JPH0868605A - シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置 - Google Patents

シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置

Info

Publication number
JPH0868605A
JPH0868605A JP20381694A JP20381694A JPH0868605A JP H0868605 A JPH0868605 A JP H0868605A JP 20381694 A JP20381694 A JP 20381694A JP 20381694 A JP20381694 A JP 20381694A JP H0868605 A JPH0868605 A JP H0868605A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
detection
switch
range
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20381694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2846249B2 (ja
Inventor
Daiki Maki
大樹 真木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CKD Corp filed Critical CKD Corp
Priority to JP6203816A priority Critical patent/JP2846249B2/ja
Publication of JPH0868605A publication Critical patent/JPH0868605A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2846249B2 publication Critical patent/JP2846249B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Actuator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取り付けによりシリンダチューブ外部に大き
なスペースを占めることがなく、又、シリンダの中間位
置で停止するピストンをその停止位置と停止位置から離
れた停止範囲で検出するとともに、その停止範囲に応じ
た検出精度で検出することができるシリンダにおけるピ
ストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置を提
供する。 【構成】 ケース2内には、第1〜第4リードスイッチ
S1〜S4がその検出範囲が順にずれるとともに隣同士
が重なるように配置されている。ブレーキを行うために
ピストンPを検出する第1リードスイッチS1はブレー
キを作動する制御回路部に接続される出力端子Aに接続
されている。又、第1〜第4リードスイッチS1〜S4
はそれぞれ切換スイッチSw1〜Sw4を介してオア回
路7に接続されている。オア回路7の出力側はピストン
Pの停止を判定する制御回路部に接続される出力端子B
に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシリンダにおけるピスト
ン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置に係り、
詳しくはエアシリンダ等においてピストンを中間位置で
検出するためのシリンダにおけるピストン位置検出スイ
ッチ及びピストン位置検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、生産ライン等において、
ワークを複数の位置で停止させるために複数の中間位置
で停止することができるエアシリンダがある。このエア
シリンダでは、ピストンの位置をピストンに設けられた
磁石をシリンダチューブの外側に設けられたリードスイ
ッチ等の磁気検出スイッチにて検出している。そして、
磁気検出スイッチから検出信号が出力されると、この検
出信号に基づいてブレーキバルブ、メカニカルブレーキ
等のブレーキが作動されてピストンの移動にブレーキが
かけられる。
【0003】ブレーキをかけられたピストンが実際に停
止する位置は、磁気スイッチが検出信号を出力してから
ブレーキが作動されるまでの時間遅れや負荷・ピストン
ロッド等の慣性により、磁気検出スイッチが検出信号を
出力する位置からオーバランした位置になる。
【0004】このオーバラン量は、負荷の大きさやピス
トン速度が大きくなるにつれて大きくなるとともに、一
定の範囲のバラツキを持った量になる。通常では、ピス
トンのオーバラン量は、検出スイッチが停止したピスト
ンをいまだ検出することができる検出範囲内であること
が予定されている。即ち、停止したピストンは、磁気検
出スイッチにて検出され続けられる必要がある。つま
り、ピストンのオーバラン量が磁気検出スイッチの検出
範囲を越えて大きくなった場合に、磁気検出スイッチが
停止したピストンを検出することができなくなるのを防
止するためである。しかしながら、負荷が大きくなった
り、ピストン速度が大きくなる結果、ピストンのオーバ
ラン量が大きくなると、1つの磁気検出スイッチの検出
範囲内にピストンが停止しなくなる場合がある。この結
果、停止したピストンを磁気検出スイッチにて検出する
ことができなくなる。
【0005】又、磁気検出スイッチの検出信号を入力し
てブレーキを作動するための制御回路としては、例え
ば、プログラマブル・コントローラが使用されるが、こ
の場合、プログラマブル・コントローラへの入力はスキ
ャンタイム毎に行われる。従って、ピストンの検出信号
の時間幅はスキャンタイムよりも長い必要がある。しか
し、ピストンの移動速度が高速になると、所定の検出範
囲に対して磁気検出スイッチが出力することができる検
出信号の時間幅が短くなる。この結果、検出信号の時間
幅がスキャンタイムよりも短くなり、プログラマブル・
コントローラが検出信号を入力することができなくなる
場合がある。
【0006】上記のような問題を解決する方法として、
磁気検出スイッチの検出範囲を広くすることが考えられ
る。しかし、1個の磁気検出スイッチの検出範囲は限ら
れているため、検出範囲を広くするため、図8(a),
(b)に示すように、複数の磁気検出スイッチ21をシ
リンダチューブTに対してピストンの移動方向にずらし
て配置することが考えられる。この配置方法によれば、
各磁気検出スイッチ21の検出範囲がピストンの移動方
向にずれるため、全体として広い検出範囲を得ることが
できる。この方法の場合は、ピストンが最初の磁気検出
スイッチ21の検出範囲内で検出されると、その磁気検
出スイッチ21が出力する検出信号に基づいてブレーキ
が作動される。そして、ピストンはいずれかの磁気検出
スイッチ21の検出範囲内で停止し、その磁気検出スイ
ッチ21が出力する検出信号によりピストンの停止が確
認される。このように、複数の磁気検出スイッチ21を
使用する場合は、各磁気検出スイッチ21の出力を別に
設けた信号処理回路部に入力し、この信号処理回路部に
て各磁気検出スイッチ21の検出信号の論理和である検
出信号を出力する。従って、ピストンが最初の磁気検出
スイッチにて検出されてから停止するまでの間は検出信
号が出力され続けるため、実質的に広い検出範囲が得ら
れる。そして、制御回路は、この検出信号に基づいてブ
レーキの作動及び停止したピストンの検出を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、シリンダチ
ューブの外側に複数の磁気検出スイッチ21を配置する
方法は、シリンダの外径が小さい場合には取り付けが実
質的に不可能である。又、複数の磁気検出スイッチ21
を装着した場合、シリンダ周囲のスペース使用効率が悪
くなるため、製造工程では実施できない場合があった。
さらに、複数の磁気検出スイッチが出力する検出信号の
論理和を作る信号処理回路部を設けなければならず、そ
のための余分なスペースを必要とするため、設置が容易
でなかった。
【0008】又、別な問題として、複数の磁気検出スイ
ッチ21を使用して広い検出範囲を得た場合、停止した
ピストンを検出する検出範囲が広くなる。この結果、ピ
ストトンを狭い範囲内で高精度に停止させる場合、その
精度に応じた検出範囲で停止したピストンを検出するこ
とができなくなる。即ち、停止したピストンの検出精度
が粗くなる問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は取り付けによりシリンダ
チューブ外側に大きなスぺースを占めることがなく、
又、シリンダの中間位置で停止するピストンをその停止
位置と停止位置から離れた停止範囲で検出するととも
に、その停止範囲に応じた検出精度で検出することがで
きるシリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピ
ストン位置検出装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、シリンダの外部に配置さ
れ、シリンダの内部を移動するピストンに設けられた被
検知部材を検出する磁気検出素子を複数備え、この磁気
検出素子を、第1の位置で検出するための検出範囲を持
つ第1の磁気検出素子と、第1の位置から離間した第2
の位置で検出するための検出範囲を有する1つ又は複数
の第2の磁気検出素子とに区分するとともに、隣合う磁
気検出素子同士がその検出範囲が重なるように1つのケ
ース内に収容した。
【0011】又、請求項2に記載の発明は、シリンダの
外部に配置され、シリンダの内部を移動するピストンに
設けられた被検知部材を検出する磁気検出素子を複数備
え、この磁気検出素子を、ピストンにブレーキをかける
位置で検出するための検出範囲を持つ第1の磁気検出素
子と、ブレーキをかけられたピストンが停止する範囲を
検出範囲に含む1つ又は複数の第2の磁気検出素子とに
区分するとともに、隣合う磁気検出素子同士がその検出
範囲が重なるように1つのケース内に収容した。
【0012】又、請求項3に記載の発明は、請求項1に
記載の発明において、前記第2の磁気検出素子の各検出
範囲の中から、停止したピストンを検出する検出範囲を
設定する検出範囲設定手段と、前記検出範囲設定手段が
設定した検出範囲内にピストンが停止したとき、検出信
号を出力するピストン停止判定手段とを備え、ピストン
検出部、検出範囲設定手段及びピストン停止判定手段を
1つのケース内に収容した。
【0013】又、請求項4に記載の発明は、請求項2に
記載のシリンダにおけるピストン位置検出装置におい
て、検出範囲設定手段を、各磁気検出素子に対して設け
られ、対応する磁気検出素子の出力のオア回路への入力
を選択するため切換スイッチとし、ピストン停止判定手
段をオア回路とした。
【0014】
【作用】従って、請求項1に記載の発明によれば、複数
の磁気検出素子が1つのケース内に収容されているた
め、各磁気検出素子がそれぞれ独立してケースに収容さ
れた磁気検出スイッチに較べて、部品点数が省略される
とともにスペースの使用効率が向上する。そして、ピス
トンは第1の磁気検出素子の検出範囲内の第1の位置で
検出されるとともに、第1の位置から離間した、第2の
磁気検出素子の検出範囲内の第2の位置で検出される。
この結果、ピストン広い範囲で検出される。
【0015】又、請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の作用に加えて、移動するピストンは
第1の磁気検出素子の検出範囲内で検出され、停止した
ピストンは第2の磁気検出素子の検出範囲内で検出され
る。即ち、停止したピストンはブレーキを行うために検
出する第1の磁気検出スイッチの検出範囲に対して独立
した第2の磁気検出素子の検出範囲内で検出される。こ
の結果、検出範囲を大きくすることができる。
【0016】又、請求項3に記載の発明によれば、検出
範囲設定手段により、第2の磁気検出素子の各検出範囲
から停止したピストンを検出するための検出範囲が設定
される。そして、その設定された検出範囲内にピストン
が停止すると、ピストン停止判定手段が検出信号を出力
する。この結果、停止したピストンを検出する検出範囲
を変更することができる。さらに、ピストン位置検出ス
イッチ、検出範囲設定手段及びピストン停止判定手段が
1つのケース内に収容されているため、各磁気検出素子
がそれぞれ独立してケースに収容された磁気検出スイッ
チに検出範囲設定手段及びピストン停止判定手段を設け
る場合に較べて、部品点数が省略されるとともにスペー
スの使用効率が向上する。
【0017】又、請求項4に記載の発明によれば、検出
範囲が切換スイッチにより設定される。この結果、停止
したピストンの検出範囲を各磁気検出素子の検出範囲の
み又は各検出範囲の和に変更することができる。この結
果、検出範囲を狭くした場合は、高精度に停止するピス
トンを対応する精度で検出できる。
【0018】
【実施例】以下、本発明をシリンダにおけるピストン位
置検出装置に具体化した一実施例を図1〜図4に従って
説明する。
【0019】図4に示すように、ピストン位置検出装置
1は、エアシリンダScのチューブTの外側に取り付け
られる。ピストン位置検出装置1は、ピストンPに取り
付けられた被検知部材としてのマグネットMを検出し
て、検出信号を制御回路部Cに出力する。制御回路部C
は、ブレーキバルブVを作動してエアシリンダScのブ
レーキQを駆動する。
【0020】図2に示すように、ピストン位置検出装置
1のケース2内には対向する位置に配置された上下一対
の基板3,4が設けられている。下側基板3の下面側に
はマグネット検出部5が形成されている。又、上側基板
4の上面側には信号処理回路部6が形成されている。
【0021】マグネット検出部5には、4個の第1〜第
4リードスイッチS1〜S4がその外周面側が互いに接
触するように固定されている。又、各リードスイッチS
1〜S4はその長さ方向に順に、同じ長さだけずれた位
置に配置されている。即ち、図3に示すように、第1リ
ードスイッチS1の検出範囲の後端と第2リードスイッ
チS2の検出範囲の前端は重ねられ、第2リードスイッ
チS2の検出範囲の後端と第3リードスイッチS3の検
出範囲の前端は重ねられてる。又、第1リードスイッチ
S1と第3リードスイッチS3の検出範囲は重ならない
ように配置されている。さらに、第3リードスイッチの
検出範囲の後端と第4リードスイッチの検出範囲の前端
は重ねられている。又、第2リードスイッチS2と第4
リードスイッチS4の検出範囲は重ならないように配置
されている。この結果、4個のリードスイッチS1〜S
4により広い検出範囲が形成されている。
【0022】ケース2の下面側はシリンダチューブTの
外側に当接される検出面2aとなっている。従って、各
リードスイッチS1〜S4はこの検出面2a及びシリン
ダチューブTを介してピストンPに設けられたマグネッ
トMを検出する。本実施例では、第1リードスイッチS
1にて第1の磁気検出素子が構成され、第2〜第4リー
ドスイッチS2〜S4にて第2の磁気検出素子が構成さ
れている。
【0023】信号処理部6Iは、オア回路7、発光ダイ
オード8,9、ツェナダイオード10,11、抵抗1
2,13、切換スイッチSw1〜Sw4が設けられてい
る。ケース2上面の切換スイッチSw1〜Sw4に相対
する位置には、切換スイッチSw1〜Sw4を切換操作
するための窓部2aが形成されている。又、ケース上面
の発光ダイオード8,9に相対する位置には、発光ダイ
オード8,9の発光部をケース2外から見るための窓部
2bが形成されている。
【0024】図1は、ピストン位置検出装置1の電気回
路を示す。各リードスイッチS1〜S4の一端は、図示
しない直列電源のプラス側に接続されている。第1リー
ドスイッチS1の他端は抵抗12及び発光ダイオード8
を介して出力端子Aに接続されている。出力端子Aはピ
ストン位置検出装置1の外部に設けられた前記制御回路
部C(図4に図示)に接続されている。又、抵抗12及
び発光ダイオード8の直列回路に対してはツェナダイオ
ード10がアノードを発光ダイオード8側にカソードを
抵抗12側にして並列に接続されている。従って、第1
リードスイッチS1がピストンPを検出してオンする
と、発光ダイオード8が発光するとともに出力端子Aが
低電位から高電位になる。
【0025】又、各リードスイッチS1〜S4の他端は
それぞれ切換スイッチSw1〜Sw4を介してオア回路
7の入力側に接続されている。オア回路7の出力側は抵
抗13及び発光ダイオード9を介して出力端子Bに接続
されている。出力端子Bは前記制御回路部Cに接続され
ている。又、抵抗13及び発光ダイオード9の直列回路
に対してはツェナダイオード11がアノードを発光ダイ
オード9側にカソードを抵抗13側にして並列に接続さ
れている。従って、対応する切換スイッチSw1〜Sw
4が閉路されたリードスイッチS1〜S4のいずれかが
ピストンPを検出してオンすると、発光ダイオード13
が発光するとともに出力端子Bが低電位から高電位にな
る。
【0026】このピストン位置検出装置1をエアシリン
ダScに装着する場合は、図4に示すように、検出面2
aをエアシリンダScのチューブT外側に当接させる。
この際、ブレーキをかけようとするピストンPの移動方
向に対して、第1リードスイッチS1が先ずピストンP
を検出する方向にピストン位置検出装置1を向けるとと
もに、第1リードスイッチS1の検出範囲がピストンP
にブレーキをかけようとする位置に配置されるようにす
る。即ち、図4ではピストンPが右側から左側に移動す
る際にブレーキをかけようとするため、ピストン位置検
出装置1は第1リードスイッチS1の検出範囲が右側
に、第4リードスイッチS4の検出範囲が左側に配置さ
れる向きに取り付けられる。
【0027】制御回路部Cは出力端子Aから高電位の電
圧が出力されるとブレーキバルブVを作動してブレーキ
Qを駆動し、ピストンPの移動にブレーキをかける。
又、制御回路部Cは、ブレーキQを作動してから所定時
間が経過した時点で出力端子Bから高電位の電圧が出力
されていると、ピストンPが所定の停止範囲内に停止し
たと判定して、エアシリンダScに次の動作を行わせる
ようになっている。
【0028】次に、以上のように構成されたピストン位
置検出装置の作用について説明する。先ず、ピストン位
置検出装置1をエアシリンダScのシリンダチューブT
に取り付ける。即ち、検出面2aをシリンダチューブT
に当接させ、ブレーキをかけようとするピストンPの移
動方向に対して、第1リードスイッチS1が先ずピスト
ンPを検出する方向に向ける。又、第1リードスイッチ
S1の検出範囲がピストンPにブレーキをかけようとす
る位置に配置されるようにする。そして、本実施例では
各切換スイッチSw1〜Sw4を全て閉路する。従っ
て、図3に示すように、全体の検出範囲は、各リードス
イッチS1〜S4の各検出範囲の論理和となる。図3に
示すように、ピストンPが移動して、マグネットMが第
1リードスイッチS1の検出範囲に入ると、第1リード
スイッチS1がオンする。この結果、発光ダイオード8
に電源電圧が印加されるため、発光ダイオード8が発光
する。この際、抵抗12及び発光ダイオード8にはツェ
ナダイオード10が並列に接続されているため、第1リ
ードスイッチS1がオンしたときに抵抗12及び発光ダ
イオード8に大きな電圧が印加されることはない。この
結果、抵抗12及び発光ダイオード8の損傷が防止され
る。同時に、出力端子Aからは高電位の電圧が制御回路
部Cに出力され、制御回路部Cはこの電圧に基づいてブ
レーキバルブVを介してブレーキQを作動する。この結
果、ピストンPにブレーキがかけられる。
【0029】又、第1リードスイッチS1のオンによ
り、発光ダイオード9にも電源電圧が印加される。この
結果、発光ダイオード9が発光する。同時に、出力端子
Bからは高電位の電圧が出力される。
【0030】ブレーキによりピストンPは第1リードス
イッチS1にて検出された位置からオーバランして第1
〜第4シリンダスイッチS1〜S4の何れかの検出範囲
内で停止する。この間、第1〜第4リードスイッチS1
〜S4のいずれかがオンするため、オア回路7の出力側
は能動状態のままとなり発光ダイオード9は発光したま
まの状態になる。又、出力端子Bからは高電位の電圧が
出力されたままになる。この結果、制御回路部Cはピス
トンPが第1〜第4リードスイッチS1〜S4の検出範
囲内に停止したと判断して、次の動作に移行する。この
際、ピストンPの停止位置が第1リードスイッチS1の
検出範囲を越えると、第1リードスイッチS1がオフす
るため発光ダイオード8は発光しなくなる。
【0031】又、ピストンPのオーバラン量が過大にな
ると、ピストンPはいずれのリードスイッチS1〜S4
の検出範囲からも外れた位置で停止する。この結果、出
力端子Bの出力が低電位になる。この場合、制御回路部
Cは、ピストンPが検出範囲内を越えて停止したと判断
して、次の動作への移行を中断する。
【0032】以上のように、本実施例のピストン位置検
出装置1によれば、1つのケース2内に複数のリードス
イッチS1〜S4を備え、ピストンPを検出してブレー
キを作動させる第1リードスイッチS1の検出範囲に対
して、停止したピストンPを検出する第2リードスイッ
チS2〜S4の各検出範囲を順にずれた位置に配置する
とともに、隣同士の端部が重なるように配置した。又、
各リードスイッチS1〜S4をそれぞれ切換スイッチS
w1〜Sw4を介してオア回路7に接続した。そして、
使用時には、切換スイッチSw1〜Sw4を全て閉路し
て、ピストンPの停止をリードスイッチS1〜S4の検
出範囲の和の範囲で検出するようにした。従って、第1
リードスイッチS1に検出される位置からピストンPが
大きくオーバランしても、ピストンPは検出範囲内に停
止するため、停止したピストンPを検出することができ
る。
【0033】又、本実施例のピストン位置検出装置1に
よれば、各リードスイッチS1〜S4の切換スイッチS
w1〜SW4を選択して閉路することにより、ピストン
Pの停止を検出するための検出範囲を変更することがで
きる。例えば、第3リードスイッチS3に対応する切換
スイッチSw3のみを閉路することにより、図5に示す
ように、ピストンPの停止を検出するための検出範囲を
第3リードスイッチS3の検出範囲のみに限定すること
もできる。従って、ピストンPを狭い範囲内に高精度に
停止させる場合に、ピストンPをその停止範囲に応じた
高い検出精度で検出することができる。
【0034】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、以下のように構成することもできる。 (1) ケース2内にマグネット検出部5と信号処理部
6を備えたピストン位置検装置1に実施したが、マグネ
ット検出部5のみをケース2内に備えたピストン位置検
出スイッチとして実施してもよい。この場合、信号処理
部6をピストン位置検出スイッチの外部に設け、各リー
ドスイッチS1〜S4の検出信号の論理和を作成して制
御回路部Cに出力する。
【0035】(2) 上記実施例では、各リードスイッ
チS1〜S4をオア回路7に接続して全体の検出範囲を
広くしたが、図6に示すように、オア回路7の代わりに
アンド回路15に接続するように構成してもよい。この
構成によれば、例えば、図7に示すように、リードスイ
ッチS3,S4の切換スイッチSw3,Sw4のみを閉
路することにより、ピストンPの停止を検出する検出範
囲をリードスイッチS3,S4の検出範囲の共通範囲に
限定することができる。この結果、ピストンPの停止を
検出する範囲を、各リードスイッチS1〜S4の検出範
囲よりも狭い範囲とすることができる。従って、ピスト
ンPを各リードスイッチS1〜S4の検出範囲よりも狭
い範囲内で高精度に停止させる場合に、ピストンPをそ
の停止範囲に応じた高い検出精度で検出することができ
る。
【0036】又、各リードスイッチS2〜S4を単独で
動作させることにより、停止したピストンPを検出する
検出範囲を移動させることができる。従って、オーバラ
ン量が異なるエアシリンダScのピストンPに対して
も、そのオーバラン量に合わせて検出範囲を変更するこ
とによりピストンPを高い精度で検出することができ
る。
【0037】(3) 上記実施例では、第1リードスイ
ッチS1を出力端子Aに接続し、第1リードスイッチS
1の検出範囲でピストンPを検出してブレーキを作動さ
せた。これを、第1リードスイッチS1及び第4リード
スイッチS4をそれぞれ切換スイッチを介して出力端子
Aに接続する。そして、ピストンPにブレーキをかける
移動方向に応じて、ブレーキのためのピストンPの検出
を行う側のリードスイッチS1,S4を出力端子Aに接
続させる。この構成によれば、ピストンPを両移動方向
で検出するピストン位置検出装置1とすることができ
る。この場合、エアシリンダScにピストン位置検出装
置1を取り付ける際に、その方向を考慮しなくてもよく
なる。
【0038】(4) リードスイッチS1〜S4の数
は、2個又は3個でもよく、あるいは、5個以上でもよ
い。 (5) 磁気検出スイッチは、リードスイッチS1〜S
4に限らず、ホール素子、磁気抵抗素子(半導体型、強
磁性体型)、磁気ダイオード、磁気トランジスタ、SQ
UID(超伝動量子干渉計)等の固体磁気センサを使用
してもよい。
【0039】(6) ピストン位置検出装置1に発光ダ
イオード12,13を設けず、制御回路部C等に設けて
もよい。又、設けなくてもよい。 (7) ピストンPを停止させる場合に限らず、第1リ
ードスイッチS1の検出範囲内に停止したピストンPを
移動させ、第2〜第4リードスイッチS2〜S4の検出
範囲内で停止させることもできる。即ち、第1リードス
イッチS1にて検出されるピストンPを所定量だけ移動
させて停止させる。そして、停止したピストンPを第2
〜第4リードスイッチS2〜S4で検出するようにす
る。
【0040】以下、特許請求の範囲に記載された技術的
思想の外に、前述した各実施例で把握される技術的思想
をその効果とともに記載する。 (1) 請求項2に記載のシリンダにおけるピストンの
位置検出装置において、検出範囲設定手段をアンド回路
15と切換スイッチSw1〜Sw4とし、ピストン停止
判定手段はアンド回路15とする。
【0041】このような構成によれば、停止したピスト
ンの検出範囲を各リードスイッチの検出範囲よりも狭く
することができるため、高精度に停止するピストンをそ
の停止精度に応じた精度で検出することができる。又、
停止したピストンを検出する検出範囲をオーバラン量に
応じて変更することができるため、ピストンのオーババ
ラン量が異なる場合にもピストンを検出することができ
る。
【0042】尚、この明細書において、発明の構成に係
る手段及び部材は、以下のように定義されるものとす
る。 (1) 磁気検出素子の検出範囲とは、シリンダチュー
ブ外側に取り付けられた磁気検出素子がシリンダの内部
を移動するピストンに設けられたマグネットを検出でき
るピストンの移動範囲をいう。
【0043】(2) ケースとは、複数の磁気検出素
子、又は、複数の磁気検出素子からなるピストン検出部
・検出範囲設定手段・ピストン停止判定手段を収容し
て、シリンダチューブの外側に各磁気検出素子が被検知
部材を検出可能に取り付けることができるものを意味す
る。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜3に記
載の発明によれば、取り付けによりシリンダチューブ外
側に大きなスぺースを占めることがなく、又、シリンダ
の中間位置で停止するピストンをその停止位置と停止位
置から離れた停止範囲で検出するとともに、その停止範
囲に応じた検出精度で検出することができる。
【0045】又、請求項4に記載の発明によれば、検出
範囲を各磁気検出素子の検出範囲のみ又は検出範囲の和
に変更することができる。従って、ピストンを狭い範囲
で高精度に停止させる場合、1個の磁気検出素子の検出
範囲からなる狭い検出範囲でピストンを検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例を具体化した一実施例であるピスト
ン位置検出装置の回路構成を示す回路図である。
【図2】 (a)はピストン位置検出装置を示す正面側
断面図であり、(b)は同じく側面側断面図である。
【図3】 各リードスイッチの検出範囲と出力信号の関
係を示す説明図である。
【図4】 ピストン位置検出装置を取り付けたエアシリ
ンダを示す正面図である。
【図5】 リードスイッチの検出範囲と出力信号の関係
を示す説明図である。
【図6】 別例のピストン位置検出装置の回路構成を示
す回路図である。
【図7】 同じく、各リードスイッチの検出範囲と出力
信号の関係を示す説明図である。
【図8】 (a)は従来例のエアシリンダに装着された
シリンダスイッチを示す正面であり、(b)は同じく側
面図である。
【符号の説明】
2…ケース、5…ピストン位置検出スイッチとしてのマ
グネット検出部、7…オア回路、M…被検知部材として
のマグネット、S1…第1の磁気検出素子としての第1
リードスイッチ、P…ピストン、S2〜S4…第2の磁
気検出素子としての第2〜第4リードスイッチ、Sc…
シリンダ、Sw1〜Sw4…切換スイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ(Sc)の外部に配置され、シ
    リンダ(Sc)の内部を移動するピストン(P)に設け
    られた被検知部材(M)を検出する磁気検出素子(S1
    〜S4)を複数備え、 この磁気検出素子(S1〜S4)を、 第1の位置で検出するための検出範囲を持つ第1の磁気
    検出素子(S1)と、第1の位置から離間した第2の位
    置で検出するための検出範囲を有する1つ又は複数の第
    2の磁気検出素子(S2〜S4)とに区分するととも
    に、隣合う磁気検出素子(S1〜S4)同士がその検出
    範囲が重なるように1つのケース(2)内に収容したシ
    リンダにおけるピストン位置検出スイッチ
  2. 【請求項2】 シリンダ(Sc)の外部に配置され、シ
    リンダ(Sc)の内部を移動するピストン(P)に設け
    られた被検知部材(M)を検出する磁気検出素子(S1
    〜S4)を複数備え、 この磁気検出素子(S1〜S4)を、 ピストン(P)にブレーキをかける位置で検出するため
    の検出範囲を持つ第1の磁気検出素子(S1)と、ブレ
    ーキをかけられたピストン(P)が停止する範囲を検出
    範囲に含む1つ又は複数の第2の磁気検出素子(S2〜
    S4)とに区分するとともに、隣合う磁気検出素子(S
    1〜S4)同士がその検出範囲が重なるように1つのケ
    ース(2)内に収容したシリンダにおけるピストン位置
    検出スイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のピストン位置検出スイ
    ッチ(5)と、 前記第2の磁気検出素子(S2〜S4)の各検出範囲の
    中から、停止したピストン(P)を検出する検出範囲を
    設定する検出範囲設定手段(Sw1〜Sw4)と、 前記検出範囲設定手段(Sw1〜Sw4)が設定した検
    出範囲内にピストン(P)が停止したとき、検出信号を
    出力するピストン停止判定手段(7)とを備え、 ピストン位置検出スイッチ(5)、検出範囲設定手段
    (Sw1〜Sw4)及びピストン停止判定手段(7)を
    1つのケース(2)内に収容したシリンダにおけるピス
    トン位置検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のシリンダにおけるピス
    トン位置検出装置において、 検出範囲設定手段は、各磁気検出素子(S1〜S4)に
    対して設けられ、対応する磁気検出素子(S1〜S4)
    の出力のオア回路(7)への入力を選択するため切換ス
    イッチ(Sw1〜Sw4)であり、ピストン停止判定手
    段はオア回路(7)であるシリンダにおけるピストン位
    置検出装置。
JP6203816A 1994-08-29 1994-08-29 シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置 Expired - Lifetime JP2846249B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203816A JP2846249B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6203816A JP2846249B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0868605A true JPH0868605A (ja) 1996-03-12
JP2846249B2 JP2846249B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=16480202

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6203816A Expired - Lifetime JP2846249B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2846249B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224940A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置及び流体圧シリンダ用位置検出装置の駆動状態設定方法
JP2008020032A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置
JP2008157683A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置
JP2016038890A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 一成 藤田 検知範囲可変マグネットセンサー

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227501U (ja) * 1988-08-11 1990-02-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0227501U (ja) * 1988-08-11 1990-02-22

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007224940A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置及び流体圧シリンダ用位置検出装置の駆動状態設定方法
JP2008020032A (ja) * 2006-07-14 2008-01-31 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置
JP2008157683A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Ckd Corp 流体圧シリンダ用位置検出装置
JP2016038890A (ja) * 2014-08-06 2016-03-22 一成 藤田 検知範囲可変マグネットセンサー

Also Published As

Publication number Publication date
JP2846249B2 (ja) 1999-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7293480B2 (en) Shifting device
US5826616A (en) Valve spool position detector apparatus
JP2846249B2 (ja) シリンダにおけるピストン位置検出スイッチ及びピストン位置検出装置
JPH07233802A (ja) シリンダ
US20030085784A1 (en) Relay
US5457443A (en) Multifunctional combination switch
JP2857332B2 (ja) ピストン位置検出装置
JPH0355177A (ja) 直交2軸移動装置
JPH0619164B2 (ja) ピストン位置検知装置
JPH0612484Y2 (ja) ピストン位置検知装置
JP2898372B2 (ja) 流体圧作動機器の位置検出装置
KR101087276B1 (ko) 콤비네이션 스위치
JPH0624722Y2 (ja) 磁気近接スイッチ
JPH09294060A (ja) 無接点型磁気スイッチ
JP2566121B2 (ja) ピストン位置検出装置
JP2587105Y2 (ja) 移動体の停止位置制御機構
JPH11306907A (ja) 限界位置検出装置の制御方法と限界位置検出装置
JPH02298801A (ja) ピストン位置検出装置
JP3124979B2 (ja) 変速機操作装置の位置検出装置
JP2554665Y2 (ja) 流体圧シリンダのピストン位置検出装置
JP2960763B2 (ja) 流体圧作動機器の位置検出装置
JPH05340985A (ja) リード線の断線予知方法およびそれを用いた位置検出装置
KR100656936B1 (ko) 시프트 바이 와이어 시스템
US20030030463A1 (en) Circuit configuration and display element
JP3823660B2 (ja) 変速段検出装置