JPH0875893A - 原子燃料体の自動交換装置 - Google Patents

原子燃料体の自動交換装置

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JPH0875893A
JPH0875893A JP7160367A JP16036795A JPH0875893A JP H0875893 A JPH0875893 A JP H0875893A JP 7160367 A JP7160367 A JP 7160367A JP 16036795 A JP16036795 A JP 16036795A JP H0875893 A JPH0875893 A JP H0875893A
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JP
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nuclear fuel
grasping
fuel
fuel body
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JP7160367A
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English (en)
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Kunihiko Iwama
国彦 岩間
Tomiji Yoshida
富治 吉田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】原子燃料体の収納位置がある範囲内で変化する
状況下でも、燃料体把握機のX−Y座標における自動位
置決めが可能な原子燃料体の自動交換装置を提供する。 【構成】原子燃料体の自動交換装置は、X軸及びY軸方
向に移動自在な台車上に、Z軸方向に昇降自在でZ軸の
まわりに回動自在な燃料体把握機と、水中テレビカメラ
を備えた取付装置とが設置されている。この自動交換装
置の制御系は、水中テレビカメラの位置と目標対象原子
燃料体の位置との位置ずれ量がX,Y軸方向についてそ
れぞれ算出され、その上、燃料体把握機と水中テレビカ
メラとの位置のずれ分を補正して、燃料体把握機の位置
を、X,Y軸方向の方向において目標対象原子燃料体の
位置と整合するように制御する構成を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉または燃料貯蔵
プールなどの施設に設置されて、原子燃料体を移送する
ための原子燃料体の自動交換装置、特に原子燃料体の収
納位置が規定の範囲内で変化する施設の原子燃料体の自
動位置決め移送に好適な原子燃料体の自動交換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、例えば、特開昭52−1359
92号公報に開示されている。
【0003】原子炉内又は燃料貯蔵プール内で原子燃料
体を移送する従来の燃料体交換機においては、予めX−
Y軸平面上でのX−Y座標に原子燃料体の位置が規定さ
れ、その規定内の任意の位置へ燃料把握機を位置決めす
る際、レール側面に取り付けたラックギヤと台車上のピ
ニオン歯車とのかみ合いにより、シンクロ発信器を回転
させてその出力信号に基づき燃料把握機の現在位置(X
座標,Y座標)を検出し、任意の目標位置との偏差がゼ
ロになるように、走行モータ及び横行モータの自動制御
を行っていた。かかる従来技術は、目標位置が固定の場
合のみ使用し得るだけであり、規定の範囲内で目標位置
が変動する場合には、位置決めができないという不都合
がある。
【0004】図6の(A)図には沸騰水型原子炉の炉心
の横断面が示されている。
【0005】符号13は原子燃料体、符号29は制御
棒、符号28はLPRM(局所出力検出器)を示す。
【0006】図6の(B)図に示すように、1つの制御
棒29を囲む4体の原子燃料体13は、セルを構成して
いる。これら4体の原子燃料体13のハンドル13A
は、制御棒29に対向している。
【0007】原子炉を運転すると、炉心の反応度が次第
に低下してくるため、定期的に使用済の燃料体を新しい
原子燃料体と交換しなければならない。
【0008】前回の燃料交換から、次の燃料交換までの
原子炉の運転期間をサイクルと呼び、各サイクルの末期
に新しい原子燃料体との交換が行われる炉心の燃料集合
体の数は、110万KW級の発電用原子炉では約800
本であり、定期検査毎にその1/4〜1/3の燃料集合
体の交換が必要となる。
【0009】図7は、沸騰水型原子炉における炉心内の
原子燃料体の装荷パターン、すなわち、原子燃料体の配
置の状態を示している。
【0010】図中、各原子燃料体13に付した添付数字
4〜6は炉心滞在サイクル数を示し、同じ添付数字の原
子燃料集合体は、同時期に交換すべきものである。
【0011】図7中、サイクル数4,5及び6の原子燃
料体13をそれぞれ符号4,5,6で示してある。ここ
で同時に交換すべき原子燃料体13、例えば、斜線を施
したサイクル数6の原子燃料体13は、常に斜め方向に
一列に隣接した形で配置されている。
【0012】図8は従来技術の自動交換装置の一例の斜
視図である。
【0013】走行レール1は原子炉建屋最上階に設置さ
れ、走行レール1上には走行台車2,走行台車2上には
横行台車3,横行台車3には、原子燃料体を把握する燃
料体把握機4がそれぞれ取り付けられている。
【0014】燃料体把握機4を目標位置に移動させるた
めに、走行用モータ8,横行用モータ9、及び燃料体ホ
イスト用モータ10が設けられ、これらのモータは、制
御用ケーブル12を介してモータ自動制御装置11から
出される信号に応じて燃料体把握機4の目標位置への移
動及び位置決めを行う。
【0015】従来技術においては、この目標位置が、炉
心、または、燃料貯蔵ラックという固定された座標への
位置決めであったために、自動交換装置は前述したラッ
クとピニオン(図示せず)による自己の位置検出を行う
のみで、目標位置への燃料体把握機4の位置決めが可能
であった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水中燃料移動
台車のように、停止位置の再現性がない運搬手段に対す
る燃料体把握機4の自動位置決めのためには、上述した
従来の技術では、目標位置への位置決めができないとい
う問題が生じる。
【0017】これは、水中燃料移動台車の基準停止位置
を目標位置に設定しても、水中燃料移動台車の停止位置
が基準停止位置を外れていた場合燃料体の挿入または取
出しが、位置ずれによりできないからである。
【0018】本発明の第1目的は、原子燃料体の収納状
態がある規定の範囲内で変化する状況下にあって、燃料
体把握機のX−Y座標における自動位置決めが可能な原
子燃料体の自動交換装置を提供することである。
【0019】本発明の第2目的は、第1目的に加えて、
原子燃料体を把握した燃料体把握機が炉心又は燃料貯蔵
ラックへその原子燃料体を挿入する場合に、原子燃料体
の下部の振れにより、原子燃料体が正しく挿入されず
に、原子力発電所の自動運転が停止されてしまうという
不都合を回避することのできる原子燃料体の自動交換装
置を提供することである。
【0020】本発明の第3目的は、第1目的に加えて、
原子燃料体を把握していない燃料体把握機が下降して、
原子燃料体を把握しようとする時、燃料体把握機のつか
み具の振れがなくて、つかみ具が正しく目的の原子燃料
体をつかむことができ、つかんで作業した作業対象の燃
料体とその位置とを記録して管理作業を容易に出来る原
子燃料体の自動交換装置を提供することである。
【0021】本発明の第4目的は、第1目的,第2目
的,第3目的を達成する原子燃料体の自動交換装置を提
供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の第1目的を達成
する第1手段は、原子炉及び原子燃料貯蔵プールなどの
施設内で原子燃料体を移送するための原子燃料体の自動
交換装置であって、前記施設に固定されていてX軸方向
に延びるレールと、前記レール上を走行する走行台車
と、前記走行台車上に固定されていてY軸方向に延びる
横方向レールと、前記横方向レール上を横行する横行台
車と、前記横行台車から吊り下された燃料体把握機であ
って、つかみ具を有し且つZ軸方向に昇降自在であると
ともにZ軸のまわりに回動自在である、前記燃料体把握
機と、前記燃料体把握機から水方向に間隔を置いて前記
横行台車に設置された水中テレビカメラ取付装置と、前
記水中テレビカメラ取付装置に取り付けられた水中テレ
ビカメラと、前記走行台車をX軸方向に移動させる第1
の駆動装置と、前記横行台車をY軸方向に移動させる第
2の駆動装置と、前記燃料体把握機をZ軸方向に昇降さ
せる第3の駆動装置と、前記燃料体把握機をZ軸のまわ
りに回動させる第4の駆動装置と、前記水中テレビカメ
ラから出力される画像を処理する画像処理装置と、前記
画像処理装置から出力される信号を受けて前記第1から
第4の駆動装置を自動制御する制御装置とを含み、前記
制御装置は、前記画像処理装置からの信号を受けて、所
望の位置決め目標位置に前記水中テレビカメラの中心位
置がくるように、前記第1及び第2の駆動装置を駆動し
て、前記水中テレビカメラを位置決めする手段を有し、
前記画像処理装置は、前記位置決めされた前記水中テレ
ビカメラの位置と目標対象原子燃料体の位置との位置ず
れ量を、X軸方向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向
についてそれぞれ算出する手段を有し、前記制御装置
は、更に、前記画像処理装置からX軸方向,Y軸方向、
及びZ軸のまわりの方向についての前記算出された位置
ずれ量を表わす信号を受けて、それら位置ずれ量に、前
記水中テレビカメラと前記燃料体把握機との相対的位置
ずれ分を補正した量だけ、前記燃料体把握機を移動さ
せ、これによって前記目標対象原子燃料体の位置と前記
燃料体把握機の位置とを整合させるように、前記第1,
第2及び第4の駆動装置を制御する手段を有することを
特徴とする、原子燃料体の自動交換装置である。
【0023】本発明の第2目的を達成する第2手段は、
第1手段において、前記画像処理装置は、更に、前記燃
料体把握機のつかみ具が原子燃料体をつかんでいるかど
うか判別する手段と、前記つかみ具が原子燃料体をつか
んでいることが判別された時、前記原子燃料体の下部の
振れ量が規定値以下であることを判別する判別手段とを
含み、前記制御装置は、更に、前記画像処理装置の前記
判別手段からの信号を受けて、前記第3の駆動装置を制
御して前記つかみ具を下降させるとともに前記つかみ具
から前記原子燃料体を解放する手段を含むことを特徴と
する原子燃料体の自動交換装置である。
【0024】本発明の第3目的を達成するための手段
は、第1手段において、前記画像処理装置は、更に、前
記燃料体把握機のつかみ具が原子燃料体をつかんでいる
かどうか判別する手段と、前記つかみ具が原子燃料体を
つかんでいないことが判別された時、前記つかみ具の下
部の振れ量が規定値以下であることを判別して、前記制
御装置が前記燃料体把握機を下降させるべく前記第3の
駆動装置を制御することを許容する、判別手段と、目標
対象原子燃料体に刻印されているIDNo.を読み取って
所望のものと照合していることを判別して、前記制御装
置が前記燃料体把握機を下降させるべく前記第3の駆動
装置を制御するとともに、前記つかみ具をつかみ操作す
ることを許容する、判別手段と、原子燃料体のIDNo.
と原子燃料体の収納位置との関係を記録,保存する手段
とを含むことを特徴とする原子燃料体の自動交換装置で
ある。
【0025】本発明の第4目的を達成するための第4手
段は、原子炉及び原子燃料貯蔵プールなどの施設内で原
子燃料体を移送するための原子燃料体の自動交換装置で
あって、前記施設に固定されていてX軸方向に延びるレ
ールと、前記レール上を走行する走行台車と、前記走行
台車上に固定されていてY軸方向に延びる横方向レール
と、前記横方向レール上を横行する横行台車と、前記横
行台車から吊り下された燃料体把握機であって、つかみ
具を有し且つZ軸方向に昇降自在であるとともにZ軸の
まわりに回動自在である、前記燃料体把握機と、前記燃
料体把握機から水方向に間隔を置いて前記横行台車に設
置された水中テレビカメラ取付装置と、前記水中テレビ
カメラ取付装置に取り付けられた水中テレビカメラと、
前記走行台車をX軸方向に移動させる第1の駆動装置
と、前記横行台車をY軸方向に移動させる第2の駆動装
置と、前記燃料体把握機をZ軸方向に昇降させる第3の
駆動装置と、前記燃料体把握機をZ軸のまわりに回動さ
せる第4の駆動装置と、前記水中テレビカメラから出力
される画像を処理する画像処理装置と、前記画像処理装
置から出力される信号を受けて前記第1から第4の駆動
装置を自動制御する制御装置とを含み、前記制御装置
は、前記画像処理装置からの信号を受けて、所望の位置
決め目標位置に前記水中テレビカメラの中心位置がくる
ように、前記第1及び第2の駆動装置を駆動して、前記
水中テレビカメラを位置決めする手段を有し、前記画像
処理装置は、前記位置決めされた前記水中テレビカメラ
の位置と目標対象原子燃料体の位置との位置ずれ量を、
X軸方向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向について
それぞれ算出する手段を有し、前記制御装置は、更に、
前記画像処理装置からX軸方向,Y軸方向、及びZ軸の
まわりの方向についての前記算出された位置ずれ量を表
わす信号を受けて、それら位置ずれ量に、前記水中テレ
ビカメラと前記燃料体把握機との相対的位置ずれ分を補
正した量だけ、前記燃料体把握機を移動させ、これによ
って前記目標対象原子燃料体の位置と前記燃料体把握機
の位置とを整合させるように、前記第1,第2及び第4
の駆動装置を制御する手段を有し、前記画像処理装置
は、更に、前記燃料体把握機のつかみ具が原子燃料体を
つかんでいるかどうか判別する手段と、前記つかみ具が
原子燃料体をつかんでいることが判別された時、前記原
子燃料体の下部の振れ量が規定値以下であることを判別
する判別手段とを含み、前記制御装置は、更に、前記画
像処理装置の前記判別手段からの信号を受けて、前記第
3の駆動装置を制御して前記つかみ具を下降させるとと
もに前記つかみ具から前記原子燃料体を解放する手段を
含み、前記画像処理装置は、更に、前記つかみ具が原子
燃料体をつかんでいないことが判別された時、前記つか
み具の下部の振れ量が規定値以下であることを判別し
て、前記制御装置が前記燃料体把握機を下降させるべく
前記第3の駆動装置を制御することを許容する、判別手
段と、目標対象原子燃料体に刻印されているIDNo.を
読み取って所望のものと照合していることを判別して、
前記制御装置が前記燃料体把握機を下降させるべく前記
第3の駆動装置を制御するとともに、前記つかみ具をつ
かみ操作することを許容する、判別手段と、原子燃料体
のIDNo.と原子燃料体の収納位置との関係を記録,保
存する手段とを含むことを特徴とする原子燃料体の自動
交換装置である。
【0026】
【作用】第1手段によれば、原子燃料体の自動交換装置
は、X軸及びY軸方向に移動自在な台車上に、Z軸方向
に昇降自在でZ軸のまわりに回動自在な燃料体把握機
と、水中テレビカメラを備えた取付装置とが設置されて
いる。この自動交換装置の制御系により、水中テレビカ
メラの中心が、まず、所望の位置決め目標位置に位置決
めされるように、X−Y座標内で台車が移動される。次
に、位置決めされた水中テレビカメラの位置と目標対象
原子燃料体の位置との位置ずれ量がX,Y軸方向、及び
Z軸のまわりの方向についてそれぞれ算出され、燃料体
把握機と水中テレビカメラとの位置のずれ分を補正し
て、燃料体把握機の位置を、X,Y軸方向、及びZ軸の
まわりの方向において目標対象原子燃料体の位置と整合
するように制御する作用が得られる。
【0027】第2手段によれば、第1手段による作用に
加えて、掴んだ原子炉燃料体が振れているか否かを判別
してから原子炉燃料体の挿入作業に入れるから、挿入作
業時に燃料体が振れて挿入先にひっかかって挿入不能に
なり原子炉燃料体の自動交換装置の自動運転停止状態に
至るという現象を回避できるという作用が得られる。第
3手段によれば、第1手段による作用に加えて、作業対
象の原子炉燃料体固有のID番号を判別する作用と、つ
かみ具が振れているか否かを判別する作用とを経過し
て、作業対象の原子炉燃料体をつかみにかかるから、つ
かみそこないやつかみ間違いを回避する作用、及び作業
対象の原子炉燃料体とそのID番号を記録して保存し、
記録保存したデ−タを用いて原子炉燃料体の管理作業が
楽になるという作用が得られる。
【0028】第4手段によれば、第1手段と第2手段と
第3手段とによる全ての作用が得られる。
【0029】
【実施例】図1と、図2と図3とを参照すると、原子燃
料自動交換装置は、建屋100内に設置された走行レー
ル1を含み、このレールにはその長手方向(軸方向)に
移動する走行台車2が設けられている。走行台車2上に
は、走行レール1の長手方向に直角な方向に設けた横方
向レール51上で移動する横行台車3が設けられてい
る。横行台車3には、圧縮空気で駆動されるつかみ具4
1をもつ燃料把握機4が設置されている。
【0030】燃料把握機4は、横行台車3に設置されて
いる燃料ホイスト用モータ10によって昇降移動され
る。走行台車2及び横行台車3を移動させるために、そ
れぞれの台車2および3に走行用モータ8および横行用
モータ9が設置されている。横行台車3に第4のモータ
50が設置されていて、燃料把握機4をその軸線回りに
回転させるよう作動する。
【0031】上記燃料自動交換装置は、遠隔制御室に設
置される自動運転制御盤18,画像処理コントロール盤
19,カメラコントロール盤20、及びモータ自動制御
装置11を含む制御装置30によって制御される。燃料
自動交換装置は、X,Y方向のレールの側面に取り付け
たラック(図示ナシ)と台車2,3に取り付けられたピ
ニオン歯車(図示ナシ)との作用により、台車上のシン
クロ発信器(図示ナシ)を回転させて、燃料把握機4の現
在位置(X座標,Y座標)を検出する。
【0032】燃料自動交換装置には、また、横行台車3
より吊り下げられた水中テレビカメラ取付装置5,水中
テレビカメラ取付装置5の先端に取り付けた水中テレビ
カメラ(ITV)6、及び横行台車3上に設けられて水
中テレビカメラ6の画像を処理する画像処理装置7が設
けられている。
【0033】制御装置30は、目標位置まで走行台車2
及び横行台車3を移動させて燃料ホイストの燃料把握機
4を下降させると共に燃料把握機4を回転させて燃料の
つかみ又ははなしを行うことと、どの燃料体をどこから
どこへ移動したかの燃料体の移動管理とを行う。画像処
理装置7は、カメラの中心と目標対象燃料の中心との位
置ずれ量を検出しモータ自動制御装置11へその位置ず
れ量を出力する機能f1、燃料把握機4の先端のつかみ
具41または燃料体先端の振れ量が規定値以下であるこ
とを検出し、燃料ホイストの下降許可信号をモータ自動
制御装置11へ出力する機能f2、及び取出す目標対象
燃料のハンドル部に刻印してあるIDNo.を自動読取り
して、記憶されているデータと照合し、照合結果が一致
している時に燃料ホイストの下降許可信号をモータ自動
制御装置11へ出力する機能f3を有する。
【0034】水中テレビカメラ取付装置5に取り付けら
れた水中テレビカメラ6からの信号は、制御用ケーブル
12を介して画像変換器25へ与えられ、比較器26で
比較される。
【0035】燃料自動交換装置が、炉心の任意の位置か
ら、自動運転によって原子燃料体13(図2)を取出す
時又は炉心の任意の位置へ挿入する時、水中テレビカメ
ラ6は、原子燃料体13の先端の振れを検出し、検出信
号を画像変換器25へ送る。画像変換器25は、この検
出信号に基づき原子燃料体13の先端の振れ量を検出し
て検出データを比較器26に送る。比較器26が、検出
データが基準値内に入っていることを検出したとき、画
像処理装置7はモータ自動制御装置11へ燃料ホイスト
用モータ10の駆動指令を出す。
【0036】次に本発明装置の一実施例の運転を図3に
示すブロックダイアグラム及び図4に示す制御フローチ
ャートを用いて説明する。まず、図4のステップ100
において制御装置30内の自動運転制御盤18より、モ
ータ自動制御装置11に自動起動信号が与えられると、
燃料自動交換装置の制御が開始される。
【0037】この場合に、モータ自動制御装置11内に
あるプロセス計算機(図示しない)が、これから実施さ
れる制御の合理性をチェックし、不合理な点がなけれ
ば、自動制御が実施される。
【0038】ステップ101では、モータ自動制御装置
11は、対象目標位置に水中テレビカメラ6の中心が位
置する様、X方向,Y方向におけるカメラ6の位置決め
動作を実施する。
【0039】次に、ステップ102では、画像処理装置
7が目標位置の中心とかくして位置決めされた水中テレ
ビカメラ6の中心との位置ずれ量(偏差量)をX,Y,
θ方向について算出し、算出されたずれ量をモータ自動
制御装置11へ出力する。
【0040】ステップ103では、モータ自動制御装置
11内にあるプロセス計算機は、前記偏差量と、つかみ
具41と水中テレビカメラ6との間隔(図5に示す寸法
d)との合計値だけ、つかみ具41の中心の位置を補正
して、目標位置に位置決めする。
【0041】ステップ104では、燃料把握機4に作用
する吊り荷重の有無を判別して、荷重有りの場合には、
ステップ105において燃料体下部の振れ量を水中テレ
ビカメラ6により検出し、規定量以下であれば、画像処
理装置7が下降指示をモータ自動制御装置11へ指示す
る。
【0042】次にステップ107にてつかみ具41を下
降し、着座,はなし操作を行い自動運転を終了する。
【0043】また、ステップ104において吊り荷重が
無いと判断された場合、ステップ106においてつかみ
具41下端の振れ量を水中テレビカメラ6が検出し、規
定量以下であれば、画像処理装置7が下降指示をモータ
自動制御装置11へ与える。
【0044】次にステップ108では水中テレビカメラ
6が目標対象の燃料体13のハンドルのIDNo.を読み
取り、読み取られた情報を画像処理装置7が画像処理
し、記憶データと一致すれば下降許可を出す。
【0045】また、ステップ109において、燃料体I
DNo.と燃料体収納位置とがモータ自動制御装置内にあ
るプロセス計算機(図示しない)に記録保存される。
【0046】次に、自動位置決め画像処理について説明
する。
【0047】自動位置決め画像処理は、水中テレビカメ
ラ6の現在位置(mm)と目標位置(mm)との偏差(dX
mm,dYmm,dθ゜)を画像処理装置7よりモータ自動
制御装置11へ入力し、その偏差(dXmm,dYmm,d
θ゜)に対して、X,Y制御及びθ制御により最終的な
位置決めを行う。
【0048】具体的には 上位計算機(図示ナシ)により、次の作業目標位置
が与えられる。
【0049】 モータ自動制御装置11は「目標位置
−現在位置−水中テレビカメラ取付位置偏差」の演算を
行い、X,Y制御によりカメラ6を目標燃料位置へ移
動,停止後、X,Y,θ゜に関し画像処理装置7に対し
て画像処理コントロール盤19を介して位置補正運転を
指令して位置検出処理を実行させる。
【0050】 画像処理装置7は、原子燃料の自動交
換装置が停止したのを確認し、燃料体に対応した辞書を
読みだし、入力画像の中から燃料の位置を検出し、演算
により水中テレビカメラ6の中心と目標位置との偏差の
実距離に変換して結果を返送する。
【0051】 原子燃料の自動交換装置は、画像処理
装置7より入力した偏差(dXmm,dYmm,dθ゜)+
カメラ取付偏差(定数Xmm,定数Ymm)の演算を行い、
X,Y制御及びθ制御によりつかみ具41の最終的な位
置決めを行う。
【0052】今図5に示すように、ある燃料貯蔵施設で
水中移動台車21によって運搬されて来た原子燃料体1
3を、本発明の原子燃料の自動交換装置を使用して貯蔵
プール内の燃料ラックへ貯蔵する場合の制御手順につき
説明する。
【0053】水中移動台車21が所定位置へ来たことを
表わす信号をオペレータが受けて、原子燃料の自動交換
装置が水中移動台車21の原子燃料体13を取りに行く
制御を実行するために、オペレータにより自動運転制御
盤18からモータ自動制御装置11に動作指令が与えら
れる。
【0054】モータ自動制御装置11は、あらかじめ記
憶してある水中移動台車21上の原子燃料体13の座標
に向かって水中テレビカメラ6の中心を合わせるための
位置決め制御を行うために、目標位置と水中テレビカメ
ラ6の現在位置との偏差を0にするように、走行モータ
制御装置15と横行モータ制御装置16とに指令を与え
る。
【0055】目標位置に水中テレビカメラ6が位置決め
を完了した後、カメラコントロール盤20より、原子燃
料体13の画像が画像処理装置7に取り込まれ、辞書パ
ターンとのパタ−ンマッチングによる比較処理が行わ
れ、これにより、水中テレビカメラ6の中心と原子燃料
体13の中心とのずれ量が正確に算出され、算出された
データがモータ自動制御装置11へ送られる。
【0056】モータ自動制御装置11は、受け取ったデ
ータと、もともとずれている水中テレビカメラ6の中心
と燃料把握機4の中心及び燃料体の回転角θとのずれ量
との合計分だけ燃料把握機4が移動するように、走行モ
ータ制御装置15,横行モータ制御装置16及び燃料把
握機回転用モータ制御装置51aへ指令し、走行モータ
制御装置15は走行用モータ8を、横行モータ制御装置
16は横行用モータ9を、燃料把握機回転用モータ制御
装置51aは燃料把握機回転用モータ50へ駆動制御指
令を与えることにより、燃料把握機4は原子燃料体13
の中心へ正確に位置決め制御できる。
【0057】次に、モータ自動制御装置11は燃料ホイ
ストモータ制御装置17に指令を与える。
【0058】燃料ホイストモータ制御装置17は燃料ホ
イスト用モータ10を駆動制御する。
【0059】燃料ホイストモータ制御装置17で駆動制
御された燃料ホイスト用モータ10は、つかみ具41を
燃料体13のハンドルの方に下降させ、ハンドルへの着
座手前で一旦停止させ、この停止の間に画像処理装置7
によるつかみ具41の振れ具検出が行われる。
【0060】検出された振れ量とあらかじめ記憶されて
いる振れの判定基準との比較が実行され、比較の結果が
基準値内であれば、画像処理装置7がモータ自動制御装
置11へ下降可の信号をあたえる。
【0061】また、次に、画像処理装置7は、燃料体1
3のハンドル上に刻印されている。IDNo.を読み取っ
て、あらかじめ記憶しているIDNo.との比較を行い、
一致していれば、モータ自動制御装置11へ下降可の信
号をあたえるとともにこれから移動するラック番地とI
DNo.とを対応させて記憶する。
【0062】また、前記のモータ自動制御装置11へ入
力された2つの信号のAND条件が成立すると、モータ
自動制御装置11は、燃料ホイストモータ制御装置17
に指令を与え燃料ホイストモータ制御装置17で燃料ホ
イスト用モータ10を駆動制御することにより、燃料ホ
イスト用モータ10による下降が許可されて、つかみ具
41がハンドルをつかめる位置に来る。
【0063】その後、つかみ具41は燃料体13のハン
ドルをつかみ、水中移動台車21から燃料貯蔵ラックへ
の自動移送が可能となる。
【0064】以上説明したように、本発明の実施例によ
れば、規定された範囲内で動き得る原子燃料への燃料把
握機の自動位置決め及び原子燃料の自動移送が可能とな
ることにより、燃料移送作業の高速化が図れ、運転員の
省力化,被ばく低減に大きな効果がある。
【0065】さらに、画像処理により、ラック及び炉心
への燃料挿入の際の振れの検知ができ、振れによる燃料
スティック等の防止が図れ、燃料の損傷防止及び燃料交
換時間の短縮が図れる。
【0066】また、燃料体のIDNo.が自動的に読み取
られ、読み取られたIDNo.が画像処理装置により、記
憶されているデータと比較照合が行われた後に燃料体の
移動が許可されるシステムになっているので、ヒューマ
ンエラーが防止され、燃料体移動の信頼性が向上する。
【0067】さらに、検出されたIDNo.と移動先のラ
ック番地と関係付けて記録しておけば燃料体の計量管理
時のデータとして使用出来、カメラとビデオによる計量
管理工程が不要となる。
【0068】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、原子炉燃料体
の収納位置がある規定の範囲内で変化する状況下で、そ
の収納位置にその変化が生じても自動位置決めによる燃
料体の自動交換作業が容易に実施できる。
【0069】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、掴んだ原子炉燃料体が振れること
による原子炉燃料体の挿入作業が失敗が無くなるから、
原子炉燃料体の自動交換装置の自動運転停止状態の発生
が無くなって、原子炉燃料体の交換作業の効率が向上す
る。
【0070】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、原子炉燃料体を燃料体把握機が掴
む際には、その燃料体把握機のつかみ具が実質的につか
みそこないが無いように振れてないことを確認でき、更
には、つかみ目的の原子炉燃料集合体を個別に識別でき
るID番号を確認してつかめるから、作業目的の原子炉
燃料体を間違えること無く確実につかむことが出来る効
果と、確認したID番号と原子炉燃料体の収納位置との
関係を記録保存することが出来るから、その記録保存に
よって原子炉燃料体とID番号との確認作業を省略乃至
は容易にすることが出来て原子炉燃料体の管理作業が容
易と成る。
【0071】請求項4の発明によれば、請求項1と請求
項2と請求項3の各発明による効果を達成する機能を持
つ原子炉燃料体の自動交換装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原子燃料体の自動交換装置の一実施例
の構成を示す斜視図。
【図2】図1の実施例の側面図。
【図3】本発明の一実施例の制御系を示すブロック図。
【図4】本発明の一実施例における制御を示すフローチ
ャート図。
【図5】本発明の一実施例の説明図であって、水中移動
台車上の原子燃料体に対し把握機を位置決め制御する方
式を説明する図。
【図6】(A)図は、沸騰水型原子炉の炉心構成物の平
面配置図であり、(B)図は、(A)図中の1つの制御
棒と、それを囲む4体の原子燃料体との位置関係を拡大
して示した(A)図の要部拡大図。
【図7】原子炉の炉心に装架された原子燃料体の装架パ
ターンの説明図。
【図8】従来の原子燃料体の自動交換装置の構成を示す
斜視図。
【符号の説明】
1…走行レール、2…走行台車、3…横行台車、4…燃
料把握機、5…水中テレビカメラ取付装置、5…水中テ
レビカメラ、7…画像処理装置、8…走行用モータ、9
…横行用モータ、10…燃料ホイスト用モータ、11…
モータ自動制御装置、12…制御用ケーブル、13…原
子燃料体、14…原子燃料体貯蔵ラック、15…走行モ
ータ制御装置、16…横行モータ制御装置、17…燃料
ホイストモータ制御装置、18…自動運転制御盤、19
…画像処理コントロール盤、20…カメラコントロール
盤、21…水中移動台車、22…シンクロ発信器、23
…表示器、24…録画装置、25…画像変換器、26…
比較器、27…炉心、28…LPRM、29…制御棒、
50…燃料把握機回転用モータ、51a…燃料把握機回
転用モータ制御装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉及び原子燃料貯蔵プールなどの施設
    内で原子燃料体を移送するための原子燃料体の自動交換
    装置であって、 前記施設に固定されていてX軸方向に延びるレールと、 前記レール上を走行する走行台車と、 前記走行台車上に固定されていてY軸方向に延びる横方
    向レールと、 前記横方向レール上を横行する横行台車と、 前記横行台車から吊り下された燃料体把握機であって、
    つかみ具を有し且つZ軸方向に昇降自在であるとともに
    Z軸のまわりに回動自在である、前記燃料体把握機と、 前記燃料体把握機から水平方向に間隔を置いて前記横行
    台車に設置された水中テレビカメラ取付装置と、 前記水中テレビカメラ取付装置に取り付けられた水中テ
    レビカメラと、 前記走行台車をX軸方向に移動させる第1の駆動装置
    と、 前記横行台車をY軸方向に移動させる第2の駆動装置
    と、 前記燃料体把握機をZ軸方向に昇降させる第3の駆動装
    置と、 前記燃料体把握機をZ軸のまわりに回動させる第4の駆
    動装置と、 前記水中テレビカメラから出力される画像を処理する画
    像処理装置と、 前記画像処理装置から出力される信号を受けて前記第1
    から第4の駆動装置を自動制御する制御装置とを含み、 前記制御装置は、前記画像処理装置からの信号を受け
    て、所望の位置決め目標位置に前記水中テレビカメラの
    中心位置がくるように、前記第1及び第2の駆動装置を
    駆動して、前記水中テレビカメラを位置決めする手段を
    有し、 前記画像処理装置は、前記位置決めされた前記水中テレ
    ビカメラの位置と目標対象原子燃料体の位置との位置ず
    れ量を、X軸方向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向
    についてそれぞれ算出する手段を有し、 前記制御装置は、更に、前記画像処理装置からX軸方
    向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向についての前記
    算出された位置ずれ量を表わす信号を受けて、それら位
    置ずれ量に、前記水中テレビカメラと前記燃料体把握機
    との相対的位置ずれ分を補正した量だけ、前記燃料体把
    握機を移動させ、これによって前記目標対象原子燃料体
    の位置と前記燃料体把握機の位置とを整合させるよう
    に、前記第1,第2及び第4の駆動装置を制御する手段
    を有することを特徴とする、原子燃料体の自動交換装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記画像処理装置は、
    更に、 前記燃料体把握機のつかみ具が原子燃料体をつかんでい
    るかどうか判別する手段と、 前記つかみ具が原子燃料体をつかんでいることが判別さ
    れた時、前記原子燃料体の下部の振れ量が規定値以下で
    あることを判別する判別手段とを含み、 前記制御装置は、更に、前記画像処理装置の前記判別手
    段からの信号を受けて、前記第3の駆動装置を制御して
    前記つかみ具を下降させるとともに前記つかみ具から前
    記原子燃料体を解放する手段を含むことを特徴とする原
    子燃料体の自動交換装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記画像処理装置は、
    更に、 前記燃料体把握機のつかみ具が原子燃料体をつかんでい
    るかどうか判別する手段と、 前記つかみ具が原子燃料体をつかんでいないことが判別
    された時、前記つかみ具の下部の振れ量が規定値以下で
    あることを判別して、前記制御装置が前記燃料体把握機
    を下降させるべく前記第3の駆動装置を制御することを
    許容する、判別手段と、 目標対象原子燃料体に刻印されているIDNo.を読み取
    って所望のものと照合していることを判別して、前記制
    御装置が前記燃料体把握機を下降させるべく前記第3の
    駆動装置を制御するとともに、前記つかみ具をつかみ操
    作することを許容する、判別手段と、 原子燃料体のIDNo.と原子燃料体の収納位置との関係
    を記録,保存する手段とを含むことを特徴とする原子燃
    料体の自動交換装置。
  4. 【請求項4】原子炉及び原子燃料貯蔵プールなどの施設
    内で原子燃料体を移送するための原子燃料体の自動交換
    装置であって、 前記施設に固定されていてX軸方向に延びるレールと、 前記レール上を走行する走行台車と、 前記走行台車上に固定されていてY軸方向に延びる横方
    向レールと、 前記横方向レール上を横行する横行台車と、 前記横行台車から吊り下された燃料体把握機であって、
    つかみ具を有し且つZ軸方向に昇降自在であるとともに
    Z軸のまわりに回動自在である、前記燃料体把握機と、 前記燃料体把握機から水方向に間隔を置いて前記横行台
    車に設置された水中テレビカメラ取付装置と、 前記水中テレビカメラ取付装置に取り付けられた水中テ
    レビカメラと、 前記走行台車をX軸方向に移動させる第1の駆動装置
    と、 前記横行台車をY軸方向に移動させる第2の駆動装置
    と、 前記燃料体把握機をZ軸方向に昇降させる第3の駆動装
    置と、 前記燃料体把握機をZ軸のまわりに回動させる第4の駆
    動装置と、 前記水中テレビカメラから出力される画像を処理する画
    像処理装置と、 前記画像処理装置から出力される信号を受けて前記第1
    から第4の駆動装置を自動制御する制御装置とを含み、 前記制御装置は、前記画像処理装置からの信号を受け
    て、所望の位置決め目標位置に前記水中テレビカメラの
    中心位置がくるように、前記第1及び第2の駆動装置を
    駆動して、前記水中テレビカメラを位置決めする手段を
    有し、 前記画像処理装置は、前記位置決めされた前記水中テレ
    ビカメラの位置と目標対象原子燃料体の位置との位置ず
    れ量を、X軸方向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向
    についてそれぞれ算出する手段を有し、 前記制御装置は、更に、前記画像処理装置からX軸方
    向,Y軸方向、及びZ軸のまわりの方向についての前記
    算出された位置ずれ量を表わす信号を受けて、それら位
    置ずれ量に、前記水中テレビカメラと前記燃料体把握機
    との相対的位置ずれ分を補正した量だけ、前記燃料体把
    握機を移動させ、これによって前記目標対象原子燃料体
    の位置と前記燃料体把握機の位置とを整合させるよう
    に、前記第1,第2及び第4の駆動装置を制御する手段
    を有し、 前記画像処理装置は、更に、 前記燃料体把握機のつかみ具が原子燃料体をつかんでい
    るかどうか判別する手段と、 前記つかみ具が原子燃料体をつかんでいることが判別さ
    れた時、前記原子燃料体の下部の振れ量が規定値以下で
    あることを判別する判別手段とを含み、 前記制御装置は、更に、前記画像処理装置の前記判別手
    段からの信号を受けて、前記第3の駆動装置を制御して
    前記つかみ具を下降させるとともに前記つかみ具から前
    記原子燃料体を解放する手段を含み、 前記画像処理装置は、更に、 前記つかみ具が原子燃料体をつかんでいないことが判別
    された時、前記つかみ具の下部の振れ量が規定値以下で
    あることを判別して、前記制御装置が前記燃料体把握機
    を下降させるべく前記第3の駆動装置を制御することを
    許容する、判別手段と、 目標対象原子燃料体に刻印されているIDNo.を読み取
    って所望のものと照合していることを判別して、前記制
    御装置が前記燃料体把握機を下降させるべく前記第3の
    駆動装置を制御するとともに、前記つかみ具をつかみ操
    作することを許容する、判別手段と、 原子燃料体のIDNo.と原子燃料体の収納位置との関係
    を記録,保存する手段とを含むことを特徴とする原子燃
    料体の自動交換装置。
JP7160367A 1994-06-30 1995-06-27 原子燃料体の自動交換装置 Pending JPH0875893A (ja)

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JP14905994 1994-06-30
JP6-149059 1994-06-30
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008012034A1 (de) * 2006-07-24 2008-01-31 Areva Np Gmbh Brennelement-lademaschine und verfahren zur handhabung von brennelementen
CN110648774A (zh) * 2019-09-02 2020-01-03 中国科学院合肥物质科学研究院 一种车载移动式换料系统及换料方法
WO2022138167A1 (ja) * 2020-12-24 2022-06-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 モータ制御装置

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WO2008012034A1 (de) * 2006-07-24 2008-01-31 Areva Np Gmbh Brennelement-lademaschine und verfahren zur handhabung von brennelementen
CN110648774A (zh) * 2019-09-02 2020-01-03 中国科学院合肥物质科学研究院 一种车载移动式换料系统及换料方法
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