JPH0627137A - 加速度センサ - Google Patents
加速度センサInfo
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- JPH0627137A JPH0627137A JP4204575A JP20457592A JPH0627137A JP H0627137 A JPH0627137 A JP H0627137A JP 4204575 A JP4204575 A JP 4204575A JP 20457592 A JP20457592 A JP 20457592A JP H0627137 A JPH0627137 A JP H0627137A
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- displacement
- piezoelectric body
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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- Pressure Sensors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動部によって可動部の位置を広範囲で制御
し、可動部と変位検出部との間のギャップを大きくし
て、製造効率等を向上する。 【構成】 シリコン材料から形成され、基端側が各基板
22,23間に挟持された固定端となり先端側が空間2
4内に延びて質量部25Bとなった可動部としての片持
梁25と、片持梁25の上,下方向の変位を下側検出電
極27,上側検出電極28と質量部25Bとの間の静電
容量変化に基づいて検出する変位検出部26と、変位検
出部26からの変位検出信号に基づいて圧電体駆動回路
34から圧電体32に駆動電圧信号を出力し、圧電体3
2によって片持梁25の位置を制御する駆動部31とか
ら構成した。これにより、圧電体32の電気量−機械量
変換特性を利用して片持梁25を大きく変位させること
が可能となり、質量部25Bと各電極27,28との間
のギャップL1 を大きくできる。
し、可動部と変位検出部との間のギャップを大きくし
て、製造効率等を向上する。 【構成】 シリコン材料から形成され、基端側が各基板
22,23間に挟持された固定端となり先端側が空間2
4内に延びて質量部25Bとなった可動部としての片持
梁25と、片持梁25の上,下方向の変位を下側検出電
極27,上側検出電極28と質量部25Bとの間の静電
容量変化に基づいて検出する変位検出部26と、変位検
出部26からの変位検出信号に基づいて圧電体駆動回路
34から圧電体32に駆動電圧信号を出力し、圧電体3
2によって片持梁25の位置を制御する駆動部31とか
ら構成した。これにより、圧電体32の電気量−機械量
変換特性を利用して片持梁25を大きく変位させること
が可能となり、質量部25Bと各電極27,28との間
のギャップL1 を大きくできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車等の運動
体の加速度を検出するのに用いて好適な加速度センサに
関し、特に、可動部の変位に応じて駆動部の信号をフィ
ードバック制御するサーボ型加速度センサに関する。
体の加速度を検出するのに用いて好適な加速度センサに
関し、特に、可動部の変位に応じて駆動部の信号をフィ
ードバック制御するサーボ型加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、加速度センサとしては、シリコ
ン材料から形成され、基端側が固定端となり先端側が質
量部となった可動部と、該可動部の変位を検出する変位
検出部と、該変位検出部からの変位検出信号に基づき、
可動部の変位が零となるように該可動部を復帰させる駆
動部とから構成され、前記変位検出部は静電容量変化に
基づいて可動部の変位を検出し、前記駆動部は静電力に
よって可動部を復帰させるようにしたものが知られてい
る。
ン材料から形成され、基端側が固定端となり先端側が質
量部となった可動部と、該可動部の変位を検出する変位
検出部と、該変位検出部からの変位検出信号に基づき、
可動部の変位が零となるように該可動部を復帰させる駆
動部とから構成され、前記変位検出部は静電容量変化に
基づいて可動部の変位を検出し、前記駆動部は静電力に
よって可動部を復帰させるようにしたものが知られてい
る。
【0003】一方、この種の検出系,駆動系のいずれに
も静電力(静電容量)を利用した加速度センサにおいて
は、検出系と駆動系との間の寄生容量によって信号干渉
が生じ易く、加速度の検出精度が低いため、変位検出部
にピエゾ抵抗素子を用い、該ピエゾ抵抗素子の抵抗変化
に基づいて可動部の変位を検出するようにした加速度セ
ンサが例えば特開平1−240865号公報等によって
提案されている。
も静電力(静電容量)を利用した加速度センサにおいて
は、検出系と駆動系との間の寄生容量によって信号干渉
が生じ易く、加速度の検出精度が低いため、変位検出部
にピエゾ抵抗素子を用い、該ピエゾ抵抗素子の抵抗変化
に基づいて可動部の変位を検出するようにした加速度セ
ンサが例えば特開平1−240865号公報等によって
提案されている。
【0004】そこで、図2に、この種の従来技術による
加速度センサとして、特開平1−240865号公報に
記載の加速度センサを例に挙げて説明する。
加速度センサとして、特開平1−240865号公報に
記載の加速度センサを例に挙げて説明する。
【0005】図において、1は加速度センサのセンサ本
体を示し、該センサ本体1は、後述のスイッチング回路
9等と共に加速度センサを構成している。
体を示し、該センサ本体1は、後述のスイッチング回路
9等と共に加速度センサを構成している。
【0006】2はガラス材料等の絶縁材料から形成され
た下側基板、3は該下側基板2上に後述の片持梁5を介
して設けられ、ガラス材料等の絶縁性材料から形成され
た上側基板をそれぞれ示し、該各基板2,3間には片持
梁5が変位可能に設けられる空間4が画成されている。
た下側基板、3は該下側基板2上に後述の片持梁5を介
して設けられ、ガラス材料等の絶縁性材料から形成され
た上側基板をそれぞれ示し、該各基板2,3間には片持
梁5が変位可能に設けられる空間4が画成されている。
【0007】5は各基板2,3間に設けられ、単結晶シ
リコン材料から形成された可動部としての片持梁を示
し、該片持梁5は、基端側が各基板2,3間に挟持され
た厚肉な固定端となり、先端側が空間4内に延びる自由
端となった支持部5Aと、該支持部5Aの先端側に一体
形成され、所定の質量を有するように厚肉に形成された
質量部5Bとから構成されている。また、該片持梁5は
アースされている。そして、該片持梁5は、加速度が加
わると、この加速度に応じて質量部5Bが空間4内を
上,下方向に振動(変位)するものである。
リコン材料から形成された可動部としての片持梁を示
し、該片持梁5は、基端側が各基板2,3間に挟持され
た厚肉な固定端となり、先端側が空間4内に延びる自由
端となった支持部5Aと、該支持部5Aの先端側に一体
形成され、所定の質量を有するように厚肉に形成された
質量部5Bとから構成されている。また、該片持梁5は
アースされている。そして、該片持梁5は、加速度が加
わると、この加速度に応じて質量部5Bが空間4内を
上,下方向に振動(変位)するものである。
【0008】6は片持梁5の支持部5Aに設けられた変
位検出部を示し、該変位検出部6はピエゾ抵抗素子から
構成され、後述の位相進み回路8に接続されている。そ
して、該変位検出部6は、加速度に応じて振動する片持
梁5の変位を支持部5Aのひずみによる抵抗値変化とし
て検出し、これを位相進み回路8に出力するものであ
る。
位検出部を示し、該変位検出部6はピエゾ抵抗素子から
構成され、後述の位相進み回路8に接続されている。そ
して、該変位検出部6は、加速度に応じて振動する片持
梁5の変位を支持部5Aのひずみによる抵抗値変化とし
て検出し、これを位相進み回路8に出力するものであ
る。
【0009】7は変位検出部6に接続されたアンプ、8
は該アンプ7を介して変位検出部6に接続された位相進
み回路、9は該位相進み回路8に接続されたスイッチン
グ回路をそれぞれ示し、これらアンプ7,位相進み回路
8,スイッチング回路9によってサーボ回路が形成され
ている。そして、変位検出部6からの抵抗値変化に基づ
く変位検出信号がアンプ7,位相進み回路8を介してス
イッチング回路9に入力されると、該スイッチング回路
9は、この変位検出信号に基づいた駆動電圧信号を後述
する下側駆動電極10,上側駆動電極11のいずれかに
選択的に出力するようになっている。
は該アンプ7を介して変位検出部6に接続された位相進
み回路、9は該位相進み回路8に接続されたスイッチン
グ回路をそれぞれ示し、これらアンプ7,位相進み回路
8,スイッチング回路9によってサーボ回路が形成され
ている。そして、変位検出部6からの抵抗値変化に基づ
く変位検出信号がアンプ7,位相進み回路8を介してス
イッチング回路9に入力されると、該スイッチング回路
9は、この変位検出信号に基づいた駆動電圧信号を後述
する下側駆動電極10,上側駆動電極11のいずれかに
選択的に出力するようになっている。
【0010】10は片持梁5の質量部5B下側に位置し
て下側基板2の上面側に設けられた下側駆動電極、11
は該下側駆動電極10と対向するように上側基板3の下
面側に設けられ、該下側駆動電極10と共に静電型の駆
動部を構成する上側駆動電極をそれぞれ示し、該各電極
10,11はスイッチング回路9にそれぞれ接続されて
いる。そして、該各電極10,11はスイッチング回路
9から選択的に出力された駆動電圧信号によって、アー
スされた片持梁5の質量部5Bとの間に静電力を発生せ
しめ、この静電力によって片持梁5の変位を零、即ち無
振動状態(原点)に復帰させるものである。
て下側基板2の上面側に設けられた下側駆動電極、11
は該下側駆動電極10と対向するように上側基板3の下
面側に設けられ、該下側駆動電極10と共に静電型の駆
動部を構成する上側駆動電極をそれぞれ示し、該各電極
10,11はスイッチング回路9にそれぞれ接続されて
いる。そして、該各電極10,11はスイッチング回路
9から選択的に出力された駆動電圧信号によって、アー
スされた片持梁5の質量部5Bとの間に静電力を発生せ
しめ、この静電力によって片持梁5の変位を零、即ち無
振動状態(原点)に復帰させるものである。
【0011】12はスイッチング回路9に接続された演
算処理回路を示し、該演算処理回路12は、スイッチン
グ回路9から各電極10,11に出力されたフィードバ
ック信号たる駆動電圧信号に基づき、外部のコントロー
ルユニット(図示せず)等に加速度検出信号を出力する
ようになっている。
算処理回路を示し、該演算処理回路12は、スイッチン
グ回路9から各電極10,11に出力されたフィードバ
ック信号たる駆動電圧信号に基づき、外部のコントロー
ルユニット(図示せず)等に加速度検出信号を出力する
ようになっている。
【0012】従来技術による加速度センサは上述の如き
構成を有するもので、センサ本体1に加速度が加わる
と、片持梁5の質量部5Bは支持部5Aによって支持さ
れつつ空間4内を上,下方向に振動し、この振動によっ
て片持梁5の支持部5Aには歪みが生じる。そして、変
位検出部6がこの歪みによる抵抗値変化を検出し、片持
梁5の変位検出信号を出力すると、この変位検出信号は
アンプ7,位相進み回路8を介してスイッチング回路9
に入力され、該スイッチング回路9は、片持梁5の変位
を零にすべく、変位検出信号に応じた駆動電圧信号を各
電極10,11に出力する。これにより、各電極10,
11と片持梁5の質量部5Bとの間には静電力が生じ、
この静電力によって片持梁5が復帰し、その位置が制御
される。
構成を有するもので、センサ本体1に加速度が加わる
と、片持梁5の質量部5Bは支持部5Aによって支持さ
れつつ空間4内を上,下方向に振動し、この振動によっ
て片持梁5の支持部5Aには歪みが生じる。そして、変
位検出部6がこの歪みによる抵抗値変化を検出し、片持
梁5の変位検出信号を出力すると、この変位検出信号は
アンプ7,位相進み回路8を介してスイッチング回路9
に入力され、該スイッチング回路9は、片持梁5の変位
を零にすべく、変位検出信号に応じた駆動電圧信号を各
電極10,11に出力する。これにより、各電極10,
11と片持梁5の質量部5Bとの間には静電力が生じ、
この静電力によって片持梁5が復帰し、その位置が制御
される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による加速度センサでは、変位検出部6にピエゾ
抵抗素子を用い、該ピエゾ抵抗素子の抵抗変化に基づい
て片持梁5の変位を検出し、各電極10,11による静
電力によって該片持梁5を復帰させる構成であるから、
検出系(変位検出部6)と駆動系(各電極10,11)
との信号の種類が異なり、寄生容量による信号干渉の発
生を防止できるようになっている。
来技術による加速度センサでは、変位検出部6にピエゾ
抵抗素子を用い、該ピエゾ抵抗素子の抵抗変化に基づい
て片持梁5の変位を検出し、各電極10,11による静
電力によって該片持梁5を復帰させる構成であるから、
検出系(変位検出部6)と駆動系(各電極10,11)
との信号の種類が異なり、寄生容量による信号干渉の発
生を防止できるようになっている。
【0014】しかし、一般に、各電極10,11による
静電力は小さいから、片持梁5の位置を制御するため
に、各電極10,11と片持梁5との間のギャップLを
短くし、静電力を高めなければならない。
静電力は小さいから、片持梁5の位置を制御するため
に、各電極10,11と片持梁5との間のギャップLを
短くし、静電力を高めなければならない。
【0015】このため、上述した従来技術によるもので
は、センサ本体1に高い加工精度が要求されるから、製
造効率が低く、コストが増大するという問題がある。
は、センサ本体1に高い加工精度が要求されるから、製
造効率が低く、コストが増大するという問題がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、駆動部によって可動部の位置を広範囲で
制御することができ、可動部と変位検出部との間のギャ
ップを大きくして、製造効率等を向上できるようにした
加速度センサを提供することを目的とする。
されたもので、駆動部によって可動部の位置を広範囲で
制御することができ、可動部と変位検出部との間のギャ
ップを大きくして、製造効率等を向上できるようにした
加速度センサを提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明が採用する構成は、シリコン材料もしく
は一部がシリコンの化合物材料から形成され、基端側が
固定端となり先端側が加速度に応じて変位する質量部と
なった可動部と、該可動部の変位を静電容量変化に基づ
いて検出する変位検出部と、前記可動部の基端側に設け
られた圧電体からなり、該変位検出部からの変位検出信
号に基づき、前記可動部の変位が零となるように該可動
部の位置を制御する駆動部とからなる。
ために、本発明が採用する構成は、シリコン材料もしく
は一部がシリコンの化合物材料から形成され、基端側が
固定端となり先端側が加速度に応じて変位する質量部と
なった可動部と、該可動部の変位を静電容量変化に基づ
いて検出する変位検出部と、前記可動部の基端側に設け
られた圧電体からなり、該変位検出部からの変位検出信
号に基づき、前記可動部の変位が零となるように該可動
部の位置を制御する駆動部とからなる。
【0018】
【作用】加速度が加わると、この加速度によって可動部
は変位し、変位検出部は該可動部の変位を静電容量変化
に基づいて検出する。そして、圧電体からなる駆動部
は、該変位検出部からの変位検出信号に基づいて可動部
の変位が零となるように該可動部の位置を制御する。
は変位し、変位検出部は該可動部の変位を静電容量変化
に基づいて検出する。そして、圧電体からなる駆動部
は、該変位検出部からの変位検出信号に基づいて可動部
の変位が零となるように該可動部の位置を制御する。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。
する。
【0020】図中、21は本実施例による加速度センサ
のセンサ本体を示し、該センサ本体21は後述の圧電体
駆動回路34等と共に加速度センサを構成している。
のセンサ本体を示し、該センサ本体21は後述の圧電体
駆動回路34等と共に加速度センサを構成している。
【0021】22はガラス等の絶縁性材料から形成され
た下側基板、23は該下側基板22に後述の片持梁25
を介して設けられ、ガラス等の絶縁性材料から形成され
た上側基板をそれぞれ示し、各基板22,23間には片
持梁25が変位可能に設けられる空間24が画成されて
いる。
た下側基板、23は該下側基板22に後述の片持梁25
を介して設けられ、ガラス等の絶縁性材料から形成され
た上側基板をそれぞれ示し、各基板22,23間には片
持梁25が変位可能に設けられる空間24が画成されて
いる。
【0022】25は各基板22,23間に設けられ、単
結晶シリコン材料から形成された可動部としての片持梁
を示し、該片持梁25は、基端側が各基板22,23間
に挟持された固定端となり、先端側が空間24内に延び
る自由端となった薄肉平板状の支持部25Aと、該支持
部25Aの先端側に一体形成され、所定の質量を有する
ように厚肉に形成された質量部25Bとから構成され、
かつ該片持梁25はアースされている。そして、該片持
梁25は、センサ本体21に加速度が加わると、この加
速度に応じて質量部25Bが空間24内を上,下方向に
振動するものである。
結晶シリコン材料から形成された可動部としての片持梁
を示し、該片持梁25は、基端側が各基板22,23間
に挟持された固定端となり、先端側が空間24内に延び
る自由端となった薄肉平板状の支持部25Aと、該支持
部25Aの先端側に一体形成され、所定の質量を有する
ように厚肉に形成された質量部25Bとから構成され、
かつ該片持梁25はアースされている。そして、該片持
梁25は、センサ本体21に加速度が加わると、この加
速度に応じて質量部25Bが空間24内を上,下方向に
振動するものである。
【0023】26は本実施例による変位検出部を示し、
該変位検出部26は、片持梁25の質量部25B下側に
位置して下側基板22の上面側に設けられた下側検出電
極27と、該下側検出電極27に対向して上側基板23
の下面側に設けられた上側検出電極28と、該各電極2
7,28に接続された静電容量検出回路29とからなる
静電容量型の変位検出部として構成されている。そし
て、該変位検出部26は、空間24内を上,下方向に振
動する片持梁25の変位を、該片持梁25の質量部25
Bと各電極27,28との間の静電容量変化として検出
し、これをアンプ30を介して圧電体駆動回路34に出
力するものである。
該変位検出部26は、片持梁25の質量部25B下側に
位置して下側基板22の上面側に設けられた下側検出電
極27と、該下側検出電極27に対向して上側基板23
の下面側に設けられた上側検出電極28と、該各電極2
7,28に接続された静電容量検出回路29とからなる
静電容量型の変位検出部として構成されている。そし
て、該変位検出部26は、空間24内を上,下方向に振
動する片持梁25の変位を、該片持梁25の質量部25
Bと各電極27,28との間の静電容量変化として検出
し、これをアンプ30を介して圧電体駆動回路34に出
力するものである。
【0024】31は本実施例による駆動部を示し、該駆
動部31は、片持梁25の支持部25A上面側に設けら
れ、ZnO薄膜等の圧電材料から平板状に形成された圧
電体32と、該圧電体32の上面側に設けられた電極3
3と、該電極33を介して圧電体32に接続された圧電
体駆動回路34とから構成されている。そして、該駆動
部31は、静電容量検出回路29からアンプ30を介し
て出力された変位検出信号に基づき、片持梁25の変位
を零にすべく、駆動電圧信号を圧電体32に出力し、該
片持梁25の位置を制御するようになっている。
動部31は、片持梁25の支持部25A上面側に設けら
れ、ZnO薄膜等の圧電材料から平板状に形成された圧
電体32と、該圧電体32の上面側に設けられた電極3
3と、該電極33を介して圧電体32に接続された圧電
体駆動回路34とから構成されている。そして、該駆動
部31は、静電容量検出回路29からアンプ30を介し
て出力された変位検出信号に基づき、片持梁25の変位
を零にすべく、駆動電圧信号を圧電体32に出力し、該
片持梁25の位置を制御するようになっている。
【0025】35は圧電体駆動回路34に接続された演
算処理回路を示し、該演算処理回路35は、圧電体駆動
回路34から出力されたフィードバック信号たる駆動電
圧信号に基づき、外部のコントロールユニット(図示せ
ず)等に加速度検出信号を出力するものである。
算処理回路を示し、該演算処理回路35は、圧電体駆動
回路34から出力されたフィードバック信号たる駆動電
圧信号に基づき、外部のコントロールユニット(図示せ
ず)等に加速度検出信号を出力するものである。
【0026】本実施例による加速度センサは上述の如き
構成を有するもので、センサ本体21に加速度が加わる
と、片持梁25の質量部25Bは支持部25Aによって
支持されつつ空間24内を上,下方向に振動し、この振
動による上,下方向の変位は、変位検出部26により質
量部25Bと各電極27,28との間の静電容量変化と
して検出され、この変位検出信号は静電容量検出回路2
9からアンプ30を介して圧電体駆動回路34に出力さ
れる。
構成を有するもので、センサ本体21に加速度が加わる
と、片持梁25の質量部25Bは支持部25Aによって
支持されつつ空間24内を上,下方向に振動し、この振
動による上,下方向の変位は、変位検出部26により質
量部25Bと各電極27,28との間の静電容量変化と
して検出され、この変位検出信号は静電容量検出回路2
9からアンプ30を介して圧電体駆動回路34に出力さ
れる。
【0027】そして、駆動部31は、変位検出部26か
らの変位検出信号に応じた駆動電圧信号を圧電体駆動回
路34から電極33を介して圧電体32に出力し、該圧
電体32の変位力によって片持梁25を変位が零の状態
(原点)に復帰させる。
らの変位検出信号に応じた駆動電圧信号を圧電体駆動回
路34から電極33を介して圧電体32に出力し、該圧
電体32の変位力によって片持梁25を変位が零の状態
(原点)に復帰させる。
【0028】これにより、演算処理回路35は、圧電体
駆動回路34から出力された駆動電圧信号に基づき、コ
ントロールユニット等に加速度検出信号を出力する。
駆動回路34から出力された駆動電圧信号に基づき、コ
ントロールユニット等に加速度検出信号を出力する。
【0029】かくして、本実施例によれば、駆動部31
に圧電体32を用い、該圧電体32によって片持梁25
の位置を制御する構成としたから、圧電体32の有する
優れた電気量−機械量変換特性を利用して、効果的に片
持梁25の位置を変位させることができる。
に圧電体32を用い、該圧電体32によって片持梁25
の位置を制御する構成としたから、圧電体32の有する
優れた電気量−機械量変換特性を利用して、効果的に片
持梁25の位置を変位させることができる。
【0030】この結果、図1中に示す如く、片持梁25
の質量部25Bと各電極27,28間のギャップL1 を
従来技術で述べたギャップLよりも確実に大きくするこ
とができるから(L1 >L)、従来技術によるものと比
較して、センサ本体21の加工精度を下げることがで
き、製造効率を大幅に向上して製造コストを低減するこ
とができる。
の質量部25Bと各電極27,28間のギャップL1 を
従来技術で述べたギャップLよりも確実に大きくするこ
とができるから(L1 >L)、従来技術によるものと比
較して、センサ本体21の加工精度を下げることがで
き、製造効率を大幅に向上して製造コストを低減するこ
とができる。
【0031】さらに、駆動部31を圧電体32によって
構成し、変位検出部26を各電極27,28等から静電
容量型の変位検出部として構成したから、駆動系と検出
系との間に寄生容量による信号干渉が生じるのを確実に
防止し、加速度の検出精度を大幅に向上することができ
る。
構成し、変位検出部26を各電極27,28等から静電
容量型の変位検出部として構成したから、駆動系と検出
系との間に寄生容量による信号干渉が生じるのを確実に
防止し、加速度の検出精度を大幅に向上することができ
る。
【0032】なお、前記実施例では、圧電体32はZn
O薄膜圧電材料から形成するものとして述べたが、本発
明はこれに限らず、例えばPZT薄膜,チタン酸鉛薄膜
等の圧電性薄膜や、PZT,チタン酸鉛,ZnO等の圧
電セラミックス薄片を用いる構成としてもよい。
O薄膜圧電材料から形成するものとして述べたが、本発
明はこれに限らず、例えばPZT薄膜,チタン酸鉛薄膜
等の圧電性薄膜や、PZT,チタン酸鉛,ZnO等の圧
電セラミックス薄片を用いる構成としてもよい。
【0033】また、前記実施例では、各基板22,23
はガラス等の絶縁性材料から形成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、各基板および片持梁をシリ
コン材料から形成する構成としてもよい。この場合に
は、各電極と基板との間に絶縁膜を形成すればよい。
はガラス等の絶縁性材料から形成するものとして述べた
が、本発明はこれに限らず、各基板および片持梁をシリ
コン材料から形成する構成としてもよい。この場合に
は、各電極と基板との間に絶縁膜を形成すればよい。
【0034】さらに、片持梁25をシリコン材料から形
成するものとして述べたが、本発明はこれに限らず、片
持梁の全体または一部を窒化シリコンや酸化シリコン等
のシリコン化合物材料で形成しても良い。この場合はシ
リコン化合物材料の表面にアース電極形成用の導電性薄
膜を形成する。
成するものとして述べたが、本発明はこれに限らず、片
持梁の全体または一部を窒化シリコンや酸化シリコン等
のシリコン化合物材料で形成しても良い。この場合はシ
リコン化合物材料の表面にアース電極形成用の導電性薄
膜を形成する。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、シ
リコン材料または一部がシリコンの化合物材料から形成
され、基端側が固定端となり先端側が加速度に応じて変
位する質量部となった可動部と、該可動部の変位を静電
容量変化に基づいて検出する変位検出部と、前記可動部
の基端側に設けられた圧電体からなり、該変位検出部か
らの変位検出信号に基づき、前記可動部の変位が零とな
るように該可動部の位置を制御する駆動部とから構成し
たから、加速度が加わると、この加速度によって可動部
は変位し、変位検出部は該可動部の変位を静電容量変化
に基づいて検出し、圧電体からなる駆動部は、該変位検
出部からの変位検出信号に基づいて可動部の変位が零と
なるように該可動部の位置を制御する。
リコン材料または一部がシリコンの化合物材料から形成
され、基端側が固定端となり先端側が加速度に応じて変
位する質量部となった可動部と、該可動部の変位を静電
容量変化に基づいて検出する変位検出部と、前記可動部
の基端側に設けられた圧電体からなり、該変位検出部か
らの変位検出信号に基づき、前記可動部の変位が零とな
るように該可動部の位置を制御する駆動部とから構成し
たから、加速度が加わると、この加速度によって可動部
は変位し、変位検出部は該可動部の変位を静電容量変化
に基づいて検出し、圧電体からなる駆動部は、該変位検
出部からの変位検出信号に基づいて可動部の変位が零と
なるように該可動部の位置を制御する。
【0036】この結果、圧電体の電気量−機械量変換特
性を利用して可動部と変位検出部との間のギャップを確
実に大きくすることができ、従来技術によるものと比較
して、加速度センサ全体の加工精度を下げることがで
き、製造効率を向上して製造コストを低減することがで
きる。
性を利用して可動部と変位検出部との間のギャップを確
実に大きくすることができ、従来技術によるものと比較
して、加速度センサ全体の加工精度を下げることがで
き、製造効率を向上して製造コストを低減することがで
きる。
【図1】本発明の実施例による加速度センサを示す全体
構成図である。
構成図である。
【図2】従来技術による加速度センサを示す全体構成図
である。
である。
25 片持梁(可動部) 25A 支持部 25B 質量部 26 変位検出部 31 駆動部 32 圧電体
Claims (1)
- 【請求項1】 シリコン材料または一部がシリコンの化
合物材料から形成され、基端側が固定端となり先端側が
加速度に応じて変位する質量部となった可動部と、該可
動部の変位を静電容量変化に基づいて検出する変位検出
部と、前記可動部の基端側に設けられた圧電体からな
り、該変位検出部からの変位検出信号に基づき、前記可
動部の変位が零となるように該可動部の位置を制御する
駆動部とから構成してなる加速度センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4204575A JPH0627137A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 加速度センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4204575A JPH0627137A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 加速度センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627137A true JPH0627137A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=16492744
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4204575A Pending JPH0627137A (ja) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | 加速度センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627137A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5614673A (en) * | 1994-11-21 | 1997-03-25 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Acceleration sensing device |
US7021141B1 (en) * | 1997-05-07 | 2006-04-04 | Pacesetter Ab | Beam-type accelerometer |
JP2008196883A (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-28 | Seiko Instruments Inc | 力学量センサ |
CN100464383C (zh) * | 2004-09-10 | 2009-02-25 | 东南大学 | T形梁平行板微机械可变电容及其制造工艺 |
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JP2013029489A (ja) * | 2011-01-17 | 2013-02-07 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 外力検出方法及び外力検出装置 |
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KR101366347B1 (ko) * | 2012-06-18 | 2014-02-24 | 국립대학법인 울산과학기술대학교 산학협력단 | 정전 구동형 캔틸레버 센서 |
CN110849468A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-28 | 清华大学 | 振动传感器及其制备方法 |
-
1992
- 1992-07-08 JP JP4204575A patent/JPH0627137A/ja active Pending
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