JPH0869310A - 数値制御情報作成装置 - Google Patents
数値制御情報作成装置Info
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- JPH0869310A JPH0869310A JP20379094A JP20379094A JPH0869310A JP H0869310 A JPH0869310 A JP H0869310A JP 20379094 A JP20379094 A JP 20379094A JP 20379094 A JP20379094 A JP 20379094A JP H0869310 A JPH0869310 A JP H0869310A
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Abstract
加工方法を決定することにより、工作機械の数値制御情
報を容易に作成できる数値制御情報作成装置を得る。 【構成】 CAD等による部品図データおよび素材形状
を入力し、それらの形状から加工領域を確定し、この加
工領域に対して逆端面部位、外径部位、正端面部位と内
径部位からなる加工部位領域を設定して、加工領域がど
の加工部位に属するかを決定し、また決定された加工部
位より加工領域を加工単位に対応するように分割し、さ
らに決定された各分割領域を適切な加工形状要素に変換
して、その要素に必要な座標値等のデータを分割領域か
ら決定することにより、加工方法を自動的に決定する。
Description
用いて素材を加工する際の、設計された部品形状データ
から工作機械で加工するための数値制御情報を作成する
数値制御情報作成装置に関し、特に、その入力される部
品形状データと素材形状データに基づく加工方法の決定
に関するものである。
号公報に示された、従来の数値制御情報作成装置を示す
ブロック図である。図において、1は部品形状の図面な
どの表示が行われる表示装置であり、2はオペレータか
らのデータ類の入力が行われるデータ入力装置である。
3はこのデータ入力装置2からのデータの入力を制御す
る入力制御部であり、4はその入力されたデータが格納
される入力データ記憶部である。5は1つの工具で加工
可能な領域に基づく加工工程の決定を行う加工工程決定
部であり、6はその加工工程の情報より加工順序を決定
する加工順序決定部、7は加工工程の情報に対応した工
具を決定する使用工具決定部、8は加工工程の情報に対
応した切削条件を決定する切削条件決定部である。9は
決定された加工工程、加工順序、使用工具、切削条件な
どの各情報に基づいて作成された加工プログラムが登録
される加工プログラム登録部である。
成された数値制御情報作成装置においては、まずオペレ
ータにより、加工プログラム作成作業の手順に従って、
素材の材質及びその形状などのデータの入力が行われ
る。入力されたデータは入力制御部3の制御により、入
力データ記憶部4へ送られてそこに記憶される。また、
オペレータは表示装置1に表示された部品形状の図面を
確認しながら、加工する領域の位置関係や使用する工具
の種類などを検討することにより、すべての加工領域に
対して1本の工具で加工できる領域を1つの加工工程と
して分割してそれを認識する。オペレータはこの認識し
た各加工工程を加工形状要素情報の形式で加工工程決定
部5に与え、加工工程決定部5はそれに基づいて加工工
程を決定する。なお、加工工程決定部5に与えられる加
工形状要素情報は、外径切削、端面切削、内径切削、溝
切削などの加工工程の種類に対応する加工形状要素の名
前、例えば外径加工ユニット、端面加工ユニット、内径
加工ユニット、溝加工ユニットなどと、それに対応する
寸法値、数、ピッチなどによる数値データによって作成
されている。加工順序決定部6はこの加工工程決定部5
にて決定された各加工工程情報に基づいてその加工する
順序を決定し、使用工具決定部7及び切削条件決定部8
は各加工工程情報に対応した使用工具及び切削条件の決
定を行う。以上のようにして加工工程決定部5、加工順
序決定部6、使用工具決定部7及び切削条件決定部8に
おいて決定された、加工工程、加工順序、使用工具、切
削条件などの各情報を合成することにより加工プログラ
ムが作成され、その加工プログラムが加工プログラム登
録部9に登録される。
装置に関連した技術が記載された文献としては、その外
にも、例えば特開平3−161245号公報、特開平2
−65945号公報、特公平6−19565号公報など
がある。
成装置は以上のように構成されているので、加工する領
域の加工工程への分割はオペレータが行う必要があり、
加工に関する知識に乏しい未熟練のオペレータにとって
それは困難な作業であり、また、加工形状要素の名前と
それに対応するデータを入力する場合は部品形状の図面
を確認しながら作業するため、データ入力に多大の時間
を要し、かつ図面データを直接利用しないために入力ミ
スが生じる可能性が大きいなどの問題点があった。
ためになされたもので、請求項1に記載の発明は、オペ
レータが入力した部品形状と素材形状のデータから加工
形状要素情報を自動的に決定できる数値制御情報作成装
置を得ることを目的とする。
された加工部位をオペレータが変更できるようにし、こ
れにより加工方法の修正が可能な数値制御情報作成装置
を得ることを目的とする。
された加工部位領域をオペレータが変更できるように
し、これにより加工方法の修正が可能な数値制御情報作
成装置を得ることを目的とする。
された加工形状要素をオペレータが変更できるように
し、これにより加工方法の修正が可能な数値制御情報作
成装置を得ることを目的とする。
位、加工部位領域、加工形状要素を決定する際に、オペ
レータが適用する規則を参照できる数値制御情報作成装
置を得ることを目的とする。
位、加工部位領域、加工形状要素を決定する際に、オペ
レータが適用する規則を編集できる数値制御情報作成装
置を得ることを目的とする。
位、加工部位領域、加工形状要素を決定する際に、オペ
レータが適用する規則に対して新たな規則を定義できる
数値制御情報作成装置を得ることを目的とする。
た加工部位、加工部位領域、加工形状要素に対して、オ
ペレータが適用された規則を参照できる数値制御情報作
成装置を得ることを目的とする。
位、加工部位領域、加工形状要素を決定する際に、オペ
レータが適用する規則に対して任意の規則を適用しない
規則として設定できる数値制御情報作成装置を得ること
を目的とする。
れた加工形状要素情報に対して、オペレータが任意の加
工形状要素を選択し、選択された加工形状要素に対応す
る図面データを作成できる数値制御情報作成装置を得る
ことを目的とする。
係る数値制御情報作成装置は、部品形状データ及び素材
形状のデータを入力する部品/素材形状入力手段と、当
該データに基づいて加工すべき加工領域を作成する加工
領域作成手段と、作成された加工領域に対して、その領
域を包含し、かつ各稜線に対して逆端面加工部位、外径
加工部位、正端面加工部位、内径加工部位の属性情報を
もつ加工部位基準領域を設定する加工部位基準領域設定
手段と、加工部位判断規則記憶部に記憶されている判断
規則を適用して、作成された加工領域を1つ以上の加工
部位に分類する加工部位分類手段と、加工領域分割規則
記憶部に記憶されている分割規則を適用して、作成され
た加工領域を1つ以上の加工部位領域に分割する加工領
域分割手段と、加工形状要素変換規則記憶部に記憶され
ている変換規則を適用して、各加工部位領域に対応する
加工形状要素の情報に変換する加工形状要素変換手段を
備えたものである。
御情報作成装置は、加工部位分類手段にて分類された加
工部位の中から任意の加工部位を指定する加工部位指定
手段と、指定された加工部位を異なる加工部位に変更す
る加工部位変更手段とを設けたものである。
御情報作成装置は、加工領域分割手段にて分割された加
工部位領域の中から任意の加工部位領域を指定する加工
部位領域指定手段と、指定された加工部位領域を異なる
加工部位領域に変更する加工部位領域変更手段とを設け
たものである。
御情報作成装置は、加工形状要素変換手段にて変換され
た加工形状要素情報の中から任意の加工形状要素を指定
する加工形状要素指定手段と、指定された加工形状要素
を異なる加工形状要素に変更する加工形状要素変更手段
とを設けたものである。
御情報作成装置は、加工部位判断規則記憶部に記憶され
ている判断規則、加工領域分割規則記憶部に記憶されて
いる分割規則、加工形状要素変換規則記憶部に記憶され
ている変換規則の中から任意の加工方法決定規則を指定
する加工方法決定規則指定手段と、指定された加工方法
決定規則を表示装置に表示する加工方法決定規則表示手
段とを設けたものである。
御情報作成装置は、加工方法決定規則表示手段にて表示
装置に表示された加工方法決定規則を編集する加工方法
決定規則編集手段と、編集された加工方法決定規則を加
工部位判断規則記憶部、加工領域分割規則記憶部、ある
いは加工形状要素変換規則記憶部の中の対応するものに
記録する加工方法決定規則記録手段とを設けたものであ
る。
御情報作成装置は、加工部位判断規則記憶部に記憶され
ている判断規則、加工領域分割規則記憶部に記憶されて
いる分割規則、加工形状要素変換規則記憶部に記憶され
ている変換規則とは異なる新たな加工方法決定規則を定
義する加工方法決定規則定義手段と、定義された加工方
法決定規則を加工部位判断規則記憶部、加工領域分割規
則記憶部、あるいは加工形状要素変換規則記憶部の中の
対応するものに登録する加工方法決定規則登録手段とを
設けたものである。
御情報作成装置は、加工部位の分類処理、加工領域の分
割処理、加工形状要素の変換処理の際に適用された加工
方法決定規則の中から任意の適用決定規則を指定する適
用決定規則指定手段と、指定された適用決定規則を表示
装置に表示する適用決定規則表示手段とを設けたもので
ある。
御情報作成装置は、表示装置に表示された加工方法決定
規則に対して識別子を付加する加工方法決定規則不適用
指定手段と、識別子が付加された加工方法決定規則を不
適用の加工方法決定規則として、加工部位判断規則記憶
部、加工領域分割規則記憶部、あるいは加工形状要素変
換規則記憶部の中の対応するものに記録する不適用決定
規則記録手段とを設けたものである。
制御情報作成装置は、変換された加工形状要素情報から
各加工形状要素別に対応する図面データを作成する加工
形状要素図面作成手段を設けたものである。
成装置は、加工領域作成手段が加工すべき領域を作成
し、加工部位基準領域設定手段が作成された加工領域に
対する加工部位基準領域を設定し、加工部位分類手段が
作成された加工領域を加工部位別に分類し、加工領域分
割手段が作成された加工領域を加工部位領域に分割し、
加工形状要素変換手段が分割された各加工部位領域に対
応する加工形状要素の情報に変換することにより、オペ
レータが入力した部品形状と素材形状のデータから加工
形状要素情報を自動的に決定することができる。
制御情報作成装置は、加工部位指定手段が分類された加
工部位の中から任意の加工部位を指定し、加工部位変更
手段が指定された加工部位を異なる加工部位に変更する
ことにより、自動決定された加工部位をオペレータが変
更できるようにして、加工方法の修正を行うことができ
る。
制御情報作成装置は、加工部位領域指定手段が分割され
た加工部位領域の中から任意の加工部位領域を指定し、
加工部位領域変更手段が指定された加工部位領域を異な
る加工部位領域に変更することにより、自動決定された
加工部位領域をオペレータが変更できるようにして、加
工方法の修正を行うことができる。
制御情報作成装置は、加工形状要素指定手段が変換され
た加工形状要素情報の中から任意の加工形状要素を指定
し、加工形状要素変更手段が指定された加工形状要素を
異なる加工形状要素に変更することにより、自動決定さ
れた加工形状要素をオペレータが変更できるようにし
て、加工方法の修正を行うことができる。
制御情報作成装置は、加工方法決定規則指定手段が加工
部位判断規則記憶部に記憶されている判断規則、加工領
域分割規則記憶部に記憶されている分割規則、加工形状
要素変換規則記憶部に記憶されている変換規則の中から
任意の加工方法決定規則を指定し、加工方法決定規則表
示手段が指定された規則を表示装置に表示することによ
り、加工部位、加工部位領域、加工形状要素を決定する
際に、適用する規則をオペレータが参照することができ
る。
制御情報作成装置は、加工方法決定規則編集手段が表示
装置に表示された加工方法決定規則を編集し、加工方法
決定規則記録手段が編集された加工方法決定規則を加工
部位判断規則記憶部、加工領域分割規則記憶部、加工形
状要素変換規則記憶部のいずれかの記憶部に記録するこ
とにより、加工部位、加工部位領域、加工形状要素を決
定する際に、適用する規則をオペレータが編集すること
ができる。
制御情報作成装置は、加工方法決定規則定義手段が加工
部位判断規則記憶部に記憶されている判断規則、加工領
域分割規則記憶部に記憶されている分割規則、加工形状
要素変換規則記憶部に記憶されている変換規則とは異な
る新たな加工方法決定規則を定義し、加工方法決定規則
登録手段が定義された加工方法決定規則を、前記各記憶
部中の対応するものに登録することにより、加工部位、
加工部位領域、加工形状要素を決定する際に、適用する
規則に対してオペレータが新たな加工方法決定規則を定
義することができる。
制御情報作成装置は、適用決定規則指定手段が入力され
た部品形状及び素材形状に対して適用された加工部位判
断規則、適用された加工領域分割規則、適用された加工
形状要素変換規則の中から任意の適用決定規則を指定
し、適用決定規則表示手段が指定された適用決定規則を
表示装置に表示することにより、決定された加工部位、
加工部位領域、加工形状要素に対して、適用された規則
をオペレータが参照することができる。
制御情報作成装置は、加工方法決定規則不適用指定手段
が表示装置に表示された加工方法決定規則に対して識別
子を付加し、不適用決定規則記録手段がそれを不適用の
決定規則として記録することにより、加工部位、加工部
位領域、加工形状要素を決定する際に、適用する規則に
対してオペレータが任意の規則を適用しない規則として
設定することができる。
値制御情報作成装置は、加工形状要素図面作成手段が変
換された加工形状要素情報から各加工形状要素別に対応
する図面データを作成することにより、決定された加工
形状要素情報に対して、オペレータが任意の加工形状要
素を選択し、選択された加工形状要素に対応する図面デ
ータを作成することができる。
する。図1はこの実施例1による数値制御情報作成装置
を示すブロック図である。図において、1,2は図50
に示した従来のそれらと同様の表示装置及びデータ入力
装置であり、10は当該数値制御情報作成装置の全体的
な制御を行うプロセッサである。11はオペレータによ
って部品形状データ及び素材形状データの入力が行われ
る部品/素材形状入力手段であり、12はこの部品/素
材形状入力手段11より入力されたデータが格納される
部品/素材形状記憶メモリである。13は部品/素材形
状入力手段11より入力されたデータに基づいて加工す
べき領域を作成する加工領域作成手段、14はこの加工
領域作成手段13の作成した加工領域が格納される加工
領域記憶メモリであり、15は加工領域作成手段13の
作成した加工領域に対して、その加工領域を包含し、か
つ各稜線に対して逆端面加工部位、外径加工部位、正端
面加工部位、内径加工部位の属性情報をもつ加工部位基
準領域を設定する加工部位基準領域設定手段である。1
6は加工領域を分類する際の判断規則が記憶されている
加工部位判断規則記憶部であり、17は加工部位基準領
域設定手段15にて設定された加工部位基準領域と、加
工部位判断規則記憶部16に記憶されている判断規則と
を加工領域に適用することで、1つ以上の加工部位に分
類する加工部位分類手段である。18は加工領域を加工
部位領域に分割する際の分割規則が記憶されている加工
領域分割規則記憶部、19は加工部位分類手段17によ
って加工領域に割り当てられた加工部位の情報と、加工
領域分割規則記憶部18に記憶されている分割規則を適
用することで、加工領域を1つ以上の加工部位領域に分
割する加工領域分割手段であり、20はこの加工領域分
割手段19にて分割された加工部位領域が格納される加
工部位領域記憶メモリである。21は加工形状要素に変
換する際の変換規則が記憶されている加工形状要素変換
規則記憶部、22は加工領域分割手段19によって分割
された各加工部位領域に対して、加工形状要素変換規則
記憶部21に記憶されている変換規則を適用することに
より、対応する加工形状要素の情報に変換する加工形状
要素変換手段であり、23はこの加工形状要素変換手段
22で変換された加工形状要素の情報が格納される加工
形状要素情報記憶メモリである。
はこの実施例1による数値制御情報作成装置の操作及び
処理の手順を示すフローチャートであり、以下これに基
づいてその動作を説明する。まず最初にオペレータが部
品/素材形状入力手段11によって、CADシステムで
作成した部品形状の図面データの読込みを行う(ステッ
プST1)。その場合の具体的な入力方法の一例を図3
に示す。この図3は部品形状を読込む際に表示装置1に
表示されるメニューの表示例を示す説明図であり、オペ
レータがマウス等によって、加工しようとする部品形状
の図面データが記述されているファイル、例えば“Te
st1.dxf”を選択し、その後“OK”の部分をマ
ウス等で選択することによって所望の図面データが読込
まれる。このようにして読込まれた部品形状の図面デー
タは部品/素材形状記憶メモリ12に送られて記憶され
る。
ペレータは素材形状データを入力する。この素材形状デ
ータの入力方法は、素材形状の形状タイプを指定した
後、数値データを入力するものである。この実施例1に
おける素材形状の形状タイプは丸棒、中空丸棒、成形材
の3種類である。オペレータが丸棒を指定した場合(ス
テップST2)には、数値データとして丸棒の直径と長
さを入力する(ステップST5)。また中空丸棒を指定
した場合(ステップST3)には、数値データとして中
空丸棒の内径、外径及び長さを入力する(ステップST
6)。さらに成形材を指定した場合(ステップST4)
には、数値データとして素材形状の図面データを読込む
(ステップST7)。その場合の具体的入力方法の一例
を図4に示す。この図4は素材形状を設定する際に表示
装置1に表示されるメニューの表示例を示す説明図であ
り、オペレータは素材形状の形状タイプとして丸棒を指
定しており、さらに数値データとして軸の直径及び軸の
長さを四角で囲まれた部分に入力した後、“OK”の部
分をマウス等で選択すると素材形状データが設定され
る。このようにして設定された素材形状データは部品/
素材形状記憶メモリ12に送られて記憶される。部品形
状データと素材形状データが設定されると、表示装置1
にそれらの形状が表示される。この旋盤加工用に設定さ
れた当該部品/素材形状データの表示装置1への表示例
を図5に示す。
された部品形状データ及び素材形状データは加工領域作
成手段13に送られ、加工領域作成手段13はそれらの
形状データより加工すべき領域である加工領域を作成す
る(ステップST8)。旋盤加工用に設定される部品/
素材形状データの場合には、両方の形状データが2次元
座標における稜線であるため、2つの形状に対する稜線
の交点を算出し、また完全に重なり合っている稜線の部
分を取り除いて、2つの形状の稜線で囲まれる領域を識
別することにより、加工領域の作成を行う。作成された
加工領域データは形状データと各稜線に対して、素材形
状を構成していた稜線であるか部品形状を構成していた
稜線であるかを識別するための属性情報を付加した形式
で加工領域記憶メモリ14に記憶される。旋盤加工用に
設定された部品/素材形状データに対して作成された当
該加工領域の表示例を図6に示す。
に対して、加工部位基準領域設定手段15により当該加
工領域の外側に対してあるオフセット量を設定すること
によって、この領域を包含する四角形領域である加工部
位基準領域を設定する(ステップST9)。この加工部
位基準領域の4つの稜線には図7に示すように、左側の
稜線から時計回り方向にそれぞれ逆端面加工部位、外径
加工部位、正端面加工部位、内径加工部位という加工領
域に対する加工部位を概略的に判断するための属性情報
が付加されている。ここで、図7は旋盤加工用に設定さ
れた部品/素材形状の加工領域に対して設定された、前
記加工部位基準領域の属性情報と後述する加工部位判断
ベクトルの表示例を示す説明図である。
憶メモリ14に記憶されている加工領域の各加工部位領
域において、部品形状を構成していた属性情報をもつ稜
線に対してこの稜線を垂直に2等分するベクトルである
加工部位判断ベクトルを算出し、図7に矢印で示す開方
向へ発生させる(ステップST10)。ここでいう開方
向とは、対象とする稜線から見て所属する加工領域の内
部へ入り込む方向を意味している。そして、加工部位分
類手段17は発生した加工部位判断ベクトルが加工部位
領域において部品形状を構成している属性情報をもつ稜
線、または設定された加工部位領域を構成している稜線
のいずれかに存在するであろう最初の交点を算出し、そ
の交点の存在位置より判断して、加工領域において部品
形状を構成している属性情報をもつ稜線に対し、加工部
位を初期設定する(ステップST11)。
置より加工部位を判断する際、加工部位分類手段17は
加工部位判断規則記憶部16に記憶されている判断規則
を適用することで判断する。この判断規則の旋盤加工に
おける基本的なものを以下に示す。
する部品形状の属性情報をもつ稜線の加工部位判断ベク
トルが、加工部位基準領域の逆端面加工部位の属性情報
をもつ稜線との間に最初の交点を有するならば、対象と
する部品形状の属性情報をもつ稜線の加工部位は逆端面
加工部位に初期設定する。 ・加工部位初期設定の判断規則2:対象とする部品形状
の属性情報をもつ稜線の加工部位判断ベクトルが、加工
部位基準領域の外径加工部位の属性情報をもつ稜線との
間に最初の交点を有するならば、対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位は外径加工部位に初期設
定する。 ・加工部位初期設定の判断規則3:対象とする部品形状
の属性情報をもつ稜線の加工部位判断ベクトルが、加工
部位基準領域の正端面加工部位の属性情報をもつ稜線と
の間に最初の交点を有するならば、対象とする部品形状
の属性情報をもつ稜線の加工部位は正端面加工部位に初
期設定する。 ・加工部位初期設定の判断規則4:対象とする部品形状
の属性情報をもつ稜線の加工部位判断ベクトルが、加工
部位基準領域の内径加工部位の属性情報をもつ稜線との
間に最初の交点を有するならば、対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位は内径加工部位に初期設
定する。 ・加工部位初期設定の判断規則5:対象とする部品形状
の属性情報をもつ稜線の加工部位判断ベクトルが、他の
部品形状の属性情報をもつ稜線と間に最初の交点を有す
るならば、対象とする部品形状の属性情報をもつ稜線の
加工部位は何も設定せずに、稜線の属性として「壁であ
る」ことを示す情報を付加する。
において部品形状の属性情報をもつ稜線に対して、初期
設定された加工部位を加工部位基準領域の外径加工部位
の属性情報をもつ稜線より時計回りの方向(つまり外径
加工部位→正端面加工部位→内径加工部位→逆端面加工
部位)で順番に抽出し、抽出した加工部位に対して加工
部位判断規則記憶部16に記憶されている判断規則を適
用することにより、適切な加工部位を分類して決定する
(ステップST12)。この場合の旋盤加工における判
断規則は以下の通りである。
部品形状の属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部
位が外径加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が設定さ
れていないならば、対象とする稜線の加工部位は外径加
工部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は外径加工
部位である。 ・加工部位決定の判断規則2:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工
部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をも
つ稜線の初期設定された加工部位が外径加工部位である
ならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位であ
り、次に抽出した稜線の加工部位は外径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則3:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工
部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をも
つ稜線の初期設定された加工部位が正端面加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は正端面加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則4:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工
部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をも
つ稜線の初期設定された加工部位が内径加工部位である
ならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位であ
り、次に抽出した稜線の加工部位は内径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則5:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工
部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をも
つ稜線の初期設定された加工部位が逆端面加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は逆端面加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則6:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が設定されていない
ならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は正端面加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則7:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は外径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則8:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加工部位で
あるならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工部
位であり、次に抽出した稜線の加工部位は正端面加工部
位である。 ・加工部位決定の判断規則9:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が内径加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工部位
であり、次に抽出した稜線の加工部位は内径加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則10:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面加工部位
であるならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工
部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は逆端面加工
部位である。 ・加工部位決定の判断規則11:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が設定されていない
ならば、対象とする稜線の加工部位は内径加工部位であ
り、次に抽出した稜線の加工部位は内径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則12:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は外径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則13:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加工部位で
あるならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工部
位であり、次に抽出した稜線の加工部位は正端面加工部
位である。 ・加工部位決定の判断規則14:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が内径加工部位であ
るならば、対象とする稜線の加工部位は内径加工部位で
あり、次に抽出した稜線の加工部位は内径加工部位であ
る。 ・加工部位決定の判断規則15:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加
工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報を
もつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面加工部位で
あるならば、対象とする稜線の加工部位は内径加工部位
であり、次に抽出した稜線の加工部位は逆端面加工部位
である。 ・加工部位決定の判断規則16:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が設定されていな
いならば、対象とする稜線の加工部位は逆端面加工部位
であり、次に抽出した稜線の加工部位は逆端面加工部位
である。 ・加工部位決定の判断規則17:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が外径加工部位で
あるならば、対象とする稜線の加工部位は外径加工部位
であり、次に抽出した稜線の加工部位は外径加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則18:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が正端面加工部位
であるならば、対象とする稜線の加工部位は正端面加工
部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は正端面加工
部位である。 ・加工部位決定の判断規則19:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が内径加工部位で
あるならば、対象とする稜線の加工部位は内径加工部位
であり、次に抽出した稜線の加工部位は内径加工部位で
ある。 ・加工部位決定の判断規則20:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面
加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報
をもつ稜線の初期設定された加工部位が逆端面加工部位
であるならば、対象とする稜線の加工部位は逆端面加工
部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は逆端面加工
部位である。
加工の場合には次に示す補足的な規則を適用して最終的
な加工部位を決定する。
る部品形状の属性情報をもつ稜線に設定された加工部位
が外径加工部位であり、かつ次に抽出した部品形状の属
性情報をもつ稜線の設定された加工部位が正端面加工部
位で、その稜線がテーパであるならば、対象とする稜線
の加工部位は外径加工部位であり、次に抽出した稜線の
加工部位を外径加工部位に変更する。 ・加工部位決定の判断規則22:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線に設定された加工部位が外径加工部
位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をもつ
稜線の設定された加工部位が正端面加工部位で、その稜
線が円弧であるならば、対象とする稜線の加工部位は外
径加工部位であり、次に抽出した稜線の加工部位を外径
加工部位に変更する。 ・加工部位決定の判断規則23:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線に設定された加工部位が正端面加工
部位で、その稜線がテーパであり、かつ次に抽出した部
品形状の属性情報をもつ稜線の設定された加工部位が内
径加工部位であるならば、対象とする稜線の加工部位を
内径加工部位に変更し、次に抽出した稜線の加工部位は
内径加工部位である。 ・加工部位決定の判断規則24:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線に設定された加工部位が正端面加工
部位で、その稜線が円弧であり、かつ次に抽出した部品
形状の属性情報をもつ稜線の設定された加工部位が内径
加工部位であるならば、対象とする稜線の加工部位を内
径加工部位に変更し、次に抽出した稜線の加工部位は内
径加工部位である。 ・加工部位決定の判断規則25:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線に設定された加工部位が内径加工部
位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をもつ
稜線の設定された加工部位が逆端面加工部位で、その稜
線がテーパであるならば、対象とする稜線の加工部位は
内径加工部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は内
径加工部位に変更する。 ・加工部位決定の判断規則26:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線に設定された加工部位が内径加工部
位であり、かつ次に抽出した部品形状の属性情報をもつ
稜線の設定された加工部位が逆端面加工部位で、その稜
線が円弧であるならば、対象とする稜線の加工部位は内
径加工部位であり、次に抽出した稜線の加工部位は内径
加工部位に変更する。
材形状の加工領域に対して、このようにして分類/決定
された加工部位の表示例を図8に示す。この図8上では
加工部位を稜線の番号に対応させた表形式で表示してい
るが、表示された加工領域の稜線に直接、加工部位を表
示することも当然可能な表示方法の一つである。
それに対して分類/決定された加工部位の情報は加工領
域分割手段19に与えられ、加工領域分割手段19は与
えられたこれらの情報を加工領域分割規則記憶部18に
記憶されている分割規則に適用することで、加工領域を
工作機械で加工する際の加工作業の単位領域である一つ
以上の加工部位領域に適切に分割する(ステップST1
3)。ここで、加工領域分割規則記憶部18に記憶され
ている分割規則は、例えば旋盤加工の場合、基本的には
溝加工部位領域を分割する規則、端面加工部位領域を分
割する規則、外径加工部位領域を分割する規則、及び内
径加工部位領域を分割する規則で構成されており、これ
らの規則を適用する順序は、溝加工部位領域分割規則→
端面加工部位領域分割規則→外径加工部位領域分割規則
→内径加工部位領域分割規則の順番となっている。これ
らの分割規則の基本的な内容は、加工部位分類手段17
で分類/決定された一つ以上の加工部位情報において、
加工部位が変化する2つの稜線が生成している頂点より
どの方向に分割する稜線を発生させるかを判断するため
の規則であり、その規則に従って加工領域分割手段19
は分割する稜線を発生させ加工部位領域を生成してい
く。
則について、その具体例を以下に示す。
部品形状の属性情報をもつ稜線が壁という属性情報をも
っており、次にリンクしている稜線の加工部位が外径加
工部位であり、中心軸に対し平行な直線であり、その次
にリンクしている稜線が壁という属性情報をもってお
り、かつ対象とする稜線の長さが次の次にリンクしてい
る稜線の長さより長いならば、加工部位領域は溝加工部
位領域であり、分割する稜線は次の次にリンクしている
稜線の頂点から中心軸に対し平行に分割する。 ・溝加工部位領域分割規則2:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線が壁という属性情報をもっており、次
にリンクしている稜線の加工部位が正端面加工部位であ
り、中心軸に対し垂直な直線であり、その次にリンクし
ている稜線が壁という属性情報をもっており、かつ対象
とする稜線の長さが次の次にリンクしている稜線の長さ
と等しいならば、加工部位領域は溝加工部位領域であ
り、分割する稜線は対象とする稜線の頂点から中心軸に
対し垂直に分割する。 ・溝加工部位領域分割規則3:対象とする部品形状の属
性情報をもつ稜線が壁という属性情報をもっており、次
にリンクしている稜線の加工部位が内径加工部位であ
り、中心軸に対し平行な直線であり、その次にリンクし
ている稜線が壁という属性情報をもっており、かつ対象
とする稜線の長さが次の次にリンクしている稜線の長さ
より短いならば、加工部位領域は溝加工部位領域であ
り、分割する稜線は対象とする稜線の頂点から中心軸に
対し平行に分割する。 ・端面加工部位領域分割規則1:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位が外径加工部位であり、
次にリンクしている稜線の加工部位が正端面加工部位で
あるならば、加工部位領域は端面加工部位領域であり、
分割する稜線は対象とする稜線の頂点から中心軸に対し
垂直に分割する。 ・端面加工部位領域分割規則2:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位が正端面加工部位であ
り、次にリンクしている稜線の加工部位が内径加工部位
であるならば、加工部位領域は端面加工部位領域であ
り、分割する稜線は次にリンクしている稜線の頂点から
中心軸に対し垂直に分割する。 ・端面加工部位領域分割規則3:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位が逆端面加工部位であ
り、次にリンクしている稜線の加工部位が外径加工部位
であるならば、加工部位領域は端面加工部位領域であ
り、分割する稜線は次にリンクしている稜線の頂点から
中心軸に対し垂直に分割する。 ・外径加工部位領域分割規則1:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位が外径加工部位であり、
次にリンクしている稜線の加工部位が内径加工部位であ
るならば、加工部位領域は外径加工部位領域であり、分
割する稜線は次にリンクしている稜線の頂点からリンク
している素材形状の属性情報をもつ稜線の方向と同じ方
向に分割する。 ・内径加工部位領域分割規則1:対象とする部品形状の
属性情報をもつ稜線の加工部位が内径加工部位であり、
次にリンクしている稜線の加工部位が外径加工部位であ
るならば、加工部位領域は内径加工部位領域であり、分
割する稜線は次にリンクしている稜線の頂点からリンク
している素材形状の属性情報をもつ稜線の方向と同じ方
向に分割する。
各加工部位領域は、その形状のデータと対応する加工部
位の属性情報の組の形式で加工部位領域記憶メモリ20
に記憶される。旋盤加工用に設定された部品/素材形状
の加工領域に対して分割された当該加工部位領域の表示
例を図9に示す。この図9においては、画面の左上に溝
加工部位領域が表示され、左下に外径及び内径加工部位
領域が表示されており、そしてそれらの右側には各加工
部位領域に対応した稜線の番号が整理された表の形式で
表示されている。
位領域記憶メモリ20に記憶されている加工部位領域の
情報を読込み、この情報を加工形状要素変換規則記憶部
21に記憶されている変換規則に適用することにより、
各加工部位領域に対して対応する加工形状要素のタイプ
(名前)に変換し(ステップST14)、さらに必要と
なる数値データを抽出し、それらの情報を整理すること
で加工形状要素情報を作成する(ステップST15)。
ここで、加工形状要素変換規則記憶部21に記憶されて
いる変換規則は、例えば旋盤加工の場合、基本的には溝
加工部位領域を加工形状要素に変換する規則、端面加工
部位領域を加工形状要素に変換する規則、外径加工部位
領域を加工形状要素に変換する規則、及び内径加工部位
領域を加工形状要素に変換する規則で構成されており、
これらの規則の適用順序は、端面加工部位領域変換規則
→外径加工部位領域変換規則→内径加工部位領域変換規
則→溝加工部位領域変換規則の順番となっている。これ
らの変換規則の基本的な内容は、加工領域分割手段19
で分割された各加工部位領域の形状データと各加工形状
要素の形状的な特徴とを比較することによって、加工形
状要素のタイプを特定するための規則であり、加工形状
要素変換手段22はその規則に従って加工形状要素情報
を作成していく。
換規則について、その具体例を以下に示す。
加工部位領域が溝加工部位領域であり、部品形状の属性
情報をもつ稜線の中で溝の底部に位置する稜線の長さが
ある溝幅基準の値より短く、かつ部品形状の属性情報を
もつ稜線の中で壁に位置する稜線の長さがある倣い加工
基準の値より短いならば、対象とする加工部位領域は溝
加工ユニットに変換し、溝加工形状要素情報を作成す
る。 ・溝加工部位領域変換規則2:対象とする加工部位領域
が溝加工部位領域であり、部品形状の属性情報をもつ稜
線の中で溝の底部に位置する稜線の長さがある溝幅基準
の値より長く、かつ部品形状の属性情報をもつ稜線の中
で壁に位置する稜線の長さがある倣い加工基準の値と等
しいならば、対象とする加工部位領域は倣い加工ユニッ
トに変換し、倣い加工形状要素情報を作成する。 ・溝加工部位領域変換規則3:対象とする加工部位領域
が溝加工部位領域であり、部品形状の属性情報をもつ稜
線の中で溝の底部に位置する稜線の長さがある溝幅基準
の値より長く、かつ部品形状の属性情報をもつ稜線の中
で壁に位置する稜線の長さがある倣い加工基準の値より
長いならば、対象とする加工部位領域は棒材加工ユニッ
トに変換し、棒材加工形状要素情報を作成する。 ・端面加工部位領域変換規則1:対象とする加工部位領
域が端面加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線の数が一つで、直線であり、中心軸に対して垂直
であり、かつこの稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線
との距離がある倣い加工基準の値より小さいならば、対
象とする加工部位領域は端面加工ユニットに変換し、端
面加工形状要素情報を作成する。 ・端面加工部位領域変換規則2:対象とする加工部位領
域が端面加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線の数が一つでないか、または直線でないか、また
は中心軸に対し垂直でないかであり、かつこの稜線と素
材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある倣い加工基
準の値と等しいならば、対象とする加工部位領域は倣い
加工ユニットに変換し、倣い加工形状要素情報を作成す
る。 ・端面加工部位領域変換規則3:対象とする加工部位領
域が端面加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線の数が一つでないか、または直線でないか、また
は中心軸に対し垂直でないかであり、かつこの稜線と素
材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある倣い加工基
準の値より大きいならば、対象とする加工部位領域は棒
材加工ユニットに変換し、棒材加工形状要素情報を作成
する。 ・外径加工部位領域変換規則1:対象とする加工部位領
域が外径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値より小さいならば、対象とする加工部
位領域は倣い加工ユニットに変換し、倣い加工形状要素
情報を作成する。 ・外径加工部位領域変換規則2:対象とする加工部位領
域が外径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値と等しいならば、対象とする加工部位
領域は倣い加工ユニットに変換し、倣い加工形状要素情
報を作成する。 ・外径加工部位領域変換規則3:対象とする加工部位領
域が外径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値より大きいならば、対象とする加工部
位領域は棒材加工ユニットに変換し、棒材加工形状要素
情報を作成する。 ・内径加工部位領域変換規則1:対象とする加工部位領
域が内径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値より小さいならば、対象とする加工部
位領域は倣い加工ユニットに変換し、倣い加工形状要素
情報を作成する。 ・内径加工部位領域変換規則2:対象とする加工部位領
域が内径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値と等しいならば、対象とする加工部位
領域は倣い加工ユニットに変換し、倣い加工形状要素情
報を作成する。 ・内径加工部位領域変換規則3:対象とする加工部位領
域が内径加工部位領域であり、部品形状の属性情報をも
つ稜線と素材形状の属性情報をもつ稜線との距離がある
倣い加工基準の値より大きいならば、対象とする加工部
位領域は棒材加工ユニットに変換し、棒材加工形状要素
情報を作成する。
により変換された加工形状要素情報は、加工形状要素の
タイプ名とそれに対応した数値データの組であるテキス
ト列の形式で加工形状要素情報記憶メモリ23に記憶さ
れる。旋盤加工用に設定された部品/素材形状の加工部
位領域に対して変換された当該加工形状要素情報の表示
例を図10に示す。この図10においては、左上に溝加
工部位領域が表示され、左下に外径及び内径加工部位領
域が表示されており、そしてそれらの右側にはこれらの
加工部位領域に対して変換された加工形状要素情報が表
形式で表現されている。
いて説明する。上記実施例1では素材形状が丸棒である
場合について説明したが、ここでは素材形状が成形材で
ある場合について示す。この実施例2による数値制御情
報作成装置の構成は、図1に示した実施例1の場合と同
一である。なお、図11はこの場合の素材形状を設定す
る際の具体的入力方法におけるメニューの表示例を示し
た説明図であり、図12は同じく素材形状を読込む際の
具体的入力方法におけるメニューの表示例を示した説明
図である。
タは表示装置1に表示される図11に示したメニューか
ら、設定モード3である「形状タイプは成形材」の部分
をマウス等で選択し、さらに“OK”の部分をマウス等
で選択すると、表示装置1の画面には図12に示したメ
ニューが表示される。オペレータは表示されたそのメニ
ューより、成形材の素材形状の図面データが記述されて
いるファイル、例えば“Work1.dxf”をマウス
等で選択し、つづいて“OK”の部分を選択すると、成
形材の素材形状の図面データが読込まれる。読込まれた
素材形状の図面データは部品/素材形状記憶メモリ10
に送られて記憶され、その後は実施例1の場合と同様の
処理が行われて加工形状要素情報が作成される。
について説明する。図13はこの実施例3による数値制
御情報作成装置を示すブロック図である。図において、
1は表示装置、2はデータ入力装置、10はプロセッ
サ、11は部品/素材形状入力手段、12は部品/素材
形状記憶メモリ、13は加工領域作成手段、14は加工
領域記憶メモリ、15は加工部位基準領域設定手段、1
6は加工部位判断規則記憶部、17は加工部位分類手
段、18は加工領域分割規則記憶部、19は加工領域分
割手段、20は加工部位領域記憶メモリ、21は加工形
状要素変換規則記憶部、22は加工形状要素変換手段、
23は加工形状要素情報記憶メモリであり、これらは図
1に同一符号を付した実施例1におけるそれらに相当す
る部分であるため詳細な説明は省略する。また、24は
前記部品/素材形状入力手段11より入力された部品形
状及び素材形状のデータを、実施例1及び実施例2の場
合と同様に、加工領域作成手段13及び加工部位基準領
域設定手段15が処理し、それを加工部位分類手段17
が分類した加工部位の中より、任意の加工部位を指定す
る加工部位指定手段である。25はこの加工部位指定手
段24によって指定された加工部位を異なる加工部位に
変更する加工部位変更手段である。なお、この実施例3
は実施例1及び実施例2に示した数値制御情報作成装置
に、この加工部位指定手段24及び加工部位変更手段2
5を付加したものである。
4はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。オペレー
タが部品/素材形状データを与え、加工領域を作成し、
その領域に対応した加工部位を分類/決定するまでの処
理は実施例1及び実施例2の場合と同様である(ステッ
プST20〜ステップST31)。
て、それを異なる加工部位に変更する必要が生じた場
合、オペレータは加工部位指定手段24とデータ入力装
置2によって、表示装置1に一覧表示されている加工部
位の中から変更したい加工部位を指定する(ステップS
T32、ステップST33)。加工部位指定手段24は
このオペレータが指定した加工部位データを対応する稜
線番号データとともに加工部位変更手段25に与える。
データ入力装置2によって要求する加工部位に変更し、
加工部位変更手段25は対応する稜線番号に対する加工
部位データを変更後の加工部位データに書き換える(ス
テップST34)。
あるいはオペレータが分類/決定された任意の加工部位
に対して異なる加工部位に変更しない場合には、その
後、加工領域を分割し、分割された各加工部位領域に対
して加工形状要素情報に変換する処理が、実施例1及び
実施例2の場合と同様に実行される(ステップST35
〜ステップST37)。
素材形状データに対して分類/決定された加工部位をオ
ペレータが変更する場合の具体的変更方法におけるメニ
ューの表示例を図15に示す。この図15において、オ
ペレータは表示装置1の画面上に表示されている、図の
右上に示した加工部位の一覧表より、変更する稜線の番
号、例えば網掛けを施して示した“Edge−6”をマ
ウス等で選択する。この変更する稜線の番号“Edge
−6”を選択すると、図の右下に示した加工部位モード
の編集のためのメニューが表示される。オペレータはこ
のメニューに対して変更後の加工部位をマウス等で選択
し、その後“OK”の部分をマウス等で選択すると加工
部位の変更が終了する。また、図の左側に示すグラフィ
ック表示された加工領域に対して、オペレータがマウス
等で加工部位を変更する稜線上を選択することにより、
図の右下に示したメニューを表示させて変更することも
当然可能な方法である。
について説明する。図16はこの実施例4による数値制
御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部分には
図1と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、26は部品/素材形状入力手段11より入力された
部品形状及び素材形状のデータを、実施例1〜実施例3
の場合と同様に、加工領域作成手段13、加工部位基準
領域設定手段15及び加工部位分類手段17が処理し、
それを加工領域分割手段19が分割した加工部位領域の
中より、任意の加工部位領域を指定する加工部位領域指
定手段である。27はこの加工部位領域指定手段26に
よって指定された加工部位領域を異なる加工部位領域に
変更する加工部位領域変更手段である。なお、この実施
例4は実施例1及び実施例2に示した数値制御情報作成
装置に、この加工部位領域指定手段26及び加工部位領
域変更手段27を付加したものである。
7はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。オペレー
タが部品/素材形状データを与え、加工領域を作成し、
その領域に対応した加工部位を分類/決定されるまでの
処理は実施例1〜実施例3の場合と同様である(ステッ
プST40〜ステップST51)。また、その後の加工
領域を分割する処理は実施例1及び実施例2の場合と同
様である(ステップST52)。
て、それを異なる加工部位に変更する必要が生じた場
合、オペレータは加工部位領域指定手段26とデータ入
力装置2によって、表示装置1に一覧表示された加工部
位領域の中から変更したい加工部位領域を指定する(ス
テップST53、ステップST54)。加工部位領域指
定手段26はこのオペレータが指定した加工部位領域の
データを対応する稜線番号データとともに加工部位領域
変更手段27に与える。
7とデータ入力装置2によってそれを要求する加工部位
領域に変更し、加工部位領域変更手段27は対応する稜
線番号に対して、変更後の加工部位領域になるように加
工領域分割手段19を利用して再分割を行ない、変更後
の加工部位領域のデータを加工部位領域記憶メモリ20
に送って記憶させる(ステップST55)。
合、あるいはオペレータが分割された任意の加工部位領
域に対して異なる加工部位領域に変更しない場合には、
その後、各加工部位領域に対し加工形状要素情報に変換
する処理が、実施例1〜実施例3の場合と同様に実行さ
れる(ステップST56、ステップST57)。
素材形状データに対して分割された加工部位領域をオペ
レータが変更する場合の具体的変更方法におけるメニュ
ーの表示例を図18に示す。この図18において、オペ
レータは表示装置1の画面上に表示されている、図の右
上に示した加工部位領域の一覧表より、変更する稜線の
番号、例えば網掛けを施して示した“Edge−8”を
マウス等で選択する。この変更する稜線の番号“Edg
e−8”を選択すると、図の右下に示した加工部位領域
の編集のためのメニューが表示される。オペレータはこ
のメニューに対して変更後の加工部位領域をマウス等で
選択し、その後“OK”の部分をマウス等で選択すると
加工部位領域の変更が終了する。この場合には、外径加
工部位領域であった稜線を溝加工部位領域に変更し、新
たな溝加工部位領域が分割/生成されている。また、図
の左側に示すグラフィック表示された加工部位領域に対
して、オペレータがマウス等で加工部位領域を変更する
稜線上を選択することで、図の右下に示したメニューを
表示させて変更することも当然可能である。
について説明する。図19はこの実施例5による数値制
御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部分には
図1と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、28は部品/素材形状入力手段11より入力された
部品形状及び素材形状のデータを、実施例1〜実施例4
の場合と同様に、加工領域作成手段13、加工部位基準
領域設定手段15、加工部位分類手段17及び加工領域
分割手段19が処理し、それを加工形状要素変換手段2
2が変換した加工形状要素情報の中より、任意の加工形
状要素を指定する加工形状要素指定手段である。29は
この加工形状要素指定手段28によって指定された加工
形状要素を異なる加工形状要素に変更する加工形状要素
変更手段である。なお、この実施例5は実施例1及び実
施例2に示した数値制御情報作成装置に、この加工形状
要素指定手段28及び加工形状要素変更手段29を付加
したものである。
0はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。オペレー
タが部品/素材形状データを与え、加工領域を作成し、
その領域に対応した加工部位を分類/決定するまでの処
理は実施例1〜実施例4の場合と同様である(ステップ
ST60〜ステップST71)。また、その後の加工領
域を分割する処理は実施例1、実施例2及び実施例4の
場合と同様である(ステップST72)。さらに、その
後の各加工部位領域に対応した加工形状要素情報に変換
する処理は実施例1及び実施例2の場合と同様である
(ステップST73)。
て、それを異なる加工形状要素に変更する必要が生じた
場合、オペレータは加工形状要素指定手段28とデータ
入力装置2によって、表示装置1に一覧表示された加工
形状要素情報の中から変更したい加工形状要素を指定す
る(ステップST74、ステップST75)。加工形状
要素指定手段28はこのオペレータが指定した加工形状
要素情報を加工形状要素変更手段29に与える。
9とデータ入力装置2によって要求する加工形状要素に
変更し、加工形状要素変更手段29は変更後の加工形状
要素情報になるように加工形状要素変換手段22を利用
して再変換を行ない、変更後の加工形状要素情報を加工
形状要素情報記憶メモリ23に送って記憶させる(ステ
ップST76とステップST77)。
素材形状データに対して変換された加工形状要素情報を
オペレータが変更する場合の具体的変更方法におけるメ
ニューの表示例を図21に示す。この図21において、
オペレータは表示装置1の画面上に表示されている、図
の右上の加工形状要素情報の一覧表より、変更する加工
形状要素の番号、例えば網掛けを施して示した“1”を
マウス等で選択する。変更する加工形状要素の番号
“1”を選択すると、図の右下に示した加工形状要素情
報の編集のためのメニューが表示さる。オペレータはこ
のメニューに対して変更後の加工形状要素情報を、マウ
スあるいはキーボード等で選択/入力し、その後“O
K”の部分をマウス等で選択すると加工形状要素情報の
変更が終了する。また、図の左側に示すグラフィック表
示された加工部位領域に対して、オペレータがマウス等
で加工形状要素情報を変更する稜線上を選択することに
より、図の右下に示されているメニューを表示させて変
更することも当然可能である。
について説明する。図22はこの実施例6による数値制
御情報作成装置を示すブロック図であり、相当する部分
には図1と同一符号を付してその説明を省略する。図に
おいて、30は加工部位判断規則記憶部16に記憶され
ている判断規則、加工領域分割規則記憶部18に記憶さ
れている分割規則、及び加工形状要素変換規則記憶部2
1に記憶されている変換規則の中から、任意の規則を加
工方法決定規則として指定する加工方法決定規則指定手
段である。31はこの加工方法決定規則指定手段30に
よって指定された加工方法決定規則を表示装置1に表示
する加工方法決定規則表示手段である。なお、この実施
例6は実施例1及び実施例2に示した数値制御情報作成
装置に、この加工方法決定規則指定手段30及び加工方
法決定規則表示手段31を付加したものである。
3はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。加工部位
判断規則記憶部16に記憶されている判断規則、加工領
域分割規則記憶部18に記憶されている分割規則、ある
いは加工形状要素変換規則記憶部21に記憶されている
変換規則の内容を確認するため、それを表示装置1に表
示する必要が生じた場合、オペレータはまず、加工方法
決定規則指定手段30とデータ入力装置2によってその
確認すべき規則の種類を加工方法決定規則として指定す
る。指定された加工方法決定規則が加工部位判断規則で
あった場合には(ステップST80)、加工方法決定規
則指定手段30は加工部位判断規則記憶部16より、そ
こに記憶されている判断規則を読込む(ステップST8
3)。また、指定された加工方法決定規則が加工領域分
割規則であれば(ステップST81)、加工方法決定規
則指定手段30は加工領域分割規則記憶部18より分割
規則を読込む(ステップST84)。さらに、指定され
た加工方法決定規則が加工形状要素変換規則であれば
(ステップST82)、加工方法決定規則指定手段30
は加工形状要素変換規則記憶部21より変換規則を読込
む(ステップST85)。
0とデータ入力装置2によって、表示装置1に一覧表示
された加工方法決定規則の規則名の中から、確認したい
規則名を指定する(ステップST86、ステップST8
7)。この場合、読込んだすべての規則を指定すること
も可能である。加工方法決定規則指定手段30はオペレ
ータが指定した加工方法決定規則データを加工方法決定
規則表示手段31に与え、加工方法決定規則表示手段3
1は与えられた加工方法決定規則データを表示装置1に
表示する(ステップST88、ステップST89)。
判断規則をオペレータが表示する場合の具体的表示方法
におけるメニューの表示例を示す説明図である。この図
24において、オペレータは表示装置1の画面上に表示
されている、図の右上に示した「加工部位判断ルール・
ユーティリティ」メニューから“一覧表示”の部分をマ
ウス等で選択する。この“一覧表示”の部分を選択する
と、図の左上に示した加工部位判断規則の一覧表示メニ
ューが表示装置1の画面上に表示され、オペレータはこ
のメニューに対して表示したい判断規則名、例えば網掛
けを施して示した「内径−端面ルール2」を選択する。
これによって、図の左下に示した当該判断規則の具体的
内容を表示するメニューが表示装置1に画面表示され、
オペレータはそれを参照して当該判断規則を確認する。
いて説明する。上記実施例6では表示装置1に加工部位
判断規則を表示する場合について説明したが、ここでは
加工領域分割規則を表示する場合について示す。この実
施例7による数値制御情報作成装置の構成は、図22に
示した実施例6の場合と同一である。図25はこの実施
例7にて旋盤加工用に設定された加工領域分割規則をオ
ペレータが表示する際の具体的表示方法におけるメニュ
ーの表示例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図25の左上に示した
「加工領域分割ルール・ユーティリティ」メニューか
ら、“一覧表示”の部分をマウス等で選択する。この
“一覧表示”の部分を選択すると、図の左下に示した加
工領域分割規則の一覧表示メニューが表示装置1の画面
上に表示される。オペレータがこのメニューに対して表
示したい判断規則名、例えば網掛けを施して示した「端
面形状ルール1」を選択すると、図の右下に示した当該
分割規則の具体的内容を表示するメニューが表示装置1
に画面表示されて、その確認が可能となる。
7では、加工部位判断規則あるいは加工領域分割規則を
表示する場合について説明したが、ここでは加工形状要
素変換規則を表示する場合について説明する。この実施
例8も請求項5に記載した発明による数値制御情報作成
装置の一実施例であり、その構成は図22に示した実施
例6の場合と同一である。図26はこの実施例8にて旋
盤加工用に設定された加工形状要素変換規則をオペレー
タが表示する際の具体的表示方法におけるメニューの表
示例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図26の左上に示した
「加工形状要素変換ルール・ユーティリティ」メニュー
から、“一覧表示”の部分をマウス等で選択する。この
“一覧表示”の部分を選択すると、図の左下に示した加
工形状要素変換規則の一覧表示メニューが表示装置1の
画面上に表示される。オペレータがこのメニューに対し
て表示したい判断規則名、例えば網掛けを施して示した
「溝形状ルール1」を選択すると、図の右下に示した当
該変換規則の具体的内容を表示するメニューが表示装置
1に画面表示されて、その確認が可能となる。
について説明する。図27はこの実施例9による数値制
御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部分には
図22と同一符号を付してその説明を省略する。図にお
いて、32は加工方法決定規則指定手段30で指定され
て、加工方法決定規則表示手段31によって表示装置1
に表示された加工方法決定規則を編集する加工方法決定
規則編集手段である。33はこの加工方法決定規則編集
手段32によって編集された加工方法決定規則を、加工
部位判断規則記憶部16、加工領域分割規則記憶部1
8、あるいは加工形状要素変換規則記憶部21の中の対
応するものに記録する加工方法決定規則記録手段であ
る。なお、この実施例9は実施例6〜実施例8に示した
数値制御情報作成装置に、この加工方法決定規則編集手
段32及び加工方法決定規則記録手段33を付加したも
のである。
8はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。加工部位
判断規則記憶部16に記憶されている判断規則、加工領
域分割規則記憶部18に記憶されている分割規則、ある
いは加工形状要素変換規則記憶部21に記憶されている
変換規則の内容を編集する必要が生じた場合に、オペレ
ータはまず、加工方法決定規則指定手段30とデータ入
力装置2によってその編集すべき規則の種類を加工方法
決定規則として指定する。指定された加工方法決定規則
が加工部位判断規則であった場合には(ステップST9
0)、加工方法決定規則指定手段30は加工部位判断規
則記憶部16より、そこに記憶されている判断規則を読
込む(ステップST93)。また、指定された加工方法
決定規則が加工領域分割規則であれば(ステップST9
1)、加工方法決定規則指定手段30は加工領域分割規
則記憶部18より分割規則を読込む(ステップST9
4)。さらに、指定した加工方法決定規則が加工形状要
素変換規則であれば(ステップST92)、加工方法決
定規則指定手段30は加工形状要素変換規則記憶部21
より変換規則を読込む(ステップST95)。
0とデータ入力装置2によって、表示装置1に一覧表示
された加工方法決定規則の規則名の中から、編集したい
規則名を指定する(ステップST96、ステップST9
7)。加工方法決定規則指定手段30はオペレータが指
定した加工方法決定規則データを加工方法決定規則表示
手段31に与え、加工方法決定規則表示手段31は与え
られた加工方法決定規則データを表示装置1に表示する
とともに、そのデータを加工方法決定規則編集手段32
に与える。
置1に表示された加工方法決定規則を、加工方法決定規
則編集手段32とデータ入力装置2によって編集し、加
工方法決定規則編集手段32は編集後の加工方法決定規
則データを加工方法決定規則記録手段33に与える(ス
テップST98)。そして、加工方法決定規則記録手段
33は与えられた編集後の加工方法決定規則データによ
って、それが判断規則を編集したものであれば加工部位
判断規則記憶部16の内容を、分割規則を編集したもの
であれば加工領域分割規則記憶部18の内容を、変換規
則を編集したものであれば加工形状要素変換規則記憶部
21の内容を、その編集後の加工方法決定規則データで
書き換える(ステップST99とステップST10
0)。
判断規則をオペレータが編集する場合の具体的編集方法
におけるメニューの表示例を示す説明図である。この図
29において、オペレータは表示装置1の画面上に表示
されている、図の右下に示した「加工部位判断ルール・
ユーティリティ」メニューからマウス等で“編集”の部
分を選択する。この“編集”の部分を選択すると、図の
左上に示した加工部位判断規則編集用のメニューが表示
装置1の画面上に表示される。オペレータはこのメニュ
ーに対して、その左側に表示されている判断規則名の一
覧より編集したい判断規則名、例えば網掛けを施して示
した「外径−端面ルール1」を選択し、当該メニューの
右側に表示された当該判断規則の内容を確認した上で、
編集可能なパラメータ部分をマウス等で選択して編集す
る。
について説明する。上記実施例9では加工部位判断規則
を編集する場合について説明したが、ここでは加工領域
分割規則を編集する場合について示す。この実施例10
による数値制御情報作成装置の構成は、図27に示した
実施例9の場合と同一である。図30はこの実施例10
にて旋盤加工用に設定された加工領域分割規則をオペレ
ータが編集する際の具体的編集方法におけるメニューの
表示例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図30の右下に示した
「加工領域分割ルール・ユーティリティ」メニューから
マウス等で“編集”の部分を選択する。この“編集”の
部分を選択すると、図の左上に示した加工領域分割規則
編集用のメニューが表示装置1の画面上に表示される。
オペレータはこのメニューに対して、その左側に表示さ
れている分割規則名の一覧より編集したい分割規則名、
例えば網掛けを施して示した「溝形状ルール3」を選択
し、当該メニューの右側に表示された当該分割規則の内
容を確認した上で、編集可能なパラメータ部分をマウス
等で選択して編集する。
について説明する。上記実施例9及び実施例10では、
加工部位判断規則あるいは加工領域分割規則を編集する
場合について説明したが、ここでは加工形状要素変換規
則を編集する場合について示す。この実施例11による
数値制御情報作成装置の構成は、図27に示した実施例
9の場合と同一である。図31はこの実施例11にて旋
盤加工用に設定された加工形状要素変換規則をオペレー
タが編集する場合の具体的編集方法におけるメニューの
表示例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図31の右下に示した
「加工形状要素変換ルール・ユーティリティ」メニュー
から、マウス等で“編集”の部分を選択する。この“編
集”の部分を選択すると、図の左上に示した加工形状要
素変換規則編集用のメニューが表示装置1の画面上に表
示される。オペレータはこのメニューに対して、その左
側に表示されている変換規則名の一覧より編集したい変
換規則名、例えば網掛けを施して示した「溝形状ルール
2」を選択し、当該メニューの右側に表示された当該変
換規則の内容を確認した上で、編集可能なパラメータ部
分をマウス等で選択して編集する。
を図について説明する。図32はこの実施例12による
数値制御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部
分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。図
において、34は加工部位判断規則記憶部16に記憶さ
れている判断規則、加工領域分割規則記憶部18に記憶
されている分割規則、及び加工形状要素変換規則記憶部
21に記憶されている変換規則とは異なった、新たな加
工方法決定規則を定義する加工方法決定規則定義手段で
ある。35はこの加工方法決定規則定義手段34によっ
て定義された新たな加工方法決定規則を、対応する加工
部位判断規則記憶部16、加工領域分割規則記憶部1
8、あるいは加工形状要素変換規則記憶部21のいずれ
かに登録する加工方法決定規則登録手段である。なお、
この実施例12は実施例1及び実施例2に示した数値制
御情報作成装置に、この加工方法決定規則定義手段34
及び加工方法決定規則登録手段35を付加したものであ
る。
3はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。加工部位
判断規則記憶部16に記憶されている判断規則、加工領
域分割規則記憶部18に記憶されている分割規則、及び
加工形状要素変換規則記憶部21に記憶されている変換
規則とは異なる加工方法決定規則を新たに定義する必要
が生じた場合に、オペレータはまず、加工方法決定規則
定義手段34とデータ入力装置2によって新たに定義す
べき加工方法決定規則の種類を指定する。指定された加
工方法決定規則が加工部位判断規則であった場合には
(ステップST110)、加工方法決定規則定義手段3
4は、あらかじめ加工部位判断規則記憶部16に記憶さ
れている判断規則を定義するためのテンプレートを読込
む(ステップST113)。また、指定した加工方法決
定規則が加工領域分割規則であれば(ステップST11
1)、加工方法決定規則定義手段34は、あらかじめ加
工領域分割規則記憶部18に記憶されている分割規則を
定義するためのテンプレートを読込む(ステップST1
14)。さらに、指定した加工方法決定規則が加工形状
要素変換規則であれば(ステップST112)、加工方
法決定規則定義手段34は、あらかじめ加工形状要素変
換規則記憶部21に記憶されている変換規則を定義する
ためのテンプレートを読込む(ステップST115)。
のようにして読込んだ加工方法決定規則を定義するため
のテンプレートを表示装置2の画面に表示する(ステッ
プST116)。オペレータはこの表示装置2に画面表
示されたテンプレートに対して、加工方法決定規則定義
手段34とデータ入力装置2により必要なパラメータを
入力することによって、新たな加工方法決定規則を定義
する。その後、加工方法決定規則定義手段34は、この
オペレータが定義した加工方法決定規則データを加工方
法決定規則登録手段35に与える(ステップST11
7)。
工方法決定規則定義手段34より与えられた加工方法決
定規則データを新たな決定規則として、加工部位判断規
則記憶部16、加工領域分割規則記憶部18、あるいは
加工形状要素変換規則記憶部21の中の対応するものに
登録する(ステップST118)。その後、さらに同一
の種類の加工方法決定規則を繰り返して定義したり(ス
テップST119)、異なった種類の加工方法決定規則
を選択して定義をすることも可能である(ステップST
120)。
判断規則に対して、オペレータが新たな判断規則を定義
する場合の具体的入力方法におけるメニューの表示例を
示す説明図である。この図34において、オペレータは
表示装置1の画面上に表示されている、図の右上に示し
た「加工部位判断ルール・ユーティリティ」メニューか
らマウス等で“ユーザー定義”の部分を選択する。この
“ユーザー定義”の部分を選択すると、図の左上に示し
た加工部位判断規則定義のテンプレート・メニューが表
示装置1の画面上に表示される。オペレータはこのメニ
ューに対してマウス等により、定義したいテンプレート
上で必要なパラメータを選択して判断規則を定義してい
く。このテンプレート上でのパラメータの選択が終了し
た後、当該メニュー上の“設定”の部分をマウス等で選
択すると、この新たな加工部位判断規則の定義が終了す
る。
について説明する。上記実施例12では新たな加工部位
判断規則を定義する場合について説明したが、ここでは
新たな加工領域分割規則を定義する場合について示す。
この実施例13による数値制御情報作成装置の構成は、
図32に示した実施例12の場合と同一である。図35
はこの実施例13において、旋盤加工用に設定された加
工部位判断規則に対して、オペレータが新たな分割規則
を定義する際の具体的入力方法におけるメニューの表示
例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図35の左上に示した
「加工領域分割ルール・ユーティリティ」メニューから
マウス等で“ユーザー定義”の部分を選択する。この
“ユーザー定義”の部分を選択すると、図の左上に示し
た加工領域分割規則定義のテンプレート・メニューが表
示装置1の画面上に表示される。オペレータはこのメニ
ューに対してマウス等により、定義したいテンプレート
上で必要なパラメータを選択して分割規則を定義してい
く。このテンプレート上でのパラメータの選択が終了し
た後、当該メニュー上の“設定”の部分をマウス等で選
択すると、この新たな加工領域分割規則の定義が終了す
る。
について説明する。上記実施例12並びに実施例13で
は、新たな加工部位判断規則あるいは新たな加工領域分
割規則を定義する場合について説明したが、ここでは新
たな加工形状要素変換規則を定義する場合について示
す。この実施例14による数値制御情報作成装置の構成
は、図32に示した実施例12の場合と同一である。図
36はこの実施例14において、旋盤加工用に設定され
た加工形状要素変換規則に対して、オペレータが新たな
変換規則を定義する際の具体的入力方法におけるメニュ
ーの表示例を示す説明図である。
タは表示装置1に表示される、図36の左上に示した
「加工形状要素変換ルール・ユーティリティ」メニュー
からマウス等で“ユーザー定義”の部分を選択する。こ
の“ユーザー定義”の部分を選択すると、図の右下に示
した加工形状要素変換規則定義のテンプレート・メニュ
ーが表示装置1の画面上に表示される。オペレータはこ
のメニューに対してマウス等により、定義したいテンプ
レート上で必要なパラメータを選択して変換規則を定義
していく。このテンプレート上でのパラメータの選択が
終了した後、当該メニュー上の“設定”の部分をマウス
等で選択すると、この新たな加工形状要素変換規則の定
義が終了する。
を図について説明する。図37はこの実施例15による
数値制御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部
分には図1と同一符号を付してその説明を省略する。図
において、36は部品/素材形状入力手段11により入
力された部品形状及び素材形状に対して、加工部位分類
手段17にて適用された判断規則、加工領域分割手段1
9にて適用された分割規則、及び加工形状要素変換手段
22にて適用された変換規則の中から、任意の規則を適
用決定規則として指定する適用決定規則指定手段であ
り、37はこれらの適用された判断規則、分割規則、及
び変換規則が登録される適用決定規則記憶メモリであ
る。38はこの適用決定規則指定手段36によって指定
された適用決定規則を表示装置1に表示する適用決定規
則表示手段である。なお、この実施例15は実施例1及
び実施例2に示した数値制御情報作成装置に、適用決定
規則指定手段36、適用決定規則記憶メモリ37、及び
適用決定規則表示手段38を付加したものである。
8及び図39はその操作及び処理の手順を示すフローチ
ャートで、紙面の都合上、図38と図39に分けてはい
るが一連の処理を示したものである。以下これらに基づ
いてその動作を説明する。なお、オペレータが部品/素
材形状データを与え、加工領域を作成し、その領域に対
応した加工部位を分類/決定するまでの処理は実施例1
〜実施例5の場合と同様である(ステップST130〜
ステップST141)。また、その後の加工領域を分割
する処理は実施例1、実施例2、実施例4及び実施例5
の場合と同様である(ステップST143)。さらに、
その後の各加工部位領域に対応した加工形状要素情報に
変換する処理は実施例1及び実施例2の場合と同様であ
る(ステップST145、ステップST147)。
判断規則、加工領域を分割する際に適用された分割規
則、あるいは加工形状要素情報に変換する際に適用され
た変換規則の内容を表示/確認する必要が生じた場合
に、それを可能とするため、それらの判断規則、分割規
則、及び変換規則を適用する都度、適用された規則を適
用決定規則記憶メモリ37に登録しておく。即ち、加工
部位分類手段17は加工部位を分類/決定した際に、加
工部位判断規則記憶部16に記憶されている判断規則デ
ータ中のその処理に適用したものを、それに対応した部
品形状の属性情報をもつ稜線の番号と組の形式で適用決
定規則記憶メモリ37に登録しておく(ステップST1
42)。また、加工領域分割手段19は加工領域を分割
した際に、加工領域分割規則記憶部18に記憶されてい
る分割規則データ中のその処理に適用したものを、それ
に対応した加工部位領域を構成している稜線の番号と組
の形式で適用決定規則記憶メモリ37に登録しておく
(ステップST144)。さらに、加工形状要素変換手
段22は加工形状要素情報に変換した際に、加工形状要
素変換規則記憶部21に記憶されている変換規則データ
中のその処理に適用したものを、それに対応した加工形
状要素の番号と組の形式で適用決定規則記憶メモリ37
に登録しておく(ステップST146)。
際して、まず適用決定規則指定手段36とデータ入力装
置2によってその適用された加工方法決定規則の種類を
指定する。指定された加工方法決定規則が加工部位判断
規則であった場合には(ステップST148)、適用決
定規則指定手段36は適用決定規則記憶メモリ37より
そこに記憶されている適用された加工部位判断規則デー
タを読込む(ステップST151)。また、指定された
加工方法決定規則が加工領域分割規則であれば(ステッ
プST149)、適用決定規則指定手段36は適用決定
規則記憶メモリ37より適用された加工領域分割規則デ
ータを読込む(ステップST152)。さらに、指定さ
れた加工方法決定規則が加工形状要素変換規則であれば
(ステップST150)、適用決定規則指定手段36は
適用決定規則記憶メモリ37より適用された加工形状要
素変換規則データを読込む(ステップST153)。
んだ適用加工方法決定規則データを適用決定規則表示手
段38に与え、適用決定規則表示手段38はこの与えら
れた適用加工方法決定規則データからそれに対応する出
力表を表示装置1に表示する。ここでこの出力表とは、
適用加工方法決定規則が加工部位判断規則の場合には決
定された加工部位表であり、適用加工方法決定規則が加
工領域分割規則の場合には決定された加工部位領域表で
あり、適用加工方法決定規則が加工形状変換規則の場合
には決定された加工形状要素表である。オペレータはこ
のようにして表示された出力表から、適用決定規則表示
手段38とデータ入力装置2によって確認したい項目を
選択することにより(ステップST155)、適用決定
規則表示手段38はその項目に対応した適用加工方法決
定規則を表示装置1の画面上に表示する(ステップST
156)。もちろんオペレータは適用された加工方法決
定規則すべてを表示させることも可能である(ステップ
ST154)。その後、さらに同一の種類の適用された
加工方法決定規則繰り返して表示したり(ステップST
157)、異なった種類の適用された加工方法決定規則
を選択して表示することも可能である(ステップST1
58)。
判断規則に対して、オペレータが適用された加工部位判
断規則を表示する際の具体的表示方法におけるメニュー
の表示例を示す説明図である。この図40において、オ
ペレータは表示装置1の画面上に表示されている、図の
左上に示した「適用決定ルール・ユーティリティ」メニ
ューから“加工部位判断ルール”の部分をマウス等で選
択する。この“加工部位判断ルール”の部分を選択する
と、図の右上に示した出力表である加工部位表が表示装
置1に表示され、オペレータはこの加工部位表に対して
表示したい稜線の番号、例えば網掛けを施して示した
“Edge−10”をマウス等で選択する。この表示し
たい稜線の番号“Edge−10”を選択することによ
って、図の左下に示した適用された加工部位判断規則
(外径−端面ルール2)の具体的内容が画面表示され、
オペレータはそれを参照してその内容の確認を行う。
について説明する。上記実施例15では表示装置1に適
用された加工部位判断規則を表示する場合について説明
したが、ここでは適用された加工領域分割規則を表示す
る場合について示す。この実施例16による数値制御情
報作成装置の構成は、図37に示した実施例15の場合
と同一である。図41はこの実施例16において、旋盤
加工用に設定された加工領域分割規則に対して、オペレ
ータが適用された加工領域分割規則を表示する際の具体
的表示方法におけるメニューの表示例を示す説明図であ
る。
タは表示装置1の画面上に表示されている、図41の左
上に示した「適用決定ルール・ユーティリティ」メニュ
ーから“加工領域分割ルール”の部分をマウス等で選択
する。この“加工領域分割ルール”の部分を選択する
と、図の右上に示した出力表である加工部位領域表が表
示装置1に表示され、オペレータはこの加工部位領域表
に対して表示したい加工部位領域名、例えば網掛けを施
して示した“溝”をマウス等で選択する。この表示した
い加工部位領域名“溝”を選択することによって、図の
左下に示した適用された加工領域分割規則(溝形状ルー
ル2)の具体的内容が画面表示され、オペレータはそれ
を参照してその内容の確認を行う。
について説明する。上記実施例15並びに実施例16で
は、適用された加工部位判断規則あるいは適用された加
工領域分割規則を表示する場合について説明したが、こ
こでは適用された加工形状要素変換規則を表示する場合
について示す。この実施例17による数値制御情報作成
装置の構成は、図37に示した実施例15の場合と同一
である。図42はこの実施例17において、旋盤加工用
に設定された加工形状要素変換規則に対して、オペレー
タが適用された加工形状要素変換規則を表示する際の具
体的表示方法におけるメニューの表示例を示す説明図で
ある。
タは表示装置1の画面上に表示されている、図42の左
上に示した「適用決定ルール・ユーティリティ」メニュ
ーから“加工形状要素変換ルール”の部分をマウス等で
選択する。この“加工形状要素変換ルール”の部分を選
択すると、図の右上に示した出力表である加工形状要素
表が表示装置1に表示され、オペレータはこの加工形状
要素表に対して表示したい加工形状要素の番号、例えば
網掛けを施して示した“2”をマウス等で選択する。こ
の表示したい加工形状要素の番号“2”を選択すること
によって、図の左下に示した適用された加工形状要素変
換規則(溝形状ルール1)の具体的内容が画面表示さ
れ、オペレータはそれを参照してその内容の確認を行
う。
を図について説明する。図43はこの実施例18による
数値制御情報作成装置を示すブロック図であり、相当部
分には図22と同一符号を付してその説明を省略する。
図において、39は加工方法決定規則指定手段30によ
って指定され、加工方法決定規則表示手段31にて表示
装置1に表示された加工方法決定規則に対して、その中
から任意に選択した加工方法決定規則に識別子を付加す
ることにより、それを不適用の加工方法決定規則として
設定する加工方法決定規則不適用指定手段である。40
はこの加工方法決定規則不適用指定手段39によって設
定された不適用の加工方法決定規則を、加工部位判断規
則記憶部16、加工領域分割規則記憶部18、及び加工
形状要素変換規則記憶部21の中の対応するものに記録
する不適用決定規則記録手段である。なお、この実施例
19は実施例6〜実施例8に示した数値制御情報作成装
置に、この加工方法決定規則不適用指定手段39及び不
適用決定規則記録手段40を付加したものである。
4及び図45はその操作及び処理の手順を示すフローチ
ャートで、紙面の都合上、図44と図45に分けてはい
るが一連の処理を示したものである。以下これらに基づ
いてその動作を説明する。なお、オペレータが部品/素
材形状データを与えるまでの処理は実施例1〜実施例
5、及び実施例15〜実施例17と同様である(ステッ
プST160〜ステップST166)。
て、それに対応した加工形状要素情報に変換する前に、
加工部位判断規則記憶部16に記憶されている判断規
則、加工領域分割規則記憶部18に記憶されている分割
規則、あるいは加工形状要素変換規則記憶部21に記憶
されている変換規則のいずれかの種類の加工方法決定規
則の一覧を表示装置1に表示してその中の任意の加工方
法決定規則を選択し、その選択した加工方法決定規則を
適用しない加工方法決定規則(以下不適用規則という)
として設定したい場合、オペレータはまず、加工方法決
定規則不適用指定手段39とデータ入力装置2によっ
て、不適用規則として設定したい加工方法決定規則の種
類を指定する。指定された加工方法決定規則が加工部位
判断規則であった場合には(ステップST167)、加
工方法決定規則不適用指定手段39は加工部位判断規則
記憶部16より、そこに記憶されている判断規則を読込
む(ステップST170)。また、指定された加工方法
決定規則が加工領域分割規則であれば(ステップST1
68)、加工方法決定規則不適用指定手段39は加工領
域分割規則記憶部18より分割規則を読込む(ステップ
ST171)。さらに、指定された加工方法決定規則が
加工形状要素変換規則であれば(ステップST16
9)、加工方法決定規則不適用指定手段39は加工形状
要素変換規則記憶部21より変換規則を読込む(ステッ
プST172)。
用指定手段39とデータ入力装置2によって、表示装置
1に一覧表示された規則名の中から、不適用規則に設定
したい規則名を指定する(ステップST173、ステッ
プST174)。加工方法決定規則不適用指定手段39
は指定された加工方法決定規則に対して、それが不適用
規則であると識別できるようにするための識別子を付加
し(ステップST175)、そのデータを不適用決定規
則記録手段40に与える。不適用決定規則記録手段40
は与えられたこの識別子の付加されている加工法方決定
規則のデータが、加工部位判断規則記憶部16、加工領
域分割規則記憶部18、あるいは加工形状要素変換規則
記憶部21の中のどの記憶部に記憶されているものであ
るかを判断し、その記憶部の対応する加工方法決定規則
に不適用であることを示す識別子を付加する(ステップ
ST176)。その後、さらに繰り返してこの不適用規
則の設定を行うことも当然可能である(ステップST1
77)。
合、あるいはオペレータが不適用規則を設定しなかった
場合には、その後、与えられた部品/素材形状データに
対する加工領域を生成し、加工部位を分類/決定する処
理が実施例1〜実施例5、及び実施例15〜実施例17
の場合と同様に実行される(ステップST178〜ステ
ップST182)。また、その後に実行される、加工領
域を分割する処理は実施例1、実施例2、実施例4、実
施例5、及び実施例15〜実施例17の場合と同様であ
る(ステップST183)。さらに、その後の各加工部
位領域に対応した加工形状要素情報に変換する処理は実
施例1、実施例2、及び実施例15〜実施例17の場合
と同様である(ステップST184、ステップST18
5)。ただしこれらの処理は、不適用規則が設定されて
いる場合には、その不適用規則以外のものを適用して実
行される。即ち、加工部位分類手段17は加工部位判断
規則記憶部16に記憶されている判断規則の中で、不適
用を示す識別子が付加されていない判断規則を適用して
加工部位の分類/決定を行う。同様に、加工領域分割手
段19は加工領域分割規則記憶部18に記憶されている
分割規則の中で、不適用を示す識別子が付加されていな
い分割規則を適用して加工領域の分割を行い、加工形状
要素変換手段22は加工形状要素変換規則記憶部21に
記憶されている変換規則の中で、不適用を示す識別子が
付加されていない変換規則を適用して加工形状要素情報
の変換を行う。
判断規則に対して、オペレータが不適用規則を設定する
際の具体的設定方法におけるメニューの表示例を示す説
明図である。この図46において、オペレータは表示装
置1の画面上に表示されている、図の右に示した「加工
部位判断ルール・ユーティリティ」メニューから“不適
用ルール設定”の部分をマウス等で選択する。この“不
適用ルール設定”の部分を選択すると、図の左に示した
加工部位判断規則名の一覧を含むメニューが画面表示さ
れ、オペレータはこのメニューに対して不適用にすべき
規則名、例えば網掛けを施して示した「ユーザー定義ル
ール3」をマウス等で選択する。その後、当該メニュー
の実行の部分をマウス等で選択すると、この「ユーザー
定義ルール3」が不適用規則として設定され、表示装置
1の画面上ではその加工部位判断規則名「ユーザー定義
ルール3」の左側に×印が表示される。なお、「外形−
端面ルール2」と「ユーザー定義ルール3」はすでに不
適用規則として設定されていることを示している。
を図について説明する。図47はこの発明の一実施例に
よる数値制御情報作成装置を示すブロック図であり、相
当部分には図1と同一符号を付してその説明を省略す
る。図において、41は部品/素材形状入力手段11よ
り入力された部品形状及び素材形状に対して、加工形状
要素変換手段22によって変換された加工形状要素情報
から、各加工形状要素別に対応する図面データを作成す
る加工形状要素図面作成手段である。なお、この実施例
19は実施例1及び実施例2に示した数値制御情報作成
装置に、この加工形状要素図面作成手段41を付加した
ものである。
8はその操作及び処理の手順を示すフローチャートであ
り、以下これに基づいてその動作を説明する。なお、オ
ペレータが部品/素材形状データを与えるまでの処理は
実施例1〜実施例5、及び実施例15〜実施例18の場
合と同様である(ステップST190〜ステップST1
96)。また、その後の加工部位を分類/決定し、加工
領域を分割するまでの処理は実施例1、実施例2、実施
例4、実施例5及び実施例18の場合と同様である(ス
テップST197〜ステップST202)。さらに、そ
の後の各加工部位領域に対応した加工形状要素情報に変
換する処理は実施例1、実施例2及び実施例18の場合
と同様である(ステップST203、ステップST20
4)。
に対して任意の加工形状要素を選択し、選択された加工
形状要素に対して再利用やその形状を編集するために、
対応する図面データを作成したい場合、加工形状要素図
面作成手段41にて加工形状要素情報記憶メモリ23に
記憶されている加工形状要素情報を読込み、それを表形
式で表示装置1に表示する(ステップST205)。
手段41とデータ入力装置2によって、表示装置1に表
示された加工形状要素情報表の中から、図面データを作
成したい加工形状要素の指定を行う(ステップST20
7)。もちろん、この場合すべての加工形状要素に対す
る図面データを作成するよう指定することも可能である
(ステップST206)。加工形状要素図面作成手段4
1はこのオペレータによって指定された加工形状要素デ
ータから、対応する図面データを作成する(ステップS
T208)。その後、さらに繰り返して他の加工形状要
素に対する図面データを作成することも当然可能である
(ステップST209)。ここで、この図面データと
は、一般的なCADシステムにおいて標準的に定められ
ているフォーマットであり、このフォーマットに従って
作成された図面データであれば、異なるCADシステム
においても読込みが可能となるデータを意味しており、
例えばIGESデータ形式やDXFデータ形式等を指
す。また、図面データへの変換方法は、与えられた加工
形状要素データを加工形状要素タイプ等の文字データと
そのタイプに対応するパラメータである数値データとに
分離し、数値データを図面データのフォーマットに適合
するように整理することによって変換する。また、文字
データは例えばDXFデータの画層名を設定する部分へ
書き込むように変換すると、CADシステムでその図面
データを読込んだ場合、画層別に加工形状要素の図形が
表示でき、再利用も効率的に行なうことができる。
材形状データについて、変換された加工形状要素情報に
対しオペレータが指定した加工形状要素の図面データを
作成する場合の具体的操作方法におけるメニューの表示
例を示す説明図である。この図49において、オペレー
タは表示装置1の画面上に表示されている、図の左上に
示した「加工形状要素図面作成ユーティリティ」メニュ
ーから作成したい図面データのフォーマット、例えば
“DXF形式”の部分をマウス等で選択する。この“D
XF形式”の部分を選択すると、図の右上に示した加工
形状要素情報の表が表示装置1に表示され、オペレータ
はこの表に対して、図面データを作成したい加工形状要
素の番号、例えば網掛けを施して示した“1”を選択す
る。この図面データを作成したい加工形状要素の番号
“1”を選択することによって、図の左下に示した図面
データが作成され、表示装置1に画面表示される。
よれば、部品/素材形状入力手段より入力した部品形状
データと素材形状のデータに基づいて、加工領域作成手
段において加工すべき加工領域を作成し、加工部位基準
領域設定手段によって、この作成された加工領域に対し
てその領域を包含し、かつ各稜線に対して逆端面加工部
位、外径加工部位、正端面加工部位、内径加工部位の属
性情報をもつ加工部位基準領域を設定し、加工部位分類
手段によって、加工部位判断規則記憶部に記憶されてい
る判断規則を適用して、作成された加工領域を1つ以上
の加工部位に分類し、加工領域分割手段によって、加工
領域分割規則記憶部に記憶されている分割規則を適用し
て、作成された加工領域を1つ以上の加工部位領域に分
割し、加工形状要素変換手段によって、加工形状要素変
換規則記憶部に記憶されている変換規則を適用して各加
工部位領域に対応する加工形状要素の情報に変換するよ
うに構成したので、加工形状要素情報がオペレータの入
力した部品形状データと素材形状データから自動的に決
定され、オペレータが熟練作業者でなくても、部品形状
と素材形状のデータさえ入力すれば自動的に加工形状要
素情報を決定することのできる数値制御情報作成装置が
得られる効果がある。
類された加工部位の中から任意の加工部位を加工部位指
定手段によって指定し、指定された加工部位を加工部位
変更手段によって異なる加工部位に変更するように構成
したので、自動決定された加工部位を自由に変更するこ
とが可能となり、オペレータが加工方法を容易に修正す
ることのできる数値制御情報作成装置が得られる効果が
ある。
割された加工部位領域の中から任意の加工部位領域を加
工部位領域指定手段によって指定し、指定された加工部
位領域を加工部位領域変更手段によって異なる加工部位
領域に変更するように構成したので、自動決定された加
工部位領域を自由に変更することが可能となり、オペレ
ータが加工方法を容易に修正することのできる数値制御
情報作成装置が得られる効果がある。
換された加工形状要素情報の中から任意の加工形状要素
を加工形状要素指定手段によって指定し、指定された加
工形状要素を加工形状要素変更手段によって異なる加工
形状要素に変更するように構成したので、自動決定され
た加工形状要素を自由に変更することが可能となり、オ
ペレータが加工方法を容易に修正することのできる数値
制御情報作成装置が得られる効果がある。
工部位判断規則記憶部に記憶されている判断規則、加工
領域分割規則記憶部に記憶されている分割規則、加工形
状要素変換規則記憶部に記憶されている変換規則の中か
ら任意の加工方法決定規則を加工方法決定規則指定手段
によって指定し、指定された加工方法決定規則を加工方
法決定規則表示手段によって表示装置に表示するように
構成したので、所望の加工方法決定規則を容易に表示す
ることができ、加工部位、加工部位領域、加工形状要素
の決定に際して、オペレータが適用する規則を自由に確
認することのできる数値制御情報作成装置が得られる効
果がある。
工方法決定規則表示手段にて表示装置に表示された加工
方法決定規則を加工方法決定規則編集手段によって編集
し、編集された加工方法決定規則を加工方法決定規則記
録手段によって、加工部位判断規則記憶部、加工領域分
割規則記憶部、あるいは加工形状要素変換規則記憶部の
中の対応するものに記録するように構成したので、表示
された加工方法決定規則のパラメータを自由に編集する
ことができ、加工部位、加工部位領域、加工形状要素の
決定に際して、オペレータが適用する規則を容易に編集
することが可能な数値制御情報作成装置を得ることがで
きる効果がある。
工部位判断規則記憶部に記憶されている判断規則、加工
領域分割規則記憶部に記憶されている分割規則、及び加
工形状要素変換規則記憶部に記憶されている変換規則と
は異なった新たな加工方法決定規則を加工方法決定規則
定義手段によって定義し、定義された加工方法決定規則
を加工方法決定規則登録手段によって、加工部位判断規
則記憶部、加工領域分割規則記憶部、あるいは加工形状
要素変換規則記憶部の中の対応するものに登録するよう
に構成したので、加工部位、加工部位領域、加工形状要
素を決定する際に、オペレータが適用する規則に対して
新たな加工方法決定規則を容易に定義することのできる
数値制御情報作成装置が得られる効果がある。
工部位の分類処理、加工領域の分割処理、加工形状要素
の変換処理の際に適用された加工方法決定規則の中から
任意の適用決定規則を適用決定規則指定手段によって指
定し、指定された適用決定規則を適用決定規則表示手段
によって表示装置に表示するように構成したので、所望
の適用決定規則を容易に表示することができ、決定され
た加工部位、加工部位領域、加工形状要素に対して、適
用された規則をオペレータが自由に参照することのでき
る数値制御情報作成装置が得られる効果がある。
示装置に表示された加工方法決定規則に対して加工方法
決定規則不適用指定手段にて識別子を付加し、識別子の
付加された加工方法決定規則を不適用決定規則記録手段
によって不適用の加工方法決定規則として記録するよう
に構成したので、識別子を付加するだけで、加工部位、
加工部位領域、加工形状要素を決定する際に適用する規
則に対して、オペレータが任意の規則を適用しない加工
方法決定規則として容易に設定し処理することのできる
数値制御情報作成装置が得られる効果がある。
変換された加工形状要素情報から各加工形状要素別に対
応する図面データを、加工形状要素図面作成手段によっ
て作成するように構成したので、決定された加工形状要
素情報に対して、オペレータが任意の加工形状要素を選
択することにより、その選択された加工形状要素に対応
する図面データを容易に作成することのできる数値制御
情報作成装置が得られる効果がある。
装置を示すブロック図である。
すフローチャートである。
ーの表示例を示す説明図である。
ューの表示例を示す説明図である。
を示す説明図である。
例を示す説明図である。
域と加工部位判断ベクトルの表示例を示す説明図であ
る。
部位の表示例を示す説明図である。
表示例を示す説明図である。
情報の表示例を示す説明図である。
る際のメニューの表示例を示す説明図である。
ューの表示例を示す説明図である。
成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
ニューの表示例を示す説明図である。
成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
のメニューの表示例を示す説明図である。
成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
のメニューの表示例を示す説明図である。
成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
る際のメニューの表示例を示す説明図である。
を表示する際のメニューの表示例を示す説明図である。
規則を表示する際のメニューの表示例を示す説明図であ
る。
成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
る際のメニューの表示例を示す説明図である。
則を編集する際のメニューの表示例を示す説明図であ
る。
換規則を編集する際のメニューの表示例を示す説明図で
ある。
作成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
る際のメニューの表示例を示す説明図である。
分割規則を定義する際のメニューの表示例を示す説明図
である。
要素変換規則を定義する際のメニューの表示例を示す説
明図である。
作成装置を示すブロック図である。
前半部を示すフローチャートである。
ローチャートである。
則を表示する際のメニューの表示例を示す説明図であ
る。
領域分割規則を表示する際のメニューの表示例を示す説
明図である。
形状要素変換規則を表示する際のメニューの表示例を示
す説明図である。
作成装置を示すブロック図である。
前半部を示すフローチャートである。
ローチャートである。
メニューの表示例を示す説明図である。
作成装置を示すブロック図である。
示すフローチャートである。
作成する際のメニューの表示例を示す説明図である。
ブロック図である。
4 入力データ記憶部、5 加工工程決定部、6 加工
順序決定部、7 使用工具決定部、8 切削条件決定
部、9 加工プログラム登録部、10 プロセッサ、1
1 部品/素材形状入力手段、12 部品/素材形状記
憶メモリ、13 加工領域作成手段、14加工領域記憶
メモリ、15 加工部位基準領域設定手段、16 加工
部位判断規則記憶部、17 加工部位分類手段、18
加工領域分割規則記憶部、19加工領域分割手段、20
加工部位領域記憶メモリ、21 加工形状要素変換規
則記憶部、22 加工形状要素変換手段、23 加工形
状要素情報記憶メモリ、24 加工部位指定手段、25
加工部位変更手段、26 加工部位領域指定手段、2
7 加工部位領域変更手段、28 加工形状要素指定手
段、29 加工形状要素変更手段、30 加工方法決定
規則指定手段、31 加工方法決定規則表示手段、32
加工方法決定規則編集手段、33 加工方法決定規則
記録手段、34 加工方法決定規則定義手段、35 加
工方法決定規則登録手段、36 適用決定規則指定手
段、37 適用決定規則記憶メモリ、38 適用決定規
則表示手段、39 加工方法決定規則不適用指定手段、
40 不適用決定規則記録手段、41 加工形状要素図
面作成手段。
Claims (10)
- 【請求項1】 部品形状及び素材形状のデータを入力す
る部品/素材形状入力手段と、前記部品/素材形状入力
手段より入力されたデータに基づいて加工すべき加工領
域を作成する加工領域作成手段と、前記加工領域作成手
段にて作成された加工領域に対して、その加工領域を包
含し、かつ各稜線に対して逆端面加工部位、外径加工部
位、正端面加工部位、内径加工部位の属性情報をもつ加
工部位基準領域を設定する加工部位基準領域設定手段
と、前記加工領域作成手段にて作成された加工領域を分
類する際の分類規則が記憶されている加工部位判断規則
記憶部と、前記加工部位基準領域設定手段にて設定され
た加工部位基準領域、及び前記加工部位判断規則記憶部
に記憶されている判断規則を、前記加工領域に適用する
ことによって1つ以上の加工部位に分類する加工部位分
類手段と、前記加工領域作成手段にて作成された加工領
域を加工部位領域に分割する際の分割規則が記憶されて
いる加工領域分割規則記憶部と、前記加工部位分類手段
により加工領域に割り当てられた加工部位の情報、及び
前記加工領域分割規則記憶部に記憶されている分割規則
を適用することによって前記加工領域を1つ以上の加工
部位領域に分割する加工領域分割手段と、前記加工領域
分割手段にて分割された加工部位領域を加工形状要素の
情報に変換する際の変換規則が記憶されている加工形状
要素変換規則記憶部と、前記加工領域分割手段にて分割
された各加工部位領域に対して、前記加工形状要素変換
規則記憶部に記憶されている変換規則を適用することに
よって対応する加工形状要素の情報に変換する加工形状
要素変換手段とを備えた数値制御情報作成装置。 - 【請求項2】 前記部品/素材形状入力手段より入力さ
れた部品形状及び素材形状について前記加工部位分類手
段が分類した加工部位の中から、任意の加工部位を指定
する加工部位指定手段と、前記加工部位指定手段によっ
て指定された加工部位を異なる加工部位に変更する加工
部位変更手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載
の数値制御情報作成装置。 - 【請求項3】 前記部品/素材形状入力手段より入力さ
れた部品形状及び素材形状について前記加工領域分割手
段が分割し加工部位領域の中から、任意の加工部位領域
を指定する加工部位領域指定手段と、前記加工部位領域
指定手段によって指定された加工部位領域を異なる加工
部位領域に変更する加工部位領域変更手段を設けたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の数値制御情報作
成装置。 - 【請求項4】 前記部品/素材形状入力手段より入力さ
れた部品形状及び素材形状について前記加工形状要素変
換手段が変換した加工形状要素情報の中から、任意の加
工形状要素を指定する加工形状要素指定手段と、前記加
工形状要素指定手段によって指定された加工形状要素を
異なる加工形状要素に変更する加工形状要素変更手段を
設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
記載の数値制御情報作成装置。 - 【請求項5】 前記加工部位判断規則記憶部に記憶され
ている判断規則、前記加工領域分割規則記憶部に記憶さ
れている分割規則、及び前記加工形状要素変換規則記憶
部に記憶されている変換規則の中から、任意の規則を加
工方法決定規則として指定する加工方法決定規則指定手
段と、前記加工方法決定規則指定手段によって指定され
た前記加工方法決定規則を表示装置に表示する加工方法
決定規則表示手段を設けたことを特徴とする請求項1〜
4のいずれか1項に記載の数値制御情報作成装置。 - 【請求項6】 前記表示装置に表示された前記加工方法
決定規則を編集する加工方法決定規則編集手段と、前記
加工方法決定規則編集手段によって編集された加工方法
決定規則を、前記加工部位判断規則記憶部、加工領域分
割規則記憶部、及び加工形状要素変換規則記憶部の中の
対応するものに記録する加工方法決定規則記録手段を設
けたことを特徴とする請求項5に記載の数値制御情報作
成装置。 - 【請求項7】 前記加工部位判断規則記憶部に記憶され
ている判断規則、前記加工領域分割規則記憶部に記憶さ
れている分割規則、及び前記加工形状要素変換規則記憶
部に記憶されている変換規則とは異なる新たな加工方法
決定規則を定義する加工方法決定規則定義手段と、前記
加工方法決定規則定義手段にて定義された加工方法決定
規則を、前記加工部位判断規則記憶部、加工領域分割規
則記憶部、及び加工形状要素変換規則記憶部の中の対応
するものに登録する加工方法決定規則登録手段を設けた
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の
数値制御情報作成装置。 - 【請求項8】 前記部品/素材形状入力手段より入力さ
れた部品形状と素材形状に対して、前記加工部位分類手
段で適用された判断規則、前記加工領域分割手段で適用
された分割規則、及び前記加工形状要素変換手段で適用
された変換規則の中から、任意の規則を適用決定規則と
して指定する適用決定規則指定手段と、前記適用決定規
則指定手段によって指定された適用決定規則を前記表示
装置に表示する適用決定規則表示手段を設けたことを特
徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の数値制御
情報作成装置。 - 【請求項9】 前記加工方法決定規則指定手段で指定
し、前記加工方法決定規則表示手段によって表示装置に
表示された加工方法決定規則に対して、識別子を付加す
ることによりそれを不適用の加工方法決定規則として設
定する加工方法決定規則不適用指定手段と、前記加工方
法決定規則不適用指定手段によって設定された不適用の
加工方法決定規則を、前記加工部位判断規則記憶部、加
工領域分割規則記憶部、及び加工形状要素変換規則記憶
部の中の対応するものに記録する不適用決定規則記録手
段を設けたことを特徴とする請求項5〜8のいずれか1
項に記載の数値制御情報作成装置。 - 【請求項10】 前記部品/素材形状入力手段より入力
された部品形状と素材形状に対して、前記加工形状要素
変換手段によって変換された加工形状要素情報から、各
加工形状要素別に対応する図面データを作成する加工形
状要素図面作成手段を設けたことを特徴とする請求項1
〜9のいずれか1項に記載の数値制御情報作成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20379094A JP3565909B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 数値制御情報作成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20379094A JP3565909B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 数値制御情報作成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869310A true JPH0869310A (ja) | 1996-03-12 |
JP3565909B2 JP3565909B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=16479803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20379094A Expired - Fee Related JP3565909B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 数値制御情報作成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3565909B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6862493B2 (en) | 2002-02-21 | 2005-03-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Numerical control programming device and numerical control programming method |
US8005567B2 (en) | 2000-09-14 | 2011-08-23 | Airbus Operations Limited | Method and control system for generating machine tool control data |
WO2023002618A1 (ja) * | 2021-07-21 | 2023-01-26 | ファナック株式会社 | 画面作成装置、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20379094A patent/JP3565909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6862493B2 (en) | 2002-02-21 | 2005-03-01 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Numerical control programming device and numerical control programming method |
WO2023002618A1 (ja) * | 2021-07-21 | 2023-01-26 | ファナック株式会社 | 画面作成装置、コンピュータが読み取り可能な記憶媒体 |
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