JP2007099394A - 改ざん防止用蓋及びその原板 - Google Patents
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Abstract
【課題】 蓋を開放すれば開放したことが一目瞭然と判明する改ざん防止機能付きの蓋及びその原板を提供するものである。
【解決手段】 板紙に合成樹脂をラミネートした積層シートに円周状の外周から中心に向けて溝6,7を等間隔に配列して外周を周回するように溝状域8を設けた原板からなり、この円板状の原板を上記溝状域8に沿って絞り込んで天面部1を周回する周壁2を設け、この周壁2の下方部を内側に折り返して、周壁8の内面を周回する内側面部3を設けて構成してあり、上記周壁2に上記溝6,7と平行する複数本の切り込み線4,5を間隔をおいて設けてあることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、この点に鑑み、蓋を開放すれば開放したことが一目瞭然と判明する改ざん防止機能付きの蓋及びその原板を提供するものである。
上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁にまで達せず、周壁及び内側面部の下縁に切り込み線が存在しない構成であることを特徴とするものである。
上記溝が長手の溝と短手の溝とが交互に配列してあるとよい。
また、上記切り込み線が上記溝と一致して設けてあるとよい。
さらに、上記内側面部の上縁が内向きに折り曲げられているとよい。
上記膨出部を上記溝と平行して設け、膨出部の間隔を等間隔にしてある。
上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁にまで達せず、周壁及び内側面部の下縁に切り込み線が存在しない構成であることを特徴とするものである。
さらに、本発明改ざん防止用蓋は、上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁に達する短い下部切り込み線と、この周壁及び内側面部に該下部切り込み線の延長上に切り込み線のない部分を介在して上部切り込み線を設けてあることを特徴とする。
さらに、本発明改ざん防止用蓋は、上記切り込み線が上記溝と一致して設けてあるから、溝の加工と切り込み線の加工とを同時加工することができる効果がある。
また、本発明改ざん防止用蓋は、上記内側面部の上縁が内向きに折り曲げられているから、容器の上部フランジが上記内側面部の上縁と係合し、切り込み線位置での引き裂きが確実になる効果がある。
また、本発明改ざん防止用蓋は、上記膨出部を上記溝と平行して設け、膨出部の間隔を等間隔にしてあるから、容器に蓋を施した際、蓋の周壁が容器に対して均等に強く施される効果がある。
さらに、本発明改ざん防止用蓋は、上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁にまで達せず、周壁及び内側面部の下縁に切り込み線が存在しない構成であるから、蓋が容器に強く施された状態で、需要者が蓋を容器から開放する際に周壁を横方向に引いて蓋を開けようとするから、切り込み線の中間位置で引き裂かれることになり、蓋が開放された事実が明らかに残り、改ざん防止機能を発揮する効果がある。
周壁2の切り込み線4と内側面部3の切り込み線5とは一部重なっているが、この切り込み線4,5が周壁2及び内側面部3の下縁にまで達せず、周壁2及び内側面部3の下縁に切り込み線が存在しない構成となっている。
この周壁2の表面には、長手の溝6と短手の溝7が線状に縮幅して規則的に並んで起立しており、周壁2の表面は、きわめてよく整った形状になっている。内側面部3の表面もきわめてよく整った形状になっている。
この溝状域8に等間隔に複数本(好ましくは4本から8本)の切り込み線4,5を長手の溝6と短手の溝7に平行して設けてある。好ましくはこの切り込み線を長手の溝6又は短手の溝7と一致させて設けるとよいが、必ずしも一致させることはない。この切り込み線4と5は中間の位置で分離してあり、この構成によって切り込み線4と5が、周壁2及び内側面部3の下縁にまで達せず、周壁2及び内側面部3の下縁に切り込み線が存在しない構成とすることができる。
周壁2の内面に内側面部3の内面を比較的低温及び中低圧の重合圧により接着してある。この内側面部に上縁が内向きに折り曲げられて形成したリブ12を設けてある。
そこで一度、改ざん防止用蓋を容器から開放する際には、通常蓋全体を把持して水平状態のまま上方に開放することはなく、図4に示すように蓋の一個所を持って側方又は斜め上方に向けて開放するから、蓋の周壁2は切り込み線4、5箇所で分離することになる。
従って蓋が一度開放された痕跡が明らかに残され、確実に改ざん防止機能を発揮する。
この実施例3の構成では、蓋の内側面部に内向きに膨らむ多数の膨出部を設けてあるから、施蓋する際に短い下部切り込み線15に力がかかることなく、上部切り込み線が引き裂かれることなく施蓋が可能である。この施蓋状態で蓋を開放すると、上記下部切り込み線15から上部切り込み線17に容易に引き裂き力がかかり、蓋が開放されたことが明らかになり、改ざん防止機能を発揮する。
2 周壁
3 内側面部
4 切り込み線
5 切り込み線
6 溝
7 溝
8 溝状域
11 外周
12 リブ
13 膨出部
14 容器
15 下部切り込み線
16 切り込み線のない部分
17 上部切り込み線
Claims (14)
- 板紙に合成樹脂をラミネートした積層シートに円周状の外周から中心に向けて溝を等間隔に配列して外周を周回するように溝状域を設けた原板からなり、この円板状の原板を上記溝状域に沿って絞り込んで天面部を周回する周壁を設け、この周壁の下方部を内側に折り返して、周壁の内面を周回する内側面部を設けて構成してあり、上記周壁に上記溝と平行する複数本の切り込み線を間隔をおいて設けてあることを特徴とする改ざん防止用蓋。
- 上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁にまで達せず、周壁及び内側面部の下縁に切り込み線が存在しない構成であることを特徴とする上記請求項1に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記溝が長手の溝と短手の溝とが交互に配列してある上記請求項1又は2に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記切り込み線が上記溝と一致して設けてある上記請求項3に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記内側面部の上縁が内向きに折り曲げられている上記請求項1ないし4の何れかに記載の改ざん防止用蓋。
- 上記周壁の内面を周回する内側面部に、間隔をおいて内向きに膨らむ多数の膨出部を設けたことを特徴とする上記請求項1に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記膨出部を上記溝と平行して設け、膨出部の間隔を等間隔にしてある上記請求項6に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁にまで達せず、周壁及び内側面部の下縁に切り込み線が存在しない構成であることを特徴とする上記請求項6又は7に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記切り込み線が周壁及び内側面部の下縁に達する短い下部切り込み線と、この周壁及び内側面部に該下部切り込み線の延長上に切り込み線のない部分を介在して上部切り込み線を設けてあることを特徴とする上記請求項6又は7に記載の改ざん防止用蓋。
- 上記溝が長手の溝と短手の溝とが交互に配列してある上記請求項6乃至9のいずれかに記載の改ざん防止用蓋。
- 上記切り込み線が上記溝と一致して設けてある上記請求項10に記載の改ざん防止用蓋。
- 板紙に合成樹脂をラミネートした積層シートに円周状の外周から中心に向けて溝を等間隔に配列して外周を周回するように溝状域を設け、上記溝状域に上記溝と平行する複数本の切り込み線を間隔をおいて設けてあり、上記切り込み線が中間位置で分離してあることを特徴とする改ざん防止用蓋の原板。
- 上記溝が長手の溝と短手の溝とが交互に配列してある上記請求項12に記載の改ざん防止用蓋の原板。
- 上記切り込み線が上記溝と一致して設けてある上記請求項13に記載の改ざん防止用蓋の原板。
Priority Applications (1)
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JP2006230156A JP2007099394A (ja) | 2005-09-12 | 2006-08-28 | 改ざん防止用蓋及びその原板 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007099394A true JP2007099394A (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=38026714
Family Applications (1)
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JP2006230156A Pending JP2007099394A (ja) | 2005-09-12 | 2006-08-28 | 改ざん防止用蓋及びその原板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007099394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110979890A (zh) * | 2019-12-19 | 2020-04-10 | 瑞安市贝斯特机械有限公司 | 防盗纸盖及防盗纸杯 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0380882U (ja) * | 1989-12-09 | 1991-08-19 | ||
JPH0872849A (ja) * | 1994-09-08 | 1996-03-19 | Sanyo Packs Kk | 蓋及びその原板 |
JPH10329852A (ja) * | 1997-05-30 | 1998-12-15 | Snow Brand Milk Prod Co Ltd | 不正開封防止用蓋付き容器 |
JP2004189253A (ja) * | 2002-12-10 | 2004-07-08 | Ueda Insatsu Shiko Kk | 紙製容器 |
-
2006
- 2006-08-28 JP JP2006230156A patent/JP2007099394A/ja active Pending
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