JPH086882B2 - 蒸気再生設備 - Google Patents

蒸気再生設備

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JPH086882B2
JPH086882B2 JP61183330A JP18333086A JPH086882B2 JP H086882 B2 JPH086882 B2 JP H086882B2 JP 61183330 A JP61183330 A JP 61183330A JP 18333086 A JP18333086 A JP 18333086A JP H086882 B2 JPH086882 B2 JP H086882B2
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JP
Japan
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steam
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vapor
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JP61183330A
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辰雄 大塚
敏男 大塚
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Treating Waste Gases (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、蒸気エゼクタを用いた蒸気再生設備に関
し、特に溶剤回収装置用として負荷変動の大きな廃熱を
効率よく回収できるようにした蒸気再生設備に関する。
従来の技術 溶剤回収装置は吸着槽にて吸着された溶剤を脱着蒸気
によって脱離させ、蒸気と溶剤との混合(蒸留気)液と
してコンデンサに送り、冷却凝縮液として溶剤を回収す
るもので、蒸気は捨てられていた。このため、従来にお
いては蒸気の廃熱を利用する設備、すなわち廃熱により
蒸気を再生し、この再生蒸気を溶剤の脱着蒸気に加えて
蒸気源からの蒸気量を節減するようにした蒸気エゼクタ
方式の蒸気再生設備が設けられている。
この蒸気エゼクタ方式の従来の蒸気再生設備につい
て、第3図を参照して説明すると、吸着槽11からの混合
液を廃熱の熱源として蒸発器12に供給する。蒸発器12で
はこれに供給されている軟水(図示しない)が加熱され
て再生蒸気15となり、蒸気エゼクタ13に吸引される。蒸
気エゼクタ13はエゼクタ駆動蒸気17を受け、吸着槽11へ
脱着蒸気16を供給する。
脱着工程の開始時は、吸着槽11の内部温度が低い(40
〜50℃)ため、脱着蒸気16は凝縮してドレン化される。
このとき、吸着槽11の活性炭は乾燥状態であり、その通
気抵抗は少ない。吸着槽11および活性炭が脱着蒸気16に
より十分に予熱されると、吸着槽11は廃熱を送出するよ
うになり、一方、活性炭は湿度が増して、通気抵抗が高
くなる。このため、駆動蒸気17の供給量の変化は第4図
(a)のようになる。すなわち、予熱時間の間は吸着槽
11へ定格の脱着蒸気量(100%)を供給し、予熱時間を
過ぎると再生蒸気15の吸引が可能となるため駆動蒸気17
は半分の約50%に絞られる。このように駆動蒸気17の制
御範囲が広いので、蒸気エゼクタ13の効率はあまり良く
ない。
また、蒸発器12で蒸発する再生蒸気15は蒸発器12への
廃熱流入量が変動すると大きく変動し、予熱時間以降の
吸着槽11の入口における脱着蒸気量は、第4図(b)に
示すように、余剰再生蒸気量分だけ多くなっている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は、上述した従来の蒸気再生設備の問題点、す
なわち、蒸気流量の変動幅が非常に大きいため蒸気エゼ
クタの効率低下が生じ、また、蒸気エゼクタの出口蒸気
量についても吸込側蒸気量(再生蒸気量)により大きく
変動してしまう問題点を解決するためになされたもの
で、蒸気エゼクタの効率を向上させ、蒸気エゼクタの出
口蒸気量の変動幅を小さくして蒸気再生効率の向上を計
った蒸気再生設備を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、吸着槽からの廃熱を利用して再生蒸
気を発生させ、該再生蒸気を蒸気エゼクタに吸引して脱
着蒸気量を節減する蒸気エゼクタ方式の溶剤回収装置用
蒸気再生設備において、蒸気エゼクタをバイパスさせる
バイパス配管と、このバイパス配管の蒸気の流量を調節
する第1の機構と、蒸気エゼクタ駆動用蒸気の流量を調
節する第2の機構と、吸着槽への脱着蒸気の流量を検出
して前記第1および第2の機構を制御する手段とを備え
て、溶剤回収装置特有の負荷変動の大きい廃熱を効率よ
く回収できることを特徴とする蒸気再生設備が提供され
る。特に第1の機構はバイパス制御弁、第2の機構はエ
ゼクタ駆動用蒸気制御弁とすることができる。
作用 蒸気エゼクタをバイパスさせるバイパス配管の設置に
より、予熱時間中の駆動蒸気は蒸気エゼクタとバイパス
配管とが受け持つため、蒸気エゼクタの処理容量は最小
限で済み、蒸気エゼクタはコンパクトになるだけでなく
その効率が向上させられることになる。
また、吸着槽入口蒸気量を監視してその変動を小さく
して蒸発器への廃熱流入量を一定にしたことにより蒸気
再生効率を向上させている。
実施例 第1図は本発明による設備の構成を示す。第1図にお
いて、符号11は吸着槽、12は蒸発器、13は蒸気エゼク
タ、14は流量検知器、15は再生蒸気、16は脱着蒸気、17
はエゼクタ駆動蒸気、18はバイパス配管、19はバイパス
制御弁、20は駆動用蒸気制御弁をそれぞれ示している。
吸着槽11の予熱時間中は、蒸発器12への廃熱流入量が
ないので再生蒸気15の発生はない。このため、予熱時の
最大蒸気量を確保するのに再生蒸気量分を蒸気エゼクタ
13のバイパス配管18により流すようにする。つまり、バ
イパス制御弁19および駆動用蒸気制御弁20をそれぞれ全
開とし、バイパス配管18および蒸気エゼクタ13に吸着槽
11の定格蒸気量の約半分ずつ流して100%の脱着蒸気量
を得ている。
予熱時間以降は、蒸発器12からの蒸気の再生が開始さ
れるため、バイパス制御弁19は蒸気エゼクタ13の出口側
に設置された流量検知器14の制御により、再生蒸気量に
応じて絞られ、吸着槽入口の脱着蒸気量が一定となるよ
うに自動調節される。
バイパス制御弁19が完全に絞られて蒸発器12からの再
生蒸気量が規定量を越えると、駆動用蒸気制御弁20が流
量検知器14の制御により自動調整されて一定の脱着蒸気
量にされる。
第2図を参照して更に詳述する。
第2図(a)は再生蒸気量の変化を示している。ここ
で、Aをエゼクタ方式による使用蒸気量、Bをエゼクタ
方式による再生蒸気量、Cを蒸発器への廃熱流入量の変
動による余剰再生蒸気量を示している。ここで、蒸気再
生効率ηは、 で示されている。このため、蒸気再生効率の向上を計る
ためには、余剰再生蒸気量Cの分だけエゼクタ駆動蒸気
を絞る必要がある。これは第2図(c)のところで説明
する。
第2図(b)は蒸気エゼクタのバイパス配管を流れる
蒸気量の変化を示している。予熱時間中(t1まで)は脱
着1回に必要な蒸気量の1/2をバイパス配管を通じて吸
着槽に流し、予熱時間経過後は再生蒸気量に応じて蒸気
量が減少される。
第2図(c)は駆動蒸気量の変化を示している。予熱
時間中(t1まで)は、バイパス蒸気量同様、脱着1回に
必要な蒸気量の1/2を吸着槽に流す。予熱時間以降は再
生蒸気の吸引が可能となるため、予熱時間中同様、1/2
の蒸気量を継続して吸着槽に流す。時間t2以降は再生蒸
気量が1/2を越えるので(第2図(a)参照)この余剰
再生蒸気量の分だけ駆動蒸気量は絞られる。
第2図(d)は吸着槽入口蒸気量の変化を示すもの
で、上述のようにt1からt2まではバイパス制御弁によ
り、t2以降は駆動用蒸気制御弁により蒸気量の調節の結
果、脱着開始から脱着終了まで吸着槽入口蒸気量は一定
に保たれることになる。
発明の効果 本発明によれば以下の効果を奏する。
従来ではエゼクタの駆動蒸気の制御範囲が広く、また
エゼクタ本体の処理容量を予熱時間中の最大流量に合わ
せてあったのに対し、本発明ではバイパス配管の設備に
より、従来の処理容量の半分でよくエゼクタ本体を小型
のものにすることができ、しかも制御範囲は余剰再生蒸
気量の補正範囲という非常に狭いためエゼクタの効率低
下が非常に少ない。
また、従来では吸着槽入口蒸気量が余剰に再生した蒸
気量分だけ変動していたのに対し、本発明では一定に維
持されるので蒸発器への廃熱流入量も変動することがな
く、この結果、蒸気再生効率の向上が計られることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による蒸気再生設備の構成を示す図、第
2図(a)〜(d)は第1図設備の要部における蒸気量
の変化を示す図、第3図は従来の蒸気再生設備の構成を
示す図、第4図(a)および(b)は第3図の設備の要
部における蒸気量の変化を示す図である。 11……吸着槽、12……蒸発器、13……蒸気エゼクタ、14
……流量検出器、15……再生蒸気、16……脱着蒸気、17
……エゼクタ駆動蒸気、18……バイパス配管、19……バ
イパス制御弁、20……駆動用蒸気制御弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着槽からの廃熱を利用して再生蒸気を発
    生させ、該再生蒸気を蒸気エゼクタに吸引して脱着蒸気
    量を節減する蒸気エゼクタ方式の溶剤回収装置用蒸気再
    生設備において、蒸気エゼクタをバイパスさせるバイパ
    ス配管と、このバイパス配管の蒸気の流量を調節する第
    1の機構と、蒸気エゼクタ駆動用蒸気の流量を調節する
    第2の機構と、吸着槽への脱着蒸気の流量を検出して前
    記第1および第2の機構を制御する手段とを備えてなる
    蒸気再生設備。
JP61183330A 1986-08-06 1986-08-06 蒸気再生設備 Expired - Lifetime JPH086882B2 (ja)

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