JPH0870414A - テレビジョン受信機 - Google Patents

テレビジョン受信機

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Publication number
JPH0870414A
JPH0870414A JP6203749A JP20374994A JPH0870414A JP H0870414 A JPH0870414 A JP H0870414A JP 6203749 A JP6203749 A JP 6203749A JP 20374994 A JP20374994 A JP 20374994A JP H0870414 A JPH0870414 A JP H0870414A
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JP
Japan
Prior art keywords
audio signal
signal
circuit
mhz
carrier
Prior art date
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Pending
Application number
JP6203749A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Nakamura
英治 中村
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPH0870414A publication Critical patent/JPH0870414A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 第1の音声信号と第2の音声信号とをそれぞ
れの搬送波で伝送されたテレビジョン信号を受信するテ
レビジョン受信機で他の音声信号の放送形態を受信した
ときのパイロット信号の判別の誤動作を防止することを
目的とする。 【構成】 5.74MHzの第2の音声信号を復調回路
5から得て、54KHzの帯域をBPF8で抜き取り、
AM復調回路9でパイロット信号を得る。そして、11
7Hz(ステレオ)か274Hz(2カ国語)かを第1
判別回路12で判別する。一方、検出回路14で5.7
4MHzのキャリアのみを検出し、キャリアがあれば、
第2判別回路15がHIGH(H)となる。この第1判
別回路12の出力は、第2判別回路15の出力がHのと
きのみAND回路16を通過してステレオデコーダ7に
供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン信号の2
つの音声信号がそれぞれ搬送波を有してFM変調された
形態の音声信号伝送方式を受信できるテレビジョン受信
機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ヨーロッパ地域で放送されている
テレビジョン信号の方式は、カラー方式としては、PA
L方式とSECAM方式と呼ばれるものが主流である。
一方、音声信号の伝送方式も、各国で異なっている場合
がある。
【0003】特に、近年、テレビジョン放送の臨場感を
増すため音声もモノラルからステレオ放送が聞けるよう
に工夫されてきており、その伝送方式も国によって異な
る。
【0004】ここで、現在の音声信号の伝送形態を説明
すると、大きく分けて4つある。図3にその伝送形態の
周波数特性図を示す。まず、図3のAは、ビデオ信号の
帯域が4.5MHzまでで、更に、5.5MHzを中心
搬送波にしたFM変調された音声信号がある方式で、こ
れは、所謂、モノラル放送と呼ばれるものである。
【0005】次に、ステレオ放送方式として、Cに示す
ようなものがある。これは、先ほどのAの放送方式に対
して、5.74MHzを中心搬送波としたFM変調され
た第2の音声信号を加えて左右の音声信号を再生してス
テレオ音声を再生することができる放送方式である。こ
の方式は、一般に2キャリア方式と呼ばれており、以下
この放送方式を2キャリア音声多重方式と呼ぶことにす
る。
【0006】この2キャリア音声多重方式では、2つの
音声信号により、ステレオ放送を行ったり、2カ国語放
送を行ったりしており、そのため放送しているのがステ
レオか2カ国語放送かの情報を送る必要がある。そこ
で、図4に示すように、FM変調された第2の音声信号
にAM変調されたパイロット信号を重畳している。この
パイロット信号は、54KHzを中心にAM変調したも
ので、ステレオの時は、117Hz成分があり、2カ国
語放送の時は、274Hz成分が存在しているので、こ
れを判別して、ステレオか2カ国語かを判別する。
【0007】一方、この2キャリア音声多重方式はアナ
ログの音声信号を放送するものであるが、これに対して
デジタルの音声信号を伝送する方式がある。これを図3
のDに示す。この方式は、上述したAのものに、5.8
5MHzを中心にした搬送波でステレオのデジタル(P
CM)音声信号を重畳して放送する放送方式である。以
下この方式をデジタル音声多重方式と呼ぶことにする。
【0008】以上のように、音声信号の伝送方式には、
大きく分けて3種類の放送形態があるが、もう一つ、図
3のBに示すような放送形態もある。これは、Aの放送
方式のものに対して、5.74MHzの無変調の搬送波
のみで音声信号は入っていないものが存在する。これ
は、Cの2キャリア音声多重方式の地区で、放送局側の
送信機が2キャリアに対応したものであるため、この送
信機で、第1の音声信号のみのモノラル信号を送信する
ときに、第2の音声信号を無変調にするだけで簡単に対
応できるからである。
【0009】このように現状としては、4つの信号形態
が存在しているが、2キャリア音声多重方式が一般に放
送されている地域でも、それぞれ放送形態を受信できる
地域がある、そのような地域では、各放送に対応できる
テレビジョン受信機もあるが、このような受信機は、高
級機種であり、一般には2キャリア音声多重方式に対応
できるような受信機が主である。
【0010】ここで、上述したテレビジョン受信機の音
声信号処理回路を図8に示す。図8において、1は5.
5MHzの帯域を通過させるセラミックフィルタ、2は
5.5MHzのSIF音声信号を通常の帯域の第1の音
声信号(L+R/2:Lは右音声信号,Rは左音声信
号)にFM復調する5.5MHz復調回路、3はロー・
パス・フィルタ(LPF)、4は5.74MHzの帯域
を通過させるセラミックフィルタ、5は5.74MHz
のSIF音声信号を通常の帯域の第2の音声信号(R)
にFM復調する5.74MHz復調回路、6はロー・パ
ス・フィルタ(LPF)、7は第1の音声信号と第2の
音声信号をマトリックスしてL信号とR信号を出力する
ステレオデコーダ、18はパイロット信号の振幅を規制
するダイオードクリッパ、8はパイロット信号成分を通
過させる54KHz帯域通過フィルタ(BPF)、9は
AM復調回路、10は117Hz(ステレオ判別信号)
成分を取り出すBPF、11は274Hz(2カ国語判
別信号)成分を取り出すBPF、17はパイロット信号
によりステレオ放送か2カ国語放送かを判定し、ステレ
オデコーダ7のマトリックスを制御するための判定回路
である。
【0011】このような音声信号処理回路において、2
キャリア音声多重方式の音声信号を受信した場合は、
5.5MHzの第1の音声信号は、5.5MHzのフィ
ルタ1を介して5.5MHz復調回路2で音声信号とな
り、LPF3を介してステレオデコーダ7に入力され
る。
【0012】一方、5.74MHzの第2の音声信号
は、5.74MHzのフィルタ4を介して5.74MH
z復調回路5で音声信号となり、LPF6を介してステ
レオデコーダ7に入力される。
【0013】また、パイロット信号は、ダイオードクリ
ッパ18で振幅制限された後、54KHzBPF8を介
して、AM復調回路9で復調され、117HzBPF1
0及び274HzBPF11を介して判定回路17へ供
給される。この判定回路17は、各BPF10,11の
出力により117Hz成分があるか274Hz成分があ
るか判定する。
【0014】その判定に基づき、ステレオデコーダ7に
供給された第1の音声信号と第2の音声信号のマトリッ
クスを変えて出力する。この図では、マトリックス出力
は、ステレオの状態を示している。2カ国語の場合は、
両出力がLまたはR信号のどちらかとなる。
【0015】以上は、2キャリア音声多重方式を受信し
た場合であるが、このような受信機で、図3のA、C、
Dの信号も受信できる。ただし、いずれの場合も、5.
5MHzのFM音声信号のみ(モノラル)を受信でき
る。
【0016】このように各放送形態を一応は、受信でき
るもののこの図8の従来回路では、以下のような問題点
が発生する。即ち、図3のAやDのような信号の場合で
ある。
【0017】まず、Aでは、5.74MHz付近には何
も信号成分はないが、ここにノイズ等がある場合があ
る。この場合、5.74MHz復調回路5の出力に、そ
のノイズ等が出力されるので、それが、ダイオードクリ
ップ18を介して、54KHzBPF8に入力される。
このダイオードクリップ18は、通常、パイロット信号
は、小さく、それ以上のレベルは、ノイズであるので、
それを排除するために設けられたものである。
【0018】しかしながら、クリップレベル内にちょう
ど図5のEような振幅変調成分を持ったノイズが発生し
た場合、ダイオードクリップ18は、1.2VP-P以内にク
リップするが、クリップされた範囲内にあるノイズがF
のようになおも残ってしまう。また、1.2VP-P以内にあ
る振幅成分の入ったノイズの場合もそのまま出力されて
しまう。
【0019】このようなノイズが、54KHzBPF8
を通過し、117HzBPF10または274HzBP
F11のいずれかを通過して、判定回路17が、ステレ
オまたは、2カ国語放送と判断してしまい。ステレオデ
コーダ7がモノラル放送にも関わらずマトリックスして
しまう。
【0020】一方、図3のDのようなデジタル音声多重
方式では、5.85MHzの搬送波のデジタル音声信号
があり、それが5.74MHzに近いのでデジタル音声
成分が入り込み上述したノイズと同じ様な誤動作を起こ
してしまうと言う問題点があった。
【0021】即ち、例えば、2キャリア音声多重方式が
ステレオ放送の場合であると、判定回路17は、図6に
示すような出力にならねばならないが、A及びDがステ
レオと判定してしまうという恐れがある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決するための鑑みなされたもので、第1の音声
信号と第2の音声信号とをそれぞれの搬送波で伝送され
たテレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機で他
の音声信号の放送形態を受信したときのパイロット信号
の判別の誤動作を防止することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の音声信
号と第2の音声信号とをそれぞれの搬送波で伝送された
テレビジョン信号を受信するテレビジョン受信機におい
て、第1の音声信号と第2の音声信号の音声を再生する
音声信号処理回路を備え、その音声信号処理回路は、第
2の音声信号成分に含まれるAM変調されたパイロット
信号を抜き出すBPFと、パイロット信号をAM復調す
る復調回路と、ステレオまたは2カ国語であるかを判別
する第1の判別回路と、第2の音声信号の搬送波成分の
みを判別する第2の判別回路と、その第2の判別回路か
らの出力と第1の判別回路からの出力の論理積により第
1の音声信号と第2の音声信号とをマトリックスする回
路を制御するように構成されてなる。
【0024】
【作用】本発明は、上述した構成とすることで、第1の
音声信号と第2の音声信号とをそれぞれの搬送波で伝送
されたテレビジョン信号以外のテレビジョン信号を受信
することができるようにし、パイロット信号のない音声
信号の場合によるパイロット信号の誤判別をなくす。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明を
する。図1は、本発明の実施例を示している。ここで従
来技術である図8に示した図番と同一のものは動作、構
成も同じであるので説明は割愛する。
【0026】本発明の実施例で従来技術と異なるのは、
ダイオードクリッパ18を削除したことと、5.74M
Hzの帯域を通過させるセラミックフィルタ13と5.
74MHzの搬送波周波数のみ検出する5.74MHz
検出回路14と5.74MHzのみの周波数であると判
別する第2判別回路15と第1判別回路12と第2判別
回路15の出力の論理積をとるAND回路16を追加し
たことである。
【0027】次に、動作を説明する。図1において、2
キャリア音声多重方式の音声信号を受信した場合の音声
信号処理の動作は、従来技術で述べている通りであり、
ステレオデコーダ7に音声信号が入力される。
【0028】一方、パイロット信号は、54KHzBP
F8を介してAM復調回路9で復調され、117HzB
PF10と274HzBPF11のいずれかを介して、
第1判別回路12に出力される。
【0029】他方、SIF信号のうち5.74MHzの
フィルタ13で5.74MHzの音声信号を抜き取り、
5.74MHz検出回路14で5.74MHzの搬送波
成分のみを検出する。この検出回路14は、図2に示す
ように、5.74MHzの時に負のピークを持ち、その
センタ値が、5.74MHzの搬送波がない無信号時や
デジタル音声多重方式のデジタル音声信号の搬送波
(5.58MHz)受信時となるように設定している。
【0030】そして、第2判別回路15で、検出回路1
5の出力を比較して判別する。この比較は、スライスレ
ベルを図2のように設定しておき、スライスレベルより
も低いとき、即ち、5.74MHzの搬送波を検出した
ときは、「HIGH」:Hの出力を出し、それ以外は
「LOW」:Lの出力を出す。
【0031】以上のようにして得られた、第1判別回路
12と第2判別回路15との出力を論理積のAND回路
16に入力して、ステレオデコーダ7に供給してマトリ
ックスを動作させる。
【0032】従って、従来技術で述べたように図3のA
やDに示される信号形態の場合には、第1の判別回路1
2が誤動作しても、第2判別回路15では、5.74M
Hzの搬送波のみを検出しているため、図3のAやDの
信号形態では、第2判別回路15はLとなるので、第1
判別回路12が誤動作してもAND回路16は図7に示
すように出力されないため誤動作することはない。
【0033】
【発明の効果】以上、本発明によれば、2キャリア音声
多重方式の音声信号をデコードすることができるテレビ
ジョン受信機において、2キャリア音声多重放送方式以
外の音声放送方式を受信した場合、パイロット信号の判
別の誤動作がなくなり、正確なステレオ再生を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の5.74MHz検出回路の動作を説明
する図。
【図3】各種放送方式を説明するための図。
【図4】2キャリア音声多重方式のパイロット信号を説
明するための図。
【図5】パイロット信号の帯域にノイズがあることを示
す図。
【図6】従来のパイロット判別状態を示す図。
【図7】本発明のAND回路の論理積を示す図。
【図8】従来技術を示す図
【符号の説明】
1 5.5MHzフィルタ 2 5.5MHz復調回路 3 ロー・パス・フィルタ 4 5.74MHzフィルタ 5 5.74MHz復調回路 6 ロー・パス・フィルタ 7 ステレオデコーダ 8 54KHzバンド・パス・フィルタ 9 AM復調回路 10 117Hzバンド・パス・フィルタ 11 274Hzバンド・パス・フィルタ 12 第1判別回路 13 5.74MHzフィルタ 14 5.74MHz検出回路 15 第2判別回路 16 AND回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号に第1の搬送波を有しFM変調
    された第1の音声信号と該第1の音声信号よりも高い周
    波数の第2の搬送波を持ち、AM変調したパイロット信
    号を含むFM変調された第2の音声信号を重畳してなる
    テレビジョン信号を受信可能としたテレビジョン受信機
    であって、 前記第1の音声信号を再生する第1音声信号再生手段
    と、 前記第2の音声信号を再生する第2音声信号再生手段
    と、 前記第2の音声信号に含まれるAM変調されたパイロッ
    ト信号成分を取り出し、該パイロット信号を復調する手
    段と、 前記第1音声信号再生手段と第2音声信号再生手段とか
    らの音声信号をマトリックスしてステレオ信号を出力す
    るステレオデコーダと、 復調されたパイロット信号からステレオ放送であるか、
    2カ国語放送であるかを判別する第1判別手段と、 前記第2の音声信号のFM変調信号の搬送波の中心周波
    数成分を検出する手段と、 前記第2の音声信号の搬送波を検出する手段からの出力
    に基づき搬送波の有り無しを判別する第2判別手段と、 前記第1判別手段と第2判別手段との出力に基づき前記
    ステレオデコーダでマトリックスするかしないかを制御
    する制御手段とからなるテレビジョン受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のテレビジョン受信機にお
    いて、前記第1の搬送波の周波数は5.5MHzで、前
    記第2の搬送波の周波数は5.74MHzであることを
    特徴とするテレビジョン受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のテレビジョン受信機にお
    いて、前記第2の音声信号の搬送波を検出する手段で少
    なくとも5.5MHz以下と5.85MHz以上は搬送
    波なしの検出出力を出力することを特徴とするテレビジ
    ョン受信機。
JP6203749A 1994-08-29 1994-08-29 テレビジョン受信機 Pending JPH0870414A (ja)

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JP6203749A JPH0870414A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 テレビジョン受信機

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JPH0870414A true JPH0870414A (ja) 1996-03-12

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ID=16479215

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JP6203749A Pending JPH0870414A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 テレビジョン受信機

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