JPH0872784A - 組立式多目的ボート - Google Patents

組立式多目的ボート

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JPH0872784A
JPH0872784A JP6085887A JP8588794A JPH0872784A JP H0872784 A JPH0872784 A JP H0872784A JP 6085887 A JP6085887 A JP 6085887A JP 8588794 A JP8588794 A JP 8588794A JP H0872784 A JPH0872784 A JP H0872784A
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JP
Japan
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boat
boats
mounting
arm
mast
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Pending
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JP6085887A
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English (en)
Inventor
Toichi Funahara
十一 舩原
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ICHIGE SEIJI
YAMAMOTO KOTOJI
Original Assignee
ICHIGE SEIJI
YAMAMOTO KOTOJI
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートップボートとして四輪自動車のルーフ
上に載置運搬でき、かつフィッシング、セイリング、パ
ドリング、モーターボートという異なった用途を無理な
く安心して楽しむことのでき、かつ非常に簡単に組み立
て、解体を行うことができる組立式多目的ボートを得る
ことを目的とする。 【構成】 この発明は、マストを着脱自在に立設可能な
ボートを含む複数のボートから成り、それぞれのボート
のサイド上面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取
付アームを着脱自在に取り付けることによって、複数の
ボートを組立固定する。取付アームには船外機を取り付
けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一般の四輪自動車上
に載置運搬できるカートトップボートであり、釣り、セ
イリング、パドリングに使用できる組立式多目的ボー
ト、さらに詳細には組立解体が簡単で一般の四輪車上に
載置運搬できるカートップボートであり、セイルによる
セイリングが可能で、パドルによるパドリングができ、
また船外機を付けてモーターボートとしても使用でき、
かつ安定した釣りもできるという組立式多目的ボートに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、小型のボートやヨットを所有し
て、セイリングや釣りを楽しむ人たちが増加している。
しかし、ボートやヨットの急増に対して、これらを係留
するハーバーや、近くの陸に留置しておく場所が少ない
という問題を生じている。
【0003】その為、自宅等の空き場所のような狭い所
でも置くことができ、クーペやセダン等の一般四輪自動
車のルーフ上のキャリアに載置して、海や川等の現場ま
で運ぶことのできる小型のボート、いわゆるカートップ
ボートが脚光を浴びている。
【0004】従来カートップボートとして知られている
ボートあるいはヨットは、胴体が一つのモノハルのもの
がほとんどであった。それらの用途目的は、小型の為停
止時の安定性が少ないので、釣り船には向かずセイリン
グやボーティグ等の船の走行自体を楽しむものであっ
た。
【0005】カートップボートになるヨットとしては、
エンジンが付いていず少人数の乗船でセイリングするセ
イルボート、いわゆるディンギースタイルのヨットの中
でも、一人乗りのシングルスタイルのものが知られてい
る。シングルスタイルのセイルボートは、1本、あるい
は上下を繋いで1本にするマストに、袋状のマスト嵌合
部によってマスト上端から被せてセイルをマストに取り
付ける構造である。したがって、一度セイリングを始め
ると、セイルを降ろすことができなかった。
【0006】セイルボートの中には、胴体が2つのカタ
マラン、胴体が3つのトリマラン、あるいはカヌーにア
ウトリガーを取り付けたボートが知られている。
【0007】また、マストを立てるとヨットになるカヌ
ーあるいはボートも知られている。
【0008】また、フィッシングボートとしては、従来
のボート両サイドにオールのある手漕ぎボートが知られ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のカートップボー
トとしては、シングルスタイルのヨット、あるいは小型
のボート、あるいはカヌーというセイリングあるいはパ
ドリングだけを目的としたものしかなかった。
【0010】これらのシングルスタイルのセイルボート
やカヌー、カヤックでは、走船時に釣りをするには安定
性が低く不向きである。また停船時には、さらに安定性
が低くなり、転覆の恐れが非常に高いので釣りをするに
は危険が多すぎてできない問題点があった。特に、海で
は常に波による転覆の可能性が高いという問題点があっ
た。
【0011】また、手漕ぎボートでは、良い釣り場まで
船を漕いで行く非常に疲れる問題点、その為近場にしか
行けない問題点、風のある日にセイリングを楽しめない
問題点があった。また、手漕ぎボートは、小さいもので
もかなり重く、一人で運んだり、車の上に乗せることは
不可能であった。
【0012】また、従来のカタマラン、あるいはトリマ
ランは、複数の船胴体と、これを横方向に繋ぐポールの
接続構造が、船胴体に設けた孔にポールを挿入して固定
している。その為、取り付けに時間と労力が掛かる問題
点があった。さらに、小型のカタマランでは、シングル
のセイルボートと同様にセイリング中にセイルを降ろせ
ない構造になっている為、アンカーリングをして人が座
って釣りをするのは不可能であり、またセイリングをし
ながら釣りをするのは不便であった。
【0013】エンジン付きのフィッシングボートは、停
船時の安定性は比較的高いが、その為小さいものでも一
人では運ぶには重すぎ、特に車の上に乗せるには大きい
すぎるので運搬は不可能であった。
【0014】また、一般的に釣りをしながら、ティラ
ー、ラダーを操ることは難しい問題点があった。特に身
体障害者等の身体の不自由な人がティラーを操ることは
難しいという問題点があった。
【0015】この発明は、一人で四輪自動車のルーフ上
に載置でき、かつ組立と解体が非常に簡単であり、フィ
ッシング、セイリング、パドリング、またモーターボー
トという異なった用途を無理なく安心して楽しむことの
できるとともに身体の不自由な人でもティラー、ラダー
を操り、釣りができることのできる組立式多目的ボート
を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決する為の手段】この目的を達成する為に、
この発明の組立式多目的ボートは、マストを着脱自在に
立設可能なボートを含む複数のボートから成り、ボート
のサイド上面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取
付アームを着脱自在に取り付けることによって、複数の
ボートを組立固定する。
【0017】また、この発明は、マストを着脱自在に立
設可能な複数のボートを有し、複数のボートのサイド上
面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取付アームを
着脱自在に取り付けることによって、複数のボートを組
立固定するとともに、取付アームに船外機を着脱自在に
設ける。
【0018】また、この発明の組立式多目的ボートは、
マストを着脱自在に立設可能なメインボートと複数のサ
ブボートから成りし、メインボートとサブボートのサイ
ド上面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取付アー
ムを着脱自在に取り付けることによって、メインボート
と複数のサブボートを組立固定するとともに、取付アー
ムがボート間の架橋部分が凸状部として形成されてお
り、凸状部に座り部分を着脱自在に取り付ける。
【0019】また、この発明の組立式多目的ボートは、
マストを着脱自在に立設可能なメインボートとサブボー
トから成り、メインボートとサブボートのサイド上面に
アーム取付溝を設け、アーム取付溝に取付アームを着脱
自在に取り付けることによって、メインボートとサブボ
ートを組立固定するとともに、ラダーに着脱自在に取り
付けるティラーが複数の交換可能のティラーから成り、
その一のティラーが前後平行の2本ティラーから成り支
点で回動する回動ティラーと、この2本の回動ティラー
の左右部分に回動自在に取り付け、互いに左右平行であ
る繋ぎティラーから成り、前部の回動ティラーにフット
作動部を取り付けたティラーである。
【0020】
【作用】この発明の組立式多目的ボートは、マストを着
脱自在に立設可能なボートを有しており、これらを含む
複数のボートを取付アームによって組立固定する。
【0021】組立は、それぞれのボートのサイド上面に
設けたアーム取付溝に、取付アームを取り付ける。取付
アームの一つに船外機を取り付けることができる。
【0022】また、組立式多目的ボートは、車ルーフ上
に載置運搬する場合は、メインボート、サブボート、取
り付けアーム等の部材に分解して、取り付ける。
【0023】メインボートとサブボートとを取付アーム
で組み立てた場合、取付アームの架橋部分が凸状部にな
っており、この部分に座り部分を取り付けられるので、
この部分に掛かる上からの力に対して強度が強い。ま
た、凸状部であるので、釣りをする場合に、乗員がその
凸状部に座って釣りをできるので、上方からの負荷に強
く安定性がある。
【0024】ラダーに着脱するティラーが、複数の種類
があり、その一つのティラーがフット作動部があるの
で、釣りやパドリングという両手を使いながらも、ティ
ラーを操ることができるので、ボートの安定性を保ち易
い。また、身体の不自由な人でもボートを操ることがで
きる。
【0025】
【実施例】この発明を実施例を示す図面に基づいて説明
する。
【0026】組立式多目的ボートは、複数のボートが、
メインボート1とサブボート2によって成り立つ実施例
と、複数のボートが、2つのメインボート1によって成
り立つ実施例がある。
【0027】最初に、メインボート1とサブボート2か
ら組み立てる実施例について説明する。
【0028】メインボート1は、細長いカヌー形状のボ
ートであり、中央が凹部になっており人が乗船できる。
長さ、幅および重さは、クーペやセダン程度の4輪自動
車のルーフキャリアに大人一人で載置運搬できる長さ、
幅、重さであればよく、長さ350〜500cm、幅6
0〜70cm、高さ35〜45cm、重さ20〜35k
g程度であり、この実施例では長さ427cm、幅62
cm、高さ39cm、重さ約28kgである。
【0029】メインボート1の素材は、強化繊維プラス
チック(FRP)等の軽量で一体成型できるものであ
る。
【0030】メインボート1の両サイド部の上面に複数
の取付溝3を設けている。この実施例では前後2本の取
付アーム4に対応する2つのアーム取付溝3aと、1枚
のマスト板6に対応する1つのマスト板取付溝3bであ
る。マスト板取付溝3bは、アーム取付溝3aの前方に
設ける。取付溝3の数は長さによって、取付アーム4を
3本、4本に増加する場合、それに対応してアーム取付
溝3aも3つ4つと増加形成する。それぞれの取付溝3
には、ボルト5に螺合するボルト孔5aを設ける。ボル
ト5は、頭部に指でつまみ回すことのできる大きさの合
成樹脂性のつまみ部分を設けている。
【0031】メインボート1の船尾(スターン)には、
ラダー取付部7を設け、ラダー8を着脱自在に取り付け
る。
【0032】ラダー8は、取付金具8aを介してラダー
取付部7に取り付けるが、取付金具8aの上部に円筒状
のティラー取付部8bを設けており、ティラー取付部8
bに、幾つかの種類のティラー9の接続部を挿入するこ
とでティラー9を交換自在に取り付けることができる。
【0033】フット作動部を有するティラー9は、回動
ティラー9a、9bと繋ぎティラー9cから成り、2本
の回動ティラー9a、9bと2本の繋ぎティラー9c、
9cによって、平面視が角が変形する平行4辺形状であ
る。
【0034】回動ティラー9a、9bは前後2本の板状
体から成り、前部回動ティラー9aは、後部取付アーム
4の中央部に設けた支点孔10に回動自在に挿入立設し
たフット連結棒11bを中心支点として回動する。フッ
ト連結棒11bは、その下端でフット作動板11aの中
央部に固定される。フット作動板11a、フット立棒1
1bでフット作動部11を形成する。前部回動ティラー
9aは、下面にねじ孔を設け、フット連結棒11bの上
端と螺合固定する。
【0035】後部回動ティラー9bは、中央部から後方
へ突出した接続部によって、ラダー8のティラー取付部
8bに挿入し、止めピンによって固定する。後部回動テ
ィラー9bの回動支点はラダー8の取付金具8aと船尾
のラダー取付部7になる。
【0036】繋ぎティラー9cは、左右2本の硬質合成
樹脂等の素材から成るポールのような棒状体、あるいは
板状体、またはワイヤ、ロープ等の紐状体である。繋ぎ
ティラー9cは、前部回動ティラー9a、後部回動ティ
ラー9bのそれぞれ左右部分同士と回動自在に接続す
る。繋ぎティラー9cの長さを調節する為、中間にター
ンンバックルのような長さ調節具12を設けている。
【0037】この種類のティラー9の他の実施例として
は、前部回動ティラー9a、回動支点、フット作動部1
1を、後部取付アーム4よりも前に位置させてもよい。
この場合、スキッパーが、後部取付アーム4に座り、そ
れより前方のフット作動部11を両足で操作できる。ま
た両側の繋ぎティラー9cを両手のどちらでも操作でき
る。
【0038】ラダー8のティラー取付部8bに取り付け
る他のティラーの一つは、接続部の延長部分に真っすぐ
なエクステンションティラーを回動自在に有するティラ
ー(図示せず)である。このティラーであると通常のヨ
ットとしてのセイリングに使用できる。
【0039】他のティラー(図示せず)の種類として
は、接続部の延長部分を鈎状、あるいは直角状に曲げた
形状とし、その曲がった部分に回動自在にエクステンシ
ョンティラーを連結する。このティラーであるとエクス
テンションティラーが、船体の左あるいは右サイドに船
体前後方向に位置する。このエクステンションティラー
は、左右どちらかの片手で握り前後方向に動かすだけ
で、ラダー8を回動させることができるので、片手だけ
でティラー、ラダーの操作が可能である。
【0040】メインボート1のマスト板取付溝3bには
マスト板6の両端部をボルト5によって着脱自在に取り
付ける。ボルト5は、頭部を指で回せるように合成樹脂
性の大きい頭部を設けている。マスト板6は中央部にマ
スト孔13を設ける。マスト孔13の真下表面に凹状の
マスト止孔13aを設けている。
【0041】この実施例では、支持マスト14を、マス
ト孔13に挿入し、下端をマスト止孔13aに保持して
立設する。
【0042】主マスト15は、メインボート1のバウ部
分上面に設けた回転保持部19に、主マスト15の下端
を回転自在、着脱自在に取り付ける。
【0043】主マスト15にセイル16を取り付け、支
持マスト14の上部を回動自在の支持部として、主マス
ト15の中間部分を支持させ斜めに取り付ける。
【0044】主マスト15は、支持マスト14に着脱自
在であり、停船時等の不用の場合には支持マスト14か
ら外して倒す。
【0045】図示はしないが他の実施例として、マスト
15を、マスト板6のマスト孔13に直接着脱自在に挿
入し立設する。マスト15は、金属製の溝のないポール
であり、上端に滑車等の回転体を設ける。マスト15
は、この実施例では連続の1本体であるが、他の実施例
として、2本以上を差し込み式で接続してもよい。マス
ト15の側部に伸縮自在のセイルワイヤを着脱自在に設
け、セイルワイヤの中間部分にはターンンバックル等の
セイルワイア長さ調節具を設ける。セイル16は、多数
のワイヤ取付部によって着脱自在にセイルワイヤに設
け、シート、ロープによって上げ下ろし自在である。シ
ート、ロープはセイルワイヤの反対側下部に設けたクリ
ートに結ぶる。
【0046】サブボート2は、メインボート1の両側に
離れて2体設ける。サブボート2は、取付アーム4によ
ってメインボート1に連結固定される中空の補助船体で
あり、強化繊維プラスチック(FRP)等の素材で一体
成型する。サブボート2は、船底面にサブキール2aを
形成した平面視が細長いカヌー型であり、この実施例で
は船上面にメインボート1のような凹部は設けていない
が、設けてもよい。サブボート2の表面には、メインボ
ート1のアーム取付溝3aに対応するアーム取付溝17
を複数設ける。この実施例では2つのアーム取付溝17
を前後に離れて設けている。アーム取付溝17は、サブ
ボート2表面を左右に亙って凹状に形成している。それ
ぞれのアーム取付溝17には、ボルト孔5aを設けてい
る。
【0047】取付アーム4は、メインボート1と両側の
サブボート2の前と後の2カ所の位置でボルト5によっ
て着脱自在に連結固定する。取付アーム4は、FRP等
の硬質合成樹脂から成る棒状体、あるいは板状体であ
る。
【0048】それぞれの取付アーム4は、同じ構造であ
りメインンボート取付部分4aと架橋部分4bとサブボ
ート取付部分4cを有し、波状に曲がったアームであ
る。メインボート取付部分4aは、取付アーム4の中央
部の直線部分であり、その両側2カ所のボルト孔は、メ
インボート1の両サイドのアーム取付溝3aに対応して
いる。サブボート取付部分4cは、ボルト孔を設けた両
端2カ所であり、サブボート2のアーム取付溝17に対
応している。これら4箇所の取付部分4a,4cはボル
ト5によってメインボート1、サブボート2のそれぞれ
の取付溝3のボルト孔5aに着脱自在に固定する。ボル
ト5は、頭部に合成樹脂状の手の指でつまみ回せるつま
み部分を有し、下部をネジとして形成している。
【0049】それぞれのサブボート2とサブボート取付
部分4cとメインボート1のメインボート取付部分4a
の間を架橋部分4bとし、架橋部分4bは上方へ向かっ
て凸状である凸状部として形成する。架橋部分4bの形
状は、アーチ状、台形状あるいはこれ以外の形状でもよ
く、架橋部分4bが、メインボート取付部分4aや、サ
ブボート取付部分4cに取り付けた部分より高くなって
いればよい。
【0050】前後2本の取付アーム4の架橋部分4bに
向かい合った差し込み孔を設ける。差し込み孔には、座
り部分18を着脱自在に設ける。
【0051】座り部分18は、2本の差し込み棒間に布
状体あるいは板状体を座部として架け渡して形成してい
る。座り部分18は、メインボート1とサブボート2の
左右の架橋部分4bに設ける。座り部分18は、メイン
ボート1およびサブボート2の位置より10〜40cm
程度高くなる。
【0052】次に、複数のボートが、2体のメインボー
ト1で組み立てる場合の実施例について説明する。
【0053】メインボート1を2体平行にして、アーム
取付溝3aに、取付アーム40にて取り付け固定する。
この実施例の場合の取付アーム40は、直線上の棒状体
であり、両端部をボート取付部分としてボルト孔を設け
る。
【0054】取付アーム40を、メインボート1の前と
後2カ所のアーム取付溝3aにボルト5によって上方か
ら螺着して固定する。ボルト5は、手の指のよってねじ
回せるように合成樹脂性の頭部を有している。
【0055】取り付けた前後の2本の取付アーム40間
に向かい合った差し込み孔を設け、差し込み孔に座り部
分41をその両サイドの棒を差し込み着脱自在に設け
る。座り部分41は、メインボート1間の距離にほぼ亙
って設けており、船体との隙間は僅少である。
【0056】後部の取付アーム40の中央部分には、船
外機42を着脱自在に設ける。
【0057】次に、この発明の組み立て、解体、運搬等
の作用について説明する。
【0058】この発明の組立式多目的ボートは、保管時
や、4輪自動車等のルーフ上のキャリアで運搬時は、ボ
ルトや差し込みで着脱自在の箇所は、分離解体する。
【0059】車20のルーフキャリア21に載置する場
合、前後のルーフキャリア21に取付アーム4と同幅程
度の取付棒22を取り付け固定しておく。取付棒22に
は、メインボート1、サブボート2の取付溝3に合うよ
うに適宜数のボルト孔を明けておく。取付棒としては、
真っすぐな取付アーム40を代用してもよい。
【0060】メインボート1、サブボート2は上下を裏
返してルーフキャリア21上に載せる。載せられたメイ
ンボート1およびサブボート2は、前後のアーム取付溝
3aあるいはマスト板取付溝3bのボルト孔5aに、取
付棒22のボルト孔を合わせて、ボルト5で締め付けて
固定する。したがって、確実にメインボート1、サブボ
ート2は、ルーフキャリア21に固定される。その他の
マスト15、取付アーム4は、メインボート1、サブボ
ート2より軽く小さいので、これらの間、横、上等にロ
ープ等で固定できる。
【0061】また、この発明の組立式多目的ボートをメ
インボート1とサブボート2で組み立てる場合は、メイ
ンボート1の両サイドにサブボート2を離して位置さ
せ、メインボート1のサイド部分上面にある前後のアー
ム取付溝3aに、2本の取付アーム4のメインボート取
付部分4aを位置させ、それぞれボルト5によって螺着
し取り付ける。ボルト5は、指でも他の器具で回しても
よい。
【0062】同様に、取付アーム4の両側部のサブボー
ト取付部分4cを、サブボート2の前後アーム取付溝1
7に、それぞれボルト5によって取り付ける。
【0063】次に前後2本の取付アーム4の架橋部分4
bの間に座り部分18を装着する。2つの座り部分18
は、メインボート1の左右の架橋部分4bにそれぞれ差
し込み棒をを差し込み孔に差し込んで固定する。
【0064】メインボート1の前部の両サイドのマスト
板取付溝3bに、マスト板6をボルト5で取り付ける。
【0065】次に、支持マスト14をマスト孔13に挿
入し、下端をマスト止孔13aに入れて固定立設する。
【0066】次に、主マスト15にセイル16を取り付
け、主マスト15の下端をメインボート1の回転保持部
18に回転自在に取り付け、中間部を支持マスト14の
上部に回転自在に取り付ける。
【0067】メインボート1の船尾のラダー取付部7に
ラダー8を回動自在に取り付け、ラダー8のティラー取
付具8bに後部回動ティラー9bの接続部を挿入し止め
ピンで固定する。後部回動ティラー9bの左右にそれぞ
れ繋ぎティラー9cを回動自在に取り付け、それぞれの
繋ぎティラー9cの前部に前部回動ティラー9aを回動
自在に取り付ける。繋ぎティラー9cの長さは、長さ調
節具12で調整する。
【0068】前部回動ティラー9aは、その中央部を支
点孔10に回動自在に立設したフット連結棒11bに装
着固定する。フット連結棒11bは、その下端でフット
作動板11aに固定されている。
【0069】ティラー9は、接続部を外すことによっ
て、他の種類のティラーに簡単に交換できる。
【0070】また、ラダー8の代わりに、船外機(図示
せず)を取付てもよい。
【0071】また、他の実施例として、この2つの多目
的ボートの2つのメインボート1を組み立てる場合は、
前後のアーム取付溝3aに取付アーム40のアーム取付
部分40をボルト5を螺着することによって取り付け
る。
【0072】後部の取付アーム40の中央部には、船外
機42を設ける。
【0073】前後の取付アーム40の間に座り部分41
を、取付アーム40に設けた差し込み孔に挿入して、取
り付ける。
【0074】この組み合わせの場合、主マスト15は、
マスト孔13に立設しなくてもよく、セイリングを楽し
みたい場合にのみ、一方のメインボート1のマスト孔に
支持マスト14を立て、セイル16を設けた主マスト1
5を取り付ける。
【0075】この組み合わせであると、カートップボー
ドであり、安定性のよい船外機42の付いた行動性の高
いモーターフィッシングボートになる。
【0076】次に、組み立てたこの発明の組立式多目的
ボートの作動について説明する。
【0077】この組立式多目的ボートは、主マスト15
を立設した場合、通常のセイルボートとして、セイリン
グが可能であり、岸から遠距離の釣り場に行く場合は、
便利である。この場合、スキッパーは、メインボート1
の後部に座り、左右の座り部分18に2〜4人程度が乗
船できる。ティラー9は、両足でフット作動板11bを
フット連結棒11aを支点として回動させることでラダ
ー8を動かすことができる。また、手によって繋ぎティ
ラー9cを前後に引くことでも、ラダー8を動かすこと
ができる。
【0078】釣り場等について、釣りや水泳を楽しみた
い場合、主マスト15を支持マスト14から外して倒
す。近場への移動は、持参するパドル(図示せず)で移
動する。このようにパドルで漕ぐ場合や、釣り等で手が
自由に使えない場合は、足でフット作動板11aを動か
し、ラダー8を動かす。
【0079】完全に移動を止め、釣りをする場合は、座
り部分18に腰掛けて、足をサブボート2、あるいはメ
インボート1に位置させて行う。この場合、座り部分1
8が、アーチ状、台形状のような凸状部である架橋部分
4bに支持されているので、非常に強度があり、多人数
の負荷にも耐えられ安全性が高い。
【0080】釣り場を変える場合も、セイリング、パド
リングあるいはモーターボートとして使用でき、どの態
様にも簡単にできるので、釣り場の移動が簡単にでき
る。
【0081】
【効果】したがって、この発明によれば、部品を解体す
ると、通常の四輪自動車のルーフキャリアに一人で載置
運搬できる大きさでありながら、かつフィッシング、セ
イリング、パドリングという異なった用途を一度の航海
で無理なく安心して楽しむことができる。また、組み合
わせを代えて、モーターボートとしても使用が可能であ
る。したがって、保管場所がなくてもセイリング、フィ
シュング、モーターボートとして楽しむことができる。
【0082】カートップボートでありながら、フィッシ
ングは凸状部の架橋部分に座り部分があるので、安全
性、安楽性が高く、従来に比べ姿勢を楽に保ちながら長
時間の釣りができる。
【0083】カートップボートでありながら、セイリン
グの安定性があり、セイルの上げ下ろしがセイリング中
に簡単にできる。
【0084】さらに、手でも、足でもパドルを操ること
ができるので、一人で釣りやパドリングををしながら、
足でラダーを操ってボートを操作できる。
【0085】また、非常に簡単に組み立て、解体を行う
ことができるので、一人でも充分に組み立て、解体、運
搬ができ、セイリング、パドリング、モーターボートと
しての走行ができ、かつフィッシングを楽しむことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の組立式多目的ボートを組み
立てた場合の斜視説明図
【図2】同じくメインボートとサブボートを取付アーム
で連結した状態の平面図
【図3】同じくメインボートとサブボートを取付アーム
で連結した状態の正面図
【図4】同じくメインボートとサブボートを取付アーム
で連結した状態の斜視図
【図5】図4から取付アームを外した状態の斜視図
【図6】2つのメインボートを組み合わて船外機を取り
付けた場合の斜視説明図
【図7】この発明のティラーの斜視説明図
【図8】組立式多目的ボートをルーフキャリアに載置し
た状態の部分正面説明図
【符号の説明】
1 メインボート 2 サブボート 2a サブキール 3 取付溝 3a アーム取付溝 3b マスト板取付溝 4 取付アーム 4a メインボート取付部分 4b 架橋部分 4c サブボート取付部分 5 ボルト 5a ボルト孔 6 マスト板 7 ラダー取付具 8 ラダー 8a 取付金具 8b ティラー取付具 9 ティラー 9a 前部回動ティラー 9b 後部回動ティラー 9c 繋ぎティラー 10 支点孔 11 フット作動部 11a フット作動板 11b フット連結棒 12 長さ調節具 13 マスト孔 13a マスト止孔 14 支持マスト 15 主マスト 16 セイル 17 アーム取付溝 18 座り部分 19 回転保持部 20 四輪自動車 21 ルーフキャリア 22 取付棒 40 取付アーム 41 座り部分 42 船外機
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年11月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マストを着脱自在に立設可能なボートを
    含む複数のボートから成り、それぞれのボートのサイド
    上面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取付アーム
    を着脱自在に取り付けることによって、複数のボートを
    組立固定することを特徴とする組立式多目的ボート。
  2. 【請求項2】 マストを着脱自在に立設可能なボートを
    含む複数のボートから成り、それぞれのボートのサイド
    上面にアーム取付溝を設け、アーム取付溝に取付アーム
    を着脱自在に取り付けることによって、複数のボートを
    組立固定するとともに、取付アームに船外機を着脱自在
    に設けることを特徴とする組立式多目的ボート。
  3. 【請求項3】 マストを着脱自在に立設可能なメインボ
    ートと複数のサブボートから成り、メインボートとサブ
    ボートのサイド上面にアーム取付溝を設け、アーム取付
    溝に取付アームを着脱自在に取り付けることによって、
    メインボートと複数のサブボートを組立固定するととも
    に、取付アームがボート間の架橋部分が凸状部として形
    成されており、凸状部に座り部分を着脱自在に取り付け
    ることを特徴とする組立式多目的ボート。
  4. 【請求項4】 マストを着脱自在に立設可能なメインボ
    ートと複数のサブボートから成り、メインボートとサブ
    ボートのサイド上面にアーム取付溝を設け、アーム取付
    溝に取付アームを着脱自在に取り付けることによって、
    メインボートとサブボートを組立固定するとともに、ラ
    ダーに着脱自在に取り付けるティラーが複数種類の交換
    可能のティラーから成り、その一のティラーが前後平行
    の2本ティラーから成り支点で回動する回動ティラー
    と、この2本の回動ティラーの左右部分に回動自在に取
    り付け、互いに左右平行である繋ぎティラーから成り、
    前部の回動ティラーにフット作動部を取り付けたティラ
    ーであることを特徴とする組立式多目的ボート。
JP6085887A 1994-03-31 1994-03-31 組立式多目的ボート Pending JPH0872784A (ja)

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