JPH0871620A - ロールチョック脱着装置 - Google Patents

ロールチョック脱着装置

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Publication number
JPH0871620A
JPH0871620A JP23442394A JP23442394A JPH0871620A JP H0871620 A JPH0871620 A JP H0871620A JP 23442394 A JP23442394 A JP 23442394A JP 23442394 A JP23442394 A JP 23442394A JP H0871620 A JPH0871620 A JP H0871620A
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JP
Japan
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roll
chock
traveling
traveling carriage
predetermined
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23442394A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tsuji
弘史 辻
Mitsuharu Tako
光晴 多湖
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SEIDEN KK
Astec Co Ltd
Original Assignee
SEIDEN KK
Astec Co Ltd
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Publication date
Application filed by SEIDEN KK, Astec Co Ltd filed Critical SEIDEN KK
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Publication of JPH0871620A publication Critical patent/JPH0871620A/ja
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 旧ロールからチョックを取り外し、この取り
外したチョックを新ロールに取り付ける各作業の自動化
を図り、作業の安全、迅速、確実、省力化を達成するこ
と。 【構成】 圧延用ロールを支持する複数のロール置き台
60a〜60dと、ロール置き台60a〜60dに支持
されているロール51a〜51dの各端部と対向する位
置を通る走行路75、75を走行する走行台車65、6
5と、走行台車65に設けられロール置き台上のロール
の端部に対応してロール51a〜51dの軸線に沿う方
向に進退移動する横行台61、61と、横行台61上に
昇降可能に設けられチョック52を支持するためのチョ
ック支持台62と、チョック支持台62にチョック52
が支持された状態で当該チョック52の軸線とロール5
1a〜51dの軸線とが略同一鉛直平面内に位置するよ
うに走行台車65を予め定めた所定位置に停止させる停
止位置決め手段78、80と、を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に鋼材等の大型の圧
延用ロールにチョック組立品を脱着する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、鋼材の圧延用に使用されている
ロールは、そのロール表面の修正やロールまたは軸受の
交換等を行う場合に、ロールとロールチョック組立品
(軸受装置)の間で脱着が行われる。従来のロールの軸
に設けられている軸受装置は、図35に示すように、軸
受115の内輪102が嵌合している軸部103のやや
端部側に離れた外周に沿って環状の溝104を設け、そ
の溝104にバンド状部材105を脱着できるように設
置して軸端部外周に突出した軸方向移動に対する掛かり
部105とし、この掛かり部105から反力を得て内輪
102を軸方向外方から押圧するようになっている。そ
の押圧作用力は、前記掛かり部105を形成しているバ
ンド状部材に螺合するナット106の推力により生じる
ようにした構成が普通である。ナット106の推力は、
環状部材107を介して内輪102を押圧し、この内輪
102は、環状部材108、109を介して軸103の
段部110に当接してその位置に締付固定されることに
なる。次に、このようなロール111とその軸受装置1
15との脱着作業手順について説明する。まず、圧延ラ
インから上側ロール111a及び下側ロール111cを
軸受装置115a、115bと共に取り外してクレーン
でライン外に運び出す。図36に示す112a〜112
dは、ロール置き台であり、これら各ロール置き台11
2a〜112dには、圧延ラインから運び出した旧の上
側ロール111a、圧延ラインに取り付ける新の上側ロ
ール111b、圧延ラインから運び出した旧の下側ロー
ル111c、圧延ラインに取り付ける新の下側ロール1
11dを夫々載置してある。図36に示す113a、1
13bは、駆動側走行台車と従動側走行台車である。こ
れら駆動側及び従動側走行台車は、走行レール114に
沿って走行する。
【0003】次に、図36に示す旧の上側及び下側ロー
ル111a、111cに取り付けられている軸受装置1
15a〜115dを取り外し、この取り外した軸受装置
115a〜115dを夫々と対応する新の上側及び下側
ロール111b、111cの各端部に取り付ける。図3
7は、軸受装置115a、115bを旧の上側ロール1
11aから取り外して駆動側及び従動側走行台車113
a、113b上に載置した状態を示しており、図38
は、駆動側及び従動側走行台車113a、113bを新
の上側ロール111bと対向する位置に移動させた状態
を示しており、図39は、駆動側及び従動側走行台車1
13a、113b上の軸受装置115a、115bを新
の上側ロール111bの各端部に取り付けた状態を示し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記ロールと
軸受装置115a、115bの脱着作業は、軸径が大き
いものになると多大な労力と時間を要する点に問題があ
る。作業人員は、通常4人程度必要であり、作業時間は
30〜40分必要とする。特に図36において、旧の上
側ロール111aから軸受装置115a、115bを取
り外すときは、図35に示すナット106を治具を利用
して人手によって緩める必要があり、この際に、その治
具をハンマーで叩くことが行われており危険を伴うとい
う問題がある。そして、図37に示すように、軸受装置
115a、115bを旧の上側ロール111aから取り
外して走行台車113a、113b上に載置する際に
は、各軸受装置115a、115bをクレーンで吊り下
げて移動させる必要があり危険を伴うという問題があ
る。また、走行台車113a、113b上の軸受装置1
15a、115bを新の上側ロール111bに取り付け
る際には、上記と同様に、各軸受装置115a、115
bをクレーンで吊り下げることが必要であり、危険を伴
うという問題があり、そして、このようにクレーンで吊
り下げた状態で各軸受装置115a、115bの中心を
新の上側ロール111bの各端部の中心に目視により一
致させることが必要であるし、更に、各軸受装置115
a、115bの内輪102に設けたキー溝と新の上側ロ
ール111bの各端部に設けたキー溝の位置を目視によ
り一致させる必要があり、多大な危険、労力及び時間を
要するという問題がある。本発明は、旧ロールからチョ
ックを取り外し、この取り外したチョックを新ロールに
取り付ける各作業の自動化を図り、作業の安全、迅速、
確実、省力化を達成するロールチョック脱着装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、圧延用ロ
ールを支持するための複数のロール置き台と、これら夫
々のロール置き台に支持されているロールの各端部と対
向する位置を通る走行路を走行する走行台車と、上記走
行台車に設けられ上記ロール置き台上の上記ロールの端
部に対応して上記ロールの軸線に沿う方向に進退移動す
る横行台と、上記横行台上に昇降可能に設けられチョッ
クを支持するためのチョック支持台と、上記チョック支
持台に上記チョックが支持された状態で当該チョックの
軸線と上記ロールの軸線とが略同一鉛直平面内に位置す
るように上記走行台車を予め定めた所定位置に停止させ
る停止位置決め手段と、を具備することを特徴とするも
のである。
【0006】第2の発明は、第1の発明のロールチョッ
ク脱着装置において、上記停止位置決め手段が、走行台
車の走行位置を検出して走行位置検出信号を生成する走
行位置検出手段と、上記走行位置検出信号に基づいて上
記走行台車を上記ロール置き台上の上記ロールの端部と
対向する位置に停止させるための停止手段と、上記走行
台車及び上記走行路のいずれか一方に設けた断面V字状
の溝と他方に設けた突出部を有しこの突出部が上記V字
状の溝と対応する形状でありこの突出部と上記溝とを嵌
合させることにより、上記チョック支持台に上記チョッ
クが支持された状態で当該チョックの軸線と上記ロール
の軸線とが略同一鉛直平面内に位置するように上記走行
台車を予め定めた所定位置に停止させる位置決め手段
と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】第3の発明は、第1の発明のロールチョッ
ク脱着装置において、上記ロールの回転駆動用2面幅部
を所定の平行な2平面間に挟んで押圧することにより所
定の回転位置に規制するロール回転位置規制手段を上記
横行台に設け、上記チョックに組み込まれた上記ロール
に対する軸受用クランパをクランプ状態およびアンクラ
ンプ状態に操作するクランパ操作部を上記横行台に設け
たことを特徴とするものである。
【0008】第4の発明は、第1の発明のロールチョッ
ク脱着装置において、上記ロール置き台が、上記ロール
の胴部の外径を測定するロール径検出手段と、上記ロー
ル胴部の外径の測定データに基づいて上記ロールを昇降
駆動することにより上記ロールの中心位置を予め設定さ
れた所定の高さ位置に移動させる高さ調整手段と、を具
備することを特徴とするものである。
【0009】第5の発明は、第1の発明のロールチョッ
ク脱着装置において、上記横行台に設けられ上記ロール
の回転駆動用2面幅部を所定の平行な2平面間に挟んで
押圧することにより所定の回転位置に規制するロール回
転位置規制手段と、上記横行台に設けられ上記チョック
に組み込まれた上記ロールに対する軸受用クランパをク
ランプ状態およびアンクランプ状態に操作するクランパ
操作部と、上記ロール置き台に設けられ上記ロールの胴
部の外径を測定するロール径検出手段と、上記ロール置
き台に設けられ上記ロール胴部の外径の測定データに基
づいて上記ロールを昇降駆動することにより上記ロール
の中心位置を予め設定された所定の高さ位置に移動させ
る高さ調整手段と、を具備することを特徴とするもので
ある。
【0010】
【作用】第1乃至第5の発明は、軸受装置の設けられて
いるチョックが取り付けられている例えば旧の圧延用ロ
ールからチョックを取り外して、その取り外したチョッ
クを新の圧延用ロールに取り付けるための装置であり、
その特徴とするところは、停止位置決め手段が、チョッ
ク支持台にチョックが支持された状態でそのチョックの
軸線とロールの軸線とが略同一鉛直平面内に位置するよ
うに走行台車を予め定めた所定位置に自動的に停止させ
ることができるということである。従って、チョックの
軸線とロールの軸線とが略同一鉛直平面内に位置させる
ための人手による労力を省略することができる。即ち、
或る1つのロール置き台上に、チョックが取り付けられ
ている旧のロールを載置し、そして、別のロール置き台
上にチョックが取り付けられていない新のロールを載置
する。次に、走行台車を走行させて旧のロールの端部と
対向する位置に移動させる。この際、停止位置決め手段
は、チョック支持台にチョックが支持された状態でその
チョックの軸線とロールの軸線とが略同一鉛直平面内に
位置するように走行台車を予め定めた所定位置に自動的
に停止させることができる。そして、横行台を旧のロー
ルの端部に向かう方向に横行させて、チョック支持台を
チョックの下方位置に移動させる。しかる後に、チョッ
ク支持台を上昇させてこのチョック支持台によりチョッ
クを支持させ、チョック支持台がチョックを支持する状
態で横行台を旧のロールの端部から離れる方向に横行さ
せる。これによって旧のロールの端部からチョックを取
り外すことができる。
【0011】また、チョック支持台上にチョックを支持
した状態で走行台車を走行させて新のロールの端部と対
向する位置に移動させる。この際、停止位置決め手段
は、上記と同様に作用して、チョックの軸線と新ロール
の軸線とが略同一鉛直平面内に位置するように走行台車
を予め定めた所定位置に自動的に停止させることができ
る。そして、横行台を新のロールの端部に向かう方向に
横行させて、チョックを新のロールの端部に取り付ける
ことができる。
【0012】第2の発明によると、停止位置決め手段が
走行位置検出手段を備えており、この走行位置検出手段
は、走行台車の走行位置を検出して走行位置検出信号を
生成し、停止手段がこの走行位置検出信号に基づいて走
行台車をロールの端部と対向する位置に停止させること
ができる。そして、走行台車が停止した状態で断面がV
字状の溝と突出部とを嵌合させることにより、チョック
支持台にチョックが支持された状態でチョックの軸線と
ロールの軸線とが略同一鉛直平面内に位置するように走
行台車を予め定めた所定位置に自動的に停止させること
ができる。
【0013】第3の発明によると、ロール置き台上に圧
延ロールを置くとき2面幅部の面を、例えば大略鉛直方
向にしておいて、圧延用ロールはロール置き台上で回転
可能であるから、ロール回転位置規制手段がロールの回
転駆動用2面幅部を、所定の、例えば鉛直で平行な2平
面間に挟んで押圧すると、所定の2平面に2面幅部が一
致するように圧延ロールが回転して自動的に常に一定し
た回転位置となる。一般に圧延ロールにおいて駆動用2
面幅部とキー溝の周方向位置関係は一定しているのが普
通であり、2面幅部を規制することによってキー溝位置
が規制される。チョックをロール軸に装着するときは、
このキー溝位置に対してチョック支持台上に支持される
チョックのクランパのキー位置が一致するようにしてお
けば、横行台を前進させるだけでロールの軸にチョック
を嵌合させることができる。この横行台の前進の際に先
にクランパ操作部によりクランパをアンクランプ状態に
しておいて、嵌合させた後にクランプ状態とする。チョ
ックをロール軸から取り外すときは、ロールの回転位置
規制を行うことによってチョックの軸固定側がチョック
装着時と同じ回転位置としておき、チョック支持台を下
側から上昇させてチョック支持状態とし、そして、クラ
ンパをクランパ操作部によってアンクランプ状態として
からチョックとともに横行台を後退させ、ロール軸から
取り外す。ロールの回転位置規制は、ロールに装着され
たチョックのクランパの回転位置を自動的に規制するも
のであるから、チョック取り外しのためにクランパ操作
部によってクランパを操作する際に回転位置規制された
クランパを操作することになり、クランパ操作のために
クランパの回転位置を検知する構成を省略できる。
【0014】第4の発明によると、ロール径検出手段
が、ロール置き台上のロールの胴部の外径を測定し、高
さ調整手段がこの測定データに基づいてロールを昇降駆
動することにより、ロールの中心位置を予め設定された
所定の高さ位置に自動的に移動させることができる。
【0015】第5の発明によると、第1の発明の停止位
置決め手段によりチョックの軸線とロールの軸線とが略
同一鉛直平面内に位置するように走行台車を予め定めた
所定位置に自動的に停止させることができること、第4
の発明の高さ調整手段によりロールの中心位置を予め設
定された所定の高さ位置に自動的に移動させることがで
きること、第1の発明のチョック支持台によってチョッ
クを昇降可能に支持していること、及び、第3の発明の
ロール回転位置規制手段によりキー溝位置を自動的に規
制することができることによって、ロールに対するチョ
ック及びキーの脱着を自動的にすることができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例を各図を参照して説明す
る。図1は、本発明の概略平面図である。同図には、互
いに間隔を隔てて位置する4台のロール置き台60a〜
60dが設けられており、各ロール置き台60a〜60
d上に載置されたロール51a〜51dは、互いに平行
して横一列に並んでいる。これら4本のロール51a〜
51dは、図1の左から順番に、圧延ラインから運び出
した旧の上側ロール51a、圧延ラインに取り付ける新
の上側ロール51b、圧延ラインから運び出した旧の下
側ロール51c、圧延ラインに取り付ける新の下側ロー
ル51dである。そして、旧の上側ロール51a、旧の
下側ロール51cの両端部には、夫々チョック52(軸
受装置)が取り付けられている。また、各ロール51a
〜51dの図1の上側の駆動側端部と下側の従動側端部
に沿って夫々走行レール75、75を設けてある。上側
の駆動側走行レール75には、駆動側走行台車65を設
けてあり、下側の従動側走行レール75には、従動側走
行台車65を設けてある。つまり、ロールチョック着脱
装置は、旧の上側ロール51a、及び旧の下側ロール5
1cの各端部からチョック52を自動的に取り外して、
この取り外したチョック52を夫々対応する新の上側ロ
ール51b、及び新の下側ロール51dの各端部に自動
的に取り付ける為の装置である。
【0017】図27はロールチョック着脱装置主要部5
0の右側部分を省略してあり、図28は左側部分を省略
してあり、双方の図で正面全体を示す。先ずこの装置が
着脱の対象としているロール51a〜51dとチョック
52について説明する。ただし、ロール51a、51c
は、使用後のもので旧であり、ロール51b、51d
は、使用前のもので新である。これらロールは、使用前
後の違いはあるが、構成自体は同等のものであるので、
旧ロール51aのみを説明して他のロールの説明を省略
する。
【0018】旧ロール51aは鋼材圧延用の大型のロー
ルで、胴部55の両側に軸53、53を有し、その軸5
3、53の夫々にチョック52が装着されている。そし
て一方の駆動側軸53の外方端部にはロール回転駆動用
の被駆動部として軸53をやや細くして延長し外周部分
を平行に削除する形で2面幅部54を設けてある。チョ
ック52は純機械式の自動クランパ1を有している。た
だし、クランパ1を順機械式としたが、油圧式等の他の
方式を使用したクランパとしてもよい。
【0019】そのクランパ1は、図32、図33、図3
4に部分的に拡大して示すように、本体2、係合部材
3、ストッパーリング4、操作孔5等で構成されてお
り、両側の軸53、53に同じ構成のものが装着されて
いるから、一方のものについて説明し他方は同一図面符
号で示して説明を省略する。クランパ1は、軸53に装
着されるスラストベアリング7aを介してラジアルベア
リング7bの内輪8を軸端部の環状溝9を使用して軸端
側から押圧固定するようにしたものである。図中、10
はラジアルベアリングの外輪、11はハウジング、12
は蓋、13はオイルシール、14はクランパ保持及びカ
バー部材であり、これらは前記内輪8等とともにチョッ
ク52を構成している。
【0020】クランパの本体2は、図34に示すよう
に、一端にベアリング当接部20を有する内筒部21、
外筒部22、端面リング23等で構成されている。内筒
21は、内孔が軸53の部分53aに摺動自在に嵌合
し、ベアリング当接部20の外周にオイルシール13の
内周が当接する周面を有しており、ベアリングの内輪8
の軸方向外方の端面にスラストベアリング7aを介して
当接するリング状のものである。内筒部21は、ベアリ
ング当接部20側にフランジ部24を有している。外筒
部22は、内筒部21の外側に間隙26を隔てて位置
し、フランジ部24とボルトで結合されている。端面リ
ング23は、軸53の部分53bと摺動自在に嵌合する
内孔を有し、内筒部21及び外筒部22の間の間隙26
を端部で閉じる大きさのものであり、図32に示すボル
ト28、29で内筒部21及び外筒部22の外方端面に
結合してある。従って、大略円筒状をなす本体2内には
前記間隙26が円筒状の空間として存在するものとなっ
ている。この他に本体2は軸53に対する回り止め手段
として、キー30を内筒部21に取り付けてあり、この
キー30に対応して軸53の部分53a、53bにキー
30の摺動可能なキー溝33を設けてある。図34にキ
ー溝33の平面形状を仮想線で示してある。このクラン
パ本体2は、図34に示すように、蓋12にボルトで固
定されたクランパ保持及びカバー部材14により保持さ
れている。
【0021】係合部材3は、図32に示すように、本体
2内に周方向に等間隔で4個設けられ、図34に示すよ
うに端面リング23に回動可能に支持されている。その
形状は、図32、図34から理解されるように、大径部
を軸が貫通した軸部3aを有し、この大径部から伸延す
るアーム3bに環状溝9に係合する爪3cを設けたもの
である。爪3cは環状溝9に対応して円弧状に形成され
ている。軸部3aは図示のように端面リング23に設け
た凹所34内に配置され回動可能に支持されている。爪
3cの回動範囲は内筒部21に形成されている切り欠き
部35と環状溝9と前記間隙26にまたがる範囲であ
り、爪3cが環状溝9の軸端側側面9aに係合した位置
がクランプ位置であり、環状溝9から外れて本体2内に
収まった位置がアンクランプ位置である。この係合部材
3は後述するストッパーリング4が後退しているとき、
アンクランプ位置に回動するように、図32に見られる
ように、爪3cと端面リングとの間に第1ばね36を圧
縮状態で介在させてある。図中、37はばね力調整ネジ
である。
【0022】ストッパーリング4は、図34、図33に
示すように、本体2内の円筒状の間隙26内に軸方向に
摺動自在に収容された短円筒状のものであり、ベアリン
グ7a、7b側へ後退移動したときは係合部材3の爪3
cが外筒部22の内周面に当接するまで回動可能なよう
に、つまり爪と干渉しないようにその長さを決めてあ
る。ストッパーリング4の係合部材3側には、斜面3
8、38aを設けてある。また、係合部材3の爪3cは
アンクランプ位置にあるとき、ストッパーリング4側の
面が斜面38で押されると第1ばね36に抗して回動す
るような傾斜となる被駆動面39に形成されている。そ
して、爪3cがストッパーリング4に押されてクランプ
位置へ回動したときストッパーリング4の内周面に近い
斜面38aが当接するロック係合部分40を設けてあ
る。このストッパーリング4の斜面38aがロック係合
部分40に当接した状態は、係合部材3がアンクランプ
位置の方向へ回動できないロック状態である。
【0023】ストッパーリング4には、係合部材3の爪
3cに向かって前進するように付勢する第2ばね41を
設けてある。第2ばね41は、ストッパーリング4を周
方向に等間隔な8箇所で係合部材3側へ押圧するように
設けてあり、図32においては、係合部材3を設けてあ
る部分の位置とその間の位置である。第2ばね41は、
図34に示すように、コイルばねで、本体2の内筒部2
1と外筒部22とに跨がって間隙26をその部分で拡大
するような円孔状部42を設けて、ばね受け43ととも
に収容してある。ストッパーリング4にはばね受け43
が当接している。
【0024】図32に示す操作孔5は、端面リング23
に2個穿設してある。この操作孔5の位置は、図32、
図34に示すように、係合部材3の位置を除く第2ばね
41を設けた4箇所の部分のうちのクランパ本体2の中
心軸線に対称な両側の2箇所である。ストッパーリング
4にはばね受け43の反対側に、2個の操作孔5の位置
に対応して切り欠き部45を設けてあり、この切り欠き
部45に頭付きピン形状の押し込み部材46が頭をがた
つき防止ばね46aを介して切り欠き部45に当接させ
てピン側を前記操作孔5に挿入してある。操作孔5は押
し込み部材46の頭の直径よりも小さく、ピン側が摺動
可能に挿入されている。この押し込み部材46がクラン
パの被駆動部である。リング操作孔5に挿入可能なロッ
ド部材の、すなわち、後述のクランプ解放用押棒56の
先端を押し込まれることにより、押し込み部材46が第
2ばね41を圧縮してストッパーリング4を後退させ
る。
【0025】このクランパ1を有するチョック52は、
ロール51aの軸53に簡単な操作で着脱される。すな
わち、前述のリング操作孔5にクランプ解放用押棒56
が押し込まれると、ストッパリング4が後退し、これに
よって係合部材3が第1ばね36の作用でクランプ位置
から回動してアンクランプ位置である本体2内に収まる
から、この状態でチョック52を軸53に嵌め込み、押
棒56を抜き去ると、ストッパリング4が第2ばね41
の作用で前進し、係合部材3をクランプ位置に回動させ
てクランプ位置とするから、爪3cが溝9に係合してク
ランプ状態となる。
【0026】このクランパ1を備えたチョック52をロ
ール51aに着脱するためのロールチョック着脱装置主
要部50について次に説明する。ロールチョック着脱装
置主要部50は、図27、図28に示すように、ロール
置き台60aと、横行台61と、チョック支持台62
と、ロール回転位置規制手段63と、クランパ操作部6
4と、走行台車65とからなる。この実施例は、走行台
車65を2台用いたもので、ロール置き台60a〜60
dを4台用いる構成である。ただし、ロール置き台60
a〜60dは、全て同等のものであるので、ロール置き
台60aのみを説明し、その他のロール置き台の説明を
省略する。ロール置き台60aは、チョック52の着脱
の際にロール51aを胴部55に当接して支持するもの
で、固定基盤70に設けた昇降シリンダ71によって高
さ位置調節可能に設けた昇降台72、胴部55の両端部
に夫々2個一組で当接してロール51を回転可能に支持
する4個のローラ73等で構成されている。図中74は
昇降用ガイドロッドである。このロール置き台60aに
ロール51aを載置した時、ロール両端の軸53は図示
のように昇降台72の両端から突出している。そして、
ロール51aは胴部55で支持されるが異なる胴径のロ
ールを支持してもそのロールの中心軸線が常に一定の高
さ位置となるように自動調節する自動高さ調節手段を備
えている。つまり、ローラ73とは別に胴部55に当接
する適当なセンサ121(図28参照)を固定基盤70
に設けてある。そして、ロール51aがローラ73上に
載置されたとき、センサ121と当接する胴部55の当
接面の高さ位置がロール径(胴部55の外径)の大きさ
によって定まるが、その高さ位置をセンサ121によっ
て自動的に検出する。しかる後に、この検出した高さデ
ータを後述するCPU122aが演算処理してロール径
を算出し、この算出したロール径におけるロールの中心
の高さ位置と目標とする高さ位置とを比較して、ロール
51aの中心軸線が予め定めた所定(目標)の高さ位置
に移動するように昇降シリンダ71を駆動制御するよう
にしてある。なお、昇降中のロール51aの中心軸線の
高さ位置は、リニアエンコーダ116によって検出し、
このリニアエンコーダ116の出力値であるロール51
aの中心軸線の高さ位置が予め設定した所定の高さ位置
と等しくなった時に昇降シリンダ71を停止させるので
ある。従って、これらロール置き台60a〜60dは、
夫々にロール51a〜51dが載置されると、各ロール
51a〜51dの中心軸線が予め設定した互いに等しい
所定の高さ位置に移動する。例えば、ロール置き台60
a上に圧延ラインから外されたチョック付きのロール5
1aが載せられ、ロール置き台60b上に圧延ラインに
組み込む予定の裸ロール51が載せられると、各ロール
51a、51bの中心軸線が予め定めた互いに等しい所
定の高さ位置に移動する。この自動高さ調節手段は、図
1に示す地上操作盤118のロールセット完了ボタンを
手動によって操作することによって動作させることがで
きる。
【0027】更に、ロール置き台60aには、図27及
び図28に示すように、チョック転倒防止装置117、
117を設けてある。このチョック転倒防止装置117
は、シリンダ装置117aを備えており、そのピストン
ロッドを上昇位置に移動させて、ピストンロッドの先端
に設けた押圧部117bを上側チョック52の下面に当
接させることにより上側チョック52の転倒を防止する
ことができる。つまり、図27に示すように、上側チョ
ック52は、その上部が下部よりも大きく形成されてい
るので、ロール51aがロール置き台60aに載置され
た状態では、上側チョック52のハウジング11がベア
リング7aを介して180°回転することがあるので、
この回転を防止するためにチョック転倒防止装置117
の押圧部117bにより上側チョック52の下面を支持
している。このチョック転倒防止装置117は、図1に
示す地上操作盤118を手動によって操作することによ
って動作させることができる。
【0028】また、ロール置き台60aには、図27及
び図28に示すように、ロール長さ判定センサ119を
設けてある。このロール長さ判定センサ119は、ロー
ル51の胴部の長さを判定するものであり、CPU12
2aは、この判定結果に基づいてチョック支持台62の
進退位置の位置決めを行う。
【0029】なお、4台のロール置き台60に支持され
たロール51の軸53の突出した両側の下方位置とその
外方位置を含む幅でロール51の軸線を通る鉛直面に直
角な方向に走行可能に走行台車65が夫々設けられてい
る。
【0030】図27及び図28に示す双方の走行台車6
5は、同じ構成であり、その一方について説明すると、
各図に示すように、走行レール75上を車輪76が走行
用モータ77により走行するようになっている。走行台
車65は、走行位置検出手段と、停止手段と、位置決め
手段と、を備えている。走行位置検出手段は、走行用モ
ータ77の回転軸に設けられている回転エンコーダ12
0を備えており、この回転エンコーダ120によって走
行台車65の走行位置を逐次検出することができる。停
止手段は、走行台車65のブレーキ装置(図示せず)で
あり、CPUbよりのブレーキ信号によって作動して走
行台車65を停止させることができる。位置決め手段
は、センタリング装置66である。このセンタリング装
置66は、走行台車65がロール置き台60a〜60d
の各位置で停止したとき、常にセンタリング状態で定位
置に固定できるように、走行台車65に設けた1対のセ
ンタリング用突出部78がシリンダ79により突出し、
ロール置き台60側に設けたVブロック80のV溝に夫
々嵌入して位置決め固定されるようになっている。その
センタリング状態は、後述するロール回転位置規制手段
63、クランパ操作装置64等の中心とロール置き台6
0上のロール軸線とが同一鉛直平面面にある状態であ
る。
【0031】図7は、走行台車65を各ロール51a〜
51dの中心位置に停止させるときのタイミングを示す
タイミングチャートである。センタリングガイドの中心
とは、図8に示すVブロック80の中心のことである。
センタリングガイドスライド幅とは、図8に示すよう
に、センタリング用突出部78とVブロック80のV溝
とが嵌合することができるところのセンタリング用突出
部78の中心とVブロック80の中心との許容ずれ幅を
いう。つまり、走行台車65が停止したときに、センタ
リング用突出部78とVブロック80の中心位置がずれ
ていても、このずれがセンタリングガイドスライド幅の
内側であればセンタリング用突出部78を突出させると
突出部78がVブロック80のV溝に案内されて嵌合す
ることができる。その結果、ロール回転位置規制手段6
3の中心と各々のロール51a〜51dの中心位置とが
重なり合う所定の各停止位置に走行台車65を自動的に
停止させることができる。
【0032】図7に示すエンコーダの数値補正の為の設
定位置タイミングとは、走行台車65が上記所定の各停
止位置に停止した時に、エンコーダ120の出力値を所
定の各停止位置と対応する値に補正するタイミングをい
う。これによって、エンコーダ120の出力値の累積誤
差の発生を防止することができる。エンコーダタイミン
グ停止幅とは、走行台車65が停止手段の動作により停
止した時の停止幅をいう。つまり、走行台車65の走行
位置は、エンコーダ120の出力値をCPUbが読み取
ることによって認識することができ、従って、エンコー
ダ120の出力値が目標値となったときに停止手段を動
作させることによって走行台車65を上記所定の各停止
位置の近傍に停止させることができ(走行台車65を上
記各所定の停止位置に確実に停止させることができない
のは、エンコーダ120の分解能の誤差等による。)、
この時の停止位置のばらつきの範囲がエンコーダタイミ
ング停止幅である。そして、走行台車65がエンコーダ
タイミング停止幅内に停止するので、この停止した走行
台車65をセンタリング装置66によって上記所定の各
停止位置に確実に移動させることができる。
【0033】なお、この双方の走行台車65は、夫々に
搭載されている横行台61及び横行台61に設置された
チョック支持台62、クランパ操作装置64等を、4台
のロール置き台60a〜60dに対して、夫々の走行す
る側で共用するようにしたものである。ただし、ロール
回転位置規制手段63は、図27と図28に示すよう
に、ロール51aの駆動側の端部側に設けられている走
行台車65のみに設けてある。
【0034】各横行台61は、図27〜図30に示すよ
うに、ロール置き台60aに支持されたロール51aの
軸53の突出方向に沿って移動できるように、前記走行
台車65上に設けたレール81上を走行するようになっ
ており、両側の走行台車65に夫々設けられている。図
中82は横行台の車輪、83は横行台移動用シリンダで
ある。チョック支持台62は、図27〜図30に示すよ
うに、横行台61上の前側(ロール置き台60a側)に
昇降台84を設け、その上に設けてあり、昇降台84上
で横行台61の進退方向と同じ方向に移動可能に支持さ
れ、シリンダ85によって進退駆動されるようになって
いる。この進退移動はチョック支持の際の当接位置の調
節やチョック52の少量の押し込みや引き出し移動に適
用する。また、後述するようにチョック52を支持して
軸に嵌め込み又は抜き去る際に係合する押し引き用係合
部62aを突設してある。昇降台84はロール51aの
軸線とチョック52の軸線との高さが一致した支持状態
とするもので、傾斜面で当接した上下のブロック86、
87と駆動シリンダ88からなり、上のブロック86を
上下に移動できるように案内部を設け、下のブロック8
7をシリンダ88で前後に移動させることにより上のブ
ロック86を水平を保ったまま昇降させることができ、
軸53に装着されているチョック52の下側から上昇し
てチョック52に当接して支持状態になると停止するよ
うになっている。
【0035】ロール回転位置規制手段63及びクランパ
操作部64は、図30、図31に示すように、横行台6
1上のチョック支持台62の後側位置に設けてある。ロ
ール回転位置規制手段63は、圧延ロールに設けられて
いるロールの回転駆動用2面幅部54を所定の平行な2
平面89a、89b間に挟んで押圧するようにしたもの
で、その2平面を構成する部材は一対のスライドベース
90a、90bであり、2平面89a、89bがロール
の軸線を挟んで等距離で対向するようにスライドベース
90a、90bを対称に設け、夫々の下部にスライダー
91a、91bを設けて両側に逆ねじを有するねじ軸9
2を貫通させ、そのねじ軸92の正逆回転により2平面
89a、89bが近づいたり離れたりするようになって
いる。ねじ軸92の回転はモータ95により、トルクリ
ミッター96、ギヤーボックス97を介して行われる。
従ってこの2平面89a、89bの間に2面幅部54を
挟むことによって、2面幅部54がやや回転した状態で
あっても大略その面に2平面89a、89bが対向する
状態であれば、ロール51aが回転可能に支持されてい
るから、回転して2平面89a、89bと2面幅部54
の面が一致するようになる。なお、モータ95の回転
は、トルクリミッター96により所定時間空転するよう
に設定してあり、この所定時間内にロール51aの回転
方向の振動が収まるのを待つようになっている。これに
よって、回転位置の精度の向上を図っている。このよう
に2面幅部54が規制された状態は、2面幅部と所定の
回転位置関係にあるロール軸のキー溝33は常に一定し
た回転位置に規制されることになる。チョック支持台6
2上に支持されるチョック52は、そのクランパ1に設
けてあるキー30の位置がこの規制されたキー溝33の
位置と一致する位置にある。
【0036】また、スライドベース90a、90bに
は、2平面89a、89bの少し外側位置にシリンダ9
3a、93bによってロール軸線に平行に出入りするよ
うに駆動される押棒94a、94bを設けてある。この
押棒94a、94bは、前記チョック52のクランパ1
のクランパ操作部64として設けたもので、操作孔5、
5に嵌入する先端部を有している。そして、押棒94
a、94bは、操作孔5、5の間隔に対応できるように
なっている。すなわち、操作孔55の間隔はロール51
の軸部53の直径よりも大きく、また、スライドベース
90a、90bは間隔を前記直径よりも小さい2面幅部
を規制した間隔より広い幅になるように変更できるから
である。実際にはスライドベース90a、90bが接近
して2面幅部54を規制した状態から少し開いた位置で
操作孔5、5と押棒94a、94bの軸線が一致するよ
うにしてある。
【0037】図9は、このロールチョック脱着装置の電
気回路を示すブロック図である。この電気回路は、同図
に示すように、地上側に設けた電気回路123a、駆動
側走行台車65に設けた電気回路123b、及び従動側
走行台車65に設けた電気回路123cからなってい
る。そして、これら電気回路123a、電気回路123
b、及び電気回路123cは、相互に光ファイバを使用
する多重電送システム125によって接続しており、相
互に各種信号の授受を行うことができる構成である。地
上側に設けた電気回路123aは、マスターシーケンサ
のCPU122aを有し、このCPU122aには、操
作盤118、ロール用昇降シリンダ71、チョック転倒
防止用シリンダ装置117a、ロール高さ用リニアエン
コーダ116、ロール高さ検出センサ121、ロール長
さ判定センサ119が接続している。駆動側走行台車6
5に設けた電気回路123bは、ローカルシーケンサの
CPU122bを有し、このCPU122bには、操作
盤124、走行台車用モータ77、走行台車用回転エン
コーダ120、下ブロック進退用シリンダ88、昇降台
進退用シリンダ85、横行台用シリンダ83、押棒用シ
リンダ93a、93b、2平面スライドベース用モータ
95が接続している。電気回路123cは、電気回路1
23bから2平面スライドベース用モータ95を削除し
たものであり、同等部分は同一の図面符号で示し、詳細
な説明を省略する。即ち、ロール回転位置規制手段63
は、駆動側走行台車65のみに設けてあるからである。
【0038】図10乃至図26は、このロールチョック
脱着装置を使用して旧ロール51a、51cに取り付け
られているチョック52を取り外し、この取り外したチ
ョック52を新ロール51b、51dに取り付ける動作
手順を示すフローチャートである。つまり、このロール
チョック脱着装置は、図10乃至図26に示すフローチ
ャートと対応するプログラムに従って動作するものであ
り、このプログラムは、図には示さないが所定の記憶部
に記憶されている。なお、このプログラムは、追加、削
除、変更が可能なように記憶部に記憶されている。
【0039】次に、このように構成したロールチョック
脱着装置を使用してチョック52の脱着手順を図10乃
至図26に示すフローチャート及び各図を参照して説明
する。まず、クレーン等を使用して図1に示すように、
第2ロール置き台60bに交換のために準備した新上側
ロール(第2ロール)51bを載置し、第4ロール置き
台60dに交換のために準備した新下側ロール(第4ロ
ール)51dを載置する。そして、今まで使用していた
交換される旧上側ロール(第1ロール)51a、旧下側
ロール(第3ロール)51cをチョック52と共に圧延
ラインのロールスタンドから取り外して第1ロール置き
台60a、第3ロール置き台60cに載置する(S10
0)。その時横行台61は後退位置にあり、チョック支
持台62は下降位置にあり、ロール回転位置規制手段6
3の所定の2平面89a、89bは開いた状態(図31
(b)参照)にあり、クランプ解放用の押棒94a、9
4bは後退位置にある。その状態で旧上側ロール51a
に取り付けられているチョック52が転倒しないよう
に、地上操作盤118を操作してチョック転倒防止装置
117を図27及び図28に示すように伸長状態にして
チョック52、52の下面を押圧させる(S102)。
次に、オペレータが操作盤118のロールセット完了ボ
タンを操作してロール置き台60a〜60dに設けられ
ている各高さ検出センサ121のデータをCPU122
aに読み込ませて、各ロール径を算出させる。それと共
に、各ロール長さ判定センサ119によって各ロール5
1a〜51dの長さを判定させてそのデータを読み込ま
せる。即ち、各ロール置き台60a〜60d上にロール
が載置されたか否か、及び、各ロール51a〜51dの
長さがS(1190mm)又はL(1290mm)であ
るかを判定する(S104)。この判定結果に基づいて
チョック支持台62の進退位置が決定される。次に、C
PU122aがこの算出した各ロール径のデータを入力
し、演算処理してロール51a〜51dの中心軸線の現
在の高さ位置を算出する。そして、この算出した現在の
各高さ位置と予め設定されているロール51a〜51d
の中心軸線の目標高さ位置とを比較して、ロール置き台
60a〜60dに載置されているロール51a〜51d
の中心軸線の全ての高さ位置が予め設定された互いに等
しい目標高さ位置となるように、CPU122aが各昇
降シリンダ71を作動させる(S106)。この際、リ
ニアエンコーダ116も作動して昇降移動する(S10
8)。そして、リニアエンコーダ116の出力値である
ロール51a〜51dの中心軸線の現在の高さ位置と目
標高さ位置とが一致しているか否かを判定し(S11
0)、両者が一致した時に一致信号を出力し(S11
2)、これでロール51a〜51dの高さ位置を目標高
さ位置に自動的に設定することができる(S114)。
【0040】上記のように、全てのロールのセットが完
了すると、駆動側及び従動側走行台車65、65の各操
作盤124、124に完了信号が電送されて(S11
6)、駆動側及び従動側走行台車65、65及びこれら
台車に設けられている機器の自動運転ができる条件とな
る(S118、120、122)。この際、各操作盤1
24、124にその旨が表示される。ただし、ステップ
118以降の各ステップは、駆動側と従動側の各走行台
車65、65に設けられている各CPU122aと12
2bによって別個に実行され、図11乃至図19までは
駆動側CPU122bによって実行されるフローチャー
トを示しており、図20乃至図26までは従動側CPU
122cによって実行されるフローチャートを示してい
る。ただし、駆動側CPU122bと従動側CPU12
2cの動作手順は、旧ロールからチョックを取り外し、
この取り外したチョックを新ロールに装着する動作手順
を有する点で共通し、駆動側CPU122bの動作手順
には、ロール回転位置規制手段63によってロール軸の
キー溝33を常に一定した回転位置に規制する為の動作
手順を含んでいるが、従動側CPU122cの動作手順
には、この動作手順を含んでいない点で両者は相違す
る。従って、駆動側CPU122bの動作手順と従動側
CPU122cの動作手順の夫々対応する各ステップに
は同一のステップ番号を付し、駆動側CPU122bの
動作手順のみを各図に示すフローチャートを参照して説
明し、従動側CPU122cの動作手順の説明を一部省
略する。
【0041】まず、オペレータが駆動側操作盤124の
チョック脱着のスタートスイッチを操作する。この時、
チョック支持台62が後退位置の原位置であることを自
動で確認してスタートする(S124、126)。ただ
し、チョック支持台62が原位置でない場合は、自動運
転がスタートしないので、手動に切り替えて各機構を原
位置に移動させて再度自動運転のスタートスイッチを操
作する(S128〜134)。これによって、図2に示
すように、駆動側走行台車65は、新上側ロール51b
の位置に移動し、従動側走行台車65は、旧上側ロール
51aの位置に移動(位置)する。駆動側走行台車65
が新上側ロール51bの位置に移動するのは、ロール回
転位置規制手段63によって新上側ロール51bの回転
位置を所定の回転位置に自動的に規制する為である。こ
の際、駆動側走行台車65の駆動用モータ77が駆動す
ると共に、回転エンコーダ120が作動して駆動側走行
台車65の走行位置を検出し(S136)、回転エンコ
ーダ120の検出値と目標値とが一致した時にモータ7
7を停止させて駆動側走行台車65を自動的に停止させ
る(S138)。そして、駆動側走行台車65に設けら
れているセンタリング装置66の突出部78を自動的に
前進位置に移動させてVブロック80に嵌入して位置決
め(センタリング)が完了する(S140〜144)。
位置決めが完了すると、駆動側走行台車65のセンタリ
ングされた現位置と回転エンコーダ120の出力値とを
一致させる為に回転エンコーダ120の数値を自動的に
補正する。
【0042】次に、ロール回転位置規制手段63によっ
て、新上側ロール51bの回転位置を所定の回転位置に
規制する手順を説明する。まず、双方の走行台車65の
横行台61を前進させて停止させ、下降していたチョッ
ク支持台62を上昇させてチョック52に当接させて支
持状態(図30に実線で示す状態)とし(S148、1
50)、ロール51aの2面幅部54のある側(駆動
側)に設けられているロール回転位置規制手段63を2
平面89a、89bが接近するように動作させてキー溝
位置規制を行い(S152、154)、しかる後に、2
平面89a、89bを後退端まで後退させる(S15
6、158)。そして夫々の横行台61を後退端まで後
退させて(S160、162)、センタリング装置66
の突出部78を後退位置に移動させる(S164、16
6)。これで、新上側ロール51bの回転位置を所定の
回転位置に規制することができる。
【0043】次に、図3に示すように、駆動側走行台車
65が第1ロール置き台60aの位置に自動的に移動す
る(S168)。ただし、チョック支持台62が原位置
(後退端)にあることが条件とするので、この条件を満
たしていない場合は、手動に切り替えてチョック支持台
62を原位置に戻し、自動運転の条件にした後にリセッ
トスイッチを操作して運転を再開させる。そして、駆動
用モータ77が駆動すると回転エンコーダ120が数値
を読み取り、この読み取った数値と目標値とが一致した
ときにこの駆動側走行台車65が自動的に停止する(S
174、176)。この時、例えばエンコーダ120の
分解能によって走行台車65の停止位置が多少ずれる
が、センタリング装置66で固定することにより、ロー
ル回転位置規制手段63の中心とロール51aの中心位
置とが重なり合う所定の停止位置に駆動側走行台車65
を停止させることができる(S178〜182)。そし
て、現位置と回転エンコーダ120の出力値とを一致さ
せる為に回転エンコーダ120の数値を自動的に補正す
る。
【0044】そして、双方の横行台61が自動で前進し
て前進端で停止し(S184、186)、駆動側横行台
61に設けたロール回転位置規制手段63によって、新
上側ロール51bの回転位置を所定の回転位置に規制し
たと同様の手順で旧上側ロール51aの回転位置を所定
の回転位置に規制する(S188、190)。そして、
駆動側及び従動側の双方のチョック支持台62を上昇さ
せてチョック52を検出したときに上昇が自動的に停止
する(S192、194)。そして双方の走行台車65
のクランパ操作部64を、押棒94a、94bが突出
(前進)するように動作して(S196)、チョック転
倒防止装置117がチョックから外れた状態であること
を確認した上で(S198)、双方の押棒94a、94
bを前進端まで前進させてクランパ1をアンクランプ状
態にする(S200)。そして、夫々の横行台61を後
退させると(S202)、チョック52を支持した状態
のままで後退するから、双方の軸53から双方のチョッ
ク52が抜け出す(S204)。この後退時にチョック
が抜けにくい時はスリップすることになるが、チョック
支持台62に設けてあるチョック押し引き用係合部62
aがチョックと係合して引き出される。そして、センタ
リング装置66の突出部78を後退位置に後退させる
(S206、208)。これで、旧上側ロール51aか
ら2つのチョック52の脱作業が終了する(図4参
照)。
【0045】次に、図5に示すように、駆動側及び従動
側の双方の走行台車65が第2ロール置き台60bの位
置に自動的に移動する(S210)。ただし、チョック
52がチョック支持台62に支持されており、チョック
支持台62が原位置(後退端)にあることが条件でとし
ているので、この条件を満たしていない場合は、手動に
切り替えてチョック支持台62を原位置に戻し、リセッ
トスイッチを操作して自動運転を再開させる(S21
2)。そして、駆動用モータ77が駆動すると回転エン
コーダ120が数値を読み取り、この読み取った数値と
目標値とが一致したときにこの駆動側走行台車65が自
動的に停止する(S214〜218)。そして、双方の
センタリング装置66で双方の走行台車65を固定する
ことにより、双方のチョック52の中心軸線とロール5
1bの中心位置とが同一の鉛直平面内に位置する所定の
停止位置に双方の走行台車65が停止する(S220、
222)。そして、現位置と回転エンコーダ120の出
力値とを一致させる為に回転エンコーダ120の数値を
自動的に補正する(S224)。そして、CPU122
aが、チョック転倒防止装置117が下降端に位置する
短縮状態であることを確認した上で(S226)、双方
の横行台車が所定の前進端位置まで前進する(S22
8、230)。そして、双方のチョック支持台62のシ
リンダ85を伸長方向に駆動してこれらチョック支持台
62を前進させ(S232)、これによって双方のチョ
ック52を新上側ロール51bの各軸53に完全に嵌入
させる。そして、しかる後に、これらシリンダ85を短
縮方向に駆動してチョック支持台62を後退位置(定位
置)に戻す(S234)。この際、双方の走行台車65
のクランパ操作部64の押棒94a、94bが後退端ま
で後退するように動作させて(S236、238)、駆
動側走行台車65に設けられているロール回転位置規制
手段63の2平面89a、89bを閉状態から開状態に
移動させる(S240、242)。
【0046】次に、駆動側及び従動側の双方のチョック
支持台62が下降端まで自動的に下降し(S244、2
46)、双方の横行台61が後退する(S248、25
0)。そして、センタリング装置66の突出部78が自
動的に後退位置に後退する(S252、254)。そし
て、手動によってチョック転倒防止装置117を上昇端
に位置する伸長状態にして各チョック52の転倒を防止
する(S256)。これで、旧上側ロール51aから取
り外した2つのチョック52を新上側ロール51bの各
軸53に装着する作業を終了する(図6参照)。
【0047】次に、上記と同様にして、図1に示す新下
側ロール51dの回転位置を所定の回転位置に規制し、
そして、旧下側ロール51cに取り付けられている双方
のチョック52を取り外し、これら取り外した双方のチ
ョック52を新下側ロール51dの各軸53に取り付け
る作業を自動的に実行する。ここで駆動側走行台車65
の動作を、図15のステップ258から図19のフロー
チャートに示す。そして、従動側走行台車65の動作
を、図23のステップ258から図26のフローチャー
トに示す。このようにして旧上側及び旧下側ロール51
a、51cからチョック52を自動的に取り外してこの
取り外したチョック52を新上側及び新下側ロール51
b、51dに自動的に取り付けることができる。そし
て、チョック52が取り付けられた新上側及び新下側ロ
ール51b、51dを圧延ラインに取り付けて使用する
ことができる。
【0048】上記のように、このロールチョック着脱装
置によると、センタリング装置66(停止位置決め手
段)が、チョック支持台62にチョック52が支持され
た状態でそのチョック52の中心軸線とロール51の中
心軸線とが略同一鉛直平面内に位置するように双方の走
行台車65を予め定めた所定位置に自動的に停止させる
ことができる。従って、走行台車65を所定位置に停止
させる時に、チョック52の軸線とロール51の軸線と
を略同一鉛直平面内に位置させるための人手による労力
を省略することができ、これによって、この作業を自動
化することができる。そして、2面幅部54を両側から
挟み付けるという単純で確実なロール回転位置規制手段
63を設けてあるから、チョック着脱時にロール51を
同じ回転位置に規制でき、従って同じ条件で着脱可能と
なり、クランパ操作部64が回転位置合わせの必要のな
い所定位置で進退する簡単な構成が可能となり、自動化
が容易である。また、高さ検出センサ121とリニアエ
ンコーダ116(ロール径検出手段及び高さ調整手段)
とにより、胴部の外径が異なるロール51であってもロ
ール51の中心軸線の高さを予め設定した所定の目標高
さ位置に移動させることができる。従って、チョック5
2をロール51の軸53に挿入する際に両者の高さを一
致させる為の人手による労力を省略することができ、こ
れによって、この作業を自動化することができる。上記
のことによってロールに対するチョックの脱着作業を完
全に自動的に行うことができる。
【0049】ただし、上記実施例では、図1に示すよう
に、ロール置き台60を4台設け、旧上側及び旧下側ロ
ール51a、51cからチョック52を取り外してこの
取り外したチョック52を新上側及び新下側ロール51
b、51dに自動的に取り付けることができる構成とし
たが、ロール置き台60を2台設け、例えば旧上側ロー
ル51aからチョック52を取り外してこの取り外した
チョック52を新上側ロール51bに自動的に取り付け
ることができる構成としてもよい。
【0050】そして、走行台車65を駆動側と従動側の
2台を設けた構成としたが、駆動側走行台車65のみを
設け、この駆動側走行台車65によって駆動側チョック
52及び従動側チョック52の脱着する構成としてもよ
い。なお、駆動側走行台車65がロール51a〜51d
の各端部と対向する位置に移動することができるように
走行レールを設ける必要がある。
【0051】
【発明の効果】第1及び第2の発明の停止位置決め手段
によりチョック支持台にチョックが支持された状態で当
該チョックの軸線とロールの軸線とを略同一鉛直平面内
に自動的に位置させることができ、第3の発明のロール
回転位置規制手段によりロール及びクランパの回転位置
を自動的に規制することができ、第4の発明の高さ調整
手段によりロールの中心位置を予め設定された所定の高
さ位置に自動的に移動させることができるので、従来の
ようにチョック(軸受装置)をクレーンで吊り下げて人
手によって上記各作業を行う必要がなく、これによって
作業の安全性、作業時間の短縮、省力化(自動化)、及
び確実化を図ることができるという効果がある。
【0052】そして、第5の発明によると、第1、第
3、第4の各発明の各効果を兼ね備えているので、ロー
ルに対するチョックの取り外しから取付けまでの各工程
を一貫して自動化することができるという効果がある。
つまり、従来では、チョックの付け替え作業において、
チョックを吊り下げる必要があったが、第5の発明によ
るとチョックの付け替え作業をチョック支持台及びロー
ル置き台上で自動的に行うことができるので、極めて安
全に作業を行うことができるという効果がある。そし
て、この第5の発明のロールチョック脱着装置を使用し
て1本の旧ロールから2個のチョックを取り外し、この
取り外した2個のチョックを新ロールに取り付ける作業
を約5分で行うことができ、従来の30〜40分と比較
して極めて短時間に行うことができ、しかも作業人員は
操作盤の操作をするオペレータ1人のみで済み、従来の
4人と比較して3人の人員を削減することができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の双方の走行台車が旧上側ロ
ールと対向する位置に移動している状態を示す平面図で
ある。
【図2】同実施例の駆動側走行台車が新上側ロールの回
転位置を規制している状態を示す平面図である。
【図3】同実施例の駆動側走行台車が旧上側ロールと対
向する位置に戻った状態を示す平面図である。
【図4】同実施例の双方の走行台車上に旧上側ロールか
ら取り外したチョックを支持している状態を示す平面図
である。
【図5】同実施例のチョックを支持する双方の走行台車
が新上側ロールと対向する位置に移動した状態を示す平
面図である。
【図6】同実施例の双方のチョックを新上側ロールに取
り付けた状態を示す平面図である。
【図7】胴実施例の双方の走行台車を各ロールの中心位
置に停止させるときのタイミングを示すタイミングチャ
ートである。
【図8】同実施例のセンタリング装置を示し、(a)は
突出部とVブロックが非嵌合の状態を示す拡大平面図、
(b)は突出部とVブロックが嵌合の状態を示す拡大平
面図である。
【図9】同実施例のロールチョック脱着装置の電気回路
を示すブロック図である。
【図10】同実施例のロールチョック脱着装置により各
ロール径等を測定する手順等を示すフローチャートであ
る。
【図11】同実施例の駆動側走行台車の現位置確認等の
スタートの準備手順等を示すフローチャートである。
【図12】同実施例の新上側ロールにおける駆動側走行
台車のセンタリング装置及びロール回転位置規制手段の
動作手順等を示すフローチャートである。
【図13】同実施例の旧上側ロールにおける駆動側走行
台車のセンタリング装置及びロール回転位置規制手段の
動作手順等を示すフローチャートである。
【図14】同実施例の旧上側ロールにおける駆動側チョ
ック取り外し手順等を示すフローチャートである。
【図15】同実施例の新上側ロールにおける駆動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図16】同実施例の新下側ロールにおける駆動側走行
台車のセンタリング装置及びロール回転位置規制手段の
動作手順等を示すフローチャートである。
【図17】同実施例の旧下側ロールにおける駆動側チョ
ック取り外し手順等を示すフローチャートである。
【図18】同実施例の新下側ロールにおける駆動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図19】同実施例の新下側ロールにおける駆動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図20】同実施例の従動側走行台車の現位置確認等の
スタートの準備手順等を示すフローチャートである。
【図21】同実施例の旧上側ロールにおける従動側走行
台車のセンタリング装置の動作手順等を示すフローチャ
ートである。
【図22】同実施例の旧上側ロールにおける従動側チョ
ック取り外し手順等を示すフローチャートである。
【図23】同実施例の新上側ロールにおける従動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図24】同実施例の旧下側ロールにおける従動側走行
台車のセンタリング装置及び従動側チョック取り外し手
順等を示すフローチャートである。
【図25】同実施例の新下側ロールにおける従動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図26】同実施例の新下側ロールにおける従動側チョ
ック取付け手順等を示すフローチャートである。
【図27】同実施例のロールチョック脱着装置主要部の
略左半分を示す部分断面正面図である。
【図28】同実施例のロールチョック脱着装置主要部の
略右半分を示す部分断面正面図である。
【図29】同実施例の主に走行台車を示す左側面図であ
る。
【図30】同実施例のロールチョック脱着装置主要部の
略左半分の横行台前進状態を示す正面図である。
【図31】同実施例の駆動側に設けれているロール回転
位置規制手段及びクランパ操作部を示し、(a)は平面
図、(b)は左側面図である。
【図32】同実施例の駆動側である左側のクランパの右
半分を示す部分側面拡大図である。
【図33】同実施例の駆動側のクランパの第1ばね部分
の半径方向断面拡大図である。
【図34】図32のキー部を省略したA−O−B断面図
である。
【図35】従来のローラの端部に設けられている軸受装
置の縦横縦断面図である。
【図36】従来の方法により旧上側ロールからチョック
を取り外す為に双方の走行台車を旧上側ロールと対向す
る位置に移動している状態を示す平面図である。
【図37】従来の方法により旧上側ロールから双方のチ
ョックを取り外して双方の走行台車上に載置した状態を
示す平面図である。
【図38】従来の方法によりチョックが載置された双方
の走行台車が新上側ロールと対向する位置に移動してい
る状態を示す平面図である。
【図39】従来の方法によりチョックを新上側ロールに
取り付けた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 クランパ 1a 油圧式クランパ 2 クランパ本体 3 係合部材 3c 爪 4 ストッパーリング 4a 環状ピストン 5 保持孔 8 内輪 9 環状溝 16 圧力室 17 シリンダ部 18 圧油給排通路 36 第1ばね 40 ロック係合部分 41 第2ばね 50 チョック着脱装置 51 ロール 52 チョック 53a 軸の部分 53b 軸の部分 54 2面幅部 55 胴部 60 ロール置き台 61 横行台 62 チョック支持台 63 ロール回転位置規制手段 64 クランパ操作部 65 走行台車 66 センタリング装置 71 昇降シリンダ 89a 2平面の一方 89b 2平面の他方 94a 押棒 94b 押棒 116 リニアエンコーダ 117 チョック転倒防止装置 118 地上操作盤 119 ロール長さ判定センサ 120 回転エンコーダ 121 高さ検出センサ 122a 地上側CPU 122b 駆動側走行台車に設けたCPU 122c 従動側走行台車に設けたCPU 123a 地上側CPUを含む電気回路 123b 駆動側走行台車に設けたCPUを含む電気回
路 123c 従動側走行台車に設けたCPUを含む電気回
路 124 駆動側又従動側操作盤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧延用ロールを支持するための複数のロ
    ール置き台と、これら夫々のロール置き台に支持されて
    いるロールの各端部と対向する位置を通る走行路を走行
    する走行台車と、上記走行台車に設けられ上記ロール置
    き台上の上記ロールの端部に対応して上記ロールの軸線
    に沿う方向に進退移動する横行台と、上記横行台上に昇
    降可能に設けられチョックを支持するためのチョック支
    持台と、上記チョック支持台に上記チョックが支持され
    た状態で当該チョックの軸線と上記ロールの軸線とが略
    同一鉛直平面内に位置するように上記走行台車を予め定
    めた所定位置に停止させる停止位置決め手段と、を具備
    することを特徴とするロールチョック脱着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のロールチョック脱着装
    置において、上記停止位置決め手段が、走行台車の走行
    位置を検出して走行位置検出信号を生成する走行位置検
    出手段と、上記走行位置検出信号に基づいて上記走行台
    車を上記ロール置き台上の上記ロールの端部と対向する
    位置に停止させるための停止手段と、上記走行台車及び
    上記走行路のいずれか一方に設けた断面V字状の溝と他
    方に設けた突出部を有しこの突出部が上記V字状の溝と
    対応する形状でありこの突出部と上記溝とを嵌合させる
    ことにより、上記チョック支持台に上記チョックが支持
    された状態で当該チョックの軸線と上記ロールの軸線と
    が略同一鉛直平面内に位置するように上記走行台車を予
    め定めた所定位置に停止させる位置決め手段と、を具備
    することを特徴とするロールチョック脱着装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のロールチョック脱着装
    置において、上記圧延用ロールを回転可能に支持するよ
    うに上記ロール置き台を形成し、上記ロールの回転駆動
    用2面幅部を所定の平行な2平面間に挟んで押圧するこ
    とにより所定の回転位置に規制するロール回転位置規制
    手段を上記横行台に設け、上記チョックに組み込まれた
    上記ロールに対する軸受用クランパをクランプ状態およ
    びアンクランプ状態に操作するクランパ操作部を上記横
    行台に設けたことを特徴とするロールチョック脱着装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のロールチョック脱着装
    置において、上記ロール置き台が、上記ロールの胴部の
    外径を測定するロール径検出手段と、上記ロール胴部の
    外径の測定データに基づいて上記ロールを昇降駆動する
    ことにより上記ロールの中心位置を予め設定された所定
    の高さ位置に移動させる高さ調整手段と、を具備するこ
    とを特徴とするロールチョック脱着装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のロールチョック脱着装
    置において、上記横行台に設けられ上記ロールの回転駆
    動用2面幅部を所定の平行な2平面間に挟んで押圧する
    ことにより所定の回転位置に規制するロール回転位置規
    制手段と、上記横行台に設けられ上記チョックに組み込
    まれた上記ロールに対する軸受用クランパをクランプ状
    態およびアンクランプ状態に操作するクランパ操作部
    と、上記ロール置き台に設けられ上記ロールの胴部の外
    径を測定するロール径検出手段と、上記ロール置き台に
    設けられ上記ロール胴部の外径の測定データに基づいて
    上記ロールを昇降駆動することにより上記ロールの中心
    位置を予め設定された所定の高さ位置に移動させる高さ
    調整手段と、を具備することを特徴とするロールチョッ
    ク脱着装置。
JP23442394A 1994-09-02 1994-09-02 ロールチョック脱着装置 Withdrawn JPH0871620A (ja)

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