JPH0872684A - 坂道発進補助装置付自動変速装置 - Google Patents

坂道発進補助装置付自動変速装置

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JPH0872684A
JPH0872684A JP21451194A JP21451194A JPH0872684A JP H0872684 A JPH0872684 A JP H0872684A JP 21451194 A JP21451194 A JP 21451194A JP 21451194 A JP21451194 A JP 21451194A JP H0872684 A JPH0872684 A JP H0872684A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 坂道発進の際にブレーキホールドが解除され
た直後、エア回路に滞留していたエアが排出される際
に、ブレーキスイッチがON状態となり、クラッチが切
れた状態となってしまう事態の防止。 【構成】 車両の運転状況に応じてギアシフト及びクラ
ッチの断続を自動的に行なう自動変速装置を有し、車速
検出手段1と、ブレーキペダルオン・オフ検出手段46
と、クラッチストローク検出手段3と、ブレーキ液圧調
整手段64、66と、制御手段5とを備えた坂道発進補
助装置付自動変速装置において、制御手段5は諸検出手
段からの信号に基づき、車速がゼロでクラッチが断状態
でブレーキペダルがオン状態の場合に、ブレーキ液圧調
整手段64、66にブレーキ液圧を保持する制御信号を
出力し、保持制御信号はクラッチの接続に応じて解除す
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、坂道発進補助装置付自
動変速機を有する車両の発進制御に関する。
【0002】
【従来の技術】坂道発進での車両のずり下がりを防止す
るために、ブレーキペダルから足を離しても一定条件下
でブレーキ液圧を保持する坂道発進補助装置を備えた自
動変速装置がある。この装置は、図7に示すようにブレ
ーキバルブ68´〜エアブースタ70´、72´間に配
置されたブレーキホールドバルブ64´と、コントロー
ルユニット20´と、このコントロールユニット20´
より電気信号を受け、ブレーキホールドバルブ64´に
エア信号を送るマグネチックバルブ38´とから構成さ
れる。
【0003】そして、前記ブレーキホールドバルブ64
´が作動するのは、制動時に車速がゼロ、若しくはゼロ
に近い値となり、クラッチが自動的に切れ(機械式クラ
ッチを備えた自動変速機の特性)、アクセルペダル開度
ゼロ、且つブレーキペダルを踏込み一定時間(例えば1
秒)経過後マグネチックバルブ38´に通電すれば、マ
グネチックバルブ38´は開となり図4に示すように、
信号圧がブレーキホールドバルブ64´の通気孔61か
ら入りリターンスプリング63に抗してプランジャ62
を押し下げ、プランジャ62の先端はチェックバルブ6
7に当接しないので、ブレーキバルブ68´側通気口6
9とエアブースタ70´側通気口73とは遮断されるの
でブレーキ液圧が保持される。
【0004】又、ブレーキホールドバルブ64´の作動
が解除されるのは、シフトレバーがニュートラル又は、
アクセルペダルが踏込まれ、クラッチが自動的に繋がっ
た場合は直ちに、又、ブレーキペダルから足を放した場
合は一定時間(例えば2秒)後にマグネチックバルブ3
8´はOFFとなり、図5に示すように、信号圧がブレ
ーキホールドバルブ64´の通気口61から流入しない
のでプランジャ62はリターンスプリング63の反力に
より上昇しチェックバルブ67を押し上げブレーキバル
ブ68´側通気口69とエアブースタ側通気口73は連
通し、ブレーキホールドを解除する制御となっている。
【0005】然るに上記従来技術では、以下に述べるよ
うな安全面の不具合がある。
【0006】これを図6に示す坂道発進する場合のアク
セルセンサ、ブレーキホールドマグネチックバルブ、ク
ラッチ及びブレーキスイッチの挙動と車速の関係のタイ
ミングチャート及び図7を参照して説明する。
【0007】即ち、制動開始条件及び自動変速機での車
両停止前のエンスト防止の為のクラッチ切り操作制御の
検出条件としてブレーキエア回路L2´、L2´にブレ
ーキスイッチD46´を設けており、ブレーキホールド
作動時(Aアクセルセンサは踏んでいない状態(a
1)、Bブレーキホールドマグネチックバルブ38´は
ON(b1)、Cクラッチは断(c1)、Dブレーキス
イッチ46´はOFF(d1)、E車速は0(e1)の
状態である。)には配管L2´には大気圧が、配管L3
´には加圧されたエアが閉じこめられている。その後、
ドライバが坂道発進しようとして、ブレーキバルブ68
´(ブレーキペダル)から足を離し、アクセルを踏込む
(Aアクセルセンサは踏み込み状態(a2〜a3)、B
ブレーキホールドマグネチックバルブ38´はOFF
(b2)、Cクラッチは接(c21〜c22)、E車速
はゼロから増加傾向(e2)の状態である。)と、ブレ
ーキホールドは解除され、L3´に溜まっていたエアは
配管L2´、ブレーキバルブ68´を介して大気に開放
される。この時、L2´の配管とブレーキバルブ68´
のエア排出ポートの間にあるDブレーキスイッチ46´
がL3´に溜まっていたエアに反応してON(d2)し
てしまい、Cクラッチが自動的に断となり、Aアクセル
センサは踏込み状態(a3)にもかかわらずE車速は失
速した後、車両は後退してしまうという問題点があっ
た。
【0008】即ち、ドライバがブレーキペダル88を踏
んでいないにもかかわらず、恰もブレーキが踏まれたと
いう信号をコントロ−ラ20は受けることとなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、前記
不具合を解消するために、坂道発進の際にブレーキホー
ルドが解除された直後、エア回路に滞留していたエアが
排出される際に、ブレーキスイッチがON状態となり、
クラッチが切れた状態となってしまう事態の防止を目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、車両の
運転状況に応じて予め設定したパターンに基づき、ギア
シフト及びクラッチの断続を自動的に行なう自動変速装
置を有し、車速を検出する車速検出手段と、ブレーキペ
ダルのオン・オフを検出するブレーキペダル検出手段
と、クラッチのストロークを検出するクラッチストロー
ク検出手段と、ホィールシリンダのブレーキ液圧を調整
するブレーキ液圧調整手段と、制御手段とを備えた坂道
発進補助装置付自動変速装置において、前記制御手段は
前記諸検出手段からの信号に基づき、車速がゼロでクラ
ッチが断状態でブレーキペダルがオン状態の場合に、ブ
レーキ液圧調整手段にブレーキ液圧を保持する制御信号
を出力し、該保持制御信号はクラッチの接続に応じて解
除するように構成され、前記制御手段は更に、ブレーキ
液圧が除去された後で、且つ所定時間経過前に、前記ブ
レーキペダル検出手段からブレーキペダルがオン状態で
ある旨の信号が発生した場合には、該信号を無視する制
御回路を含んでいる。
【0011】
【作用】本発明は、前記ブレーキスイッチ(ブレーキペ
ダル検出手段)が圧力センサとして構成されているの
で、坂道発進の際にブレーキホールドが解除された直後
(ブレーキ液圧が除去された直後)、エア回路に滞留し
ていたエアが排出される際にエアの動圧でブレーキスイ
ッチが作動してしまい、ON状態であることを示す信号
を発生する。
【0012】しかし、本発明によれば、上記「無視する
制御回路」が設けられているので、ブレーキ液圧が除去
された後で、且つ所定時間経過前であれば、ブレーキス
イッチがON状態であることを示す信号を発生しても、
当該信号は無視される。
【0013】従って、坂道発進直後にクラッチが切れた
状態となり、車両の推進力がゼロとなり、後退してしま
うことが防止される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0015】図1にはブレーキ液圧調整手段が示されて
いる。エアリザーバ62はエア回路L1によりブレーキ
バルブ68に接続され、そのブレーキバルブ68にはエ
ア回路L2によりホールドバルブ64、66が並列に接
続されている。これらホールドバルブ64、66はエア
回路L3、L3によりそれぞれ左右のエアブースタ7
0、72に接続され、又、エア回路L4によりエア回路
L1に接続されている。そのエア回路4にはマグネチッ
クバルブ38が介装され、このマグネチックバルブ38
は3ポート2位置式であって、作動部がオン時に開くよ
うになっており、その作動部は、制御手段であるコント
ロ−ラ20に接続されている。そして、そのコントロ−
ラ20にはブレーキペダルオン・オフ検出手段であるブ
レーキペダルスイッチ46、車速を検出する手段である
車速センサ1およびクラッチストロークセンサ3が接続
されている。
【0016】前記ホールドバルブ64、66はマグネチ
ックバルブ38がオンの時にエア回路L2とエア回路L
3を遮断してブレーキ液圧の加圧を中断し、或いはブレ
ーキ液圧を保持し(以上図4参照)、マグネチックバル
ブがオフの時にエア回路L2をエア回路L3に連通して
ブレーキバルブ68によるブレーキ液圧の加減圧を可能
(即ち、通常制動を可能)とするようになっている。
【0017】次に、図3に基づき、図1を参照して制御
フローを説明する。
【0018】まずスタートして、ステップ1において、
ブレーキペダル88が踏込まれていなければ、即ちブレ
ーキスイッチ46がオフであればステップ5に進み、ブ
レーキスイッチ46はオンしていないと判断して、コン
トロ−ラ20はマグネチックバルブ38に制御信号を出
力しない。そして、マグネチックバルブ38は閉のまま
でエア回路L2とエア回路L3は連通し、通常制動を可
能とし、制御を終了する。
【0019】また、ステップ1において、ブレーキバル
ブ88が踏込まれている場合、即ち、ブレーキスイッチ
46がオンであればステップ2に進み、ブレーキホール
ドバルブ64、66が解除状態であれば更にステップ3
に進み、一定時間(t秒)以内にアクセルを踏んでも
(ステップ4)、ステップ5に進み、ブレーキスイッチ
はオンしていないと判断して、コントロ−ラ20はマグ
ネチックバルブ38に制御信号を出力しない。そして、
マグネチックバルブ38は閉のままでエア回路L2とエ
ア回路L3は連通し(図5参照)、通常制動を可能とし
制御を終了する。又、ステップ2において、ブレーキホ
ールドバルブ64、66が解除されていないか、ステッ
プ3においてブレーキホールドバルブ64、66が解除
後t秒以上経過するか、ステップ4においてアクセルが
踏まれていない場合にはステップ6に進み、ブレーキス
イッチ46はオンと判断して、マグネチックバルブ38
は開となりエアリザーバ62内の圧縮空気はマグネチッ
クバルブ38を介してホールドバルブ64、66のプラ
ンジャを押し下げ、L2からL3への回路を遮断する
(図4参照)のでブレーキはホールド状態となって制御
を終了する。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、ブレー
キホールド解除中にブレーキスイッチが作動(ON)し
ても、それを無視するようにコントロ−ラに判断させる
ことにより、坂道発進途中で突然クラッチが切られ、駆
動力は発生せず車両が後退してしまうという現象を防止
できるので安全性が高まり、ドライバも安心感が得られ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブレーキ液圧調整手段を示
す全体構成図
【図2】本発明の制御ブロック図
【図3】本発明の制御フローチャート
【図4】ブレーキホールドバルブの断面図(ブレーキホ
ールド作動時)
【図5】ブレーキホールドバルブの断面図(ブレーキホ
ールド解除時)
【図6】従来技術によるアクセルセンサ、ブレーキホー
ルドマグネチックバルブ、クラッチ及びブレーキスイッ
チの挙動と車速の関係を示すタイミングチャート図
【図7】従来例のブレーキ液圧調整手段を含むブレーキ
システムの全体構成図
【符号の説明】
20・・・コントロ−ラ 38・・・マグネチックバルブ 46・・・ブレーキペダルスイッチ 50・・・クラッチストロークセンサ 56・・・車速センサ 64、66・・・ホールドバルブ 68・・・ブレーキバルブ 70、72・・・エアブースタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の運転状況に応じて予め設定したパ
    ターンに基づき、ギアシフト及びクラッチの断続を自動
    的に行なう自動変速装置を有し、車速を検出する車速検
    出手段と、ブレーキペダルのオン・オフを検出するブレ
    ーキペダル検出手段と、クラッチのストロークを検出す
    るクラッチストローク検出手段と、ホィールシリンダの
    ブレーキ液圧を調整するブレーキ液圧調整手段と、制御
    手段とを備えた坂道発進補助装置付自動変速装置におい
    て、前記制御手段は前記諸検出手段からの信号に基づ
    き、車速がゼロでクラッチが断状態でブレーキペダルが
    オン状態の場合に、ブレーキ液圧調整手段にブレーキ液
    圧を保持する制御信号を出力し、該保持制御信号はクラ
    ッチの接続に応じて解除するように構成され、前記制御
    手段は更に、ブレーキ液圧が除去された後で、且つ所定
    時間経過前に、前記ブレーキペダル検出手段からブレー
    キペダルがオン状態である旨の信号が発生した場合に
    は、該信号を無視する制御回路を含んでいることを特徴
    とする坂道発進補助装置付自動変速装置。
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