JPH0869459A - 文書作成装置及び出力制御方法 - Google Patents

文書作成装置及び出力制御方法

Info

Publication number
JPH0869459A
JPH0869459A JP6203592A JP20359294A JPH0869459A JP H0869459 A JPH0869459 A JP H0869459A JP 6203592 A JP6203592 A JP 6203592A JP 20359294 A JP20359294 A JP 20359294A JP H0869459 A JPH0869459 A JP H0869459A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conversion
candidate information
conversion candidate
learning
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6203592A
Other languages
English (en)
Inventor
Ritsuko Sashita
律子 指田
Mirai Watanabe
未来 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP6203592A priority Critical patent/JPH0869459A/ja
Publication of JPH0869459A publication Critical patent/JPH0869459A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Translation (AREA)
  • Document Processing Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】付属語や活用語尾までを考慮して学習を行うこ
とで、適切な変換結果を優先出力することを目的とす
る。 【構成】キーボード11を通じて単語の読みを入力する
と、かな漢制御部13はかな漢字変換用辞書14を参照
してかな漢字変換処理を実行する。このかな漢字変換処
理によって得られた複数の変換候補の中の1つを変換結
果として選択すると、かな漢制御部13はその変換候補
が付属語または接尾語として成り得る語を持つ場合に、
それらの情報を含めて学習辞書15に登録する。以後、
かな漢制御部13はその学習内容に基づいて各変換候補
の出力制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前回選択した変換候補
を変換結果として優先出力する学習機能を備えた日本語
ワードプロセッサ等の文書作成装置に係り、特に付属語
や活用語尾までを考慮した学習を行う文書作成装置及び
出力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、文書作成装置では、最新使用優先
方式の学習機能を備えたものがある。これは、かな漢字
変換の際に選択された変換候補を学習辞書と呼ばれるメ
モリに記憶しておき、再び同じ読みが入力された際に、
上記メモリを参照して前回選択された変換候補を変換結
果として最初に表示出力するものである。
【0003】ところで、従来の学習機能では、見出しと
1対1で対応している情報で学習しており、付属語(単
独では文節になりえず、常に自立語に付属して用いられ
る語)については学習をしていなかった。
【0004】このため、体言(名詞、代名詞、数詞のよ
うに活用のないもの)について、読みが一致している場
合で、(1)「体言+接尾語」を選択した後、(2)
「体言+助詞(付属語)」を選択した場合、次回、その
読みを変換すると、(1)で選択したものが変換候補と
して優先される。
【0005】また、ある読みに対して合成語を選択した
後に、「合成語の一部と読みが一致する体言+助詞(付
属語)」を選択すると、次に最初の合成語の読みを入力
して変換すると、「合成語の一部と読みが一致する体言
+助詞」で選択したものの体言が変換候補として優先さ
れる。
【0006】具体的に説明すると、例えば「けいさん
か」という読みに対して「計算化」という変換候補を選
択し、次に「けいさんか」という同じ読みで「計算か」
を選択すると、以後「けいさんか」という読みの入力で
は、「計算化」が優先出力される。本来は、直前に選択
された「計算か」が出力されなければならない。
【0007】これは、最初に「計算化」という変換候補
が選択されたときに、「計算」+「化」の組合せで学習
している。そして、次に「計算か」という変換候補が選
択されたときには、「計算」だけを学習し、そのときの
付属語「か」に対しては学習が行われない。このため、
以後の「けいさんか」という読みに対しては、「計算
化」と変換されることになる。
【0008】また、用言(動詞、形容詞、形容動詞のよ
うに活用のあるもの)については、語幹に対応づけた情
報で学習しているので、直前に用言の候補を選択した場
合、(1)変換候補の中に直前に選択した候補の活用形
と、(2)他の品詞の候補が存在しても、(1)の直前
に選択した候補の活用形のほうが変換候補として優先さ
れる。
【0009】具体的に説明すると、例えば「でんわに」
という読みに対して「電話に」という変換候補を選択
し、次に「でる」という読みに対して「出る」という変
換候補を選択すると、以後「でんわ」という読みの入力
では、「出んわ」が優先出力される。本来は、「電話」
が出力されなければならない。
【0010】これは、「出る」という用言の変換候補を
選択した際に、「出」という語幹のみが学習されるた
め、次に「でんわ」と入力した際に、「出んわ」が変換
出力されることになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従
来、見出しと1対1で対応している情報で学習している
ので、この方法を持たない付属語を伴う場合に、希望す
る変換結果が得られないことがあった。
【0012】また、用言については語幹に対応づけた情
報で学習しているので、以前選択した候補の活用形にも
学習が作用するため、希望する変換結果が得られないこ
とがあった。そのため学習が効いていないように見える
等の問題があった。
【0013】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、付属語や活用語尾までを考慮して学習を行うこと
で、適切な変換結果を優先出力することのできる文書作
成装置及び出力制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の文書作成装置は、読み情報に対応する変
換語情報が見出しとして予め登録された変換用辞書手段
と、この変換用辞書手段を参照して、入力読み情報に対
応する複数の変換候補情報を出力する変換手段と、この
変換手段によって得られる上記各変換候補情報の中の1
つを変換結果として選択する選択手段と、この選択手段
によって選択された変換候補情報の文字列が体言と付属
語にも接尾語にも成り得る読みとで構成されているか否
かを判断する判断手段と、この判断手段によって上記変
換候補情報の文字列が体言と付属語にも接尾語にも成り
得る読みとで構成されている場合に、当該変換候補情報
を付属語または接尾語を含めて学習する学習手段と、上
記変換手段によって複数の変換候補情報が得られた場合
に、上記学習手段によって学習された変換候補情報を優
先出力する出力制御手段とを具備したものである。
【0015】(2)本発明の文書作成装置は、読み情報
に対応する変換語情報が見出しとして予め登録された変
換用辞書手段と、この変換用辞書手段を参照して、入力
読み情報に対応する複数の変換候補情報を出力する変換
手段と、この変換手段によって得られる上記各変換候補
情報の中の1つを変換結果として選択する選択手段と、
この選択手段によって選択された変換候補情報の文字列
が用言で構成されているか否かを判断する判断手段と、
この判断手段によって上記変換候補情報が用言で構成さ
れている場合に、当該変換候補情報をその活用語尾を含
めて学習する学習手段と、上記変換手段によって複数の
変換候補情報が得られた場合に、上記学習手段によって
学習された変換候補情報を優先出力する出力制御手段と
を具備したものである。
【0016】
【作用】上記(1)の構成によれば、かな漢字変換の際
に選択された変換候補が付属語または接尾語として成り
得る語を持つ場合には、それらの情報を含めた学習が行
われ、以後、その学習内容に基づいた各変換候補の出力
制御により、適切な変換結果が優先出力される。
【0017】上記(2)の構成によれば、かな漢字変換
の際に選択された変換候補を活用語尾を含めて学習する
ことで、以後、その学習内容に基づいた各変換候補の出
力制御により、適切な変換結果が優先出力される。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (第1の実施例)図1は本発明の一実施例に係る文書作
成装置の構成を示すブロック図である。本装置は、キー
ボード11、入力制御部12、かな漢制御部13、かな
漢字変換用辞書14、学習辞書15、変換候補記憶部1
6、ディスプレイ装置17を有する。
【0019】キーボード11は、データの入力や指示を
行うための入力装置である。入力制御部12は、キーボ
ード11の入力制御を行う。かな漢制御部13は、入力
された読みを漢字かな交じり文字列に変換する処理を行
うものであり、ここでは付属語を考慮した学習登録処理
およびその学習内容に応じたかな漢字変換処理を実行す
る。
【0020】かな漢字変換用辞書14は、かな漢字変換
処理の際に参照される辞書(メモリ)であり、予め読み
とその読みに対応する変換語(見出し)、品詞等からな
る辞書情報を格納している。このかな漢字変換用辞書1
4の構成については、後に図2を参照して説明する。
【0021】学習辞書15は、かな漢字変換処理によっ
て得られる各変換候補の優先順位を決定する際に参照さ
れる辞書(メモリ)であり、選択された変換候補の見出
しとの対応情報、その変換候補の読み、品詞、付属語情
報、学習順序情報等からなる学習情報を格納している。
この学習辞書15については、後に図3を参照して説明
する。
【0022】変換候補記憶部16は、かな漢制御部13
のかな漢字変換処理によって得られた変換候補をその読
み、見出し、品詞などの情報と共に格納する。ディスプ
レイ装置17は、例えばLCD (Liquid Crystal Displ
ay) 等の表示装置からなり、変換候補等の表示を行う。
【0023】図2はかな漢字変換用辞書14の構成を示
す図である。かな漢字変換用辞書14には、読みとその
読みに対応する変換語(見出し)、品詞等からなる辞書
情報が格納されている。この辞書情報は、各単語毎に予
め作成されている。ここでは、例えば「けいさんか」と
いう読みに対し、「計算化」という見出し(変換語)、
品詞が「名詞」であるという辞書情報が作成されてい
る。
【0024】図3は学習辞書15の構成を示す図であ
る。学習辞書15には、選択された変換候補の見出しと
の対応情報、その変換候補の読み、品詞、付属語、学習
順序等からなる学習情報が格納されている。この学習情
報は、候補選択時にその都度作成される。ここでは、例
えば「ケイ酸や」、「計算と」、「計算か」、「計算
化」といった各選択候補に対し、その読み、品詞、付属
語、学習順序からなる学習情報が作成されている。な
お、図において、学習順序は数字の小さい程、新しい学
習であることを示している。
【0025】次に、第1の実施例の動作を説明する。こ
こでは、(a)学習登録処理、(b)かな漢字変換処理
の動作に分けて説明する。
【0026】(a)学習登録処理 図4は第1の実施例における学習登録処理の動作を示す
フローチャートである。まず、キーボード11を通じて
単語の読みを入力する(ステップA11)。このとき入
力された読みの情報は、入力制御部12を通じてかな漢
制御部13に与えられる。これにより、かな漢制御部1
3はかな漢字変換用辞書14を参照してかな漢字変換処
理を実行する(ステップA12)。具体的には、入力読
み情報を図示せぬ入力バッファに格納しておき、キーボ
ード11よりかな漢字変換の指示があったときに、入力
バッファから読み情報を読出し、かな漢字変換用辞書1
4の中から当該読み情報に対応する変換語情報を検索す
る。
【0027】かな漢字変換処理によって複数の変換候補
(同音語)が得られると、かな漢制御部13は各変換候
補を変換候補記憶部16に格納した後、ディスプレイ装
置17に出力する(ステップA13)。この段階では、
まだ、学習情報が作成されていないため、上記各変換候
補は所定の順で出力されることになる。所定の順とは、
例えば辞書登録の順である。
【0028】すなわち、例えば「けいさん」という読み
に対して、「計算」、「ケイ酸」という変換語がその順
番でかな漢字変換用辞書14に登録されていたとする
と、まず、「計算」が出力された後、「ケイ酸」が出力
される。したがって、ユーザはキーボード11に設けら
れた「次候補」キーを操作しながら、所望の変換候補を
選択することになる(ステップA14)。
【0029】ユーザにより変換候補が選択されると、か
な漢制御部13はその選択された変換候補の文字列が
「体言」と「付属語にも接尾語にも成り得る読み」とで
構成されているか否かを判断する(ステップA15)。
その結果、当該変換候補の文字列が「体言」のみで構成
されていた場合には(ステップA15のNO)、かな漢
制御部13は当該変換候補を「体言」のみで学習する
(ステップA16)。学習するとは、学習辞書15に登
録することを言う。
【0030】一方、当該変換候補の文字列が「体言」と
「付属語」で構成されていた場合には(ステップA17
のYES)、かな漢制御部13は当該変換候補を「体
言」と「付属語(読み)」を含めて学習する(ステップ
A16)。また、当該変換候補の文字列が「体言」と
「接尾語」で構成されていた場合には(ステップA17
のNO)、かな漢制御部13は当該変換候補を「体言」
と「接尾語」を含めて学習する(ステップA19)。
【0031】このように、かな漢字変換の際に選択され
た変換候補が付属語または接尾語として成り得る語を持
つ場合には、それらの情報を含めた学習が行われること
になる。
【0032】(b)かな漢字変換処理 図5は第1の実施例におけるかな漢字変換処理の動作を
示すフローチャートである。ここでは、上述した(a)
の学習登録処理によって、選択候補が以下の順序で学習
登録されている場合を想定して説明する。
【0033】(1)「けいさんか」の読みに対して、
「計算化」を選択。 (2)「けいさんか」の読みに対して、「計算か」を選
択。 (3)「けいさんと」の読みに対して、「計算と」を選
択。 (4)「けいさんや」の読みに対して、「ケイ酸や」を
選択。
【0034】キーボード11を通じて、例えば「けいさ
んか」という読みを入力してかな漢字変換を指示したと
すると(ステップB11)、かな漢制御部13はかな漢
字変換用辞書14を参照することにより、「計算化」、
「計算か」、「ケイ酸化」、「ケイ酸か」…といった複
数の変換候補を得(ステップB12)、これらの変換候
補の読み、見出し、品詞などの情報を変換候補記憶部1
6に格納する(ステップB13)。
【0035】ここで、各変換候補の出力(表示)に際
し、かな漢制御部13は、まず、変換候補記憶部16に
格納されている各変換候補の中で学習辞書15にその文
字列がフルマッチで学習登録されて候補があるか否かを
判断する(ステップB14)。この場合は、「計算
化」、「計算か」がフルマッチで学習登録されている。
フルマッチで学習登録されている変換候補があれば(ス
テップB14のYES)、かな漢制御部13はそのうち
で最新の変換候補(直前に選択された候補)を優先して
ディスプレイ装置17に出力(表示)する(ステップB
15)。この場合、「計算化」と「計算か」では、「計
算か」の方が最新であるので、これが優先出力されるこ
とになる。
【0036】また、「けいさんが」と入力して変換を指
示したとすると(ステップB11)、辞書検索の結果
(ステップB12)、「計算画」、「ケイ酸が」、「計
算が」…などの各変換候補の読み、見出し、品詞などの
情報が変換候補記憶部16に記憶される。
【0037】上記同様、かな漢制御部13は各変換候補
の中でフルマッチで学習登録されている変換候補がある
か否かを判断する(ステップB14)。この場合はフル
マッチで学習登録されていなる候補はない。次に、かな
漢制御部13は各変換候補中に、学習登録されている候
補の付属語または接尾語を除く部分と一致する変換候補
(ここでは、体言が一致する変換候補)があるか否かを
判断する(ステップB16)。この場合、「計算」、
「ケイ酸」が一致している。このうち、学習登録されて
いる最新の変換候補が優先されるので(ステップB1
7)、「ケイ酸」といった体言を有する「ケイ酸が」の
変換候補が優先出力される(ステップB15)。
【0038】一方、上記ステップB16において、該当
する変換候補がない場合には(ステップB16のN
O)、かな漢制御部13は変換候補記憶部16に記憶さ
れた各変換候補を所定順に出力する(ステップB1
8)。
【0039】しかして、上記のようにして出力された変
換候補がユーザにより変換結果として選択されると、か
な漢制御部13はその選択された変換候補の読み、見出
し、品詞などを学習する(ステップB19)。この処理
は上記(a)で説明した学習登録処理である。
【0040】このように、かな漢字変換の際に選択され
た変換候補が付属語または接尾語として成り得る語を持
つ場合には、それらの情報を含めて学習し、以後、その
学習内容に基づいて各変換候補の出力制御を行うことに
より、適切な変換結果を優先して出力することができる
ようになる。
【0041】(第2の実施例)次に、本発明の第2の実
施例を説明する。第2の実施例では、かな漢字変換処理
に得られた各変換候補の中に、学習登録されている候補
の付属語または接尾語を除く部分と一致する変換候補が
ある場合に、かな漢字変換用辞書14を参照して、その
中で文字列がフルマッチで一致する候補を優先出力する
ことを特徴とする。
【0042】以下、第2の実施例の動作を説明する。図
6は第2の実施例におけるかな漢字変換処理の動作を示
すフローチャートである。基本的な流れは図5(第1実
施例のかな漢字変換処理)と同様である、図5と異なる
部分は、ステップC17およびC18の処理がある点で
ある。なお、学習登録処理の動作については上記第1の
実施例と同様であるため、ここでは省略する。
【0043】まず、学習登録処理によって、選択候補が
以下の順序で学習登録されているものとする。 (1)「きかいと」の読みに対して、「器械と」を選
択。 (2)「きかいが」の読みに対して、「機会が」を選
択。
【0044】次に、「きかいか」という単語の読みを入
力して変換した際に(ステップC11)、辞書検索の結
果(ステップC12)、「機械化」、「機会か」、「機
械か」、「器械か」…といった複数の変換候補の読み、
見出し、品詞などの情報が変換候補記憶部16に記憶さ
れる(ステップC13)。
【0045】ここで、かな漢制御部13は各変換候補の
中でフルマッチで学習登録されている変換候補があるか
否かを判断する(ステップC14)。この場合は、フル
マッチで学習登録されている候補がないので、次に、か
な漢制御部13は各変換候補中に学習登録されている候
補の付属語または接尾語を除く部分が一致する変換候補
(ここでは、体言が一致する変換候補)があるか否かを
判断する(ステップC16)。この場合、「器械」、
「機会」が一致している。
【0046】次に、かな漢制御部13は各変換候補中に
当該候補の文字列がフルマッチでかな漢字変換用辞書1
4に登録されている候補と一致するものがあるか否かを
判断する(ステップC17)。この場合、かな漢字変換
用辞書14には「きかいか」という読みで「機械化」が
予め登録されている。したがって、かな漢制御部13は
上記各変換候補の中から「機械化」という変換候補を優
先して出力する(ステップC18)。
【0047】一方、上記ステップC17において、該当
する変換候補がない場合には(ステップC17のN
O)、図5で説明したように、かな漢制御部13は学習
登録されている最新の変換候補が優先出力する(ステッ
プC19)。
【0048】また、上記ステップC16において、該当
する変換候補がない場合には(ステップC16のN
O)、かな漢制御部13は変換候補記憶部16に記憶さ
れた各変換候補を所定順に出力する(ステップC2
0)。
【0049】しかして、上記のようにして出力された変
換候補がユーザにより変換結果として選択されると、か
な漢制御部13はその選択された変換候補の読み、見出
し、品詞などを付属語または接続語を含めて学習する
(ステップC21)。この処理は上記(a)で説明した
学習登録処理と同様である。
【0050】このように、上記第1の実施例に加えて、
かな漢字変換用辞書14の登録内容を利用して各変換候
補の出力制御を行うようにしても、上記同様、適切な変
換結果を優先して出力することができる。
【0051】(第3の実施例)次に、本発明の第3の実
施例を説明する。第3の実施例では、選択候補の活用語
尾までを含めて学習し、その学習内容に従って変換候補
の出力制御を行うことを特徴とする。
【0052】図7は第3の実施例に係る文書作成装置の
構成を示すブロック図である。なお、基本的な構成は図
1と同様であるため、同一部分には同一符号を付して、
その説明は省略するものとし、ここでは、異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0053】図7において、図1と異なる点は、異品詞
候補記憶部18が設けられている点である。この異品詞
候補記憶部18は、同じ読みに対して、優先されるべき
品詞の候補情報を格納している。例えば動詞の活用形で
あるが、その他の品詞の見出しの方が一般的であるもの
として、「でんわ」という読みがある。この「でんわ」
という読みでは、「出んわ」というような動詞よりも、
「電話」という名詞の方が一般的である。したがって、
異品詞候補記憶部18には、「電話」を優先すべき情報
が登録される。
【0054】また、学習辞書15には、図8に示すよう
に、選択候補の活用形も含めた学習情報が格納されてい
る。上から順に、かな漢字変換の際に、「かかない」と
いう読みで「書かない」を選択、「でる」という読みで
「出る」を選択、「みるときに」という読みで「見ると
きに」を選択した場合を示している。
【0055】次に、第3の実施例の動作を説明する。こ
こでは、(a)学習登録処理、(b)かな漢字変換処理
の動作に分けて説明する。
【0056】(a)学習登録処理 図9は第3の実施例における学習登録処理の動作を示す
フローチャートである。基本的な流れは図4(第1実施
例の学習登録処理)と同様である。図4と異なる部分
は、ステップD15およびD16の処理がある点であ
る。
【0057】すなわち、かな漢字変換処理により複数の
変換候補が得られ(ステップD11〜D13)、その中
の1つがユーザにより変換結果として選択されると(ス
テップD14)、かな漢制御部13は、まず、その選択
候補の文字列が「用言」で構成されているか否かを判断
する(ステップD15)。その結果、「用言」で構成さ
れている場合には(ステップD15のYES)、かな漢
制御部13は図8に示すように当該選択候補をその活用
語尾を含めて学習する(ステップD16)。
【0058】一方、選択候補の文字列が「用言」でない
場合には(ステップD15のNO)、図4で説明したよ
うに、かな漢制御部13は当該選択候補が付属語または
接尾語として成り得る語か否かによって、その情報を含
めて学習する(ステップD17〜D21)。
【0059】(b)かな漢字変換処理 図10は第3の実施例におけるかな漢字変換処理の動作
を示すフローチャートである。
【0060】まず、学習登録処理によって、選択候補が
以下の順序で学習登録されているものとする。 (1)「でんわに」の読みに対して、「電話に」を選
択。 (2)「でる」の読みに対して、「出る」を選択。
【0061】次に、「でんわ」という単語の読みを入力
し変換した際に(ステップE11)、辞書検索の結果
(ステップE12)、「出んわ」、「電話」…といった
複数の変換候補の読み、見出し、品詞などの情報が変換
候補記憶部16に記憶される(ステップE13)。
【0062】ここで、かな漢制御部13は各変換候補の
中でフルマッチで学習登録されているものがあるか否か
を判断する(ステップE14)。この場合は、フルマッ
チで登録されている候補がないので、次に、かな漢制御
部13は各変換候補中に学習登録されている候補の付属
語または接尾語を除く部分が一致する変換候補(ここで
は、用言が一致する変換候補)があるか否かを判断する
(ステップE16)。この場合、「電話」、「出」が一
致している。
【0063】次に、かな漢制御部13は各変換候補中に
学習登録されている最新の候補の活用形と一致する候補
があるか否かを判断する(ステップE17)。この場
合、最新の学習は「出る」の終止形であり、活用形は一
致しない。
【0064】次に、かな漢制御部13は異品詞候補記憶
部18を参照して、入力された読みが異品詞候補の読み
情報に含まれているか判断する(ステップE18)。こ
の場合、「でんわ」の読みがこの情報に含まれ、この読
みに対して「電話」が優先されるべきであるとされてい
る。
【0065】次に、かな漢制御部13は「電話」で学習
登録されているか否かを判断する(ステップE19)。
この場合は、「電話に」で学習登録されている。したが
って、かな漢制御部13は「出んわ」よりも「電話」と
いう変換候補を優先して出力する(ステップE21) 一方、上記ステップE17において、該当する変換候補
がある場合には(ステップE17のYES)、あるい
は、上記ステップE18またはE19において、該当す
る変換候補がない場合には(ステップE18のNOまた
はステップE19のNO)、かな漢制御部13は学習登
録されている最新の変換候補が優先出力する(ステップ
E20)。
【0066】また、上記ステップE16において、該当
する変換候補がない場合には(ステップE16のN
O)、かな漢制御部13は変換候補記憶部16に記憶さ
れた各変換候補を所定順に出力する(ステップE2
2)。
【0067】しかして、上記のようにして出力された変
換候補がユーザにより変換結果として選択されると、か
な漢制御部13はその選択された変換候補の読み、見出
し、品詞などを学習する(ステップE23)。この処理
は上記(a)で説明した学習登録処理と同様である。
【0068】このように、かな漢字変換の際に選択され
た変換候補を活用語尾を含めて学習し、以後、その学習
内容に基づいて各変換候補の出力制御を行うことによ
り、適切な変換結果を優先して出力することができるよ
うになる。
【0069】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、かな漢字
変換の際に選択された変換候補が付属語または接尾語と
して成り得る語を持つ場合には、それらの情報を含めて
学習し、以後、その学習内容に基づいて各変換候補の出
力制御するようにしたため、適切な変換結果を優先出力
することができる。これにより、かな漢字変換時におけ
る候補選択操作を少なくすることができ、文書作成効率
を向上させることができる。
【0070】また、かな漢字変換の際に選択された変換
候補を活用語尾を含めて学習し、以後、その学習内容に
基づいて各変換候補の出力制御するようにしても、上記
同様、適切な変換結果を優先出力することができ、かな
漢字変換時における候補選択操作を少なくして、文書作
成効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る文書作成装置の構
成を示すブロック図。
【図2】第1の実施例におけるかな漢字変換用辞書の構
成を示す図。
【図3】第1の実施例における学習辞書の構成を示す
図。
【図4】第1の実施例における学習登録処理の動作を示
すフローチャート。
【図5】第1の実施例におけるかな漢字変換処理の動作
を示すフローチャート。
【図6】第2の実施例におけるかな漢字変換処理の動作
を示すフローチャート。
【図7】本発明の第3の実施例に係る文書作成装置の構
成を示すブロック図。
【図8】第3の実施例における学習辞書の構成を示す
図。
【図9】第3の実施例における学習登録処理の動作を示
すフローチャート。
【図10】第3の実施例におけるかな漢字変換処理の動
作を示すフローチャート。
【符号の説明】
11…キーボード、12…入力制御部、13…かな漢制
御部、14…かな漢字変換用辞書、15…学習辞書、1
6…変換候補記憶部、17…ディスプレイ装置、18…
異品詞候補記憶部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み情報に対応する変換語情報が見出し
    として予め登録された変換用辞書手段と、 この変換用辞書手段を参照して、入力読み情報に対応す
    る複数の変換候補情報を出力する変換手段と、 この変換手段によって得られる上記各変換候補情報の中
    の1つを変換結果として選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された変換候補情報の文字列
    が体言と付属語にも接尾語にも成り得る読みとで構成さ
    れているか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって上記変換候補情報の文字列が体言
    と付属語にも接尾語にも成り得る読みとで構成されてい
    る場合に、当該変換候補情報を付属語または接尾語を含
    めて学習する学習手段と、 上記変換手段によって複数の変換候補情報が得られた場
    合に、上記学習手段によって学習された変換候補情報を
    優先出力する出力制御手段とを具備したことを特徴とす
    る文書作成装置。
  2. 【請求項2】 上記出力制御手段は、上記変換手段によ
    って得られた複数の変換候補情報の中に上記学習手段に
    よって当該文字列の全てが学習登録されている変換候補
    情報がない場合には、付属語または接尾語を除く部分が
    一致する変換候補情報を優先して出力することを特徴と
    する請求項1記載の文書作成装置。
  3. 【請求項3】 上記出力制御手段は、上記変換手段によ
    って得られた複数の変換候補情報の中に上記学習手段に
    よって当該文字列の全てが学習登録されている変換候補
    情報がない場合には、当該文字列の全てが上記変換用辞
    書手段に登録されている変換候補情報を優先して出力す
    ることを特徴とする請求項1記載の文書作成装置。
  4. 【請求項4】 読み情報に対応する変換語情報が見出し
    として予め登録された変換用辞書手段と、 この変換用辞書手段を参照して、入力読み情報に対応す
    る複数の変換候補情報を出力する変換手段と、 この変換手段によって得られる上記各変換候補情報の中
    の1つを変換結果として選択する選択手段と、 この選択手段によって選択された変換候補情報の文字列
    が用言で構成されているか否かを判断する判断手段と、 この判断手段によって上記変換候補情報が用言で構成さ
    れている場合に、当該変換候補情報をその活用語尾を含
    めて学習する学習手段と、 上記変換手段によって複数の変換候補情報が得られた場
    合に、上記学習手段によって学習された変換候補情報を
    優先出力する出力制御手段とを具備したことを特徴とす
    る文書作成装置。
  5. 【請求項5】 上記出力制御手段は、上記変換手段によ
    って得られた複数の変換候補情報の中に上記学習手段に
    よって当該文字列の全てが学習登録されている変換候補
    情報がない場合には、付属語または接尾語を除く部分が
    一致し、かつ、上記学習手段によって学習登録されてい
    る活用形と一致する変換候補情報を優先して出力するこ
    とを特徴とする請求項4記載の文書作成装置。
  6. 【請求項6】 同じ読みに対して優先されるべき品詞の
    読み情報を記憶した異品詞候補記憶手段をさらに具備
    し、 上記出力制御手段は、上記変換手段によって得られた複
    数の変換候補情報の中に上記学習手段によって当該文字
    列の全てが学習登録されている変換候補情報がない場合
    には、付属語または接尾語を除く部分が一致し、かつ、
    上記異品詞候補記憶手段学習手段によって記憶された品
    詞の読み情報に含まれる変換候補情報を優先して出力す
    ることを特徴とする請求項4記載の文書作成装置。
  7. 【請求項7】 入力読み情報に対応する複数の変換候補
    情報の中の1つが変換結果として選択された際に、 この選択された変換候補情報の文字列が体言と付属語に
    も接尾語にも成り得る読みとで構成されているか否かを
    判断し、 その結果、上記変換候補情報の文字列が体言と付属語に
    も接尾語にも成り得る読みとで構成されている場合に
    は、当該変換候補情報を付属語または接尾語を含めて学
    習することにより、 以後、複数の変換候補情報が得られた場合に、上記学習
    された変換候補情報を優先出力するようにしたことを特
    徴とする出力制御方法。
  8. 【請求項8】 入力読み情報に対応する複数の変換候補
    情報の中の1つが変換結果として選択された際に、 この選択された変換候補情報の文字列が用言で構成され
    ているか否かを判断し、 その結果、上記変換候補情報が用言で構成されている場
    合には、当該変換候補情報をその活用語尾を含めて学習
    することにより、 以後、複数の変換候補情報が得られた場合に、上記学習
    された変換候補情報を優先出力するようにしたことを特
    徴とする出力制御方法。
JP6203592A 1994-08-29 1994-08-29 文書作成装置及び出力制御方法 Pending JPH0869459A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203592A JPH0869459A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 文書作成装置及び出力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203592A JPH0869459A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 文書作成装置及び出力制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0869459A true JPH0869459A (ja) 1996-03-12

Family

ID=16476625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6203592A Pending JPH0869459A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 文書作成装置及び出力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0869459A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125399A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Omron Corp 文字入力用のプログラムおよび情報処理装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013125399A (ja) * 2011-12-14 2013-06-24 Omron Corp 文字入力用のプログラムおよび情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08161339A (ja) 文字列変換装置
JPH0869459A (ja) 文書作成装置及び出力制御方法
JPH0612537B2 (ja) かな漢字変換装置
JP3003156B2 (ja) 文字処理装置
JPH09198379A (ja) 中国語処理装置
JP3035061B2 (ja) スケジュール機能付仮名漢字変換装置
JPS6190272A (ja) 辞書機能を用いた翻訳方式
JP2584734B2 (ja) 文字処理装置
JP2871300B2 (ja) 機械翻訳装置
JP2737160B2 (ja) 文章処理装置
JP3118848B2 (ja) 英日機械翻訳装置
JPS61260367A (ja) 機械翻訳システム
JP2802369B2 (ja) かな漢字変換装置
JP3032399B2 (ja) かな漢字変換装置
JPH0991289A (ja) 機械翻訳装置及び翻訳候補表示方法
JPH0981557A (ja) 自然言語処理装置及び自然言語処理方法
JPH08235171A (ja) 仮名漢字変換装置
JPH0769911B2 (ja) かな漢字変換装置
JPS6278673A (ja) 仮名漢字変換装置
JPH07210549A (ja) 仮名漢字変換装置及び方法
JPH0452868A (ja) 機械翻訳装置
JPS6312063A (ja) カナ漢字変換装置
JPH04178769A (ja) 文書処理装置
JPH05101037A (ja) かな漢字変換方式
JPS63167956A (ja) 敬語表現への変換装置