JPH0866878A - タクト式搬送装置 - Google Patents

タクト式搬送装置

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JPH0866878A
JPH0866878A JP20238694A JP20238694A JPH0866878A JP H0866878 A JPH0866878 A JP H0866878A JP 20238694 A JP20238694 A JP 20238694A JP 20238694 A JP20238694 A JP 20238694A JP H0866878 A JPH0866878 A JP H0866878A
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column
conveyor
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JP20238694A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Watanabe
良孝 渡邊
Yoshiaki Mihara
喜昭 三原
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Sankyo Engineering Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タクト式搬送装置において、支柱上に架設し
て複数の搬送機を同時に移動させる搬送機ガイドを増設
して、その増設後の搬送機ガイド全体の中間部に既設の
支柱が存在する場合等において、その中間部支柱の存在
によるピッチの広がりに対応して、搬送機ガイドに沿っ
て移動する搬送機による中間部支柱部分を通る際の移動
量を大きくできるようにする。 【構成】 搬送機ガイド12,14の中間部支柱11R
部分を越えて移動する搬送機23の移動ピッチを、中間
部支柱11Rの幅に対応して広げることが可能なピッチ
変換装置51を備える。このピッチ変換装置51を、中
間部支柱11R部分を越えて移動する搬送機23とその
手前側に隣合う搬送機22との間に架設する。増設した
搬送機24を、中間部支柱11Rの幅に対応して長い連
結部材52を介して、中間部支柱11R部分を挟んでそ
の手前側に配設される搬送機23に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、支柱上に架設した搬送
機ガイドに沿って複数の搬送機を同時に移動させるタク
ト式搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、洗浄・エッチングやメッキ処理
等のように、ワークを幾つかの槽に浸漬させるような処
理をする場合において、籠等に入ったワークを槽から槽
へ移動させる手段として搬送機がある。その搬送機は、
両端の支柱上に架設した搬送機ガイドに沿って移動す
る。そして、処理効率を向上させる方法に用いるものと
して、タクト式搬送装置がある。ここで、タクト式と
は、各槽での処理時間を同じにした上で、各槽の中のワ
ークの入った籠を複数の搬送機を使って、同時に次の槽
に移動させる方法のことである。
【0003】このような搬送装置を備えたタクト式ワー
ク処理システムにおいて、例えば、既に設備を設置して
稼働していたユーザー側から、槽を増設して使用したい
という改造工事の要望が生じた場合、搬送機ガイドは長
さが足りなくなるので、従来は、所定の長さの新しい搬
送機ガイドを造り直して、搬送機ガイドを交換するよう
にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、槽の増
設に伴って従来のように、搬送機ガイドを交換するのは
コスト高となっていた。このため、既設の搬送機ガイド
に対して、延長分の搬送機ガイドを接続して増設するこ
とが考えられる。その場合、既設の搬送機ガイドと増設
する搬送機ガイドの接続部、即ち、搬送機ガイド全体の
中間部には既設の支柱が存在する。ところが、この搬送
機ガイドの中間部の支柱の存在により、既設の槽と増設
した槽との槽間ピッチが広がってしまうため、これに伴
って、既設の槽と増設した槽との間の搬送機の移動量を
大きくする必要があるが、従来のタクト式搬送装置をそ
のまま使用したのでは不可能なものとなっていた。
【0005】そこで、本発明の目的は、支柱上に架設し
て複数の搬送機を同時に移動させる搬送機ガイドを増設
して、その増設後の搬送機ガイド全体の中間部に既設の
支柱が存在する場合等において、その中間部支柱の存在
によるピッチの広がりに対応して、搬送機ガイドに沿っ
て移動する搬送機による中間部支柱部分を通る際の移動
量を大きくできるようにしたタクト式搬送装置を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項1記載の発明は、支柱上に架設した搬送機ガイド
に沿って複数の搬送機を駆動装置により同時に移動させ
るタクト式搬送装置であって、前記搬送機ガイドの中間
部に中間部の支柱と、前記複数の搬送機を順次接続する
複数の連結部材と、前記中間部の支柱部分を越えて移動
する搬送機の移動ピッチを、前記中間部の支柱の幅に対
応して広げることが可能なピッチ変換装置と、を備え、
このピッチ変換装置を、前記中間部の支柱部分を越えて
移動する搬送機とその手前側に隣合う搬送機との間に架
設した構成を特徴としている。
【0007】そして、請求項2記載の発明は、前記請求
項1記載の発明において、前記複数の搬送機に対し前記
中間部の支柱を挟む部分に増設した搬送機と、この増設
した搬送機を、前記中間部の支柱部分を挟んでその手前
側に配設される搬送機に接続する、前記中間部の支柱の
幅に対応して長い連結部材と、をさらに備えて、前記ピ
ッチ変換装置を、前記増設した搬送機に対し前記中間部
の支柱部分を挟んでその手前側に配設される搬送機とそ
のさらに手前側に隣合う搬送機との間に架設した構成を
特徴としている。
【0008】さらに、請求項3記載の発明は、前記請求
項1記載の発明において、前記複数の搬送機に対し前記
中間部の支柱を挟む部分に増設した搬送機と、この増設
した搬送機を順次接続する複数の連結部材と、前記増設
した搬送機を、前記中間部の支柱部分を挟んでその手前
側に配設される搬送機のさらに手前側の搬送機側に接続
する長尺の連結部材と、をさらに備えて、前記ピッチ変
換装置を、前記増設した搬送機に対し前記中間部の支柱
部分を挟んでその手前側に配設される搬送機とそのさら
に手前側に隣合う搬送機との間に架設した構成を特徴と
している。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、連結部材により
順次接続した複数の搬送機を駆動装置により同時に移動
させる搬送機ガイドの中間部支柱部分を越えて移動する
搬送機とその手前側に隣合う搬送機との間に、中間部支
柱部分を越えて移動する搬送機の移動ピッチを中間部支
柱の幅に対応して広げることが可能なピッチ変換装置を
架設してなるタクト式搬送装置なので、例えば、搬送機
ガイドを増設し、その増設後の搬送機ガイド全体の中間
部に既設の支柱が存在する場合等において、その中間部
支柱の存在によるピッチの広がりに対応して搬送機の移
動ピッチを広げるピッチ変換装置により、中間部支柱部
分を通る際の搬送機の移動量を大きくできる。
【0010】そして、請求項2記載の発明によれば、複
数の搬送機に対し中間部支柱を挟む部分に増設した搬送
機を、中間部支柱の幅に対応して長い連結部材により、
中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設される搬送機
に接続して、増設搬送機に対し中間部支柱部分を挟んで
その手前側に配設される搬送機とそのさらに手前側に隣
合う搬送機との間にピッチ変換装置を架設したので、中
間部支柱の幅に対応して長い連結部材により、中間部支
柱の存在によるピッチの広がりに合わせて増設搬送機を
既設の搬送機に接続しながら、ピッチ変換装置により、
中間部支柱部分を通る際の搬送機の移動量を大きくでき
る。
【0011】さらに、請求項3記載の発明によれば、連
結部材により順次接続した複数の搬送機に対し中間部支
柱を挟む部分に増設した搬送機を、長尺の連結部材によ
り、中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設される搬
送機のさらに手前側の搬送機側に接続して、増設搬送機
に対し中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設される
搬送機とそのさらに手前側に隣合う搬送機との間にピッ
チ変換装置を架設したので、ピッチ変換装置により、中
間部支柱部分を通る際の搬送機の移動量を大きくしなが
ら、長尺の連結部材により、増設搬送機を既設の搬送機
に接続して、駆動装置による同ピッチの移動が行える。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係るタクト式搬送装置の実
施例を図1から図3に基づいて説明する。先ず、図1は
本発明を適用した一例としてのタクト式搬送装置の全体
構成を示すもので、1はローダ、2,3,4は槽、9は
アンローダ、11L,11R,13は支柱、12,14
は搬送機ガイド、12aは搬送機ガイド接続部、21,
22,23,24は搬送機、41は駆動装置(スライド
エアシリンダユニット)、42は通常の連結部材、51
はピッチ変換装置(ピッチ変換エアシリンダユニッ
ト)、52は中間部支柱の幅に対応して長い連結部材で
ある。
【0013】即ち、本実施例は、元々は3ユニット(ロ
ーダ1、槽2、アンローダ9)のタクト式ワーク処理シ
ステムに2つの槽3,4を増設して5ユニットに改造し
た構成例を示したものである。この改造前においては、
図示左側からローダ1、槽2、アンローダ9の順に並べ
て、左右の支柱11L,11R上に架設した搬送機ガイ
ド12に第1の搬送機21および第2の搬送機22を組
み付けた構成である。そして、搬送機ガイド12上にお
いて、左側の支柱11L側に設置された駆動装置である
搬送機駆動用スライドエアシリンダユニット41を第2
の搬送機22に接続して、この第2の搬送機22と第1
の搬送機21とを連結部材42により一体的に連結した
ものとなっている。
【0014】以上の第1の搬送機21および第2の搬送
機22は、初期位置では、ローダ1、槽2の上方にそれ
ぞれ位置しており、スライドエアシリンダユニット41
により搬送機ガイド12に沿って同時に往復移動する。
ここで、搬送機21,22は、搬送機ガイド係合部20
1から側方に突設したブラケット202上に、籠上下動
作用エアシリンダユニット203を備えて、ブラケット
202の下方には、エアシリンダユニット203により
昇降動作される籠保持部204を備えている。図中、籠
は省略している。なお、後述のようにして増設する搬送
機23,24等も同様の構成である。
【0015】このような3ユニットのタクト式ワーク処
理システムにおいて、槽2とアンローダ9との間に2つ
の槽3,4を増設するため、搬送機ガイド12の右側に
支柱13および搬送機ガイド14を増設するとともに、
第3の搬送機23および第4の搬送機24を増設してい
る。さらに、ピッチ変換装置(ピッチ変換エアシリンダ
ユニット)51を新設するとともに、後述する中間部支
柱の幅に対応して長い連結部材52を新設している。
【0016】先ず、支柱13および搬送機ガイド14の
増設は、図2に示すように、図示例では金属製角パイプ
による搬送機ガイド14の左端部に予め形成したおいた
小径のインロー部14aを、同じく金属製角パイプによ
る既設の搬送機ガイド12の右端部に差し込んで、複数
組(図示では3組)のボルトb,b,bおよびナット
n,n,nにより固定する。従って、既設の搬送機ガイ
ド12の右端部が、増設する搬送機ガイド14とのイン
ローによる堅牢な接続部12aとなっており、また、こ
の接続部12aには、既設の右側の支柱11Rが残った
状態となる。なお、増設用の接続部12aとなる既設の
搬送機ガイド12の右端部には、着脱可能な蓋部材12
bを設けておく。以上により、支柱13および搬送機ガ
イド14の増設後は、この支柱11Rが搬送機ガイド1
2,14全体の中間部に位置して、搬送機ガイド14の
増設に伴う所定の剛性を確保することとなる。以下、こ
の支柱11Rを中間部支柱と呼ぶ。
【0017】そして、第1の槽2の右隣で中間部支柱1
1Rとの間に第2の槽3を増設して、中間部支柱11R
の右隣に第3の槽4を増設し、さらに、この第3の槽4
の右側には、中間部支柱11Rの幅に対応するスペース
Sを開けてからアンローダ9を配設する。また、既設の
搬送機ガイド12上には、第2の搬送機22の右側に第
3の搬送機23を増設して組み付け、その右側に増設し
た搬送機ガイド14上に、第4の搬送機24を増設して
組み付ける。なお、第1の搬送機21、第2の搬送機2
2、第3の搬送機23、第4の搬送機24は、前記籠保
持部204に、図示しないが、ワークを入れる籠をそれ
ぞれ吊下げ支持し、その籠を前記エアシリンダユニット
203によりそれぞれ同期して昇降動作させる。
【0018】さらに、第2の搬送機22と第3の搬送機
23とを、中間部支柱11Rの幅に対応して第3の搬送
機23の移動ピッチを広げるピッチ変換装置としてのピ
ッチ変換エアシリンダユニット51によりつないでい
る。そして、第3の搬送機23と第4の搬送機24と
を、中間部支柱11Rの幅に対応して長い新設した連結
部材52により一体的に連結している。
【0019】このように、第4の搬送機24が第3の槽
4の上方位置にある(図1参照)時、第3の搬送機23
と第4の搬送機24の間は、中間部支柱11Rを挟むの
で、第3の搬送機23の移動ピッチは、第1の搬送機2
1および第2の搬送機22の移動ピッチに比べて中間部
支柱11Rの幅の分だけ長くなっている。そのため、こ
れに合わせて、第3の槽4とアンローダ9の間に、前述
したように、中間部支柱11Rの幅に対応するスペース
Sを開けて、槽間ピッチを長くしている。即ち、第2の
槽3と第3の槽4の間隔と、第3の槽4とアンローダ9
の間隔は、中間部支柱11Rの分だけ長く、しかも、同
じ長さになっている。
【0020】以上によって、元々は3ユニット(ローダ
およびアンローダを含む)のタクト式ワーク処理システ
ムにおいて、2ユニット増設して5ユニットのタクト式
ワーク処理システムへの改造が完了する。そして、搬送
機21,22,23,24全体をスライドエアシリンダ
ユニット41によって移動させる時に、その搬送機駆動
用スライドエアシリンダユニット41のエア圧力と、ピ
ッチ変換エアシリンダユニット51のエア圧力を同期さ
せるよう制御装置を構成する。
【0021】このように改造したタクト式ワーク処理シ
ステムによれば、図1において、初期位置では、ローダ
1、第1の槽2、第2の槽3、第3の槽4の上方にそれ
ぞれ位置する搬送機21,22,23,24全体をスラ
イドエアシリンダユニット41により移動させる時に、
そのスライドエアシリンダユニット41の作動によっ
て、連結部材42により一体化された第1の搬送機21
および第2の搬送機22は、1ユニット分だけ右側にス
ライド移動する。同時に、第2の搬送機22にピッチ変
換エアシリンダユニット51を介してつなげられた第3
の搬送機23と、この第3の搬送機23に長い連結部材
52により一体化された第4の搬送機24も、右側にス
ライド移動する。
【0022】この時、スライドエアシリンダユニット4
1のエア圧力と、ピッチ変換エアシリンダユニット51
のエア圧力を同期させているので、スライドエアシリン
ダユニット41の伸び動作と同時に行われるピッチ変換
エアシリンダユニット51の伸び動作によって、第3の
搬送機23は、中間部支柱11Rがある接続部12aを
越えて増設した搬送機ガイド14側へピッチを広げてス
ライド移動し、第3の槽4の上方位置に停止する。ま
た、同時に、第4の搬送機24も第3の搬送機23と一
体的に移動し、この第4の搬送機24は、第3の搬送機
23と中間部支柱11Rの幅に対応して長い連結部材5
2を介して連結されているので、第3の槽4の右側に中
間部支柱11Rの幅に対応するスペースSを開けてから
配設したアンローダ9の上方位置に停止する。なお、ロ
ーダ1、第1の槽2、第2の槽3、第3の槽4の上方位
置に、搬送機21,22,23,24全体をそれぞれ戻
す場合は、以上と逆に、スライドエアシリンダユニット
41を縮み動作させると同時に、ピッチ変換エアシリン
ダユニット51を縮み動作させることにより行う。
【0023】以上の通り、2つの槽3,4を増設する場
合、従来のように搬送機ガイドを交換せずに、既設の搬
送機ガイド12にインローにより搬送機ガイド14を継
ぎ足して増設し、増設する槽の数に合わせて2つの搬送
機23,24も増設して、その増設した搬送機23,2
4を中間部支柱11Rの幅に対応した長い連結部材52
により連結し、かつ、その増設した搬送機23と既設の
搬送機22とを中間部支柱11Rの幅に対応して増設し
た搬送機23の移動ピッチを広げるピッチ変換エアシリ
ンダユニット51によりつないで構成した改造によっ
て、中間部支柱11Rの存在によるピッチの広がりに対
応して、増設した搬送機23,24の移動を確実に行う
ことができる。なお、3ユニット以上を増設する場合に
は、増設した搬送機ガイドの下方にあるユニットの間隔
を、以上の2ユニット増設の場合と同様に、中間部支柱
の幅の分だけ長くすれば良い。また、増設するユニット
の数が改造前のユニットの数より多い場合や増設した搬
送機ガイドの下の槽間ピッチを改造前と同等にしたい場
合などには、各搬送機間の連結の仕方を変えることも可
能である。
【0024】以上の実施例では、改造前のユニットの数
より増設するユニットの数が少ない場合、即ち、3ユニ
ットのタクト式ワーク処理システムに2ユニットを増設
して5ユニットに改造した構成について説明したが、次
に、改造前のユニットの数より増設するユニットの数が
多い場合として、4ユニットのタクト式ワーク処理シス
テムに5ユニットを増設して9ユニットに改造した第2
実施例を図3に示す。なお、この第2実施例において
は、増設した搬送機ガイドの下方にあるユニットの間隔
を、改造前の既設の搬送機ガイドの下方にあるユニット
の間隔と同じにするための構成を採用している。
【0025】即ち、この第2実施例では、既設の搬送機
ガイド12の左右の支柱11L,11R間に、左側から
ローダ1、第1の洗浄槽2、第2の洗浄槽3、第1のリ
ンス槽4の順に並べて、その上方の搬送機ガイド12に
は、第1の搬送機21、第2の搬送機22、第3の搬送
機23、第4の搬送機24を組み付けている。さらに、
既設の搬送機ガイド12の接続部12aに、前記第1実
施例と同様に、インローにより継ぎ足して増設した搬送
機ガイド14の支柱13と、前記既設の右側の支柱(増
設後は中間部支柱)11Rとの間に、左側から第2のリ
ンス槽5、第3のリンス槽6、第1の乾燥槽7、第2の
乾燥槽8、アンローダ9の順に並べて、その上方の搬送
機ガイド14には、第5の搬送機25、第6の搬送機2
6、第7の搬送機27、第8の搬送機28を組み付けて
いる。
【0026】そして、搬送機ガイド12上において、左
側の支柱11L側に設置された搬送機駆動用スライドエ
アシリンダユニット41を第2の搬送機22に接続し
て、この第2の搬送機22と第1の搬送機21、第2の
搬送機22と第3の搬送機23とを、それぞれの連結部
材42,43により一体的に連結している。さらに、第
3の搬送機23と第4の搬送機24とを、中間部支柱1
1Rの幅に対応して第4の搬送機24の移動ピッチを広
げるピッチ変換エアシリンダユニット51によりつない
でいる。また、搬送機ガイド14上では、第5の搬送機
25と第6の搬送機26、第6の搬送機26と第7の搬
送機27、第7の搬送機27と第8の搬送機28とを、
それぞれの連結部材46,47,48により一体的に連
結している。そして、第3の搬送機23と第5の搬送機
とを、その間の第4の搬送機24をバイパスする長尺の
連結部材53により一体的に連結している。
【0027】以上の第1の搬送機21、第2の搬送機2
2、第3の搬送機23、第4の搬送機24、第5の搬送
機25、第6の搬送機26、第7の搬送機27、第8の
搬送機28は、図3に示すように、初期位置では、ロー
ダ1、第1の洗浄槽2、第2の洗浄槽3、第1のリンス
槽4、第2のリンス槽5、第3のリンス槽6、第1の乾
燥槽7、第2の乾燥槽8の上方にそれぞれ位置してい
る。なお、図3の例では、ローダ1、第1の洗浄槽2、
第2の洗浄槽3、第1のリンス槽4、第2のリンス槽
5、第3のリンス槽6、第1の乾燥槽7、第2の乾燥槽
8に、ワークを入れた籠31、籠32、籠33、籠3
4、籠35、籠36、籠37、籠38がそれぞれ位置し
た状態の処理中を示している。
【0028】以上の第2実施例のように、第3の搬送機
23と第4の搬送機24とをピッチ変換エアシリンダユ
ニット51によりつないで、第3の搬送機23と第5の
搬送機とを長尺の連結部材53により一体的に連結する
と、搬送機ガイド12,14の接続部12a、即ち、中
間部支柱11R部分を越えて移動する第4の搬送機24
と、その両側の第3の搬送機23と第5の搬送機25と
の間のピッチを変換するだけなので、第2のリンス槽5
から第3のリンス槽6、第1の乾燥槽7、第2の乾燥槽
8、アンローダ9までの各ユニット間のピッチを、ロー
ダ1から第1の洗浄槽2、第2の洗浄槽3、第1のリン
ス槽4までの各ユニット間のピッチと同等にすることが
できる。従って、9ユニットに改造したタクト式ワーク
処理システムとして、全体の長さが無駄に長くなること
がないといった利点が得られる。
【0029】ところで、第3の搬送機23と第5の搬送
機25とを接続する長尺の連結部材53は、図示した形
態のみに限られない。また、その接続形態についても、
第1から第3の搬送機21,22,23の何れかと、第
5から第8の搬送機25,26,27,28の何れかと
をつなぐようにすればよい。
【0030】なお、以上の実施例においては、例えば、
洗浄・エッチングやメッキ処理等のように、ワークを幾
つかの槽に浸漬させるような処理をする設備に組み込ま
れたタクト式搬送装置としたが、本発明はこれに限定さ
れるものではなく、他の用途に用いるタクト式搬送装置
であってもよい。さらに、実施例では、搬送機ガイドの
増設に伴うその接続部に残る中間部支柱の存在による対
策としたが、本発明は、最初から搬送機ガイドの中間部
に支柱を置いた場合にも有効に対応できるものである。
また、増設するユニット、搬送機ガイド、搬送機の数等
も任意であり、その他、搬送機駆動装置、ピッチ変換装
置、搬送機連結部材の構成等、具体的な細部構造等につ
いても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
るタクト式搬送装置によれば、搬送機ガイドの中間部支
柱部分を越えて移動する搬送機とその手前側に隣合う搬
送機との間に、中間部支柱部分を越えて移動する搬送機
の移動ピッチを中間部支柱の幅に対応して広げることが
可能なピッチ変換装置を架設した構成のため、例えば、
搬送機ガイドを増設し、その増設後の搬送機ガイド全体
の中間部に既設の支柱が存在する場合等において、ピッ
チ変換装置により、その中間部支柱部分を通る際の搬送
機の移動量を大きくして、中間部支柱の存在によるピッ
チの広がりに対応することができる。従って、例えば、
槽を増設する改造に伴って、搬送機ガイドを増設し、搬
送機も増設した場合等において、中間部支柱の存在によ
るピッチの広がりに対応した搬送機の移動を確実に行う
ことができる。
【0032】そして、請求項2記載の発明に係るタクト
式搬送装置によれば、増設した搬送機を、中間部支柱の
幅に対応して長い連結部材により、中間部支柱部分を挟
んでその手前側に配設される搬送機に接続して、増設搬
送機に対し中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設さ
れる搬送機とそのさらに手前側に隣合う搬送機との間に
ピッチ変換装置を架設した構成のため、長い連結部材に
より、中間部支柱の存在によるピッチの広がりに合わせ
て増設搬送機を既設の搬送機に接続しながら、ピッチ変
換装置により、中間部支柱部分を通る際の搬送機の移動
量を大きくして、中間部支柱の存在によるピッチの広が
りに対応することができる。
【0033】さらに、請求項3記載の発明に係るタクト
式搬送装置によれば、増設した搬送機を、長尺の連結部
材により、中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設さ
れる搬送機のさらに手前側の搬送機側に接続して、増設
搬送機に対し中間部支柱部分を挟んでその手前側に配設
される搬送機とそのさらに手前側に隣合う搬送機との間
にピッチ変換装置を架設した構成のため、ピッチ変換装
置により、中間部支柱部分を通る際の搬送機の移動量を
大きくして、中間部支柱の存在によるピッチの広がりに
対応しながら、長尺の連結部材により、増設搬送機を既
設の搬送機に接続して、駆動装置による同ピッチの移動
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一例としてのタクト式搬送装
置の全体構成を示す概略正面図である。
【図2】既設の搬送機ガイドと増設する搬送機ガイドの
接続の仕方の一例を示す分解斜視図である。
【図3】本発明を適用した第2実施例のタクト式搬送装
置の全体構成を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 ローダ 2,3,4,5,6,7,8 槽 9 アンローダ 11L,11R,13 支柱 12,14 搬送機ガイド 12a 搬送機ガイドの接続部 12b 蓋部材 14a 搬送機ガイドのインロー部 21,22,23,24,25,26,27,28 搬
送機 31,32,33,34,35,36,37,38 ワ
ークを入れる籠 41 駆動装置(スライドシリンダユニット) 42,43,46,47,48 通常の連結部材 51 ピッチ変換装置(ピッチ変換シリンダユニット) 52 中間部支柱の幅に対応して長い連結部材 53 1つの搬送機をバイパスする長尺の連結部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱上に架設した搬送機ガイドに沿って
    複数の搬送機を駆動装置により同時に移動させるタクト
    式搬送装置であって、 前記搬送機ガイドの中間部に位置する支柱と、 前記複数の搬送機を順次接続する複数の連結部材と、 前記中間部の支柱部分を越えて移動する搬送機の移動ピ
    ッチを、前記中間部の支柱の幅に対応して広げることが
    可能なピッチ変換装置と、を備え、 このピッチ変換装置を、前記中間部の支柱部分を越えて
    移動する搬送機とその手前側に隣合う搬送機との間に架
    設したことを特徴とするタクト式搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の搬送機に対し前記中間部の支
    柱を挟む部分に増設した搬送機と、 この増設した搬送機を、前記中間部の支柱部分を挟んで
    その手前側に配設される搬送機に接続する、前記中間部
    の支柱の幅に対応して長い連結部材と、を備え、 前記ピッチ変換装置を、前記増設した搬送機に対し前記
    中間部の支柱部分を挟んでその手前側に配設される搬送
    機とそのさらに手前側に隣合う搬送機との間に架設した
    ことを特徴とする請求項1記載のタクト式搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の搬送機に対し前記中間部の支
    柱を挟む部分に増設した搬送機と、 この増設した搬送機を順次接続する複数の連結部材と、 前記増設した搬送機を、前記中間部の支柱部分を挟んで
    その手前側に配設される搬送機のさらに手前側の搬送機
    側に接続する長尺の連結部材と、を備え、 前記ピッチ変換装置を、前記増設した搬送機に対し前記
    中間部の支柱部分を挟んでその手前側に配設される搬送
    機とそのさらに手前側に隣合う搬送機との間に架設した
    ことを特徴とする請求項1記載のタクト式搬送装置。
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