JPH0870284A - 通信制御方法 - Google Patents

通信制御方法

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JPH0870284A
JPH0870284A JP20504694A JP20504694A JPH0870284A JP H0870284 A JPH0870284 A JP H0870284A JP 20504694 A JP20504694 A JP 20504694A JP 20504694 A JP20504694 A JP 20504694A JP H0870284 A JPH0870284 A JP H0870284A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信中通信モード変更時に、短時間で、かつ
可及的に符号無変換転送を可能とする。 【構成】 端末11から通信中モード変更要求を出す
と、発信交換局14はその要求中に含まれる端末11の
符号化(方式を示す)情報を着信交換局12へ送り、交
換局は相手端末15からの符号化情報と端末11からの
それとにより記憶回路54を読出し、符号変換転送か否
かを判定し、その情報を交換局14へ送り、両交換局1
4,22で前記判断に応じて符号変換転送の時は対応す
るアダプタ(コーディック)をそれぞれ選択して接続
し、符号無変換転送の場合は無変換路を選択して接続す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、データをアダプタに
より符号変換して送受信する二つの端末が、複数の交換
局を介して、自動発信及び通話中に音声通信からパソコ
ン通信のように通信モードの変更が可能であり、かつ異
なる符号化方式を用いる端末の混在を許す通信網におけ
る通信制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信制御方法を用いたディジタル
移動無線通信網を図4に示す。いま移動無線端末11は
無線通話回線12、無線制御回線13を介して交換局1
4と通信可能な状態にあり、移動無線端末15は無線通
話回線16、無線制御回線17を介して、移動無線端末
18は無線通話回線19、無線制御回線21を介してそ
れぞれ交換局22と通信可能な状態にあるものとする。
【0003】無線端末11は音声符号化方式Aで音声信
号を無線符号音声信号に変換し、またその逆の処理を行
うコーディック23aと、データ符号化方式Bでデータ
信号を無線符号化データ信号に変換し、またその逆の処
理を行うアダプタ24bとを備え、無線端末15は符号
化方式Aのコーディック25aと符号化方式Bのアダプ
タ26bとを備え、無線端末18は符号化方式Cのコー
ディック27cと、符号化方式Dのアダプタ28dとを
備えている。
【0004】交換局14には、音声符号化方式Aの無線
符号化音声信号を有線符号化音声信号へ変換し、またそ
の逆の処理を行うコーディック29aと、データ符号化
方式Bの無線符号化データ信号を有線符号化データ信号
へ変換し、またその逆の処理を行うアダプタ31bと、
音声符号化方式Cの無線符号化音声信号を有線符号化音
声信号に変換し、またその逆の処理を行うコーディック
32cと、データ符号化方式Dの無線符号化データ信号
を有線符号化データ信号へ変換し、またその逆の処理を
行うアダプタ33dとがそれぞれ複数設けられている。
同様に交換局22には、無線符号化信号と有線符号化信
号との相互変換を行う符号化方式Aのコーディック34
a、符号化方式Bのアダプタ35b、符号化方式Cのコ
ーディック36c、符号化方式Dのアダプタ37dがそ
れぞれ複数設けられている。
【0005】交換局14の制御回路38はセレクタ39
を制御して無線回線と、コーディック29a,32c、
アダプタ31b,33d、無変換路41の何れかとの接
続、また交換局22との通話回線42s、制御回線42
cの設定、その通話回線42cとコーディック29a,
32c、アダプタ31b,33d、無変換路41の何れ
かとの接続制御、その他の交換接続に必要な制御を行
う。交換局14の符号化方式判定回路43は、この交換
局14に無線回線を通じて接続された端末が用いる符号
化方式を判定する。交換局22にも同様のセレクタ4
4、無変換路45、制御回路46及び符号化方式判定回
路47が設けられている。
【0006】いま、無線端末11から無線端末15への
通信要求が無線制御回線13を通じて交換局14へあっ
た場合、交換局14の制御回路38はその発信端末1
1、着信端末15の各在圏エリア、各端末が受けている
サービス、使用符号化方式などを知るため、図に示して
いないホームメモリをアクセスする。その結果得られた
発信端末11の音声符号化方式を符号化方式判定回路4
3で判定し、セレクタ39を制御してその判定した符号
化方式の空きコーディックに無線端末11との無線通話
回線12を持続して、呼出音を無線端末11へ送出す
る。また得られた着信端末15に関する情報に基づき、
交換局22への回線42s,42cを設定して、その通
話要求を交換局22へ通知し、この際に前記ホームメモ
リからの情報により両端末11,15の符号化方式が同
一であることを知り、このことも通知する。交換局22
は無線端末15を呼出す。無線端末15からの応答があ
ると、交換局22はセレクタ44を制御して空きの無変
換路45に無線通話回線16を接続し、その接続通知を
交換局14へ行い、交換局14はその通知を受けてセレ
クタ39を制御して無線通話回線12を空きの無変換路
41に接続する。これにより、音声又はデータの符号無
変換通信を端末11、15間で行わせる。
【0007】一方、無線端末11から無線端末18への
通信要求が無線制御回線13を通じて交換局14へあっ
た場合は交換局14では同様の処理を行うが、無線端末
11,18が使用する符号化方式が互いに異なってお
り、交換局14から交換局22へ端末18の符号化方式
も通知される。交換局22が無線端末18を呼出し、端
末18から応答を受けると交換局22は制御回路46に
よりセレクタ44を制御して空きのコーディック36a
(又はアダプタ37d)と、無線通話回線19とを接続
し、その接続通知を受けた交換局14はコーディック2
9aと無線通話回線12とを接続した状態として(又は
空きアダプタ31bと無線通話回線12とを接続して)
無線端末11,18間は二度の音声(又はデータ)の符
号変換を経て通信を行う。
【0008】また従来においては移動無線端末から固定
網の端末を呼出してデータ通信を行う場合は次のような
手順で行っていた。即ち図5に示すように移動無線端末
11から無線制御回線13を通じて発信要求を交換局1
4へ送出すると、この発信要求を受けた交換局14は相
手固定端末、例えばパソコンセンタ60が収容された固
定網の交換局64に対して着信要求を出す。固定網交換
局64は相手着信固定端末60に着信要求を出す。これ
により交換局64から呼出音が戻って来る。この戻って
来た呼出し音を固定交換局61は移動無線端末11へ返
す。従って端末11の利用者はその呼出音を聞いて呼出
し中であることを知る。固定端末60の利用者が着信応
答するとその時から、その端末、この例ではパソコンセ
ンタの端末からキャリアネゴシエイションのためのアン
サキャリアが固定網交換局へ送出される。
【0009】一方固定網交換局64では固定端末60か
らの着信応答を交換局14を介して移動端末11へ通知
する。移動端末11はこれを受信して、端末11と60
は音声通話状態になる。端末11は端末60からのこの
応答を受信確認すると、つまり音声通話状態になると、
自動発信に設定されていると、通信モード変更要求を交
換局14へ送出する。自動発信に設定されていない場合
は利用者が手動操作して通信モード変更要求を送出す
る。これを受信した交換局14はその通信モード変更要
求中に含まれている情報から端末11のアダプタ24b
の符号化方式を知り、対応するアダプタ31bを選択起
動し、そのアダプタ31bに所要の設定を行う、その設
定が完了すると交換局14は設定完了を端末11へ通知
し、これを受信した端末はそのアダプタ24bを起動す
る。交換局14は前記設定完了を端末11へ通知した
後、アダプタ31bが起動準備完了すると、固定端末6
0とのキャリアネゴシエイションのためオリゴネエイト
キャリアをアダプタ31bより固定端末60へ送出す
る。これを固定端末60が受信すると固定端末60は既
に起動準備が完了してアンサキャリアを送出しているか
ら、オリジネイトキャリアを受信すると両端末間は通信
状態になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の通信制
御方法において、二つの無線端末間での通信中に、通信
モード変更、つまり音声通信中からファクシミリ通信や
パソコン通信などのデータ通信への変更、あるいはその
逆の変更を行う要求が無線端末から交換局へあった場
合、前記発信要求時の処理と同様にホームメモリをアク
セスして各端末の符号化方式を知ることを行っていると
処理に時間がかかり、通話中であるためそのように時間
がかかることは好ましくない、また固定端末との通信も
あり、従って交換局14,22で移動端末、固定端末の
何れと通信中かの判定をすることなく、制御回路38,
46はそれぞれセレクタ39,44を制御して対応した
アダプタ(又はコーディック)にその無線回線をそれぞ
れ接続するように制御して、それぞれ無線端末11,1
5に通信モード変更応答信号を無線制御回線13,17
を介してそれぞれ返送する。
【0011】よって、無線端末からの通信モードの変更
要求があるまで両無線端末11,15間で符号無変換で
の通信が行われていた場合でも、通信モードの変更要求
後は各交換局14,22内でそれぞれアダプタ(又はコ
ーディック)による符号変更が行われる通信となる。こ
のように二度の符号化変換を行うことにより接続遅延と
符号化歪みによる通信品質の劣化とが生じるという欠点
があった。
【0012】なお最初の通信の開始時に、符号無変換転
送であるか符号変換転送であるかを記憶しておき、通信
モード変更要求があった場合は、その変更後も、先に記
憶した符号無変換転送か符号変換転送かに応じて同一転
送方式をとることも考えられる。しかし各端末が用いる
コーディックとアダプタとの組合せが固定されているも
のでない複数種類の音声符号化方式のコーディック及び
データ符号化方式のアダプタが通信網内存在のため、二
つの無線移動端末間での通信の場合、両端末間で同一音
声符号化方式を用いた場合は、符号無変換で信号転送す
る通信となるが、データ通信についても符号無変換とは
限らず、また、両端末間で異なる音声符号化方式を用い
た場合では、符号変換で信号転送する通信となるが、デ
ータ通信についても符号変換通信とは限らないという問
題が生じる。
【0013】また従来においては図5を参照して説明し
たように、データ通信(ファクシミリ通信なども含む)
を最初から行う場合も、先ず音声通信を行うための通話
路を構成してから、通信モード変更要求を出してデータ
通信に移行するようにしている。このため図5の例では
固定端末(パソコンセンタ)60が着呼要求に対し着信
応答をすると、この時からアンサキャリアが送出され
る。一方、発信側端末11では端末60からの応答を確
認して通信モード変更要求を出し、これを交換局14が
受信し、そのアダプタ31bを捕捉し、アダプタ31b
が起動準備を完了して初めてアダプタ31bからオリジ
ネエイトキャリアが固定端末60へ送出される。従って
固定端末60がアンサキャリアを送出してからオリジネ
エイトキャリアを受信するまでに可成りの時間が経過し
てしまい、固定端末60のアンサキャリアの送出がタイ
ムアウトして、端末11と60間に形成された通話路を
解放してしまう場合があり、キャリアネゴシエイション
が不可能となりデータ通信ができないことが生じる問題
があった。
【0014】また音声通信状態になると、課金が開始さ
れるが、利用者にとっては本来はデータ通信が可能な状
態になってからの時間を課金の対象とすべきであり、音
声通信状態からデータ通信状態に移るまでは無駄な課金
がなされているという問題もあった。この発明は、移動
無線端末間でのデータ通信の場合、両端末間で同一符号
変換方式を用いた場合は、必ず網内を符号無変換で信号
転送する通信を実現する通信制御方法を提供することを
目的とする。
【0015】この発明の他の目的はデータ通信が不可能
になったり、無駄な課金がなされない通信制御方法を提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれ
ば、二つの符号化方式の組合せそれぞれについて、信号
転送形態が二度の符号変換を行う符号変換転送形態か、
符号変換を行わない符号無変換転送形態かを記憶した信
号転送形態記憶回路を交換局に設けておき、端末から発
信要求時、又は通信中の通信モード変更要求時に交換局
は端末から受信した端末の符号化方式を示す符号化情報
を交換局間の制御信号により送受し、両端末の符号化情
報で信号転送形態記憶回路を読出し、それが符号無変換
転送形態の場合は、符号無変換信号転送を行い、符号変
換転送形態の場合は符号変換信号転送を行い、発信要求
又は変更要求された通信モードで端末間の通信を行う。
【0017】請求項2の発明によれば、端末からの発信
要求中にその端末での使用アダプタ、つまりデータ符号
化方式を示す符号化情報を加えておき、端末からの発信
要求時に、交換局はその発信要求に含まれている符号化
情報に応じた交換局アダプタを設定完了後に、交換局内
の制御回線へ起動信号を送出する。
【0018】
【実施例】図1Aに請求項1の実施例を示し、図4と対
応する部分に同一符号を付けてある。この発明では交換
局14,22ではそれぞれ各符号化方式に応じたコーデ
ィック及びアダプタがそれぞれ複数設けられ、かつ無変
換路も複数設けられるが、コーディックとアダプタと無
変換路とを組とすることなく、これらを自由にセレクタ
で無線通話回線と接続することができるようにされてい
る。更にこの発明では交換局14,22にそれぞれ信号
転送形態記憶回路53,54が設けられる。信号転送形
態記憶回路53,54は同一内容のもので、互いに通信
を行う端末がそれぞれ用いている符号化方式に応じて、
その端末間の通信が二度の符号変換を行う符号変換転送
形態となるか、符号変換を行わない符号無変換転送形態
となるかが記憶されている。例えば図1Bに示すように
コーディックの符号化方式が共にA,AとかC,Cや
E,Eのように同一の場合は符号無変換転送形態である
ことを示す符号0が記憶され、符号化方式がAとCやC
とEの場合は符号変換転送形態であることを示す符号1
が記憶され、符号化方式がAとEは符号無変換転送形態
である符号0が記憶される。同様にデータの符号化方式
についてもその各二つの組合せについて符号無変換転送
形態か、符号変換転送形態かを示す符号0か1の何れか
が記憶されている。
【0019】更にこの発明では通信モード変更要求信号
に、その端末が用いる符号化方式を示す符号化情報を付
加する。いま発信側移動無線端末11、着信側移動無線
端末18とし、移動無線端末11,18間の通信中にそ
の移動無線端末11,18が交換局14,22に通信モ
ードの変更を要求すると、発信側の移動無線端末11の
交換局14が受信した通信モード変更要求中に含まれて
いる符号化情報Bを制御回線42cで着信側の移動無線
端末18の交換局22へ通知し、着信側の交換局22の
制御回路46は端末18からの通信モード変更要求中の
符号化情報Dと制御回線42cから受信した端末11の
符号化情報Bとにより信号転送形態記憶回路54に記憶
されているその通信の信号転送形態“1”を読み出し、
これを発信側の交換局14の制御回路38に通知する。
この例の場合は、異なるデータ符号化方式であって符号
変換転送形態であるため交換局14,22の各制御回路
38,46はそれぞれセレクタ39,44を制御しそれ
ぞれアダプタ31b,37dに無線端末11,18の無
線通話回線12,19をそれぞれ接続して、通話回線4
2sをコーディック29a,36cからアダプタ31
b,37dへの切り替え制御を行い、二度の符号変換を
経てデータ通信を行う。
【0020】一方、発信側移動無線端末11、着信側移
動無線端末15とすると、移動無線端末間の通信中にそ
の移動無線端末11,15が交換局14,22に通信モ
ードの変更を要求すると、発信側の移動無線端末11の
交換局14が制御回線42cで通信モード変更要求中の
符号化情報Bを着信側の移動無線端末15の交換局22
へ通知し、着信側の交換局22の制御回路46は端末1
5からの通信モード変更要求中の符号化情報Bと、制御
回線42cからの端末11の符号化情報Bとにより信号
転送形態記憶回路54に記憶されているその通信の信号
転送形態0を読み出し、それを発信側の交換局14の制
御回路38に通知する。この例の場合は、同一のデータ
符号化方式で符号無変換転送形態であるため、交換局1
4,22の制御回路38,46はセレクタ39,44を
それぞれ制御して無変換路41,45に無線端末11,
18との無線通話回線12,16をそれぞれ接続して、
通話回線42sをコーディック29a,36cから無変
換路41,45への切り替え制御を行い、符号変換が行
われず、それだけ信号遅延がなく、かつ信号品質もよい
ものとなる。
【0021】新たな符号化方式の端末が存在するように
なるとその符号化方式を他の符号化方式との組合せにつ
いての信号転送形態を各変換局の信号転送形態記憶回路
53,54に記憶する。勿論、対応するコーディック又
はアダプタも各交換局に設けられることになる。上述で
は通信中の通信モード変更にこの発明を適用したが、通
信を新たに開始する場合も、発信要求中にその発信端末
の符号化情報を加えておき、かつ着信応答中にその着信
端末の符号化情報を加えておき、発信側交換局が発信端
末の符号化情報を着信側交換局へ制御回線を通じて送出
し、着信側の交換局でその発信側の符号化情報と、着信
応答中の符号化情報とから信号転送形態記憶回路を読出
し、この読出内容を発信側交換局へ送ることにより、従
来よりも迅速に符号変換転送又は符号無変換転送の通信
状態とすることができる。
【0022】次に請求項2の発明の実施例を図2及び図
3を参照して説明する。図2中で図1と対応する部分に
は同一符号を付けてある。この場合は移動端末と固定端
末とがデータ通信を行う場合で、交換局14は通話回線
62、制御回線63を通じて固定網64と接続され、固
定網64には回線65を通じて固定端末60が収容され
ている。この例では固定端末60はパソコンセンタとす
る。またこの発明では移動端末からの発信要求中にその
端末のアダプタの符号化方式を示す符号化情報を付加す
る。この付加は発信要求フォーマット中にもともと存在
している部分を利用してもよく、発信要求フォーマット
の構成を変更して付け加えてもよい。
【0023】いま、移動無線端末11から固定端末60
への“発信要求(データ)”が無線制御回線13を通じ
て交換局14へあった場合、交換局14の制御回路38
はその発信端末11の在圏エリア、端末11が受けてい
るサービスなどを知るため、図に示していないホームメ
モリをアクセスする。そして、“発信要求(データ)”
に付加された符号化情報と、着信先とから符号化方式判
定回路43で固定網とのデータ通信であってアダプタを
必要とすると判定し、“発信要求(データ)”に付加さ
れた交換局アダプタ設定情報1をその判定したデータ符
号化方式の空きアダプタ31bへ送信し、そのアダプタ
31bを起動してこれに制御回線13からの所要の情報
を設定する。例えば相手端末がパソコンセンタの場合に
ATコマンドを設定する。さらに、セレクタ39を制御
して前記のアダプタ31bに移動無線端末11との無線
通話回線12を接続して、端末11にアダプタ起動開始
通知を送り、端末11のアダプタ24bから交換局アダ
プタ設定情報2を通話回線12により受信し、アダプタ
31bを通話回線12による情報で設定する。この設定
完了でアダプタ31bはキャリアネゴジエイションの準
備が完了する。
【0024】上述した交換局アダプタ31bに対するこ
れらの設定が完了すると、交換局14は固定網64への
通話回線62を設定して、その着信要求を固定網64へ
制御回線63で通知する。この通知を受けた固定網64
は固定端末60を呼び出す。これに対し固定端末60が
応答すると共にアンサキャリアを固定網64へ送出す
る。交換局のアダプタ31bは既にキャリアネゴシエイ
ションの準備が完了しているから、直にキャリアネゴシ
エイションが行われ、固定端末60からの着信応答が移
動端末11に達すると、端末11,60間はデータ転送
状態になる。
【0025】このようにデータ通信の場合は、音声通話
の接続を行うことなく、交換局のアダプタの準備が完了
してから固定端末に対して着信要求を出すため、タイム
アウトとなって着信不能となるようなことはなく、しか
も端末間がデータ転送可能な状態になってから課金され
ることになる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば通信中にモード変更要求がなされた場合に、両端末か
らの符号化情報で信号転送形態記憶回路を参照すること
により、短時間で、符号変換転送か符号無変換転送かが
判断でき、かつその判断にもとづく設定をすることがで
き、無駄に符号変換を繰返すことなく高品質の伝送がで
き、遅延も少なくなる。また交換局に設けるコーディッ
クやアダプタを組みとして使用する必要がなく、有効に
利用できる。また組合せによっては端末間の音声(デー
タ)は符号変換を行ってもデータ(音声)は符号無変換
とすることもできる。
【0027】請求項2の発明によれば、上述したように
データ通信を開始する際に音声通信路を構成することな
く、通信当初からデータ通信が可能となり、パソコンセ
ンタなどとの接続具合が向上し接続時間が短縮され、無
駄な課金もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは請求項1の発明の実施例が適用される移動
通信システムの例を示すブロック図、Bはその信号転送
形態記憶回路の記憶内容の例を示す図である。
【図2】請求項2の発明の実施例が適用される移動通信
網と固定網とを接続するシステムの例を示すブロック
図。
【図3】請求項2の発明の実施例の処理手順を示す図。
【図4】従来の移動通信システムを示すブロック図。
【図5】従来のデータ通信の接続手順を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 久志 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声符号変換を行うコーディック及びデ
    ータ符号変換を行うアダプタの少くとも一方を有する複
    数の端末と、 複数種類の音声符号化方式のコーディック、複数種類の
    データ符号化方式のアダプタ、及び端末と交換局との間
    の情報の送受、及び交換局と交換局との間の情報の送受
    を制御する制御回路を有する複数の交換局とを備え、 端末と交換局間、交換局と交換局間がそれぞれ通話回線
    及び制御回線で接続された通信網で、互いに通信する両
    端末の使用する符号化方式が同一の場合はその両端末間
    で符号無変換の通信を行い、両端末の使用する符号化方
    式が異なる場合はその各端末が収容された両交換局で一
    旦別の符号に変換して両端末間では二度の符号変換によ
    る通信を行う通信制御方法において、 交換局に二つの符号化方式の組み合わせのそれぞれにつ
    いて、信号転送形態が二度の符号変換を行う符号変換転
    送形態か、符号変換を行わない符号無変換転送形態かを
    記憶した信号転送形態記憶回路を設けておき、 端末からの発信要求時及び通信中、通信モード変更要求
    時に、交換局は端末から受信したその端末の符号化方式
    を示す符号化情報を交換局間の制御信号により送受し、
    両端末の符号化情報で上記信号転送形態記憶回路を参照
    して信号転送形態を調べ、 それが符号無変換転送形態の場合は符号無変換信号転送
    を行い、 上記符号変換転送形態の場合は符号変換信号転送を行っ
    て、 上記発信要求及び変更要求された通信モードで端末間の
    通信を行うことを特徴とする通信制御方法。
  2. 【請求項2】 音声符号変換を行うコーディック及びデ
    ータ符号変換を行うアダプタを有する複数の端末と、音
    声符号変換を行うコーディック及びデータ符号変換を行
    うアダプタ、端末及び交換局間の情報の送受、交換局間
    の情報の送受を制御する制御回路を有し、端末からのデ
    ータ通信信号をアダプタにて符号変換する交換局と、端
    末と交換局間、交換局と交換局間をそれぞれ接続する通
    話回線及び制御回線とを備えた通信網における通信制御
    方法において、 端末からの発信要求にその端末で用いるアダプタを示す
    情報を付加して送信し、 端末からの発信要求を受けた交換局は、その発信要求に
    含まれているアダプタ情報に応じてその交換局内のアダ
    プタを起動設定し、その後、上記発信要求にもとづく着
    信要求を送出することを特徴とする通信制御方法。
JP20504694A 1994-08-30 1994-08-30 通信制御方法 Expired - Lifetime JP3173552B2 (ja)

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