JPH0869165A - 帯電装置及び電子写真装置 - Google Patents
帯電装置及び電子写真装置Info
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Abstract
電体1の均一帯電が可能である、接触帯電部材2の駆動
トルクを低減できる、接触帯電部材2・被帯電体1の摩
耗や傷付きを防止でき耐久化できる、該帯電装置を用い
た画像形成装置やプロセスカートリッジにあっては、帯
電ムラに起因する画像ムラのない良好な画像を長期にわ
たって安定に出力させることができる等の特長を有する
帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置、プロセス
カートリッジを提供する。 【構成】 被帯電体(像担持体)表面の水の接触角が9
0度以上であること。
Description
体に、電圧印加可能な帯電部材を接触させて帯電(除電
も含む)を行なう帯電装置及び電子写真装置に関する。
またこの帯電装置は、画像形成装置や画像形成装置に着
脱可能なプロセスカートリッジに適用できる。
リンタなど)、静電記録装置等の画像形成装置におい
て、感光体・誘電体等の像担持体、その他の被帯電体を
帯電処理する手段としては、ワイヤに高電圧をかけてコ
ロナ放電を生じさせそのコロナに被帯電体面をさらすコ
ロナ帯電器が広く利用されていた。
材を被帯電体に当接させて配置しこれに電圧を印加して
被帯電体面を帯電する帯電装置の採用が進められてい
る。
に比べて、被帯電体面に所望の電位を得るのに必要とさ
れる印加電圧の低電圧化がはかれる(低電力性)、帯電
過程で発生するオゾン量が少ない(低オゾン性)等の長
所を有しており、中でも特に帯電部材として導電ローラ
を用いたローラ帯電方式が、帯電の安定性という点で好
ましく、広く用いられている。
にDC電圧を印加し、帯電ローラを被帯電体である感光
体に対して従動回転させるとローラの表面形状による接
触ムラやローラの抵抗ムラによって帯電ムラが生じてし
まう。
を設け、被帯電体を帯電部材で摺擦させることが好まし
い。
に速度差を設けた接触帯電装置においては被帯電体の表
面と帯電部材との摩擦抵抗が大きいため次のような欠点
があった。
いた場合、帯電ブラシ2の毛先が図4の(b)に示すよ
うに分かれて被帯電体表面に接触できないところがで
き、被帯電体表面を均一に帯電することができない。
いた場合、ニップ内での磁性粒子の円滑な移動が阻害さ
れ、接触ニップが不均一になり、被帯電体表面を均一に
帯電することができない。また、磁性粒子と被帯電体の
接触機会が少なくなり注入帯電能力が低下する。
クが大きいため、接触帯電部材が均一に回転できず、回
転ムラが被帯電体面の帯電ムラとなり、画像形成装置に
あっては画像ムラとなってしまう。
いた場合、帯電ブラシを長期に使用すると、ブラシのパ
イルの先端が摩耗して被帯電体への注入性が低下し被帯
電体面の帯電ムラとなり、画像形成装置にあっては画像
ムラとなってしまう。
合化し、これらを同時にほぼ同じ位置で行なう方法がい
くつか提案されており、その代表的なものは特開昭58
−98746号公報、特開昭60−22145号公報等
に開示されている。これらは、概して導電トナーまたは
導電キャリヤと絶縁トナーの組み合わせを用い、(1)
前回の画像形成で生じた転写工程後の残留トナーのクリ
ーニング工程、(2)接触帯電工程、(3)感光体に対
して背面から画像露光工程、(4)接触現像工程、の一
連のプロセスを行なうというステップを踏んでおり、以
上を感光体背面露光位置に対向して感光体表面と接触し
ている磁気ブラシローラとの接触ニップ内で行なうこと
を特徴としている。以下このような方式の画像形成装置
を背面露光方式と述べる。
スリーブ3b上の磁気ブラシが感光体1と接触して磁気
ブラシによるニップ形成域Nを形成し、このニップ上流
側では転写工程後に残った残トナー3eをかきとってク
リーニング工程を行なう。この際、使用するトナーは磁
性トナーであり、スリーブ内部にはマグネットロールが
配置されているため、磁気力によってブラシを形成し、
クリーニング効果を高めることができる。次に、上記ニ
ップ形成域N内の導電性の磁気ブラシによって感光体表
面を摺擦し、電荷を注入することによって感光体表面を
所定の電位にする帯電工程を行なう。
荷を保持させるような材料を用いることが必要であり、
表面に阻止層を設けて電荷注入性を向上させたアモルフ
ァスシリコン(以下a−Si)、OPC感光体等、更に
導電粒子を分散した表面層を設けた感光体が用いられ
る。
対側となる感光体の背面から像露光を行なう。光源はL
EDアレイ等のデジタル発光素子を用いており、現像ス
リーブと感光体によって形成されるニップ内の定められ
た位置に露光を行なう。
りの現像ニップ形成域N内において現像工程を受ける。
導電トナーを用いる場合には、感光体上に形成された潜
像によって静電誘導された電荷がトナーの穂を通じて穂
先端のトナーに注入され、この電荷と潜像電荷の間に働
くクーロン力でトナーが穂から離れて現像が行なわれ
る。
て、磁性導電キャリヤと絶縁トナーによって現像を行な
う場合には、導電キャリヤの穂が近接電極の役割を果た
して感光体と現像スリーブの間に印加する電圧が低くて
も現像に十分な電界を与えることができるため、低電圧
で絶縁トナーの現像を行なうことが可能である。
ブラシロールを用いた接触帯電方式であり、先に述べた
帯電のみを行なう帯電装置と同様に、ブラシロールの接
触ムラが帯電ムラとなって画像に現われてしまう。そこ
で、この背面露光方式においても帯電部材(兼現像部
材)と、感光体の周速に差をもたせて、帯電ムラが目立
たないようにするのが良い。
は、多くのプロセスを感光体と現像スリーブの間に形成
される狭いニップ形成域N内で行なうための解決をすべ
き課題が多い。
を所望する電位に帯電することが難しいことにより、感
光体の表面を所望する電位に均一に帯電できなくなると
いう帯電不良現象の発生である。背面露光方式では図9
に示すように反転現像でかつ、帯電電位と現像バイアス
電位が等しいか、もしくは帯電電位の方が現像バイアス
電位よりも低くなり易くなるため、わずかな帯電不良も
地かぶり(画像の背景部にうっすらとトナーが付着する
現象)、帯電ゴーストとして画像上に前に形成した画像
が現われてしまうという不都合を生じる。
電を導電キャリヤと感光体との接触による電荷注入によ
って行なうため、導電キャリヤと感光体との直接の接触
機会が少なくなったり、上記接触ニップ長さが不均一で
あったり、現像剤の抵抗値が何らかの理由で上昇したり
すると帯電不良が発生する。
れなかった残留トナーのクリーニング工程と感光体の帯
電工程をほぼ同時に狭いニップ領域内で行なっているた
め、転写後の残留トナーのクリーニングが完全に行なわ
れないうちに帯電工程に移ってしまったり、帯電を行な
うために十分な時間が確保できないと、この残留トナー
が帯電を阻害するため、前回の画像形成位置の電位履歴
が十分に消去しきれず、帯電不良に起因するポジ像のゴ
ーストが発生しやすいという問題点を有していた。
の接触を安定的に行ない均一帯電する帯電装置、及び電
子写真装置を提供することである。
クを低減する帯電装置及び電子写真装置を提供すること
である。
しても帯電部材の摩耗を防止する帯電装置、及び電子写
真装置を提供することである。
ストを防止し、感光体と磁気ブラシの間に形成されるニ
ップを安定化させ、ニップ内の現像剤の円滑な移動を行
なえる電子写真装置を提供することである。
は添付図面を参照しつつ以下の詳細な説明を読むことに
より一層明らかになるだろう。
帯電体と、前記被帯電体表面を摺擦して前記被帯電体を
帯電する、電圧印加可能な、帯電部材と、を有する帯電
装置において、前記被帯電体表面は、水に対する接触角
が90°以上であることを特徴とする。
する光を透過可能な基体と、を備える感光体と、上記感
光体に接触し、上記感光体を帯電及び現像する電圧印加
可能な磁気ブラシ部材と、を有し、この磁気ブラシ部材
は、磁性導電性キャリアとトナーと、を備え、上記感光
体の移動方向において上記磁気ブラシ部材と上記感光体
との接触部内において上記感光体はその内側から像露光
される電子写真装置において、上記キャリアの流動度は
45sec/50g以下であることを特徴とする。
る。
速差をもつ帯電方式の帯電装置を用いた画像形成装置で
ある。本実施例の画像形成装置は転写式電子写真プロセ
スの利用のレーザービームプリンタである。
ドラム型の電子写真感光体である。本実施例は直径30
mmのOPC感光体であり、矢示の時計方向に100m
m/secのプロセススピード(周速度)をもって回転
駆動される。
しての帯電ブラシであり、感光体1と3mm幅で接し、
感光体1との当接部において感光体1表面の移動方向と
逆方向に500rpm(周速度では314mm/se
c)で回動駆動され、帯電バイアス印加電源S1から−
700VのDC帯電バイアスが印加されていて、回転感
光体1の外周面がほぼ−700Vに一様に帯電される。
ーダイオード・ポリゴンミラー等を含むレーザービーム
スキャナ4から出力される目的の画像情報の時系列電気
デジタル画素信号に対応して強度変調されたレーザービ
ームによる走査露光Lがなされ、回転感光体1の周面に
対して目的の画像情報に対応した静電潜像化が形成され
る。
いた反転現像装置3によりトナー像として現像される。
3aはマグネット3bを内包した直径16mmの非磁性
現像スリーブであり、この現像スリーブに上記のネガト
ナーをコートし、感光体1表面との距離を300μmに
固定した状態で、感光体1と等速で回転させ、スリーブ
3aに現像バイアス電源S2より現像バイアス電圧を印
加する。電圧は、−500VのDC電圧と、周波数18
00Hz、ピーク間電圧1600Vの矩形のAC電圧を
重畳したものを用い、スリーブ3aと感光体1の間でジ
ャンピング現象を行なわせる。
転写材Pが供給されて、回転感光体1と、これに所定の
押圧力で当接させた接触転写手段としての中抵抗の転写
ローラ5との圧接ニップ部(転写部)Tに所定のタイミ
ングにて導入される。転写ローラ5には転写バイアス印
加電源S3から所定の転写バイアス電圧が印加される。
本実施例ではローラ抵抗値は5×108 Ωのものを用
い、+2000VのDC電圧を印加して転写を行なっ
た。
部Tを挟持搬送されて、その表面側に回転感光体1の表
面に形成担持されているトナー画像が順次に静電気力と
押し圧力にて転写されていく。
体1の面から分離されて熱定着方式等の不図示の定着装
置7へ導入されてトナー画像の定着を受け、画像形成物
(プリント、コピー)として装置外へ排出される。
感光体面はクリーニング装置6により残留トナー等の付
着汚染物の除去を受けて清掃され繰り返して作像に供さ
れる。
触帯電部材2・現像部材3・クリーニング装置6の4つ
のプロセス機器をカートリッジ筺体8に包含させて画像
形成装置本体に対して一括して着脱交換自在のカートリ
ッジPCとしたカートリッジ着脱方式の装置であるが、
これに限るものではない。即ちカートリッジは少なくと
も感光体と帯電部材とを備えていれば良い。9は画像形
成装置本体内におけるプロセスカートリッジ装着保持部
材である。なお電源S1、電源S2は画像形成装置本体
に設けられ、カートリッジを画像形成装置本体に装着し
たとき帯電部材、現像スリーブと各々接続される。
負帯電のOPC感光体であり、直径30mmのアルミニ
ウム製のドラム基体上11に下記の第1〜第5の5層の
機能層12〜16を下から順に設けたものである。ドラ
ム基体11は接地される。
ニウムドラム基体11の表面欠陥等をならすため、また
レーザー露光Lの反射によるモアレの発生を防止するた
めに設けた、厚さ約20μmの導電層である。
り、ドラム基体11から注入された正電荷が感光体表面
に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果た
し、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって
106 Ωcm程度に抵抗調整された厚さ約0.1μmの
中抵抗層である。
アゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層で
あり、レーザー露光Lを受けることによって正負の電荷
対を発生する。
カーボネート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、
P型半導体である。従って、感光体表面に帯電された負
電荷はこの層を移動することはできず、電荷発生層14
で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することがで
きる。
層であり、光硬化性のアクリル樹脂に導電超微粒子のS
nO2 aと、テフロン(デュポン社の商標でフッ素樹
脂:ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)である)
等のフッ素樹脂粒子bを分散した材料の塗工層である。
と、この表面層16は、光硬化型のアクリル系モノマー
(20)60部、分散前の平均粒径が400Åの酸化ス
ズ超微粒子60部、ポリテトラフルオロエチレン微粒子
(平均粒径0.18μm)50部(総重量に対して2
6.3wt%)光開始剤として2−メチルチオキサント
ン20部、メタノール400部をサンドミルにて48時
間分散を行なった。
にビームコーティング法により、膜を成膜し、乾燥した
後、高圧水銀灯にて8mW/cm2 の光強度で、20秒
間光硬化を行ない表面層を得た。この時、表面層の膜厚
は3μmであった。また、表面層調合液の分散性を良
く、表面層表面はムラのない均一な面であった。
度であり、表面方向の潜像電荷の横流れによる画像ボケ
等は発生しないが、厚み方向にはある程度の電荷の移動
は可能であり、画像露光による残留電位が最小限になる
ように設定してある。
ギーを小さくして感光体表面と帯電ブラシ2との摩擦力
を小さくするために、バインダー中にテフロン粒子bを
分散させた。
ne/cm程度と非常に低いため、これを分散させるこ
とによって感光体表面エネルギーを大幅に低くすること
ができ、テフロンを分散しない場合のアクリル樹脂/酸
化スズの表面の水に対する接触角85°と比較して、テ
フロン粒子を分散した場合の接触角は95°にまで改善
させることができた。
には感光体の表面層に導電性材料及び滑性材料を樹脂に
分散させた層とすることで、均一な電荷の直接注入が可
能となる。このような直接電荷注入を均一に行なわせる
ための感光体表面層として重要な点は表面層自体の電気
抵抗、導電性材料及び滑性材料の分散均一性、透明性及
び膜強度である。
る抵抗の最高値1×1014Ω・cmから電荷の横流れに
よって画像のボケが生じる1×109 Ω・cmまでの範
囲が最適である。
料の透明度と粒径で決定される。この粒径は、光散乱を
防止するという意味から、0.3μm以下が好ましく、
最適には0.1μm以下である。本実施例で用いる導電
性材料としては、ポリアセチレン、ポリチオフェン、ポ
リピロール等の導電性ポリマーや金属微粉や金属酸化物
粒子が使用可能であるが、透明度の点から金属酸化物が
より好ましい。
に述べた酸化スズ以外にも、Cu、Al、Ni等の金属
酸化亜鉛、酸化チタン、酸化アンチモン、酸化インジウ
ム、酸化ビスマス、スズをドープした酸化インジウム、
アンチモンをドープした酸化スズ、酸化ジルコニウム等
の超微粒子を用いることができる。これら金属酸化物は
1種類もしくは2種類以上を混合して用いる。2種類以
上を混合した場合には固溶体または融着の形をとっても
よい。
は、その粒径にも依存するが10〜70wt%の範囲が
適当である。
ルキル器を含有するワックス類の他、含フッ素並びに含
シリコン化合物等が挙げられる。含フッ素並びに含シリ
コン化合物は特に好ましい滑性材料である。
べたポリテトラフルオロエチレン以外にもテトラフルオ
ロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロ
エチレン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリ
デン、フッ化ビニル、パーフルオロアルキルビニルエー
テル等の重合体、及びそれらの共重合体が用いられる。
またフッ素原子置換された黒鉛構造のフッ化炭素、フッ
化原子置換されたオイル類等も用いられる。また無機の
フッ化物等も用いられる。
メチルシロキサン三次元架橋物、ジメチルシロキサン−
モノメチルシロキサン三次元架橋物、超高分子量ポリジ
メチルシロキサン、ポリジメチルシロキサンセグメント
を含有するブロックポリマー、グラフポリマー、界面活
性剤、マクロモノマー、末端修飾ポリジメチルシロキサ
ン等が用いられる。
る場合の分散粒径は、十分な滑性効果をもたせるため
に、0.005μm以上が適当であり、表面層における
光散乱による画像のにじみ、ボケを防止し、鮮明な画像
を得るために0.3μm以下であることが望ましい。
ては、サンドミル、ボールミル、ロールミル、ホモジナ
イザー、ナノマイザー、ペイントシェイカー、超音波等
が使用される。分散時には、補助的に界面活性剤、グラ
フトポリマー、カップリング剤等を用いてもさしつかえ
ない。
度と導電性粒子の分散均一性は特に重要である。感光体
の表面層は電子写真のプロセスにおいてトナー現像、ク
リーニング等、機械的摺擦にされされる。特に本発明に
用いる導電性粒子分散膜は薄膜(0.5〜5.0μm)
で用いるため、削れ、キズに対して高い強度が要求され
る。
果を発揮させるためには5wt%以上必要であり、表面
層の機械的強度を保つためには60wt%以下とするこ
とが適当であった。また導電性粒子の分散性は、これが
均一に分散されていない場合には、注入電荷の不均一か
ら、画像ムラが発生するという問題が起こるため、導電
性粒子は樹脂中に均一に分散されている必要がある。そ
のために、カップリング剤の添加あるいは、カップリン
グ剤により、導電性微粒子の表面処理を行なうことが非
常に有効である。
導電性粒子の分散均一性は、表面層の樹脂によって大き
く左右される。本実施例で用いる表面層用の樹脂として
は、先に述べたアクリル樹脂以外にも、市販のポリエス
テル、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリスチレ
ン、フッ素、セルロース、塩化ビニル、エポキシ、シリ
コーン、アルキド、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等
を用いることもできる。さらに強度及び分散性を向上さ
せるための検討を行なった結果、アクリロイル基を1分
子中に3個以上もった光硬化型アクリル系モノマー中に
導電性粒子を分散させ、これを感光体の感光層上に塗
布、光硬化させることによって形成した表面層を用いる
ことで、膜強度及び導電性粒子の分散性が共に飛躍的に
向上した。なお、1分子中に2個以上のアクリロイル基
をもつ光硬化型アクリル系モノマーを用いる場合、これ
を前述のポリエステル、ポリカーボネート、ポリウレタ
ン、アクリル、エポキシ、シリコーン、アルキド、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体等と混合して用いても、充
分にその膜強度、導電性粒子の分散性に対する効果は達
せられる。
アクリル系モノマーとしては、下記の表1〜表3に示す
具体例が挙げられるが、これに限ったものではなく、通
常の光硬化型アクリルモノマーを用いることができる。
クリル樹脂を用いているため、表面層の形成の際には、
表面層調合液には光開始剤を添加する。開始剤の添加量
は、光硬化型アクリル系モノマーに対して0.1〜40
重量%、好ましくは0.5〜20重量%である。主に光
開始剤としては、次に示す具体例が挙げられる。
塗工されるが、その塗工方法としては、先に述べたビー
ムコーティングの他にスプレーコーティング、また溶媒
を選択することにより浸漬コーティングを行なうことも
できる。
するが、好ましくは、0.1〜10μm最適には、0.
5〜5μmである。
き、例えばSe、As2 Se3 a−Si、CdS、Zn
O2 等の無機物光半導体より成るもの、あるいはPVK
−TNFやフタロシアニン顔料、アゾ顔料等の有機材料
を用いたものなどが使用可能である。
を設けることもできる。このような中間層は保護層と感
光層の接着性を高め、あるいは電荷のバリアー層として
機能させることを目的とする。中間層としては例えばエ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
スチレン樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の市販
の樹脂材料が使用可能である。
ニウム、ニッケル、ステンレス、スチール等の金属、導
電性膜を有するプラスチックあるいはガラス、導電化処
理した紙等を用いることができる。
た。これはユニチカ(株)製の導電製レーヨン繊維RE
C−Bをパイル地にしたテープ2bを直径6mmの金属
製の芯金2aにスパイラル状に巻き付けて外径14mm
ローラブラシ2としたもので、300デニール/50フ
ィラメント、1平方ミリメートル当たり155本の密度
で、ブラシの抵抗値は印加電圧1〜1000Vにおい
て、1×105 Ωである(金属製の直径30mmのドラ
ムにニップ幅3mm長手幅230mmで当接させ、電圧
を印加したときに流れる電流値から換算したもの)。
ンホール等の欠陥が生じた場合にも、この部分に過大な
リーク電流が流れ込んで帯電ニップが帯電不良になる画
像不良を防止するために104 Ω以上であり、感光体表
面に十分に電荷を注入させるために107 Ω以下である
ことが好ましい。
カ(株)製のREC−B、東レ(株)製のSA−7、日
本蚕毛(株)製のサンダーロン、カネボウ製のベルトロ
ン、クラレ(株)製のクラカーボ、レーヨンにカーボン
を分散したもの、三菱レーヨン(株)製のローバル等が
考えられるが、環境安定性の点でユニチカ(株)製のR
EC−B、REC−C、REC−M1、REC−M10
が望ましい。
の当接部において感光体表面の移動方向と逆方向に移動
させ、回転数500rpm(周速比−414%)で回動
駆動しているが、回数数はこれに限られるものではな
く、帯電ブラシ2と感光体1の帯電ニップの太さ、ブラ
シの毛の密度、感光体の電荷注入層の抵抗、プロセスス
ピード(感光体ドラム周速)等の条件が変われば、最適
なブラシの回転数も変化する。
において感光体表面の移動方向と同じ方向に移動するこ
とも可能であるが、注入帯電の帯電性は感光体の周速と
帯電ブラシの周速の比に依存するため、逆方向と同じ周
速比を得るには順方向ではブラシの回転数が逆方向の時
に比べて大きくなるので、ブラシを逆方向に移動させる
方が回転数の点で有利である。
帯電ブラシが1周してチャージアップを解かれたブラシ
が感光体に接触するので、良好な帯電性能が得られる。
しかし、順方向では、ブラシが感光体面に接触した後、
感光体上の接触点を次々追い越してゆくので、帯電ニッ
プの出口付近ではプラスにチャージアップしたブラシが
感光体と接触することになり、感光体に電荷注入するこ
とが出来ず逆方向に比べて帯電性能が悪い。
体へマイナス電荷を与えることによってブラシ先端にプ
ラス電荷が蓄積し、ブラシ芯金と異なる電位になってし
まった状態を示す。
ム周速}×100 である(ブラシの周速は当接部において感光体表面と同
じ方向に移動するとき正の値であり、当接部において感
光体表面と逆方向に移動するとき負の値である)。
原理について述べる。
中抵抗の表面抵抗を持つ感光体1表面に放電を用いずに
直接電荷注入を行なうものである。特に本実施例は感光
体表面材質の持つトラップ電位、又は表面層16の導電
粒子aに電荷を注入して帯電を行なうものである。
体1の電荷輸送層15を誘電体、ドラム基体11と電荷
注入層16内の導電粒子(Sn1 O2 粒子)を両電極板
とする微小なコンデンサーに、接触帯電部材2で電荷を
充電する理論に基づくものである。この際、導電粒子a
は互いに電気的には独立であり、一種の微小なフロー電
極を形成している。このため、マクロ的には感光体表面
は均一電位に充電、帯電されているように見えるが、実
際には微小な無数の充電されたSnO2 が感光体表面を
覆っているような状況となっている。このため、レーザ
ーLよって画像露光を行なってもそれぞれのSnO2 粒
子は電気的に独立なため、静電潜像を保持することが可
能になる。表面層16の抵抗値としては1×109 〜1
×1014Ωcmの範囲であれば、注入帯電を行なうこと
が可能であるが、高温高湿、低温低湿等の環境での抵抗
変動を考慮すると、1×1012〜1×1013Ωcmの範
囲が望ましい。
極を200μmの間隔で配し、その間に表面層の調合液
を流入して成膜させ、電極間に電圧を100V印加して
測定した値である。
抗値が1×109 〜1×1014Ωcmでかつ被帯電体の
表面の接触角が90°以上の時、良好な特性を得ること
が可能であり、表面層の構成が前述の構成に限定される
ものではない。
体1の表面に表面エネルギーが小さい材料を用いること
によって摩擦係数を小さくして、接触帯電部材としての
帯電ブラシ2の毛先が均一に感光体表面に接触できるよ
うにし、また帯電ブラシ2の回転トルクを減らし回転ム
ラを防止するようにしている。
(2)項に記載のように被帯電体としての感光体1に機
能分離型負帯電OPCを用い、その表面層に新たに表面
エネルギーの小さい表面層16を設けたことを特徴とす
る。
用いる材料と水との接触角で定義するものとする。
に述べたプリンタ(図1)を用いて画像形成を行なっ
た。
を分散させない感光体を用いたところ、表面層16のバ
インダーであるアクリル樹脂自体の表面エネルギーが高
いため感光体表面と現像剤との間の摩擦係数が大きく、
帯電ブラシ2の毛先が図4の(b)の長手断面図に示す
ように分かれてしまい、感光体表面に接触しない場合が
生じ、感光体表面を均一に帯電することが出来ない。
ならないが、注入帯電であるために接触帯電部材として
の帯電ブラシ2の毛先が被帯電体としての感光体1に均
一に接触しないと電荷を注入出来ず問題となる。
ために回転ムラが生じ、画像上には感光体1の移動方向
である副走査方向にランダムな帯電ムラとなって表れ
る。
の先端が摩耗して、感光体1へ均一に電荷を注入出来な
くなる。
16にテフロン粒子bを分散した場合は、感光体表面の
表面エネルギー、摩擦係数が減少するため、図4の
(a)のようにブラシ2の毛先が均一に感光体表面に接
触することができるので、均一に帯電することが出来
る。
し、回転ムラのない安定した帯電が可能となる。
の先端が摩耗することなく、感光体1へ均一に電荷を注
入出来る。
になった。
性、帯電長手ムラ、ブラシ摩耗の発生の関係を調べるた
めに、表面層16に分散するテフロン粒子bの量を変化
させて、感光体表面材料の水に対する接触角と画像の関
係について調べた結果を表5に示す。
上であれば帯電均一性が良好であり、副走査方向にラン
ダムな帯電ムラも生じない、95°以上であればブラシ
の摩耗の程度も良いので良好な画像が得られることが確
認された。さらに、感光体1表面に帯電ブラシ2による
傷も発生もなかった。
水に対する接触角が90°以上、望ましくは95°以上
であるような材料を用いることによって、良好な画像を
得ることができることがわかった。
にテフロン粒子bを分散して効果をあげることができた
が、本実施例では電荷注入層を設けず、図5のように感
光体1の電荷輸送層15を表層として該層15にテフロ
ン粒子b等を分散することで表面エネルギーを低くす
る。
輸送層15のバインダーであるポリカーボネイト樹脂の
ヒドラゾンとテフロン粒子bを分散したものである。こ
のときのテフロン粒子bの分散量は10重量%であり、
これは総固形分の重量に対する比率である。この感光体
1の水に対する接触角は92.7°であった。
ていないので、電荷輸送層15に存在するトラップ準位
に電荷を注入するために帯電ブラシ2の抵抗を低めにす
るのが良く、ブラシ材質としてユニチカ(株)製のRE
C−Cを用いた。この帯電ブラシの抵抗値は実施例1で
示した測定方法により、印加電圧1〜1000Vにおい
て2×104 Ωである。
1の実施例で述べたプリンタ(図1)を用いて画像評価
をしたところ、帯電均一性が良好であり、帯電ブラシの
回転ムラによる副走査方向にランダムな帯電ムラも生じ
ない。また、長期に渡って使用してもブラシの摩耗の程
度が良いので良好な画像が得られることが確認された。
さらに、感光体表面に帯電ブラシによる傷の発生もなか
った。
ていないので、感光体の製造工程が第1の実施例の場合
よりも少なくコスト的に有利である。
層を構成する材料自体を表面エネルギーの低いものとす
る構成について記述する。
輸送層15または表面層16のバインダーとして表面エ
ネルギーの低いフッ素樹脂を用いる。
層を電荷輸送層15には、この層のバインダーとして透
明で塗工可能なアモルファスフッ素系樹脂であるサイト
ップ(商品名、旭ガラス(株))を用い、そこにヒドラ
ゾンを分散した。この感光体の水に対する接触角は12
0.5°であった。
電ブラシを用いて第1の実施例で述べたプリンタ(図
1)を用いて画像評価を行ったところ、帯電均一性が良
好であり、帯電ブラシの回転ムラによる副走査方向にラ
ンダムな帯電ムラも生じない。また、長期に渡って使用
してもブラシの摩耗の程度良いので良好な画像が得られ
ることが確認された。さらに、感光体表面に帯電ブラシ
による傷の発生もなかった。
る電荷輸送層15のバインダーにテフロン粒子を分散し
ていないので、テフロン粒子で画像露光時のレーザー光
が散乱されることがないため、シャープな潜像を形成す
ることが可能となる。
のバインダーとして表面エネルギーの低いフッ素樹脂を
用いた場合にも同様の効果が考えられる。
場合について説明する。
面エネルギーを小さくして感光体表面と磁気ブラシとの
摩擦係数を小さくし、磁気ブラシと感光体との注入ニッ
プ中で磁性粒子が感光体表面を宴会に移動できるように
する。これにより磁性粒子と感光体表面の接触機械が増
加し、注入帯電能力が向上する。
れた接触帯電部材としての導電磁気ブラシであり、非磁
性の直径16mmの回転可能な電極スリーブ21に、長
手方向の長さが230mmの固定マグネットローラ22
の磁力により磁性粒子23が付着して構成している。感
光体1への注入帯電能力を上げるために、電極スリーブ
21はニップ面での移動方向が感光体表面の移動方向と
逆方向となるように矢印の向きに100mm/secの
周速度で駆動回転されている。
磁化が60Am2 /Kg、密度が2.2g/cm3 で抵
抗が5×106 Ωcmのフェライトキャリヤである。こ
こで、キャリヤの抵抗値は、底面積が228mm2 の金
属セルにキャリヤを2g入れた後、6.6Kg/cm2
で加重し、電圧を100V印加して測定している。
500μm、電極スリーブ21上のキャリヤ量を10g
にした場合、キャリヤ23は電極スリーブ21と感光体
1との間に幅約2mmのニップを形成し、さらに磁気ブ
ラシが感光体1に対して周速差を持って回転しているた
め、スリーブ21の回転方向上流にキャリヤだまりが幅
約3mm出来て、全体の帯電ニップは幅約5mmとな
る。この磁気ブラシ200には帯電バイアス印加電源S
1から−700VのDC帯電バイアスが印加されてい
て、回転感光体1の外周面がほぼ−700Vに一様に帯
電される。
例で述べたプリンタ(図1)で画像形成を行い、従来の
ものと比較した。接触帯電部材以外については、実施例
1で述べたとおりである。
16にテフロン粒子を分散させない感光体を用いたとこ
ろ、表面層16のバインダーであるアクリル樹脂自体の
表面エネルギーが高いため感光体表面と磁性粒子との間
の摩擦係数が大きく、磁性粒子が感光体表面を移動でき
ないため帯電ニップ内に磁性粒子が詰まってしまい、感
光体表面付近での磁性粒子の滞留が発生した。
性粒子と感光体の接触機会が少なくなる場所が生じ、帯
電の不均一や、注入帯電能力の低下による帯電不良が発
生した。また、磁性粒子の滞留により磁性粒子自身がチ
ャージアップすることによっても、感光体に電荷を注入
することが出来ず帯電不良となった。
16にテフロン粒子bを分散した感光体1の場合は、感
光体表面の表面エネルギー、摩擦係数が減少するため、
感光体1表面を磁性粒子23が感光体表面をころがりな
がら円滑に移動することができるようになり、感光体1
とチャージアップしていない磁性粒子23の接触回数が
増加し、帯電不良の発生しない良好な画像を得ることが
できた。
動がよくなったので、ニップの均一性もはかれ、スリー
ブ長手方向の帯電均一性も向上した。
り、磁気ブラシが均一に回転するため、回転ムラに伴う
帯電ムラもなくなった。
り、帯電不良によって生じるキャリヤと感光体表面の電
位差がなくなるので、この電位差でキャリヤが感光体に
付着することもなくなった。
の接触角が90°以上になることで、キャリヤの離型性
が向上したことでも効果を得ている。
発生の関係を調べるために、表面層16に分散するテフ
ロン粒子bの量を変化させて、感光体表面材料の水に対
する接触角と画像の関係について調べた結果を表6に示
す。
上であれば、帯電不良が発生しない良好な画像が得られ
ることが確認された。
レーザー走査露光に限らず、例えば、LED素子を像担
持体の長手方向に並べたLEDヘッドを対向配設させ
て、あるいは液晶シャッタと光源からなる高額系等をコ
ントローラの信号によりランプをオン、オフさせること
でラインを記録することもできる。像担持体としては感
光体に限らず、表面に電荷注入層を具備させた絶縁体
(誘電体)を使用することもできる。この場合には、例
えば、接触帯電部材の像担持体移動方向下流側にピン状
の電極を像担持体長手方向に並べて対向配設したマルチ
スタイラスの記録ヘッドを設けて帯電後に潜像を形成す
ればよい。また現像は反転現像でも正規現像でもよい。
ッドまたは多孔質(ポーラス)の導電帯電ローラを用い
ることもできる。例えば、体積固有抵抗値が105 Ωc
mのEPDMのスポンジ層を芯金上に形成したASKE
R C硬度45°の導電帯電ローラをニップ幅6mmで
被帯電体に当接させて電圧を印加し回転駆動させる。
プロセスの感光体として表面の水との接触角が90°以
上のものを用いた画像形成装置について述べる。本実施
例で用いた現像剤は二成分であり、磁性導電性キャリヤ
と磁性絶縁トナーとを組み合わせたものである。
のクリーニングと感光体表面の帯電とトナーの搬送に寄
与している。
よって前回画像形成時に転写材上に転写されずに感光体
表面に残ったトナー(以後転写残トナーと称する)をか
きとってクリーニングし、更に感光体表面に電荷を注入
して感光体の帯電を行う。しかし、現像剤の移動が円滑
でない場合には、現像スリーブと感光体の間のニップ内
に現像剤が詰まって滞留してしまう。このような状況下
では、いくら現像スリーブを早く回転させても現像剤が
感光体表面と直接接触する機会は増えず、クリーニング
不良や帯電性の劣化を引き起こしてしまう。
に用いる感光体表面に表面エネルギーが小さい材料を用
いることによって摩擦係数を小さくし、感光体上での現
像剤の円滑な移動を可能にし、更に前回画像形成時の転
写残トナーのクリーニングを容易にすることを目的とす
る。
ポリプロピレン等の表面エネルギーの小さい樹脂を用い
る、PTFE等の粒子を分散する等の手段を用いる。
OPCを用い、その表面層に新たに表面エネルギーの小
さい層を設けたことを特徴とするが、ここに記載する材
料、構成は本発明の主旨を限定するものではなく、表面
エネルギーの低い感光体表面材料を背面露光プロセスに
適用することで本発明の効果を得ることができる。
用いる材料と水との接触角で定義するものとする。
に導電性の粒子を分散させたものであり、感光層を誘電
体、導電性粒子を微小なフロート電極として作用させた
コンデンサーに、導電性の現像剤で電荷注入、充電を行
わせる。
ツプするような準位を持たない材料は感光体として使用
できなかったため感光体材料の選択が難しかったが、上
述した表面層を感光体表面に用いれば導電性微粒子に電
荷を注入することができるため、感光体材料に依らず良
好な帯電を行うことができるようになる。
子写真装置について述べる。
ドラム1、露光装置4、現像装置3、転写装置5、不図
示の定着装置によって構成される。
によるシリンダーの上に、感光層を積層させたものであ
る。シリンダーとしては、ガラス以外でも透明であり、
寸法安定性がよければ樹脂でも構わず、他にポリカーボ
ネート樹脂、PMMA樹脂、等でできたものも使用可能
である。
μm程度塗布する。この上に基板からの正電荷の注入阻
止層(UCL:膜厚約20μm、注抵抗層)、電荷発生
層(CGL:膜厚約1μm、ポリビニルブチラール樹脂
バインダー+ジスアゾ系顔料)、p型の電荷輸送層(C
TL:膜厚約20μm、アクリル樹脂バインダー+ヒド
ラゾン)と更に本実施例の特徴である素面層を順に積層
した機能分離型の通常OPC感光体を構成する。
スレンズアレイであり、感光体内部に挿入させた感光体
の背面から現像ニップ内の所定の位置を照射する。
なアルミニウムやステンレス等のスリーブ3bと、その
中の固定マグネット3aによって構成されており、スリ
ーブは感光体に対して対向位置で同方向に6倍の周速で
駆動回転する。
ラムの周速で50mm/secとしているため、スリー
ブの周速は300mm/secである。マグネットロー
ルの磁極配置は等極の8極であり、そのうちの1極のピ
ーク位置が、感光ドラムと現像スリーブの互いの中心を
結んだ線上にくるように配置され、ピーク位置でのスリ
ーブ上の磁束密度は800ガウスである。
μm、電気抵抗値1014Ωcmである。
2 Ωcmである。
(トナー対現像剤全体の重量比)となるように混合し、
現像器3に入れる。現像器内では、現像器へのコート厚
を規制するための金属板ブレード3dが現像スリーブと
対向しており、トナーの層厚はスリーブ上から約1mm
となる。また、現像スリーブと感光ドラムは不図示の端
部突き当てコロによって間隔0.5mmに保持されてい
る。この状態では感光ドラムと現像スリーブを所定の速
さで回転させた場合、両者の接触ニップNの長さが7m
mとなるように設定されている。
る電圧としては、接地された感光ドラム1に対してスリ
ーブに印加する電圧がDCの−100Vであり、ネガト
ナーとの組み合わせで反転現像を行う。
を行った例を示す。
置で現像剤によって形成されるニップの上流で、転写残
りトナーが早回しされている磁気ブラシによってかきと
られると同時に、導電キャリヤと感光体が接触すること
によって、感光体表面に電荷が注入されることで帯電が
行われる。
面からの画像露光によって明部領域の部分が除電され、
明部電位を形成する。
のトナーが電界によって感光体上に現像されたトナー像
を形成する。キャリヤに導電性のものを用いた場合に
は、これが近接電極として作用するため本実施例のよう
に|100V|程度の電圧でも十分な画像濃度を得るこ
とができる。
よって転写紙P上に転写される。本実施例で用いた転写
ローラの体積抵抗値は5×108 Ωcmであり、印加バ
イアスは+2kVであった。転写部で転写されなかった
トナーは次の画像形成時に現像ニップ内の上流域で再び
十分にかきとめられるため、次回の画像形成に影響は及
ぼさない。
て定着を受け、プリント画像として機外に排出される。
層について述べる。この表面層は、具体的には、光硬化
型のアクリル樹脂50部に対してアンチモンドープして
導電化を施した酸化スズを60部、PTFE粒子(平均
粒径0.18μm)50部、光開始剤として2−メチル
チオキサントン20部、メタノール400部の割合で分
散させた材料をディッピング塗工法で上記感光ドラム上
にコートし、硬化させたものであり、厚さは約3μmで
ある。
あり、表面方向の潜像電荷の横流れによる画像ボケ等は
発生しないが、厚み方向にはある程度の電荷の移動は可
能であり、画像露光による残留電荷が最小限になるよう
に設定してある。
ギーを小さくして感光体表面での現像剤の動きを円滑に
するために、バインダー中にテフロン粒子を分散させ
る。テフロン自体の表面エネルギーは20dyne/c
m程度と非常に低いため、これを分散させることによっ
て感光体表面エネルギーを大幅に低くすることができ、
テフロンを分散しない場合のアクリル樹脂/酸化スズの
表面の水に対する接触角85°と比較して、テフロン粒
子を分散した場合の接触角は90°にまで改善させるこ
とができた。
た。テフロン粒子を分散させない感光体を用いたとこ
ろ、アクリル樹脂自体の表面エネルギーが高いため感光
体表面と現像剤との間の摩擦係数が大きく、現像剤が感
光体表面を移動できないため現像ニップ内に現像剤が詰
まってしまい、感光体表面付近での現像剤の滞留が発生
した。また、感光体表面の表面エネルギーが高いため転
写後の残りトナーと感光体の付着力が大きく、現像ニッ
プ内でのクリーニング作用の向上が難しくなり、帯電ゴ
ーストも発生してしまった。
は、感光体表面の表面エネルギー、摩擦係数が減少する
ため、転写後の残りトナーのクリーニング作用が容易に
なり、帯電ゴーストの発生が抑制できた。また、感光体
表面を現像剤が円滑に流れるように移動することができ
るようになるため、感光体とチャージアップしていない
キャリヤの接触回数が増加し、帯電不良の発生しない良
好な画像を得ることができるようになった。
帯電ゴーストの発生の関係を調べるために、電荷注入層
に分散するテフロン粒子の量を変化させて、感光体表面
材料の水に対する接触角と画像の関係について調べた結
果を表7に示す。
上であれば帯電不良が、95°以上であれば帯電ゴース
トも発生しない良好な画像が得られることが確認され
た。上記接触角の測定は水の自由表面が感光体に接する
場所で、液面と感光体表面とのなす角(液の内部にある
角)で定義する。
散して効果をあげることができたが、この他にも感光体
のCT層にテフロンを分散する、感行体表面層を構成す
る材料自体に表面エネルギーの低いものを選択する等の
手段をとることも可能である。
の塗工可能なアモルファスフッ素系重視である旭ガラス
(株)のサイトップ等を用いることができる。
が適当な材料を選択することによって、背面露光プロセ
スで問題になっていた帯電不良、クリーニング不良に起
因する帯電ゴーストを改善することが可能になった。
触角が90°以上であるような材料を用いることによっ
て、良好な画像を得ることができることが分かった。
プロセスにおいで現像剤の流動性を向上させるために、
現像剤を構成する導電キャリヤに潤滑性を付与するもの
である。背面露光プロセスにおいては、キャリヤとトナ
ーを混合して帯電兼現像を行っており、帯電について着
目すると、キャリヤにトナーが混合されることで、現像
剤の流動性が低下し、キャリヤが感光体上で円滑に移動
できなくなり、帯電均一性が低下してしまう。この現象
は、トナーが混入していないキャリヤのみで帯電する場
合には、問題にはならない。この実施例で用いた現像剤
は二成分であり、磁性導電性キャリヤと磁性絶縁トナー
とを組み合わせたものである。
のクリーニングと感光体表面の帯電とトナーの搬送に寄
与している。
よって前回画像形成時に転写材上に転写されずに感光体
表面に残ったトナー(以後転写残トナーと称する)をか
きとってクリーニングし、更に感光体表面に電荷を注入
して感光体の帯電を行う。しかし、現像剤の流動性が悪
い場合には、現像スリーブと感光体の間にニップ内に現
像剤が詰まって滞留してしまう。このような状況下で
は、いくら現像スリーブを早く回転させても現像剤が感
光体表面と直接接触する機会は増えず、クリーニング不
良や帯電性の劣化を引き起こしてしまう。
ーブの回転に伴って現像剤が円滑に移動してクリーニン
グを十分行い、更には帯電電荷をもった新しいキャリヤ
が次々とニップ内に供給されるようにする必要がある。
そこで、本実施例ではキャリヤ表面を抵抗値調整を施し
たシリコーン樹脂コートを行い、現像剤自身の流動性を
向上させた。具体的にはシリコーン樹脂に対して導電性
酸化スズ微粒子(0.04μm)を40重量部分散させ
たコート材をキャリヤ表面にコートして、後述の抵抗値
になるようにキャリヤを調整した。
のコアの粒径は25μm、抵抗値は102 Ωcm、流動
度は50sec/50gであり、フェノール樹脂にマグ
ネタイトを分散し、また導電化のためにカーボンブラッ
クを分散した樹脂キャリヤである。
れが落下するために必要な時間を測定した値であり、J
IS−Z2502に準拠した。以後この測定でキャリヤ
の流動度を定義する。
ングして低抵抗化処理をした酸化スズを分散させたシリ
コーン樹脂をコートした。本実施例で用いたシリコーン
樹脂は信越シリコーン製のアクリルシリコーン樹脂商品
名KR9706であり、これに酸化スズを10wt%分
散させて体積抵抗値を1×104 Ωcmに調整し岡田精
工社製スピラコータを用いてキャリヤ表面に膜厚0.3
μmの皮膜を形成させた。
抵抗値は2×102 Ωcmの抵抗値となり、流動度は3
0sec/50gにまで改善された。
ル電流によってキャリヤのコア間での電荷移動が可能で
あるため、コートの材料を特別に導電化処理しなくとも
問題は無い。
ーン樹脂を用いたが、この他にも潤滑性のあるポリオレ
フィン樹脂、フッ素樹脂等を用いることも可能であり、
本発明の主旨を限定するものではない。
らず、キャリヤのコアの中に潤滑性の樹脂を導入する、
PTFE粒子等を内添することも可能である。
の電子写真装置を用いて実験を行った。
7μm、電気抵抗値1014Ωcmである。
D比が8%(トナー対現像剤全体の重量比)となるよう
に混合し、現像剤として用いた。
構成では、現像剤中の導電キャリヤに十分な潤滑性を付
与しているため、ニップ内で現像剤が押し固められて流
動性が極端に低下するいわゆるパッキング状態となった
り、詰まったりすることが無い。したがって、現像剤は
早回しされている現像スリーブの周速に従って感光ドラ
ム上を円滑に移動することができる。この結果、前回画
像形成時に転写されなかった残トナーは帯電工程を阻害
することなくすみやかにクリーニング除去される。
ャージアップしていない新しいキャリヤが現像剤による
ニップ内に供給されて、感光体に電荷を注入する機会が
十分に与えられるため、良好な帯電を行うことができ
る。
では、環境によらず良好な画像を得ることができる。
方式の装置で、現像剤のキャリヤとして被覆を行わない
コアキャリヤを用いた例を示す。
脂をバインダーとして、マグネタイト、カーボンを分散
した導電磁性のものであるが、前述のように流動度は5
0sec/50gであり、流動性は良好ではない。これ
を用いて、画像形成を行ったところ、通常画像の形成で
は問題無いが、装置の動作開始時の現像ニップ内の現像
剤の量や形状が安定していないときや、現像剤のトナー
濃度(T/D比)が少なくなって、現像剤の流動性が低
下しているときに、供給された現像剤が現像ニップの中
に押し込まれてパッキング状態になり、感光体表面の現
像剤の移動が十分にできなくなるような状況が発生し
た。
現像剤は現像スリーブの表面上で空回りしてしまい、感
光体表面では現像剤が滞留している。このため、現像ス
リーブを早回しした効果が無くなり、感光体上の転写残
りトナーはクリーニングされず、更に一旦感光体を帯電
して電荷の絶対値が上昇するいわゆるチャージアップし
たキャリヤが、感光体表面に過剰になるため感光体表面
を帯電できなくなり、帯電不良や帯電ゴーストが発生し
てしまった。ここでのチャージアップとは、キャリヤが
感光体に対して電荷を与えて電位が変化し、スリーブ電
位と異なるようなチャージを持っている状態のことを示
す。
て、このような現像剤の滞留が発生する限界を調べたと
ころ、下表に示すように、45sec/50gより流動
度が大きい場合にこのような現象が顕著に起こることが
確認された。
ギャップ間隔や使用するトナーの性質によって、キャリ
ヤの流動度と現像剤の滞留の関係は多少変化するが、背
面露光方式でのT/D比は数%台であることから、現像
剤の流動性に一番大きく寄与する要因はキャリヤ単体で
測定した場合の流動度である。
よる画像形成では、現像ニップ内での現像剤の流動性が
低いことに起因する帯電不良、帯電ゴーストが発生する
ことがあったが、本実施例のように現像剤のキャリヤの
流動性を45sec/50g以下とすることによって、
このような背面露光方式に特有な問題を防止することが
できるようになった。本実施例の構成に、感光体の表面
の水との接触角が90°以上の感光体を用いることによ
り、更に現像剤の移動が円滑になり、帯電均一性を向上
させることが可能となる。
トナーに自己潤滑性を持たせ、転写残トナーのクリーニ
ング性を向上させて帯電ゴーストを防止するとともに、
副次的効果として現像剤の流動性も高くして第1の実施
例で述べた効果である帯電性の向上を図る。
ロセスでは感光体のクリーニングと帯電を同じ現像ニッ
プ内で行うため、前回画像形成の転写後の残りトナーの
クリーニングが不完全であると、この残りトナーが帯電
を阻害してその部分の帯電不良を引き起こし、帯電ゴー
ストとなってしまうという問題点を有していた。
のトナーに潤滑性を持たせ、感光体からのクリーニング
を容易にすることを目的とする。
像剤の流動性も向上させることができるようになる。基
本的に現像剤の流動性はキャリヤの特性に負うものが大
きいが、キャリヤ径に比べて粒径の小さく、流動性の良
いトナーをT/D比は数%と低いながらも添加すること
によって現像ニップ内での現像剤の運動を滑らかにする
ことが可能である。
ることによってトナーの流動性を向上させた。本実施例
で用いたトナーは、バインダーとしてスチレンアクリル
を用い、磁性体としてマグネタイト50部、荷電制御
剤、ワックスを内添したものである。
添しないものを用いて第6の実施例の背面露光方式の装
置で画像評価を行った。現像剤のキャリヤとしては第6
の実施例中でシリコーンコートを行っていないコアキャ
リヤを用いた。
通常の画像出力を行ったところ、前回画像形成時の残り
トナーが、鏡映力、ファンデルワールス力等によって感
光体に強く付着しており、また現像ニップ内での現像剤
の滞留も発生するため、装置の動作開始時や感光ドラム
と現像スリーブの間隔が所望の設定よりも広く、この現
像剤による現像ニップか狭くなったときに現像ニップ内
のクリーニング領域でのトナークリーニングが不完全に
なった。この結果として、前回に画像を形成した感光体
上の位置に帯電不良が発生し、帯電ゴーストを発生する
ことがあった。
したトナーを用いた場合では、トナー自体に自己潤滑性
があるため、現像ニップ内で磁気ブラシに摺擦されたと
きにトナー層がかく乱、剥離されやすく、十分なクリー
ニング効果を得るのが容易になる。また、トナーに潤滑
性があるため現像剤の流動性が良く、現像ニップ内部で
の現像剤の滞留が発生しないこともあり、帯電ゴースト
の発生を無くすことができるようになった。
せる手段として、トナーにシリコーンオイル、ポリプロ
ピレン、テフロン粒子等の潤滑性の液体、樹脂を内添す
ることが可能である。
に、シリカ、好ましくはオイル処理したシリカ、酸化チ
タン等の粉体をトナーに外添することも可能である。
の流動性を向上させるためにワックスを内添したり、潤
滑性を向上させるための微粒子を外添したりする手法は
一般的に知られているが、これらは現像時のトナーの搬
送性、現像性、転写時の文字画像中抜け等の改善を主な
目的としている。
う背面露光方式に特有の効果を得るものであり、現像剤
の潤滑性、流動性がトナーのクリーニングと更に感光体
への帯電電荷の注入帯電にも影響を及ぼすものであり、
従来の電子写真プロセスの場合の現像剤への流動性付与
とは本目的のみならず構成、更には作用効果までもが相
違することは明らかである。
部材と被帯電体に周速差をもつ接触帯電装置、該帯電装
置を用いた画像形成装置やプロセスカートリッジについ
て、被帯電体の均一帯電が可能である、接触帯電部材の
駆動トルクを低減できる、接触帯電部材・被帯電体の摩
耗や傷付きを防止でき耐久化できる、該帯電装置を用い
た画像形成装置やプロセスカートリッジにあたっては、
帯電ムラに起因する画像ムラのない良好な画像を長期に
わたって安定に出力させることができる等の特長を有す
る、帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置、プロ
セスカートリッジを得ることができる。
おいては、現像剤の流動性が低いことに起因して発生す
る感光体表面付近での現像剤の滞留、前回形成画像の残
トナーによるクリーニング不良、帯電ゴーストを防止す
ることができるようになり、かぶり現像が極めて少ない
良好な画像が形成できるようになる。
の概略図。
均一に接触している状態を示した模型図、(b)はブラ
シ部の毛先が分かれて被帯電体面に不均一に接触してい
る状態を示した模型図。
図。
Claims (26)
- 【請求項1】 被帯電体と、前記被帯電体表面を摺擦し
て前記被帯電体を帯電する、電圧印加可能な、帯電部材
と、を有する帯電装置において、 前記被帯電体表面は、水に対する接触角が90°以上で
あることを特徴とする帯電装置。 - 【請求項2】 上記被帯電体と上記帯電部材との接触部
において上記帯電部材の移動方向は、上記被帯電体の移
動方向と逆方向であることを特徴とする請求項1の帯電
装置。 - 【請求項3】 上記帯電部材は、上記被帯電体と接触す
るブラシ繊維を備えることを特徴とする請求項1又は2
の帯電装置。 - 【請求項4】 上記帯電部材は、上記被帯電体と接する
磁性粒子を備える磁気ブラシであることを特徴とする請
求項1又は2の帯電装置。 - 【請求項5】 上記被帯電体表面は、滑性材料を含有す
ることを特徴とする請求項1乃至4の帯電装置。 - 【請求項6】 上記被帯電体表面は、導電粒子及び樹脂
を含有することを特徴とする請求項1乃至5の帯電装
置。 - 【請求項7】 上記導電粒子は、金属酸化物であること
を特徴とする請求項6の帯電装置。 - 【請求項8】 上記滑性材料は、フッ素系シリコン系の
重合体又はオリゴマーであることを特徴とする請求項5
の帯電装置。 - 【請求項9】 上記滑性材料が、テトラフルオロエチレ
ン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、
フッ化ビニル、パーフルオロアルキルビニルエーテルか
らなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有する重合
体又は共重合体であることを特徴とする請求項5の帯電
装置。 - 【請求項10】 上記被帯電体は、滑性材料を含有する
表面層を有し、上記表面層に対して上記滑性材料の含有
量は5〜60wt%であることを特徴とする請求項1乃
至9の帯電装置。 - 【請求項11】 上記滑性材料は、平均粒径0.005
〜0.3μmの粒子であることを特徴とする請求項5又
は9又は10の帯電装置。 - 【請求項12】 上記被帯電体は、1×109 〜1×1
014Ωcmの表面層を備えることを特徴とする請求項1
乃至11の帯電装置。 - 【請求項13】 上記被帯電体は、電子写真感光体であ
ることを特徴とする請求項1乃至12の帯電装置。 - 【請求項14】 感光層と、この感光層を支持する、光
を透過可能な、基体と、を備える感光体と、 上記感光体に接触し、上記感光体を帯電及び現像する、
電圧印加可能な、磁気ブラシ部材と、 を有し、この磁気ブラシ部材は、磁性導電性キャリア
と、トナーと、を備え、上記感光体の移動方向において
上記磁気ブラシ部材と上記感光体との接触部内において
上記感光体はその内側から像露光される電子写真装置に
おいて、 上記キャリアの流動度は45sec/50g以下である
ことを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項15】 上記感光体表面は、水に対する接触角
が90°以上であることを特徴とする請求項14の電子
写真装置。 - 【請求項16】 上記キャリアは、磁性コア表面がコー
ティングされていることを特徴とする請求項14又は1
5の電子写真装置。 - 【請求項17】 上記トナーは、絶縁性トナーであり、
ワックスが内添されていることを特徴とする請求項14
乃至16の電子写真装置。 - 【請求項18】 上記トナーは、絶縁性トナーであり、
潤滑性微粒子が外添されていることを特徴とする請求項
14乃至16の電子写真装置。 - 【請求項19】 上記感光体表面は、滑性材料を含有す
ることを特徴とする請求項14乃至18の電子写真装
置。 - 【請求項20】 上記感光体表面は、導電粒子及び樹脂
を含有することを特徴とする請求項14乃至19の電子
写真装置。 - 【請求項21】 上記導電粒子は、金属酸化物である請
求項20の電子写真装置。 - 【請求項22】 上記滑性材料は、フッ素系又はシリコ
ン系の、重合体又はオリゴマー、であることを特徴とす
る請求項19の電子写真装置。 - 【請求項23】 前記滑性材料が、テトラフルオロエチ
レン、ヘキサフルオロプロピレン、トリフルオロエチレ
ン、クロロトリフルオロエチレン、フッ化ビニリデン、
フッ化ビニル、パーフルオロアルキルビニルエーテルか
らなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有する重合
体又は共重合体であることを特徴とする請求項19又は
22の電子写真装置。 - 【請求項24】 上記感光体は、滑性材料を含有する表
面層を有し、上記表面層に対して上記滑性材料の含有量
は5〜60wt%であることを特徴とする請求項14乃
至23の電子写真装置。 - 【請求項25】 上記滑性材料は、平均粒径0.005
〜0.3μmの粒子であることを特徴とする請求項19
又は23又は24の電子写真装置。 - 【請求項26】 上記感光体は、1×109 〜1×10
14Ωcmの表面層を備えることを特徴とする請求項14
乃至25の電子写真装置。
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