JPH086882A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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Publication number
JPH086882A
JPH086882A JP6136036A JP13603694A JPH086882A JP H086882 A JPH086882 A JP H086882A JP 6136036 A JP6136036 A JP 6136036A JP 13603694 A JP13603694 A JP 13603694A JP H086882 A JPH086882 A JP H086882A
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cpu
data
communication
transmission
ports
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JP6136036A
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Inventor
Hiroyuki Hayama
宏幸 葉山
Yuichi Anzai
裕一 安斎
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CPUの動作時間を確保しつつ高速大量通信
を可能にする通信装置を提供する。 【構成】 CPU101が接続されるバス106と通信
制御用LSI104,105が接続されるバス107と
を分離して設け、DMA103を双方のバスに接続し、
CPU側のバス106にフレームのヘッダ部を格納する
メモリ102を接続し、通信制御用LSI側のバス10
7にフレームのデータ部を格納するメモリ108を接続
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CPUと通信制御LS
Iとを組み合わせた通信装置に係り、特に、CPUの動
作時間を確保しつつ高速大量通信を可能にする通信装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、LAN(ローカルエリアネットワ
ーク)等の通信機器が普及している。これらの通信機器
は複数の通信ポートを持ち、イーサネット、FDDI等
の用途に応じた通信制御用LSIが用いられる。イーサ
ネットでは、伝送媒体をバス型に接続し、そのバス上に
フレームを流すことによってデータ転送が行われる。
【0003】図8は、フレームの構成を示したものであ
る。フレームはヘッダ部801とデータ部802とに分
かれ、ヘッダ部801は宛先アドレス803と送信元ア
ドレス804とを有している。データ部802は、デー
タ805とフレームチェックシーケンス806とを有し
ている。
【0004】図9はデータ中継装置を示したものであ
る。データ中継装置は、2個の通信ポート,を有
し、CPU901、メモリ902、通信制御用LSI9
03,904、メモリと通信制御用LSIとの間で直接
データ転送(DMA転送)を行うDMA905及びこれ
らのデバイスを接続するバス906を有する。
【0005】ポートからポートにフレームを中継す
る場合の動作を説明する。ポートに到着したフレーム
は、まず、DMA905により通信制御用LSI903
からメモリ902にDMA転送され、メモリ902に格
納される。その後、CPU901はメモリ902に格納
されたフレームから宛先アドレス803を読み取り、宛
先アドレス803に応じてフィルタリング(破棄するこ
と)かフォワーディング(中継すること)かを決定す
る。フォワーディングの場合、メモリ902に格納され
たフレームはDMA転送によりメモリ902から通信制
御用LSI904にデータ転送され、その結果ポート
からフレームが送信される。メモリ902と通信制御用
LSI903,904との間でDMA転送が行われてい
る間は、CPU901は停止状態となる。
【0006】CPU901が停止状態になることを防ぐ
方法として、図10に示す2ポートメモリを使用する方
法がある。これはCPU1001が接続されているCP
Uバス1002と通信制御用LSI1003,1004
が接続されているローカルバス1005とに分離し、2
つのバスの間に調停回路1006及び2ポートメモリ1
007を置くものである。1008はDMA、1009
は通常のメモリである。2ポートメモリ1007はCP
Uバス1002或いはローカルバス1005のどちらか
らでもアクセス可能であり、通信制御用LSI100
3,1004と2ポートメモリ1007との間でDMA
転送が行われているときでもCPU1001は他の処理
を実行できる。
【0007】次に、送信要求、送信許可の制御を用いて
データ伝送を行う通信装置について述べる。各種通信シ
ステムにおいて、RS232Cに代表される通信インタ
フェース及び手順が普及している。その通信インタフェ
ースとして、単純にデータ伝送ラインだけ接続したもの
もあるが、データ伝送ラインに送信要求、送信許可のラ
インを付加し、これらの制御によりデータ伝送を行うの
が一般的である。
【0008】図12に通信端末と通信装置とからなるシ
ステムの構成を示す。通信端末と通信装置との間の接続
ラインとして、送信データ(TD)、送信要求(RT
S)、送信許可(CTS)の各ラインがある。このシス
テムにおいて、今、通信端末から通信装置に対してデー
タを送信する場合を考える。その手順は図13に示され
る。通信端末の側では送信に先立ってRTSをオンにす
る。通信装置の側では、RTSを受けてCTSをオンに
する。通信端末の側ではCTSがオンになったのを認識
してからデータを送信する。
【0009】図14に通信装置の内部構造を示す。通信
装置は、CPUと通信制御用LSIとから構成される。
通信制御用LSIは、通信端末からデータを受信したこ
とを割り込みによってCPUに通知する。CPUはこれ
を受けて、通信制御用LSIからデータを読み取る。複
数のデータを連続して受信する場合、割り込み通知+デ
ータ読み取りのシーケンスが連続することになる。通信
制御用LSI内の受信バッファが1データ分しかないと
きは、CPUは次のデータが受信される前にデータを読
み取らなくてはならない。そうしないとオーバーランエ
ラーが発生する。通信制御用LSI内の受信バッファが
複数データ分ある場合でも、CPUはそのバッファが溢
れないように、受信データの読み取りを続けなければな
らない。
【0010】図16は通信装置に2つのポートがある場
合を示している。この場合でも通信装置の動作は同じで
あり、CPUは次のデータが受信される前に、或いはバ
ッファが溢れる前にデータを読み取らなくてはならな
い。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】伝送速度が100Mb
psのイーサネット等の高速なネットワークを相互に接
続するような場合、通信装置内における各処理の高速化
が不可欠である。しかし、このような高速ネットワーク
に図9のデータ中継装置を適用すると次のような問題が
生じる。伝送速度が10Mbpsの場合におけるCPU
及びDMA転送のバス占有権の時間的推移は、図2のよ
うになる。フレームを受信或いは送信する際に、バスが
DMA転送のために使用されるときにはCPUが停止状
態となる。図示されるように、CPUが停止状態となる
割合は小さい。ところが、伝送速度が10倍の100M
bpsになると、図11に示されるように、バスがDM
A転送に使用される割合が10倍になり、CPUがほと
んど動作できなくなる。
【0012】また、図10のように2ポートメモリを使
用した場合は、DMAが2ポートメモリをアクセスして
いるときでもCPUはアクセス可能であるが、通信制御
用LSIと2ポートメモリとの間に調停回路が必要であ
り、通信制御用LSIと2ポートメモリとの間の転送速
度を、図9の場合に比べあまり高速にできない。このこ
とより、伝送速度が100Mbpsに上がった場合、転
送が間に合わなくなる恐れがある。
【0013】図14の構成にあっては、次の問題点があ
る。ここで図15は、データが連続して受信された場合
のCPUの処理の様子を示したものである。データ受信
割り込みを受けたCPUは受信処理を行う。CPUが他
に行っていた処理は受信割り込み中、一時中断され、受
信処理が終了してから再開される。割り込み処理はCP
Uにおけるレジスタ退避等の動作を伴うため、一般に処
理時間を要する。通信速度が速くなり、データの受信間
隔が短くなったとき、CPUにおいて受信処理以外の処
理を行う時間が短くなる。CPUが優先的に処理するべ
き処理を行っている場合でも、受信が重なると、その優
先的な処理が遅くなり問題となる。
【0014】これに対し、CPUが優先的な処理を行っ
ているとき、割り込み禁止とし、CPU処理だけ優先的
に行わせるという方式がある。しかし、割り込み禁止の
時間が長いと、オーバーランエラーが発生してしまう。
【0015】図16の構成にあっても同様の問題があ
り、しかも、この場合、図17に示されるように、2つ
のポートからほぼ同時に受信したときに2つの割り込み
が連続して発生することになるので、CPUが受信処理
以外の処理を行う時間が極端に短くなる。
【0016】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、CPUの動作時間を確保しつつ高速大量通信を可能
にする通信装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の第1の構成は、複数の通信ポートと、これら
のポートを介して宛先アドレスを含むヘッダ部及び転送
データを含むデータ部からなるフレームを送受信する通
信制御用LSIと、受信したフレームを格納するメモリ
と、このフレームをポート間で中継するか否かを判断す
るCPUと、上記通信制御用LSI及び上記メモリ間で
直接データ転送するDMAとを有する通信装置におい
て、上記CPUが接続されるバスと上記通信制御用LS
Iが接続されるバスとを分離して設け、上記DMAを双
方のバスに接続し、CPU側のバスにフレームのヘッダ
部を格納するメモリを接続し、通信制御用LSI側のバ
スにフレームのデータ部を格納するメモリを接続したも
のである。
【0018】上記DMAが直接データ転送するときフレ
ームからヘッダ部のみを分離して上記CPU側のメモリ
に転送する手段を設けてもよい。
【0019】また、第2の構成はデータの送信を行う通
信端末が送信要求を行い、その送信要求を受けた通信装
置が送信許可を返してからデータの送信が開始される通
信システムに用いられる通信装置であって、通信装置が
CPUと通信制御LSIとからなり、通信制御LSIが
データを受信したことをCPUに割り込みで通知し、割
り込みを受けたCPUが通信制御LSIから受信データ
を読み取る通信装置において、CPUが優先的な処理を
行っている状態と行っていない状態とを判定するCPU
動作状態判定部と、CPUが優先的な処理を行っていな
い状態のときのみ送信許可を返す送信許可制御部とを設
けたものである。
【0020】また、第3の構成はデータの送信を行う通
信端末が送信要求を行い、その送信要求を受けた通信装
置が送信許可を返してからデータの送信が開始される通
信システムに用いられる通信装置であって、通信装置が
CPUと複数のポート毎の通信制御LSIとからなり、
通信制御LSIがデータを受信したことをCPUに割り
込みで通知し、割り込みを受けたCPUが通信制御LS
Iから受信データを読み取る通信装置において、ひとつ
のポートの通信制御LSIがデータを受信中であると
き、他のポートへ送信要求があっても送信許可を返さ
ず、受信中のポートの受信が終了するまで待って送信許
可を返す送信許可制御部を設けたものである。
【0021】3個以上の上記ポートを有し、上記送信許
可制御部が、同時に通信可能なポート個数を設定でき、
その個数のポートがデータを受信中であるとき、残りの
ポートへ送信要求があっても送信許可を返さず、いずれ
かの受信中のポートの受信が終了するまで待って送信許
可を返してもよい。
【0022】
【作用】上記構成により、CPUが接続されるバスと通
信制御用LSIが接続されるバスとが分離されている。
CPU側のバスに接続されたメモリには、フレームのヘ
ッダ部が格納される。CPUは、このメモリにアクセス
してヘッダ部を読み取り、このフレームをポート間で中
継するか否かを判断する。中継を行う場合、中継するフ
レームのデータ部は通信制御用LSI側のバスに接続さ
れたメモリに格納されているから、DMAは、この通信
制御用LSI側のメモリと通信制御用LSIとの間で直
接データ転送すればよい。従って、その間は、CPU側
のバスがDMAに占有されず、CPUは動作を停止する
必要がない。
【0023】好適には、DMAが直接データ転送すると
きフレームからヘッダ部のみを分離してCPU側のメモ
リに転送する手段が設けられていると、CPU側のメモ
リにはヘッダ部のみが格納されることになる。フレーム
を受信したとき、CPU側のメモリへの直接データ転送
はヘッダ部のみであるから短時間で終了する。
【0024】このように、CPU側のバスがDMAに占
有される時間が少なく、CPUは動作を停止する時間が
少ないので、伝送速度が速くなり、伝送量が増加して
も、CPUの時間が確保されることになる。
【0025】また、CPU動作状態判定部と送信許可制
御部とを備えた構成では、CPUが優先的な処理を行っ
ている状態と行っていない状態とが判定され、CPUが
優先的な処理を行っていない状態のときのみ送信許可が
返される。従って、CPUが優先的な処理を行っていな
い状態であれば、ただちに送信許可が返され、送信要求
を出した通信端末はデータ送信を開始する。CPUが優
先的な処理を行っているときには送信許可が返されず、
送信要求を出した通信端末はデータ送信を開始できな
い。通信制御LSIには受信データが到着しないので割
り込みが発生しない。従って、CPUは割り込みに阻害
されずに優先的な処理のみを行うことになる。優先的な
処理が終了すると送信許可が返されるので、通信端末は
データ送信を開始できる。
【0026】また、複数のポートを備えた構成では、送
信許可制御部は、ひとつのポートの通信制御LSIがデ
ータを受信中であるとき、他のポートへ送信要求があっ
ても送信許可を返さず、このポートへ送信要求を出した
通信端末はデータ送信を開始できない。従って、2つの
ポートからほぼ同時に送信要求を受けたときでも、2つ
の割り込みが連続して発生することがなく、CPUが受
信処理以外の処理を行う時間が確保される。受信中のポ
ートの受信が終了すると送信許可が返され、待たされて
いた通信端末はデータ送信を開始できる。
【0027】3個以上のポートを有する構成では、同時
に通信可能なポート個数を設定できるようにしておくこ
とで、その個数以上のポートからデータ受信しないよう
にすればよい。同時に通信可能なポート個数とは、CP
Uが受信処理以外の処理を行う時間が確保されるだけの
ポート個数である。この場合、設定された個数のポート
で受信しているときには、送信許可制御部が送信許可を
返さないので、残りのポートへ送信要求を出した通信端
末はデータ送信を開始できない。従って、CPUが受信
処理以外の処理を行う時間が確保される。
【0028】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
【0029】図1に示されるように、通信装置は、2つ
の通信ポート(ポート,ポート)と、これらのポー
トを介して宛先アドレスを含むヘッダ部及び転送データ
を含むデータ部からなるフレームを送受信する通信制御
用LSI104,105と、受信したフレームのデータ
部を格納するデータ部メモリ108と、通信制御用LS
I104,105及びデータ部メモリ108が接続され
る通信制御用LSI側バス107と、受信したフレーム
をポート間で中継するか否かを判断するCPU101
と、受信したフレームのヘッダ部を格納するヘッダ部メ
モリ102と、CPU101及びヘッダ部メモリ102
が接続されるCPU側バス106と、双方のバス10
6,107に接続されて通信制御用LSI及びメモリ1
02,108間で直接データ転送するDMA103とを
有する。CPU側バス106と通信制御用LSI側バス
107とは分離されている。この通信装置には、DMA
103が直接データ転送するときフレームからヘッダ部
のみを分離してCPU側バス106のヘッダ部メモリ1
02に転送する手段が設けられている。
【0030】次に実施例の作用を述べる。
【0031】ポートに到着したフレームは通信制御用
LSI104で受信される。DMA103は、このフレ
ームからヘッダ部を分離し、CPU101の動作を停止
し、CPU側バス106を介してヘッダ部をヘッダ部メ
モリ102にDMA転送する。DMA103は、CPU
101の動作を許可し、CPU101の動作には関係な
く通信制御用LSI側バス107を介して残りのデータ
部をデータ部メモリ108にDMA転送する。これによ
り、ヘッダ部メモリ102にはヘッダ部のみが格納さ
れ、データ部メモリ108にデータ部が格納されること
になる。CPU101はヘッダ部メモリ102に格納さ
れたヘッダ部のうち宛先アドレスを読み取り、宛先アド
レスに応じてフィルタリングかフォワーディングかを決
定する。フォワーディングが決定され中継を行う場合、
DMA103は、ヘッダ部とデータ部とを結合し、フレ
ームの形で通信制御用LSI105に転送する。このフ
レームは通信制御用LSI105によりポートから送
信される。
【0032】以上の動作において、データ部を転送して
いるときはCPU101の動作は停止しない。また、C
PU101の動作を停止してのDMA転送はヘッダ部の
みであるから短時間で終了する。その結果、図2に示さ
れるように、CPU側バス106がDMAに占有される
時間が少なく、CPU101は動作を停止する時間が少
ない。これにより、伝送速度が速くなり、伝送量が増加
しても、CPU101の時間が確保されることになる。
【0033】次に第2の実施例を説明する。
【0034】図3に示されるように、通信装置は、CP
U301と、ポートを介して送受信を行う通信制御LS
I302と、通信制御LSI302がデータを受信した
ことをCPU301に割り込みで通知するための割込み
信号線303と、割り込みを受けたCPU301が通信
制御LSI302から受信データを読み取るCPUバス
304と、CPU301が優先的な処理を行っている状
態と行っていない状態とを判定するCPU動作状態判定
部305と、CPU301が優先的な処理を行っていな
い状態のときのみ送信許可を返す送信許可制御部306
とから構成される。この通信装置は、データの送信を行
う通信端末(図示せず)が送信要求RTSを行い、その
送信要求RTSを受けた通信装置が送信許可CTSを返
してから送信データTDの送信が開始される通信システ
ムに用いられる。送信許可制御部306はRTS及びC
TSの信号線に挿入される。
【0035】CPU動作状態判定部305においては、
CPU301が優先的な処理を行っているかどうかによ
って、2つの状態A,Bが判定される。状態Aは優先的
な処理を行っている状態、状態Bはそうでない状態であ
る。この状態の区別は、CPU301がソフトウェア上
で判断してCPU動作状態判定部305に設定してもよ
いし、割り込みマスクレベル等のCPU動作状態を表す
ものから区別するようにしてもよい。送信許可制御部3
06は、状態A,Bに応じてCTSの制御を行う。その
制御内容は、状態Aのとき、通信端末からRTSがオン
になってもCTSをオンせず、状態Bのとき、RTSが
オンならただちにCTSをオンすることである。
【0036】図4に従って動作を説明する。
【0037】CPUが優先的な処理を行っている状態A
ではRTSを受けてもCTSを返さないので、RTSを
出した通信端末はデータ送信を開始できない。通信制御
LSI306には受信データが到着しないので割り込み
が発生しない。従って、CPU301は割り込みに阻害
されずに優先的な処理のみを行うことになる。
【0038】CPUが優先的な処理を行っていない状態
Bになると、RTSを受けたときCTSを返すようにな
る。RTSを出した通信端末はデータ送信を開始でき
る。このときにはCPU301が受信処理に時間をとら
れて受信処理以外の処理を行う割合が減るが、優先的な
処理ではないので問題は起きない。
【0039】次に第3の実施例を説明する。
【0040】図5に示されるように、通信装置は、2つ
の通信ポート(ポート,ポート)と、CPU501
と、これらのポートを介して送受信を行う通信制御LS
I502,503と、通信制御LSI502,503が
データを受信したことをCPU501に割り込みで通知
するための割込み信号線504,505と、割り込みを
受けたCPU301が通信制御LSI502から受信デ
ータを読み取るCPUバス506と、ひとつのポートの
通信制御LSIがデータを受信中であるとき、他のポー
トへ送信要求があっても送信許可を返さず、受信中のポ
ートの受信が終了するまで待って送信許可を返す送信許
可制御部507とから構成される。この通信装置は、デ
ータの送信を行う通信端末(図示せず)が送信要求RT
Sを行い、その送信要求RTSを受けた通信装置が送信
許可CTSを返してから送信データTDの送信が開始さ
れる通信システムに用いられる。送信許可制御部507
はRTS及びCTSの信号線に挿入される。
【0041】送信許可制御部507は通信制御LSI5
02,503がデータを受信中であるかどうかを監視
し、一方のポートの通信制御LSIが受信中であれば、
他のポートでRTSを受けてもCTSを返さないで、受
信が終了するまで待つものである。
【0042】図6に従って動作を説明する。
【0043】まず、ポートに接続された通信端末によ
りRTSがオンになる。送信許可制御部507はただ
ちにCTSをオンにする。通信端末はデータ送信を開
始する。送信データを受けた通信制御LSI502は割
り込みを発生し、この割り込みによりCPU501が受
信処理を行う。RTS,CTSは通信端末がデータ
送信を行っている間、オンを維持する。この途中で、ポ
ートに接続された通信端末によりRTSがオンにな
ったとする。送信許可制御部507は、すぐにはCTS
をオンにせず、ポートの受信終了まで待つ。ポート
の受信終了後、CTSがオンになり、通信端末はデ
ータ送信を開始する。送信データを受けた通信制御LS
I503は割り込みを発生し、この割り込みによりCP
U501が受信処理を行う。このように、2つのポート
からほぼ同時に送信要求を受けたときでも、2つの割り
込みが連続して発生することがなく、CPUが受信処理
以外の処理を行う時間が確保される。
【0044】次に第4の実施例を説明する。
【0045】図7に示されるように、通信装置は、通信
ポートを3個以上設けたものであり、各通信ポートに通
信制御LSIが設けられている。他は図5の通信装置と
同じ構成であり、図7にはn個目の通信制御LSI70
1が示されている。送信許可制御部507は、同時に通
信可能なポート個数を設定でき、その個数のポートがデ
ータを受信中であるとき、残りのポートへ送信要求があ
っても送信許可を返さず、いずれかの受信中のポートの
受信が終了するまで待って送信許可を返すようになって
いる。同時に通信可能なポート個数m(m<n)は、予
め固定的に設定してもよいし、CPU501から送信許
可制御部507に対して可変的に設定してもよい。送信
許可制御部507は、通信中のポートがm未満の場合
は、あるポートからRTSを受けたらただちにCTSを
返す。通信中のポートがmに達している場合、残りのポ
ートからRTSを受けても、CTSを返さない。
【0046】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0047】(1)第1の構成によれば、ヘッダ部メモ
リにはヘッダ部しか格納されないため、CPUがDMA
転送によって停止する時間が少なくなる。
【0048】(2)また、通信制御用LSIとデータ部
メモリとが同じバス上にあるので、調停回路等の中継点
がなく、データの高速転送が可能である。従って、伝送
速度が100Mbpsのネットワーク間の中継に対応で
きる。
【0049】(3)第2の構成によれば、CPUが優先
的な処理を行っているときにはデータ受信によって処理
が中断されることがなく、処理の中断による問題が発生
しない。加えて、通信端末のデータ送信を待たせるよう
にしたので、オーバーランエラーが発生することがな
く、通信の信頼性が向上する。
【0050】(4)第3の構成によれば、同時に受信を
行う通信ポートを制限することができ、その結果、CP
Uが受信処理以外の処理を行う時間を確保することがで
き、処理の遅れによる問題発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す通信装置の構成図
である。
【図2】CPUが受信処理以外の処理を行うことができ
る場合のCPUの動作推移図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す通信装置の構成図
である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるCPUの動作推
移図である。
【図5】本発明の第3の実施例を示す通信装置の構成図
である。
【図6】本発明の第3の実施例における通信制御及びC
PUの動作推移図である。
【図7】本発明の第4の実施例を示す通信装置の構成図
である。
【図8】フレームの構造図である。
【図9】従来のデータ中継装置の構成図である。
【図10】従来のデータ中継装置の構成図である。
【図11】CPUが受信処理以外の処理を行うことがほ
とんどできない場合のCPUの動作推移図である。
【図12】通信端末と通信装置とからなるシステムの構
成図である。
【図13】図12のシステムにおける手順を示す図であ
る。
【図14】従来の通信装置の構成図である。
【図15】データが連続して受信された場合のCPUの
動作推移図である。
【図16】従来の通信装置の構成図である。
【図17】2つのポートからほぼ同時に受信したときの
CPUの動作推移図である。
【符号の説明】
101 CPU 102 ヘッダ部メモリ 103 DMA 104,105 通信制御用LSI 106 CPU側バス 107 通信制御用LSI側バス 108 データ部メモリ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ポートと、これらのポートを
    介して宛先アドレスを含むヘッダ部及び転送データを含
    むデータ部からなるフレームを送受信する通信制御用L
    SIと、受信したフレームを格納するメモリと、このフ
    レームをポート間で中継するか否かを判断するCPU
    と、上記通信制御用LSI及び上記メモリ間で直接デー
    タ転送するDMAとを有する通信装置において、上記C
    PUが接続されるバスと上記通信制御用LSIが接続さ
    れるバスとを分離して設け、上記DMAを双方のバスに
    接続し、CPU側のバスにフレームのヘッダ部を格納す
    るメモリを接続し、通信制御用LSI側のバスにフレー
    ムのデータ部を格納するメモリを接続したことを特徴と
    する通信装置。
  2. 【請求項2】 上記DMAが直接データ転送するときフ
    レームからヘッダ部のみを分離して上記CPU側のメモ
    リに転送する手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の通信装置。
  3. 【請求項3】 データの送信を行う通信端末が送信要求
    を行い、その送信要求を受けた通信装置が送信許可を返
    してからデータの送信が開始される通信システムに用い
    られる通信装置であって、通信装置がCPUと通信制御
    LSIとからなり、通信制御LSIがデータを受信した
    ことをCPUに割り込みで通知し、割り込みを受けたC
    PUが通信制御LSIから受信データを読み取る通信装
    置において、CPUが優先的な処理を行っている状態と
    行っていない状態とを判定するCPU動作状態判定部
    と、CPUが優先的な処理を行っていない状態のときの
    み送信許可を返す送信許可制御部とを設けたことを特徴
    とする通信装置。
  4. 【請求項4】 データの送信を行う通信端末が送信要求
    を行い、その送信要求を受けた通信装置が送信許可を返
    してからデータの送信が開始される通信システムに用い
    られる通信装置であって、通信装置がCPUと複数のポ
    ート毎の通信制御LSIとからなり、通信制御LSIが
    データを受信したことをCPUに割り込みで通知し、割
    り込みを受けたCPUが通信制御LSIから受信データ
    を読み取る通信装置において、ひとつのポートの通信制
    御LSIがデータを受信中であるとき、他のポートへ送
    信要求があっても送信許可を返さず、受信中のポートの
    受信が終了するまで待って送信許可を返す送信許可制御
    部を設けたことを特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 3個以上の上記ポートを有し、上記送信
    許可制御部が、同時に通信可能なポート個数を設定で
    き、その個数のポートがデータを受信中であるとき、残
    りのポートへ送信要求があっても送信許可を返さず、い
    ずれかの受信中のポートの受信が終了するまで待って送
    信許可を返すことを特徴とする請求項4記載の通信装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6493356B1 (en) 1998-01-09 2002-12-10 Nec Corporation Segmentation and reassembly system for ATM communication network improved in throughput
JP2003018237A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Maspro Denkoh Corp データ分配装置及びノイズ除去装置
JP2011193142A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Toshiba Corp 無線通信装置及び無線通信システム
JP4807861B2 (ja) * 2005-04-01 2011-11-02 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーション サーバ環境においてオフロードをネットワーク化するためのホスト・イーサネット・アダプタ

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