JPH0872849A - 蓋及びその原板 - Google Patents

蓋及びその原板

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JPH0872849A
JPH0872849A JP23968894A JP23968894A JPH0872849A JP H0872849 A JPH0872849 A JP H0872849A JP 23968894 A JP23968894 A JP 23968894A JP 23968894 A JP23968894 A JP 23968894A JP H0872849 A JPH0872849 A JP H0872849A
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JP
Japan
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groove
tip
grooves
center
arc
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Application number
JP23968894A
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English (en)
Inventor
Koichi Inaba
幸一 稲葉
Isao Kuwabara
功 桑原
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Nippon Straw Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Pax Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い周壁付の蓋であって、整った外形を備
え、容器との着脱具合も良く、鮮明な印刷を行え、耐湿
性等にも優れている蓋を提供するとともに、この蓋の原
板を提供する。 【構成】 板紙に樹脂をラミネートした積層シートに円
周状の外周からその中心に向かって長さの違う略長方形
状の細い溝を交互に配列して設けてある一方、この溝ど
うしの間隔を規則的に定めてある原板から成り、この円
板状の原板を上記の溝に沿って絞り込んで天面部を周回
する周壁を設けて、この周壁の下方部を内側に折り返し
て、周壁の内面を周回する内側面部を設けて構成してあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、板紙に樹脂をラミネー
トした積層シートに溝を規則的に設けた原板から絞り込
み加工により構成した周壁付の蓋及びその原板を提供す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、紙をベースにした原材から構成し
た蓋は広く知られている。例えば、厚紙から成る密閉蓋
及びその製造方法(特開平4ー239441号)では、
缶または缶状の容器用の厚紙から成る密閉蓋において、
オーバーラップ型蓋または取付蓋の周回するフランジの
稜を補強し周回する安定リングが設けられ、該安定リン
グが周回するフランジの内面及び/または外面に接着及
び/または溶接により固定されている蓋が提案されてい
る。従来、紙をベースにした原板から構成した周壁付の
蓋においては、周壁に設けられた単純な構成の溝によ
り、蓋の外形を整えようとしていた。また、周壁付の蓋
を外形を整えて構成するために必要な溝の形状やその配
列等に関しての詳細な構成は知られていなかった。紙を
ベースにした原板に関しても、上記の溝の構成に関して
詳細な知見や事例はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、周壁付の蓋は、
板紙をベースに溝を設けた原板から、この溝に沿った絞
り込み加工により構成しているが、しかし、従来の溝は
原板に適当に設けてあるにすぎないため、蓋の天面部と
周壁との縁や周壁の表面及び内面とに原板が不規則に重
なり合ってしまい、形状の整った蓋が構成できないとい
う問題点があった。特に、深い絞りの蓋では周壁が高く
なっており、上記の形状の乱れが大きくなるという問題
点があった。この形状の乱れは蓋の外観を損ねるととも
に、蓋と容器との着脱具合を不安定にするという問題点
があった。
【0004】高い周壁であっても、周壁や周壁の内面を
周回する内側面部の形状が良く整っており、容器との着
脱具合のよい蓋が求められているという課題があっ
た。。
【0005】厚紙から成る蓋は、吸湿性があるため、湿
度の高い時期での貯蔵において、内容物に湿気が移る危
険があるという問題点があった。また、厚紙から成る蓋
では、外力を受けたさいに変形し易いという問題点があ
った。
【0006】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ため、高い周壁付の蓋であって、整った外形を備え、容
器との着脱具合も良く、鮮明な印刷を行え、耐湿性等に
も優れている蓋を提供するとともに、この蓋の原板を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の蓋は、上記の目
的を達成するため、板紙に樹脂をラミネートした積層シ
ートに円周状の外周からその中心に向けて長さの違う略
長方形状の溝を交互に配列して外周を周回するように設
ける一方、この溝どうしの間隔を規則的に定めてある円
板状の原板から成り、この円板状の原板を上記の溝に沿
って絞り込んで天面部を周回する周壁を設けて、この周
壁の下方部を内側に折り返して、周壁の内面を周回する
内側面部を設けて構成してあることを特徴とする。
【0008】長手の溝と中手の溝とを、外周を基端とし
先端を中心に向けて、隣接する長手の溝の間に中手の溝
を位置させて配列して設けてある一方、この長手の溝は
先端においては該溝の中心線どうしの間隔を外周の中心
を軸として該溝の先端に接する円弧で10ミリメートル
以下の長さにしてあり、中手の溝の先端においては該溝
の縁とそれに相対する両側の長手の溝の縁までの間隔ど
うしの和を、外周の中心を軸として中手の溝の先端に接
する円弧で10ミリメートル以下の長さにしてあるとと
もに、溝の基端においては長手の溝と中手の溝との相対
する縁間の間隔の和を外周の円弧で10ミリメートル以
下の長さにしてあることを特徴とする。
【0009】長手の溝と中手の溝及び短手の溝とを、外
周を基端とし先端を中心に向けて、隣接する長手の溝の
間に中手の溝を位置させ、長手の溝と中手の溝との間そ
れぞれに短手の溝を位置させて配列して設けてある一
方、この長手の溝の先端においては該溝の中心線どうし
の間隔を、外周の中心を軸としこの先端に接する円弧で
10ミリメートル以下の長さにしてあり、中手の溝の先
端においては該溝の縁とそれに相対する両側の長手の溝
の縁までの間隔どうしの和を、外周の中心を軸として中
手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以下の長
さにしてあるとともに、短手の溝の先端それぞれにおい
ては、該溝の縁とそれに相対する長手の溝の縁及び中手
の溝の縁までの間隔との総和を、外周の中心を軸として
短手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以下の
長さにしてあり、かつ溝の基端においては、隣接する長
手の溝とこれに挟まれた中手の溝及び短手の溝との相対
する縁間の間隔の総和を外周の円弧で10ミリメートル
以下の長さにしてあることを特徴とする。
【0010】周壁の内面に内側面部を接着してあること
を特徴とする。周壁の内面を周回する内側面部に内向き
リブを設けてあることを特徴とする。板紙の表面にポリ
プロピレン樹脂、高密度ポリエチレン樹脂のいずれかを
ラミネートしてあることを特徴とする。板紙の裏面に、
低密度ポリエチレン樹脂をラミネートしてあることを特
徴とする。この低密度ポリエチレン樹脂が直鎖状低密度
ポリエチレン樹脂であると好ましい。
【0011】本発明の蓋の原材は、板紙に樹脂をラミネ
ートした積層シートに円周状の外周からその中心に向け
て長さの違う略長方形状の溝を交互に配列して外周を周
回するように設け、この溝どうしの間隔を規則的に定め
て構成してあることを特徴とする。
【0012】
【作用】板紙に樹脂をラミネートした積層シートに円形
状の外周からその中心に向けて長さの違う略長方形状の
溝を交互に配列して外周を周回するように設け、この溝
どうしの間隔を規則的に定めてある円板状の原板から成
り、この円板状の原板を上記の溝に沿って絞り込んで天
面部を周回する周壁を設けて、この周壁の下方部を内側
に折り返して、周壁の内面を周回する内側面部を設けて
構成してあるから、高い周壁を設けた蓋であっても、外
形の整った形状の蓋を構成する。板紙に樹脂をラミネー
トした積層シートに円形状の外周からその中心に向けて
長さの違う長方形状の溝を交互に配列して外周を周回す
るように設け、この溝どうしの間隔を規則的に定めて構
成してあるから、この積層シート状の原板から上記の蓋
を構成できる。
【0013】
【実施例】本発明の蓋を以下、図1と図2を用いて説明
する。この蓋は、円状の天面部1と、この天面部1を周
回する垂直状に垂下した周壁2と、この周壁2の内面を
周回する内側面部3から構成してある。この天面部1の
外径は93ミリメートル、周壁2の高さが12ミリメー
トルあり、やや深い絞り加工により構成してある。そし
て、この周壁2の表面には、長手の溝4と中手の溝5と
の先端側が線状に縮幅して規則的に並んで起立してお
り、周壁2の表面は、きわめて良く整った形状になって
いる。内側面部3の表面には、長手の溝4と中手の溝5
との基端側が起立して規則的に折り込まれており、内側
面部3の表面はきわめて良く整った形状になっている。
【0014】上記の蓋は、平方メートル当たり370グ
ラムの板紙の表面に厚さ20ミクロンのポリプロピレン
樹脂をラミネートし、同じく裏面に厚さ18ミクロンの
低密度ポリエチレン樹脂あるいは直鎖状低密度ポリエチ
レン樹脂をラミネートした積層シートに、略長方形状の
細い長手の溝4と、同じく中手の溝5とを外周6を基端
として、その先端を外周6の中心に向けて交互に配列し
て外周6を周回するように設けてある原板から構成して
ある。
【0015】図3は、上記の積層シートを外周6に沿っ
て打ち抜いた円板状の原板である。図4は、図3中の隣
接する長手の溝4と、この長手の溝4の間に位置してい
る中手の溝5との拡大図である。図中、隣接している長
手の溝4はその先端aにおいて、長手の溝4の中心線4
Bどうしの間隔を、外周6の中心を軸として、長手の溝
4の先端aに接する円弧Aに沿って10ミリメートル以
下の長さにしてある。
【0016】中手の溝5の先端bにおいては、その両側
に長手の溝4が位置しており、この中手の溝5の縁5
A、5Aとそれに相対する両側の長手の溝4の縁4A、
4Aとの間隔どうしの和を、外周6の中心を軸とし、中
手の溝4の先端bに接する円弧B、Bに沿って10ミリ
メートル以下の長さにしてある。
【0017】長手の溝4と中手の溝5の基端において
は、上記の場合と同様に、長手の溝4と中手の溝5との
相対する縁4A、5Aの間の間隔の和を外周6の円弧
C、Cに沿って10ミリメートル以下の長さにしてあ
る。上記の関係を数式を用いて示せば、 10mm≧A≧2B≧2C 、となる。また、この円板状の原板には、上記の溝の他
に、長手の溝4の先端に接している円周状の内周線7
と、中手の溝5の先端近くを横切る円周状の中間線8と
を設けてある。これら内周線7及び中間線8はそれぞれ
内周溝及び中間溝としてもよい。
【0018】上記の円板状の原板を、長手の溝4と中手
の溝5とに沿って絞り込んで、内周線7を天面部1の縁
として天面部1を周回する周壁2を設けて、さらに、こ
の周壁2の下方部を中間線8を境にして内側に折り返し
て内側面部3を設けてあり、この中間線8が周壁2の下
縁になっている。ここで、長手の溝4と中手の溝5との
先端側は縮幅して周壁2の表面に位置しており、長手の
溝4と中手の溝5との基端側は、規則的に折り込まれて
内側面部3の表面に位置している。この実施例では、上
記の円弧A及び円弧Bの和、円弧Cの和を共に5ミリメ
ートルの長さとした原板を用いて上記の蓋を構成してあ
る。この蓋は、天面部1と周壁2及び内側面部3の表面
はポリプロピレン樹脂または高密度ポリエチレン樹脂の
ラミネート層になっており、同じく内面は低密度ポリエ
チレン樹脂あるいは直鎖状低密度ポリエチレン樹脂のラ
ミネート層になっている。
【0019】なお、蓋を円形状に仕上げるためには、上
記の溝どうし間の間隔を、上記の円弧の長さで5ミリメ
ートル程度にすることが望ましい。しかし、この円弧が
10ミリメートルを越えると、蓋が多角形状となり好ま
しくない。また、蓋の天面部や周壁のサイズ、板紙や樹
脂層の厚さは、上記の例に限らない。
【0020】周壁2の内面に内側面部3の内面を比較的
低温度及び中低圧の重合圧により接着あるいはスポット
接着してある。蓋の内面は融点が比較的低い低密度ポリ
エチレン樹脂のラミネート層であるから、上記のヒート
シールにさいし、板紙の微細空洞の中の空気が膨張して
膨らみを生ずることなく、またそれに伴って樹脂屑等が
突出することはなく、周壁2の内面と、内側面部3の表
面とを平滑に仕上げることができる。上記と同様にし
て、この内側面部に形状の整った内向きリブ9を容易に
設けることができる。この内向きリブ9は、内側面部3
の上縁に設けることが望ましい。そのために、圧接ロー
ラーによって圧接作業をするさい、内側面部3の上縁に
ローラー圧を与えないように構成することができ、これ
によって樹脂屑等の発生も防止できる。
【0021】図5は、円板状の別の原板を示す。この原
板は、平方メートル当たり370グラムの板紙の表面に
厚さ20ミクロンのポリプロピレン樹脂または光沢性の
高密度ポリエチレン樹脂をラミネートし、同じく裏面に
厚さ18ミクロンの低密度ポリエチレン樹脂あるいは直
鎖状低密度ポリエチレン樹脂をラミネートした積層シー
トを外周20に沿って打ち抜いたものである。この原板
には、長方形状の細い長手の溝21と、同じく中手の溝
22と、同じく短手の溝23とを、外周20を基端とし
先端を外周20の中心に向けて交互に配列して外周20
を周回するように設けてあり、さらに、この3種類の溝
間の間隔を規則的に定めてある。
【0022】図6は、上記の隣接する長手の溝21、2
1と、この長手の溝21、21の間に位置した中手の溝
22と、長手の溝21と中手の溝22との間それぞれに
位置している短手の溝23、23との拡大図である。隣
接する長手の溝21、21は、その先端において、長手
の溝21の中心線21Bどうしの間隔を、外周20の中
心を軸として長手の溝21の先端に接する円弧Dに沿っ
て10ミリメートル以下の長さにしてある。
【0023】中手の溝22の先端においては、その両側
に長手の溝21、21が位置しており、この中手の溝2
2の縁22A、22Aとそれに相対する長手の溝21の
縁21A、21Aとの間隔どうしの和を、外周20の中
心を軸として中手の溝22の先端に接する円弧E、Eに
沿って10ミリメートル以下の長さにしてある。
【0024】短手の溝23の先端においては、短手の溝
23の縁23A、23Aとそれに相対する長手の溝21
の縁21Aと、中手の溝22の縁22Aまでの4箇所の
間隔の総和を、外周20の中心を軸として短手の溝23
の先端に接する円弧(F、F、F、F)に沿って10ミ
リメートル以下の長さにしてある。溝の基端において
は、上記と同様に隣接する長手の溝21、21とこれに
挟まれた中手の溝22及び、短手の溝23、23との相
対する縁(21A、22A、23A)間の4箇所の間隔
の総和を、外周20の円弧(G、G、G、G)に沿って
10ミリメートル以下の長さにしてある。上記の関係を
数式を用いて示せば、 10mm≧D≧2E≧4F≧4G 、となる。この原板には、上記の溝のほかに、外周20
の中心を軸として、長手の溝21の先端に接する内周線
28及び、短手の溝23の先端に接する中間線29とを
設けてある。これらの内周線及び中心線は内周溝及び中
間溝としてもよい。
【0025】前述した蓋よりも、さらに深い絞りの蓋を
構成するには、上記の原板が適している。すなわち、天
面部の外径が93ミリメートルであって、周壁の高さが
中間溝29を内側に折り返す前の長さで58ミリメート
ルにも達するきわめて深い絞りの蓋を上記の原板から容
易に構成できる。しかも周壁を含めて蓋全体は前述の蓋
の場合と同様にきわめて良く整った外形になっている。
【0026】
【発明の効果】本発明の蓋は、板紙に樹脂をラミネート
した積層シートに円周状の外周からその中心に向けて長
さの違う略長方形状の細い溝を交互に配列して外周を周
回するように設けてある一方、この溝どうしの間隔を規
則的に定めてある円板状の原板から成り、この円板状を
上記の溝に沿って絞り込んで天面部を周回する周壁を設
けて、この周壁の下方部を内側に折り込んで、周壁の内
面を周回する内側面部を構成してあるから、周壁付の整
った外形の蓋であって、容器との着脱具合が良い蓋を提
供できる効果を有する。
【0027】長手の溝と中手の溝との間隔を、この双方
の溝の先端及び基端において、外周の中心を軸とした円
弧の長さで10ミリメートル以下にした原板から構成し
てあるから、周壁の表面は長手の溝と中手の溝との先端
側が線状に縮幅して規則的に並んで起立しており、内側
面部の表面は長手の溝と中手の溝との基端側が規則的に
折り込まれている良く整った形状の高い周壁を形成でき
る効果を有する。また、長手の溝と中手の溝及び短手の
溝との間隔を、これらの先端及び基端において、外周の
中心を軸とした円弧の長さで10ミリメートル以下にし
た原板から構成してあるから、きわめて高い周壁であっ
て、周壁の表面と内側面部の表面とが上記と同様に規則
的に良く整った周壁を形成できる効果を有する。
【0028】蓋の表面は、ポリプロピレン樹脂又は高密
度ポリエチレン樹脂のラミネート層であるから、鮮明な
印刷が行えて、耐湿性等に優れる蓋を提供できる効果を
有する。蓋の裏面は、低密度ポリエチレン樹脂あるいは
直鎖状低密度ポリエチレン樹脂のラミネート層であるか
ら、周壁と内側面部との接着が平滑な仕上がりにできる
とともに、内側面部に形状の整った内向きリブを形成で
きる効果を有する。
【0029】本発明の蓋の原板は、板紙に樹脂をラミネ
ートした積層シートに円周状の外周からその中心に向け
て長さの違う略長方形状の細い溝を交互に配列して外周
を周回するように設け、この溝どうしの間隔を規則的に
定めて構成してあるから、上記の蓋の構成材となる積層
シート状の原板を提供できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の蓋を示す一部欠切の斜面図
【図2】図1に示す蓋の側面を示す一部断面の側面図
【図3】本発明の蓋の原板を示す平面図
【図4】図3の一部分を拡大して示す拡大図
【図5】蓋の原板の別の実施例を示す平面図
【図6】図5の一部分を拡大して示す拡大図
【符号の説明】
1 天面部 2 周壁 3 内側面部 4 長手の溝 5 中手の溝 6 外周 20 別の実施例の外周 21 長手の溝 22 中手の溝 23 短手の溝 A 円弧 B 円弧 C 円弧 D 円弧 E 円弧 F 円弧 G 円弧
【手続補正書】
【提出日】平成6年10月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項8
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板紙に樹脂をラミネートした積層シート
    に円周状の外周からその中心に向けて長さの違う略長方
    形状の溝を交互に配列して外周を周回するように設けて
    ある一方、この溝どうしの間隔を規則的に定めてある円
    板状の原板から成り、この円板状の原板を上記の溝に沿
    って絞り込んで天面部を周回する周壁を設けて、この周
    壁の下方部を内側に折り返して、周壁の内面を周回する
    内側面部を設けて構成してあることを特徴とする蓋。
  2. 【請求項2】 長手の溝と中手の溝とを、外周を基端と
    し先端を中心に向けて、隣接する長手の溝の間に中手の
    溝を位置させて配列して設けてある一方、この長手の溝
    の先端においては該溝の中心線どうしの間隔を外周の中
    心を軸として該溝の先端に接する円弧で10ミリメート
    ル以下の長さにしてあり、中手の溝の先端においては該
    溝の縁とそれに相対する両側の長手の溝の縁までの間隔
    どうしの和を、外周の中心を軸として中手の溝の先端に
    接する円弧で10ミリメートル以下の長さにしてあると
    ともに、溝の基端においては、長手の溝と中手の溝との
    相対する縁間の間隔の和を外周の円弧で10ミリメート
    ル以下の長さにしてあることを特徴とする原板から構成
    してある請求項1記載の蓋。
  3. 【請求項3】 長手の溝と中手の溝及び短手の溝とを、
    外周を基端とし先端を中心に向けて、隣接する長手の溝
    の間に中手の溝を位置させ、長手の溝と中手の溝との間
    それぞれに短手の溝を位置させて配列して設けてある一
    方、この長手の溝の先端においては該溝の中心線どうし
    の間隔を、外周の中心を軸としこの先端に接する円弧で
    10ミリメートル以下の長さにしてあり、中手の溝の先
    端においては該溝の縁とそれに相対する両側の長手の溝
    の縁までの間隔どうしの和を、外周の中心を軸として中
    手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以下の長
    さにしてあるとともに、短手の溝の先端それぞれにおい
    ては、該溝の縁とそれに相対する長手の溝の縁及び中手
    の溝の縁までの間隔との総和を、外周の中心を軸として
    短手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以下の
    長さにしてあり、かつ溝の基端においては、隣接する長
    手の溝とこれに挟まれた中手の溝及び短手の溝との相対
    する縁間の間隔の総和を外周の円弧で10ミリメートル
    以下の長さにしてあることを特徴とする原板から構成し
    てある請求項1記載の蓋。
  4. 【請求項4】 周壁の内面に内側面部を接着してあるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載のいずれかの蓋。
  5. 【請求項5】 周壁の内面を周回する内側面部に内向き
    リブを設けてあることを特徴とする請求項1乃至4記載
    のいずれかの蓋。
  6. 【請求項6】 板紙の表面にポリプロピレン樹脂、高密
    度ポリエチレン樹脂のいずれかをラミネートしてあるこ
    とを特徴とする原板から構成してある請求項1乃至5記
    載のいずれかの蓋。
  7. 【請求項7】 板紙の裏面に低密度ポリエチレン樹脂を
    ラミネートしてあることを特徴とする原板から構成して
    ある請求項1乃至5記載のいずれかの蓋。
  8. 【請求項8】 上記低密度ポリエチレン樹脂が直鎖状ー
    ト低密度ポリエチレン樹脂である請求項7記載の蓋。
  9. 【請求項9】 板紙に樹脂をラミネートした積層シート
    に円周状の外周からその中心に向けて長さの違う略長方
    形状の溝を交互に配列して外周を周回するように設け、
    この溝どうしの間隔を規則的に定めて構成してあること
    を特徴とする蓋の原板。
  10. 【請求項10】 長手の溝と中手の溝とを、外周を基端
    とし先端を中心に向けて、隣接する長手の溝の間に中手
    の溝を位置させて配列して設けてある一方、この長手の
    溝の先端においては該溝の中心線どうしの間隔を外周の
    中心を軸として該溝の先端に接する円弧で10ミリメー
    トル以下の長さにしてあり、中手の溝の先端においては
    該溝の縁とそれに相対する両側の長手の溝の縁までの間
    隔どうしの和を、外周の中心を軸として中手の溝の先端
    に接する円弧で10ミリメートル以下の長さにしてある
    とともに、溝の基端においては、長手の溝と中手の溝と
    の相対する縁間の間隔の和を外周の円弧で10ミリメー
    トル以下の長さにしてあることを特徴とする請求項8記
    載の蓋の原板。
  11. 【請求項11】 長手の溝と中手の溝及び短手の溝と
    を、外周を基端とし先端を中心に向けて、隣接する長手
    の溝の間に中手の溝を位置させ、長手の溝と中手の溝と
    の間それぞれに短手の溝を位置させて配列して設けてあ
    る一方、この長手の溝の先端においては該溝の中心線ど
    うしの間隔を、外周の中心を軸としこの先端に接する円
    弧で10ミリメートル以下の長さにしてあり、中手の溝
    の先端においては該溝の縁とそれに相対する両側の長手
    の溝の縁までの間隔どうしの和を、外周の中心を軸とし
    て中手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以下
    の長さにしてあるとともに、短手の溝の先端それぞれに
    おいては、該溝の縁とそれに相対する長手の溝の縁及び
    中手の溝の縁までの間隔との総和を、外周の中心を軸と
    して短手の溝の先端に接する円弧で10ミリメートル以
    下の長さにしてあり、かつ溝の基端においては、隣接す
    る長手の溝とこれに挟まれた中手の溝及び短手の溝との
    相対する縁間の間隔の総和を外周の円弧で10ミリメー
    トル以下の長さにしてあることを特徴とする請求項8記
    載の蓋の原板。
  12. 【請求項12】 板紙の表面にポリプロピレン樹脂、高
    密度ポリエチレン樹脂のいずれかをラミネートしてある
    ことを特徴とする請求項8乃至10記載のいずれかの蓋
    の原板。
  13. 【請求項13】 板紙の裏面に低密度ポリエチレン樹脂
    をラミネートしてあることを特徴とする請求項8乃至1
    0記載のいずれかの蓋の原板。
  14. 【請求項14】 上記低密度ポリエチレン樹脂が直鎖状
    ート低密度ポリエチレン樹脂である請求項13記載の原
    板。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001088819A (ja) * 1999-07-22 2001-04-03 Dainippon Printing Co Ltd 蓋 体
JP2007099394A (ja) * 2005-09-12 2007-04-19 Solo Cup Japan:Kk 改ざん防止用蓋及びその原板
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