JPH0866605A - 浄水装置 - Google Patents
浄水装置Info
- Publication number
- JPH0866605A JPH0866605A JP6226105A JP22610594A JPH0866605A JP H0866605 A JPH0866605 A JP H0866605A JP 6226105 A JP6226105 A JP 6226105A JP 22610594 A JP22610594 A JP 22610594A JP H0866605 A JPH0866605 A JP H0866605A
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- JP
- Japan
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- water
- compartment
- water tank
- filter
- raised bottom
- Prior art date
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- Pending
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- Filtration Of Liquid (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴミや汚れの混った水を清浄な水に浄化す
る。 【構成】 水槽に、その内空部を複数の区画室に区画
し、各区画室には、その底部より若干上昇した位置にす
のこを設け、各隔壁の上部で交互に反対側の端部寄りに
は、通水孔を設け、各区画室内には、上記すのこの上面
に接近した位置から上記通水孔にそれぞれ連通する導水
パイプを設け、一方の端部に位置する区画室には、被処
理水中の粗ゴミを濾過するフィルタを詰め込み、残りの
各区画室には、竹炭片と自然石とを混合した濾材をそれ
ぞれ詰め込むとともに、濾材をそっくりすくい上げる網
材をそれぞれ配置し、この各網材には、各区画室の上部
両側に位置する取手を取付け、他方の端部に位置する区
画室の上部には、すのこの上面に接近する位置から上昇
するように固定した導水パイプに連通する送水口を設け
る。
る。 【構成】 水槽に、その内空部を複数の区画室に区画
し、各区画室には、その底部より若干上昇した位置にす
のこを設け、各隔壁の上部で交互に反対側の端部寄りに
は、通水孔を設け、各区画室内には、上記すのこの上面
に接近した位置から上記通水孔にそれぞれ連通する導水
パイプを設け、一方の端部に位置する区画室には、被処
理水中の粗ゴミを濾過するフィルタを詰め込み、残りの
各区画室には、竹炭片と自然石とを混合した濾材をそれ
ぞれ詰め込むとともに、濾材をそっくりすくい上げる網
材をそれぞれ配置し、この各網材には、各区画室の上部
両側に位置する取手を取付け、他方の端部に位置する区
画室の上部には、すのこの上面に接近する位置から上昇
するように固定した導水パイプに連通する送水口を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭から出る生活
排水、雨水、魚を飼育している池などの水、観賞用の魚
類を入れた水槽内の水、工場などからの排水、その他の
汚水など浄化を必要とするあらゆる水を浄化するための
浄水装置に関するものである。
排水、雨水、魚を飼育している池などの水、観賞用の魚
類を入れた水槽内の水、工場などからの排水、その他の
汚水など浄化を必要とするあらゆる水を浄化するための
浄水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の浄水装置には、浄化しようとする
水、即ち被処理水が最初の濾材の上から下へ流れた後、
下から次の濾材の上へ導かれ、その濾材の上から下へ流
れるという流れ過程を順次繰り返すことにより、浄化す
るように構成された浄水装置は、未だみられず、しかも
浄化の能力が劣るものが多い。
水、即ち被処理水が最初の濾材の上から下へ流れた後、
下から次の濾材の上へ導かれ、その濾材の上から下へ流
れるという流れ過程を順次繰り返すことにより、浄化す
るように構成された浄水装置は、未だみられず、しかも
浄化の能力が劣るものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の流れ
過程を順次繰り返すように構成し、浄化の能力に優れた
浄水装置を提供することを目的とするものである。
過程を順次繰り返すように構成し、浄化の能力に優れた
浄水装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 水槽に、その内空部を複数の区画室に区画する隔壁
を設け、各区画室には、その底部より若干上昇した位置
にすのこを設け、各隔壁には、上記すのこの上面に接近
した位置から隣りの区画室の上部にそれぞれ連通する導
水パイプを設け、一方の端部に位置する区画室には、被
処理水中の粗ゴミを濾過するフィルタを詰め込み、残り
の各区画室には、竹炭片、自然石、木炭、川砂、サンゴ
その他の材料から適宜選んで混合した濾材をそれぞれ詰
め込むとともに、濾材をそっくりすくい上げる網材をそ
れぞれ配置し、この各網材には、各区画室の上部両側に
位置する取手を取付け、他方の端部に位置する区画室の
上部には、すのこの上面に接近した位置から上昇するよ
うに固定した導水パイプに連通する送水口を設けること
を特徴とし、 水槽の底部を上げ底とし、各区画室の底部のうち、
導水パイプの真下の位置からみて反対側の位置に排水口
を設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する
栓体と、それらの栓を連結する排水管とを設けることを
特徴とし、 水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の下面側に
は、照明装置を設置することを特徴とし、 大型水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の側壁の
一部に、人が出入りできる出入口を設けることを特徴と
するものである。
めに本発明は、 水槽に、その内空部を複数の区画室に区画する隔壁
を設け、各区画室には、その底部より若干上昇した位置
にすのこを設け、各隔壁には、上記すのこの上面に接近
した位置から隣りの区画室の上部にそれぞれ連通する導
水パイプを設け、一方の端部に位置する区画室には、被
処理水中の粗ゴミを濾過するフィルタを詰め込み、残り
の各区画室には、竹炭片、自然石、木炭、川砂、サンゴ
その他の材料から適宜選んで混合した濾材をそれぞれ詰
め込むとともに、濾材をそっくりすくい上げる網材をそ
れぞれ配置し、この各網材には、各区画室の上部両側に
位置する取手を取付け、他方の端部に位置する区画室の
上部には、すのこの上面に接近した位置から上昇するよ
うに固定した導水パイプに連通する送水口を設けること
を特徴とし、 水槽の底部を上げ底とし、各区画室の底部のうち、
導水パイプの真下の位置からみて反対側の位置に排水口
を設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する
栓体と、それらの栓を連結する排水管とを設けることを
特徴とし、 水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の下面側に
は、照明装置を設置することを特徴とし、 大型水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の側壁の
一部に、人が出入りできる出入口を設けることを特徴と
するものである。
【0005】
【作用】被処理水をポンプにより、水槽の一方の端部に
位置する区画室へ上から送り込む。すると、被処理水が
フィルタを通過し、粗ゴミが濾過されながら同区画室の
底部側へと流下する。流下した被処理水は、すのこと区
画室底部の間の隙間を通った後、上記ポンプの圧力を受
けて、導水パイプ内をその下端から上端へ流れ、隔壁上
部の通水孔を通過して、隣の区画室の上部に流れ込む。
このようにして流れ込んだ被処理水は、同区画室内の濾
材を上から下へと流下して、細いゴミや汚れの一部が濾
過される。流下した被処理水は、すのこと区画室底部の
間の隙間を通った後、上記ポンプの圧力を受けて導水パ
イプ内をその下端から上端へ流れ、隔壁の上部の通水孔
を通過して、さらに隣の区画室の上部へ流れ込み、同区
画室内の濾材を上から下へ流下して、残留している細い
ゴミや汚れが濾過されるという流れ過程を順次繰り返し
た後、水槽の他方の端部に位置する区画室の上部に設け
られた送水口から浄水となって流出する。
位置する区画室へ上から送り込む。すると、被処理水が
フィルタを通過し、粗ゴミが濾過されながら同区画室の
底部側へと流下する。流下した被処理水は、すのこと区
画室底部の間の隙間を通った後、上記ポンプの圧力を受
けて、導水パイプ内をその下端から上端へ流れ、隔壁上
部の通水孔を通過して、隣の区画室の上部に流れ込む。
このようにして流れ込んだ被処理水は、同区画室内の濾
材を上から下へと流下して、細いゴミや汚れの一部が濾
過される。流下した被処理水は、すのこと区画室底部の
間の隙間を通った後、上記ポンプの圧力を受けて導水パ
イプ内をその下端から上端へ流れ、隔壁の上部の通水孔
を通過して、さらに隣の区画室の上部へ流れ込み、同区
画室内の濾材を上から下へ流下して、残留している細い
ゴミや汚れが濾過されるという流れ過程を順次繰り返し
た後、水槽の他方の端部に位置する区画室の上部に設け
られた送水口から浄水となって流出する。
【0006】
【実施例】以下図面にもとづいて本発明の実施例を説明
すると、1は水槽で、その用途に応じコンクリート、鉄
材、ステンレス、アクリルなどの硬質プラスチック、木
材などの材質で成形し、その底部は上げ底に成形してな
る。2は水槽1の内空部を複数の区画室、例えば4つの
区画室3a〜3dに区画する隔壁で、一方の端部に位置
する区画室3aは、残りの区画室の約半分程度の狭い空
間を有する。4は区画室3aの底部を区画室3bの側壁
面まで延長するように成形した延長底部、5はこの延長
底部4の上に設置したポンプで、被処理水を吸引するパ
イプ6と、吸引した被処理水を区画室3aに上から送り
込むパイプ7とを有する。8は各区画室3a〜3dの底
部に設けたすのこで、底部との間に隙間9を生じるよう
にすのこ下面に足部10を設け、底部より若干上昇した
位置に設置されている。11は区画室3aと区画室3b
の間の隔壁2の上部中間に設けた通水孔、12は区画室
3a内のすのこ8の上面に接近する位置から通水孔11
に連通するように設けた角形の導水パイプで、隔壁2に
固定してある。13は区画室3bと区画室3cの間の隔
壁2の上部に設けた通水孔で、通水孔11との間の距離
が長くなるように隔壁2の一方の端部よりに設けてあ
る。14は区画室3b内のすのこ8の上面に接近する位
置から通水孔13に連通するように設けた角型の導水パ
イプで、隔壁2に固定してある。15は区画室3cと区
画室3dの間の隔壁2の上部に設けた通水孔で、通水孔
13との間の距離が長くなるように隔壁2の他方の端部
よりに設けてある。16は区画室3c内のすのこ8の上
面に接近する位置から通水孔15に連通するように設け
た角型の導水パイプで、隔壁2に固定してある。17は
区画室3dの両側壁のうち通水孔15との間の距離が長
くなる方の側壁の上部中間に設けた通水孔、18は区画
室3d内のすのこ8の上面に接近する位置から通水孔1
7に連通するように設けた角型の導水パイプで、上記の
側壁内面に固定してある。19は通水孔17から水槽1
外へ突出するように設けた送水口である。20は区画室
3a内に詰め込んだ綿状のフィルタ、21は各区画室3
b〜3d内に詰め込んだ濾材で、竹炭片と自然石を混合
したものからなる。22は各区画室3b〜3d内にそれ
ぞれ配置した網材で、濾材21をそっくりすくい上げら
れるように成形し、この各網材には、各区画室3b〜3
dの上部両側に位置する取手23を取付けてある。な
お、上記実施例では、濾材21に竹炭片と自然石を混合
する例を示したが、本発明では、それらに限定されず、
それらと、木炭、川砂、サンゴ、その他の材料から適宜
選んで混合した濾材を用いることもある。また上記実施
例では、ポンプ5による水圧が、水槽1の下流に行くほ
ど低下するので、各通水孔11、13、15、17の位
置を段階的に低く穿設することもあるが、送水口19に
ポンプを連結して浄水を流出させる場合には、各通水孔
11、13、15、17を隔壁2の同じ高さの位置に設
けてもよく、あるいは導水パイプ12、14、16、1
8の上端部を隔壁2の上端を通過して、隣り各区画室の
上部へ達するように延長してもよい。また本発明では、
各導水パイプの幅を、各隔壁の幅と同じくらいに拡大
し、隔壁の上端いっぱいに被処理水が通過させて、隣り
の区画室の上部へ流れ込むように構成することもある。
すると、1は水槽で、その用途に応じコンクリート、鉄
材、ステンレス、アクリルなどの硬質プラスチック、木
材などの材質で成形し、その底部は上げ底に成形してな
る。2は水槽1の内空部を複数の区画室、例えば4つの
区画室3a〜3dに区画する隔壁で、一方の端部に位置
する区画室3aは、残りの区画室の約半分程度の狭い空
間を有する。4は区画室3aの底部を区画室3bの側壁
面まで延長するように成形した延長底部、5はこの延長
底部4の上に設置したポンプで、被処理水を吸引するパ
イプ6と、吸引した被処理水を区画室3aに上から送り
込むパイプ7とを有する。8は各区画室3a〜3dの底
部に設けたすのこで、底部との間に隙間9を生じるよう
にすのこ下面に足部10を設け、底部より若干上昇した
位置に設置されている。11は区画室3aと区画室3b
の間の隔壁2の上部中間に設けた通水孔、12は区画室
3a内のすのこ8の上面に接近する位置から通水孔11
に連通するように設けた角形の導水パイプで、隔壁2に
固定してある。13は区画室3bと区画室3cの間の隔
壁2の上部に設けた通水孔で、通水孔11との間の距離
が長くなるように隔壁2の一方の端部よりに設けてあ
る。14は区画室3b内のすのこ8の上面に接近する位
置から通水孔13に連通するように設けた角型の導水パ
イプで、隔壁2に固定してある。15は区画室3cと区
画室3dの間の隔壁2の上部に設けた通水孔で、通水孔
13との間の距離が長くなるように隔壁2の他方の端部
よりに設けてある。16は区画室3c内のすのこ8の上
面に接近する位置から通水孔15に連通するように設け
た角型の導水パイプで、隔壁2に固定してある。17は
区画室3dの両側壁のうち通水孔15との間の距離が長
くなる方の側壁の上部中間に設けた通水孔、18は区画
室3d内のすのこ8の上面に接近する位置から通水孔1
7に連通するように設けた角型の導水パイプで、上記の
側壁内面に固定してある。19は通水孔17から水槽1
外へ突出するように設けた送水口である。20は区画室
3a内に詰め込んだ綿状のフィルタ、21は各区画室3
b〜3d内に詰め込んだ濾材で、竹炭片と自然石を混合
したものからなる。22は各区画室3b〜3d内にそれ
ぞれ配置した網材で、濾材21をそっくりすくい上げら
れるように成形し、この各網材には、各区画室3b〜3
dの上部両側に位置する取手23を取付けてある。な
お、上記実施例では、濾材21に竹炭片と自然石を混合
する例を示したが、本発明では、それらに限定されず、
それらと、木炭、川砂、サンゴ、その他の材料から適宜
選んで混合した濾材を用いることもある。また上記実施
例では、ポンプ5による水圧が、水槽1の下流に行くほ
ど低下するので、各通水孔11、13、15、17の位
置を段階的に低く穿設することもあるが、送水口19に
ポンプを連結して浄水を流出させる場合には、各通水孔
11、13、15、17を隔壁2の同じ高さの位置に設
けてもよく、あるいは導水パイプ12、14、16、1
8の上端部を隔壁2の上端を通過して、隣り各区画室の
上部へ達するように延長してもよい。また本発明では、
各導水パイプの幅を、各隔壁の幅と同じくらいに拡大
し、隔壁の上端いっぱいに被処理水が通過させて、隣り
の区画室の上部へ流れ込むように構成することもある。
【0007】上記の構成よりなる浄水装置では、ポンプ
5により被処理水が区画室3aへ上から送り込まれる。
すると、被処理水がフィルタ20を通過し、粗ゴミが濾
過されながら区画室3aの底部側へと流下する。流下し
た被処理水は、すのこ8と区画室3aの底部との間の隙
間9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導水パ
イプ12内を下から上へ流れ、通水孔11を通過して、
区画室3dの上部へ流れ込む。このようにして流れ込ん
だ被処理水は、区画室3d内の濾材21を上から下へ流
下して、細いゴミや汚れの一部が濾過される。流下した
被処理水は、すのこ8と区画室3dの底部との間の隙間
9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導水パイ
プ14内を下から上へ流れ、通水孔13を通過して、区
画室3cの上部へ流れ込む。このようにして流れ込んだ
被処理水は、区画室3c内の濾材21を上から下へ流下
して、残留する細いゴミや汚れの一部が濾過される。流
下した被処理水は、すのこ8と区画室3cの底部との間
の隙間9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導
水パイプ16内を下から上へ流れ、通水孔15を通過し
て、区画室3bの上部へ流れ込む。このようにして流れ
込んだ被処理水は、区画室3b内の濾材21を上から下
へ流下して、残留する細いゴミや汚れの全部又は殆どが
濾過され、浄水となる。この浄水が、すのこ8と区画室
3bの底部との間の隙間9を通った後、ポンプ5による
水圧を受けて導水パイプ18内を下から上へ流れ、通水
孔17を通過し、送水口19から水槽1外へ送り出され
る。このようにして送り出されてくる浄水は、被処理水
が、例えば魚類などを飼育している池や水槽の水であっ
た場合には、本の池や水槽へ循環するように流され、ま
た被処理水が生活排水、その他の水であった場合には、
使用目的に応じて再利用されたり、新規利用されたりす
る。以上のように被処理水を連続して浄化し、その期間
が長くなって、濾材21の汚れが目立つようになった
ら、両側の取手23に手を掛け、水槽1が大型の場合に
は、クレーンのフックを掛けて、網材22により濾材2
1を各区画室3a〜3bからそっくり引き上げ、洗浄場
などへ移して、濾材21の清掃をし、清掃が済んだら、
濾材21を網材22内へ戻し、取手23に手やクレーン
のフックを掛けて、各区画室3a〜3b内に戻すように
する。
5により被処理水が区画室3aへ上から送り込まれる。
すると、被処理水がフィルタ20を通過し、粗ゴミが濾
過されながら区画室3aの底部側へと流下する。流下し
た被処理水は、すのこ8と区画室3aの底部との間の隙
間9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導水パ
イプ12内を下から上へ流れ、通水孔11を通過して、
区画室3dの上部へ流れ込む。このようにして流れ込ん
だ被処理水は、区画室3d内の濾材21を上から下へ流
下して、細いゴミや汚れの一部が濾過される。流下した
被処理水は、すのこ8と区画室3dの底部との間の隙間
9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導水パイ
プ14内を下から上へ流れ、通水孔13を通過して、区
画室3cの上部へ流れ込む。このようにして流れ込んだ
被処理水は、区画室3c内の濾材21を上から下へ流下
して、残留する細いゴミや汚れの一部が濾過される。流
下した被処理水は、すのこ8と区画室3cの底部との間
の隙間9を通った後、ポンプ5による水圧を受けて、導
水パイプ16内を下から上へ流れ、通水孔15を通過し
て、区画室3bの上部へ流れ込む。このようにして流れ
込んだ被処理水は、区画室3b内の濾材21を上から下
へ流下して、残留する細いゴミや汚れの全部又は殆どが
濾過され、浄水となる。この浄水が、すのこ8と区画室
3bの底部との間の隙間9を通った後、ポンプ5による
水圧を受けて導水パイプ18内を下から上へ流れ、通水
孔17を通過し、送水口19から水槽1外へ送り出され
る。このようにして送り出されてくる浄水は、被処理水
が、例えば魚類などを飼育している池や水槽の水であっ
た場合には、本の池や水槽へ循環するように流され、ま
た被処理水が生活排水、その他の水であった場合には、
使用目的に応じて再利用されたり、新規利用されたりす
る。以上のように被処理水を連続して浄化し、その期間
が長くなって、濾材21の汚れが目立つようになった
ら、両側の取手23に手を掛け、水槽1が大型の場合に
は、クレーンのフックを掛けて、網材22により濾材2
1を各区画室3a〜3bからそっくり引き上げ、洗浄場
などへ移して、濾材21の清掃をし、清掃が済んだら、
濾材21を網材22内へ戻し、取手23に手やクレーン
のフックを掛けて、各区画室3a〜3b内に戻すように
する。
【0008】上記実施例に係る水槽1による被処理水の
浄化が不十分な場合は、水槽1を拡大して、その内部に
多数の区画室を設け、フィルタ20を詰め込む区画室
や、濾材21を詰め込む区画室を増して、被処理水を浄
化することもでき、また水槽1や水槽1を拡大した水槽
を多数用いて、土地の広い場所では、それらの水槽を縦
方向や横方向、その他の方向に列べて連結し、土地の狭
い場所では、それらの水槽を地面から、又は地下から地
上へ順次積み重ねて連結することにより、被処理水を水
道水以上のきれいな水に浄化することもある。
浄化が不十分な場合は、水槽1を拡大して、その内部に
多数の区画室を設け、フィルタ20を詰め込む区画室
や、濾材21を詰め込む区画室を増して、被処理水を浄
化することもでき、また水槽1や水槽1を拡大した水槽
を多数用いて、土地の広い場所では、それらの水槽を縦
方向や横方向、その他の方向に列べて連結し、土地の狭
い場所では、それらの水槽を地面から、又は地下から地
上へ順次積み重ねて連結することにより、被処理水を水
道水以上のきれいな水に浄化することもある。
【0009】本発明は、水槽の底部を上げ底とし、各区
画室の底部のうち、各区画室の底部には、排水口24を
設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する栓
体25と、それらの栓体25を連結する排水管26とを
設けることもあり、また上記上げ底の下面側には、照明
装置27を設置することもあり、また水槽を大型にする
場合に、その上げ底の側壁の一部に人が出入りできる出
入口(図中省略)を設けることもある。なお、水槽の規
模によっては、水槽1の底部を上げ底としない場合もあ
る。
画室の底部のうち、各区画室の底部には、排水口24を
設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する栓
体25と、それらの栓体25を連結する排水管26とを
設けることもあり、また上記上げ底の下面側には、照明
装置27を設置することもあり、また水槽を大型にする
場合に、その上げ底の側壁の一部に人が出入りできる出
入口(図中省略)を設けることもある。なお、水槽の規
模によっては、水槽1の底部を上げ底としない場合もあ
る。
【0010】
【発明の効果】本発明は、叙上のように構成したから、
次のような効果を奏する。 浄化の能力に優れ、構造が簡単で、安価な浄水装置
を提供することができ、特に濾材中に竹炭を混合したも
のを使用すれば、、竹炭より浄水中にミネラル成分を混
入させることができる。 浄化された水を再利用することにより、水の節約を
はかることができる。 水槽の底部を上げ底とし、各区画室の底部に排水口
を設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する
栓体と、それらの栓体を連結する排水管とを設ける場合
には、各区画室の内面が汚れてきたときに、栓体を開い
て、各区隔壁の内面を水洗いし、その水を排水口及び排
水管を通して排水することができ、各区隔壁内面の清掃
に便利である。 水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の下面側に照
明装置を設置する場合には、観賞用の魚類が入っている
水槽の上に本発明の水槽を載置することにより、下の水
槽内を明るく照らして、インテリアに利用できる。 大型水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の側壁の
一部に人が出入りできる出入口を設ける場合には、人が
その出入口から上げ底の下側空間に入り、上げ底下面に
設置した照明装置で上記空間を明るくして、上げ底下面
に設備された栓体や排水管の保守、点検を行いやすくす
ることができる。
次のような効果を奏する。 浄化の能力に優れ、構造が簡単で、安価な浄水装置
を提供することができ、特に濾材中に竹炭を混合したも
のを使用すれば、、竹炭より浄水中にミネラル成分を混
入させることができる。 浄化された水を再利用することにより、水の節約を
はかることができる。 水槽の底部を上げ底とし、各区画室の底部に排水口
を設け、上げ底の下面側には、上記各排水口を開閉する
栓体と、それらの栓体を連結する排水管とを設ける場合
には、各区画室の内面が汚れてきたときに、栓体を開い
て、各区隔壁の内面を水洗いし、その水を排水口及び排
水管を通して排水することができ、各区隔壁内面の清掃
に便利である。 水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の下面側に照
明装置を設置する場合には、観賞用の魚類が入っている
水槽の上に本発明の水槽を載置することにより、下の水
槽内を明るく照らして、インテリアに利用できる。 大型水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の側壁の
一部に人が出入りできる出入口を設ける場合には、人が
その出入口から上げ底の下側空間に入り、上げ底下面に
設置した照明装置で上記空間を明るくして、上げ底下面
に設備された栓体や排水管の保守、点検を行いやすくす
ることができる。
【図1】図1は本発明に係る浄水装置の斜視図である。
【図2】図2は同浄水装置の断面図である。
1…水槽、2…隔壁、3a〜3b…区画室、5…ポン
プ、8…すのこ、11…通水孔、12…導水パイプ、1
3…通水孔、14…導水パイプ、15…通水孔、16…
導水パイプ、17…通水孔、18…導水パイプ、19…
送水口、20…フィルタ、21…濾材、22…網材、2
3…取手、24…排水口、25…栓体、26…排水管、
27…照明装置。
プ、8…すのこ、11…通水孔、12…導水パイプ、1
3…通水孔、14…導水パイプ、15…通水孔、16…
導水パイプ、17…通水孔、18…導水パイプ、19…
送水口、20…フィルタ、21…濾材、22…網材、2
3…取手、24…排水口、25…栓体、26…排水管、
27…照明装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 23/18
Claims (4)
- 【請求項1】 水槽に、その内空部を複数の区画室に区
画する隔壁を設け、各区画室には、その底部より若干上
昇した位置にすのこを設け、各隔壁には、上記すのこの
上面に接近した位置から隣りの区画室の上部にそれぞれ
連通する導水パイプを設け、一方の端部に位置する区画
室には、被処理水中の粗ゴミを濾過するフィルタを詰め
込み、残りの各区画室には、竹炭片、自然石、木炭、川
砂、サンゴその他の材料から適宜選んで混合した濾材を
それぞれ詰め込むとともに、濾材をそっくりすくい上げ
る網材をそれぞれ配置し、この各網材には、各区画室の
上部両側に位置する取手を取付け、他方の端部に位置す
る区画室の上部には、すのこの上面に接近した位置から
上昇するように固定した導水パイプに連通する送水口を
設けてなる浄水装置。 - 【請求項2】 水槽の底部を上げ底とし、各区画室の底
部には、排水口を設け、上げ底の下面側には、上記各排
水口を開閉する栓体と、それらの栓体を連結する排水管
とを設けてなる請求項1記載の浄水装置。 - 【請求項3】 水槽の底部を上げ底とし、その上げ底の
下面側には、照明装置を設置してなる請求項1又は請求
項2記載の浄水装置。 - 【請求項4】 大型水槽の底部を上げ底とし、その上げ
底の側壁の一部に、人が出入りできる出入口を設けてな
る請求項2又は請求項3記載の浄水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6226105A JPH0866605A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 浄水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6226105A JPH0866605A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 浄水装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866605A true JPH0866605A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16839910
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6226105A Pending JPH0866605A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 浄水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0866605A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100741409B1 (ko) * | 2005-08-04 | 2007-07-25 | 나상철 | 교량의 초기우수 유출수 정화처리장치 |
CN100415341C (zh) * | 2003-04-28 | 2008-09-03 | 池文君 | 反洗式水质深度净化器 |
WO2021201217A1 (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-07 | 株式会社大建 | 浄水システム |
US20220201989A1 (en) * | 2019-05-16 | 2022-06-30 | Total Betong As | Tank provided with a hatch and method for providing access to the tank |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP6226105A patent/JPH0866605A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100415341C (zh) * | 2003-04-28 | 2008-09-03 | 池文君 | 反洗式水质深度净化器 |
KR100741409B1 (ko) * | 2005-08-04 | 2007-07-25 | 나상철 | 교량의 초기우수 유출수 정화처리장치 |
US20220201989A1 (en) * | 2019-05-16 | 2022-06-30 | Total Betong As | Tank provided with a hatch and method for providing access to the tank |
WO2021201217A1 (ja) * | 2020-04-03 | 2021-10-07 | 株式会社大建 | 浄水システム |
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