JPH0866972A - 複合型光学素子の製造方法 - Google Patents

複合型光学素子の製造方法

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JPH0866972A
JPH0866972A JP22886094A JP22886094A JPH0866972A JP H0866972 A JPH0866972 A JP H0866972A JP 22886094 A JP22886094 A JP 22886094A JP 22886094 A JP22886094 A JP 22886094A JP H0866972 A JPH0866972 A JP H0866972A
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mold
outer mold
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resin
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JP22886094A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Seki
博之 関
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な機構かつ小さな力で金型と樹脂層との
剥離を可能とする。剥離工程においては必ずしも基材を
固定する必要がない。樹脂層表面の形状や外観に悪影響
を与えない。 【構成】 金型の構成は、内型1と外型2とが上下動自
在に嵌合している。基材4上に吐出された樹脂を前記金
型で押圧して樹脂層3を形成する。剥離の際、まず外型
2と樹脂層3bとを剥離する。次に、樹脂層3bを外型
2で押圧し、内型1と樹脂層3aとを剥離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学素子基材表面に樹
脂層を載置した複合型光学素子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複合型光学素子の製造において金
型と樹脂層との剥離を容易にする種々の方法が提案され
ており、その中には上下動自在な内型と外型とに分割し
た金型を用いる方法が提案されている。
【0003】例えば、特開平4−144718号公報記
載の発明においては、まず内型と樹脂層とを剥離し、次
に外型と樹脂層とを剥離する方法が提案されている。ま
た、前記方法において内型と樹脂層との界面に空気が入
り易いように、内型と外型との嵌合面に10μm程度の
隙間をつくり、内型と樹脂層とを剥離する時に大きな力
が発生しないようにする方法が提案されている。
【0004】また、特開平4−5010号公報記載の発
明においては、内型の光学面と樹脂層との界面に空気が
入り易いように、内型と外型との嵌合面から気体を噴出
させ、まず内型と樹脂層とを剥離してから、基材を固定
するか、または再度内型で樹脂層を押圧して外型と樹脂
層とを剥離する方法が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記各
従来技術においては以下のような問題点があった。すな
わち、特開平4−144718号公報記載の発明におい
ては、内型と外型との嵌合面に空気の出入り可能な間隔
が無い場合、外型と樹脂層とが密着し、内型と樹脂層と
の界面に空気が入り込まないため、剥離には大きな力が
必要である。また、内型と外型との嵌合面に空気の出入
り可能な間隔を設ければ、内型と樹脂層との界面に空気
が入りやすいため、上記より小さな力でも剥離は可能と
なるが、内型と外型とが摺動可能でなおかつ空気が出入
り可能なような間隔を保つためには、装置の構造が複雑
となり設備が高価になるため製品のコストが高くなる。
【0006】さらに、外型を樹脂層より剥離する工程で
必ず基材を固定する必要がある。つまり、基材を固定し
ている下軸部と金型を固定している上軸部との間に力が
かかることになり、非常に精度の要求される金型と基材
との位置関係の狂いを発生させる大きな原因となる。例
えば、精度良く金型の光軸に基材を保持するための基材
保持機構を基材と外型との剥離時の固定に使用した場
合、数十Nの力がかかるため、固定能力が足りなくて剥
離が不可能だったり、位置精度の狂いや耐久性の低下を
招く恐れがある。さらに別の基材固定装置を設けると、
光学素子の形状によっては固定が不可能な場合がある。
また、設備が高価になるため製品のコストが高くなると
いう不具合が生じる。
【0007】また、特開平4−5010号公報記載のよ
うに、内型と外型との間隔から気体を噴出させて内型を
樹脂層から剥離する場合、内型と外型との摺動摩擦低減
のためのオイルまたはグリース等が気体と一緒に樹脂層
表面(金型で押圧した面)に噴出してしまい外観が損な
われるとともに、装置の構造が複雑となり設備が高価に
なるため製品のコストが高くなる。
【0008】さらに、基材を特に固定する事無く、一旦
内型と樹脂層とを剥離した後、再度内型で樹脂層を押圧
して外型と樹脂層とを剥離する方法も示されているが、
内型と樹脂層とを剥離すると、樹脂にエネルギーを照射
した時に生じた樹脂の内部に蓄積された応力が開放され
るので、樹脂層表面の形状が金型の光学面(樹脂層を押
圧する面)をそのまま転写した形状から変化し、一旦樹
脂層から剥離した内型で再度樹脂層表面を押圧すると、
応力の開放された樹脂層表面の全面を均一に押圧するこ
とができず、所望の樹脂層表面が変形してしまう。
【0009】請求項1および2の目的は、簡単な機構か
つ小さな力で金型と樹脂層との剥離が可能であり、また
剥離工程において必ずしも基材を固定する必要がなく、
樹脂層表面の形状や外観に悪影響を与えない複合型光学
素子の製造方法の提供にある。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】請求項1に係
る発明は、光学素子基材表面にエネルギー硬化型の樹脂
を供給し、所望の光学面を有して光学有効径外で互いに
上下動自在な内型と外型とから成る金型を接近させるこ
とにより樹脂を押圧して広げ、形成した所望の樹脂層に
エネルギーを照射して硬化させた後、樹脂層と金型とを
剥離する複合型光学素子の製造方法において、樹脂層と
金型とを剥離する際、まず樹脂層と外型とを剥離し、該
樹脂層から剥離した外型で再度樹脂層を押圧することに
より、内型と樹脂層とを剥離することを特徴とする複合
型光学素子の製造方法である。また、請求項2に係る発
明は、前記樹脂層を硬化させる際、外型の光学面の最内
周部が、内型の光学面の最外周部と段差が無い状態、も
しくは内型の光学面の最外周部よりも基材に近い状態で
あることを特徴とする複合型光学素子の製造方法であ
る。
【0011】請求項1の作用は、通常の複合型光学素子
の製造においてエネルギーの照射が完了した(樹脂層が
硬化した)状態では、有効径外で内型と外型とに分割さ
れた上下摺動可能な金型(嵌合部の直径はD),樹脂層
および基材の三者は互いに密着しており、樹脂層の表面
は金型の光学面を転写した形状をしている。また、樹脂
層はエネルギーの照射により体積収縮が発生している。
この状態で外型と樹脂層とを剥離すると、内型の光学面
の最外周部に空気が到達する。ここで、外型は有効径外
の部分であり、製品のコンパクト化のためになるべく小
さくすることが望ましいので、外型と樹脂層との接触面
積は内型と樹脂層との接触面積に比べて小さく、外型と
樹脂層との剥離は小さな力でも十分である。
【0012】次に、内型と樹脂層との剥離を行うが、外
型と樹脂層との剥離において内型の光学面の最外周部に
はすでに空気が到達しているので、内型と樹脂層との界
面へ容易に空気の侵入が可能であり、比較的小さな力で
も内型と樹脂層とを剥離することができる。また、この
時すでに樹脂層から剥離した外型で再度樹脂層を押圧す
れば、必ずしも基材を保持する必要がないため、基材を
固定している下軸部と金型を固定している上軸部との間
に力をかけることなく金型と樹脂層とを剥離することが
できる。
【0013】ところで、上記工程において外型と樹脂層
とを剥離することにより内型の光学面の最外周部に空気
が到達する作用は、内型の光学面の最外周部(以下A部
と記す)に対する外型の光学面の最内周部(以下B部と
記す)の基材からの距離が同一であった場合は、外型と
樹脂層とを剥離すると同時に樹脂層とB部も当然剥離
し、必然的に直接A部に空気が到達するが、A部に対し
てB部の距離が基材から遠い場合と近い場合ではその作
用が異なるので、以下にそれぞれの場合の作用を説明す
る。
【0014】まず、図1に示すように、A部よりB部の
方が基材から遠い場合、すなわち樹脂層が金型の嵌合部
の外側に対応する位置において突出している場合を説明
する。この場合はA部よりB部の方が基材4から遠く、
内型1のA部付近で押圧している樹脂層3aよりも外型
2のB部付近で押圧している樹脂層3bの方が厚いの
で、樹脂層3aよりも樹脂層3bのほうが収縮量が大き
い。従って、樹脂層3aと密着している基材4aより
も、樹脂層3bと密着している基材4bのほうが金型
1,2に引っ張られる力が大きいため、基材4aに比べ
て基材4bの方が金型1,2の方向への変形量が大き
い。もちろんこの時、基材4が樹脂層3を引っ張る力も
発生するが、金型1,2と樹脂層3と基材4とは密着し
ており金型1,2の変形量はほとんど無いため、基材4
が変形することになる。ここで、エネルギー照射前(樹
脂層の収縮前)の基材4’を点線で、また硬化後(樹脂
層の収縮後)の基材4を実線で示す。
【0015】次に、図2に示すように、外型2を樹脂層
3から剥離する工程を説明する。外型2と樹脂層3とを
剥離すると、樹脂層3bと外型2の密着が開放されるの
で、直径Dより外側の部分において樹脂層3の収縮によ
り変形していた基材4を引っ張る力がなくなり、直径D
より外側の部分の基材4bにかかる応力が開放されて基
材4bは金型1,2から遠ざかる方向へ復元する。ま
た、同時に樹脂層3bも基材4bの復元に伴って外型2
の光学面から離れる方向に引っ張られるので、内型1の
側面1aと樹脂層3bも剥離し、A部に空気が到達す
る。
【0016】次に、図3に示すように、A部よりB部の
方が基材に近い場合、すなわち樹脂層が金型の嵌合部の
外側に対応する位置において凹んでいる場合を説明す
る。図4に示すように、外型2の光学面と樹脂層3とを
剥離すると、外型2の内側面2bと樹脂層3aも接触し
ているため、この界面には必然的に機械的なせん断応力
が働く。そして、外型2の内側面2bと樹脂層3aの界
面が、せん断破壊を起こして剥離すると外型2の内側面
2bと樹脂層3aとの間に空気が侵入するので、A部に
も容易に空気が到達する。
【0017】請求項2の作用は、通常の複合型光学素子
の製造においてエネルギーの照射が完了した(樹脂層が
硬化した)状態では、有効径外で内型と外型に分割され
た上下摺動可能な金型(嵌合部の直径はD),樹脂層お
よび基材の三者は互いに密着しており、樹脂層の表面は
金型の光学面を転写した形状をしている。ここで、外型
は有効径外の部分であり、製品のコンパクト化のために
なるべく小さくすることが望ましいので、外型と樹脂層
との接触面積は内型と樹脂層との接触面積に比べて小さ
く、外型と樹脂層との剥離は小さな力でも十分である。
【0018】次に、内型と樹脂層との剥離を行うが、外
型と樹脂層との剥離において、内型の光学面の最外周部
に空気が到達するので、内型と樹脂層との界面へ容易に
空気の侵入が可能で、比較的小さな力でも内型と樹脂層
とを剥離することができる。また、この時すでに樹脂層
から剥離した外型で再度樹脂層を押圧すれば必ずしも基
材を固定している下軸部と金型を固定している上軸部と
の間に力をかけることなく、金型と樹脂層とを剥離する
ことができる。
【0019】ところで、上記工程において外型と樹脂層
とを剥離することにより内型の光学面の最外周部に空気
が到達する作用は、内型の光学面の最外周部(以下A部
と記す)に対する外型の光学面の最内周部(以下B部と
記す)の基材からの距離が同一であった場合は、外型と
樹脂層とを剥離すると同時に樹脂層とB部も当然剥離
し、必然的に直接A部に空気が到達するが、A部に対し
てB部の距離が基材から近い場合ではその作用が異なる
ので、以下にその作用を説明する。
【0020】図3に示すように、A部よりB部の方が基
材に近い場合、すなわち樹脂層が金型の嵌合部の外側に
対応する位置において凹んでいる場合を説明する。図4
に示すように、外型2の光学面と樹脂層3とを剥離する
と、外型2の内側面2bと樹脂層3aも接触しているた
め、この界面には必然的に機械的なせん断応力が働く。
そして、外型2の内側面2bと樹脂層3aとの界面が、
せん断破壊を起こして剥離すると、外型2の内側面2b
と樹脂層3aとの間に空気が侵入するので、A部にも容
易に空気が到達する。
【0021】
【実施例1】図5〜図8は本実施例を示す半截断面図で
ある。図5に示すように、樹脂を載置して成形を行う面
が平面、反成形面側が凸面で曲率半径80mm、外径3
0mmのガラス製の基材4に紫外線硬化型樹脂を必要量
吐出する。さらに、所望形状の樹脂層3を形成するため
の光学面を有する金型1,2は、中心軸が基材4の中心
軸と同一で、樹脂層3の表面(金型で押圧した面)の有
効直径より外側を押圧する位置で分割され、有効直径内
を押圧する凸面の光学面を持つ内型1(直径26mm,
有効直径25.5mm,曲率半径60mm)と、中心軸
に垂直で♯1000の砂擦り状の光学面を持つ外型2
(内径D1=26mm,外径D2=30mm)とが互い
に上下動自在に嵌合している。
【0022】この金型1,2を下降し、紫外線硬化型樹
脂を押圧して中心軸上の内型1と基材4との距離が0.
1mmになるように近づけ、さらに外型2の光学面の最
内周部を内型1の光学面の最外周部より基材から1.5
mm遠い位置に設定する。この時、樹脂層3の最外周部
が外型2の光学面に達するように樹脂量を調整してお
く。次に、均一な光束の紫外線を照射して樹脂層3を硬
化する。
【0023】図6に示すように、この状態では金型1,
2,樹脂層3および基材4の三者は互いに密着してお
り、樹脂層3の表面は金型1,2の光学面を転写した形
状をしている。しかし、内型1に対応する樹脂層3aは
中心軸から半径方向に離れるにつれ樹脂層3の厚みが大
きくなり、さらに外型2に対応する樹脂層3bの厚みは
大きくなるため、樹脂の硬化に伴う収縮量も増加し、金
型1,2と樹脂層3を引っ張る力も増加するが、金型
1,2はほとんど変形を起こさないため、基材4は樹脂
の硬化前の形状(点線部)から実線で表すような形状に
変形する。
【0024】次に、図7で示すように、外型2を樹脂層
3bから離反する方向に0.5mm移動させ、外型2の
光学面と樹脂層3bとを剥離する。ここで、外型2の光
学面の面積は内型1の光学面の面積に比べて1/3以下
だが、外型2の光学面全面に樹脂を密着させる必要は無
く、なおかつ外型2の光学面には♯1000の凹凸があ
るため樹脂層3bとの密着力が下がる。実験によれば外
型2の光学面と樹脂層3bとを剥離する力は最大でも3
0Nを越えることはなかった。この動作により外型2に
対応した基材4bを引っ張っている力が解放され、基材
4bはほぼ復元し、同時に外型2と樹脂層3bとの界面
に空気が入る。
【0025】さらに、基材4bの復元により内型1の光
軸から樹脂層3bが離れる方向に変形するため内型1と
樹脂層3aとの界面の最外周部まで空気が到達する。こ
こで外型2と樹脂層3bとの剥離により、金型1,2と
樹脂層3との密着面積は減少して基材4aの変形を支え
る力が減少し、さらに復元した基材4bにつられて基材
4aも金型1,2から離れる方向に引っ張られ、基材4
aが復元しようとする力が増加するため樹脂層3aと内
型1との剥離が容易な状態になる。
【0026】この状態から、図8に示すように、再度外
型2と樹脂層3bとを接近させて押圧する。このとき、
内型1と樹脂層3aとの界面の最外周部まで通常すでに
空気が流入しているが、内型1と樹脂層3との界面の最
外周部へ完全に空気が到達できていない場合でも、外型
2が樹脂層3bを再度押圧する事により、樹脂層3bと
基材4bとの変形により内型1の内側の側面と密着して
いた樹脂が金型1,2の光軸から更に離れる方向に変形
するため、完全に金型1の光学面と樹脂層3aの最外周
部まで空気が流入する。
【0027】加えて、樹脂層3bの収縮による変形によ
り外型2の光学面と樹脂層3b表面の凹凸が一致しない
ため空気の流入経路が確保された状態なので、小さな力
で容易に離型が開始される。また、内型1の光学面と樹
脂層3表面の空間が広がっても流入経路から空気が流入
してスムーズに内型1と樹脂層3aとの剥離動作が完了
し、複合型光学素子が得られる。実験の結果では、内型
1と樹脂層3aとを剥離する為に必要な力は100N以
下であった。
【0028】本実施例によれば、従来からある簡単な機
構で、小さな力で金型1,2と樹脂層3との剥離が可能
である。また、剥離工程において基材4を保持する必要
がないため基材4を固定している下軸部と金型1,2を
固定している上軸部との間に力をかけることなく金型
1,2と樹脂層3とを剥離することが可能である。さら
に、樹脂層表面の形状や外観に悪影響を与えない複合型
光学素子の製造が可能である。
【0029】
【実施例2】図9〜図12は本実施例を示す半截断面図
である。図9に示すように樹脂を載置して成形を行う面
が凹面で曲率半径25mm、反成形面側も凹面で曲率半
径80mm、中心基材厚4mm、外径24mmのガラス
製の基材4に紫外線硬化型樹脂を必要量吐出する。さら
に、所望形状の樹脂層3を形成するための光学面を有す
る金型1,2は、中心軸が基材4の中心軸と同一で、樹
脂層3の表面(金型で押圧した面)の有効直径より外側
を押圧する位置で分割され、有効直径内を押圧する凸面
形状の内型1(直径20mm,有効直径19.7mm,
曲率半径50mm)と、中心軸に垂直な面から基材4と
反対の方向に30°の傾きを持ち、軸対称で鏡面の光学
面をもつ外型2(内径D1=20mm,外径D2=22
mm)とが互いに上下動自在に嵌合している。
【0030】この金型1,2を下降し、紫外線硬化型樹
脂を押圧して中心軸上の内型1と基材4との距離が0.
5mmになるように近付け、さらに外型2の最内周部を
内型1の最外周部より基材4から0.4mm遠い位置に
設定する。この時、樹脂層3の最外周部が外型2の光学
面に達するように樹脂量を調整しておく。次に、樹脂の
収縮率が一定となるような照度分布を持った紫外線を照
射して樹脂層3を硬化する。
【0031】図10に示すように、この状態では金型
1,2,樹脂層3および基材4の三者は互いに密着して
おり、樹脂層3の表面は金型1,2の光学面を転写した
形状をしているが、内型1の中心軸付近に対応する樹脂
層3aの厚みは内型1の最外周部付近に対応する樹脂厚
より大きいため基材4の中心軸付近が引っ張られて成形
面の曲率半径を大きくする(基材の成形面が平面に近づ
く)方向に変形させる。しかし外型2に対応する樹脂層
3bも、内型1の最外周部付近に対応する樹脂層3より
厚く、基材4bを引っ張っているため基材4aの中心軸
付近の樹脂層3aの収縮のみによって基材4bが変形す
る量よりも少ない。樹脂の収縮による変形前の基材4’
を図の点線部で示し、変形した基材4を実線で示す。
【0032】次に外型2を、内型1に対して樹脂層3か
ら離反する方向に1.0mm移動し、外型2の光学面と
樹脂層3aとを剥離する。ここで、外型2の光学面は鏡
面だが、光学面の面積は内型1の光学面の面積に比べ1
/3以下で、外型2の光学面全面に樹脂を密着させる必
要は無いため、実験によれば外型2の光学面と樹脂層3
aとを剥離する力は最大でも40Nを越えることは無か
った。この動作により基材4bを引っ張っていた力が解
放され、図11に示すように、基材4bはさらに変形
し、それに追従して樹脂層3bも中心軸から離れる方向
に変形するため内型1の側面と樹脂層3との界面に空気
が入り、内型1の光学面と樹脂層3aとの界面の最外周
部に空気が到達する。
【0033】さらにこの状態から、図12に示すよう
に、再度外型2で樹脂層3bを押圧すると、外型2の形
状により、樹脂層3aは中心軸から離れる方向に変形
し、内型1と樹脂層3aとの界面の最外周部への空気の
流入がさらに完全なものとなる。また、同時に基材4a
を押圧するため、樹脂層3aと内型1との剥離が開始す
る。内型1の光学面と樹脂層表面との空間が広がっても
流入経路からの空気が流入し、スムーズに内型1と樹脂
層3aとの離型動作が完了する。実験の結果では、外型
2が樹脂層3bを押圧する力は60N以下であった。次
の工程で外型2と樹脂層3bとを離反するが、既に剥離
は完了しており、密着力は働かないため基材4を固定す
る必要は無く、光学素子は金型1,2から完全に分離す
る。
【0034】本実施例によれば、従来からある簡単な機
構で、小さな力で金型1,2と樹脂層3との剥離が可能
である。また、剥離工程において基材4を保持する必要
がないため基材4を固定している下軸部と金型1,2を
固定している上軸部との間に力をかけることなく金型
1,2と樹脂層3とを剥離することが可能である。さら
に、樹脂層表面の形状や外観に悪影響を与えない複合型
光学素子の製造が可能である。
【0035】
【実施例3】図13〜図15は本実施例を示す半截断面
図である。図13に示すように、樹脂を載置して成形を
行う面が凸面で曲率半径40mm、反成形面側が曲率半
径50mm、外径40mmで中心軸の厚みが3mmのガ
ラス製メニスカスレンズ形状の基材4に紫外線硬化型樹
脂を必要量吐出する。さらに、所望形状の樹脂層3を形
成するための光学面を有する金型1,2は、中心軸が基
材4の中心軸と同一で、樹脂層3の表面(金型で押圧し
た面)の有効直径より外側を押圧する位置で分割され、
有効直径内を押圧する凹面形状の内型1(直径37m
m,有効直径35mm,曲率半径65mm)と、光学面
に樹脂との密着力が非常に低いメッキを施した♯500
程度の粗さを持つ外型2(内径D1=37mm,外径D
2=39mm)とが互いに上下動自在に嵌合している。
【0036】この金型1,2を下降し、紫外線硬化型樹
脂を押圧して中心軸の内型1と基材4との距離が0.0
3mmになるように近づけ、さらに外型2の最内周部を
内型1の最外周部より基材から0.3mm近い位置に設
定する。この時、樹脂層3の最外周部が外型2の光学面
に達するように樹脂量を調整しておく。次に、不図示の
紫外線照射装置により紫外線を照射して樹脂層3を重合
する。ここで用いる紫外線硬化型樹脂は収縮量が非常に
小さいため、内部応力はほとんど発生しない。この状態
では、金型1,2,樹脂層3および基材4の三者は互い
に密着しており、樹脂層3の表面は金型1,2の光学面
を転写した形状をしている。
【0037】次に、外型2と樹脂層3との剥離工程にお
いて、外型2を内型1の中心軸を軸として回転させる
と、図14に示すように、メッキを施した外型2の光学
面とそれに対応した樹脂層3bとが剥離する。ここで外
型2の光学面の面積は内型1の光学面の面積に比べ1/
10程度であり、外型2の光学面全面に樹脂を密着させ
る必要は無く、なおかつ外型2の光学面はメッキにより
非常に剥離性が良いため、外型2の光学面と樹脂層3b
とを剥離するために必要な回転のトルクは最大でも10
N・m程度であった。この回転動作により外型2と樹脂
層3bとの界面に空気が入り、同時に外型2の中心軸に
近い内側面と密着していた樹脂の界面が、回転によるせ
ん断破壊により剥離し、内型1と樹脂層3aとの界面の
最外周部まで空気が到達する。
【0038】さらにこの状態から、図15に示すよう
に、外型2に対して内型1を上昇させることにより外型
2で樹脂層3bを押圧する。この時、樹脂層3bと外型
2との光学面の回転動作によるせん断破壊で界面の樹脂
の凹凸は変形しているため、外型2と樹脂層3bとが密
着することは無く、再度押圧しても空気の流入経路は確
保されており、なおかつ内型1と樹脂層3aとの界面の
最外周部まではすでに空気が流入しているため、小さな
力で容易に離型が開始される。また内型1の光学面と樹
脂層表面の空間とが広がっても流入経路から空気が流入
してスムーズに内型1と樹脂層3aとの離型動作が完了
する。実験の結果では外型2が樹脂層3bを押圧して剥
離させる為に必要な力は40N以下であった。次の工程
で外型2と樹脂層3bとを離反するが、既に内型1と樹
脂層3aとの剥離は完了しているため基材4を固定する
必要がなく、光学素子は金型1,2と完全に分離する。
【0039】ここで通常、複合型光学素子の樹脂層3に
は、樹脂が硬化する際に発生する体積収縮等による応力
が発生しているが、本実施例のように非常に収縮の少な
い樹脂を用いて、内部応力のほとんど存在しない樹脂層
3をもつ複合型光学素子であっても、つまり内部応力の
有無に関わらず、容易に剥離することが可能である。な
ぜなら、外型2の最内周部は内型1の最外周部より基材
に近いため、外型2の内側面と樹脂層3aとが接触して
いるため界面が存在し、外型2の上昇による外型2の光
学面と樹脂層3bの剥離と同時に、外型2の内側面と樹
脂層3aとの界面も必然的に機械的なせん断破壊(剥
離)をおこし、内型1と樹脂層3aとの最外周部まで空
気が到達するからである。
【0040】本実施例によれば、従来からある簡単な機
構で、より小さな力で金型1,2と樹脂層3との剥離が
可能である。また、剥離工程において基材4を保持する
必要がないため基材4を固定している下軸部と金型1,
2を固定している上軸部との間に力をかけることなく金
型1,2と樹脂層3とを剥離することが可能である。さ
らに、樹脂層表面の形状や外観に悪影響を与えない複合
型光学素子の製造が可能である。
【0041】
【実施例4】図16〜図18は本実施例を示す半截断面
図である。図16に示すように樹脂を載置して成形をお
こなう面が凸面で曲率半径50mm、反成形面側も凸面
で曲率半径80mm、中心基材厚8mm、外形29mm
のガラス製の基材4に紫外線硬化型樹脂を必要量吐出す
る。さらに、所望形状の樹脂層3を形成するための光学
面を有する金型1,2は、中心軸が基材4の中心軸と同
一で、樹脂層3の表面(金型で押圧した面)の有効直径
より外側を押圧する位置で分割され、有効直径内を押圧
する凸面形状の内型1(直径26mm、有効直径25.
95mm,曲率半径70mm)と、軸対称で鏡面の光学
面をもつ外型2(内径D1=26mm,外形D2=28
mm)とが互いに上下動自在に嵌合している。
【0042】この金型1,2を下降し、紫外線硬化型樹
脂を押圧して中心軸上の内型1と基材4との距離が0.
03mmになるように近づけ、外型2の最内周部と内型
1の最外周部のと段差が無い位置に設定する。この時、
樹脂層3の最外周部が外型2の光学面に達するように樹
脂量を調整しておく。次に、樹脂層3の各部樹脂厚に関
わらず収縮量が一定となるような照度分布を持った紫外
線を照射し、樹脂層3に内部応力が発生しないように硬
化する。
【0043】次に、図17に示すように、外型2を内型
1に対して樹脂層3から離反する方向に0.3mm移動
し、外型2の光学面とそれに対応する樹脂層3bとを剥
離する。ここで、外型2の光学面は鏡面で、光学面の面
積は内型1の光学面の面積に比べて1/6以下であり、
外型2の光学面全面に樹脂を密着させる必要は無いた
め、実験によれば外型2の光学面と樹脂層3bとを剥離
する力は最大でも30Nを越えることは無かった。この
動作により内型1の最外周部に空気が到達する。
【0044】さらにこの状態から、図18に示すよう
に、再度外型2で樹脂層3bを押圧すると樹脂層3aと
内型1とが剥離する。実験の結果では、外型2が樹脂層
3bを押圧する力は80N以下であった。次の工程で外
型2と樹脂層3bとを離反するが、既に剥離は完了して
おり、密着力は働かないため基材4を固定する必要は無
く、光学素子は金型1,2から完全に分離する。
【0045】ここで通常、複合型光学素子の樹脂層3に
は、樹脂が硬化する際に発生する体積収縮等による応力
が発生しているが、本実施例のように、樹脂層3の各部
樹脂厚に関わらず収縮量が一定となるような照度分布を
持った紫外線を照射し、内部応力が発生しないように硬
化した樹脂層3をもつ複合型光学素子であっても、つま
り内部応力の有無に関わらず、容易に剥離することが可
能である。なぜなら、外型2の最内周部と内型1の最外
周部とには段差が無いため、外型2と樹脂層3bとが剥
離すると同時に、必然的に内型1と樹脂層3aとの最外
周部まで空気が到達するからである。
【0046】本実施例によれば、従来からある簡単な機
構で、小さな力で金型1,2と樹脂層3との剥離が可能
である。また、剥離工程において基材4を保持する必要
がないため、基材4を固定している下軸部と金型1,2
を固定している上軸部との間に力をかけることなく金型
1,2と樹脂層3とを剥離することが可能である。さら
に、樹脂層表面の形状や外観に悪影響を与えない複合型
光学素子の製造が可能である。
【0047】
【発明の効果】請求項1の効果は、従来からある簡単な
機構かつ小さな力で金型と光学素子の剥離が可能であ
る。また、剥離工程において基材を保持する必要がない
ため、基材を固定している下軸部と金型を固定している
上軸部との間に力をかけることなく金型と樹脂層とを剥
離することが可能である。さらに、樹脂層表面の形状や
外観に悪影響を与えないで複合型光学素子の製造が可能
な事である。
【0048】請求項2の効果は、エネルギー照射による
樹脂の重合後も体積収縮等による応力が不均一または発
生しない複合型光学素子であったとしても、従来からあ
る簡単な機構かつ小さな力で金型との剥離が可能であ
る。また、剥離工程において基材を保持する必要がない
ため、基材を固定している下軸部と金型を固定している
上軸部との間に力をかけることなく金型と樹脂層とを剥
離することが可能である。さらに、樹脂層表面の形状や
外観に悪影響を与えないで複合型光学素子の製造が可能
な事である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す半截断面図である。
【図2】本発明を示す半截断面図である。
【図3】本発明を示す半截断面図である。
【図4】本発明を示す半截断面図である。
【図5】実施例1を示す半截断面図である。
【図6】実施例1を示す半截断面図である。
【図7】実施例1を示す半截断面図である。
【図8】実施例1を示す半截断面図である。
【図9】実施例2を示す半截断面図である。
【図10】実施例2を示す半截断面図である。
【図11】実施例2を示す半截断面図である。
【図12】実施例2を示す半截断面図である。
【図13】実施例3を示す半截断面図である。
【図14】実施例3を示す半截断面図である。
【図15】実施例3を示す半截断面図である。
【図16】実施例4を示す半截断面図である。
【図17】実施例4を示す半截断面図である。
【図18】実施例4を示す半截断面図である。
【符号の説明】
1 内型 2 外型 3 樹脂層 4 基材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学素子基材表面にエネルギー硬化型の
    樹脂を供給し、所望の光学面を有して光学有効径外で互
    いに上下動自在な内型と外型とから成る金型を接近させ
    ることにより樹脂を押圧して広げ、形成した所望の樹脂
    層にエネルギーを照射して硬化させた後、樹脂層と金型
    とを剥離する複合型光学素子の製造方法において、樹脂
    層と金型とを剥離する際、まず樹脂層と外型とを剥離
    し、該樹脂層から剥離した外型で再度樹脂層を押圧する
    ことにより、内型と樹脂層とを剥離することを特徴とす
    る複合型光学素子の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記樹脂層を硬化させる際、外型の光学
    面の最内周部が、内型の光学面の最外周部と段差が無い
    状態、もしくは内型の光学面の最外周部よりも基材に近
    い状態であることを特徴とする請求項1記載の複合型光
    学素子の製造方法。
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