JPH0873559A - 光硬化型樹脂組成物 - Google Patents

光硬化型樹脂組成物

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JPH0873559A
JPH0873559A JP20981494A JP20981494A JPH0873559A JP H0873559 A JPH0873559 A JP H0873559A JP 20981494 A JP20981494 A JP 20981494A JP 20981494 A JP20981494 A JP 20981494A JP H0873559 A JPH0873559 A JP H0873559A
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JP
Japan
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epoxy resin
component
acrylate component
lens
photocurable
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JP20981494A
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Shuichi Takeyama
山 秀 一 武
Yoichiro Miyaguchi
口 耀一郎 宮
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Ricoh Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】屈折率、透過率に優れ、剛性率の温度依存性の
低い光硬化型樹脂組成物の提供。 【構成】エポキシ樹脂100重量部に対し、光カチオン
性重合開始剤0.5〜10重量部を含む光硬化型エポキ
シ樹脂成分と、全組成物中60〜85重量%の2官能以
上のアクリレート成分とを含む光硬化型樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク信号読み取
り用ピックアップレンズ、ビデオカメラ、スチールカメ
ラ等の小型レンズに用いる光硬化型樹脂組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク信号読み取り用のピッ
クアップレンズ、ビデオカメラ、スチールカメラ等のレ
ンズは小型化され、これに伴い狭いスペースに複雑な形
状や非球面形状のレンズを形成しなくてはならない。こ
のようなレンズの材料には、寸法精度、屈折率、基材と
の接着性が要求される。そこで、このようなレンズの材
料として、アクリル系の樹脂が使用されている。例え
ば、特開平3−289601号公報に記載のウレタン変
性ポリエステルアクリレートオリゴマーと多官能(メ
タ)アクリレート/単官能(メタ)アクリレートからな
る活性エネルギー線硬化型樹脂組成物が開示されてい
る。また、特開平4−31414号公報に記載のポリエ
ステル骨格を有するオリゴマーと、水酸基を2個以上有
する化合物のジアクリル化合物および3〜6個のアクリ
ル酸残基を有する化合物を含む光学用活性エネルギー線
硬化形樹脂組成物が知られている。そして、特開平2−
32301号公報に記載されるウレタン系アクリレート
のオリゴマーまたはモノマーで表面層を形成させた表面
強度の高いフレネルレンズが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アクリ
ル系の樹脂組成物のみを材料としたレンズは、屈折率が
低くレンズ設計の自由度が低い。したがって、より薄型
のレンズが必要な時に対応できないという欠点があっ
た。そこで、本発明は、光の屈折率、透過率が高く、レ
ンズ設計の自由度があり、剛性率の温度依存性が小さく
高信頼性であるより薄型のレンズを製造するのに適した
光硬化性樹脂組成物を提供するものである。本発明は、
また、前記課題の少なくとも1つを解決しようとする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の発明者等は、かか
る現状に鑑み、従来のレンズを形成する光硬化性樹脂組
成物の有する問題点を改良すべく鋭意検討を重ねた結
果、エポキシ樹脂と相溶性のよい多官能アクリレートを
含有するエポキシ樹脂の光カチオン硬化型組成物が、屈
折率が高く、長期信頼性に優れている例ことを知見し、
本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、エポキシ樹脂100
重量部に対し、光カチオン性重合開始剤0.5〜10重
量部を含む光硬化型エポキシ樹脂成分と、全組成物中の
60〜85重量%の2官能以上のアクリレート成分とを
含む光硬化型樹脂組成物を提供する。そして、2官能以
上のアクリレート成分がエポキシアクリレートであっ
て、さらに3官能以上のアクリレート成分が全アクリル
成分の20〜40重量%であるのが好ましい。さらに、
3官能以上のアクリレート成分が下記式(1)〜(3)
で示される構造式を有する化合物から選ばれる少なくと
も1種であるのが好ましい。
【0006】
【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 はアクリロイル基であ
り、R4 およびR5 はアクリロイル基または炭素原子数
1〜7のアルキロイル基であり、R6 はアクリロイル基
またはヒドロキシ基である)
【0007】以下に、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明に用いる光硬化性エポキシ樹脂成分は、エポキシ
樹脂と光カチオン性重合開始剤とを含有する。エポキシ
樹脂としては、エポキシ基を有する樹脂であればいかな
る樹脂であってもよいが、ビスフェノール型のエポキシ
樹脂と脂環式エポキシ樹脂の混合物であるのが好まし
い。ビスフェノール型エポキシ樹脂としては、下記式
(4)で示される構造を有するエポキシ樹脂が代表的で
ある。
【0008】
【化3】
【0009】式(4)において、R7 、R8 は各々独立
にアルキル基または水素原子であり、好ましくはメチル
基または水素原子である。nは平均繰り返し数で0以上
の数である。好ましいビスフェノール型エポキシ樹脂
は、式(4)中R7 ,R8 が水素原子またはメチル基で
あって、エポキシ当量170〜1000、特には180
〜900のものが好ましい。この好適なビスフェノール
型エポキシ樹脂は、ビスフェノールA,ビスフェノール
FまたはビスフェノールADとエピハロヒドリンとを周
知の方法で反応させることにより、各々ビスフェノール
A型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、
ビスフェノールAD型エポキシ樹脂として容易に取得す
ることができる。中でも、ビスフェノールA型エポキシ
樹脂であるのが好ましい。
【0010】脂環式エポキシ樹脂としては、シクロヘキ
センオキシド基、トリシクロデセンオキシド基、シクロ
ペンテンオキシド基等を有する化合物が代表的であり、
具体的には、ビニルシクロヘキセンジエポキシド、ビニ
ルシクロヘキセンモノエポキシド、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサン
カーボキシレート、2−(3,4−エポキシシクロヘキ
シル5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキサ
ン−m−ジオキサン、ビス(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)アジペート、ビス(3,4−エポキシシクロヘ
キシルメチレン)アジペート、ビス(2−メチル−4,
5−エポキシシクロヘキシルメチレン)アジペート等が
挙げられる。ビスフェノールA型のエポキシ樹脂100
重量部に対して、脂環式エポキシ樹脂は、50〜90重
量部、特に65〜75重量部であるのが好ましい。この
ように両者を併用することにより光の照射により短時間
に効果するとともに、接着性を有する点で好ましい。本
発明に用いる光硬化型エポキシ樹脂成分としては、ビス
フェノールA型のエポキシ樹脂が、エポキシ当量180
〜500で、粘度3500cP以上であり、脂環式エポ
キシ樹脂が、エポキシ当量120〜210で、粘度10
〜1000cPのものであるのが好ましい。
【0011】光カチオン性重合開始剤としては、カチオ
ン部分が、
【化4】
【0012】
【化5】
【0013】
【化6】
【0014】等であり、対応するアニオンがSb
6 - ,AsF6 - ,BF6 - ,BF4 - ,FeCl4
- ,SnCl6 - ,SbCl6 - BiCl5 2-等であ
る。具体的には、p−メトキシベンゼンジアゾニウム・
ヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルフォ
ニウム・ヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニル
スルフォニウム・ヘキサフルオロアシルネート、トリフ
ェニルスルフォニウム・ヘキサフルオロボレートが挙げ
られる。使用しうる製品としては、旭電化工業(株)製
のSP170等が挙げられる。光カチオン性重合開始剤
の含有量は、光硬化型エポキシ樹脂成分100重量部に
対して、0.1〜8.0重量部、特に0.5〜5.0重
量部であるのが、硬化物の物性バランスの点で好まし
い。
【0015】本発明に用いられる光硬化型エポキシ樹脂
成分には、さらに、必要に応じて、シランカップリング
剤、硬化助剤、充填剤、たれ防止剤、着色剤などの添加
剤を含有していてもよい。
【0016】光硬化型エポキシ樹脂に必要により添加す
るシランカップリング剤としては、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリエトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−(メタ)アクリロキシプロ
ピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシク
ロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙げられ
る。具体的には、日本ユニカー(株)製のγ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン(A−187)等が挙
げられる。シランカップリング剤の含有量は、エポキシ
樹脂成分100重量部に対して、0.1〜15重量部、
特に3〜10重量部であるのが、組成物の接着性、カチ
オン重合速度を早める点で好ましい。
【0017】本発明の組成物は、2官能以上のアクリレ
ート成分を全体の60〜85重量%有し、光の透過率が
85%以上である。2官能以上のアクリレートは、多価
アルコールとアクリル酸またはメタクリル酸とのエステ
ルである。2官能アクリレートとしては、トリプロピレ
ングリコールジアクリレート、ビスフェノールA変性ジ
アクリレート、イソシアヌル酸変性ジアクリレート等が
挙げられる。具体的にはR−551が挙げられる。3官
能アクリレートとしては、トリメチロールプロパントリ
アクリレート、イソシアヌル酸変性トリアクリレート、
トリメチロールプロパン・プロピレンオキサイド変性ト
リアクリレート等が挙げられる。具体的にはM−315
が挙げられる。4、5、6官能アクリレートとしては、
ジペンタエリトリトールヘキサアクリレート、ペンタエ
リトリトールテトラアクリレート等が挙げられる。具体
的にはDPHAが挙げられる。さらに、3官能以上のア
クリレートの代表例としては、下記式(1)〜(3)で
表される化合物が挙げられる。
【0018】
【化7】
【0019】(式中、R1 、R2 およびR3 はアクリロ
イル基であり、R4 およびR5 はアクリロイル基または
炭素原子数1〜7のアルキロイル基であり、R6 はアク
リロイル基またはヒドロキシ基である。)式(3)の好
ましい化合物は、式(3)中、R1 、R2 およびR3
がアクリロイル基であり、R4 、R5 およびR6 が炭素
原子数1〜7のアルキロイル基である化合物であるか、
1 、R2 、R3 、R4 およびR5 がアクリロイル基
であり、R6 がヒドロキシ基である化合物(5)と
1 、R2 、R3 、R4 、R5およびR6 がアクリロイ
ル基である化合物(6)の混合物である。炭素原子数1
〜7のアルキロイル基の具体例としては、メチル基、エ
チル基、ブチル基、ヒドロキシエチル基等が挙げられ
る。
【0020】特に本発明に用いる光硬化型エポキシ樹脂
と相溶性を有する点でエポキシアクリレートであるのが
好ましい。エポキシアクリレートとしては、ビスフェノ
ールA・エチレンオキサイド変性のジアクリレート、ビ
スフェノールF変性ジアクリレート等が挙げられる。さ
らに、2官能以上のアクリレートとして、2官能アクリ
レートと3官能以上のアクリレートを用いるのが好まし
い。3官能以上のアクリレートを用いると、耐熱性、耐
湿性が高い。3官能以上のアクリレートの量は全アクリ
ル成分中の20〜40重量%が好ましく、より好ましく
は、25〜35重量%である。
【0021】本発明に用いるアクリレート成分には、光
ラジカル重合開始剤を加えてもよい。光ラジカル重合開
始剤としては、具体的には、チバガイギー社製のIg1
84、メルク社製のダロキュア1173等が挙げられ
る。光ラジカル重合開始剤の含有量は、全アクリル成分
の1〜10重量%、特に、3〜5重量%であるのが、硬
化物の物性バランスの点で好ましい。
【0022】本発明の光硬化型樹脂組成物には、さらに
必要に応じて、シリカ等の充填剤、チクソ性付与剤など
を添加することができる。
【0023】本発明の光硬化型樹脂組成物を製造する方
法は、光硬化性のエポキシ樹脂成分、2官能以上のアク
リレート成分およびその他の添加物を加えて混合するこ
とで得られる。得られた組成物は、使用するまで暗所に
保存する。
【0024】本発明の光硬化型樹脂組成物の硬化方法お
よび成形方法は、組成物を型に注入し、水銀ランプ、キ
セノンランプ、カーボンアーク、メタルハライドラン
プ、太陽光等を紫外線照射源として用い、150〜45
0nmの波長の紫外線を含む強度1〜120mW/cm
2 の光線を、空気中または不活性ガス雰囲気中で照射す
ることにより行うことができる。空気中で照射する場合
は、照射源として高圧水銀灯を好ましく用いることがで
きる。
【0025】得られた組成物の光の屈折率nd は1.5
5以上で高屈折率である。また、光の透過率は、85%
以上(波長450nmの光を照射した場合)である。ま
た、ガラス転移温度、Tg=70〜80℃で耐熱性が高
く、剛性率の温度依存性が小さく、耐湿熱性は、温度6
0℃、湿度95%で500時間以上耐えられる。したが
って、薄型のレンズを設計することができ、また、光硬
化なので作業性にも優れている。具体的には、狭いスペ
ースに非球面形状など複雑な形状で薄型、例えばレンズ
厚み30〜50μmとすることができるので、光ディス
ク信号読取り用のピックアップレンズや、ビデオカメ
ラ、スチールカメラ等小型化が進む機器に使用するレン
ズとして有用である。
【0026】また、プラスチック製レンズの表面に本発
明の光硬化型樹脂組成物を配置して、非球面を形成する
こともできる。このようなレンズの製造の1例は、図1
に示されるように、カメラ鏡筒11中に、表面が球状で
あるレンズ12(プラスチック製あるいはガラス製)を
設置した後、カメラ鏡筒11の一方の底面が重力と垂直
になるようにカメラ鏡筒11を配置し、レンズ12の球
面の上面に本発明の光硬化型樹脂組成物13を乗せ、そ
の上に型を乗せてレンズ12と型で本発明の光硬化型樹
脂組成物13を挟んでから、高圧水銀ランプまたはメタ
ルハライドランプで紫外線を1000m〜6000J/
cm2 照射して、光硬化型樹脂組成物を硬化させた後型
を取り除く。特に、高精度球面では、真空中で成膜し、
硬化させる。さらに、必要に応じて光硬化型樹脂組成物
を反射防止用保護膜14で被覆してもよい。このよう
に、予め設置したプラスチックやガラス製のレンズの表
面上に本発明の光硬化型樹脂組成物を乗せてから硬化さ
せることにより、複雑な形状のレンズを作ることができ
る。さらに、レンズと鏡筒との接着も同時に行うことが
できる。
【0027】
【実施例】以下に、実施例を用いて、具体的に説明する
が、これによって本発明の範囲は、限定されるものでは
ない。 (実施例1〜9、および比較例1〜5)下記表1に示す
エポキシ樹脂に光カチオン重合触媒を溶解させ、これと
は別に、ラジカル重合触媒を溶解させたアクリレート成
分を混練し、本発明の光硬化型樹脂組成物を得た。得ら
れた組成物を型に流込み、高圧水銀ランプで紫外線を6
000mJ/cm2 を照射して、15×10cmの板状
の試験片を成形した。得られた試験片について、屈折
率、光の透過性、ガラス転移温度(Tg)、耐湿性、剛
性率についての物性試験を行った。結果を、下記表1に
示す。
【0028】(屈折率)25℃の空気中での屈折率を、
プリズム形状サンプルを用いた屈折計(カールニュー光
学社製、型式KPR−1)を用いて測定した。 (透過率)波長450nmの光を照射した時の透過率
を、自記分光光度計(日立製)型式U−3410を用い
て測定した。 (ガラス転移温度)15×10cmの板性のサンプルを
粘弾性測定装置DMA(レオメトリックス社製)を使用
し、測定した。 (耐湿熱性)温度60℃、湿度90%で試験片を500
時間保持した後、下記の基準で判定した。 合格:亀裂、浮き、剥離が無く、形状変形(10μ)以
内であることを意味し、 不合格:亀裂、浮き、剥離が発生し、形状変形(10
μ)以上であることを意味する。 (剛性率)硬化物の30℃、100℃における剛性率を
DMA(粘弾性測定装置)によって測定した。30℃と
100℃における、剛性率の比が1〜100の間のもの
を良しと判断した。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】注)各組成の量は、重量部で示す。 ビスフェノールA型エポキシ:住友化学工業(株)製の
ELA−128 (エポキシ当量:190〜200) 脂環式エポキシ:旭電化工業(株)製のKRM−220
6 SP170:旭電化工業(株)製の光カチオン性重合開
始剤化学式は下記に示す通りである。
【0034】
【化8】 (式中、Rは、β−ヒドロキシエトキシフェニル基を示
す。)
【0035】A−187:日本ユニカー(株)製のγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン R−551:日本化薬(株)製 R−315:東亜合成化学(株)製 DPHA:日本化薬(株)製 Ig−184:チバガイギー社製
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、屈折率、透過率に優
れ、剛性率の温度依存性の低い光硬化型樹脂組成物を得
ることができる。また、本発明の光硬化型樹脂組成物を
用いたレンズの製造は、光硬化型であるため作業性に優
れ、薄型のレンズを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光硬化型樹脂組成物を用いたカメラ用
レンズ鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
11 カメラ鏡筒 12 レンズ 13 本発明の光硬化型樹脂組成物 14 反射防止用保護膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシ樹脂100重量部に対して光カチ
    オン性重合開始剤0.5〜10重量部を含む光硬化型エ
    ポキシ樹脂成分と、全組成物中の60〜85重量%の2
    官能以上のアクリレート成分とを含むことを特徴とする
    光硬化型樹脂組成物。
  2. 【請求項2】前記2官能以上のアクリレート成分がエポ
    キシアクリレートであって、さらに3官能以上のアクリ
    レート成分が全アクリル成分中の20〜40重量%であ
    る請求項1に記載の光硬化型樹脂組成物。
  3. 【請求項3】前記3官能以上のアクリレート成分が下記
    式(1)〜(3)で示される構造式を有する化合物から
    選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に記載
    の光硬化型樹脂組成物。 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 はアクリロイル基であ
    り、R4 およびR5 はアクリロイル基または炭素原子数
    1〜7のアルキロイル基であり、R6 はアクリロイル基
    またはヒドロキシ基である)
JP20981494A 1994-09-02 1994-09-02 光硬化型樹脂組成物 Withdrawn JPH0873559A (ja)

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Cited By (4)

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