JPH0872276A - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

Info

Publication number
JPH0872276A
JPH0872276A JP24067494A JP24067494A JPH0872276A JP H0872276 A JPH0872276 A JP H0872276A JP 24067494 A JP24067494 A JP 24067494A JP 24067494 A JP24067494 A JP 24067494A JP H0872276 A JPH0872276 A JP H0872276A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink ribbon
ribbon
ink
shaft
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24067494A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Rikimaru
裕之 力丸
Sachio Shibata
佐知夫 柴田
Toru Watanabe
徹 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Graphtec Corp filed Critical Graphtec Corp
Priority to JP24067494A priority Critical patent/JPH0872276A/ja
Publication of JPH0872276A publication Critical patent/JPH0872276A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間の使用においても巻取トルクを所定値
に維持することが可能なインクリボン巻取手段、及びイ
ンクリボンに色に関係なくその有無及び終端を検出する
インクリボン検出手段を備えた熱転写記録装置を提供す
る。 【構成】 使用済みのインクリボンを巻取るための駆動
機構を供給される電流の量に応じて所定のトルクを発生
する駆動部及びこの駆動部に対して所定の定電流を供給
する電流供給部から構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば熱溶融性のイン
クが塗布されたインクリボン(またはインクシート)
と、記録紙あるいは透明フイルム等の受像媒体とを重ね
合わせ、この重ね合わせ部を加熱することにより上記イ
ンクを上記受像媒体上に転写して画像を形成するいわゆ
る熱転写記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の熱転写記録装置には、例えば次
に示す装置があった。すなわち、プラテンローラと、こ
のプラテンローラに対向して配設されたサーマルヘッド
と、その一端側が供給軸に、他端側が巻取軸に巻回され
たインクリボンと、ロール状に巻回された記録紙と、上
記プラテンローラを回転駆動するプラテンモータと、上
記巻取軸に配設されこの巻取軸を回転駆動する巻取機構
とを有してなり、上記インクリボンと記録紙を重ね合わ
せ、そしてこの重ね合わせたインクリボン及び記録紙を
上記サーマルヘッドとプラテンローラにより狭持搬送す
るとともにインクをサーマルヘッドの熱により記録紙に
転写し画像を形成する装置があった。
【0003】記録動作時において、記録済みのインクリ
ボンは巻取軸にて巻取られるが、この様な熱転写記録装
置においては受像媒体をインクリボンから剥離する等の
ために、上記巻取軸において一定の巻取トルクでインク
リボンを巻き取る必要がある。従来装置においては、イ
ンクリボン巻取軸と巻取モータとの連結部に摩擦クラッ
チ機構を設け、この摩擦クラッチ機構により上記巻取モ
ータから上記巻取軸に伝達される力(巻取トルク)を一
定にするようにしていた。また、この従来装置において
は、インクリボンあるいは記録紙がない状態で記録動作
を行わないようにフォトセンサを配設し、このフォトセ
ンサを使用して、記録紙あるいはインクリボンの有無を
検出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した巻取トルクを
制御するにあたり、従来装置では機械的な摩擦クラッチ
機構を用いていたので、長期間の使用により変化した巻
取トルクを調整する場合またはインク種別に応じて巻取
トルクを可変する場合には、装置を分解しなければなら
ず手間を要するといった問題点があった。また、リボン
を検出するにあたり、従来装置ではインクリボンからの
反射光を検出するように構成していたので、インクの色
によっては検出できないことがあり、リボンエンドが検
出できない等の誤動作を招くといった問題点があった。
本発明はこれらの問題点に対してなされたもので、巻取
トルクを所定値に維持することが可能なインクリボン巻
取手段、及びインクリボンの色に関係なくその有無及び
終端を検出するインクリボン検出手段を備えた熱転写記
録装置を提供することを目的とする。さらに本発明は、
上記目的を達成するための構成を利用して、使い勝手の
良い熱転写記録装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、使用
済みのインクリボンを巻取るためのインクリボン巻取機
構に、供給される電流の値に応じて所定のトルクを発生
する駆動手段及びこの駆動手段に対して所定の定電流を
供給する電流供給手段を設けた。また本発明は、未使用
側のインクリボンが巻回されたインクリボン供給軸に上
記インクリボンの繰り出し動作に応じたリボン繰り出し
信号を出力する信号出力手段を設け、このリボン繰り出
し信号が連続して出力されている場合には使用済みのイ
ンクリボンを巻取るインクリボン巻取手段を動作させ、
上記信号が所定時間出力されない場合に装置の動作を停
止させる制御を行うように構成した。また本発明は、上
記インクリボンをインクカセットに収納して装置に装着
するとともにこのインクカセットを収納する開閉可能な
カバーを設け、該カバーが開けられた時インクリボン巻
取手段を所定の短時間動作させ、これによりインクカセ
ットに装着されたインクリボンのたるみを除くよう構成
した。また本発明は、インクリボン供給軸に、円周上に
複数の小孔を形成した円盤部材を連結するとともに、上
記小孔に対向してフォトセンサ等の信号発生部を配設し
た。
【0006】
【作用】インクリボン巻取駆動手段を、供給される電流
値に応じて所定の巻取トルクを発生する構成としたの
で、機械的劣化による巻取トルクの変動がなく、また巻
取トルクを可変する必要がある場合でも電流値を増減す
ることにより所定値に調整することができるので、巻取
トルクを所定値に維持することが容易となる。また、供
給軸に設けられたリボン繰り出し信号発生手段からの信
号に基づいて装置の動作を制御するように構成したの
で、いかなる色のインクリボンでも用いることができ、
インクリボンの誤検出によるトラブルを防ぐことができ
る。また、インクリボンをカセット化するとともにカセ
ット交換のため等のカバーオープン時に自動的にインク
リボンのたるみを巻取るようにしたので、取り出したイ
ンクカセットを他の場所に置いた際にたるんだインクリ
ボンにゴミ等が付着することがなくなる。また、インク
リボン供給軸にいわゆるエンコーダを設けるとともにこ
のエンコーダのスリット(検出部)を円状の孔として形
成したので、安価にすることができるとともに多数の信
号を送出することが容易となる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例装置に
ついて説明する。まず図1及び図2を参照して実施例装
置の構成と動作の概略について説明する。これらの図は
実施例装置の構成図で、図1はカバーを開いたカセット
交換状態を示し、図2はカセットを装着するとともにカ
バーを閉じた記録状態を示している。本実施例装置は、
ハウジング1と、記録機構2と、リボンカセット3と、
センサ機構4と、制御部5と、記録紙6から構成されて
いる。
【0008】ハウジング1は、本体13と、この本体1
3の後端部に配設された後カバー12と、前端部に配設
された前カバー11と、上記リボンカセット3の装着位
置を規定する位置決めピン14とから構成されている。
前カバー11は前端部に設けられた回動支点111を中
心に回転し、後カバー12は後端部に設けられた回動支
点121を中心に回転する。記録機構2は、インクリボ
ン34のインクを記録紙6上に熱転写するサーマルヘッ
ド21と、記録が終了したインクリボン34と記録紙6
とを分離する剥離バー22と、上記サーマルヘッド21
に対向配置されパルスモータ231によりインクリボン
34及び記録紙6を移送するプラテンローラ23と、イ
ンクリボン34および記録紙6の移送経路を規定するガ
イドローラ24及び25と、記録済みの記録紙を排出す
る排出口26とから構成されている。
【0009】リボンカセット3は、サーマルヘッド21
が位置する部分に開口部352が形成されたケース35
と、このケース35の後端部に配設されインクリボン3
4の未使用部が巻回される供給軸31と、この供給軸3
1に軸(後述)を介して連結され、その円周上に複数の
小孔331が形成された円盤33と、上記ケース35の
前端部に設けられ、インクリボン34の記録済み部分が
巻回される巻取軸32と、この巻取軸32に取り付けら
れた巻取ギア321と、上記本体13の前方部であって
上記前カバー11が閉じられた状態において上記巻取ギ
ア321と噛合する位置に設けられた巻取ギア36と、
この巻取ギア36に取り付けられたDCモータ361
と、上記ケース35の側面に配設され上記位置決めピン
14と係合する溝が形成された位置決め部材351とか
ら構成されている。なお、上記巻取ギア36は上記DC
モータ361が作用する駆動ギアとこの駆動ギアに隣接
する中間ギアとからなり、これら各ギアは支持板362
に上記駆動ギアの回転中心を支点として揺動可能に取り
付けられている。
【0010】センサ機構4は、上記リボンカセット3が
装置に装着された状態において上記小孔331に対向す
る位置に配設されたフォトセンサ41と、このフォトセ
ンサ41の前方(図中左側)に配設され、リボンカセッ
ト3の有無及びこのリボンカセット3に収納されたイン
クリボンの種別を識別するカセット識別センサ42と、
上記支点111の近傍位置に配設され、上記前カバー1
1の開閉状態を検出するカバー開閉センサ43とから構
成されている。フォトセンサ41は対向配置された円盤
33が回転した際に通過する小孔331の有無に応じた
パルス信号を発生する。すなわちこのフォトセンサ41
はインクリボン34の繰り出し動作に応じた回転検出信
号を上記コントローラ51に対して送出する。カセット
識別センサ42は、リボンカセット3に設けられている
図示を省略した検出部に示されている種別情報、すなわ
ち当該インクリボンが「ワックス系リボン」であるか
「樹脂系リボン」であるかといった情報を読み取り、こ
の情報を上記コントローラ51に送出する。そしてこの
種別情報は、記録条件すなわちサーマルヘッド21にお
ける発熱エネルギーを決定するためのパラメータとして
用いられたり、記録済みのインクシート34を記録紙6
から剥離するための剥離力を決定するためのパラメータ
として用いられる。この検出部は周知のスリット板や押
圧スイッチを用いて構成することができる。すなわちス
リットの開閉状態あるいは押圧スイッチのオン/オフ状
態を検出することによりインクリボンの種別を判定す
る。そして上記検出部からの信号が無い場合には、リボ
ンカセットが装着されていないと判定する。カバー開閉
センサ43は前カバー11(図1参照)の開閉状態を示
す信号を出力するものである。カバー11を開くことに
より記録紙6あるいはリボンカセット3を交換すること
ができる。
【0011】制御部5は上記した各部の動作を制御する
部分で、ホストコンピュータ等の上位装置から入力され
た描画コマンド及び上記センサ機構4からの検出信号に
基づいて、上記サーマルヘッド21、上記プラテンロー
ラ23を駆動するパルスモータ231及び上記巻取軸3
2を駆動するDCモータ361に対する動作信号を生成
する。なお、この制御部5の構成については後述する。
記録紙6は、ロール状に巻回された状態で本体13の後
端部に装着され、そして引き出されて使用される。
【0012】上記サーマルヘッド21は上記前カバー1
1の後端側に図示省略したブラケットを介して取り付け
られており、この前カバー11が閉じた状態ではこのサ
ーマルヘッド21は上記プラテンローラ23上に所定の
圧力で当接している。そして、上記前カバー11が閉じ
られた状態において、上記インクリボン34は上記供給
軸31、ガイドローラ24、サーマルヘッド21(プラ
テンローラ23)、剥離バー22及び巻取軸32の経路
で移送され、上記記録紙6はガイドローラ25、ガイド
ローラ24、サーマルヘッド21、剥離バー22及び排
出口26の経路で移送される。従って本実施例装置にお
いては、上記インクリボン34と記録紙6は、上記ガイ
ドローラ24で重ね合わせられ、次いでサーマルヘッド
21に移送されて記録(インクリボンに対する加熱)が
行われ、剥離バー22にてインクリボン34と記録紙6
が分離される。そして分離されたインクリボン34は順
次上記巻取軸32にて巻取られ、一方、記録紙6は排出
口26に導かれ外部に排出される。
【0013】次いで、図3〜図5を参照して本発明の要
部構成及び動作について説明する。まず図3を参照す
る。図3は制御部5の構成及び要部機構を示す図であ
る。図において、先に説明した機構については同符号を
以て示しその説明を省略する。制御部5は、上位装置か
ら入力された描画コマンド及び上記センサ機構4からの
信号に基づいて各部に動作命令を送出するコントローラ
51と、このコントローラ51からの命令に応じて上記
パルスモータ231を駆動するためのパルス信号を出力
する第1のドライバ回路52と、この第1のドライバ回
路52からのパルス信号を取り込み、このパルス信号が
連続して出力されている場合すなわちプラテンローラ2
3が動作している場合に駆動信号を出力する第2のドラ
イバ回路53と、このドライバ回路53からの駆動信号
の出力期間において所定値の電流を生成し、この電流を
上記DCモータ361に供給する定電流回路54とから
構成されている。本実施例装置においては、このように
第1のドライバ回路51からのパルス信号を利用して巻
取制御部(第2のドライバ回路53及び定電流回路5
4)を動作させているので回路構成を簡単にすることが
できる。
【0014】そしてこの定電流回路54にはトリマ54
1が接続されるともにコントローラ51からの制御信号
が入力される。上記トリマ541はこの定電流回路54
の電流出力を調整するもので、このトリマ541にてD
Cモータ361の巻取トルクを所定値となるよう調整す
る。またコントローラ51からの制御信号はカセット識
別センサ42からのインクリボンの種別を示す信号で、
上述したように「樹脂系リボン」、「ワックス系リボ
ン」、「リボン無し」の3種を示す信号である。定電流
回路54は、この制御信号に応じて上記DCモータ36
1に供給する電流値を適宜増減する。すなわち「樹脂系
リボン」に適した電流値と「ワックス系リボン」に適し
た電流値に適宜切り換える。これによりインクリボンの
種別に応じた最適な巻取トルクが選択でき、インクリボ
ンの記録部と非記録部を良好に剥離することができる。
なお「リボン無し」の信号が入力された場合は感熱記録
紙に対する記録と判定し、定電流回路54は上記DCモ
ータ361に対する電流の供給をストップする。ところ
でこの構成においては巻取軸32にインクリボンが巻回
されることによりリボンの巻径が変化し、これに伴い巻
取トルクが変化するが、一般にこの種インクリボンの厚
みは4μm程度で極めて薄い。従って巻取軸32におけ
る最大巻き径と最小巻き径の差は数mm程度となり巻取
トルクには殆ど影響を与えない。またコントローラ51
は、カセット識別センサ42からのインク種別情報に応
じてその記録条件、すなわちサーマルヘッド21に対す
る通電時間(ストローブ信号印加時間)を増減制御す
る。具体的には、「リボン無し」のときには1.0〜
2.0ms、「ワックス系リボン」のときには0.8〜
1.2ms、「樹脂系リボン」のときには0.6〜1.
0msの範囲で通電時間を選択する。このとき「樹脂系
リボン」を検出した場合のみ、幅の異なる複数の小パル
スを適宜組み合わせて発熱量を制御するいわゆるマイク
ロストローブ制御を実行するようにしても良い。このよ
うに構成することにより、インクリボンの種別に応じて
自動的に最適な記録条件およびインクリボンの剥離力を
選択できる。
【0015】次に図4を参照して実施例装置の動作につ
いて説明する。図4は実施例装置の動作を示すタイミン
グチャートで、回転検出信号Aすなわちフォトセンサ4
1からのパルス信号、リボン巻取信号B、装置動作/停
止信号C及びカバー開閉信号Dの関係を示している。コ
ントローラ51は装置の動作中において上記回転検出信
号Aを監視し、インクリボン34の終端検出をしてい
る。具体的には、上記第1のドライバ52に対する動作
命令の送出に対応して回転検出信号Aが連続して入力さ
れている場合に「インクリボン残有」と判定し、通常の
記録動作を実行する(図4において符号で示す)。ま
た、上記第1のドライバ52に対して動作命令を送出し
ているにも関わらず回転検出信号Aが入力されなかった
場合、すなわちフォトセンサ41からあるパルスが入力
された後に次のパルスが所定期間(同符号で示す)入
力されなかった場合にはインクリボンの終端が供給軸3
1を外れたものとみなし「インクリボン終端」と判定す
る。そして上記第1のドライバ52、第2のドライバ5
3及び上記サーマルヘッド21に対する信号の送出を止
め、装置を停止状態とする(同符号で示す)。この場
合において、「インクリボン終端」と認識するためのこ
の所定期間としては、後述する「装置動作開始直後の一
定時間」によるインクリボンの移送距離と合わせたこれ
らによる総移送距離が供給軸31からプラテンローラ2
3までのインクリボン移送経路長より小さい距離となる
ような値としている。本実施例装置は、この構成により
インクリボン34の終端部を確実に検出するとともにイ
ンクリボン34が挟持されていない状態で誤って記録す
るといった誤動作を防止することができる。
【0016】なお、この構成を実現するにあたり本実施
例装置では、装置動作開始直後の一定時間(正確には一
定パルス数に相当する時間)例えば0.5〜1.0秒程
度の時間(同符号で示す)は、ダミーパルス信号を発
生し上記回転検出信号Aに関係なく記録動作を実行させ
るようにしている。これは、インクリボン34がたるん
だ状態で装着された場合、このたるみ部を巻取っている
期間は回転検出信号Aが出力されず「インクリボン終
端」と誤検出されてしまうので、これを防ぐためのもの
である。また本実施例装置は、カバー開閉信号Dが開状
態を示した時(同符号で示す)第2のドライバ53が
駆動信号を発生する。これによりリボン巻取信号B(同
符号で示す)が発生されDCモータ361が所定時間
動作し、インクリボン34の供給軸31と巻取軸32間
におけるたるみを巻取る。これにより取り外したリボン
カセット3を他の場所に移動したとき、たるんだインク
リボンが床面に接触する等により汚れることを防止でき
る。
【0017】次いで図5を参照し、円盤33及びその周
辺機構について説明する。図5はリボンカセット3の供
給軸32側の拡大斜視図である。円盤33は軸333、
ステー334及びブラケット335を介して巻取軸31
(図5ではインクリボン34)に取り付けられ、この巻
取軸31の回転に応じて回転する構成とている。上記円
盤33は厚さ1〜2mm程度の円形の板状部材で、その
縁部332に沿ってスリットとして作用する複数の円形
の小孔331が形成されている。スリットを円形の小孔
331としたのは加工を容易にするためである。すなわ
ち円形とすることにより、ドリル加工あるいは打ち抜き
加工により製作することができ、コストを低減させるこ
とができる。また多数の信号を送出するよう構成する場
合には、小孔331の径を小さくし密に配置すればよい
ので、対応が容易である。また、このように構成するこ
とにより縁部332は角部のない面となるので、操作者
の安全性を高めることができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンクリボン巻取駆動手段を、供給される電流値に応じて
所定の巻取トルクを発生する構成としたので、機械的劣
化による巻取トルクの変動がなく、長期間にわたって巻
取トルクを一定値に維持することが容易となる。また、
供給軸に設けられたリボン繰り出し信号発生手段からの
信号に基づいて装置の動作を制御するように構成したの
で、いかなる色のインクリボンでも用いることができ、
インクリボンの誤検出によるトラブルを防ぐことができ
る。また、インクリボンをカセット化し、カセットの交
換時に自動的にインクリボンのたるみ部分を巻取るよう
にしたので、取り出したインクカセットを他の場所に置
いた際にたるんだインクリボンにゴミ等が付着すること
がなくなる。また、インクリボン供給軸にいわゆるエン
コーダを設けるとともにこのエンコーダのスリット(検
出部)を円状の孔として形成したので、安価にすること
ができるとともに多数の信号を送出することが容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例装置のカバー開状態における構成を示す
側面図である。
【図2】実施例装置の使用状態における構成を示す側面
図である。
【図3】実施例装置の要部構成を示す説明図である。
【図4】実施例装置の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図5】実施例装置の要部構成を説明する構成斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ハウジング 11 前カバー 2 記録機構 21 サーマルヘッド 23 プラテンローラ 231 パルスモータ(プラテン駆動モータ) 3 リボンカセット 31 供給軸 32 巻取軸 33 円盤 34 インクリボン 35 ケース 361 DCモータ(巻取モータ) 4 センサ機構 41 フォトセンサ 42 カセット識別センサ 43 カバー開閉センサ 5 制御部 54 定電流回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボン(インクシート)と受像媒体
    を重ね合わせるとともにこの重ね合わせ部において上記
    インクリボンのインクを熱転写することにより、上記受
    像媒体に画像を形成する熱転写記録装置において、 上記重ね合わせ部の前段にインクリボン供給軸を、後段
    にインクリボン巻取軸をそれぞれ配設するとともに、上
    記インクリボン巻取軸に、供給される電流の量に応じて
    所定のトルクを発生する駆動手段及びこの駆動手段に対
    して所定の定電流を供給する電流供給手段を設けたこと
    を特徴とする熱転写記録装置。
  2. 【請求項2】インクリボン(インクシート)と受像媒体
    を重ね合わせるとともにこの重ね合わせ部において上記
    インクリボンのインクを熱転写することにより、上記受
    像媒体に画像を形成する熱転写記録装置において、 上記重ね合わせ部の前段に配されたインクリボン供給軸
    と、この供給軸に配設され上記インクリボンの繰り出し
    動作に応じてリボン繰り出し信号を出力する繰り出し信
    号出力手段と、上記重ね合わせ部の後段に配され記録済
    みのインクリボンを巻取るインクリボン巻取機構と、記
    録動作時において上記リボン繰り出し信号が所定期間出
    力されない場合に装置の動作を停止させる動作停止手段
    とを備えていることを特徴とする熱転写記録装置。
  3. 【請求項3】上記インクリボンの供給軸及び巻取軸を一
    体化して装置に装着するインクカセットと、このインク
    カセットを収納するための開閉可能なカバーを設けると
    ともに、該カバーが開けられた時、上記供給軸と巻取軸
    間におけるインクリボンのたるみを巻取るたるみ巻取手
    段を設けたことを特徴とする請求項1または2記載の熱
    転写記録装置。
  4. 【請求項4】円周上に複数の小孔を形成した円盤部材
    と、上記円盤部材と上記供給軸とを連結する連結部材
    と、上記円盤部材に形成された小孔に対向して配設さ
    れ、上記円盤が回転した際に順次通過する上記小孔に対
    応して信号を出力する信号出力部とからなるリボン繰り
    出し信号出力手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
    3記載の熱転写記録装置。
JP24067494A 1994-09-08 1994-09-08 熱転写記録装置 Pending JPH0872276A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24067494A JPH0872276A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 熱転写記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24067494A JPH0872276A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 熱転写記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0872276A true JPH0872276A (ja) 1996-03-19

Family

ID=17063024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24067494A Pending JPH0872276A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 熱転写記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0872276A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202983A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp 熱転写型プリンタ
CN109649014A (zh) * 2018-12-19 2019-04-19 北京小米移动软件有限公司 打印机的控制方法、控制装置、打印机及存储介质

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013202983A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Mitsubishi Electric Corp 熱転写型プリンタ
CN109649014A (zh) * 2018-12-19 2019-04-19 北京小米移动软件有限公司 打印机的控制方法、控制装置、打印机及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0934168B1 (en) Tape printing apparatus
US5622440A (en) Ink film cassette having a torque applying device therein
JPH0433626B2 (ja)
EP1647408B1 (en) Printing apparatus
JP3882742B2 (ja) 感熱記録装置
US5069562A (en) Continuous paper autoloading mechanism for thermal printer
KR920008495B1 (ko) 감일 전사 기록 장치
EP0845365B1 (en) Paper transport device for color thermal printer
JPH0872276A (ja) 熱転写記録装置
JP2009006662A (ja) リボンスプール、リボンカセットおよび印刷装置
KR100219601B1 (ko) 인쇄면 판별영역을 갖는 ohp 및 승화형 열전사 프린터의 ohp 인쇄면 판별 방법 및 이에 적합한 장치
JP2011207070A (ja) テープ印刷装置
JP2013203014A (ja) サーマルプリンタおよびインクリボン巻き方向の検出方法
JPH06143722A (ja) 回転検出装置及び記録装置
JP3325761B2 (ja) リボンカセット
JPH04292969A (ja) シート材搬送装置及び前記シート材搬送装置を用いた記録装置
JP2536344B2 (ja) 印字装置
JP2568409B2 (ja) 記録装置
JPH10129065A (ja) インクフィルム用リール及びカセット並びに熱転写記録装置
JPS6212030B2 (ja)
JP2744686B2 (ja) 画像形成装置
JP2000001013A (ja) 熱転写プリンタ
JPH1086423A (ja) 熱転写プリンタ
JPS612580A (ja) ハ−ドコピ−装置
JPS6176382A (ja) 記録装置