射レーザービ
ーム(80)の各々のそれぞれの直線偏光面が前記第1
偏光軸(36)に対して実質的に垂直であるとき、前記
正反射レーザービーム(78)および前記拡散反射レー
ザービーム(80)を消滅させる、(c)偏光回転手段
(32)、前記偏光回転手段は前記第1直線偏光手段
(30)と前記境界表面(70)との間に位置し、前記
前方移動レーザービーム(16)の直線偏光面を第2偏
光軸(38)に回転させそして前記正反射レーザービー
ム(78)および前記拡散反射レーザービーム(80)
のそれぞれの直線偏光面を前記第1偏光軸(36)に対
して実質的に垂直である偏光軸に回転させる、(d)第
2直線偏光手段(34)、前記第2直線偏光手段は前記
偏光回転手段(32)と前記境界表面(70)との間に
位置し、そして前記第2偏光軸(38)と実質的に平行
である透過軸を有し、前記正反射レーザービーム(7
8)および前記拡散反射レーザービーム(80)のそれ
ぞれの直線偏光面を前記第2偏光軸(38)と実質的に
平行に整合させる、(e)円偏光手段(62)、前記円
偏光手段は前記第2直線偏光手段(34)と前記境界表
面(70)との間に位置し、前記第2偏光軸と整合した
直線偏光面をもつ前記直線偏光前方移動レーザービーム
を第1回転の向きで円偏光させ、そして、前記正反射レ
ーザービームが前記第1回転の向きに対して反対である
回転の向きで円偏光されるとき、前記第2偏光軸に対し
て実質的に垂直である直線偏光面で前記前記正反射レー
ザービームを直線偏光させる、および(f)前記境界表
面を横切って前記前方移動レーザービームを線方向に走
査する手段(200)、からなるレーザー光学系。
【0080】22.少なくとも他の直線偏光手段(5
8)をさらに含み、前記直線偏光手段(58)は前記第
2偏光軸(38)と実質的に平行である透過軸を有し、
前記正反射レーザービーム(78)および前記拡散反射
レーザービーム(80)のそれぞれの直線偏光面を前記
第2偏光軸(38)と実質的に平行に整合させ、前記少
なくとも他の直線偏光手段は前記第2直線偏光手段(3
4)と前記円偏光手段(62)との間に位置し、こうし
て前記前方移動レーザービーム、前記正反射レーザービ
ームおよび前記拡散反射レーザービームの各々はそれを
通過する、上記第21項記載の装置。
【0081】23.境界表面を横切って前方移動レーザ
ービームを線方向に走査するレーザー光学系であって、
前記前方移動レーザービームは伝搬軸を有し、前記境界
表面は正反射レーザービームおよび拡散反射レーザービ
ームを生成し、前記レーザービームの各々は前記前方移
動レーザービームの伝搬方向に対して実質的に反対であ
る方向に伝搬する少なくとも一部分を有し、前記レーザ
ー光学系は、(a)前記第1前方移動レーザービーム
(16)を生成するレーザー放射線源(12)、(b)
ファラデーアイソレータ(20)、前記ファラデーアイ
ソレータは前記伝搬軸(18)と実質的に一致する光軸
(22)を有し、前記前方移動レーザービーム、前記正
反射レーザービーム(78)および前記拡散反射レーザ
ービーム(80)の各々は前記ファラデーアイソレータ
を通過し、前記ファラデーアイソレータは、また、透過
軸を有し、前記前方移動レーザービームはそれを通過し
た後、その直線偏光面は前記透過軸に沿って整合する、
(c)四分の一波長遅延子(62)、前記四分の一波長
遅延子は前記伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、前
記境界表面(70)と前記ファラデーアイソレータ(2
0)との間に位置し、前記前方移動レーザービーム、前
記正反射レーザービームおよび前記拡散反射レーザービ
ームの各々は前記ファラデーアイソレータを通過し、前
記四分の一波長遅延子は、また、前記ファラデーアイソ
レータの透過軸に関して実質的に45°で整合された透
過軸を有する、および(d)前記境界表面を横切って前
記前方移動レーザービームを線方向に走査する手段(2
00)、からなるレーザー光学系。
【0082】24.少なくとも他の直線偏光子(58)
をさらに含み、前記直線偏光子(58)は前記伝搬軸
(18)と実質的に平行である透過軸を有し、前記ファ
ラデーアイソレータ(20)と前記四分の一波長遅延子
(62)との間に位置し、前記前方移動レーザービー
ム、前記正反射レーザービームおよび前記拡散反射レー
ザービームの各々は前記ファラデーアイソレータを通過
し、前記直線偏光子は前記ファラデーアイソレータの透
過軸と平行に整合した透過軸を有する、上記第23項記
載の装置。
【0083】25.前記境界表面(204)の少なくと
も一部分が走査すべき画像からなる上記第21、22、
23または24項記載の装置。
【0084】26.前記境界表面(204)の少なくと
も一部分が画像記録支持体からなる上記第21、22、
23または24項記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザー、前方移動レーザービーム、正反射お
よび拡散反射の分離成分および正反射および拡散反射を
分離すべき境界表面を含む、レーザー光学系の部分を詳
細に示す。
【図2】垂直軸に関する種々の直線偏光軸の向きを詳細
に示す、例示の目的のために含めた、ベクトルの線図で
ある。
【図3】境界表面から正反射および拡散反射を分離する
装置および正反射および拡散反射を分離すべき境界表面
を通過する、前方移動放射線ビームを詳細に示す。
【図4】単一のレーザーを有するレーザー光学系を詳細
に示し、このレーザー光学系は2以上のレーザービーム
伝搬軸および1または2以上の正反射アイソレータを有
し、前記正反射アイソレータは単一のファラデーアイソ
レータと組み合わせて使用して、ビーム伝搬軸に沿って
レーザービームが直面する境界表面からの反射を光学的
に分離する。
【図5】レーザー、前方移動レーザービーム、前記前方
移動レーザービームを偏向して境界表面を走査射するビ
ームおよび走査されている境界表面から反射を分離する
正反射および拡散反射分離要素を含む、走査レーザー光
学系を示す。
【符号の説明】
10 部分的レーザー光学系、レーザー光学系 12 レーザー 14 出口アパーチュア、レーザーアパーチャ、レーザ
ー出口アパーチャ 16 前方移動レーザービーム 18 伝搬軸、レーザービーム伝搬軸 20 ファラデーアイソレータ 22 光軸、ファラデーアイソレータの光軸 24 アパーチュア、ファラデーアイソレータの入口ア
パーチュア 26 出口アパーチュア、ファラデーアイソレータのア
パーチュア 28 距離 30 第1直線偏光子 32 磁気光学偏光回転子 34 第2直線偏光子 36 第1偏光軸 38 第2偏光軸 50 正反射アイソレータ 52 光軸 54 入口アパーチュア 56 出口アパーチュア 58 直線偏光子、第2直線偏光子、第3直線偏光子 60 四分の一波長遅延子 62 四分の一波長遅延子の光軸 70 境界表面 72 体積 74 体積、他の境界表面 76 次の体積 78 正味の正反射ビーム、正反射ビーム 80 正味の拡散反射ビーム、拡散反射ビーム 82 伝搬軸 84 距離 88 距離 100 単一の前方移動レーザービーム 102 部分的反射ビームスプリッター、ビームスプリ
ッター 104 第2直線偏光前方移動レーザービーム 108 レンズ 110 境界表面 112 境界表面 116 境界表面 118 第2正反射アイソレータ 120 四分の一波長遅延子 122 境界表面 130 単一の入口アパーチュア 132 第1出口アパーチュア 134 第2出口アパーチュア 150 第1正反射アイソレータ 200 ビーム偏向器 202 走査線 204 境界表面 206 第1へり 208 他のへり 210 レンズ 400 光学アイソレータ 402 放射線ビーム伝搬軸 404 未偏光放射線ビーム、円偏光放射線ビーム 406 入口アパーチュア 408 出口アパーチュア
フロントページの続き (72)発明者 シウ−ヤン・ボールドウイン・ヌグ アメリカ合衆国マサチユセツツ州02140ケ ンブリツジ・アパートメントナンバー2・ ラツセルストリート38

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方移動放射線ビームが直面する少なく
    とも1つの境界表面からの反射を分離する方法であっ
    て、前記反射は正反射放射線ビームおよび拡散反射放射
    線ビームを生じ、前記ビームの各々は前記前方移動放射
    線ビームの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に
    伝搬するの少なくとも一部分を有し、工程: (a)前記前方移動放射線ビームを直線偏光させ、これ
    により前記前方移動放射線ビームの直線偏光面を第1偏
    光軸と実質的に平行になるように整合させ、 (b)直線偏光前方移動放射線ビームの直線偏光面を第
    2偏光軸に対して回転させ、 (c)前記第2偏光軸と実質的に平行である直線偏光面
    を有する直線偏光前方移動放射線ビームを、前記前方移
    動放射線ビームが前記境界表面に直面する前に、第1回
    転の向きで円偏光させ、そして前記正反射放射線ビーム
    を直線偏光させ、これにより、前記正反射放射線ビーム
    が前記第1回転の向きに対して反対である回転の向きで
    円偏光されるとき、前記正反射放射線ビームの直線偏光
    面を前記第2偏光軸と実質的に垂直であるように整合さ
    せ、 (d)前記正反射放射線ビームおよび前記拡散反射放射
    線ビームを直線偏光させ、これによりそれぞれの直線偏
    光面を前記第2偏光軸と実質的に平行にし、 (e)前記第2偏光軸と実質的に平行である直線偏光正
    反射放射線ビームおよび直線偏光拡散反射放射線ビーム
    のそれぞれの直線偏光面を、前記第1偏光軸に対して実
    質的に垂直である偏光軸に対して回転させ、そして (f)前記第1偏光軸に対して実質的に垂直であるそれ
    ぞれの直線偏光面を有する直線偏光正反射放射線ビーム
    および直線偏光拡散反射放射線ビームを、前記第1偏光
    軸と実質的に平行に整合された透過軸を有する直線偏光
    子に通過させる、からなる方法。
  2. 【請求項2】 前方移動放射線ビームが直面する少なく
    とも1つの境界表面からの反射を分離する方法であっ
    て、前記反射は正反射放射線ビームおよび拡散反射放射
    線ビームを生じ、前記ビームの各々は前記前方移動放射
    線ビームの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に
    伝搬するの少なくとも一部分を有し、工程: (a)前記前方移動放射線ビームを直線偏光させ、これ
    により前記前方移動放射線ビームの直線偏光面を第1偏
    光軸と実質的に平行になるように整合させ、 (b)直線偏光前方移動放射線ビームの直線偏光面を第
    2偏光軸に対して回転させ、 (c)前記第2偏光軸と整合した直線偏光面を有する直
    線偏光前方移動放射線ビームを、前記前方移動放射線ビ
    ームが前記境界表面に直面する前に、四分の一波長遅延
    子で円偏光させ、 (d)前記正反射放射線ビームを、前記前方移動放射線
    ビームの伝搬方向に対して実質的に反対である方向に、
    前記四分の一波長遅延子に通過させ、 (e)前記正反射放射線ビームおよび前記拡散反射放射
    線ビームを直線偏光させ、これによりそれぞれの直線偏
    光面を前記第2偏光軸と実質的に平行にし、 (f)前記第2偏光軸と実質的に平行である前記直線偏
    光正反射放射線ビームおよび直線偏光拡散反射放射線ビ
    ームのそれぞれの直線偏光面を、前記第1偏光軸に対し
    て実質的に垂直である偏光軸に対して回転させ、その
    後、 (g)前記第1偏光軸に対して実質的に垂直であるそれ
    ぞれの直線偏光面を有する直線偏光正反射放射線ビーム
    および直線偏光拡散反射放射線ビームを、前記第1偏光
    軸と実質的に平行に整合された透過軸を有する直線偏光
    子に通過させる、からなる方法。
  3. 【請求項3】 第1伝搬軸を有する前方移動放射線ビー
    ムが直面する少なくとも1つの境界表面からの反射を分
    離する装置であって、前記反射は正反射放射線ビームお
    よび拡散反射放射線ビームを生じ、前記ビームの各々は
    前記前方移動放射線ビームの伝搬方向に対して実質的に
    反対である方向に、前記第1伝搬軸に実質的に沿って伝
    搬するの少なくとも一部分を有し、前記装置は前記第1
    伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、そして前記前方
    移動放射線ビームと前記少なくとも1つの境界表面との
    間に位置する装置において、 (a)前記前方移動放射線ビームを直線偏光しかつその
    直線偏光面を第1偏光軸と実質的に平行になるように整
    合させ、そして、前記正反射放射線ビームおよび前記拡
    散反射放射線ビームの各々のそれぞれの直線偏光面が前
    記第1偏光軸に対して実質的に垂直であるとき、前記正
    反射放射線ビームおよび前記拡散反射放射線ビームを消
    滅させる第1直線偏光手段と、 (b)前記第1直線偏光手段と前記少なくとも1つの境
    界表面との間に位置し、前記前方移動放射線ビームの直
    線偏光面を第2偏光軸に対して回転させ、そして前記正
    反射放射線ビームおよび前記拡散反射放射線ビームのそ
    れぞれの直線偏光面を前記第1偏光軸に対して実質的に
    垂直である偏光軸に対して回転させる偏光回転手段と、 (c)前記偏光回転手段と前記第2偏光軸と実質的に平
    行である透過軸を有する前記少なくとも1つの境界表面
    との間に位置し、前記正反射放射線ビームおよび前記拡
    散反射放射線ビームのそれぞれの直線偏光面を前記第2
    偏光軸と実質的に平行であるように整合させる、第2直
    線偏光手段と、 (d)前記第2直線偏光手段と前記少なくとも1つの境
    界表面との間に位置し、前記第2偏光軸と実質的に平行
    である直線偏光面を有する前記直線偏光前方移動放射線
    ビームを第1回転の向きで円偏光させ、そして前記正反
    射放射線ビームを直線偏光させ、これにより、前記正反
    射放射線ビームが前記第1回転の向きに対して反対であ
    る回転の向きで円偏光されるとき、前記正反射放射線ビ
    ームの直線偏光面を前記第2偏光軸に対して実質的に垂
    直であるように整合させる第1円偏光手段と、を具備す
    ることを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 第1伝搬軸を有する前方移動放射線ビー
    ムが直面する少なくとも1つの境界表面からの反射を分
    離する装置であって、前記反射は第1正反射放射線ビー
    ムおよび第1拡散反射放射線ビームを生じ、前記ビーム
    の各々は前記前方移動放射線ビームの伝搬方向に対して
    実質的に反対である方向に、前記第1伝搬軸に実質的に
    沿って伝搬するの少なくとも一部分を有する装置におい
    て、 (a)前記第1伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、
    前記前方移動放射線ビーム、前記第1正反射放射線ビー
    ムおよび第1拡散反射放射線ビームの各々は前記ファラ
    デーアイソレータを通過し、前記ファラデーアイソレー
    タは、また、透過軸を有し、前記前方移動放射線ビーム
    が前記ファラデーアイソレータを通過した後、その直線
    偏光面は前記透過軸と実質的に平行であるように整合さ
    れるファラデーアイソレータと、 (b)前記第1伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、
    前記少なくとも1つの境界表面と前記ファラデーアイソ
    レータとの間に位置し、前記前方移動放射線ビーム、前
    記第1正反射放射線ビームおよび前記第1拡散反射放射
    線ビームの各々は前記ファラデーアイソレータを通過
    し、前記第1四分の一波長遅延子は前記ファラデーアイ
    ソレータの透過軸に関して実質的に45°で整合された
    透過軸を有する第1四分の一波長遅延子とを具備するこ
    とを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 境界表面を横切って前方移動レーザービ
    ームを線方向に走査するレーザー光学系であって、前記
    前方移動レーザービームは伝搬軸を有し、前記境界表面
    は正反射レーザービームおよび拡散反射レーザービーム
    を生成し、前記レーザービームの各々は、前記前方移動
    レーザービームの伝搬方向に対して実質的に反対である
    方向に、前記伝搬軸に実質的に沿って伝搬する少なくと
    も一部分を有するレーザー光学系において、 (a)前記第1前方移動レーザービームを生成するレー
    ザーレーザー源、 (b)前記前方移動レーザービームを直線偏光しそして
    その直線偏光面を第1偏光軸と実質的に平行に整合さ
    せ、そして前記正反射レーザービームおよび前記拡散反
    射レーザービームの各々のそれぞれの直線偏光面が前記
    第1偏光軸に対して実質的に垂直であるとき、前記正反
    射レーザービームおよび前記拡散反射レーザービームを
    消滅させる第1直線偏光手段と、 (c)前記第1直線偏光手段と前記境界表面との間に位
    置し、前記前方移動レーザービームの直線偏光面を第2
    偏光軸に回転させそして前記正反射レーザービームおよ
    び前記拡散反射レーザービームのそれぞれの直線偏光面
    を前記第1偏光軸に対して実質的に垂直である偏光軸に
    回転させる偏光回転手段と、 (d)前記偏光回転手段と前記境界表面との間に位置
    し、そして前記第2偏光軸と実質的に平行である透過軸
    を有し、前記正反射レーザービームおよび前記拡散反射
    レーザービームのそれぞれの直線偏光面を前記第2偏光
    軸と実質的に平行に整合させる第2直線偏光手段と、 (e)前記第2直線偏光手段と前記境界表面との間に位
    置し、前記第2偏光軸と整合した直線偏光面をもつ前記
    直線偏光前方移動レーザービームを第1回転の向きで円
    偏光させ、そして、前記正反射レーザービームが前記第
    1回転の向きに対して反対である回転の向きで円偏光さ
    れるとき、前記第2偏光軸に対して実質的に垂直である
    直線偏光面で前記前記正反射レーザービームを直線偏光
    させる円偏光手段と、 (f)前記境界表面を横切って前記前方移動レーザービ
    ームを線方向に走査する手段、を具備することを特徴と
    するレーザー光学系。
  6. 【請求項6】 境界表面を横切って前方移動レーザービ
    ームを線方向に走査するレーザー光学系であって、前記
    前方移動レーザービームは伝搬軸を有し、前記境界表面
    は正反射レーザービームおよび拡散反射レーザービーム
    を生成し、前記レーザービームの各々は前記前方移動レ
    ーザービームの伝搬方向に対して実質的に反対である方
    向に伝搬する少なくとも一部分を有するレーザー光学系
    において、 (a)前記第1前方移動レーザービームを生成するレー
    ザー放射線源、 (b)前記伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、前記
    前方移動レーザービーム、前記正反射レーザービームお
    よび前記拡散反射レーザービームの各々は前記ファラデ
    ーアイソレータを通過し、前記ファラデーアイソレータ
    は、また、透過軸を有し、前記前方移動レーザービーム
    はそれを通過した後、その直線偏光面は前記透過軸に沿
    って整合するファラデーアイソレータと、 (c)前記伝搬軸と実質的に一致する光軸を有し、前記
    境界表面と前記ファラデーアイソレータとの間に位置
    し、前記前方移動レーザービーム、前記正反射レーザー
    ビームおよび前記拡散反射レーザービームの各々は前記
    ファラデーアイソレータを通過し、前記四分の一波長遅
    延子は、また、前記ファラデーアイソレータの透過軸に
    関して実質的に45°で整合された透過軸を有する四分
    の一波長遅延子と、 (d)前記境界表面を横切って前記前方移動レーザービ
    ームを線方向に走査する手段、を具備することを特徴と
    するレーザー光学系。
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