JPH087200Y2 - 化学反応容器 - Google Patents
化学反応容器Info
- Publication number
- JPH087200Y2 JPH087200Y2 JP1991088860U JP8886091U JPH087200Y2 JP H087200 Y2 JPH087200 Y2 JP H087200Y2 JP 1991088860 U JP1991088860 U JP 1991088860U JP 8886091 U JP8886091 U JP 8886091U JP H087200 Y2 JPH087200 Y2 JP H087200Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- chemical reaction
- reaction gas
- packed bed
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/14—Thermal energy storage
Landscapes
- Hydrogen, Water And Hydrids (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、吸着剤、金属水素化
物などを充填してガスの吸着、放出を行う化学反応容器
の改良に係り、プレートフィン型熱交換器を利用した構
成で不可欠のヘッダータンクの取付け位置の補強をスペ
ーサーバーで行い、従来の容器内容積の減少と重量増加
を解消した化学反応容器に関する。
物などを充填してガスの吸着、放出を行う化学反応容器
の改良に係り、プレートフィン型熱交換器を利用した構
成で不可欠のヘッダータンクの取付け位置の補強をスペ
ーサーバーで行い、従来の容器内容積の減少と重量増加
を解消した化学反応容器に関する。
【０００２】
【従来の技術】水素ガスの吸蔵や供給のために、吸着剤
や金属水素化物などを充填して、これを冷却、加熱して
ガスの吸着、放出を行う化学反応容器が、水素分離装
置、水素の貯蔵や輸送装置に利用され、また、ヒートポ
ンプやケミカルポンプ、あるいは冷暖房装置に利用され
ている。
や金属水素化物などを充填して、これを冷却、加熱して
ガスの吸着、放出を行う化学反応容器が、水素分離装
置、水素の貯蔵や輸送装置に利用され、また、ヒートポ
ンプやケミカルポンプ、あるいは冷暖房装置に利用され
ている。
【０００３】出願人は先に、かかる化学反応容器の熱伝
導容量の拡大と熱効率の向上を図り、小型軽量で水素ガ
スの吸着、放出速度を著しく高めた構成の化学反応容器
として、プレートフィン型熱交換器を効果的に利用した
構成を提案（実公昭６１−２６７１８号公報）した。
導容量の拡大と熱効率の向上を図り、小型軽量で水素ガ
スの吸着、放出速度を著しく高めた構成の化学反応容器
として、プレートフィン型熱交換器を効果的に利用した
構成を提案（実公昭６１−２６７１８号公報）した。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】通常のプレートフィン
型化学反応容器では、通路への反応ガスの出入口に集配
のためにヘッダータンクを設けるが、例えば図２に示す
如く、反応容器１へのヘッダータンク２の取付位置に溶
接代を確保するため、サイドプレート３の板厚みを十分
に厚くするか、あるいは図３に示す如く、サイドプレー
ト３外面に別途当て板１０を設ける必要があった。
型化学反応容器では、通路への反応ガスの出入口に集配
のためにヘッダータンクを設けるが、例えば図２に示す
如く、反応容器１へのヘッダータンク２の取付位置に溶
接代を確保するため、サイドプレート３の板厚みを十分
に厚くするか、あるいは図３に示す如く、サイドプレー
ト３外面に別途当て板１０を設ける必要があった。
【０００５】一般に、化学反応容器は用途に応じて他の
装置と共に限られた空間に収納されるため外形寸法が限
定されており、ヘッダータンクも容器の四方に配置する
必要から、厚くしたサイドプレートの板厚み分あるいは
別途着設した当て板厚み分だけ容器内容積の減少及び容
器空重量の増加を招来する問題があった。
装置と共に限られた空間に収納されるため外形寸法が限
定されており、ヘッダータンクも容器の四方に配置する
必要から、厚くしたサイドプレートの板厚み分あるいは
別途着設した当て板厚み分だけ容器内容積の減少及び容
器空重量の増加を招来する問題があった。
【０００６】この考案は、プレートフィン型熱交換器構
成を採用した化学反応容器において、ヘッダータンクの
溶接固着に必要な溶接代を、サイドプレートの板厚みの
増加や当て板を用いることなく、また十分な強度を確保
して設定でき、容器内容積の減少及び容器空重量の増加
を防止できる構成からなる化学反応容器の提供を目的と
している。
成を採用した化学反応容器において、ヘッダータンクの
溶接固着に必要な溶接代を、サイドプレートの板厚みの
増加や当て板を用いることなく、また十分な強度を確保
して設定でき、容器内容積の減少及び容器空重量の増加
を防止できる構成からなる化学反応容器の提供を目的と
している。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この考案は、吸着剤や金
属水素化物などを充填して反応ガスが流入出する充填層
通路と熱媒体通路とを積層し、各通路端にヘッダータン
クを設けた化学反応容器において、ヘッダータンクを固
着する位置にある通路の反応ガス出入口をスペーサーバ
ーで閉塞し、隣接する同一機能通路との間に孔明きチュ
ーブプレートを用いて当該機能反応ガスの流入出を可能
にしたことを特徴とする化学反応容器である。
属水素化物などを充填して反応ガスが流入出する充填層
通路と熱媒体通路とを積層し、各通路端にヘッダータン
クを設けた化学反応容器において、ヘッダータンクを固
着する位置にある通路の反応ガス出入口をスペーサーバ
ーで閉塞し、隣接する同一機能通路との間に孔明きチュ
ーブプレートを用いて当該機能反応ガスの流入出を可能
にしたことを特徴とする化学反応容器である。
【０００８】また、この考案は上記構成において、容器
最外層通路を孔明きフィンを挿入した充填層として、そ
の反応ガス出入口をスペーサーバーで閉塞し、隣接する
充填層通路との間に孔明きチューブプレートを用いて反
応ガスの流入出を可能にし、前記スペーサーバーにてヘ
ッダータンクの溶接代を確保したことを特徴とする化学
反応容器である。
最外層通路を孔明きフィンを挿入した充填層として、そ
の反応ガス出入口をスペーサーバーで閉塞し、隣接する
充填層通路との間に孔明きチューブプレートを用いて反
応ガスの流入出を可能にし、前記スペーサーバーにてヘ
ッダータンクの溶接代を確保したことを特徴とする化学
反応容器である。
【０００９】
【作用】この考案は、吸着剤や金属水素化物など充填物
と反応ガスを接触させた状態において熱媒体を流し、充
填物の冷却、加熱を行うことにより反応ガスの吸着、放
出を行う、プレートフィン型熱交換器構成の化学反応容
器において、ヘッダータンクの溶接代を確保するため
に、例えば、最外充填層通路の反応ガス出入口をスペー
サーバーで塞ぎ、反応ガス出入口のなくなった最外充填
層通路への反応ガスの導入出を可能にするため、最外充
填層とそれに隣接する充填層の間に孔明きチューブプレ
ートを使用し、また、最外充填層通路内に孔明きフィン
を挿入して反応ガスの移動を確保したことを特徴とす
る。従って、この考案の構成は最外充填層に限らず、構
造上通路出入口を設けられない他層通路などいずれの位
置においても適用可能である。
と反応ガスを接触させた状態において熱媒体を流し、充
填物の冷却、加熱を行うことにより反応ガスの吸着、放
出を行う、プレートフィン型熱交換器構成の化学反応容
器において、ヘッダータンクの溶接代を確保するため
に、例えば、最外充填層通路の反応ガス出入口をスペー
サーバーで塞ぎ、反応ガス出入口のなくなった最外充填
層通路への反応ガスの導入出を可能にするため、最外充
填層とそれに隣接する充填層の間に孔明きチューブプレ
ートを使用し、また、最外充填層通路内に孔明きフィン
を挿入して反応ガスの移動を確保したことを特徴とす
る。従って、この考案の構成は最外充填層に限らず、構
造上通路出入口を設けられない他層通路などいずれの位
置においても適用可能である。
【００１０】
【実施例】図１に示す化学反応容器は最外層通路に金属
水素化物の充填層を有する構成例である。反応容器１
は、チューブプレート６，６間にフィン７を挿入した通
路内に金属水素化物４ａを充填した充填層通路４とチュ
ーブプレート６，６とフィン７′及びスペーサーバー８
とからなる熱媒体通路５を所要パターンで積層した構成
であり、充填層通路４端にフィルター９を配置して、水
素ガス用のヘッダータンク２を後述の方法で固着する構
成からなる。
水素化物の充填層を有する構成例である。反応容器１
は、チューブプレート６，６間にフィン７を挿入した通
路内に金属水素化物４ａを充填した充填層通路４とチュ
ーブプレート６，６とフィン７′及びスペーサーバー８
とからなる熱媒体通路５を所要パターンで積層した構成
であり、充填層通路４端にフィルター９を配置して、水
素ガス用のヘッダータンク２を後述の方法で固着する構
成からなる。
【００１１】反応容器１のサイドプレート３側位置にあ
る最外層通路は、金属水素化物４ａを充填した充填層通
路４０であり、反応ガス出入口側を含め周囲をスペーサ
ーバー４１にて閉塞してある。この最外層の充填層通路
４０は、通路内に孔明きフィン４２を挿入して金属水素
化物４ａを充填してあり、また隣接する充填層通路４と
の間のチューブプレートに孔明きチューブプレート４３
を用いて、充填層通路４０内への水素ガスの流入出を隣
接充填層通路４を介して行うように構成してある。
る最外層通路は、金属水素化物４ａを充填した充填層通
路４０であり、反応ガス出入口側を含め周囲をスペーサ
ーバー４１にて閉塞してある。この最外層の充填層通路
４０は、通路内に孔明きフィン４２を挿入して金属水素
化物４ａを充填してあり、また隣接する充填層通路４と
の間のチューブプレートに孔明きチューブプレート４３
を用いて、充填層通路４０内への水素ガスの流入出を隣
接充填層通路４を介して行うように構成してある。
【００１２】ヘッダータンク２の反応容器１への固着
は、サイドプレート３厚みと最外層の充填層通路４０の
スペーサーバー４１幅で確保した位置に溶接にて強固に
固着してある。かかるヘッダータンク２の溶接代は、必
要に応じてサイドプレート３厚みと最外層の充填層通路
４０のスペーサーバー４１幅を任意に割り振り設定する
ことができ、必要な溶接強度を得ることができる。
は、サイドプレート３厚みと最外層の充填層通路４０の
スペーサーバー４１幅で確保した位置に溶接にて強固に
固着してある。かかるヘッダータンク２の溶接代は、必
要に応じてサイドプレート３厚みと最外層の充填層通路
４０のスペーサーバー４１幅を任意に割り振り設定する
ことができ、必要な溶接強度を得ることができる。
【００１３】また、かかる構成において、熱媒体通路５
へ必要な冷媒あるいは加熱媒体を通過させて、充填層通
路４，４０内の金属水素化物４ａを冷却あるいは加熱し
て、水素ガスの吸着あるいは放出を行うが、特に充填層
通路４０への水素ガスの流入出は、チューブプレートと
フィンに孔明きタイプを使用したことにより、十分に確
保されている。
へ必要な冷媒あるいは加熱媒体を通過させて、充填層通
路４，４０内の金属水素化物４ａを冷却あるいは加熱し
て、水素ガスの吸着あるいは放出を行うが、特に充填層
通路４０への水素ガスの流入出は、チューブプレートと
フィンに孔明きタイプを使用したことにより、十分に確
保されている。
【００１４】
【考案の効果】この考案は、容器最外層通路を孔明きフ
ィンを挿入した充填層として、その反応ガス出入口をス
ペーサーバーで閉塞して、サイドプレート厚みと最外層
通路のスペーサーバー幅でヘッダータンクの必要な溶接
代を確保し、また孔明きフィンと孔明きチューブプレー
トを用いて最外層通路内への反応ガス流入出を確保して
いるため、反応容器内容積のほとんどを反応ガス通路と
して有効に利用でき、かつサイドプレート厚みを薄くで
きるため、従来の如き容器内容積の減少と重量増加を解
消できる。
ィンを挿入した充填層として、その反応ガス出入口をス
ペーサーバーで閉塞して、サイドプレート厚みと最外層
通路のスペーサーバー幅でヘッダータンクの必要な溶接
代を確保し、また孔明きフィンと孔明きチューブプレー
トを用いて最外層通路内への反応ガス流入出を確保して
いるため、反応容器内容積のほとんどを反応ガス通路と
して有効に利用でき、かつサイドプレート厚みを薄くで
きるため、従来の如き容器内容積の減少と重量増加を解
消できる。
【図１】Ａはこの考案による化学反応容器の要部縦断説
明図であり、Ｂは同部の横断説明図である。
明図であり、Ｂは同部の横断説明図である。
【図２】従来の化学反応容器の構成を示す要部縦断説明
図である。
図である。
【図３】従来の他の化学反応容器の構成を示す要部縦断
説明図である。
説明図である。
１ 反応容器 ２ ヘッダータンク ３ サイドプレート ４，４０ 充填層通路 ４ａ 金属水素化物 ５ 熱媒体通路 ６ チューブプレート ７，７′ フィン ８，４１ スペーサーバー ９ フィルター １０ 当て板 ４２ 孔明きフィン ４３ 孔明きチューブプレート
Claims (2)
- 【請求項１】 吸着剤や金属水素化物などを充填して反
応ガスが流入出する充填層通路と熱媒体通路とを積層
し、各通路端にヘッダータンクを設けた化学反応容器に
おいて、ヘッダータンクを固着する位置にある通路の反
応ガス出入口をスペーサーバーで閉塞し、隣接する同一
機能通路との間に孔明きチューブプレートを用いて当該
機能反応ガスの流入出を可能にしたことを特徴とする化
学反応容器。 - 【請求項２】 容器最外層通路を孔明きフィンを挿入し
た充填層として、その反応ガス出入口をスペーサーバー
で閉塞し、隣接する充填層通路との間に孔明きチューブ
プレートを用いて反応ガスの流入出を可能にしたことを
特徴とする請求項１記載の化学反応容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991088860U JPH087200Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化学反応容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991088860U JPH087200Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化学反応容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530699U JPH0530699U (ja) | 1993-04-23 |
| JPH087200Y2 true JPH087200Y2 (ja) | 1996-03-04 |
Family
ID=13954754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991088860U Expired - Lifetime JPH087200Y2 (ja) | 1991-10-02 | 1991-10-02 | 化学反応容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH087200Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-02 JP JP1991088860U patent/JPH087200Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0530699U (ja) | 1993-04-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |