JPH0875781A - 加速度センサ - Google Patents

加速度センサ

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JPH0875781A
JPH0875781A JP21230494A JP21230494A JPH0875781A JP H0875781 A JPH0875781 A JP H0875781A JP 21230494 A JP21230494 A JP 21230494A JP 21230494 A JP21230494 A JP 21230494A JP H0875781 A JPH0875781 A JP H0875781A
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JP
Japan
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movable
acceleration
movable electrode
electrode
electrode portion
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP21230494A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
秀夫 鈴木
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Publication of JPH0875781A publication Critical patent/JPH0875781A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でしかも最大許容加速度を大きくとるこ
とのできる加速度センサを提供すること。 【構成】 加速度に応じて変位するように構成された可
動部16に形成される可動電極部と、この可動電極部と
所定の間隙Lを介して対向するように形成される固定電
極部をそれぞれ、前記可動電極部の変位方向に沿って分
割して複数の可動電極1と複数の固定電極2とから成る
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の衝突時の安全確
保のために用いられるエアバックシステムや、走行時の
車体制御やエンジン制御等に用いられる加速度センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加速度の検出には種々の方式のも
のが実用化されている。その中でも静電容量式加速度セ
ンサは、比較的高感度であるという特徴をもっている。
この加速度センサは、図3、図4に示すように、固定基
板11上に固定電極12を形成し、固定基板11の上方
には絶縁層13を介して上部基板14を設け、この上部
基板14にビーム15により、図3中、白抜きの矢印で
示す加速度の検出方向に変位可能に可動部16を形成
し、更に可動部16の下面に可動電極17が形成されて
成る。
【0003】この加速度センサは、固定電極12と可動
電極17とが所定の間隙を介して対向していることによ
り、固定電極12と可動電極17との間に容量素子が形
成される。そして、外部からの加速度が可動部16に加
わると可動電極17が変位し、固定電極12と可動電極
17間の対向面積が変化することにより、両電極間で構
成される容量素子の静電容量が変化する。したがって、
この静電容量の変化を、固定電極12と可動電極17に
接続した信号処理回路で検出するようにして加速度を検
出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の加速
度センサは、固定電極12と可動電極17の幅Wが、可
動部16の定格加速度印加時の変位量dに比べて十分大
きいので、定格加速度印加時の静電容量の変化量は小さ
い。このような加速度センサにおいて、その検出感度を
大きくするためには、可動部16を支持するビーム15
のバネ定数を小さくして、単位加速度当りの可動部16
の変位量を大きくするように設計しなければならない。
【0005】しかしながら、ビーム15のバネ定数を小
さくし、可動部16の変位量を大きくすることは、加速
度センサの小型化と、加速度センサの耐え得る最大許容
加速度の確保の点で問題がある。
【0006】それ故、本発明の課題は、上述した従来の
加速度センサの欠点を解消し、小型でしかも最大許容加
速度を大きくとることのできる加速度センサを提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、加速度に応じ
て変位するように構成された可動部に形成された可動電
極部と、この可動電極部と所定の間隙を介して対向する
ように形成された固定電極部とを有し、前記可動電極部
と前記固定電極部との間に形成される容量素子の静電容
量の変化により加速度を検出する静電容量式加速度セン
サであり、前記可動電極部と前記固定電極部をそれぞ
れ、前記可動電極部の変位方向に沿って複数に分割して
形成したことを特徴とする。
【0008】本発明によればまた、前記分割された可動
電極部と固定電極部の各々の電極を、前記可動電極部の
変位量とほぼ同等の幅の矩形形状にしたことを特徴とす
る静電容量式加速度センサが得られる。
【0009】
【作用】本発明によれば、可動電極部と固定電極部の各
々の電極形状を、可動電極部の変位方向に沿って、前記
可動電極の変位量ととほぼ同等の幅の矩形形状に電極を
分割することによって、単位加速度印加時の静電容量変
化量を大きくすることができる。このことにより、可動
電極部の変位量を小さく設定することが可能となり、そ
の結果、小型で、最大許容加速度の大きい加速度センサ
を実現することができる。
【0010】
【実施例】図1、図2を参照して、本発明の加速度セン
サについて説明する。本発明は、可動電極部と固定電極
部の電極形状に特徴があり、図3に示したような構造の
ものに適用される。それ故、図3、図4と同じ部分には
同一番号を付している。すなわち、固定基板11に絶縁
層32を介して上部基板14が接合されている。上部基
板14にはビーム15が形成され、このビーム15によ
り可動部16が加速度の検出方向に変位可能に支持され
ている。言い換えれば、ビーム15は、図3に白抜きの
矢印で示す加速度検出方向に自由度をもって弾性変形す
る。
【0011】可動部16の下面、すなわち固定基板11
に対向した面には、複数の細長い矩形形状の可動電極1
が互いに平行に、且つ加速度検出方向と直角に交差する
ように形成されている。一方、固定基板11の上面、す
なわち可動部16との対向面には、複数の可動電極1に
1対1に対向するように複数の細長い矩形形状の固定電
極2が互いに平行に形成されている。
【0012】このような加速度センサにおいて、前述し
た加速度検出方向に外部から加速度が印加された場合に
は、可動部16が変位するが、ビーム15は弾性変形し
た状態で可動部16を支持する。したがって、可動電極
1と固定電極2の相対位置関係が変化し、これらの両電
極の間に形成される複数の容量素子の電極間対向面積が
変化することにより、各容量素子の静電容量が変化す
る。複数の可動電極1、固定電極2はそれぞれ並列接続
され、図示しない信号処理回路に接続される。そして、
この静電容量の変化量が信号処理回路により検出され、
加速度が検出される。
【0013】ところで、可動電極1と固定電極2とは、
一定の間隙Lを保って対向している。ここで、加速度の
印加の無い状態での可動電極1と固定電極2のそれぞれ
の対向面積をS0とする。また、可動電極1と固定電極
2の幅をそれぞれWeとし、加速度センサに検出定格加
速度Arを印加した場合の可動部16の変位量をdrと
すると、可動電極1と固定電極2の対向面積の変化量Δ
Sは、ΔS=dr/Weで表される。これは、対向面積
の変化量ΔSは、可動電極1と固定電極2の間の容量素
子の静電容量の変化量に比例することを意味する。
【0014】このことから、可動電極1と固定電極2の
分割数を増し、各電極の幅Weを、可動部16の検出定
格加速度Ar印加時の変位量drに近付けることによっ
て、前記容量素子の静電容量の変化量を大きくすること
が可能となる。つまり、加速度センサとしての単位加速
度当りの検出感度を大きく設定することができる。
【0015】図2に、前記各電極の幅Weと、検出定格
加速度Ar印加時の前記容量素子の静電容量の変化量Δ
Csとの関係を示す。なお、容量素子の初期静電容量
(印加加速度ゼロの場合の静電容量)をCs0としてい
る。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、可動電極部と固定電極部の各々の電極形状を可動電
極部の変位方向に沿って、可動電極部の変位量とほぼ同
等の幅の矩形形状に分割した形状とすることによって、
単位加速度印加時における容量素子の静電容量の変化量
を大きくすることができるので、可動電極部の変位量を
小さく設定することが可能となる。このことにより、小
型で、最大許容加速度の大きい加速度センサを実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による加速度センサの構成を示す断面図
である。
【図2】本発明による加速度センサの電極幅と静電容量
の変化量の関係を示す図である。
【図3】本発明が適用される加速度センサの外観を示す
斜視図である。
【図4】従来の加速度センサの電極構造を説明するため
の断面図である。
【符号の説明】
11 固定基板 13 絶縁層 14 上部基板 15 ビーム 16 可動部 1,17 可動電極 2,12 固定電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度に応じて変位するように構成され
    た可動部に形成された可動電極部と、この可動電極部と
    所定の間隙を介して対向するように形成された固定電極
    部とを有し、前記可動電極部と前記固定電極部との間に
    形成される容量素子の静電容量の変化により加速度を検
    出する静電容量式加速度センサにおいて、前記可動電極
    部と前記固定電極部をそれぞれ、前記可動電極部の変位
    方向に沿って複数に分割して形成したことを特徴とする
    静電容量式加速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の静電容量式加速度センサ
    において、前記分割された可動電極部と固定電極部の各
    々の電極を、前記可動電極部の変位量とほぼ同等の幅の
    矩形形状にしたことを特徴とする静電容量式加速度セン
    サ。
JP21230494A 1994-09-06 1994-09-06 加速度センサ Withdrawn JPH0875781A (ja)

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Effective date: 20011106