JPH086787Y2 - エアゾールバルブステム構造体 - Google Patents

エアゾールバルブステム構造体

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JPH086787Y2
JPH086787Y2 JP1990112080U JP11208090U JPH086787Y2 JP H086787 Y2 JPH086787 Y2 JP H086787Y2 JP 1990112080 U JP1990112080 U JP 1990112080U JP 11208090 U JP11208090 U JP 11208090U JP H086787 Y2 JPH086787 Y2 JP H086787Y2
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JP
Japan
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valve stem
spiral spring
annular groove
same material
stem
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JP1990112080U
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JPH0468883U (ja
Inventor
誠一 北林
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誠一 北林
株式会社丸一製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 本願考案は、エアゾールバルブステム構造体に関し、
特に、エアゾールバルブの部品としてバルブステムにそ
のバルブステムを上方に付勢させるための螺旋状ばねと
を同一素材によって同時成形加工して、弾性を必要とす
る下部の螺旋状ばね10の部分と上部のバルブステム1の
部分を同一素材によって同時成形加工品にしたことを特
徴とするエアゾールバルブステム構造体に関する。
従来から、エアゾールバルブを組み込んだエアゾール
容器は、噴射頭となる押ボタンの部分に上下作動させて
噴射を行なってきた。そのために、ステンレンス鋼線を
螺旋状に巻回したばねを使用してきた。ステンレス鋼製
螺旋状ばねより安くて、種々の特性を有する一般の鋼製
螺旋状ばねにも、その利用領域は広い。しかし、エアゾ
ールバルブは、それ自体が小さいので、そのエアゾール
バルブの部品であるバルブステムを上方に付勢させるた
めの螺旋状ばねは、さらに小さい部品である。その小さ
い部品であるバルブステムとそのバルブステムを上方に
付勢させるための螺旋状ばねをマウンテンキャップに組
み込まれたバルブハウジングとバルブステムとともに組
み込むことは容易なことではない。螺旋状ばねは、螺旋
状ばね同士で絡み合うことがあり、一旦、絡み合うと、
それを解すことが難しいし、きわめて小さい部品である
ために取扱が面倒であり、その面倒である点を我慢しな
がら組立作業をしてきた。そこで、その部品の取り扱い
方次第では、組立作業の能率の低下を惹起し、その改善
をしようとしても、容易に改善できるものでもない。そ
のことは、螺旋状ばねに限られたことではなく、他の部
品でも同じように問題が生じるけれど、螺旋状ばねの部
分に最も問題が生じ易いので、その螺旋状ばねの部分に
係る適切な解決策が、以前から課題になってきた。そこ
で、あらゆることが試みられてきた。その一つとして、
本考案の出願人は、バルブハウジングの下底部から上方
に向けて弾性突起をバルブハウジングと一体構造にして
起立し、その上方に向いた弾性突起の先端部分によりバ
ルブステムを、常時、上方に押し上げて、バルブハウジ
ングに内蔵したバルブ構造を研究し、開発して、エアゾ
ールバルブとして十分、実用に耐え得る製品として使用
し得るところにまで到達したのである。そのために、バ
ルブハウジングと一体成形により成形加工した弾性突起
をバルブハウジングの組み込みに際して、同時に、弾性
突起により、バルブステムを支持して、部品の組立工程
を簡素化したのである。そこで、エアゾールバルブを製
造するに当たり、部品の組立工程を簡素化するために、
従来、複数の部品を組み立てていく過程で、複数の部品
の組み立て工程を少なくしている努力が払われたが、そ
の一つとして、特公昭52−16247号公報に記載された考
案が該当する。特公昭52−16247号公報に記載された考
案は、噴射釦に弾性片を設けたものであり、そして、噴
射釦の弾性片は、覆蓋と連結しており、そこで、噴射釦
は、弾性片を介して、覆蓋と一体的に連結していてい
る。しかし、その構成は、バルブステムに螺旋状ばねの
部分を、直接、連結した構成ではない。そこで、本考案
は、バルブステムと螺旋状ばねの部分を一体化して、そ
の一体化構造体を、一つの部品として、エアゾールバル
ブの自動組立を可能にすることを目的とする。エアゾー
ルバルブの部品は多いが、そのエアゾールバルブの組立
部品の中でも、比較的小さくて、その取り扱いに最も苦
労してきた部品であるバルブステムとそのバルブステム
を下方から支持している螺旋状ばねの部分を一体構造に
して、そのバルブステムと螺旋状ばねの部分の一体構造
体をエアゾールバルブの組立装置に供給してエアゾール
バルブの組立工程を合理化することを図ることを本考案
の他の目的とする。また、隣り合っている部品のバルブ
ステムと螺旋状ばねとの一体構造体をエアゾールバルブ
の組立構造体の部品として組み込むことにより、その組
立工程を簡素化することを本考案の他の目的とする。
次に、上記目的を達成するための具体的構成を図面に
従い説明すると、本考案は、上部のバルブステム1の部
分とそのバルブステム1の下部に位置させられた螺旋状
ばね10の部分とからなり、上部のバルブステム1の部分
と下部の螺旋状ばね10の部分とは、ともに同一素材によ
って同時成形加工したものであり、上部のバルブステム
1の円筒状頭部3の周側面部の中間位置にフランジ状突
起4を設け、上部のバルブステム1の部分と下部の螺旋
状ばね10の部分との間に環状溝5を形成して首部6と
し、その首部6には前記バルブステム1の円筒状頭部3
の中心部分に形成された縦長孔7の下部で連結する横孔
8を形成し、その横孔8のところには、エアゾールバル
ブに組み立てた時に、ステムラバーが位置するように
し、そのステムラバーを位置させるために環状溝5を角
型断面に形成し、その角型断面にした環状溝5を形成す
るために、環状溝5の下側に大径短円柱状胴部を形成
し、その大径短円柱状同部の下面部から下方に向けて螺
旋状ばね10の部分を前記バルブステム1などの他の部分
とともに同一素材によって同時成形加工して、弾性を必
要とする下部の螺旋状ばね10の部分と上部のバルブステ
ム1の部分を同一素材によって同時成形加工品にするこ
とを特徴にしたエアゾールバルブステム構造体である。
次に、上記構成から生じる作用効果を述べると、上部
のバルブステム1の部分とそのバルブステム1の下部に
位置させられた螺旋状ばね10の部分とからなり、上部の
バルブステム1の部分と下部の螺旋状ばね10の部分と
は、ともに同一素材によって同時成形加工したものであ
るから、バルブステム1の部分と螺旋状ばね10の部分と
を、それぞれ、別々に、部品製造するより安価に部品製
造することが出来る効果がある。また、バルブステム1
の部分と螺旋状ばね10の部分とを、同時成形加工した部
品をエアゾールバルブの組立装置に機械により供給して
作業を促進し、作業能率を高め得る効果がある。また、
上部のバルブステム1の円筒状頭部3の周側面部の中間
位置にフランジ状突起4を設けたので、そのフランジ状
突起4の部分に噴射嘴を有する噴射頭の下端中央部の凹
入部にバルブステムの先端部分を挿入して、前記フラン
ジ状突起4の部分と噴射頭が離脱しないように抜け止め
を確実にし得る効果がある。また、上部のバルブステム
1の部分と下部の螺旋状ばね10の部分との間に環状溝5
を形成して首部6とし、その首部6には前記バルブステ
ム1の円筒状頭部3の中心部分に形成された縦長孔7の
下部で連絡する横孔8を形成し、その横孔8のところに
は、エアゾールバルブに組み立てた時に、ステムラバー
が位置するようにし、そのステムラバーを位置させるた
めに環状溝5を角型断面に形成し、その角型断面にした
環状溝5を形成するために、環状溝5の下側に大径短円
柱状同部9を形成して、ステムラバーを環状溝5を嵌め
込んで位置させるために環状溝5を角型断面に形成し
て、その環状溝5の下側に設けた大径短円柱状同部9に
より環状溝5の角型断面を容易に形成し得る効果があ
る。また、その大径短円柱状同部の下面部から下方に向
けて螺旋状ばね10の部分を前記バルブステム1などの他
の部分とともに同一素材によって同時成形加工して、弾
性を必要とする下部の螺旋状ばね10の部分と上部のバル
ブステム1の部分を同一素材によって同時成形加工品に
することによって、従来から、手作業で組み立ててきた
組み立て作業工程を出来るだけ少なくして、エアゾール
バルブの組立装置に供給して作業を機械化して自動組立
をなし得る効果がある。また、上部のバルブステム1の
部分と下部の螺旋状ばね10の部分とをともに同一素材に
よって同時成形加工するための型は、割型を使い、割型
設計によるので、簡単に、同一素材によって同時成形加
工が出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本願考案を施したエアゾールバルブステム構
造体の正面図であり、第2図は、第1図に記載された本
願考案を施したエアゾールバルブステム構造体の縦断面
図である。 1……バルブステム、2……バルブステムの通孔の上端
開口部 3……バルブステムの円筒状頭部、4……フランジ状突
起部分 5……環状溝、6……首部 7……縦長孔、8……横孔 9……大径短円柱状胴部、10……螺旋状ばね

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部のバルブステム1の部分とそのバルブ
    ステム1の下部に位置させられた螺旋状ばね10の部分と
    からなり、上部のバルブステム1の部分と下部の螺旋状
    ばね10の部分とは、ともに同一素材によって同時成形加
    工したものであり、上部のバルブステム1の円筒状頭部
    3の周側面部の中間位置にフランジ状突起4を設け、上
    部のバルブステム1の部分と下部の螺旋状ばね10の部分
    との間に環状溝5を形成して首部6とし、その首部6に
    は前記バルブステム1の円筒状頭部3の中心部分に形成
    された縦長孔7の下部で連結する横孔8を形成し、その
    横孔8のところには、エアゾールバルブに組み立てた時
    に、ステムラバーが位置するようにし、そのステムラバ
    ーを位置させるために環状溝5を角型断面に形成し、そ
    の角型断面にした環状溝5を形成するために、環状溝5
    の下側に大径短円柱状胴部を形成し、その大径短円柱状
    胴部の下面部から下方に向けて螺旋状ばね10の部分を前
    記バルブステム1などの他の部分とともに同一素材によ
    って同時成形加工して、弾性を必要とする下部の螺旋状
    ばね10の部分と上部のバルブステム1の部分を同一素材
    によって同時成形加工品にすることを特徴にしたエアゾ
    ールバルブステム構造体。
  2. 【請求項2】環状溝5の下側の大径短円柱状胴部の下面
    部からに下方に向けて螺旋状ばね10の部分を他の部分と
    ともに同一素材によって同時成形加工して、弾性を必要
    とする下部の螺旋状ばね10の部分と上部のバルブステム
    1の部分を同一素材によって同時成形加工品にするとと
    もに前記螺旋状ばね10の断面を四角形にしてなることを
    特徴にした実用新案登録請求の範囲1記載のエアゾール
    バルブステム構造体。
JP1990112080U 1990-10-29 1990-10-29 エアゾールバルブステム構造体 Expired - Lifetime JPH086787Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0468883U JPH0468883U (ja) 1992-06-18
JPH086787Y2 true JPH086787Y2 (ja) 1996-02-28

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JPS5216247A (en) * 1975-07-29 1977-02-07 Citizen Watch Co Ltd Liquid type indicating cell

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JPH0468883U (ja) 1992-06-18

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