JPH0873418A - 置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類 - Google Patents

置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類

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JPH0873418A
JPH0873418A JP9467195A JP9467195A JPH0873418A JP H0873418 A JPH0873418 A JP H0873418A JP 9467195 A JP9467195 A JP 9467195A JP 9467195 A JP9467195 A JP 9467195A JP H0873418 A JPH0873418 A JP H0873418A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】一般式II (R1 及びR2 はそれぞれ水素原子又は低級アルキル基
を表し、R6 は低級アルキル基を表す)の置換フェノキ
シアセトアルデヒドオキシム類。 【効果】オキシム類は置換フェノキシエチルアミノピリ
ミジン誘導体の合成中間体として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、置換フェノキシアセト
アルデヒドオキシム類に関する。該化合物は、置換フェ
ノキシエチルアミン類に変換し、殺虫、殺ダニ剤として
高い活性を示す置換フェノキシエチルアミノピリミジン
誘導体(特開昭59−36667号、特開昭62−6
7)の合成中間体として有用である。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、置換フェノキシエチルアミン類の合成方法として
は、次の反応式で示される方法が知られている。なお、
式中Arはアリール基を表す。 1 ArOCH2CH2Br + NH3 → ArOCH2CH2NH2 Chem. Ber. 70 (1937) 979 2 ArOK + ClCH2CH2NH2 → ArOCH2CH2NH2 J. Pharm. Soc. Japan 63 (1943) 546 3 ArOCH2CONH2 + LiAlH4 → ArOCH2CH2NH2 Helv. Chemica Acta. 31 (1948) 1397 4 ArOCH2CH2Br + フタルイミドカリウム →
【0003】
【化2】
【0004】 J.Chem.Soc. 1933 270頁、米国特許第3,474,134 号 5 ArOH + エチレンイミン → ArOCH2CH2NH2 J. Amer. Chem. Soc., 73 (1951) 2584 6 ArOCH2CH2Br + ヘキサメチレンテトラミン→ ArOCH
2CH2NH2 Roczniki Chem. 661(1958) C. A. 1961 2537 7 NH2CH2CH2OK + ArX → ArOCH2CH2NH2 Khim.Prom-St., Ser.; Reakt.Osobo Chist. Ves chestv
a (2) 1-3 C. A. 92(3) 22184q 8 RCH2NHOH + R'X → RCH2NHOR' → RCH=NR' →
R'NH2 Chem. Lett., 10 1057 9 ArSO2NHCH2CH2OH + NaOH → ArOCH2CH2NH2 Tetrahedron Lett., 26 2289 10 ArOCH2CN + LiAlH4 → ArOCH2CH2NH2 J. Amer. Chem. Soc., 109 4036 (1987)
【0005】上記の1、4および6の方法は、ArOCH2CH
2Br の合成時に副生物が多く、収率が悪い。またハロゲ
ン置換基が存在するためAr基に置換基を導入する反応は
制約が多く、所望の置換フェノキシエチルアミン類を製
造できない場合が多い。2および5の方法は、極端に収
率が悪い。3および10の方法は、LiAlH4が高価であるた
め工業的でない。7の方法は、金属カリウムを用いるた
め取り扱いが危険で高価である。8の方法は、高価な試
薬を用いているため実験室的な方法の範囲を超えていな
い。9の方法は、Arの置換基がp−ニトロのようなもの
でないと反応が進行しない。
【0006】以上のように、従来の方法には工業化を行
ううえで数々の問題点があった。また対応するアルデヒ
ド化合物からオキシム誘導体を製造する方法は知られて
いないが、ヒドロキシルアミン−O−アルキルエーテル
との反応は特開昭61−260054号に開示されてい
る。この方法で本発明化合物を製造しようとしたとこ
ろ、副生物が多く生成し、収率が悪い。また工業的に入
手、取り扱い、腐食性等の点で有利なヒドロキシルアミ
ン硫酸塩を用いた場合には、殆ど反応が進行しないとい
う問題が生じた。
【0007】これらの事情に鑑み、本発明は、簡便にか
つ安価に置換フェノキシエチルアミン類を製造するため
の新規な合成中間体を見出した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討した結果、オキシム類を中間体と
して用いると、従来法に比べてはるかに容易、安価かつ
工業的規模で置換フェノキシエチルアミン類が製造可能
であるという知見を得、本発明を完成するに至った。
【0009】本発明によれば、一般式
【0010】
【化3】
【0011】(式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素原
子又は低級アルキル基を表し、R3 は-CH2CH2O-R6 基を
表し、R4 およびR5 はそれぞれ低級アルキル基を表
し、R6は水素原子又は低級アルキル基を表す)
【0012】で示される置換フェノキシアセトアルデヒ
ドジアルキルアセタール類をヒドロキシルアミンと反応
させて 一般式
【0013】
【化4】
【0014】(式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
意義である)
【0015】で示される置換フェノキシアセトアルデヒ
ドオキシム類を製造することができる。
【0016】ならびに上記式(II)で示される置換フェ
ノキシアセトアルデヒドオキシム類をラネーニッケル触
媒の存在下に水素で還元することにより、一般式
【0017】
【化5】
【0018】(式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
意義である)
【0019】で示される置換フェノキシエチルアミン類
を製造することができる。
【0020】即ち、本発明は新規な中間体化合物 一般式
【0021】
【化6】
【0022】(式中、R1 、R2 およびR3 は前記と同
意義である)
【0023】で示される置換フェノキシアセトアルデヒ
ドオキシム類である。
【0024】第一工程において、原料のアセタール類
(I)は特願昭62−148933号に記載の方法と類
似の方法で容易に製造することができる。
【0025】ヒドロキシルアミンは鉱酸塩、例えば硫酸
塩、塩酸塩等が使用可能である。またその使用量は、ア
セタール類(I)に対して0.5〜3.0倍モルであ
り、好ましくは1.0〜2.0倍モルである。
【0026】反応溶媒としては、水、メタノール、エタ
ノール等が好ましく、これらの混合物がより好ましい。
溶媒は使用するアセタール類(I)の濃度が5〜50%
の範囲となるように使用する。反応温度は50〜70℃
の範囲が良好であり、3〜18時間で反応はほぼ終了す
る。
【0027】この場合反応混合物のpHが収率に対して
重要な因子となる。好適なpHは1.0〜0.1の範囲
であり、とくに0.5〜0.3の範囲が好収率を与え
る。反応混合物をこのpH域に保つため、反応開始時に
希硫酸、希塩酸等の鉱酸(1〜12規定)でpHを調整
し、反応経過とともにpHが低下するので水酸化ナトリ
ウム等のアルカリ金属水酸化物の水溶液(1〜12規
定)を随時滴下することが好ましい。本設定pHより高
いと反応が進まず、低いと副生物が多量に生成し収率が
著しく低下する。
【0028】反応の途中または反応終了後冷却するとオ
キシム類(II)が固体として析出する。これはろ過等通
常の方法で単離することができる。この固体を水洗、乾
燥するだけでほぼ純粋なオキシム類(II)が得られる。
生成オキシム類(II)が液体の場合は適当な溶媒で抽出
することにより粗製オキシム類(II)が得られる。抽出
溶媒としてはオキシム類(II)が溶解し、水に不溶であ
れば使用可能である。塩化メチレン、クロロホルム、ジ
クロロエタン等の塩素化炭化水素化合物、エチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル等のエーテ
ル化合物が好適である。粗製物はクロマトグラフィー等
の精製方法もしくはオキシム類(II)が溶けない溶媒
(ヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素系溶媒が
好適である)で洗浄することにより精製することができ
る。このようにして得られるオキシム類(II)は、シン
−アンチの幾何異性体の混合物であるが、いずれかの異
性体も本発明に含まれる。
【0029】オキシム類(II)の具体例として2−〔4
−(2−エトキシエチル)−フェノキシ〕−アセトアル
デヒドオキシム、2−〔4−(2−エトキシエチル)−
2−メチルフェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム、
2−〔4−(2−エトキシエチル)−2−エチルフェノ
キシ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−〔2,3−ジ
メチル−4−(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−ア
セトアルデヒドオキシム、2−〔2,5−ジメチル−4
−(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−アセトアルデ
ヒドオキシム、2−〔2,6−ジメチル−4−(2−エ
トキシエチル)フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシ
ム、2−〔4−(2−メトキシエチル)−2−メチルフ
ェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−〔2−エ
チル−4−(2−メトキシエチル)フェノキシ〕−アセ
トアルデヒドオキシム、
【0030】2−〔2,3−ジメチル−4−(2−メト
キシエチル)フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシ
ム、2−〔2,5−ジメチル−4−(2−メトキシエチ
ル)フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−
〔2,6−ジメチル−4−(2−メトキシエチル)フェ
ノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−〔4−(2
−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−アセトアルデヒド
オキシム、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−2−
メチルフェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−
〔2−エチル−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキ
シ〕−アセトアルデヒドオキシム、2−〔2,3−ジメ
チル−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−ア
セトアルデヒドオキシム、2−〔2,5−ジメチル−4
−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−アセトアル
デヒドオキシム、2−〔2,6−ジメチル−4−(2−
ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−アセトアルデヒドオ
キシム等をあげることができる。
【0031】上記式中、R1 、R2 およびR6 が表す低
級アルキル基は、例えばメチル、エチル、プロピルであ
り、メチル又はエチルが好ましい。特にR1 がメチルで
あり、R2 が3−メチルであり、R6 がエチルである化
合物が好ましい。
【0032】オキシム類(II)からアミン類(III)を製
造する第二工程の方法は次のとおりである。
【0033】通常オキシムを水素で還元する反応には、
触媒として、パラジウム、白金、ラネー触媒等が用いら
れる。特に反応時の水素圧力が低いパラジウム系触媒の
使用例が多い。オキシム類(II)について各種触媒を検
討したところ、中性条件下でパラジウム系触媒を使用し
ても全く目的物が得られず、副反応生成物のみが得られ
た。また白金触媒でも同様であった。そして酸性条件下
でパラジウム系触媒を使用したときのみ、低い収率なが
ら目的物の塩が得られた。ラネー触媒でもラネーコバル
トは低収率であった。他の触媒でも、通常工業的に実施
可能な圧力、温度範囲内では目的物を生成しないか、極
めて低い収率であった。ところでラネーニッケル触媒の
みが特異的にオキシム類(II)を選択的に還元すること
が判明した。
【0034】反応は通常水素加圧下に行うため、オート
クレーブ中で行う。水素圧力は高いほど良好な結果を与
えるが、通常20〜150気圧の範囲で良好な結果を与
える。10気圧以下では収率が極端に低下する。
【0035】反応溶媒としてはメタノール、エタノール
等のアルコール系溶媒が適している。反応温度は40℃
以上必要であり、通常60〜200℃の範囲で行う。
【0036】オキシム類(II)の濃度は通常1〜60重
量%の範囲で反応が行えるが、収率、経済性を考えると
5〜30%の範囲が好ましい。高濃度では副反応が起こ
りやすい。
【0037】ラネーニケルの量は、ニッケル量としてオ
キシム類(II)に対して0.2〜30重量%で実施可能
であるが、より好ましくは5〜20重量%の範囲であ
る。ラネーニッケルの種類としては、20〜50% Ni-
Al合金、Cr、Mo等の添加金属を含むものが使用可能であ
る。また安定化ニッケルの使用も可能である。ラネーニ
ッケルの展開の方法により収率にはさほど影響を与えな
いが、W−6の方法が最も良い結果を与えた。無論他の
展開方法でも十分活性を示す。
【0038】反応の際添加物としてアンモニア、三級ア
ミンが効果がある。三級アミンとしてはトリメチルアミ
ン、トリエチルアミン等が使用可能である。本添加物が
存在しないと目的アミンの他に二級アミンが副生する
が、その量はわずかであり、必須のものではない。アン
モニア、三級アミンの添加量はオキシム類(II)に対し
て0.01〜1.0重量倍程度が良く、これ以上過剰に
加えると別の副反応が促進され効果が無い。
【0039】本反応の収率をさらに向上させるために触
媒の活性化操作が非常に有効である。活性化操作とはオ
キシム類(II)と触媒を反応させる前に、触媒をオキシ
ム類(II)が非存在下の反応条件で水素と接触させる操
作である。本操作は通常10気圧以上〜反応条件下の水
素圧で、0.2〜2時間、80〜100℃の範囲で溶媒
中触媒の存在下に撹拌する。アンモニア等の添加物は存
在していてもかまわない。この操作後、オキシム類(I
I)を同一の溶媒に懸濁または溶解してオートクレーブ
に投入する。反応温度圧力に設定し反応を開始する。本
操作により、収率が向上するばかりでなく反応の再現性
が極めて良好となる。反応に供した触媒は再使用可能で
あり、ろ過、デカンテーションにより分離された触媒の
リサイクル反応でも本活性化操作の効果が認められた。
【0040】反応終了後は、放圧、冷却後、ろ過等によ
り触媒を除去し、ろ液を濃縮し、粗生成物として目的の
置換フェノキシエチルアミン類(III)を得ることができ
る。その後、蒸留または鉱酸と塩を形成させることによ
り精製が可能である。置換フェノキシエチルアミン類
(III)の鉱酸塩は、有機溶媒に溶けにくいので有機溶媒
中で鉱酸と反応させることにより容易に得ることができ
る。この鉱酸塩は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等
のアルカリ水溶液と接触させることにより容易に置換フ
ェノキシエチルアミン類(III)を遊離するので、分液、
抽出等の通常の操作で純度の高い置換フェノキシエチル
アミン類(III)を得ることができる。
【0041】置換フェノキシエチルアミン類(III)の例
としては、2−〔4−(2−エトキシエチル)フェノキ
シ〕−エチルアミン、2−〔4−(2−エトキシエチ
ル)−2−メチルフェノキシ〕−エチルアミン、2−
〔4−(2−エトキシエチル)−2−エチルフェノキ
シ〕−エチルアミン、2−〔2,3−ジメチル−4−
(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−エチルアミン、
2−〔2,5−ジメチル−4−(2−エトキシエチル)
フェノキシ〕−エチルアミン、2−〔2,6−ジメチル
−4−(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−エチルア
ミン、2−〔4−(2−メトキシエチル)フェノキシ〕
−エチルアミン、2−〔4−(2−メトキシエチル)−
2−メチルフェノキシ〕−エチルアミン、2−〔2−エ
チル−4−(2−メトキシエチル)フェノキシ〕−エチ
ルアミン、
【0042】2−〔2,3−ジメチル−4−(2−メト
キシエチル)フェノキシ〕−エチルアミン、2−〔2,
5−ジメチル−4−(2−メトキシエチル)フェノキ
シ〕−エチルアミン、2−〔2,6−ジメチル−4−
(2−メトキシエチル)フェノキシ〕−エチルアミン、
2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−エ
チルアミン、2−〔4−(2−ヒドロキシエチル)−2
−メチルフェノキシ〕−エチルアミン、2−〔2−エチ
ル−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−エチ
ルアミン、2−〔2,3−ジメチル−4−(2−ヒドロ
キシエチル)フェノキシ〕−エチルアミン、2−〔2,
5−ジメチル−4−(2−ヒドロキシエチル)フェノキ
シ〕−エチルアミン、2−〔2,6−ジメチル−4−
(2−ヒドロキシエチル)フェノキシ〕−エチルアミン
等をあげることができる。
【0043】
【実施例】次に実施例をあげてさらに詳しく本発明につ
いて説明する。
【0044】実施例1 2−〔2,3−ジメチル−4−(2−エトキシエチル)
フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム 1−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−(2−エト
キシエチル)−2,3−ジメチルベンゼン760gのメ
タノール溶液2.1リットルと、硫酸ヒドロキシルアミ
ン466gの2.1リットル水溶液の混合物を70℃に
加温した。この混合物に12N 硫酸をpHが0.5にな
るまで加え、激しく撹拌した。反応が進行するとともに
pHが低下するので、pHを0.5に保つように12N
水酸化ナトリウム水溶液を滴下した。HPLCで反応を
追跡し、添加率が95%を越えたなら、反応温度を室温
付近まで冷却した。通常10時間位反応時間が必要であ
る。ついで12N −NaOHによりpHを6.5にしてか
ら、生成固体をろ過した。ろ過物を温水1.0リットル
で洗浄後、減圧乾燥して目的物を得た。融点102〜1
05℃、取得量676g、純度93%、収率93%。 プロトンNMR(δ、CDCl3-DMSO-d6); 1.2(t, 3H, C-CH3),
2.2-2.25(6H, ArCH3,シン−アンチ異性体により4本の
ピークが観測される), 2.8(t, 2H, Ar-CH2), 3.4-3.6(2
組のd, 4H, CH 2 OCH 2), 4.55, 4.8(d, 2H, -CH2-C=N,シ
ン−アンチ異性体による), 6.67(t, 1H, ArH, シン−ア
ンチ異性体によりt になっている), 6.92(d, 1H, ArH),
6.89, 7.51(t, 合計1H, -CH=N,シン−アンチ異性体に
よる), 10.93、11.15(s, br, 合計1H, NOH)
【0045】実施例2 実施例1と同様に反応させて2−〔2,5−ジメチル−
4−(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−アセトアル
デヒドオキシムを合成した。 無色固体。融点66〜70℃、収率87%。
【0046】実施例3〜8 実施例1と同様にその100分の1のスケールで次の化
合物を合成した。但し、生成物が液体の場合には、ろ過
により単離せずに塩化メチレン50mlにより抽出後、乾
燥、濃縮、必要によりカラムクロマトグラフィーにより
精製し、目的物を得た。 カラムクロマトグラフィーの条件:ワコーゲルC20
0、溶離液 n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1。
【0047】実施例3 2−〔2,6−ジメチル−4−(2−メトキシエチル)
フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム 淡黄色オイル、収率91%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 2.25(s, 6H, ArCH3), 2.75
(t, 2H, ArCH2), 3.35(s, 3H, -OCH3), 3.58(t, 2H, CH
2 -OMe), 4.40, 4.67(それぞれd,合計2H, CH2C=N, シン
−アンチ異性体による), 6.85(s, 2H, ArH), 7.15, 7.6
9 (それぞれt,合計1H, -CH=N,シン−アンチ異性体によ
る), 7.65, 7.9(s, br, 合計1H, N=OH)
【0048】実施例4 2−〔4−(2−エトキシエチル)−2−エチルフェノ
キシ〕−アセトアルデヒドオキシム 淡黄色オイル、収率85%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 1.1-1.3(m, 6H, ArCH2CH 3 ,シ
ン−アンチ異性体による), 2.55-2.7(m, 2H, ArCH 2 Me),
2.8(t, 2H, Ar-CH 2 CH2-O), 3.51(q, 2H, OCH 2 CH3), 3.
60(t, 2H, ArCH2CH 2 -O), 4.52, 4.90 (それぞれd,合計
2H, OCH2=CN,シン−アンチ異性体による), 6.7-7.1(m,
約3.5H, ArH とCH=Nのシン−アンチ異性体どちらかのピ
ーク), 7.62(t,約0.5H, CH=Nのシン−アンチ異性体どち
らかのピーク), 7.8, 8.2(ともにs, br,合計1H、N=OH)
【0049】実施例5 2−〔2,3−ジメチル−4−(2−メトキシエチル)
フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム 無色固体、融点84〜85℃。収率90%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 2.15-2.25(シン−アンチ異性
体により4本のピーク, 6H, ArCH3), 2.90(t, 2H, ArCH
2), 3.35(s, 3H, OCH3), 3.52(t, 2H, MeOCH2), 4.51,
4.87(ともにd,合計2H, CH 2 -CH=N), 6.65(t, 1H, ArH),
6.98(d, 1H, ArH), 7.05, 7.65 (ともにt,合計1H, CH
=N), 8.25, 8.62(s, br,合計1H, N-OH)
【0050】実施例6 2−〔4−(2−エトキシエチル)フェノキシ〕−アセ
トアルデヒドオキシム 無色固体。融点78〜80℃(一部66〜70℃で融け
る)。収率86%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 1.22(t, 3H, -CH3), 2.85(t,
2H, ArCH2), 3.51(q,2H, Me-CH2), 3.60(t, 2H, ArC-C
H2-O), 4.65, 4.89(ともにd,合計2H, CH 2 CH=N), 6.8-
6.9(2組のd, 2H, ArH), 7.1-7.2(2組のd, 2H, ArH),
7.02, 7.62(ともにt,合計1H, CH=N), 8.12, 8.42 (と
もにs, br,合計1H, N-OH)
【0051】実施例7 2−〔4−(2−メトキシエチル)フェノキシ〕−アセ
トアルデヒドオキシム 無色固体。融点48〜50℃(一部42〜45℃で融け
る)。収率88%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 2.84(t, 2H, ArCH2), 3.38
(s, 3H, OCH3), 3.6(2組のt,合計2H, CH2-OMe), 4.61,
4.89(ともにd,合計2H, CH2-C=N),6.8-6.9(2組のd,合計
2H, ArH), 7.1-7.2(2組のd, 1H, ArH), 7.02-7.52(と
もにd,合計1H, CH=N), 8.95, 9.30(ともにs, br,合計1
H, NOH)
【0052】実施例8 2−〔2,6−ジメチル−4−(2−エトキシエチル)
フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム 淡黄色オイル、収率92%。 プロトンNMR(δ, CDCl3); 1.22(t, 3H, CH2-CH3), 2.26
(s, 6H, ArCH3), 2.80(t, 2H, ArCH2), 3.52(q, 3H, OC
H 2 CH3), 3.60(t, 2H, ArCH2CH 2 ), 4.40, 4.68(それぞ
れd,合計2H, CH2C=N, シン−アンチ異性体による), 6.8
5(s, 2H, ArH),7.17, 7.68(それぞれt,合計1H, -CH=N,
シン−アンチ異性体による), 8.13, 8.4(s, br, 合計1
H, N=OH)
【0053】参考例1 出発原料の置換フェノキシアセトアルデヒドジアルキル
アセタール類は、次の例に従って、それぞれ対応するp
−ブロモフェノキシアセトアルデヒドジアルキルアセタ
ール類から製造した。 1−(2,2−ジメトキシエトキシ)−4−(2−エト
キシエチル)−2,3−ジメチルベンゼン 4−ブロモ−1−(2,2−ジメトキシエトキシ)−
2,3−ジメチルベンゼン5.0gと金属マグネシウム
0.5gから、テトラヒドロフラン30ml中で常法によ
りグリニャール反応を行った後、50℃の反応温度でエ
チレンオキシド1.0gを吹込んだ。さらに同温度で2
時間撹拌した。テトラヒドロフランを減圧下に除去し、
残渣にトルエン50mlおよび1−N塩酸50mlを加え分
液した。有機層を水洗後、20%水酸化ナトリウム5m
l、ジエチル硫酸4.0gおよびテトラブチルアンモニ
ウムクロライド0.3gを加え40℃で5時間加熱、撹
拌した。冷却後トルエン層を水洗、乾燥後減圧下で濃縮
した。得られたオイルをカラムクロマトグラフィー(ワ
コーゲルC−200、溶離液 n−ヘキサン:酢酸エチ
ル=10:1)で精製し、目的物3.5gを得た。
【0054】他の出発原料も上記方法と同様に合成し
た。但しメトキシエチル誘導体を製造する場合(実施例
3、5、7)では、ジエチル硫酸に替えてジメチル硫酸
を使用した。
【0055】各出発原料はプロトンNMRスペクトルで
確認した。
【0056】比較例1 特開昭61−260054号に記載の方法に準じて硫酸
ヒドロキシルアミンと1−(2,2−ジメトキシエトキ
シ)−4−(2−エトキシエチル)−2,3−ジメチル
ベンゼンを反応させた。6時間後でも反応収率は5%以
下であった。同様に塩酸ヒドロキシルアミンを用いて反
応させた。4時間後の反応収率は65%であり、副生物
が非常に多いため結晶化せず、カラムクロマトグラフィ
ーで精製しなければならなかった(添加率はほぼ100
%であった)。
【0057】参考例2 20リットルオートクレーブに調製したラネーニッケル
(50%合金として50g)、メタノール10リットル
および液体アンモニア1.5kgを入れた。水素圧20at
m にしたのち、撹拌下100℃に加温し、1時間撹拌し
た。こうして得られた活性化ラネーニッケルの混合物に
2−〔2,3−ジメチル−4−(2−エトキシエチル)
フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシム820gを入
れた。水素圧が20atm になるまで注入し、100℃で
加温撹拌した。水素の吸収は80℃位から始まる。圧力
が低下したら水素を注入して20atm を保つようにし
た。約0.5〜2.5時間で理論量の水素の吸収が終わ
ったので、冷却放圧後セライトを敷いたヌッチェでろ過
し、触媒を除いた。ろ液を減圧濃縮し、粗生成物を得
た。収率85〜93%。粗生成物を蒸留し、精製して2
−〔2,3−ジメチル−4−(2−エトキシエチル)フ
ェノキシ〕−エチルアミン(沸点170〜175℃/1
mmHg)を得た。ラネーニッケルの調製方法は次のように
して行った。50%ラネーニッケル合金50gを1リッ
トルの30重量%水酸化ナトリウム水溶液に温度が80
〜90℃を保つように加えた。加え終わった後、80℃
で1時間撹拌し、pH7付近まで蒸留水で洗浄した(5
00mlで15回)。ついでメタノール500mlで5回洗
浄して使用した。
【0058】参考例3 液体アンモニアの替わりにトリエチルアミン5gを使用
した以外は、参考例2と同様にその100分の1のスケ
ールで行った。収率88%。
【0059】参考例4 液体アンモニアの量が4gである以外は、参考例2と同
様にその50分の1のスケールで行った。収率85%。
【0060】参考例5〜7 ラネーニッケルの量(50%合金として)を次のように
変更して、参考例2と同様に行った。
【0061】
【表1】
【0062】参考例8、9、10 ラネーニッケル調製時の水酸化ナトリウム濃度を次のよ
うに変更した以外は、参考例2と同様に行った。
【0063】
【表2】
【0064】参考例11 ラネーニッケルの再使用を目的に、参考例2の反応終了
後、反応溶液の85%をデカンテーションによって除き
(触媒はなるべく除かない様にした)、新たに最初と同
量の2−〔2,3−ジメチル−4−(2−エトキシエチ
ル)フェノキシ〕−アセトアルデヒドオキシムの15%
アンモニアメタノール懸濁液8.5リットルを入れ、再
び水素を20atm まで注入し反応させた。この操作を6
回繰り返した。各操作ごとの収率は、1回目88%、2
回目83%、3回目82%、4回目80%、5回目80
%、6回目81%であった。
【0065】参考例12〜28 オキシム類(II)として次の化合物を参考例2と同様
に、その100分の1のスケールで反応させた。対応す
る置換フェノキシエチルアミン類(III)が得られた。
【0066】
【表3】
【0067】各生成物はカラムクロマトグラフィー(キ
ーゼルゲル60、溶離液メタノール:酢酸エチル=1:
3)によって精製し、プロトンNMRスペクトルによっ
て同定した。
【0068】参考例19 反応の水素圧を70気圧とした以外は、参考例2と同様
にその50分の1のスケールで行った。収率93%。
【0069】参考例20 反応の水素圧を50気圧とした以外は、参考例2と同様
にその50分の1のスケールで行った。収率90%。
【0070】参考例21 ラネーニッケルの替わりに、安定化ニッケルを用いて参
考例17と同様に行った。この場合には活性化操作は行
わなかった。収率65%。
【0071】参考例22 ラネーニッケルに2%のクロムを含有する触媒を使用し
た以外は、参考例2と同様にその50分の1のスケール
で実施した。収率82%。
【0072】比較例2 参考例2においてラネーニッケルの替わりに、5%パラ
ジウム−炭素2gを用い、その50分の1のスケールで
行ったところ、目的物は全く生成せず、副生物が多量に
生成した。
【0073】比較例3 参考例2においてラネーニッケルの替わりに、5%パラ
ジウム−炭素2gを用い、溶媒として5%塩酸−エタノ
ールを用いて、その50分の1のスケールで実施したと
ころ、目的物の塩酸塩が50%の収率で得られた。
【0074】比較例4 参考例2においてラネーニッケルの替わりに、ラネーコ
バルトを用い、その50分の1のスケールで実施したと
ころ、目的物が60%の収率で得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉井 清隆 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内 (72)発明者 弘津 健二 山口県宇部市大字小串1978番地の5 宇部 興産株式会社宇部研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 【化1】 (式中、R1 及びR2 はそれぞれ水素原子又は低級アル
    キル基を表し、R6 は低級アルキル基を表す)で示され
    る置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類。
  2. 【請求項2】 R1 が低級アルキル基である、請求項1
    に記載の置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類。
  3. 【請求項3】 R2 が低級アルキル基である、請求項1
    に記載の置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類。
  4. 【請求項4】 R2 が3位に置換した低級アルキル基で
    ある、請求項3に記載の置換フェノキシアセトアルデヒ
    ドオキシム類。
  5. 【請求項5】 R1 、R2 及びR6 がそれぞれメチル基
    又はエチル基である、請求項1に記載の置換フェノキシ
    アセトアルデヒドオキシム類。
  6. 【請求項6】 R1 がメチル基であり、R2 が3位に置
    換したメチル基である、請求項1に記載の置換フェノキ
    シアセトアルデヒドオキシム類。
  7. 【請求項7】 R6 がエチル基である、請求項6に記載
    の置換フェノキシアセトアルデヒドオキシム類。
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