JPH0871713A - 連続鋳造用タンデッシュ - Google Patents

連続鋳造用タンデッシュ

Info

Publication number
JPH0871713A
JPH0871713A JP21260794A JP21260794A JPH0871713A JP H0871713 A JPH0871713 A JP H0871713A JP 21260794 A JP21260794 A JP 21260794A JP 21260794 A JP21260794 A JP 21260794A JP H0871713 A JPH0871713 A JP H0871713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tundish
nozzle
slide gate
continuous casting
stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP21260794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Nakajima
宏 中嶋
Takashi Yamane
孝 山根
Shigeki Sueda
茂樹 末田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP21260794A priority Critical patent/JPH0871713A/ja
Publication of JPH0871713A publication Critical patent/JPH0871713A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 注湯用ノズルの下部に配設された流量調整用
スライドゲートを十分に予熱し溶鋼の凝固による詰りを
防止可能にした連続鋳造用タンデッシュを提供する。 【構成】 連続鋳造用タンデッシュにおける注湯用ノズ
ルを開閉するストッパを構成するストッパノズル21内
に燃焼用ガスを供給するガス用配管20を設け、その先
端部にガス用配管20に連通するバーナ用ノズルを設け
ている。このガス用配管20から供給された燃焼用ガス
を先端で燃焼させて火炎を発生させ、その火炎で注湯用
ノズルの下部の流量調整用スライドゲートを直接予熱可
能とした。これによって溶鋼がスライドゲートで凝固す
ることが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造機に用いられ
る連続鋳造用タンデッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明が対象とする連続鋳造用タンデッ
シュについて説明するため、まずベルト式連続鋳造機を
例にとって連続鋳造機全体の構造について図5によって
説明する。図5において、30は一対のスチールベルト
であって、それぞれ、複数のプーリ31のまわりに掛け
渡されている。
【0003】そのスチールベルト30が平行して走行す
る部分の両側には一対の銅製の短辺ブロック連結体32
が設けられ、スチールベルト30と短辺ブロック連結体
32は同期して回転され鋳片と同期して移動する回転移
動式モールドを形成している。
【0004】この回転移動式モールドの上方にはタンデ
ッシュ2が配置されており、タンデッシュ2の下部には
注湯量を制御するスライドゲート5が設けられている。
スライドゲート5の下にはフラットノズル8が設けられ
ている。1は、タンデッシュ2の注湯用ノズルを開閉す
るストッパである。
【0005】このように構成されたベルト式連続鋳造機
によって鋳片を鋳造するには、タンデッシュ2の中の溶
鋼をスライドゲート5で制御された量だけフラットノズ
ル8から回転移動式モールドに注湯し、スチールベルト
30と短辺ブロック連結体32を同期して回転移動さ
せ、連続的に薄スラグ鋳片を鋳造しピンチロール33に
よって下方に案内する。
【0006】以上説明したタンデッシュ2部分の構成は
図4に示すようになっている。タンデッシュ2は溶湯を
一担保持するものでろう石レンガ9と羽口レンガ3で構
成されており、タンデッシュ2下部には、スライドゲー
ト5とのつなぎのための上ノズル4、その下部にスライ
ドゲート5がある。
【0007】スライドゲート5は3枚のプレートで構成
されており、真中のプレートを油圧シリンダ6により動
かして溶湯の流量調整を行う。スライドゲート5の下部
には、スライドゲート5とフラットノズル8のつなぎの
ための下ノズル7があり、その下にモールドに溶湯を注
湯するためのフラットノズル8がある。
【0008】また、ストッパ1はストッパロッド21を
有し、図3に示す通りストッパロッド21先端にねじを
切っており、ストッパヘッドレンガ23が嵌まるように
なっている。その間のシールは耐火モルタル24を使用
している。ストッパヘッドレンガ23上に4個のスリー
ブレンガ22がありストッパロッド21とスリーブレン
ガ22間は珪砂等25が充填されている。図4におい
て、10は火炎11を生ずるタンデッシュバーナを示し
ている。
【0009】この注湯系で図4に示す通りタンデッシュ
2とフラットノズル8の予熱を行っている。一方、スラ
イドゲート5の予熱は直接行っておらずタンデッシュ2
の予熱を利用して間接的に行っている。タンデッシュ2
の予熱は上部に設けたタンデッシュバーナ10を用いL
PGと空気により火炎11を出して行っている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4に示すように、従
来のタンデッシュでは、タンデッシュ用ストッパ1下の
上ノズル4及び流量制御用のスライドゲート5を直接予
熱する装置がなくタンデッシュバーナの加熱で間接的に
予熱を行っていたが、火炎が直接スライドゲート5に当
らないためスライドゲート5の温度を充分に上げること
ができず注湯初期にスライドゲート5内で溶鋼が凝固し
詰りを生じ注湯流制御不能となり、またスライドゲート
5内で溶鋼が完全に凝固し注湯不能となる問題(欠点)
が生じていた。
【0011】本発明は、注湯用ノズルの下部に配設され
た流量調整用スライドゲートを十分に予熱し溶鋼の凝固
による詰りを防止可能にした連続鋳造用タンデッシュを
提供することを課題としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、底部に注湯用
ノズル、その注湯用ノズルを開閉するストッパ、及び注
湯用ノズルの下部に流量調整用スライドゲートを備えた
連続鋳造用タンデッシュにおける前記課題を解決するた
め、前記したストッパの内部に燃焼用ガス供給孔と先端
部に同燃焼用ガス供給孔に通じるバーナ用ノズルを設け
た構成を採用する。
【0013】
【作用】本発明による連続鋳造用タンデッシュは前記し
た構成を採用しているので、注湯用ノズルを開閉するス
トッパの内部に設けられた燃焼用ガス供給孔に燃料、例
えばLPGと空気を供給してその先端部のバーナ用ノズ
ルから火炎を発生させることができる。
【0014】この火炎によってスライドゲートを直接予
熱することが可能となった。従って、注湯初期にスライ
ドゲート内で溶鋼の凝固詰りが避けられ溶鋼の流量制御
を安定して行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による連続鋳造用タンデッシュ
を図1,図2に示した一実施例によって具体的に説明す
る。なお、図1,図2において、図3〜図5に示した従
来の装置と同じ構成部分には同一の符号を付してある。
なお、以下の実施例は、本発明によるタンデッシュをベ
ルト式薄スラグ連続鋳造機に適用したものである。
【0016】まず、図2によって装置全体の構成につい
て説明する。この図2は連続鋳造機における注湯系を示
したもので、ストッパ1、タンデッシュ2、フラットノ
ズル8で構成されている。タンデッシュ2は溶湯を一担
保持するものでろう石レンガ9と羽口レンガ3で構成さ
れており、タンデッシュ下部にはスライドゲート5との
つなぎのための上ノズル4、その下部にスライドゲート
5がある。
【0017】スライドゲート5は3枚のプレートで構成
されており真中のプレートを油圧シリンダ6により動作
させこれを流れる溶湯の流量調整を行う。スライドゲー
ト5の下部にはスライドゲート5とフラットノズル8の
つなぎのための下ノズル7がありその下部にモールド溶
湯を注湯するためのフラットノズル8がある。10はタ
ンデッシュバーナである。
【0018】次にストッパ1の構造について図1で説明
すると、そのストッパロッド21が中空軸になってお
り、その中にガス用配管20がある。また、ガス用配管
20の先端のバーナ孔は5mmの穴なので注湯時の溶湯が
逆流する心配はない。ストッパロッド21の先端部には
ねじを切ってあり、ストッパヘッドレンガ23が嵌まる
ようになっている。
【0019】ストッパヘッドレンガ23とストッパロッ
ド21、ガス用配管20間のシールは耐火モルタル24
によって行っている。またストッパヘッドレンガ23上
には4個のスリーブレンガ22がありストッパロッド2
1とスリーブレンガ22間は珪砂25等が充填してあ
る。
【0020】これにより図2に示す通り、ストッパ1の
ガス用配管20の中にLPGと空気を通してストッパ1
の先端より火炎12を出し、これでスライドゲート5を
直接加熱できるようにした。以上のことよりスライドゲ
ート5付近の雰囲気温度を900℃以上に保つことがで
きた。
【0021】このような構成のタンデッシュを用いたこ
とによりベルト式薄スラグ連続鋳造機において、例え
ば、幅450mm、厚さ75mmの鋳造を鋳造速度5m/min
で安定して長時間(2時間)鋳造できるようにした。
【0022】以上、本発明を図示した実施例に基づいて
具体的に説明したが、本発明がこれらの実施例に限定さ
れず特許請求の範囲に示す本発明の範囲内で、その具体
的構造に種々の変更を加えてよいことはいうまでもな
い。例えば、上記実施例ではベルト式連続鋳造装置への
適用例として記載したが、本発明によるタンデッシュは
スライドゲートを持ったタンデッシュを使用する他の連
続鋳造装置、例えば、振動モールドを使用したスラブ連
続鋳造装置、ドラム式連続鋳造装置にも適用可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように、本発明
による連続鋳造用タンデッシュでは、注湯用ノズルを開
閉するストッパの内部に燃焼用ガス供給孔を設け、ま
た、その先端部にバーナ用ノズルを設けているので、こ
のバーナ用ノズルで燃焼用ガスを燃焼させて火炎を発生
させ、これでスライドゲートを直接加熱することが可能
となっている。
【0024】従って、本発明によるタンデッシュを連続
鋳造機に用いることによって注湯初期スライドゲート内
での凝固詰りがなくなりスライドゲートによる流量制御
が安定して行えるようになった。また、スライドゲート
内での溶鋼の完全凝固がなくなり、注湯不可となること
がなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る連続鋳造用タンデッシ
ュに用いられるストッパの縦断面図。
【図2】本発明の一実施例に係る連続鋳造用タンデッシ
ュの注湯系全体を示す縦断面図。
【図3】従来の連続鋳造用タンデッシュに用いられるス
トッパの縦断面図。
【図4】従来の連続鋳造用タンデッシュの注湯系全体を
示す縦断面図。
【図5】ベルト式連続鋳造機の全体構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ストッパ 2 タンデッシュ 3 羽口レンガ 4 上ノズル 5 スライドゲート 6 油圧シリンダ 7 下ノズル 8 フラットノズル 9 ろう石レンガ 10 タンデッシュバーナ 11 火炎 12 火炎 20 ガス用配管 21 ストッパロッド 22 スリーブレンガ 23 ストッパヘッドレンガ 24 耐火モルタル 25 珪砂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B22D 41/36 8414−4K

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に注湯用ノズル、同ノズルを開閉す
    るストッパ、及び前記注湯用ノズルの下部に流量調整用
    スライドゲートを備えた連続鋳造用タンデッシュにおい
    て、前記ストッパの内部に燃焼用ガス供給孔と先端部に
    同燃焼用ガス供給孔に通じるバーナ用ノズルを設けたこ
    とを特徴とする連続鋳造用タンデッシュ。
JP21260794A 1994-09-06 1994-09-06 連続鋳造用タンデッシュ Withdrawn JPH0871713A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21260794A JPH0871713A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 連続鋳造用タンデッシュ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21260794A JPH0871713A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 連続鋳造用タンデッシュ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0871713A true JPH0871713A (ja) 1996-03-19

Family

ID=16625497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21260794A Withdrawn JPH0871713A (ja) 1994-09-06 1994-09-06 連続鋳造用タンデッシュ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0871713A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014000585A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Kobe Steel Ltd 取鍋ノズルの使用方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014000585A (ja) * 2012-06-19 2014-01-09 Kobe Steel Ltd 取鍋ノズルの使用方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07132350A (ja) 金属ストリップ鋳造方法及び装置
WO1999054073A1 (en) Bimetallic plate
JPH0871713A (ja) 連続鋳造用タンデッシュ
JP4703848B2 (ja) 金属を最終寸法近くに鋳造するための方法および装置
US4641768A (en) Teeming apparatus and method
KR100491120B1 (ko) 턴디쉬 내화물 노즐 예열장치
JPH0647511A (ja) 連続鋳造装置への溶融パウダ添加方法
JPS6258811B2 (ja)
US3575230A (en) Method of making steel
US623073A (en) Means for transferring steel from vessels or furnaces to molds
JPS61289951A (ja) 薄板連続鋳造装置
JPH0451255B2 (ja)
JPH09262644A (ja) 溶融金属および合金の少量供給制御方法および装置
JP3387706B2 (ja) 溶融金属および合金の少量供給制御方法および装置
US6752198B2 (en) Bimetallic plate
RU2468888C2 (ru) Способ разливки металла из сталеразливочного ковша в литейные формы (варианты) и устройство для реализации данного способа
JPS5835050A (ja) 溶湯の加熱機能を有する連続鋳造用タンデイツシユ
KR100335605B1 (ko) 발열턴디쉬
JPH1147895A (ja) 連続鋳造用タンディッシュの予熱方法
JP2713499B2 (ja) 双ベルト連続鋳造用偏平ノズルの予熱方法
Miki et al. Kawasaki Steel's steelmaking technologies for mass production of high cleanliness steel sheet
GB2091399A (en) Tundish pouring apparatus and method of use
SU1715861A1 (ru) Способ эксплуатации футеровки конвертера с комбинированной подачей газов
JPH0259152A (ja) 薄帯連続鋳造装置への溶融金属供給方法
JPS61266159A (ja) 薄板連続鋳造装置の運転方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106