JPH0869233A - 静電写真像形成部材組立体 - Google Patents

静電写真像形成部材組立体

Info

Publication number
JPH0869233A
JPH0869233A JP7210265A JP21026595A JPH0869233A JP H0869233 A JPH0869233 A JP H0869233A JP 7210265 A JP7210265 A JP 7210265A JP 21026595 A JP21026595 A JP 21026595A JP H0869233 A JPH0869233 A JP H0869233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
imaging
layer
sound
imaging member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7210265A
Other languages
English (en)
Inventor
Ronald E Godlove
イー ゴッドラヴ ロナルド
A Jordan Venita
エイ ジョーダン ヴァニータ
E Mccumiskey Robert
イー マックミスキー ロバート
Huoy-Jen Yuh
イェン ユー ホイ
Zaman Kamran
ザーマン カムラン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JPH0869233A publication Critical patent/JPH0869233A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/75Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing
    • G03G15/751Details relating to xerographic drum, band or plate, e.g. replacing, testing relating to drum

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブレード清掃中の高音の響き音、甲高い音、
きしみ音又はハウリング音を防止する改良された静電写
真像形成部材組立体を提供する。 【解決手段】 本発明による静電写真像形成部材組立体
は、基板、静電写真像形成層、該像形成層上の像形成
面、及び上記基板の背面を含む静電写真像形成部材と;
少なくとも部分的に圧縮され、上記背面に加圧接触する
プリフォームされた弾力性多孔性のガス充填音響減衰部
材とを備え、上記加圧接触は、上記基板と音響減衰部材
との間の相対的な移動を実質的に排除するに充分なもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に静電写真像形
成部材に係り、より詳細には、静電写真像形成部材及び
音響減衰手段より成る組立体に係る。
【0002】
【従来の技術】静電写真像形成部材は従来良く知られた
ものである。この像形成部材は、フレキシブルなウェブ
型のベルト又は円筒状ドラムのような種々の形状をとり
得る。ドラムは、中空円筒状の基板と、少なくとも1つ
の静電写真被覆とを含む。これらのドラムは、通常、各
ドラムの端に位置保持されたハブによって支持される。
ハブは、通常、ドラムの内部へと延びるフランジを含
む。このフランジは、通常は、締まりばめ及び/又は接
着剤によって位置保持される。各ハブの中心の穴を通る
軸シャフトがハブ及びドラム組立体を支持する。静電写
真像形成部材は、電子写真部材又はエレクトログラフィ
ック部材でもよい。電子写真部材は、少なくとも1つの
感光性像形成層を備え、像形状の活性化放射線の助けに
よって像形成されるが、エレクトログラフィック像形成
部材は、少なくとも1つの誘電体層を備え、その上に、
整形された電極、イオン流、針等により静電潜像が像形
成面に直接形成される。典型的な静電写真像形成プロセ
スサイクルは、像形成面に静電潜像を形成し、静電潜像
を現像してトナー像を形成し、トナー像を受像部材へ転
写し、そして像形成面を清掃することを含む。静電写真
像形成部材の像形成面の清掃は、像形成部材の像形成面
を擦る弾力性のドクター型清掃ブレードでしばしば行わ
れる。
【0003】静電写真像形成部材が、その像形成面を擦
るドクター型清掃ブレードで清掃されて、受像部材への
トナー像転写の後に像形成面に残留している残留トナー
粒子を除去するときには、装置のオペレータにとって耐
えがたい強さの高音の響き音や、甲高い音や、きしみ音
又はハウリング音が生じる。これは、特に、中空円筒状
基板を備えたドラム型の像形成部材について言えること
である。この音は、明らかに、「くっつき−滑り」現象
によって生じ、即ち、清掃ブレードが最初に像形成面に
「くっつき」、そして移動する像形成面により下流へ運
ばれ、像形成ブレードの弾力がその挟み込まれたブレー
ドをスリップさせる点までくると、上流へスライドして
戻り、清掃ブレードは再び感光体にくっつきそして像形
成面と共に下流へ運ばれ、やがてブレードの弾力で再び
ブレードがその元の位置へ後方に弾かれる。上流への弾
き動作は、残留トナー粒子を前方へ蹴飛ばす。このくっ
つき−滑り現象は、押し箒を用いて床を清掃する場合に
若干類似しており、押し箒は、これを短い距離押しそし
て床を軽く叩き、これを何回も繰り返すときに最も効率
的に清掃を行う。このくっつき−滑り現象は、未転写の
残留トナー粒子を像形成面から効率的に除去すると共
に、不所望なトナー膜又はトナー筋が清掃中に像形成面
に形成されるのを防止するために重要である。
【0004】清掃ブレードと像形成部材の面との間の接
着関係は、ハウリング音の発生に影響すると思われる。
より詳細には、くっつき−滑り作用は、清掃ブレードと
像形成面との間に強力な接着相互作用がある場合に生じ
る。ハウリング音は、くっつき−滑り現象によって誘起
されるドラムの共振振動により生じると思われる。金切
り音又はハウリング音の発生に影響する他の要因は、像
形成部材の構造、像形成部材に接触するブレードの構
造、ブレードホルダ構造の形式等の要因を含む。例え
ば、もろいブレードホルダは、ハウリング作用に影響す
る。更に、薄くて短いずんぐりした清掃ブレードは、ハ
ウリング作用に影響する。又、薄い像形成部材のドラム
も、ハウリング作用を招く。又、くっつき−滑り現象
は、使用するトナー及び/又はキャリア材料の潤滑作用
にも左右される。更に、周囲温度も、ハウリングの発生
に影響する。共振は、清掃ブレードと像形成部材との間
の接触点で開始されると考えられる。金切り音又はハウ
リング音の発生は、ワイングラスの縁の周りに指先を擦
ることに類似している。金切り音又はハウリングノイズ
現象は、特に、中空金属又はプラスチックのドラム状基
板を有する円筒状感光体の場合に顕著である。一般に、
像形成部材がハウリング音の原因である場合には、こつ
こつたたくときに響きを発する。
【0005】米国特許第5,160,421号には、雌
型マンドレルの内面に電鋳した金属層を作成し、中空内
部をもつ電鋳部を形成するための電鋳プロセスが開示さ
れている。この電鋳部の中空内部に装置が配置され、そ
して内部に充填材が充填される。電鋳部は、次いで、充
填材料内に配置された装置に加えられる力によってマン
ドレルから分離される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、信頼性が高く
且つ製造が簡単な改良された静電写真像形成部材が要望
され続けている。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記欠点を克服
する改良された静電写真像形成部材組立体を提供するこ
とである。
【0008】本発明の別の目的は、ブレード清掃中に高
音の響き音、甲高い音、きしみ音又はハウリング音を防
止する改良された静電写真像形成部材組立体を提供する
ことである。
【0009】本発明の更に別の目的は、製造が簡単で、
従って、複雑な製造プロセス段階を排除した改良された
静電写真像形成部材組立体を提供することである。
【0010】本発明の更に別の目的は、再使用のために
容易に分解できる改良された静電写真像形成部材組立体
を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の上記及び他の目
的は、基板と、静電写真像形成層と、該像形成層上の像
形成面と、上記基板上の背面とを含む静電写真像形成部
材と;少なくとも部分的に圧縮されそして上記背面に加
圧接触されるプリフォームされた弾力性多孔性ガス充填
音響減衰部材とを備え、上記加圧接触は、上記基板と上
記音響減衰部材との間の相対的な動きを実質的に除去す
るに充分である静電写真像形成部材組立体を提供するこ
とによって達成される。この静電写真像形成部材組立体
は、静電写真像形成プロセスに使用できる。
【0012】一般に、改良されたドラム支持ハブ及びド
ラム組立体の効果は、添付図面を参照した本発明の以下
の詳細な説明から明らかとなろう。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明は、基板と、静電写真像形
成層と、該像形成層の像形成面と、背面とを備えた適当
な静電写真像形成部材であって、清掃ブレードのような
清掃装置と共に用いたときに高音の響き音、甲高い音、
きしみ音又はハウリング音を発生するようないかなる像
形成部材にも使用できる。しかしながら、説明上、本発
明は、電子写真像形成ドラムを参照して説明する。
【0014】図1を参照すれば、静電写真像形成部材組
立体は、中空の静電写真像形成ドラム10を備え、該ド
ラムは、中空円筒基板12と、少なくとも1つの電子写
真像形成層14とを含んでいる。円筒状基板12は、ア
ルミニウム、ニッケル、プラスチック等の適当な材料で
構成される。静電写真像形成層14は、何等かの適当な
電子写真像形成材料又は静電写真像形成材料で構成され
る。電子写真像形成層14の外側の像形成面に接触して
示されているのは、清掃ブレード組立体16であり、こ
れは、比較的堅牢なブレードホルダ20に支持された弾
力性エラストマ清掃ブレード18より成る。清掃ブレー
ドホルダ20は、静電写真像形成ドラム10も支持する
マシンハウジング(図示せず)のような適当な手段によ
って支持される。清掃ブレード18は、従来の良く知ら
れたものである。本発明の静電写真像形成部材組立体に
は、いかなる適当な清掃ブレード及び清掃ブレードホル
ダが使用されてもよい。動作に際し、静電写真像形成部
材10は、矢印で示す方向に回転され、従って、清掃ブ
レード組立体18は、「ドクター」即ちたがね姿勢で層
14の像形成外面を擦る。清掃ブレード18と、像形成
層14の像形成面との間のくっつき−滑り相互作用は、
静電写真像形成部材10が本発明の1つの実施形態の多
孔性ガス充填音響減衰部材ブロック21を含まないとき
に、ハウリング音を発生させる。図1に示す音響減衰部
材ロック21は、通常は、中空円筒基板12の内部に挿
入する前は、隅が直角で且つ断面が方形のブロックに類
似した形状を有する。音響減衰部材ブロック21が静電
写真像形成部材10の内部に詰め込まれたときには、減
衰部材ブロック21の隅が、中空円筒基板12の背面に
接触する領域で圧縮される。これは、部分的に圧縮され
た減衰部材ブロック21と、中空円筒基板12の背面と
の間に正圧力の接触を確保する。部分的に圧縮された減
衰部材ブロック21のこの加圧接触は、ブロック21と
基板12との間の相対的な動きを実質的に排除する。中
空円筒基板12内でブロック21が相対的に動くと、最
終トナー像の質に悪影響を及ぼす振動を生じさせる。
又、加圧接触は、高音の響き音、甲高い音、きしみ音又
はハウリング音を確実に排除する。多孔性のガス充填音
響減衰部材ブロック21は、開孔又は閉孔スポンジ或い
は発泡プラスチック発泡体のような何らかの適当な多孔
性ガス充填材料で構成することができる。
【0015】図2の静電写真像形成部材組立体は、図1
に示した部材と同様であるが、波状の多孔性ガス充填音
響減衰部材スリーブ22が、図1に示す多孔性ガス充填
音響減衰部材ブロック21に置き換えられている。この
減衰部材シート22は、開孔又は閉孔波状厚紙、フェル
ト又は発泡プラスチック発泡体のシート材料のような何
らかの適当な多孔性ガス充填波状シート材料より成る。
中空円筒基板12の内部に挿入する前に、減衰部材22
は、管の形状に丸められたシートの形態の一般的に中空
のスリーブ状の形状を有するか、或いは継ぎ目をもつか
又はもたない管の形状へとモールド又は成形されてもよ
い。減衰部材22の外径は、像形成ドラム10内に配置
された後に若干圧縮された状態に保たれて円筒状基板1
2の背面に加圧接触するように充分に大きくなければな
らない。又、波状の多孔性ガス充填音響減衰部材スリー
ブ22は、その形状を保つと共に、基板12の内面との
確実な加圧接触を維持するに充分な厚みでなければなら
ない。この圧縮性の加圧接触は、清掃ブレード18が静
電写真像形成ドラム10の像形成外面に接触するときに
生じ得る甲高い音又はハウリング音を確実に低減又は排
除すると共に、スリーブ22と基板12との間の相対的
な動きを防止する。所望のスリーブ厚みは、使用するス
リーブ材料の弾力性又はスチフネスによって左右され
る。
【0016】図3に示された静電写真像形成部材組立体
は、図2に示された部材と同様であるが、複数の発泡プ
ラスチック発泡体部片即ちチップ24が、図2に示され
た波状の多孔性ガス充填音響減衰部材スリーブ22に置
き換えられている。最も外側のチップと基板12の内面
との間にしっかりとした加圧接触を維持して少なくとも
若干のチップが少なくとも部分的に圧縮されるように
し、清掃ブレード18が静電写真像形成ドラム10の像
形成外面に接触するときに生じ得る甲高い音又はハウリ
ング音を確実に減少又は除去するには充分なチップ24
が存在しなければならない。
【0017】図4に示した静電写真像形成部材組立体
は、図2に示された部材と同様であるが、単一の一体的
にプリフォームされた発泡プラスチック発泡体の管26
が、波状の多孔性ガス充填音響減衰部材スリーブ22に
置き換えられている。中空の円筒状基板12の内部に挿
入される前は、プリフォームされた一体的な発泡プラス
チック発泡体の管26は、その外周が基板12の内面
(即ち、背面)の周囲径よりも若干大きい。プリフォー
ムされた一体的な発泡プラスチック発泡体の管26の寸
法は、像形成ドラム10内に配置されたときに若干圧縮
されて円筒状基板12の背面に接触するように、取り付
け前に充分大きなものでなければならない。上記したよ
うに、圧縮性の加圧接触は、ブレード清掃中に生じ得る
甲高い音又はハウリング音の減少又は除去を確保すると
共に、プリフォームされた発泡プラスチック発泡体の管
26が像形成中に像形成ドラム10内で動くのを防止す
る。もし所望であれば、プリフォームされた発泡プラス
チック発泡体の管26は、その外周が内面(即ち、背
面)の周囲径と実質的に同じであってもよい。この後者
の実施形態では、プリフォームされた発泡プラスチック
発泡体の管26は、図9に示すものと同様のフレキシブ
ルな支柱のような適当な手段によって像形成ドラム10
の内部に部分圧縮状態で位置保持することができる。
【0018】図5に示した静電写真像形成部材組立体
は、図4に示された部材と同様であるが、多孔性の中空
分割スリーブ28が、図4に示されたプリフォームされ
た一体的な発泡プラスチック発泡体の管26と置き換え
られている。ギャップ30は、スリーブ28の一端から
他端に向かう円筒状基板12の軸の周りの螺旋経路のよ
うな適当な経路又はパターンを形成してもよいし、或い
はスリーブ28の仮想軸に平行にスリーブの長手方向に
まっすぐに延びてもよい。螺旋経路の形状は、ペーパー
タオルロールのための厚紙の心に見られる糊接合線に類
似している。好ましくは、プリフォームされた分割スリ
ーブ28の寸法は、像形成ドラム10内に設置された後
に若干圧縮状態に保たれて円筒状基板12の背面との正
の圧縮圧力の接触を確保し、即ち円筒状基板12内に挿
入された後に弾力で開くように、取り付け前に充分に大
きなものであるのが好ましい。プリフォームされた分割
スリーブ28は、発泡プラスチック発泡体、波状の厚紙
等の適当な多孔性のガス充填音響減衰材料で構成され
る。フレキシブルな支柱(図示せず)のような補足的な
拡張手段が使用されない限り、多孔性の中空分割スリー
ブ28は、それ自身を静電写真像形成部材10の内部に
位置保持するに充分な回復性スチフネスを有することが
重要である。
【0019】図6に示した静電写真像形成部材組立体
は、図5に示された部材と同様であるが、折り返された
多孔性シート32の形状の多孔性ガス充填音響減衰部材
が、図5に示されたプリフォームされた分割スリーブ2
8に置き換えられている。或いは又、皺を寄せたシート
(図示せず)の形状の多孔性ガス充填音響減衰部材が、
多孔性ガス充填の折り返されたシート32と置き換えら
れてもよい。シート32は、新聞紙、ペーパータオル、
便箋、薄い発泡プラスチック発泡体のシート、波状厚紙
等の何等かの適当な多孔性ガス充填音響減衰材料で構成
できる。支柱又は他の適当な手段が使用されない限り、
折り返された多孔性シート32は、それ自身を円筒状基
板12の背面との確実な加圧接触状態に位置保持するた
めに部分圧縮状態のもとで充分な回復力を有していなけ
ればならない。
【0020】図7に示した静電写真像形成部材組立体
は、図6に示された部材と同様であるが、ロール状シー
ト34の形状の多孔性ガス充填音響減衰部材が、折り返
された多孔性シート32に置き換えられている。ロール
状シート34は、その最外面が円筒状基板12の内面に
しっかり加圧接触されるように該ロール状シートを位置
保持するに充分な回復力を有していなければならない。
シート34は、新聞紙、ペーパータオル、便箋、薄い発
泡プラスチック発泡体のシート、波状厚紙等の何等かの
適当な多孔性ガス充填音響減衰材料で構成できる。
【0021】図8に示した静電写真像形成部材組立体
は、図1に示された部材と同様であるが、多孔性ガス充
填音響減衰スラブ36は、円筒状基板12の中空内部に
挿入する前は実質的に長方形の断面を有するブロックの
形状である。スラブ36は、静電写真像形成部材10の
内部に挿入されたときに、該スラブ36が基板12の内
側の背面にしっかりと加圧接触することにより若干圧縮
され且つ位置保持されるに充分な大きさ及び弾力性をも
つものでなければならない。スラブ36は、閉及び開気
泡の発泡プラスチック発泡体、フェルトスラブ等の何ら
かの適当な多孔性ガス充填音響減衰材料で構成できる。
【0022】図9に示された静電写真像形成部材組立体
は、中空の円筒状基板12と、少なくとも1つの電子写
真像形成層14とを含む中空の静電写真像形成ドラム1
0を備えている。電子写真像形成層14の像形成外面に
接触して示されているのは、清掃ブレード18及び清掃
ブレードホルダ20より成る清掃ブレード組立体16で
ある。中空の静電写真像形成ドラム10は、フレキシブ
ルな支柱40によって中空円筒状基板12の内側背面に
加圧接触状態で位置保持された多孔性ガス充填音響減衰
部材38を含む。フレキシブルな支柱40は、プラスチ
ック、スプリングスチール、ベリリウムスチール等の適
当なフレキシブル材料で構成できる。他の適当な保持手
段をフレキシブルな支柱40に置き換えてもよい。例え
ば、1つ以上の圧縮コイルスプリング、膨張可能な空気
バッグ等を、支柱40に代わって又はそれに加えて使用
して、多孔性ガス充填音響減衰部材38を部分的に圧縮
しそしてそれを中空円筒基板12の内側の背面に加圧接
触状態で位置保持することができる。プリフォームされ
た減衰部材38の使用は、組立、分解及び再使用の時間
及び経費を相当に減少する。減衰部材38は、発泡プラ
スチック発泡体等のような何らかの適当な多孔性ガス充
填音響減衰材料で構成できる。
【0023】図10に示された実施の形態では、スロッ
ト付きの多孔性ガス充填音響減衰部材42は、円筒状像
形成部材10の各端から該像形成部材の長さの少なくと
も約1/3の距離に位置する中空円筒基板12の内面領
域にしっかりと加圧接触される。中空円筒状感光体の内
部へ挿入するように圧縮する前は、減衰部材42は、弛
緩状態の外径が中空円筒状基板12の内径よりも大き
い。円筒状基板12は、その軸に平行にその長さに沿っ
て延びるスロットを有している。このスロットは「V」
字型の断面を有し、スロット付き円筒状基板12の外径
における巾はこの「V」字の巾広の部分であり、各スロ
ットの側面44は、スロット付き円筒の中央に位置した
スロット底部48へと下方にテーパ付けされている。こ
れは、多孔性ガス充填音響減衰部材42と中空円筒状基
板12の内面との間の接触領域が必ずしも中空円筒状基
板12の全長に延びる必要がなく、円筒状の像形成部材
10の長さの1/3程度でよいことを示している。
【0024】図10は静電写真像形成部材10の軸に沿
って長手方向に見た断面図である。音響減衰スリーブ4
2は、基板12の内面にしっかりと加圧接触して示され
ている。スリーブ42は、図5に示されたスリーブ28
と構造及び材料組成が同様である。
【0025】いかなる適当なプリフォームされた圧縮性
弾力性多孔性ガス充填音響減衰部材も、静電写真像形成
部材を備えた静電写真像形成部材組立体の背面に接触さ
せて使用できる。減衰手段は、多孔性でありガス充填空
洞を含んでいなければならない。減衰手段にガスが存在
することが重要である。というのは、ガスは圧縮性であ
り、像形成部材の基板の背面との加圧接触を容易にする
からである。像形成部材の共振は、フィードバック現象
によるものと考えられる。フィードバックは、清掃ブレ
ードと像形成面との間の相互作用によるものと思われ
る。本発明の音響減衰手段は、このようなフィードバッ
クを防止する。部分的に圧縮された多孔性材料へ伝達さ
れる振動エネルギーは、多孔性材料を振動させ、これ
は、次いで、多孔性材料の隣接ガス分子間に摩擦を生じ
させると共に、音響エネルギーが吸収されるたびに気泡
間に音響エネルギーの反射及び屈折を生じさせ、振動エ
ネルギーを消散させる。この特性は、振動エネルギーを
固体材料及び隣接ガス分子間の摩擦により熱エネルギー
に変換させ、音響エネルギーを熱エネルギーに変換する
と考えられる。甲高い音又はハウリング音を防止し、即
ち清掃ブレードのくっつき−滑りによるドラムの共鳴的
音響共振の形成を防止するには、音響減衰材料によって
充分なエネルギーが吸収されねばならない。換言すれ
ば、フィードバックが生じる前に音響エネルギーを吸収
しなければならない。従って、使用する多孔性ガス充填
音響減衰部材は、像形成部材と密接な圧縮接触状態で配
置されたときに音響エネルギーを吸収する。ガス充填空
洞は、フェルト又は開気泡発泡体に見られるような開放
通路で構成されてもよいし、或いは閉気泡発泡体に見ら
れるような複数の閉気泡空洞で構成することもできる。
これらの空洞は、球状、楕円、角形状等のいかなる適当
な形状を有してもよい。又、これら空洞は、同じサイズ
であってもよいし異なるサイズであってもよい。典型的
な平均空洞直径は、約5マイクロメータであるが、それ
より大きな又は小さな平均空洞サイズも適宜使用でき
る。いかなる適当なガスを用いてもよい。典型的なガス
は、例えば、空気、窒素、二酸化炭素、アルゴン、等を
含む。本発明の多孔性減衰手段における固体は、ガスと
接触する表面積が比較的大きくなければならない。音響
減衰手段は、設置後に部分的に圧縮されるだけであり、
振動エネルギーを熱エネルギーに変換する助けをするに
充分なガス分子を保持しなければならない。又、本発明
の音響減衰手段は、少なくとも2対1の圧縮係数を有
し、しかも、その元の形状へ復帰できるものでなければ
ならない。又、音響減衰部材は、像形成部材に設置され
る前にプリフォームされねばならない。換言すれば、像
形成部材の内部へ挿入するように圧縮する前に、圧縮性
圧力を付与及び解放した後に復帰し得る一定の形状を有
していなければならない。プリフォームされた音響減衰
部材は、像形成部材の内部の位置へ手動又はロボット手
段によって容易に滑り込ませることができそして像形成
部材の像形成寿命の終わりに再使用のために容易に取り
外すことができる。又、設置後に音響減衰部材に存在す
る部分圧縮の程度は、使用する音響減衰材料の弾力性
と、使用する基板の歪抵抗とに基づいている。従って、
例えば、薄い基板に使用される音響減衰部材の圧縮の量
は、音響減衰部材の設置後に基板に不所望な歪を生じる
ほど大きくてはならない。固体ゴムのような材料は、圧
縮性であって、それらの元の形状へ復帰するが、ガスを
含んでおらず、少なくとも2対1の圧縮係数で圧縮でき
ない。大きな質量を有する材料は、一般に、製造、設
置、再使用、清掃及び再設置の経費が高い。又、質量の
大きな材料は、円筒状の静電写真像形成部材が動作速度
へ加速されるのを妨げる。液体は非圧縮性であるから、
通常は回避しなければならない。部分的に圧縮される圧
縮性材料を、設置後に、像形成部材の基板の背面と加圧
接触状態に位置保持し、そして音響エネルギーを吸収す
るようにさせるためには、元の形状に復帰する特性も含
めた圧縮性が重要となる。多孔性材料は、質量が小さい
のが好ましい。好ましい多孔性減衰手段の材料は、コル
ク、スポンジ、フェルト、ペーパー、厚紙、織物、開気
泡発泡体、閉気泡発泡体、等を含む。典型的な泡状材料
は、例えば、ポリウレタン発泡体、発泡ポリスチレン発
泡体、発泡ポリエチレン発泡体等を含む。
【0026】円筒状の静電写真像形成部材と共に使用さ
れるときには、音響減衰手段は、像形成部材の円筒と共
に回転しなければならない。従って、部分的に圧縮され
る音響減衰材料と、円筒状の静電写真像形成部材の内面
との間の接触は、音響減衰材料が動いたり移動したりし
ないように音響減衰材料を位置保持するに充分で且つ堅
実なものでなければならない。
【0027】又、音響減衰手段は、少なくともドラムの
端部間又はウェブの側部間において像形成部材の中央又
はその付近で像形成部材の背面に接触するよう配置され
ねばならない。音響減衰材料に接触する円筒状静電写真
像形成部材の長さの割合は、使用する音響減衰材料の形
式及び接触する周囲の弧のような要因によって左右され
る。一般に、円筒状静電写真像形成部材の長さの少なく
とも約10%が音響減衰材料に接触される。好ましく
は、ドラムの一端又はウェブの片側からドラムの他端又
はウェブの他側へ少なくとも約33%ないし約66%の
領域部分と接触がなされねばらない。電子写真像形成ド
ラムは、3つ又は4つの周波数で振動するが、不所望な
甲高い音又はハウリング音は、ドラムの中心に節をもつ
基本周波数によるものと考えられる。従って、ドラム又
は円筒の場合には、多孔性ガス充填音響減衰部材は、像
形成部材の各端から上記円筒状像形成部材の長さの約1
/3までの距離に位置したドラムの中空内面の領域と接
触するのが好ましい。ドラムが使用されそして多孔性ガ
ス充填音響減衰部材とドラムの内面との間の接触領域が
ドラムの長さの約33%ないし約66%程度に小さい場
合には、音響減衰部材は、その領域内の全周囲帯と連続
的に接触する必要がない。接触点がドラムの中心から更
に離れてドラムの一端又は他端に近づくにつれて、減衰
材料の有効性が減少する。
【0028】連続的に接触するのではなく、ドラムの内
面の複数のセグメントに音響減衰部材が接触するように
してもよい。一般に、ドラムの内部をめぐって延びる周
囲帯に沿った音響減衰部材によるセグメント的接触の和
が周囲長さの少なくとも約85%に等しいときに満足な
結果が得られる。多孔性ガス充填音響減衰部材は、静電
写真像形成部材の中空内面の内周の少なくとも約90%
に接触するのが好ましい。接触が内周の少なくとも約9
5%を含むときに最適な結果が得られる。ドラムの内面
に周囲方向又は軸方向に沿ったセグメント的接触の各ゾ
ーンの面積は、大きくすることも小さくすることもで
き、そして音響減衰の程度は、使用する特定の減衰材
料、基板材料及びブレード材料と共に変化するので、使
用する材料を特定に組み合わせて、ある実験を行い、像
形成部材と清掃ブレードとの間の接触中に生じる不所望
な甲高い音又はハウリング音を排除するに充分な最小量
の接触を決定することが所望される。
【0029】音響減衰材料が、例えば、図4に示すよう
なスリーブの形態である場合には、音響減衰材料は、1
気泡の厚みと同様に薄くすることができる。しかしなが
ら、音響減衰材料は、スリーブを円筒状静電写真像形成
部材の内面に確実に加圧接触させた状態に保つ圧縮特性
を保持するに充分な厚みでなければならない。
【0030】静電写真像形成部材は、電子写真像形成部
材又はエレクトログラフィック像形成部材を構成しても
よい。電子写真像形成部材及びエレクトログラフィック
像形成部材は、この技術で良く知られたもので、例え
ば、中空円筒又はフレキシブルなベルトのような適当な
形状のものでよい。静電写真像形成部材は、通常、導電
性表面を有する支持基板を備えている。又、静電写真像
形成部材は、少なくとも1つの光導電性の層も備えてい
る。基板と光導電性層との間にはブロッキング層が任意
に配置される。もし所望ならば、ブロッキング層と光導
電性層との間には接着層が任意に使用される。多層の感
光体の場合には、ブロッキング層上に電荷発生層が通常
は付着され、そしてその電荷発生層上に電荷移動層がそ
の後に形成される。エレクトログラフィック像形成部材
の場合には、導電性表面の上に電気絶縁誘電体層が直接
付与される。
【0031】支持基板は、不透明でもよいし実質的に透
明でもよく、そして必要な機械的特性を有する多数の材
料で構成されてもよい。従って、基板は、非導電性又は
導電性の材料、例えば、無機又は有機組成物の層を備え
てもよい。非導電性材料としては、ポリエステル、ポリ
カーボネート、ポリアミド、ポリウレタン等の、この目
的で知られている種々の樹脂が使用される。電気絶縁性
又は導電性基板は、堅固なものでもフレキシブルなもの
でもよく、中空円筒、エンドレスなフレキシブルベルト
等の形態でよい。
【0032】支持基板層の厚みは、ビーム強度、機械的
な丈夫さ及び経済的な観点を含む多数の要因に基づく。
フレキシブルなベルトの用途に使用される典型的な基板
層の厚みは、例えば、約125マイクロメータの実質的
な厚みであってもよいし、或いはベルトに悪影響を与え
ないならば、約50マイクロメータ以上の最小厚みであ
ってもよい。中空円筒の用途に使用される典型的な基板
層の厚みは、約25マイクロメータから約1500マイ
クロメータの範囲である。
【0033】導電性の層は、光学的な透明度及び静電写
真像形成部材に所望されるフレキシビリティの度合に基
づいて相当広い範囲わたって厚みを変更できる。基板が
導電性である場合には、個別の導電層は不要である。例
えば、基板が電鋳ニッケル又は薄壁アルミニウム管のよ
うな金属である場合には、個別の導電層を省略してもよ
い。
【0034】基板又は感光体の導電層に任意のホールブ
ロッキング層を付着してもよい。ホールブロッキング層
は、連続的であって、その乾燥厚みが約0.2マイクロ
メータ未満でなければならない。このブロッキング層に
任意の接着層を付着してもよい。この技術で良く知られ
ている適当な接着層を使用することができる。接着層の
厚みが約0.05マイクロメータないし約0.3マイク
ロメータの状態で満足が結果が得られる。
【0035】接着層、ブロッキング層又は導電層に適当
な電荷発生(光発生)層を付着してもよい。電荷発生層
は、この技術で良く知られており、均質な層、又はフィ
ルム形成バインダに分散された光導電性粒子で構成でき
る。
【0036】適当なポリマ系フィルム形成バインダ材料
を光発生層においてマトリクスとして使用することがで
きる。
【0037】光発生層は、一般に、厚みが約0.1マイ
クロメータないし約5マイクロメータであり、好ましく
は、約0.3マイクロメータないし約3マイクロメータ
である。光発生層の厚みは、バインダの含有量に関係し
ている。バインダ含有組成物が多いほど、一般に、厚い
光発生層を必要とする。
【0038】電荷移動層は、電荷発生層からの光発生さ
れたホール又は電子の注入をサポートできると共に、こ
れらホール又は電子を有機層を経て搬送して表面電荷を
選択できに放電できる何らかの適当な透明な有機ポリマ
又は非ポリマ材料で構成される。電荷移動層の材料は、
この技術で良く知られている。
【0039】電荷移動層は、活性コンパウンドで構成さ
れるか、又は通常電気的に不活性なフィルム形成ポリマ
材料に分散された電荷移動分子で構成される。これらの
電荷移動分子は、ポリマフィルム形成材料に添加され
る。
【0040】電荷移動層の厚みは、約10マイクイロメ
ータないし約50マイクロメータの範囲であり、好まし
くは、約20マイクイロメータないし約35マイクロメ
ータである。最適な厚みは、約23マイクイロメータな
いし約31マイクロメータの範囲である。
【0041】又、任意の従来のオーバーコート層を使用
してもよい。この任意のオーバーコート層は、電気的に
絶縁性であるか又は若干半導体性である有機ポリマ又は
無機ポリマーで構成される。オーバーコート層は、厚み
が約2マイクロメータないし約8マイクロメータの範囲
であり、好ましくは、約3マイクロメータないし約6マ
イクロメータの範囲である。
【0042】エレクトログラフィック像形成部材の場合
には、導電性層の上に横たわるフレキシブルな誘電体層
が光導電性層に置き換えられる。エレクトログラフィッ
ク像形成部材の誘電体層には、適当な従来のフレキシブ
ルな電気絶縁性誘電体ポリマを使用できる。
【0043】例1 長さが35.56cm(14インチ)で、外径が39.
5mmの中空円筒状感光体を構成する光導電性像形成部
材が用意された。この感光体は、厚みが1mmのアルミ
ニウム基板と、薄いポリシロキサンの電荷ブロッキング
層と、厚みが0.8マイクロメータで、フィルム形成バ
インダに分散された光導電性ピグメント粒子より成る電
荷発生層と、厚みが20マイクロメータで、ポリカーボ
ネートのバインダに分解されたアリールアミンより成る
電荷移動層とを備えていた。この像形成部材は、その軸
の周りで25.8rpmで回転され、弾力性のポリウレ
タンエラストマの清掃ブレードに接触された。清掃ブレ
ードは、回転する光導電性像形成部材の像形成外面に接
触する間にドクター即ちたがね姿勢で維持された。清掃
ブレードと移動する像形成面との間の接触は、大きな響
き音又は甲高い音を発生した。
【0044】例2 例1で述べた手順を同じ材料で繰り返したが、中空円筒
の感光体には、皺を寄せたペーパータオルを軽く詰め込
み、このペーパータオルは、中空円筒の感光体の中心付
近で約38mmないし約51mmの長手方向距離にわた
り中空円筒感光体の内面に加圧接触された。皺を寄せた
ペーパータオルは、感光体に設置された後に部分的に圧
縮され、感光体と共にスリップすることなく回転され
た。皺を寄せたペーパータオルは、中空円筒の感光体の
内部に挿入する前は、少なくとも約2:1の圧縮性があ
り、その元の形状に戻り得るものであった。聞き取れる
甲高い音又は響き音は発生しなかった。ペーパーの詰め
込みを除去しそして中空円筒の感光体を再び清掃ブレー
ドに対して動作させたときには、感光体が大きな甲高い
音又は響き音を示した。
【0045】例3 長さが340mmで、外径が84mmで、内径が82m
mの中空円筒の感光体を構成する光導電性の像形成部材
を用意した。この感光体は、厚みが1mmのアルミニウ
ム基板と、薄いポリシロキサンの電荷ブロッキング層
と、厚みが0.8マイクロメータで、フィルム形成バイ
ンダに分散された光導電性ピグメント粒子より成る電荷
発生層と、厚みが20マイクロメータで、ポリカーボネ
ートバインダに分解されたアリールアミンより成る電荷
移動層とを備えていた。この像形成部材は、その軸の周
りで22.7rpmで回転され、ポリウレタンエラスト
マの清掃ブレードに接触された。清掃ブレードは、回転
する光導電性像形成部材の像形成外面に接触する間にド
クター即ちたがね姿勢で維持された。清掃ブレードと移
動する像形成面との間の接触は、大きな響き音又は甲高
い音を発生した。
【0046】例4 例3で述べた手順を同じ材料で繰り返したが、長さが8
0mmで、密度が1.6ポンド/立方フィートの発泡ポ
リウレタン発泡体のスロット付き円筒が中空円筒感光体
の中心付近で感光体の内部に詰め込まれ、中空円筒感光
体の内面に加圧接触するように留められた。スロット付
き円筒は、図10に示すスロット付き円筒と同様の形状
であった。このスロット付き円筒は、中空円筒感光体の
内部に挿入するように圧縮する前は、その外径が弛緩状
態で84mmであり、そしてスロット付き円筒の軸に平
行にスロット付き円筒の長さに沿って延びるスロットを
有していた。スロットは、断面が「V」字型であり、ス
ロット付き円筒の外径部におけるその巾は10mmであ
り、スロットの側面は、スロット付き円筒の中心に位置
するスロット底部へと下方にテーパが付けられている。
スロットの底部は、巾が1mmであった。スロット付き
円筒は、少なくとも約2:1の比で圧縮できるものであ
り、圧縮圧力を解放したときにはその元の形状に復帰し
得るものであった。スロット付き円筒は、設置後に部分
的に圧縮された状態に保たれ、感光体と共にスリップを
生じることなく回転された。聞き取れる甲高い音又は響
き音は発生しなかった。スロット付き円筒を除去しそし
て中空円筒の感光体を再び清掃ブレードに対して動作さ
せたときには、感光体が大きな甲高い音又は響き音を示
した。
【図面の簡単な説明】
【図1】部分的に圧縮された発泡体ブロックを含んだ静
電写真像形成部材の断面図である。
【図2】波状の発泡体又はフェルト管を含む円筒状の静
電写真像形成部材の断面図である。
【図3】不規則な発泡体チップを含む円筒状静電写真像
形成ドラムの断面図である。
【図4】一体的なスリーブを含む静電写真像形成ドラム
の断面図である。
【図5】多孔性吸収材を含む膨張可能な螺旋カットスリ
ーブの断面図である。
【図6】折り返された音響減衰シートを含む円筒状の静
電写真像形成部材の断面図である。
【図7】ロール状にされた音響減衰シートを含む円筒状
の静電写真像形成部材の断面図である。
【図8】スラブ状の音響減衰材を含む円筒状の静電写真
像形成部材の断面図である。
【図9】フレキシブルな支柱により像形成部材の内周面
の一部分に接触状態で保持された音響減衰材を含む円筒
状の静電写真像形成部材の断面図である。
【図10】円筒の端と端の間の中央区分にスロット付き
音響減衰円筒を含む円筒状の静電写真像形成部材の長手
方向断面図である。
【符号の説明】
10 中空の静電写真像形成ドラム 12 中空の円筒状基板 14 像形成層 16 清掃ブレード組立体 18 清掃ブレード 20 ブレードホルダ 21 多孔性ガス充填音響減衰部材ブロック 22 波状の多孔性ガス充填音響減衰部材スリーブ 24 発泡プラスチック発泡体のチップ 26 一体的なプリフォームされた発泡プラスチック発
泡体の管 28 多孔性中空分割スリーブ 30 ギャップ 32 折り返された多孔性ガス充填シート 34 ロール状の多孔性ガス充填音響減衰部材 36 多孔性ガス充填音響減衰スラブ 38 多孔性ガス充填音響減衰部材 40 フレキシブルな支柱 42 多孔性ガス充填音響減衰部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァニータ エイ ジョーダン アメリカ合衆国 オハイオ州 45322 エ ングルウッド シードナム ドライヴ 4511 (72)発明者 ロバート イー マックミスキー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14619 ロチェスター ペンハースト ストリー ト 217 (72)発明者 ホイ イェン ユー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14534 ピッツフォード フォール メドー ド ライヴ 31 (72)発明者 カムラン ザーマン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14586 ヘンリエッタ ベイリー ロード 667

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、静電写真像形成層と、該像形成
    層上の像形成面と、上記基板上の背面とを含む静電写真
    像形成部材と;少なくとも部分的に圧縮されそして上記
    背面に加圧接触されるプリフォームされた弾力性多孔性
    ガス充填音響減衰部材とを備え、上記加圧接触は、上記
    基板と上記音響減衰部材との間の相対的な動きを実質的
    に除去するに充分であることを特徴とする静電写真像形
    成部材組立体。
JP7210265A 1994-08-26 1995-08-18 静電写真像形成部材組立体 Withdrawn JPH0869233A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US29656494A 1994-08-26 1994-08-26
US08/296564 1994-08-26

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0869233A true JPH0869233A (ja) 1996-03-12

Family

ID=23142561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7210265A Withdrawn JPH0869233A (ja) 1994-08-26 1995-08-18 静電写真像形成部材組立体

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5722016A (ja)
EP (1) EP0698829B1 (ja)
JP (1) JPH0869233A (ja)
DE (1) DE69535648T2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6131006A (en) * 1998-05-20 2000-10-10 Nec Corporation Photosensitive drum for electrophotography
JP2008203850A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Xerox Corp 音響減衰材付イメージングドラム
JP2014123064A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kyocera Document Solutions Inc 感光体ドラム、画像形成装置および防振構造

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100242117B1 (ko) * 1997-04-07 2000-02-01 윤종용 전자사진 프로세서의 화상형성장치
JP3973121B2 (ja) * 1997-08-21 2007-09-12 株式会社リコー 電子写真感光ドラム
US6075955A (en) * 1998-01-23 2000-06-13 Mitsubishi Chemical America, Inc. Noise reducing device for photosensitive drum of an image forming apparatus
US5960236A (en) * 1998-08-28 1999-09-28 Xerox Corporation Recycled silencer
JP4038932B2 (ja) * 1999-05-11 2008-01-30 富士電機デバイステクノロジー株式会社 電子写真用感光体
US6131003A (en) * 1999-05-21 2000-10-10 Mitsubishi Chemical America, Inc. Noise reducing device for photosensitive drum of an image forming apparatus
US6470158B2 (en) * 1999-08-11 2002-10-22 Mitsubishi Chemical America, Inc. Weighted noise reducing device for photosensitive drum of an image forming apparatus
US6212342B1 (en) 1999-08-11 2001-04-03 Mitsubishi Chemical America, Inc. Weighted noise reducing device for photosensitive drum of an image forming apparatus
US6208821B1 (en) * 2000-03-31 2001-03-27 Mitsubishi Chemical America, Inc. Photosensitive drum having injection molded insert and method of forming same
US6406656B1 (en) * 2000-04-18 2002-06-18 Lexmark International, Inc. Fabrication of photoconductor drum insert
US6813466B1 (en) 2000-07-03 2004-11-02 Eugene Francis Kopecky Cleaning blade system for electrophotography
US6456816B1 (en) 2000-10-04 2002-09-24 Nexpress Solutions Llc Method and apparatus for an intermediate image transfer member
US6490430B1 (en) 2000-10-04 2002-12-03 Nexpress Solutions Llc Externally heated roller for a toner fusing station
US6393247B1 (en) 2000-10-04 2002-05-21 Nexpress Solutions Llc Toner fusing station having an internally heated fuser roller
US6463250B1 (en) 2000-10-04 2002-10-08 Nexpress Solutions Llc Externally heated deformable fuser roller
US6438338B1 (en) 2000-10-19 2002-08-20 Xerox Corporation Extended life recycleable silencer assembly
US6572801B2 (en) * 2000-12-22 2003-06-03 Xerox Corporation Method of forming an injection molded part having a zero draft side
JP2002244488A (ja) * 2001-02-13 2002-08-30 Ricoh Co Ltd 潜像担持体および画像形成装置
JP2003043862A (ja) 2001-05-23 2003-02-14 Ricoh Co Ltd 潜像担持体及び画像形成装置ならびに制振部材
US20040216794A1 (en) * 2001-12-04 2004-11-04 Beckey Thomas J Expandable plug and method of manufacture
US6553197B1 (en) 2002-02-11 2003-04-22 Xerox Corporation Noise-free silencer assembly
JP4762223B2 (ja) * 2007-12-06 2011-08-31 株式会社リコー 電子写真感光体基体の温度制御装置
US9004003B2 (en) * 2009-06-25 2015-04-14 Xerox Corporation Apparatus for applying an acoustic dampening coating to the interior of a xerographic drum
JP5737463B1 (ja) * 2014-06-20 2015-06-17 富士ゼロックス株式会社 接触部材、像保持体、画像形成装置
KR102271172B1 (ko) * 2014-07-14 2021-06-30 삼성메디슨 주식회사 초음파 흡음 부재, 이를 포함하는 초음파 프로브 및 그 제조 방법
JP6661887B2 (ja) * 2015-03-16 2020-03-11 富士ゼロックス株式会社 支持部材、像保持体、画像形成装置

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3646652A (en) * 1969-05-15 1972-03-07 Dayco Corp Roller structure
GB1429518A (en) * 1973-09-07 1976-03-24 Xerox Corp Resilient rollers
US4378622A (en) * 1977-11-10 1983-04-05 Dayco Corporation Method of making compressible printing roller
JPS5830584B2 (ja) * 1978-07-26 1983-06-30 キヤノン株式会社 弾性ロ−ラ−
US4292386A (en) * 1978-12-22 1981-09-29 Tokyo Shibaura Denki Kabushiki Kaisha Photoconductive drum with paper layer attachment
US4601963A (en) * 1983-04-15 1986-07-22 Ricoh Company, Ltd. Locally deformable photosensitive drum for use in electrophotography
JPS6360481A (ja) * 1986-08-30 1988-03-16 Mita Ind Co Ltd 記録装置
JPS6360480A (ja) * 1986-08-30 1988-03-16 Mita Ind Co Ltd 記録装置
JPS63271388A (ja) * 1987-04-30 1988-11-09 Toshiba Corp 画像形成装置
JPH02118684A (ja) * 1988-10-28 1990-05-02 Nec Corp プロセスカートリッジ
JPH0535166A (ja) * 1991-07-31 1993-02-12 Canon Inc 画像形成装置
JPH0535167A (ja) * 1991-08-03 1993-02-12 Canon Inc 像保持部材、それを用いたプロセスカートリツジ 及び画像形成装置
US5160421A (en) 1991-12-02 1992-11-03 Xerox Corporation Electroforms with high dimensional stability
JPH05188839A (ja) * 1992-01-07 1993-07-30 Canon Inc 画像形成装置
JPH05281773A (ja) * 1992-04-03 1993-10-29 Canon Inc 像担持体ドラム、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6131006A (en) * 1998-05-20 2000-10-10 Nec Corporation Photosensitive drum for electrophotography
JP2008203850A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Xerox Corp 音響減衰材付イメージングドラム
JP2014123064A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Kyocera Document Solutions Inc 感光体ドラム、画像形成装置および防振構造

Also Published As

Publication number Publication date
DE69535648D1 (de) 2008-01-03
EP0698829A2 (en) 1996-02-28
DE69535648T2 (de) 2008-03-20
EP0698829A3 (en) 1997-11-19
US5722016A (en) 1998-02-24
EP0698829B1 (en) 2007-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0869233A (ja) 静電写真像形成部材組立体
US5960236A (en) Recycled silencer
US4987456A (en) Vacuum coupling arrangement for applying vibratory motion to a flexible planar member
US4498760A (en) Blade cleaning apparatus
US5025291A (en) Edge effect compensation in high frequency vibratory energy producing devices for electrophotographic imaging
JPH0869210A (ja) 静電写真像形成装置
JP2007001680A (ja) ベルトクリーニング装置及び画像形成装置
JPS6222151B2 (ja)
JPH06236117A (ja) 画像形成装置
JP2561400B2 (ja) 電子写真装置及びこの装置に着脱可能なプロセスカートリッジ
JPH0854804A (ja) 画像形成装置
JPS6360481A (ja) 記録装置
US6438338B1 (en) Extended life recycleable silencer assembly
JP3848440B2 (ja) 静電写真式印刷装置のための回転可能な円筒形共振装置
JPH08202204A (ja) 電子写真用感光体ドラム
JP4310116B2 (ja) 無雑音消音器アセンブリおよび静電写真複写機
JP5931711B2 (ja) 感光体ドラム、画像形成装置および防振構造
US7769323B2 (en) Acoustic dampening material for imaging drum
JPH02118684A (ja) プロセスカートリッジ
JPH02149878A (ja) クリーニングブレード
JP2006184602A (ja) ウレタンフォーム二重構造ローラ及びトナー供給ローラ並びにクリーニングローラ
JPH1138853A (ja) 画像形成装置
JPS58149085A (ja) プレ−ドクリ−ニング装置
JPH01169477A (ja) クリーニング装置
JPH0345981A (ja) 電子写真用感光ドラム

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021105