JPH0868711A - 密閉容器の気体漏れ監視装置 - Google Patents

密閉容器の気体漏れ監視装置

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JPH0868711A
JPH0868711A JP6206918A JP20691894A JPH0868711A JP H0868711 A JPH0868711 A JP H0868711A JP 6206918 A JP6206918 A JP 6206918A JP 20691894 A JP20691894 A JP 20691894A JP H0868711 A JPH0868711 A JP H0868711A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの密閉容器内の圧力差により気体漏れを
監視するものにあって、2つの密閉容器内の温度差によ
り誤ったガス漏れの警報を出力することのないようにす
る。 【構成】 2つの密閉容器1、4内の圧力差が所定値を
越えたときに出力信号7Aを出力する圧力差応動手段9
と、この出力信号7Aにより作動する警報手段11と、
2つの密閉容器1、4内の温度差が所定値を越えたとき
に出力信号13Aを出力する温度差応動手段13を設
け、この温度差応動手段13の出力信号13Aにより上
記警報手段11を作動させないようにした。 【効果】 2つの密閉容器内に温度差が生じ、これに伴
う圧力差が生じても誤ってガス漏れ警報を出力すること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば絶縁性ガスが
充填された密閉容器を用いるガス絶縁電気機器などにお
ける、密閉容器の気体漏れを監視して気体漏れの警報を
出す、密閉容器の気体漏れ監視装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来のガス絶縁電気機器におけ
る、絶縁性ガスが充填された密閉容器のガス漏れ監視装
置の構成図である。図4において、1は内部にSF6
(六フッ化硫黄)ガスなどの絶縁性ガスが充填され、か
つ高電圧が印加された母線及び/又は開閉機器2などを
収納した密閉容器であり、この密閉容器1がガス漏れの
監視対象である。
【0003】3は一端が上記密閉容器1に連通し、この
密閉容器1内のガス圧に応動して伸縮するベローズ、4
は上記密閉容器1の近傍に配置された補助用の別の密閉
容器であり、内部には上記密閉容器1に充填されたガス
と同種のガスが充填されている。5は一端が上記別の密
閉容器4に連通し、この別の密閉容器4内のガス圧に応
動して伸縮するベローズ、6は上記両ベローズ3、5の
自由端どおしを連結し、これら両ベローズ3、5の伸縮
に応動して移動する連節棒、7はこの連節棒6の移動量
が所定値以上になったときに、出力信号7Aを出力する
位置検出手段であり、マイクロスイッチ又は位置センサ
などにより連節棒6の位置検出が行なわれる。また、8
は上記ベローズ3、5と位置検出手段7とを支持する支
持枠であり、これらベローズ3、5と、連節棒6と、位
置検出手段7と、支持枠8とにより圧力差応動手段9が
構成されている。
【0004】10は上記出力信号7Aに応動して回路を
閉成する接点、11はこの接点10を介して制御電源1
2A、12Bに接続される警報手段である。
【0005】次に上記従来装置の動作について説明す
る。密閉容器1にガス漏れが生じていないかあるいはガ
ス漏れがあるがそれが所定量以下であるいわゆる定常状
態では、両密閉容器1、4内に圧力差がないかあるいは
小さいので、両ベローズ3、5と連節棒6とは定常位置
の範囲に保たれる。従って、上記連節棒6の移動量が所
定値以下のため、出力信号7Aが出力されないので接点
10が閉成されず警報手段11は作動しない。
【0006】密閉容器1に所定量以上のガス漏れが生じ
た異常状態では、この密閉容器1内の圧力が別の密閉容
器4内の圧力より低くなるので、両密閉容器1、4内に
大きな圧力差が生じこの圧力差に応動して両ベローズ
3、5が伸縮し、連節棒6は密閉容器1に連通したベロ
−ズ3の方向に移動する。そして、上記連節棒6の移動
量が所定値以上になると、出力信号7Aが出力されて接
点10を閉成して制御電源12A、12Bが供給され、
警報手段11が作動してガス漏れの警報が出力される。
【0007】例えば、このガス漏れ監視装置をガス絶縁
電気機器に適用した場合において、上記密閉容器1にガ
ス漏れが生じた異常状態時について説明する。上記密閉
容器1にガス漏れが生じて警報手段11が作動する条件
は、一般的には密閉容器1内のガスが1割漏れて、この
密閉容器1内のガス圧が1割低下したときに設定してあ
る。また、ガス絶縁電気機器の定格ガス圧は一般的には
0.5MPa(メガパスカル、以下同じ)になっている
ので、上記密閉容器1内のガスが1割漏れこの密閉容器
1内のガス圧が1割低下したとき、両密閉容器1、4内
の圧力差は0.05MPaとなる。このとき、これら両
密閉容器1、4内の圧力差の0.05MPaに応動して
ベローズ3、5が伸縮し、さらに連節棒6が0.05M
Pa相当量だけ密閉容器1に連通したベロ−ズ3の方向
に移動する。従って、この連節棒6の移動量が0.05
MPa相当以上になると、上記圧力差応動手段9により
出力信号7Aが出力されて接点10を閉成して制御電源
12A、12Bが供給され、警報手段11が作動してガ
ス漏れの警報が出力される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のガス漏れ監視装
置は、以上のように構成されているので両密閉容器1、
4内に温度差が生じたとき、下記のような問題点があっ
た。例えば、両密閉容器1、4の周辺温度の上昇又は直
射日光の照射などにより、別の密閉容器4だけ温度が上
昇すると、この別の密閉容器4内の圧力が上昇する。ゆ
えに、これら両密閉容器1、4内に圧力差が生じて上記
密閉容器1にガス漏れが生じたときと同様に上記連節棒
6が密閉容器1に連通したベロ−ズ3の方向に移動す
る。そのとき、この連節棒6の移動量が所定値を越えて
しまうと、上記圧力差応動手段9より出力信号7Aが出
力されるので、警報手段11が誤って作動してガス漏れ
の警報が出力されてしまう問題点があった。
【0009】例えば、ガス絶縁電気機器において上記警
報手段11が作動する条件は、上記密閉容器1にて容器
内の1割のガスが漏れて両密閉容器1、4内の圧力差
が、0.05MPaとなったときに設定してある。ゆえ
に、ガス漏れがない場合でもこれら両密閉容器1、4内
の温度差が約20℃になったとき、両密閉容器1、4内
の圧力差は0.05MPaとなるので、上記警報手段1
1が誤って作動してガス漏れの警報が出力されてしまう
問題点があった。
【0010】ところで、上記別の密閉容器4は、上記密
閉容器1の内部又はこの密閉容器1に隣接して設置でき
れば、これら両密閉容器1、4内に温度差が生ずる問題
点は起こらない。しかし、上記圧力差応動手段9の保守
点検のため地表から1乃至2mの位置に設置する必要が
あることと、上記密閉容器1の内部に設置するためには
この密閉容器1に加工しなくてはならないため、密閉容
器1の信頼性の観点から難しいことなどにより、密閉容
器1から少し離れた位置に設置する必要がある。その場
合、両密閉容器1、4の周辺温度の上昇又は直射日光の
照射などにより、容積の小さい上記別の密閉容器4内の
温度は容易に上昇するが、容積の大きい上記密閉容器1
内の温度の上昇速度は遅くなる。ゆえに、これら両密閉
容器1、4内の温度差により両密閉容器1、4内に圧力
差が生じ、警報手段11が誤って作動してガス漏れの警
報が出力されてしまう問題点があった。
【0011】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、気体漏れを監視する密閉容
器内の温度と、補助用の別の密閉容器内の温度とに差が
生じたときでも、誤った気体漏れの警報を出力させない
ことが出来る密閉容器の気体漏れ監視装置を提供するも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る密閉容器
の気体漏れ監視装置は、ふたつの密閉容器内の圧力差に
応動する圧力差応動手段の応動時に作動する警報手段
と、これら両密閉容器内の温度差に応動して警報手段の
作動を無効にする温度差応動手段を設けるようにしたも
のである。
【0013】また、ふたつの密閉容器内の圧力差に応動
する圧力差応動手段を第1、第2の圧力差に応動するも
のとし、この第1、第2の圧力差応動時にそれぞれ作動
する第1の警報手段及び第2の警報手段と、これら両密
閉容器内の温度差に応動して第1の警報手段の作動を無
効にする温度差応動手段を設けるようにしたものであ
る。
【0014】さらに、密閉容器内の温度を複数箇所で測
定してその平均値を密閉容器内の温度とするようにした
ものである。
【0015】
【作用】この発明に係る密閉容器の気体漏れ監視装置に
よれば、ふたつの密閉容器内の温度差が所定値以上のと
きに温度差応動手段を応動させ、この温度差応動手段の
応動時に警報手段の作動を無効にして誤った警報を出力
させないようにした。
【0016】また、ふたつの密閉容器内の圧力差に応動
する第1の警報手段及び第2の警報手段のうちの第1の
警報手段の作動を、温度差応動手段の応動時に無効にし
て誤った警報を出力させないようにするとともに、第2
の警報手段はふたつの密閉容器内の温度差が大きいとき
でも警報を出力させるようにした。
【0017】さらに、密閉容器内の温度を複数箇所で測
定してその平均値を密閉容器内の温度とすることで、よ
り正確な密閉容器の気体漏れの監視が実現出来るように
した。
【0018】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明に係る密閉容器のガス漏れ監
視装置の1実施例を示す構成図である。図1において、
1乃至11、7A、12A、12Bは上記従来装置と同
一のものでありその説明を省略する。1Aは密閉容器1
内の温度を測定する温度センサ、4Aは補助用の別の密
閉容器4内の温度を測定する温度センサ、13はこれら
両温度センサ1A、4Aで測定される温度から求めた温
度差が所定値以上になったとき出力信号13Aを出力す
る温度差応動手段、14はこの出力信号13Aに応動し
て回路を開放する接点であり、上記接点10と直列に接
続されている。
【0019】図1において、両密閉容器1、4内に温度
差がない場合は、温度差応動手段13が出力信号13A
を出力せず接点14が閉成したままである。従って、密
閉容器1にガス漏れが生じていないか、あるいはガス漏
れがあるがそれが所定量以下であるいわゆる定常状態で
は、従来装置と同様に出力信号7Aが出力されないの
で、接点10が閉成されず警報手段11は作動しない。
逆に密閉容器1に所定量以上のガス漏れが生じた異常状
態では、従来装置と同様に出力信号7Aが出力されるの
で、接点10が閉成され警報手段11が作動してガス漏
れの警報が出力される。
【0020】次に、両密閉容器1、4内に温度差が生じ
た場合、例えばこれら両密閉容器1、4の周辺温度の上
昇又は直射日光の照射などにより両密閉容器1、4内の
温度差により生ずる圧力差が、密閉容器1のガス漏れに
より警報手段11が作動する所定値以上になったときに
は、出力信号7Aが出力されるので、接点10が閉成さ
れ警報手段11を作動させようとする。しかし、このと
き温度差応動手段13が両密閉容器1、4内の温度差に
応動して出力信号13Aを出力しており、この出力信号
13Aに応動して接点14が開放されるので、接点10
が閉成されても警報手段11が制御電源12A、12B
に接続されない。すなわち、両密閉容器1、4内の温度
差に応動して警報手段11の作動を無効にするので、温
度差による誤ったガス漏れの警報が出されないことにな
る。
【0021】例えば、ガス絶縁電気機器において上記圧
力差応動手段9が応動する条件は、上記密閉容器1にて
容器内の1割のガスが漏れて両密閉容器1、4内の圧力
差が、0.05MPaとなったときに設定してある。ゆ
えに、密閉容器1にガス漏れがない場合でもこれら両密
閉容器1、4内の温度差が約20℃になったとき両密閉
容器1、4内の圧力差は0.05MPaとなるので、上
記圧力差応動手段9が応動して出力信号7Aが出力され
接点10が閉成される。そのとき、両密閉容器1、4内
の温度差が約20℃になり上記圧力差応動手段9が応動
して接点10が閉成する前に、上記温度差応動手段13
が両密閉容器1、4内の温度差に応動して接点14を開
放し、警報手段11の作動を無効にするので、温度差に
よる誤ったガス漏れの警報が出力されないことになる。
【0022】実施例2.上記のように実施例1によれ
ば、たしかに温度差による誤動作を防止することができ
る。しかしながら、例えば密閉容器1の所定値以上のガ
ス漏れと両密閉容器1、4内の所定値以上の温度差が重
なった状態など、レアケースとはいうものの警報を出力
しなければならない状況なのに警報が出力できないとい
う新たな問題が生ずる。図2はこの新たな問題を解決す
るこの発明に係る第2の実施例を示す構成図であり、圧
力差応動手段9を第1の圧力差に応動する出力信号7A
とは別に、これより大きい第2の圧力差に応動する出力
信号7Bを出力する構成とし、第1の圧力差に応動する
出力信号7Aは、上記実施例1と同様に温度補償された
警報手段11の作動回路の制御に用いられる。15は上
記第2の圧力差に応動する出力信号7Bに応動して回路
を閉成する接点、16はこの接点15を介して制御電源
12A、12Bに接続される第2の警報手段である。
【0023】上記実施例1と同様に、例えばガス絶縁電
気機器において上記圧力差応動手段9が応動する条件
は、上記密閉容器1にて容器内の1割のガスが漏れて両
密閉容器1、4内の圧力差が0.05MPaとなったと
きに設定してある。ゆえに、ガス漏れがない場合でもこ
れら両密閉容器1、4内の温度差が約20℃になったと
き、両密閉容器1、4内の圧力差は0.05MPaとな
るので、上記圧力差応動手段9が応動して出力信号7A
が出力され接点10が閉成される。しかし、両密閉容器
1、4内の温度差が約20度であるので、上記圧力差応
動手段9の応動による接点10の閉成する前に、上記温
度差応動手段13が両密閉容器1、4内の温度差に応動
して出力信号13Aを出力し、接点14を開放して警報
手段11の作動を無効にするので、両密閉容器1、4内
の温度差による誤ったガス漏れの警報が出されないよう
になる。
【0024】両密閉容器1、4内に温度差がない状態で
密閉容器1に1割のガス漏れが生じたとすると、両密閉
容器1、4内の圧力差が0.05MPaとなり出力信号
7Aにより接点10が閉成され、両密閉容器1、4内に
温度差がないので接点14が開放されないため第1の警
報手段11が作動し、例えばガス補給の指令を出す。次
に大量のガス漏れが生じたとする。例えば上記密閉容器
1に2割のガス漏れが生じたとすると、両密閉容器1、
4内の圧力差は0.1MPaとなり圧力差応動手段9は
出力信号7Bを出力し接点15を閉成する。この接点1
5の閉成により第2の警報手段16を作動させ、例えば
開閉機器2などの操作を鎖錠する指令を出す。開閉機器
2の操作を鎖錠するのは、密閉容器1のガス漏れが大量
である場合に、開閉機器2などの操作による遮断不能な
ど重大事故の発生を抑えるためである。
【0025】なお、両密閉容器1、4内の温度差による
第2の警報手段16の誤動作が考えられるが、両密閉容
器1、4内の圧力差0.1MPaは温度差に換算すると
40℃相当になり、両密閉容器1、4の周辺温度の上昇
又は直射日光の照射などによるこの状況の発現は考えら
れず問題はない。すなわち、第2の警報手段16は開閉
機器2などの操作を鎖錠する重大警報として、温度状況
に関係なく常に密閉容器1のガス漏れを監視出来るよう
になっている。さらに言えば、両密閉容器1、4内に温
度差があっても、常に密閉容器1のガス漏れを監視出来
る、安全性の高い密閉容器のガス漏れ監視装置を得るこ
とが出来る。
【0026】実施例3.図3は本発明に係る第3の実施
例を示す構成図であり、密閉容器1内の温度を離れた箇
所に設けた複数の温度センサ1A、1Bにて測定し、そ
の平均値をこの密閉容器1内の温度とする。そして温度
差応動手段13では上記平均値と補助用の別の密閉容器
4内の温度との温度差が所定値以上になったとき、出力
信号13Aを出力して誤ったガス漏れの警報を出力させ
ないようにする。
【0027】この実施例3によれば、密閉容器1の直射
日光の照射又は密閉容器1の設置場所での周辺温度差に
よる密閉容器1内の温度の測定誤差が少なくなるので、
両密閉容器1、4内の温度差が所定値以下であるにもか
かわらず、温度差応動手段13が両密閉容器1、4内の
温度差に応動して接点14を開放し、警報手段11の作
動を無効にしてしまいガス漏れの警報が出力されないと
いう不具合を防ぐことが出来る。
【0028】また、この実施例3では温度センサ1A、
1Bを2個の場合で説明したが、上記密閉容器1内の温
度を測定する温度センサ1A、1Bの数を2個以上に多
くすれば、密閉容器1内の温度の測定誤差をより少なく
できることは言うまでもない。
【0029】また、上記各実施例では、この発明を絶縁
性ガスを密閉容器1に充填したガス絶縁電気機器に適用
した場合について説明したが、この用途に限定されるも
のでないことは勿論、充填されるガスを選ぶものでもな
く空気を含むあらゆる気体を充填した密閉容器の気体漏
れ監視装置に適用しても、上記各実施例と同様の効果を
奏する。
【0030】また、上記各実施例では、主となる密閉容
器1と従たる別の密閉容器4とで説明したが、両密閉容
器1、4の双方を共に主となる密閉容器として、気体漏
れを監視する密閉容器としてもよく、上記各実施例と同
様の効果を奏する。
【0031】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、2つの
密閉容器内の温度差に応動する温度差応動手段を備え、
その出力で警報手段の作動を無効にするようにしたの
で、両密閉容器内の温度差により誤った警報を出力する
ことがないようにできる。
【0032】また、この発明によれば、2つの密閉容器
内の圧力差に応動する圧力差応動手段を第1、第2の圧
力差に応動するものとし、第1、第2の圧力差応動時に
作動する第1、第2の警報手段を設け、そのうち第1の
警報手段の作動を温度差応動手段の応動時に無効にする
ようにしたので、両密閉容器内の温度差により誤った警
報が出力されないうえに、両密閉容器内の圧力差が大き
いときは温度差に関係なく第2の警報手段を作動させる
ことができる。
【0033】さらに、この発明によれば、密閉容器内の
温度を複数箇所で測定してその平均値を密閉容器内の温
度としたので、両密閉容器内の温度差をより正確に測定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る密閉容器の気体漏れ監視装置
を示す構成図である。
【図2】 この発明の他の実施例を示す構成図である。
【図3】 この発明のさらに他の実施例を示す構成図で
ある。
【図4】 従来の密閉容器のガス漏れ監視装置を示す構
成図である。
【符号の説明】
1 密閉容器、1A、1B 温度センサ、3 ベロー
ズ、4 別の密閉容器、4A 温度センサ、5 ベロー
ズ、7 位置検出手段、9 圧力差応動手段、10 接
点、11 第1の警報手段、12A、12B 制御電
源、13 温度差応動手段、14 、15 接点、16
第2の警報手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02B 13/025

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気体が充填された密閉容器の近傍に配置
    された別の密閉容器、これら両密閉容器内の圧力差に応
    動する圧力差応動手段、この圧力差応動手段の応動時に
    作動する警報手段、及び上記両密閉容器内の温度差に応
    動する温度差応動手段を備え、この温度差応動手段の応
    動時に上記警報手段の作動を無効にするようにしたこと
    を特徴とする密閉容器の気体漏れ監視装置。
  2. 【請求項2】 気体が充填された密閉容器の近傍に配置
    された別の密閉容器、これら両密閉容器内の第1及び第
    2の圧力差に応動する圧力差応動手段、この圧力差応動
    手段の第1の圧力差応動時に作動する第1の警報手段、
    上記圧力差応動手段の第2の圧力差応動時に作動する第
    2の警報手段、及び上記両密閉容器内の温度差に応動す
    る温度差応動手段を備え、この温度差応動手段の応動時
    に上記第1の警報手段の作動を無効にするようにしたこ
    とを特徴とする密閉容器の気体漏れ監視装置。
  3. 【請求項3】 密閉容器内の温度を複数箇所で測定し、
    この複数箇所における温度の平均値を、上記密閉容器内
    の温度としたことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載の密閉容器の気体漏れ監視装置。
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CN103154689A (zh) * 2010-09-03 2013-06-12 英福康有限责任公司 检漏器
US9360465B2 (en) 2010-09-03 2016-06-07 Inficon Gmbh Leak detector
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