JPH087197A - 道路交通情報表示装置 - Google Patents

道路交通情報表示装置

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JPH087197A
JPH087197A JP14044594A JP14044594A JPH087197A JP H087197 A JPH087197 A JP H087197A JP 14044594 A JP14044594 A JP 14044594A JP 14044594 A JP14044594 A JP 14044594A JP H087197 A JPH087197 A JP H087197A
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JP
Japan
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traffic information
road traffic
road
information
display
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Application number
JP14044594A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Degawa
裕久 出川
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】現在受信している道路交通情報(図1(a) )を
記憶させ、その後、次に道路交通情報(図1(b) )を受
信した際には、前回の道路交通情報との比較を行い、そ
の比較により見つけだした道路交通情報の変化内容cの
みを表示し(図1(d) )ユーザに知らせる。 【効果】受信した道路交通情報の中で前回受信データと
今回受信データとの間で変化した道路交通情報のみを表
示するので、現在の道路交通情報を概ね把握しているユ
ーザは、これにより刻々と変化する道路交通情報をユー
ザは一目で認識できる。ディスプレイを見る時間や、道
路交通情報の変化状況を判断する時間を少なくでき、業
務をわずらわすことなく渋滞や事故状況を認識するのに
有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、刻々と変化する道路交
通情報を受信する機能を持った道路交通情報表示装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両に搭載されたナビゲーション
装置や配送センターの情報処理装置と中央センター装置
との間を通信網で結び、中央センター装置から車載装置
等へ所定の道路交通情報を提供するようにした道路交通
情報提供システムの研究開発が進展している。このよう
な道路交通情報提供システムには、例えば自動車電話回
線網を利用した構成のものや路側に設置された通信装置
(ビーコン)を利用した構成のもの、FM多重通信を利
用した構成のものが提案されている。
【0003】より具体的に説明すると、自動車電話回線
網を利用した構成のものでは、車両又は配送センターに
電話器、制御装置、表示装置等が備えられている。中央
センター装置は、ユーザにより電話器からアクセスされ
ると、自動車電話回線網を介して現在の道路交通情報を
送出する。車載装置等は、電話器によりその道路交通情
報を受信すると、制御装置でその道路交通情報を所定の
表示形式に編集し、表示装置にその編集済の道路交通情
報を道路地図に重ねて表示する。
【0004】一方、ビーコン送信機を利用したシステム
では、車両に、前記自動車電話器の代わりにビーコン受
信機が備えられている。中央センター装置は、ビーコン
送信機に常に道路交通情報を提供しており、ビーコン送
信機は、その道路交通情報を含む電波を比較的狭い範囲
に放射している。この状態で、車両がその放射領域を通
過すると、車載装置は、ビーコン受信機でその道路交通
情報を含む電波を受信し、その電波に含まれる道路交通
情報を制御装置に送出する。その後は前記自動車電話回
線網を利用した構成のものと同様の動作が行われる。
【0005】FM多重通信を利用した構成のものでは、
車両又は配送センターに、FM多重受信機が備えられて
いる。中央センター装置は放送局を通して道路交通情報
を提供しており、FM多重受信機は、その道路交通情報
を受信すると、表示装置に道路交通情報を表示させる。
中央センター装置から提供される道路交通情報には、渋
滞情報、道路規制情報、事故・工事情報、旅行時間情報
等が含まれている。このうち、渋滞情報や道路規制情報
のあるものは、表示画面上に道路車線ごとに表示帯とし
て表示される。この表示帯は、その渋滞や規制の発生し
ている道路の区間に沿って表示される。事故・工事情報
や道路規制情報の一部は、表示画面上の道路の上にマー
キング(アイコン)又は文字で重ね書きして表示され
る。
【0006】さらに、道路の表示とは無関係に、文字の
みで「AからBまでXXkm渋滞」、「C交差点で事
故」等と表示される場合もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来までのシステムで
は、送られてきた情報を受け取り、受け取った情報をす
べて表示していた。しかしながら、道路交通情報は広範
囲にわたっているため、その表示内容全体をユーザが瞬
時に把握することが難しい。現在の道路交通情報の把握
ができているユーザにとって、情報の全部を表示しても
らうより、少し前の時刻に送られてきた情報に対して、
現在どの情報が変化したのかを表示してもらうほうが便
利な場合がある。
【0008】また、従来までのシステムでは、送られた
情報をそのまま全て地図上に表示していたため、渋滞と
規制の情報が重なって表示される場合等には、表示画面
がわかりにくく、重要な規制情報を認識しづらい欠点が
あった。さらに従来までのシステムでは、送られた情報
をそのまま全て表示しているので、ユーザにとっては、
現在の渋滞状況はわかるがその状況が普段の状況に対し
てどのように異なるのかまでわからない欠点があった。
【0009】本発明の目的は、刻々変化する道路交通情
報を参照しながら運転や配送等の業務を行う際に、業務
に注力したまま変化情報を容易に把握できる道路交通情
報表示装置を提供することである。本発明の他の目的
は、重要な道路交通情報を見逃すことなく容易に把握で
きる道路交通情報表示装置を提供することである。
【0010】本発明のさらに他の目的は、受信した道路
交通情報の中から、普段の道路状況と異なる情報だけを
容易に把握できる道路交通情報表示装置を提供すること
である。
【0011】
【課題を解決するための手段及び作用】
(1) 前記目的を達成するための請求項1記載の道路交通
情報表示装置は、道路交通情報が受信されると、当該受
信された道路交通情報を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されている道路交通情報等に基づき、新たに
受信された道路交通情報の内容に変化が生じた時に、そ
の変化した内容を抽出する抽出手段と、抽出手段により
抽出された内容のみを表示させる表示制御手段とを含む
ものである。
【0012】前記の道路交通情報表示装置であれば、現
在受信している道路交通情報を記憶手段に記憶させ、そ
の後、次に道路交通情報を受信した際には、前回の道路
交通情報との比較を抽出手段で行い、その比較により見
つけだした道路交通情報の変化内容のみを表示し、ユー
ザに知らせる。 (2) 前記目的を達成するための請求項2記載の道路交通
情報表示装置は、道路地図データを予め記憶した道路地
図記憶手段と、前記道路地図記憶手段から道路地図デー
タを読出す読出手段と、前記読出手段により読出された
道路地図データに対応する道路地図を表示する表示手段
と、道路交通情報の内容と表示の重要度とを対応付けて
記憶する記憶手段と、複数の道路交通情報を重なった位
置に表示するときに、前記記憶手段に記憶されている重
要度に応じて一方の情報を他方の情報より優先して表示
する表示制御手段とを備えるものである。
【0013】受信した道路交通情報を地図上に表示する
際に、その情報の地図上の表示位置を予め判定し、複数
の道路交通情報が同じ位置に重なった場合、より重要な
情報を優先して表示し、ユーザに提供する。例えば道路
規制のほうが渋滞情報よりも重要であるとすれば、渋滞
区間の1か所に道路規制があるとき、ディスプレイ上で
道路規制情報を間違いなく表示することができる。 (3) 前記目的を達成するための請求項3記載の道路交通
情報表示装置は、普段の平均的な道路交通情報の内容を
記憶している記憶手段と、前記記憶手段に記憶されてい
る道路交通情報等に基づき、新たに受信された道路交通
情報の内容が相違する場合に、その相違する内容を抽出
する抽出手段と、抽出手段により抽出された内容のみを
表示させる表示制御手段とを含むものである。
【0014】予め、通常時の平均的道路交通状況を把握
しておき、それらと受信した道路交通情報とを比較する
ことで、通常とは異なる状況のみを抽出し表示させ、ユ
ーザに知らせることができる。
【0015】
【実施例】
<道路交通情報提供システム>図2は、道路交通情報提
供システムの構成を簡単に示すブロック図である。この
道路交通情報提供システムは、中央センター装置1と、
車載装置2と、中央センター装置1と車載装置2との間
を無線で連絡する自動車電話回線網3とから構成されて
いる。
【0016】より詳細に説明すると、中央センター装置
1は、路上に設置された各種車両感知機等に基づいて渋
滞情報、事故情報、工事情報、道路規制情報等を含む道
路交通情報を収集する交通管制システム4を備えてい
る。なお、前記道路交通情報は、時々刻々変化するもの
であり、交通管制システム4における情報収集作業が行
われるごとに内容が違っている。本システムでは、この
変動する道路交通情報をユーザに伝えるという機能を有
している。
【0017】中央センター装置1は、交通管制システム
4で収集された道路交通情報を編集する道路交通情報提
供装置6と、この道路交通情報提供装置6から自動着信
モデム7を介して出力される道路交通情報を自動車電話
回線網3を介して車載装置2に送出するための電話器8
とを備えている。表1は、前記中央センター装置1から
送出される道路交通情報の構成例を示す。
【0018】
【表1】
【0019】この道路交通情報は、交通管制システム4
が道路交通情報を収集した時刻を表す提供時刻(時)J
1、(分)J2および渋滞等の発生している箇所を含む
メッシュ地図番号を特定するためのメッシュ番号J3を
有している。ここで、メッシュ地図とは、日本の道路地
図を複数に縦横分割して得られる道路地図(例えば10km
×10km)のことであり、メッシュ地図番号とは、各メッ
シュ地図に付された番号のことである。
【0020】また、道路交通情報は、渋滞、規制等の区
別を表す情報の種別J4およびリンク番号J5を有して
いる。ここでリンクとは、道路区間を示すベクトルのこ
とであり、ベクトルの方向は車両の進行方向にとられる
から、同じ道路区間で往復2本のリンクが定義されるこ
とになる。さらに、道路交通情報は、渋滞、規制等の始
まりを表すリンク始端からの距離J6、渋滞、規制等の
終わりを表すリンク始端からの距離J7、渋滞、規制等
の長さJ8、並びに、渋滞、規制等の始まりを表す地名
J9、渋滞、規制等の終わりを表す地名J10を有して
いる。 <車載装置>車載装置2は、前記自動車電話回線網3に
接続可能なものであって、中央センター装置1から送信
された道路交通情報を受信するとともに、中央センター
装置1へ任意にアクセスできる自動車電話器9と、車両
の現在位置を検出しこの現在位置等を道路地図とともに
表示するナビゲーション装置10と、自動車電話器9で
受信されて自動車電話用モデム11を介して取得された
道路交通情報をナビゲーション装置10に出力するため
の通信装置12とを備えている。
【0021】ナビゲーション装置10は、図示しない車
速センサ(車輪速センサ等)、方位センサ(地磁気コン
パス、ジャイロ等)、地球の周回軌道を航行しているG
PS(Global Positioning System )衛星から送信され
る電波を受信するGPS受信機等の各種センサ出力に基
づいて車両の現在位置を検出する位置検出装置13と、
リンクとノードとの組合わせから構成される道路地図デ
ータ等が予め記憶された地図メモリ14とを備えてい
る。この地図メモリ14には、例えばCD−ROMやI
Cカードが適用できる。
【0022】前記ノードとは、一般に、道路の交差点や
屈曲点等を特定するための座標点のことであり、リンク
は、各ノードをつないだベクトルとなる。また、道路地
図データは、リンク番号、リンクの始点ノードおよび終
点ノードの座標、リンクの距離、リンクを通過する方
向、道路の種類もしくは種別等のデータを含むものであ
る。また、道路種別とは、高速道路、国道、都道府県
道、主要幹線道路等の道路を種類ごとに区別したものを
いう。
【0023】なお、前記車速センサ、方位センサ、GP
S受信機は、すべて備えられていなくてもよく、例えば
車速センサ,方位センサのみでも車両の現在位置を検出
できるし、GPS受信機のみでも車両の現在位置を検出
できる。位置検出装置13は、車速センサにより検出さ
れる距離データ、及び方位センサにより検出される方位
データ又は方位変化データをそれぞれ積算して走行軌跡
データを算出し、走行軌跡データと地図メモリ14に格
納されている道路のパターンとの比較(いわゆる地図マ
ッチング法、特開昭64-53112号公報参照)に基いて車両
位置を検出する。
【0024】前記ナビゲーション装置10はまた、位置
検出装置13で車両の現在位置が検出されたときに、そ
の周辺の道路地図データを地図メモリ14から読出し、
車両の現在位置データおよび道路地図データを出力する
とともに、通信装置12から与えられた道路交通情報を
交通情報格納バッフア17に一時的に記憶させる、CP
U(中央演算装置)等から構成された制御装置15と、
道路地図上に現在位置や道路交通情報を表示するCR
T,LCD(液晶表示器)等から構成された表示装置1
6とを備えている。
【0025】前記交通情報格納バッファ17は、少なく
とも2時点分の道路交通情報を格納する容量を持ち、そ
れぞれ2時点(例えば今回中央センター装置1から受信
した時点と前回中央センター装置1から受信した時点)
の道路交通情報を記憶する。そして、CPUから、これ
らの2時点分の道路交通情報を比較せよという命令が与
えられると、2つの道路交通情報の変化分のみ取り出さ
れる。
【0026】この比較処理は、まず前回記憶された道路
交通情報のメッシュ番号J3、情報の種別J4およびリ
ンク番号J5と、今回の記憶された道路交通情報のメッ
シュ番号J3、情報の種別J4およびリンク番号J5と
がすべて一致しているかどうかを判定する。一致してい
れば、同じ道路上の同じ種類の道路交通情報であるから
比較処理の対象にする。一致していなければ、別の道路
上の道路交通情報又は別の種類の道路交通情報であるか
ら比較処理の対象にしない。
【0027】さらに、前記ナビゲーション装置10は、
制御装置15から与えられた各種データに基づいて後述
の描画装置19を制御する表示制御装置18と、表示制
御装置18による制御に基づいて表示装置16に道路地
図等を描画するための描画装置19とを備えている。前
記表示制御装置18には、通常モード、道路交通情報表
示モード等の各種モードをユーザが画面を指で触れて選
択するためのモード選択キー20が接続されている。ま
た、描画装置19は、表示制御装置18から与えられる
データを一時的に記憶するビットマップメモリ(図示せ
ず)を備えている。 <実施例1−1>以下、表示制御装置18および描画装
置19の動作について説明する。表示制御装置18は、
通常モードが選択されている場合、制御装置15から現
在位置データおよび道路地図データが与えられると、車
両の現在位置を表す位置表示マークを特定の色で、およ
び、各道路を所定表示色でそれぞれ描画せよという命令
を描画装置19に与える。この描画命令が与えられた描
画装置19は、それに基づいてビットマップメモリにい
ったん表示内容を描画し、所定のタイミングで、そのビ
ットマップメモリから描画内容を順に読出し、表示装置
16に描画する。したがって、表示装置16には、各道
路が道路種別に応じた色で位置表示マークとともに表示
される。
【0028】また、表示制御装置18には、ユーザが中
央センター装置1にアクセスすることにより取込まれた
道路交通情報が制御装置15から与えられる。表示制御
装置18は、通常モードが選択されている場合にこの道
路交通情報が与えられると、与えられた道路交通情報を
交通情報格納バッファ17に一時的に記憶させる。前記
交通情報格納バッファ17に記憶された道路交通情報
は、次に道路交通情報が取込まれるまで保持される。
【0029】この状態で通常モードから道路交通情報表
示モードに切換えられると、表示制御装置18は、交通
情報格納バッファ17に記憶されている道路交通情報を
読出した後、所定の形態で描画せよという命令を描画装
置19に与える。この結果、道路交通情報表示帯は図1
(a) に示すように、道路の片側又は両側に表示される。
【0030】なお、各道路交通情報表示帯は、渋滞長J
8(表1参照)に対応してその渋滞の方向に沿った長さ
を変えて表示されることは勿論である。すなわち、渋滞
長が長い場合は道路交通情報表示帯もその渋滞の方向に
沿って長い形態で表示され、渋滞長が短い場合は道路交
通情報表示帯もその渋滞の方向に沿って短い形態で表示
される。
【0031】さらに、各道路交通情報表示帯は、リンク
番号J5(表1参照)に基づいて認識される渋滞の発生
している車線に対応した異なる表示位置に表示されるこ
ともいうまでもない。すなわち、道路交通情報が与えら
れている道路の右側(反対方向の車線)及び左側(進行
方向の車線)にそって、それぞれの道路交通情報表示帯
が表示される。
【0032】次に、中央センター装置1から新しい道路
交通情報(例えば図1(b) に示すような渋滞情報とす
る)を受信すると、これらの道路交通情報を比較し、2
つの道路交通情報の変化分のみを取り出す(図1(c) 参
照)。すなわち、前回のみ渋滞していた区間a、前回も
今回も渋滞中の区間b、新しく渋滞になった区間cの3
つに分ける。そして、図1(d) に示すように新しく渋滞
になった区間cのデータ及び/又は前回のみ渋滞してい
た区間aのデータのみを出力する。
【0033】したがって、今回受信した道路交通情報
と、前回受信した道路交通情報を比較し、変化した道路
交通情報だけを地図上に表示することができる。上の例
は、渋滞の場合であったが、この他に工事情報、通行規
制情報等について同様の処理をする。 <実施例1−2>前記実施例では、今回受信した道路交
通情報と、前回受信した道路交通情報を比較し、変化し
た道路交通情報を道路地図上に表示していたが、渋滞情
報を文字で表示させることができるナビゲーション装置
ならば、文字で表示する場合にも、適用することができ
る。
【0034】図3は、文字表示例を示し、同図(a) は前
回受信した渋滞情報である。同図(a) の「AからBまで
XXkm渋滞」という情報を、今回も受信すれば、その
表示を省略し、今回新たに受け取った情報「CからDま
でYYkm渋滞」のみを表示させる(図(b) 参照)。 <実施例2>この実施例では、受信した道路交通情報を
地図上の位置に並べ、同一位置に複数の情報があるかど
うかをチェックする。同一位置に複数の道路交通情報が
提供されている場合、ユーザが分かりやすいように、規
制情報を渋滞情報に優先して表示する。
【0035】このため、ビットマップメモリの他に、ビ
ットマップメモリの各メモリセルに情報を書き込む際
の、奥行き与えるデプス・バッファ(図示せず)が用意
されている。前記奥行きは、2段階〜数段階程度のもの
で十分である。表示制御装置18は、制御装置15から
交通情報格納バッファ17に一時的に記憶された情報が
与えられた際に、情報の種別に応じて奥行きを与える。
例えば、規制情報であれば奥行きは浅い値が与えられ、
渋滞情報であれば奥行きは深い値が与えられる。そして
表示制御装置18は、描画装置に描画命令を与える。
【0036】この描画命令が与えられた描画装置19
は、陰線・陰面消去をしながらビットマップメモリに表
示内容を描画していく。すなわち、前記奥行きをデプス
・バッファに書き込みつつ、デプス・バッファの値を参
照しながら、情報を描画していく。深い情報の上に浅い
情報が重なることになれば、深い情報を消してその上に
浅い情報を植えつけ、デプス・バッファの値も更新す
る。逆に、浅い情報の上に深い情報が重なることになれ
ば、深い情報は描画せず、浅い情報をそのまま残す。
【0037】なお、陰線・陰面消去処理は、前記デプス
バッファアルゴリズムに限定されるものではなく、この
他の公知のアルゴリズム(例えば情報を奥行きの深い順
にソートし、奥行きの深い情報から順に描いていく方
法)を採用することもできる。ビットマップメモリへの
書込みが終われば、そのビットマップメモリから描画内
容を順に読出し、表示装置16に描画する。したがっ
て、表示装置16には、図4に示すように道路の渋滞情
報の上に規制箇所を示すマーク(「規」で示している)
が表示される。
【0038】上の説明では、規制情報には浅い奥行きが
与えられ、渋滞情報には深い奥行きが与えられると述べ
たが、これに限られるものではなく、いかなる種類の情
報であっても、予めその重要度、緊急度に応じて適当な
奥行きを与えることができる。 <実施例3>実施例1では、ユーザが中央センター装置
1にアクセスすることにより取込まれた道路交通情報
は、前に与えられた道路交通情報と比較され変化した情
報のみが表示された。
【0039】しかしこれだけでは、ユーザは、表示され
ている情報が普段と変わりないのか、普段とは違う状態
なのか判らない。例えば、ある道路区間が渋滞表示され
ていても、その道路区間はいつも渋滞しているところな
のか、その時点でたまたま渋滞しているのか判らないた
め、ドライバは、その道を迂回すべきかどうか判断でき
ない。
【0040】そこでこの実施例では、事前にわかってい
る通常の道路状況(混み具合等)を予めデータとして保
持しておき、受信した道路交通情報と比較して、通常の
道路交通情報と異なる情報のみを地図上に重ね書きして
表示する。通常の道路状況の求め方は、統計処理を行
い、平均的な情報を決定し交通情報格納バッフア17の
所定領域に記憶しておく。
【0041】統計処理手法としては、その道路区間の
過去x日(xは所定の自然数)の平均をとる、過去x
日のその時間帯での平均をとる、その曜日での過去x
日の平均をとる、その月での過去x日の平均をとる、
その季節での過去x日の平均をとる、等の方法が可能
である。表示制御装置18は、交通情報格納バッファ1
7に記憶されている道路交通情報を読出した後、交通情
報格納バッフア17の前記領域に記憶されている平均値
を参照して、平均値から所定値以上離れている場合にの
み、表示させる。この比較処理は、実施例1で説明した
のと同様である。
【0042】したがって、例えば日曜日の午後常に渋滞
している道路が、日曜日の午後渋滞していても、その表
示は現れないし、深夜渋滞することのない道路が渋滞す
ればその表示は現れることになる。上では渋滞の例を上
げたが、交通規制情報、道路工事情報でも、同様に取り
扱うことができる。 <その他の実施例>実施例の説明は以上のとおりである
が、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば前記実施例では、中央センター装置1から送信さ
れる道路交通情報を受信し処理するのは車載装置2であ
ったが、車載でない装置、例えば運送車両配送センター
に設置された装置であってもよい。
【0043】また、前記実施例では、自動車電話回線網
3を利用して道路交通情報を得る構成例について説明し
たが、道路交通情報を得ることのできる構成であれば、
例えばFM多重放送を利用したり、路側に設置された電
波ビーコン、光ビーコン送信機を利用したりする構成と
してもよい。その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことは可能でる。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、受信した
道路交通情報の中で前回受信データと今回受信データと
の間で変化した道路交通情報のみを表示するので、これ
により刻々と変化する道路交通情報をユーザが認識する
際には、表示された変化した道路交通情報を見るだけで
よい。このように変化分だけの道路交通情報が一目で認
識できることから、現在の道路交通情報を概ね把握して
いるユーザは、速やかに交通状況の変化を把握でき、デ
ィスプレイを見る時間や、道路交通情報の変化状況を判
断する時間を少なくでき、業務をわずらわすことなく渋
滞や事故状況を認識するのに有効に働く。
【0045】請求項2記載の発明によれば、ユーザは、
同一位置に多くの道路交通情報が重なって送信されてき
ても、その中から重要な道路交通情報を見逃すことなく
短時間で認識し、把握するのに効果的である。請求項3
記載の発明によれば、ユーザは、普段の道路交通情報を
概ね把握していなくても、受信した現在の道路交通情報
に内容が普段の道路交通情報に比べていかに異なってい
るかを、ユーザの経験や他のデータに頼らずに速やかに
知ることができるので、ディスプレイを見る時間の短縮
や、ユーザの思考時間の短縮に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】前回受信した渋滞情報と今回受信した渋滞情報
との間で変化した渋滞情報のみを道路地図に表示する手
順を説明する画面表示図である。
【図2】道路交通情報提供システムの構成を簡単に示す
ブロック図である。
【図3】前回受信した渋滞情報と、今回受信した渋滞情
報との間で変化した渋滞情報のみを文字で表示する手順
を説明する画面表示図である。
【図4】同一位置に渋滞情報と規制情報が重なって送信
されてきたとき、渋滞情報に規制情報を上書きして表示
した画面表示図である。
【符号の説明】
1 中央センター装置 2 車載装置 3 自動車電話回線網 14 地図メモリ 15 制御装置 16 表示装置 17 交通情報格納バッファ 18 表示制御装置 19 描画装置 20 モード選択キー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央装置から送信される道路交通情報を受
    信装置で受信してユーザに提供する道路交通情報提供シ
    ステムで使用されるものであって、前記受信装置に備え
    られ、 道路交通情報が受信されると、当該受信された道路交通
    情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている道路交通情報等に基づ
    き、新たに受信された道路交通情報の内容に変化が生じ
    た時に、その変化した内容を抽出する抽出手段と、 抽出手段により抽出された内容のみを表示させる表示制
    御手段とを含むことを特徴とする道路交通情報表示装
    置。
  2. 【請求項2】中央装置から送信される道路交通情報を受
    信装置で受信してユーザに提供する道路交通情報提供シ
    ステムで使用されるものであって、前記受信装置に備え
    られ、 道路地図データを予め記憶した道路地図記憶手段と、 前記道路地図記憶手段から道路地図データを読出す読出
    手段と、 前記読出手段により読出された道路地図データに対応す
    る道路地図を表示する表示手段と、 道路交通情報の内容と表示の重要度とを対応付けて記憶
    する記憶手段と、 複数の道路交通情報を重なった位置に表示するときに、
    前記記憶手段に記憶されている重要度に応じて一方の情
    報を他方の情報より優先して表示する表示制御手段とを
    備えることを特徴とする道路交通情報表示装置。
  3. 【請求項3】中央装置から送信される道路交通情報を受
    信装置で受信してユーザに提供する道路交通情報提供シ
    ステムで使用されるものであって、前記受信装置に備え
    られ、 普段の平均的な道路交通情報の内容を記憶している記憶
    手段と、 前記記憶手段に記憶されている道路交通情報等に基づ
    き、新たに受信された道路交通情報の内容が相違する場
    合に、その相違する内容を抽出する抽出手段と、抽出手
    段により抽出された内容のみを表示させる表示制御手段
    とを含むことを特徴とする道路交通情報表示装置。
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