JP3172351B2 - 燃料交換機制御装置 - Google Patents

燃料交換機制御装置

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JP3172351B2 JP32920493A JP32920493A JP3172351B2 JP 3172351 B2 JP3172351 B2 JP 3172351B2 JP 32920493 A JP32920493 A JP 32920493A JP 32920493 A JP32920493 A JP 32920493A JP 3172351 B2 JP3172351 B2 JP 3172351B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所における
燃料交換機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所においては、原子炉内の燃
料集合体をその使用状態に応じて新しい燃料と交換した
り、位置を移動させることがあることから、図6に示す
ように炉心1およびプール3上には、燃料交換機5が設
けられている。この燃料交換機5は、炉心1・プール3
の間を水平方向に移動自在なブリッジと、このブリッジ
7上をブリッジ7の移動方向に対して直角方向に移動自
在なトロリ9と、このトロリ9に垂直方向に伸縮自在に
取り付けらたマスト11と、このマスト11の先端に取
り付けられたつかみ具13とから構成されている。
【0003】燃料交換作業は、まず現在の位置からブリ
ッジ7、トロリ9を走行させ、移動させたい燃料集合体
の位置まで移動する。ついで、マスト11を下降させ、
つかみ具13によって燃料集合体をつかんだ後、再びマ
スト11を上昇させる。マスト11を上昇させた後、つ
かんだ位置からはなす位置までブリッジ7、トロリ9を
走行させて燃料集合体を水中搬送し、マスト13を下降
させ燃料をはなして燃料交換作業を完了する。
【0004】さて、この燃料交換作業は定検のクリティ
カルパスであり、燃料交換作業の時間短縮は重要な問題
である。このために、燃料交換機の制御装置は現在位置
から取り扱う目標となる燃料をつかむための位置、はな
すための位置までブリッジ7、トロリ9を同時に動作さ
せ、目標位置に到達するまでの時間を短縮させ、燃料交
換の時間を短縮するように工夫している。
【0005】そして、このような同時走行による時間短
縮のために、従来では図7や図8に示すような短い距離
を動作させるようなコース取りを行なってきた。図7お
よび図8において、15は炉心1とプール3の連絡通路
であるカナル、Aは燃料交換機の現在位置である。また
図8において、Bは目標位置、Cは炉心1側のカナル通
過のための一旦停止点、Dはプール3側のカナル通過の
ための一旦停止点である。
【0006】この最短コースを取って同時走行を行なう
従来の制御方法を図9を用いて説明する。
【0007】図9において、17は従来の燃料交換機制
御装置である。燃料交換作業を行なう際、まずオペレー
タは、今回の燃料移動内容から、現在燃料をつかんでい
なければつかみ座標を、また燃料を既につかんでいれば
はなし座標を目標として目標位置入力装置19に設定す
る。
【0008】目標位置入力装置19はその設定された座
標を読み込み、それを目標位置データaに変換を行な
い、目標となる位置として最短距離コース設定手段21
に出力する。
【0009】また、現在位置入力手段21は、燃料交換
機5からの現在位置信号を入力し、現在位置データbに
変換する。
【0010】最短距離コース設定手段23は、目標位置
データaと燃料交換機5の現在位置データbの比較・判
定を行ない、燃料交換機5の移動距離が最短となるよう
なコースを設定し移動コースデータcを作成する。
【0011】移動コースデータcは、例えば図8に示す
ような炉心1からプール3に移動する場合には、炉心1
内の移動コース、カナル15通過の移動コース、カナル
15通過後のプール3内の移動コースと3種類作成され
るため、このコースデータcは図10に示すようなデー
タ構成となる。
【0012】ブリッジ・トロリ速度出力手段25は、そ
の移動コースデータcを受け、最初のコースデータであ
る点Cのx座標(xC )とy座標(yo )を読み込み、
現在位置データbとの偏差の大きさから点Cまで直線で
進むように、ブリッジ7とトロリ9の速度を決定し、点
Cに到着するまで、速度出力信号dを燃料交換機5に与
えて同時走行制御を行なう。
【0013】ブリッジ・トロリ速度出力手段25は、最
初の目標である点Cに到着した後に、さらに次の目標点
Dのx座標(xD )、y座標(yo )を読み込み、この
位置に向かって速度出力信号dを燃料交換機5に与えて
ブリッジ7による走行制御を行なう。2つめの目標に到
着した後、次の目標点Bについては点Aから点Cに移動
するときと同じように同時走行制御を行なう。最後に、
データENDコードを読み込んだことで終了であること
を判定し、一連の制御を完了する。
【0014】このようにして、同時走行のコースの設定
とブリッジ・トロリの速度制御がなされる。
【0015】上記の一連の燃料交換機5の制御の中で移
動の基本となる移動コースデータcを作成する最短距離
コース設定手段23について、図7、図8および図11
を用いて詳細に説明する。
【0016】図11は最短距離コース設定のフロー図で
ある。この最短距離コース設定手段23は、目標位置デ
ータaと現在位置データbを受けてコース設定を開始す
る。まず、現在位置Aと目標位置Bを比較し同一場所
(炉心かプールかの場所)にあるか否かを判定する(ス
テップ100)。
【0017】現在位置Aと目標位置Bが同じ場所にある
場合には、図7に示すように炉心1内あるいはプール3
内のみの移動であると判断して(ステップ101)、移
動コースデータcに、目標の位置の点Bのx、y座標を
セットし(ステップ102)、終了を示すデータEND
コードをセットする(ステップ103)。
【0018】一方、現在位置Aと目標位置Bの場所が異
なる場合には、図8に示すようなカナル15を通過する
移動であると判断して(ステップ104)、炉心1側、
プール3側にそれぞれ設定されているカナル出入口一旦
停止点C、Dと現在位置A、目標位置Bを直線で結ぶコ
ースが最短距離となるので、これらの点のx、y座標を
移動コースデータcにセットする。
【0019】まず、カナル15入口点Cのx座標、y座
標を移動コースデータcの最初の目標としてセットする
ことで、カナル15入口まで直線のコースを設定する
(ステップ105)。
【0020】次に、カナル15出口点Dのx座標、y座
標を移動コースデータcの2番目にセットする(ステッ
プ106)。
【0021】さらに、目標とする点Bのx座標、y座標
を移動コースデータcにセットし(ステップ107)、
最後に、終了を示すデータENDコードをセットして一
連の設定が完了する(ステップ103)。
【0022】以上のように、同時走行の移動コースデー
タが設定され、この結果走行距離が短くなるようにコー
ス設定が行なわれていた。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな最短コースを取る従来技術では、高速で移動できる
エリアが設定されているにも関わらず、その高速アリア
をうまく利用していないため、燃料交換時間が長くなっ
ているという問題があった。
【0024】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたもので、さらに燃料交換時間を短縮する
ことができる燃料交換機制御装置を提供することを目的
とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、炉
心およびプール上にこれらを結ぶカナルラインの方向に
移動可能に設置されるブリッジとこのブリッジ上にカナ
ルライン方向に対して直角方向に移動可能に設置される
トロリとこのトロリに垂直方向に伸縮自在に取り付けら
れた燃料把持手段とからなる燃料交換機の制御装置にお
いて、燃料交換機の現在位置および目標位置に基づい
て、移動が炉心とプールにわたる場合には、少なくとも
プール内ではカナルラインに沿って移動するブリッジ高
速走行コースとこのカナルラインに対してほぼ45°の
角度で移動するブリッジ・トロリ同時走行コースとから
なる移動コースを設定する高速移動コース設定手段と、
この高速移動コース設定手段によって設定された移動コ
ースにしたがって、ブリッジ高速走行コースでは燃料交
換機のブリッジに最高速度の指令を与え、ブリッジ・ト
ロリ同時走行コースでは燃料交換機のブリッジおよびト
ロリに同じ所定速度の指令の与えるブリッジ・トロリ速
度出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】また、本発明は、炉心およびプール上にこ
れらを結ぶカナルラインの方向に移動可能に設置される
ブリッジとこのブリッジ上にカナルライン方向に対して
直角方向に移動可能に設置されるトロリとこのトロリに
垂直方向に伸縮自在に取り付けられた燃料把持手段とか
らなる燃料交換機の制御装置において、燃料交換機の現
在位置および目標位置を入力し、移動が炉心とプールに
わたる場合には、現在位置からカナルラインへ45°の
角度で、あるいはカナルラインのカナル入口点へ45°
以上の角度で移動するブリッジ・トロリ同時走行コース
と、カナルラインから目標位置へ45°の角度で、ある
いはカナルラインのカナル出口点から目標位置へ45°
以上の角度で移動するブリッジ・トロリ同時走行コース
と、これらの同時走行コース間をカナルラインに沿って
移動するブリッジ走行コースとからなる移動コースを設
定する高速移動コース設定手段と、この高速移動コース
設定手段によって設定された移動コースにしたがって、
ブリッジ・トロリ同時走行コースでは燃料交換機のトロ
リに所定の速度指令を与えると同時にブリッジにトロリ
との相互の走行距離の差に応じて低速化した速度の指令
を与え、ブリッジ走行コースではカナルライン上に設定
されている高速エリアでは燃料交換機のブリッジに最高
速度の指令を与えるブリッジ・トロリ速度出力手段とを
備えたことを特徴とする。
【0027】
【作用】上記構成においては、高速移動コース設定手段
により、燃料交換交換作業のための燃料交換機の移動が
プールと炉心の間にわたる場合に、距離的に最短ではな
く、高速エリアを走行する距離を長く取るようなコース
設定を行なうことにより、最低限の時間で燃料交換機を
移動させることができる。
【0028】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。なお、従来例と共通する部分には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。
【0029】図1は、本発明の燃料交換機制御装置の一
実施例を示すもので、図9の従来例における最短距離コ
ース設定手段23を高速移動コース設定手段31に変え
た以外は、従来例と同じである。
【0030】上記構成において、高速移動コース設定手
段31は、図2に示すような手順で移動コースを設定す
る。高速移動コース決定手段31は、従来と同様目標位
置データaと現在位置データbを受けてコース設定を開
始する。ここでは、コース設定にあって図3の概略平面
図を参照して説明する。
【0031】まず、現在位置Aと目標位置Bを比較し同
一場所(炉心かプールかの場所)にあるか否かを判定す
る(ステップ200)。
【0032】現在位置Aと目標位置Bが同じ場所にある
場合には、炉心1内あるいはプール3内のみの移動であ
ると判断して(ステップ201)、移動コースデータc
に目標の位置の点Bのx、y座標をセットして、目標位
置Bと現在位置Aを直線で結ぶコースを設定し(ステッ
プ202)、終了を示すデータENDコードをセットす
る(ステップ203)。この場合のコース設定は従来と
同じである。
【0033】一方、現在位置Aと目標位置Bの場所が異
なる場合には、移動パターンがカナル通過すると判断し
(ステップ204)、まずカナル15線上の一旦停止で
ある点E(xE 、yo )のx座標、y座標を計算で求め
る(ステップ205)。
【0034】点Eのx座標xE については、次式
【数1】xE =xA +|yA −yo | (点Eのy座標yo は、カナル15上の点なので一義に
決定される。)で求められる。
【0035】ステップ206では、[数1]式で求めた
結果から点Eがカナル15上に設定されないように、x
方向の座標で判断する。もし、点Eのx座標xE が、点
Cのx座標xC より大きい場合(図3において現在位置
が点A′の場合)、点Eはカナル15上にあることにな
る(点E′)ので、このコースは決定できない。その場
合、ステップ207にて、カナル15出口の座標を設定
する(図3においてコース2の設定となる。)ステップ
208では、[数1]式の結果のコース設定(コース
1)、つまり点Eを次の動作目標とする。この結果は4
5°の角度でコース設定されたことになる。
【0036】次に、目標位置B(xB 、yB )とカナル
15線上の点F(xF 、yo )とを結ぶ直線が、カナル
ラインと45°をなすような点Fを求める(ステップ2
09)。
【0037】点Fのx座標xF については、次式
【数2】xF =xB −|yo −yB | (点Fのy方向の座標yo は、カナル15上の点なので
一義に決定される。)で求められる。
【0038】ステップ210では、[数2]式で求めた
結果から、点Fがカナル15上に決定されないように、
x方向の座標で判定する。もし、点FのxF 座標が、点
Dのx座標xD より小さい場合(xD >xF )、点Fは
カナル15上にあることになるので、このコースは決定
できない。その場合、ステップ211にて、カナル15
出口の座標を設定する。
【0039】ステップ210の判定でxD <xF の場
合、ステップ212にて[数2]式により求めた点Fを
動作目標とする。
【0040】ついで、ステップ213では、移動コース
データcに目標点Bのx座標、y座標をセットする。最
後にステップ203でデータENDコードをセットする
ことで移動コースデータcが作成完了となる。
【0041】以上のようにして、上記高速移動コース設
定手段31によって移動コースは図3に示すように設定
される。
【0042】次に、本実施例の作用について説明する。
【0043】燃料交換機5には、予め領域によって移動
速度のパターンが決められている。その速度パターンで
特徴的なのはカナルエリア通過時に最高速度が出せると
いうものである。図4において、高速領域Gがそのエリ
アを示す。また、周囲は低速領域Hとなっている。
【0044】したがって、従来のような最短距離を取る
コース設定が、必ずしも短時間での移動につながるとは
限らない。高速領域Gを移動する距離を長くとる方が移
動時間短縮につながることになる。
【0045】移動時間については、従来も今回もカナル
通過の部分CDについては変わらない。それ以外の部分
が問題となるため、プール3側のコースの場合を例に説
明する。
【0046】プール3側についてみると目標位置Bに到
達するためには、最低限カナルライン上から目標位置B
まで|yo −yB |=L1 だけトロリ横行する時間が必
要である。
【0047】ここで、図3に示すように、点D・点B間
のx方向の距離をL、点D・点F間のx方向の距離をX
とする。この距離Xがブリッジが高速VF で移動できる
距離となる。
【0048】したがって、L−X≧L1 の場合、目標に
到達する時間Tは次式
【数3】T=X/VF +(L−X)/VL で表すことができる。この式は高速VF で距離Xを進む
時間(X/VF )とブリッジ走行(低速VL )でかかる
時間(L−X)/VL の和である。
【0049】ここで、ブリッジ走行(低速VL )でかか
る時間(L−X)/VL を使用している理由はトロリ横
行(低速VL )でかかる時間L1 /VL よりもブリッジ
走行(低速VL)でかかる時間(L−X)/VL の方が
長いため、後者が律速段階になり、移動時間が決定され
るためである。
【0050】また、L−X≦L1 だと、今度は律速段階
がトロリ横行でかかる時間L1 /VL となるため、時間
Tは次式
【数4】T=X/VF +L1 /VL で表せる。
【0051】[数3]式と[数4]式をプロットする
と、図5のような実線で示すグラフが得られ、移動時間
Tが最小な点はXmin であり、この点は[数3]式のグ
ラフPと[数4]式のグラフQの交点であるため、次の
【数5】Xmin =L−L1 で表される。
【0052】この点をx座標に表すと、点xF
【数6】 xF =Xmin +xD=L−L1 +xD =xB −L1 のような点になる。
【0053】つまり、最短時間を設定する点xF は、目
標点Bからカナルライン上に下ろした垂線の足よりL1
だけカナル15よりの点とすればよい。その点がFであ
り同時走行を行う移動コースFBはカナルラインと45
°の角度をなすことになる。
【0054】このときの移動時間を、従来のものと比較
してみると下記の通りとなる。
【0055】従来移動時間Tb は、[数3]式において
X=0(点D=点F)の場合であり、次式
【数7】Tb =L/VL で表される。
【0056】本実施例の移動時間Tn は、[数3]式、
[数4]式においてL−X=L1 、すなわちX=L−L
1 の場合であり、次の式
【数8】Tn =(L−L1 )/VF +L1 /VL で表される。
【0057】したがって、従来と今回の差をとると、
【数9】 Tb −Tn =(L−L1 )/(1/VL −1/VF ) となり、VF >VL 、L>L1 であることから、Tb −
Tn >0で従来移動時間より今回移動時間の方が短くな
る。
【0058】以上の説明からも明らかなように上記実施
例によれば、現在位置Aから目標位置Bまでの移動距離
は従来より長くなっているが、高速領域G内を移動する
距離は従来より長く、低速領域H内を移動する距離は従
来より短くなり、その結果移動時間を従来より短縮させ
ることが可能となる。
【0059】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、移動
時間を従来より短縮させることができることから、燃料
交換作業時間の短縮を図ることができ、ひいては原子力
発電所の定検に要する時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料交換機制御装置の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明にかかる高速移動コース設定手段の処理
を示すフロー図である。
【図3】本発明による移動コース設定例を示す炉心・プ
ールの平面図である。
【図4】高速領域Gを示す炉心・プールの平面図であ
る。
【図5】図3における点Fの位置による移動時間の変化
を示すグラフである。
【図6】燃料交換機を示す斜視図である。
【図7】同一場所内における移動コース設定例を示す図
である。
【図8】炉心・プール間にわたる従来の移動コース設定
例を示す図である。
【図9】燃料交換機制御装置の従来例を示すブロック図
である。
【図10】従来の移動コースデータの構成例を示す図で
ある。
【図11】従来の最短距離コース設定手段の処理を示す
フロー図である。
【符号の説明】
1………炉心 3………プール 5………燃料交換機 7………ブリッジ 9………トロリ 15………カナル 17、17′………燃料交換機制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−137795(JP,A) 特開 平2−186298(JP,A) 特開 昭64−86096(JP,A) 特開 昭53−76294(JP,A) 特開 昭52−137592(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 19/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉心およびプール上にこれらを結ぶカナ
    ルラインの方向に移動可能に設置されるブリッジとこの
    ブリッジ上にカナルライン方向に対して直角方向に移動
    可能に設置されるトロリとこのトロリに垂直方向に伸縮
    自在に取り付けられた燃料把持手段とからなる燃料交換
    機の制御装置において、 前記燃料交換機の現在位置および目標位置に基づいて、
    移動が前記炉心とプールにわたる場合には、少なくとも
    プール内では前記カナルラインに沿って移動するブリッ
    ジ高速走行コースとこのカナルラインに対してほぼ45
    °の角度で移動するブリッジ・トロリ同時走行コースと
    からなる移動コースを設定する高速移動コース設定手段
    と、 この高速移動コース設定手段によって設定された移動コ
    ースにしたがって、ブリッジ高速走行コースでは前記燃
    料交換機のブリッジに最高速度の指令を与え、ブリッジ
    ・トロリ同時走行コースでは前記燃料交換機のブリッジ
    およびトロリに同じ所定速度の指令の与えるブリッジ・
    トロリ速度出力手段とを備えたことを特徴とする燃料交
    換機制御装置。
  2. 【請求項2】 炉心およびプール上にこれらを結ぶカナ
    ルラインの方向に移動可能に設置されるブリッジとこの
    ブリッジ上にカナルライン方向に対して直角方向に移動
    可能に設置されるトロリとこのトロリに垂直方向に伸縮
    自在に取り付けられた燃料把持手段とからなる燃料交換
    機の制御装置において、 前記燃料交換機の現在位置および目標位置を入力し、移
    動が前記炉心とプールにわたる場合には、前記現在位置
    から前記カナルラインへ45°の角度で、あるいは前記
    カナルラインのカナル入口点へ45°以上の角度で移動
    するブリッジ・トロリ同時走行コースと、前記カナルラ
    インから前記目標位置へ45°の角度で、あるいは前記
    カナルラインのカナル出口点から前記目標位置へ45°
    以上の角度で移動するブリッジ・トロリ同時走行コース
    と、これらの同時走行コース間を前記カナルラインに沿
    って移動するブリッジ走行コースとからなる移動コース
    を設定する高速移動コース設定手段と、 この高速移動コース設定手段によって設定された移動コ
    ースにしたがって、ブリッジ・トロリ同時走行コースで
    は前記燃料交換機のトロリに所定の速度指令を与えると
    同時にブリッジにトロリとの相互の走行距離の差に応じ
    て低速化した速度の指令を与え、ブリッジ走行コースで
    は前記カナルライン上に設定されている高速エリアでは
    前記燃料交換機のブリッジに最高速度の指令を与えるブ
    リッジ・トロリ速度出力手段とを備えたことを特徴とす
    る燃料交換機制御装置。
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