JPH0867580A - セメント製品の製造方法 - Google Patents
セメント製品の製造方法Info
- Publication number
- JPH0867580A JPH0867580A JP20586694A JP20586694A JPH0867580A JP H0867580 A JPH0867580 A JP H0867580A JP 20586694 A JP20586694 A JP 20586694A JP 20586694 A JP20586694 A JP 20586694A JP H0867580 A JPH0867580 A JP H0867580A
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- JP
- Japan
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- cement
- coating layer
- product
- coating
- shaped body
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/80—Optical properties, e.g. transparency or reflexibility
- C04B2111/82—Coloured materials
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期使用に際しても、塗膜層の剥がれにくい
セメント製品を提供する。 【構成】 セメント、骨材、水、を含んでなるセメント
材料を混練するとともに賦形して賦形体を成型した後、
前記賦形体に、顔料を混入した樹脂エマルジョンからな
る下塗り材を塗布して第一塗膜層を形成したのちに一次
養生し、さらに、顔料を混入した樹脂エマルジョンから
なる上塗り材を塗布して第二塗膜層を形成したのちに二
次養生する。
セメント製品を提供する。 【構成】 セメント、骨材、水、を含んでなるセメント
材料を混練するとともに賦形して賦形体を成型した後、
前記賦形体に、顔料を混入した樹脂エマルジョンからな
る下塗り材を塗布して第一塗膜層を形成したのちに一次
養生し、さらに、顔料を混入した樹脂エマルジョンから
なる上塗り材を塗布して第二塗膜層を形成したのちに二
次養生する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント、骨材、水、
を含んでなるセメント材料を混練するとともに賦形して
賦形体を成型した後、その賦形体に樹脂エマルジョンに
よって塗膜層を形成するセメント製品の製造方法に関す
る。
を含んでなるセメント材料を混練するとともに賦形して
賦形体を成型した後、その賦形体に樹脂エマルジョンに
よって塗膜層を形成するセメント製品の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、セメント製品は、セメント材料を
混練するとともに賦形して賦形体を成型した後、まず一
次養生を行い、次に、樹脂エマルジョンを主成分とする
下塗り材を塗布して第一塗膜層を形成し、上塗り材を塗
布して第二塗膜層を形成し、二次養生するという工程で
製造されていた。
混練するとともに賦形して賦形体を成型した後、まず一
次養生を行い、次に、樹脂エマルジョンを主成分とする
下塗り材を塗布して第一塗膜層を形成し、上塗り材を塗
布して第二塗膜層を形成し、二次養生するという工程で
製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】つまり、上述した従来
のセメント製品の製造方法によれば、まず一次養生を行
い、次に、樹脂エマルジョンを主成分とする下塗り材を
塗布して第一塗膜層を形成するために、前記下塗り材
は、比較的水分の少ない賦形体に結合せねばならず、水
分の少ない賦形体と樹脂製分とがなじみにくいものとな
る。また、前記一次養生の際に、エフロレッセンス(白
華現象、以下エフロと称する)が発生したのちに第一塗
膜層を形成することになりやすく、やはり、前記エフロ
によって前記第一塗膜層が強固に結合しにくくなる。そ
のため、セメント製品としては、第一塗膜層が賦形体か
ら剥がれやすいものなりやすいなど、耐候性が不十分で
あり、紫外線の照射や凍害によって前記第一塗膜層が賦
形体から浮き上がったり剥がれるなどし、美観性を損な
うおそれがあった。
のセメント製品の製造方法によれば、まず一次養生を行
い、次に、樹脂エマルジョンを主成分とする下塗り材を
塗布して第一塗膜層を形成するために、前記下塗り材
は、比較的水分の少ない賦形体に結合せねばならず、水
分の少ない賦形体と樹脂製分とがなじみにくいものとな
る。また、前記一次養生の際に、エフロレッセンス(白
華現象、以下エフロと称する)が発生したのちに第一塗
膜層を形成することになりやすく、やはり、前記エフロ
によって前記第一塗膜層が強固に結合しにくくなる。そ
のため、セメント製品としては、第一塗膜層が賦形体か
ら剥がれやすいものなりやすいなど、耐候性が不十分で
あり、紫外線の照射や凍害によって前記第一塗膜層が賦
形体から浮き上がったり剥がれるなどし、美観性を損な
うおそれがあった。
【0004】従って、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、長期使用に際しても、塗膜層の剥がれにくいセメン
ト製品を提供することにある。
み、長期使用に際しても、塗膜層の剥がれにくいセメン
ト製品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明の特徴手段は、賦形体に、顔料を混入した樹脂
エマルジョンからなる下塗り材を塗布して第一塗膜層を
形成したのちに一次養生し、さらに、顔料を混入した樹
脂エマルジョンからなる上塗り材を塗布して第二塗膜層
を形成したのちに二次養生することにあり、その作用効
果は以下の通りである。
の本発明の特徴手段は、賦形体に、顔料を混入した樹脂
エマルジョンからなる下塗り材を塗布して第一塗膜層を
形成したのちに一次養生し、さらに、顔料を混入した樹
脂エマルジョンからなる上塗り材を塗布して第二塗膜層
を形成したのちに二次養生することにあり、その作用効
果は以下の通りである。
【0006】
【作用】つまり、賦形体に下塗り材を塗布して第一塗膜
層を形成したのちに一次養生するから、前記賦形体が十
分な水分を有する状態で下塗り材を塗布する事が出来、
多量に水分を含有する材料同士でなじみやすく、樹脂成
分が前記賦形体に浸透しながら強固に結合して第一塗膜
層を形成するので、第一塗膜層により前記賦形体には高
い耐候性が付与される。また、前記第一塗膜層によっ
て、前記賦形体は外気と接触しにくくなり、一次養生し
たとしても、エフロが生じにくくなる。さらに、一次養
生後に顔料を混入した樹脂エマルジョンからなる上塗り
材を塗布して第二塗膜層を形成するから、前記第二塗膜
層は、前記第一塗膜層が一次養生中にわずかにエフロの
影響を受けて白っぽく変色したとしても、その変色を補
修する役目を果たす。その結果、前記第一、第二塗膜層
によって、前記賦形体に目的とする色彩を付与すること
が出来るのである。また、第二塗膜層を形成した後、二
次養生を行うことで、前記賦形体は全体として強固に固
まり、強度の高いセメント製品となる。
層を形成したのちに一次養生するから、前記賦形体が十
分な水分を有する状態で下塗り材を塗布する事が出来、
多量に水分を含有する材料同士でなじみやすく、樹脂成
分が前記賦形体に浸透しながら強固に結合して第一塗膜
層を形成するので、第一塗膜層により前記賦形体には高
い耐候性が付与される。また、前記第一塗膜層によっ
て、前記賦形体は外気と接触しにくくなり、一次養生し
たとしても、エフロが生じにくくなる。さらに、一次養
生後に顔料を混入した樹脂エマルジョンからなる上塗り
材を塗布して第二塗膜層を形成するから、前記第二塗膜
層は、前記第一塗膜層が一次養生中にわずかにエフロの
影響を受けて白っぽく変色したとしても、その変色を補
修する役目を果たす。その結果、前記第一、第二塗膜層
によって、前記賦形体に目的とする色彩を付与すること
が出来るのである。また、第二塗膜層を形成した後、二
次養生を行うことで、前記賦形体は全体として強固に固
まり、強度の高いセメント製品となる。
【0007】
【発明の効果】従って、前記賦形体に前記第一塗膜層が
強固に結合するとともに、耐候性を付与できるから、長
期使用に際しても、塗膜層の剥がれにくいセメント製品
を提供することができた。また、エフロが起きにくくな
ったことで、外観上も安定した製品が提供出来るように
なった。
強固に結合するとともに、耐候性を付与できるから、長
期使用に際しても、塗膜層の剥がれにくいセメント製品
を提供することができた。また、エフロが起きにくくな
ったことで、外観上も安定した製品が提供出来るように
なった。
【0008】尚、前記樹脂エマルジョンが、アクリルエ
マルジョンであれば、前記セメント製品に対して高い凍
害防止性能と紫外線に対する高い耐光性を発揮すること
ができる。
マルジョンであれば、前記セメント製品に対して高い凍
害防止性能と紫外線に対する高い耐光性を発揮すること
ができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明に基づきセメント製の屋根材を
製造する方法を図面に基づいて説明する。
製造する方法を図面に基づいて説明する。
【0010】セメント、骨材、水、を含んでなるセメン
ト材料を混練し、プレス成形したのち切断し、セメント
製の賦形体1を製造する。次に、前記賦形体1に、顔料
を混入した水系アクリルエマルジョンからなる下塗り材
を塗布して第一塗膜層2を形成する。さらに、前記賦形
体1を第一塗膜層2とともに一次養生し、さらに、顔料
を混入した水系アクリルエマルジョンからなる上塗り材
を塗布したのち乾燥して第二塗膜層3を形成する。最後
に、前記賦形体1を、前記第一塗膜層2、前記第二塗膜
層3とともに二次養生し、屋根瓦として梱包出荷され
る。
ト材料を混練し、プレス成形したのち切断し、セメント
製の賦形体1を製造する。次に、前記賦形体1に、顔料
を混入した水系アクリルエマルジョンからなる下塗り材
を塗布して第一塗膜層2を形成する。さらに、前記賦形
体1を第一塗膜層2とともに一次養生し、さらに、顔料
を混入した水系アクリルエマルジョンからなる上塗り材
を塗布したのち乾燥して第二塗膜層3を形成する。最後
に、前記賦形体1を、前記第一塗膜層2、前記第二塗膜
層3とともに二次養生し、屋根瓦として梱包出荷され
る。
【0011】〔試験例〕上述の製造方法で製造された屋
根瓦Aを、長期使用によって悪影響が生じないかどうか
の促進耐候性(サンシャインウェザオメーター)試験を
行ったところ、表1のような結果になった。尚、比較の
ため、従来の方法で製造した屋根瓦Bについても同様の
試験を行い比較した。
根瓦Aを、長期使用によって悪影響が生じないかどうか
の促進耐候性(サンシャインウェザオメーター)試験を
行ったところ、表1のような結果になった。尚、比較の
ため、従来の方法で製造した屋根瓦Bについても同様の
試験を行い比較した。
【0012】
【表1】
【0013】その結果、本発明のセメント製品の製造方
法によれば長期の使用に際しても、塗膜層に種々の不都
合が生じにくくなり、長期にわたって外観上、美しい状
態を維持でき、耐候性も高く維持しやすいことがわかっ
た。
法によれば長期の使用に際しても、塗膜層に種々の不都
合が生じにくくなり、長期にわたって外観上、美しい状
態を維持でき、耐候性も高く維持しやすいことがわかっ
た。
【0014】尚、上述の実施例においては、屋根瓦の製
造方法を示したが、セメント板、壁材等であってもよ
く、これらをセメント製品と総称する。
造方法を示したが、セメント板、壁材等であってもよ
く、これらをセメント製品と総称する。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】屋根瓦の断面図
1 賦形体 2 第一塗膜層 3 第二塗膜層
Claims (2)
- 【請求項1】 セメント、骨材、水、を含んでなるセメ
ント材料を混練するとともに賦形して賦形体(1)を成
型した後、その賦形体に樹脂エマルジョンによって塗膜
層を形成するセメント製品の製造方法であって、 前記賦形体(1)に、顔料を混入した樹脂エマルジョン
からなる下塗り材を塗布して第一塗膜層(2)を形成し
たのちに一次養生し、さらに、顔料を混入した樹脂エマ
ルジョンからなる上塗り材を塗布して第二塗膜層(3)
を形成したのちに二次養生するセメント製品の製造方
法。 - 【請求項2】 前記樹脂エマルジョンが、アクリルエマ
ルジョンである請求項2に記載のセメント製品の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20586694A JPH0867580A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | セメント製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20586694A JPH0867580A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | セメント製品の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0867580A true JPH0867580A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16514024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20586694A Pending JPH0867580A (ja) | 1994-08-31 | 1994-08-31 | セメント製品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0867580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006114631A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Lafarge Roofing Technical Centers Limited | Method and plant for the manufacture of building products |
-
1994
- 1994-08-31 JP JP20586694A patent/JPH0867580A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006114631A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Lafarge Roofing Technical Centers Limited | Method and plant for the manufacture of building products |
US7981335B2 (en) | 2005-04-28 | 2011-07-19 | Monier Technical Centre Limited | Method and plant for the manufacture of building products |
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