JPH0866812A - 端縁加工装置 - Google Patents

端縁加工装置

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Publication number
JPH0866812A
JPH0866812A JP20537994A JP20537994A JPH0866812A JP H0866812 A JPH0866812 A JP H0866812A JP 20537994 A JP20537994 A JP 20537994A JP 20537994 A JP20537994 A JP 20537994A JP H0866812 A JPH0866812 A JP H0866812A
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JP
Japan
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work
rotary cutting
edge
cutting blade
guide member
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JP20537994A
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Inventor
Kazuya Ueda
和哉 上田
Eiji Miyagawa
栄治 宮川
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MIYAGAWA KOGYO KK
Original Assignee
MIYAGAWA KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23CMILLING
    • B23C3/00Milling particular work; Special milling operations; Machines therefor
    • B23C3/12Trimming or finishing edges, e.g. deburring welded corners
    • B23C3/126Portable devices or machines for chamfering edges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Milling Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークの端縁に円弧凹状の部分が在る場合で
も、その円弧凹状の端縁を支障なく容易に面取り切削す
ることができる端縁加工装置を提供する。 【構成】 フレーム1に回転切削刃7を支持し、その切
削刃7をモータ10により回転させる。フレーム1上に
配設された平板状の第1ガイド部材24をワークW1の
平面Wa1に接触させて、回転切削刃7をワークW1の
端縁Wb1と対応した位置に配置するとともに、回転切
削刃7の回転軸線をワークW1の平面Wa1と直交する
位置に配置する。ガイドローラ29を回転切削刃7の回
転軸線と同一軸線上に配置されるように、回転軸5の先
端に回転可能及び着脱可能に支持し、その外周には円弧
状凸面としての接触面29aを形成する。そして、ガイ
ドローラ29の接触面29aをワークW1の端面Wa2
に接触させることにより、回転切削刃7をワークW1に
対して所定の切り込み深さになるように位置規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばH型鋼や平板
鋼等のワークの端縁を面取り切削する場合に使用する端
縁加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の端縁加工装置としては、
例えば図8に示すような構成のものが知られている。こ
の従来構成においては、フレーム41に回転切削刃42
が回転可能に支持され、同切削刃42はフレーム41内
のモータ43により回転駆動される。フレーム41には
正面形ほぼL字状のガイド板44が取り付けられ、その
中央部には回転切削刃42との干渉を避けるための透孔
45が形成されている。
【0003】そして、ハンドル46によりフレーム41
を把持して、ガイド板44上の平板状の第1ガイド部4
4aをワークW1の平面Wa1に接触させることによ
り、回転切削刃42がワークW1の端縁Wb1と対応し
た位置に配置される。この状態で、モータ43により回
転切削刃42が回転されることによって、ワークW1の
端縁Wb1が面取り切削される。このとき、ガイド板4
4上の平板状の第2ガイド部44bをワークW1の端面
Wa2に接触させることにより、回転切削刃42のワー
クW1に対する切り込み深さが所定の深さに規制され
る。そして、ガイド板44の案内作用に従い、回転切削
刃42をワークW1の端縁Wb1に沿って移動させるこ
とにより、その端縁Wb1を所定の切り込み深さで連続
的に面取り切削することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
端縁加工装置においては、ガイド板44が正面形ほぼL
字状に形成され、その第1及び第2ガイド部44a,4
4bが平板状になっている。そのため、図8に示すよう
に、ワークW1の端面Wa2に円弧状凹面Wa3が形成
されていて、端縁Wb1が円弧凹状に延びている場合、
ガイド板44が邪魔になって、この円弧凹状の端縁Wb
2を面取り切削することができないという問題があっ
た。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ワークの端縁に円弧凹状の部分が在る場
合でも、その円弧凹状の端縁を支障なく容易に面取り切
削することができる端縁加工装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の端縁加工装置の発明では、フレ
ームと、そのフレームに支持された回転切削刃と、その
回転切削刃を回転させるためにフレームに装着されたモ
ータと、ワークの平面に接触して回転切削刃をワークの
端縁と対応した位置に配置するために、フレーム上に配
設された平板状の第1ガイド部材と、ワークの端面と接
触して回転切削刃のワークに対する切り込み深さを規制
するために、フレーム上に配設された円弧状凸面を有す
る第2ガイド部材とを備えたものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、前記回転切削
刃は、第1ガイド部材がワークの平面に接触した状態
で、その回転軸線がワークの平面と直交する位置に配置
されるものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、前記第2ガイ
ド部材は、回転切削刃の回転軸線と同一軸線上に回転可
能に支持されたガイドローラである。請求項4に記載の
発明では、前記第1ガイド部材は、フレームに対して回
転切削刃の回転軸線と同一軸線上で回動可能に支持さ
れ、外側に操作ノブを備えるものである。
【0009】請求項5に記載の発明では、前記第1ガイ
ド部材及び第2ガイド部材は、フレームに対して着脱可
能に取り付けられているものである。
【0010】
【作 用】請求項1に記載の端縁加工装置において、ワ
ークの端縁を面取り切削する場合には、第1ガイド部材
をワークの平面に接触させると、回転切削刃がワークの
端縁と対応した位置に配置される。また、第2ガイド部
材をワークの端面に接触させることにより、回転切削刃
がワークに対して所定の切り込み深さになるように位置
規制される。
【0011】この状態で、モータにより回転切削刃を回
転させるとともに、両ガイド部材の案内作用に従い、回
転切削刃をワークの端縁に沿って移動させることによ
り、その端縁を所定の切り込み深さで連続的に面取り切
削することができる。このとき、第2ガイド部材の円弧
状凸面がワークの端面に接触するため、ワークの端面に
円弧状凹面が形成されていて、端縁が円弧凹状に延びて
いる場合でも、その円弧凹状の端縁を支障なく容易に面
取り切削することができる。
【0012】請求項2に記載の発明においては、第1ガ
イド部材をワークの平面に接触させると、回転切削刃の
回転軸線がワークの平面と直交する位置に配置され、こ
の状態で円滑に切削加工を行うことができる。
【0013】請求項3に記載の発明においては、第2ガ
イド部材としてのガイドローラをワークの端面上で転動
させることにより、回転切削刃をワークの端縁に沿って
円滑に移動させながら、切削加工を行うことができる。
【0014】請求項4に記載の発明においては、第1ガ
イド部材の操作ノブを把持した状態で、回転切削刃をワ
ークの端縁に沿って安定して移動させることができる。
また、第1ガイド部材がフレームに対して回動可能なの
で、例えばワーク上の円弧凹状の端縁を切削する際で
も、第1ガイド部材をワークに対して常に適正な位置に
なるように容易に回動配置できるとともに、第1ガイド
部材上の操作ノブを把持し易い位置に容易に回動配置で
きる。そのため、円弧凹状の端縁を切削する場合でも、
その切削作業を支障なく円滑に行うことができる。
【0015】請求項5に記載の発明においては、例えば
ワークの端縁に円弧凹状の部分が存在しなくて、その端
縁が直線状のみである場合には、第1ガイド部材及び第
2ガイド部材をフレームから取り外す。そして、直線状
端縁を切削するための専用ガイド板をフレームに取り付
けることにより、その直線状端縁の切削作業を効率よく
行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明を具体化した端縁加工装置の
一実施例を、図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1〜図3に示すように、フレーム1はモ
ータハウジング2とギヤボックス3とより構成され、そ
のモータハウジング2の端部には操作ハンドル4が形成
されている。回転軸5はギヤボックス3内に一対のベア
リング6を介して回転可能に支持されている。回転切削
刃7はボルト8により回転軸5の先端に固定され、その
外周には鋼材等のワークW1の端縁を丸く面取り切削す
るための複数のチップ7aが配設されている。尚、チッ
プ7aとして、ワークW1の端縁を平面状に面取り切削
するものを使用してもよい。フライホイール9は回転切
削刃7に隣接して回転軸5に固定され、回転切削刃7の
回転に伴って発生する振動を低減する。
【0018】モータ10は前記モータハウジング2内に
配設され、そのモータ軸には駆動ギヤ11が取り付けら
れている。被動ギヤ12はギヤボックス3内において回
転軸5に固定され、駆動ギヤ11に噛合されている。起
動スイッチ13及び停止スイッチ14は操作ハンドル4
の内側に配設され、モータ9を起動または停止させる。
そして、起動スイッチ13によりモータ9が起動された
とき、両ギヤ10,11を介して回転切削刃7が回転さ
れる。
【0019】図1〜図5に示すように、取付リング15
は複数のネジ16により前記ギヤボックス3の端面に固
定され、その外周には環状溝17が形成されている。カ
バー18は回転切削刃7を覆うように、取付リング15
の外周に回動可能及び着脱可能に取り付けられ、その側
壁には複数の開口19及び回転切削刃7用のボルト8に
対応する透孔20が形成されている。
【0020】係合ピン21は支持筒22を介して前記カ
バー18の周壁に移動可能に取り付けられ、その外端に
は操作つまみ23が固定されている。そして、この係合
ピン21は支持筒22内に配設された図示しないバネに
より、環状溝17と係合する内側位置に向かって付勢さ
れ、その係合によってカバー18が取付リング15に対
して抜け止めされている。
【0021】第1ガイド部材としての平板状の平面ガイ
ド板24は一対のネジ25により前記カバー18の側面
に取り付けられ、その中央には回転切削刃7との干渉を
避けるための凹部26が形成されている。そして、図1
及び図2に示すように、この平面ガイド板24がワーク
W1の平面Wa1に接触されることにより、回転切削刃
7がワークW1の端縁Wb1と対応した位置に配置され
る。また、この状態では、回転切削刃7の回転軸線がワ
ークW1の平面Wa1と直交する位置に配置される。
【0022】切欠部27は前記カバー18の側壁下部に
所定角度で切欠形成され、この切欠部27の角度範囲内
で、平面ガイド板24をカバー18とともに、フレーム
1に対して回動させることができる。操作ノブ28はカ
バー18の周側に突設され、この操作ノブ28により、
平面ガイド板24をカバー18とともに所定位置へ回動
させることができる。
【0023】第2ガイド部材としてのガイドローラ29
は前記回転切削刃7の回転軸線と同一軸線上に配置され
るように、ボルト30により回転軸5の先端にベアリン
グ31を介して回転可能及び着脱可能に支持され、その
外周には円弧状凸面としての接触面29aが形成されて
いる。そして、図1及び図2に示すように、このガイド
ローラ29の接触面29aがワークW1の端面Wa2に
接触されることにより、回転切削刃7がワークW1に対
して所定の切り込み深さになるように位置規制される。
【0024】複数のネジ孔32は前記ギヤボックス3の
外周に所定間隔をおいて形成され、これらのネジ孔32
の内の1つのネジ孔32には補助ハンドル33が選択的
に螺着されている。そして、この補助ハンドル33と操
作ハンドル4と操作ノブ28とを任意に使用することに
より、フレーム1を把持した状態で回転切削刃7をワー
クW1の端面Wa2に沿って安定して移動させることが
できる。
【0025】次に、ワークW1の直線状端縁を切削する
場合に、前記平面ガイド板24をカバー18とともに取
付リング15から取り外すとともに、ガイドローラ29
を回転軸5の先端から取り外した状態で、取付リング1
5に取り付けられる専用ガイド板を備えたカバーについ
て説明する。
【0026】図6及び図7に示すように、このカバー3
6の側壁は切欠部27を形成することなく、側面形ほぼ
半円形状になっている。そして、図1〜図5に示す前記
カバー18と同様に、このカバー36の側壁には開口1
9及び透孔20が形成されるとともに、周壁には係合ピ
ン21及び操作ノブ28が取り付けられている。
【0027】カバー36の外側面には直線状端縁を切削
するための専用のガイド板37が、一対のネジ38によ
り取り付けられている。このガイド板37は、平板状を
なす第1ガイド部37aと、同じく平板状をなす第2ガ
イド部37bとにより、側面形ほぼL字状に形成されて
いる。また、この第1ガイド部37a及び第2ガイド部
37bの接合縁の中央には、回転切削刃7との干渉を避
けるための透孔39が形成されている。
【0028】そして、このガイド板37の第1ガイド部
37aがワークW1の平面Wa1に接触されることによ
り、回転切削刃7がワークW1の端縁Wb1と対応した
位置に配置されるとともに、回転切削刃7の回転軸線が
ワークW1の平面Wa1と直交する位置に配置される。
また、ガイド板37の第2ガイド部37bがワークW1
の端面Wa2に接触されることにより、回転切削刃7が
ワークW1に対して所定の切り込み深さになるように位
置規制される。
【0029】次に、前記のように構成された端縁加工装
置について動作を説明する。さて、この端縁加工装置を
使用して、ワークW1の端縁Wb1を面取り切削する
際、図3に鎖線で示すように、その端縁Wb1に円弧凹
状の端縁Wb2が存在する場合には、次のようにガイド
部材を装着する。すなわち、図1〜図3に示すように、
平面ガイド板24を備えたカバー18を取付リング15
上に取り付けるとともに、ガイドローラ29を回転軸5
の先端に取り付ける。
【0030】この状態で、操作ハンドル4、操作ノブ2
8及び補助ハンドル33を任意に使用してフレーム1を
把持し、平面ガイド板24をワークW1の平面Wa1に
接触させると、回転切削刃7がワークW1の端縁Wb1
と対応した位置に配置される。また、ガイドローラ29
の接触面29aをワークW1の端面Wa2に接触させる
ことにより、回転切削刃7がワークW1に対して所定の
切り込み深さになるように位置規制される。
【0031】その後、起動スイッチ13によりモータ1
0を起動させると、回転切削刃7が回転されて、ワーク
W1の端縁Wb1が面取り切削される。このとき、平面
ガイド板24をワークW1の平面Wa1に沿って摺動さ
せるとともに、ガイドローラ29をワークW1の端面W
a2上で転動させると、回転切削刃7がワークW1の端
縁Wb1に沿って円滑に移動されて、その端縁Wb1を
所定の切り込み深さで連続的に面取り切削することがで
きる。
【0032】また、この面取り切削時には、ガイドロー
ラ29の外周接触面29aがワークW1の端面Wa2に
接触しているため、ガイドローラ29が端面Wa2の円
弧状凹面Wa3に差し掛かった場合でも、その円弧状凹
面Wa3に沿って浮き上がることなく転動される。従っ
て、この円弧状凹面Wa3に隣接した円弧凹状の端縁W
b2を支障なく容易に面取り切削することができる。
【0033】また、カバー18が取付リング15の周り
で切欠部27の角度範囲内で回動可能なので、円弧凹状
の端縁Wb2を切削する際でも、平面ガイド板24をワ
ークW1に対して常に適正な位置になるように容易に回
動配置できるとともに、平面ガイド板24上の操作ノブ
28を把持し易い位置に容易に回動配置できる。そのた
め、円弧凹状の端縁Wb2を切削する場合でも、常に回
転切削刃7を円弧凹状の端縁Wb2に確実に接触させた
状態で、その端縁Wb2の切削作業を支障なく円滑に行
うことができる。
【0034】さらに、例えばガス切断機により切断され
たワークW1の端縁Wb1は平面Wa1側に盛り上がっ
たりして凸凹状となる。このため、平面ガイド板24を
図3に実線で示すような状態でワークW1の平面Wa1
に沿って摺動させると、その平面ガイド板24がワーク
W1の端縁Wb1の盛り上がり部分に干渉して、同ガイ
ド24を円滑に摺動させることができなくなる。しか
し、このような場合、図3に鎖線で示すように、平面ガ
イド板24を回動させて、同ガイド板24の回転切削刃
7より進行方向側の部分を、ワークW1の端縁Wb1の
盛り上がり部分と干渉しないようにする。このようにす
れば、ワークW1の端縁Wb1に盛り上がり部分があっ
ても、平面ガイド板24をワークW1の平面Wa1に沿
って円滑に摺動させることができ、回転切削刃7により
端縁Wb1の切削作業を支障なく円滑に行うことができ
る。
【0035】尚、上述のガイド部材を使用した場合に
は、円弧凹状の端縁Wb2の切削だけでなく、ワークW
1の端縁Wb1が波状に湾曲している場合でも、その波
状に湾曲した端縁Wb1を支障なく容易に面取り切削す
ることができる。
【0036】一方、ワークW1の端縁Wb1を面取り切
削する際、ワークW1の端縁Wb1に円弧状の凹部Wb
2が存在しない場合には、操作つまみ23により係合ピ
ン21を環状溝17から離脱させて、平面ガイド板24
をカバー18とともに取付リング15上から取り外す。
それとともに、ボルト30を緩めてガイドローラ29を
回転軸5の先端から取り外す。その後、図6及び図7に
示すように、直線状端縁を切削するための専用のガイド
板37を備えたカバー36を、取付リング15の外周に
取り付ける。
【0037】この状態で、操作ハンドル4、操作ノブ2
8及び補助ハンドル33を任意に使用してフレーム1を
把持し、ガイド板37の第1ガイド部37aをワークW
1の平面Wa1に接触させるとともに、ガイド板37の
第2ガイド部37bをワークW1の端面Wa2に接触さ
せる。
【0038】その後、前記と同様にモータ10を起動さ
せると、回転切削刃7が回転されて、ワークW1の端縁
b1が面取り切削される。このとき、ガイド板37の第
1ガイド部37aをワークW1の平面Wa1に沿って摺
動させるとともに、第2ガイド部37bをワークW1の
端面Wa2に沿って摺動させると、回転切削刃7がワー
クW1の端縁Wb1に沿って移動されて、その直線状の
端縁Wb1を連続的に効率よく面取り切削することがで
きる。
【0039】このように、ワークW1の種類に応じて最
適なガイド部材を用いるとにより、常に効率の良い切削
作業を行うことができる。なお、この発明は前記実施例
の構成に限定されるものではなく、この発明の趣旨から
逸脱しない範囲で、次のように任意に変更して具体化す
ることも可能である。
【0040】(1) 第2ガイド部材としてのガイドロ
ーラ29をカバー18に回転可能に支持すること。この
ように構成した場合には、カバー18を取付リング15
上に取り付けたり取り外したりすることにより、第1ガ
イド部材としての平面ガイド板24と第2ガイド部材と
してのガイドローラ29とを同時に脱着することがで
き、その着脱作業が容易となる。
【0041】(2) 円弧状凸面を有する第2ガイド部
材を、フレーム1のギヤボックス3あるいは取付リング
15に対し、静止状態で着脱可能に取り付けること。 (3) 円弧状凸面を有する第2ガイド部材を、カバー
18に一体的に固定しまたは形成すること。このように
構成した場合には、カバー18を取付リング15上に取
り付けたり取り外したりすることにより、第1ガイド部
材としての平面ガイド板24と第2ガイド部材とを同時
に脱着することができ、その着脱が容易となる。
【0042】(4) 第1ガイド部材としての平面ガイ
ド板24を取り付けたままの状態で、第2ガイド部材と
してのガイドローラ29のみを、ガイド板37の第2ガ
イド部37bに相当するガイド板と脱着交換できるよう
に構成すること。
【0043】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、次のような効果を奏する。
【0044】請求項1の発明によれば、ワークの端縁に
円弧凹状の部分が在る場合でも、その円弧凹状の端縁を
支障なく容易に面取り切削することができる。請求項2
の発明によれば、回転切削刃の回転軸線をワークの平面
と直交する位置に配置した状態で円滑に切削加工を行う
ことができる。
【0045】請求項3の発明によれば、回転切削刃をワ
ークの端縁に沿って円滑に移動させて切削加工を行うこ
とができる。請求項4の発明によれば、操作ノブを把持
した状態で回転切削刃をワークの端縁に沿って安定して
移動させることができる。また、第1ガイド部材をワー
クに対して常に適正な位置になるように容易に回動配置
できるとともに、操作ノブを把持し易い位置に容易に回
動配置でき、円弧凹状の端縁を切削する場合でも、その
切削作業を支障なく円滑に行うことができる。さらに、
ワークの端縁に盛り上がり部分があっても、第1ガイド
部材をその盛り上がり部分と干渉しない位置に回動させ
ることにより、同ガイド部材をワークの平面に沿って円
滑に摺動させることができる。
【0046】請求項5の発明によれば、ワークの端縁に
円弧凹状の部分が存在しない場合には、第1ガイド部材
及び第2ガイド部材をフレームから取り外すとともに、
直線状端縁の切削用ガイド板をフレームに取り付けて、
切削作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化した端縁加工装置の一実施
例を示す部分破断正面図である。
【図2】 その端縁加工装置の部分破断平面図である。
【図3】 同じく端縁加工装置の側面図である。
【図4】 平面ガイド板を備えたカバーをフレームから
取り外して示す側面図である。
【図5】 同じく平面ガイド板を備えたカバーの正面図
である。
【図6】 直線状の端縁を切削する場合に使用する一対
のガイド板を備えたカバーの側面図である。
【図7】 同じく一対のガイド板を備えたカバーの正面
図である。
【図8】 従来の端縁加工装置によりワークの端縁を加
工している状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…フレーム、2…モータハウジング、3…ギヤボック
ス、5…回転軸、7…回転切削刃、10…モータ、15
…取付リング、18…カバー、24…第1ガイド部材と
しての平面ガイド板、28…操作ノブ、29…第2ガイ
ド部材としてのガイドローラ、29a…円弧状凸面とし
ての接触面、30…ボルト、31…ベアリング、W1…
ワーク、Wa1…平面、Wa2…端面、Wb1…端縁、
Wb2…円弧凹状の端縁。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図3】
【図4】
【図6】
【図8】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、そのフレームに支持された
    回転切削刃と、その回転切削刃を回転させるためにフレ
    ームに装着されたモータと、ワークの平面に接触して回
    転切削刃をワークの端縁と対応した位置に配置するため
    に、フレーム上に配設された平板状の第1ガイド部材
    と、ワークの端面と接触して回転切削刃のワークに対す
    る切り込み深さを規制するために、フレーム上に配設さ
    れた円弧状凸面を有する第2ガイド部材とを備えた端縁
    加工装置。
  2. 【請求項2】 前記回転切削刃は、第1ガイド部材がワ
    ークの平面に接触した状態で、その回転軸線がワークの
    平面と直交する位置に配置される請求項1に記載の端縁
    加工装置。
  3. 【請求項3】 前記第2ガイド部材は、回転切削刃の回
    転軸線と同一軸線上に回転可能に支持されたガイドロー
    ラである請求項2に記載の端縁加工装置。
  4. 【請求項4】 前記第1ガイド部材は、フレームに対し
    て回転切削刃の回転軸線と同一軸線上で回動可能に支持
    され、外側に操作ノブを備える請求項2又は3に記載の
    端縁加工装置。
  5. 【請求項5】 前記第1ガイド部材及び第2ガイド部材
    は、フレームに対して着脱可能に取り付けられている請
    求項1〜4の何れかに記載の端縁加工装置。
JP20537994A 1994-08-30 1994-08-30 端縁加工装置 Pending JPH0866812A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100644400B1 (ko) * 2006-05-16 2006-11-10 전건영 면취기의 직선구간용 면취장치
JP2021079515A (ja) * 2019-11-22 2021-05-27 日東工器株式会社 面取り装置の装置本体、及び面取り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100644400B1 (ko) * 2006-05-16 2006-11-10 전건영 면취기의 직선구간용 면취장치
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