JPH0871728A - ガンアームの冷却水路部の鋳造方法 - Google Patents

ガンアームの冷却水路部の鋳造方法

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JPH0871728A
JPH0871728A JP6213007A JP21300794A JPH0871728A JP H0871728 A JPH0871728 A JP H0871728A JP 6213007 A JP6213007 A JP 6213007A JP 21300794 A JP21300794 A JP 21300794A JP H0871728 A JPH0871728 A JP H0871728A
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gun arm
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JP6213007A
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Fumio Hirai
文男 平井
Shoichi Yoshikawa
昌一 吉川
Jinichi Yokoyama
仁一 横山
Toshiji Morita
利治 森田
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガンアームの内部に埋め込む冷却水路用パイ
プ部材を固定する幅木部の形成において、その位置決め
精度と確実な固定を確保する方法を得る。 【構成】 パイプ部材6aの接続口部を固定する幅木7
を鋳型に組み付けて冷却水路用パイプ部材6aを埋め込
んでガンアームを鋳造する際に、その鋳型は、鋳造され
るべき成形品を層分けして得られるキャビティー6の形
状と幅木7を収容する幅木部の形状を切り抜き穴とした
層別のシェル板1,2,3を積層して形成し、嵌め込ん
だ幅木7によってパイプ部材6aを固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スポット溶接に用いる
ガンアームの冷却水路部の鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スポット溶接用のガンアームの内部に
は、その基部側の給排水接続口部から先端側の電極チッ
プ近傍に至る冷却水循環路を備え、この冷却水路は、所
定のパイプ部材をガンアームの鋳造時に埋め込んで形成
される。
【0003】上記パイプ部材は、ガンアームの鋳造に際
し、砂型に設けた幅木部に固定(特開昭57−4187
3号公報参照)し、上下の砂型によって形成されるキャ
ビティーに組み付けられ、注湯工程において上記パイプ
部材を埋め込んだガンアームが成形される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、砂型に
対する幅木部の形成はそのキャビティーの形状に応じた
手作業に頼らざるを得ず、特にその位置決め精度を確保
するために多大の工数を要する。また、ガンアームの電
極チップ部を経て接続口部に至る循環路を1本のパイプ
で構成し、その基部側のみを幅木部に固定する場合に
は、注湯時の湯の流れやその温度変化に伴う伸縮等によ
ってパイプ部材の配設位置が不測の変動を受けることが
あるので、固定を確実にするために慎重な作業を強いら
れ、鋳型工程の作業能率向上に対するネックとなってい
る。
【0005】本発明は、ガンアームの内部に埋め込む冷
却水路用パイプ部材を固定する幅木部の形成において、
その位置決め精度と確実な固定を確保する方法を得るこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1に、冷却水路用パイプ部材の口出し部を固定す
る幅木を鋳型に組み付けて上記パイプ部材を埋め込み鋳
造する溶接用ガンアームの冷却水路部の鋳造方法におい
て、前記鋳型は、鋳造されるべきガンアームを層分けし
て得られる形状と前記幅木を収容する幅木部の形状を切
り抜き穴とした層別のシェル板を積層して形成した。
【0007】第2に、前記層別のシェル板の切り抜き穴
は、冷却水路用パイプ部材の先端部を固定するケレン用
幅木を収容する幅木部を含めた形状とした。
【0008】
【作用】請求項1の溶接用ガンアームの冷却水路部の鋳
造方法に用いる鋳型は、キャビティーと幅木部とを切り
抜き穴とした層別のシェル板を積層して形成されるの
で、加工の容易な平面加工によってキャビティーと幅木
部が鋳型に形成され、この幅木部に幅木を嵌め込むこと
により、その位置精度が確保される。
【0009】請求項2の溶接用ガンアームの冷却水路部
の鋳造方法に用いる鋳型は、加工の容易な平面加工によ
ってケレン用幅木部を含めた鋳型が形成され、ガンアー
ムのアーム部が長い場合にも、ケレン用幅木の正確な配
設によってパイプ部材先端部を含めた位置精度が確保さ
れる。
【0010】
【実施例】以下に添付図面に基づいて実施例を説明す
る。
【0011】図1は本発明のガンアームの冷却水路部の
鋳造方法に用いる鋳型の分解斜視図である。
【0012】ガンアーム鋳造用のシェル鋳型は、3層に
分けた各層に対応する層別のシェル板1,2,3と、そ
の底をなす下板4と蓋をなす上板5とからなる。これら
シェル板によってガンアームに対応するキャビティー6
が形成され、このキャビティー部には、ガンアームの内
部に埋め込まれるパイプ部材6aとその保持部をなす接
続口幅木7、および先端部側をワイヤ8aによって固定
するためのケレン用幅木8を備える。
【0013】その他、フィルター9を有する湯道10、
堰11等の方案部および図示せぬ他のキャビティーが形
成され、上板5にはスプール12、保温スリーブ13を
取り付けて湯口及び押し湯を形成するための切り抜き穴
14,15を備え、さらに、これら層別のシェル1,
2,3、下板4、及び上板5には、その共通する位置に
位置合わせ用の基準穴16を備えてガンアーム用のシェ
ル鋳型を構成する。
【0014】このように構成されるシェル鋳型の製作手
順を以下に説明する。
【0015】上記シェル鋳型を構成する各シェル板は、
シェル砂によってそれぞれの厚さ(約5〜15mm)を
なすシェル板として予め準備しておき、このシェル板に
ウォータージェット加工機によって切り抜き穴を形成す
る。その際に、ガンアームを3層に分けた各層別の形状
をなすキャビティ6部の他に、パイプ部材6aの保持部
をなす両幅木7,8及びフィルター9の各収容部、湯道
10、堰11等の方案部を合せた形状に切り抜きを行
う。
【0016】上記シェル板には、加工の容易な平面加工
によってキャビティーと幅木部が切り抜き穴として形成
されるので、両者の位置関係を高精度で規定することが
できる。
【0017】上記パイプ部材6aは、ガンアームの電極
チップ部を冷却する冷却水循環路としてキャビティー6
の先端部に配設される1本のパイプをなし、給排水用の
接続口をなすパイプの基部側を接続口幅木7に埋め込
み、また、先端部側をケレン用幅木8にワイヤ8aによ
って固定する。
【0018】上記各シェル板を積層し、このシェル板
1,2,3の所定部分にパイプ部材6aの幅木7,8、
フィルター9等を嵌め込むことにより、それぞれ所定の
位置精度で、かつ、確実に固定されることから、注湯時
に位置が変動することなく、また、温度変化に伴う伸縮
による不測の位置変動を回避することができる。
【0019】図2は別なる実施例に係るシェル鋳型の要
部の斜視図である。
【0020】このガンアームは、その側面をなす上下の
シェル板面にパイプの接続口を備える例を示す。
【0021】上記パイプ部材6bは、その接続口の一方
の端6cを潰して閉じ、他方の端を接続口幅木7aに埋
め込み、下板4の切り抜き穴に嵌め込んで固定し、さら
に、先端部側をケレン用幅木8にワイヤ8aによって固
定し、積層した層別のシェル板1,2,3の所定部分に
嵌め込まれることにより固定される。
【0022】上記両幅木7a,8をはめ込むそれぞれの
幅木部は、層別のシェル板1,2,3および下板4の切
り抜き加工によって所定の精度で形成することができ、
したがって、幅木によって固定されるパイプ部材6bの
配設位置精度が確保される。したがって、パイプ部材6
bの閉じ端6cは固定しなくても所定の配設位置に保た
れることから、幅木とこの幅木を嵌め込むためのシェル
板が不要となる。
【0023】鋳造されたガンアームは、その側面にパイ
プ6bの接続口を備え、また、内部に埋め込まれている
閉じ端部6cは、パイプ部材6bの配設位置精度が確保
されていることから、側面からの穴空け加工によって接
続口を形成することができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の溶接用
ガンアームの冷却水路部の鋳造方法は、鋳造されるべき
ガンアームを層分けして得られる形状と冷却水路をなす
パイプ部材を固定する幅木を収容する幅木部の形状を切
り抜き穴とした層別のシェル板を積層して鋳型を構成し
たので、キャビティーおよび幅木部の寸法は加工が容易
な平面加工による所定の精度を確保することができる。
【0025】したがって、その幅木部に嵌め込まれる幅
木によって支えられるパイプ部材の配設位置精度が確保
され、かつ、確実な固定が可能となることから、成形さ
れたガンアーム内に埋め込まれたパイプ部材の位置精度
を確保することができる。
【0026】請求項2の溶接用ガンアームの冷却水路部
の鋳造方法は、層別のシェル板の切り抜き穴を、冷却水
路用パイプ部材の先端部を固定するケレン用幅木を収容
する幅木部を含めた形状としたので、ケレン用幅木部を
含めてその寸法精度を確保することができ、パイプ部材
先端部を正確に、かつ確実に固定されることから、パイ
プ部材寸法が長い場合もその先端側の埋め込み位置精度
が確保され、ガンアームの電極チップ部の冷却特性を確
保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガンアームの冷却水路部の鋳造方法に
用いるシェル鋳型の分解斜視図
【図2】別なる実施例に係るシェル鋳型の要部斜視図
【符号の説明】
1,2,3…シェル板、4…下板、5…上板、6…キャ
ビティ、6a,6b…パイプ部材、6c…閉端部、7,
7a…接続口幅木、8…ケレン用幅木、8a…ワイヤ、
14,15…切り抜き穴、16…基準穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森田 利治 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷却水路用パイプ部材の口出し部を固定
    する幅木を鋳型に組み付けて上記パイプ部材を埋め込み
    鋳造するガンアームの冷却水路部の鋳造方法において、
    前記鋳型は、鋳造されるべき成形品を層分けして得られ
    る形状と前記幅木を収容する幅木部の形状を切り抜き穴
    とした層別のシェル板を積層して形成したことを特徴と
    するガンアームの冷却水路部の鋳造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のガンアームの冷却水路部
    の鋳造方法において、前記層別のシェル板の切り抜き穴
    は、冷却水路用パイプ部材の先端部を固定するケレン用
    幅木を収容する幅木部を含めた形状としたことを特徴と
    するガンアームの冷却水路部の鋳造方法。
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