JPH0866233A - スティック状化粧料用簡易容器 - Google Patents
スティック状化粧料用簡易容器Info
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- JPH0866233A JPH0866233A JP6227363A JP22736394A JPH0866233A JP H0866233 A JPH0866233 A JP H0866233A JP 6227363 A JP6227363 A JP 6227363A JP 22736394 A JP22736394 A JP 22736394A JP H0866233 A JPH0866233 A JP H0866233A
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- container
- lower cylindrical
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 充填物のバージン性を保証しながら、開封後
は、多数回に亘って全量使用できるようにする。 【構成】 下部筒体部2と、頂部3aが前記下部筒底部
2の内周より小さい相似形の外側形状とされた上部棒状
部3とが一体形成された容器本体1と、前記下部筒体部
2の下部開口部4に外嵌された蓋体5とを備え、前記下
部筒体部2に薄肉破断部6が周設されていて前記薄肉破
断部6により下部筒状部2と上部棒状部3とに分離可能
とされているとともに、前記上部棒状部3が前記下部筒
状部2に挿入押し出し可能とされ、更に前記上部棒状部
3が分離されて前記下部筒状部2に形成される上部開口
部8に前記蓋体5が外嵌されて当接するストッパ7が前
記下部筒体部2に設けられている。
は、多数回に亘って全量使用できるようにする。 【構成】 下部筒体部2と、頂部3aが前記下部筒底部
2の内周より小さい相似形の外側形状とされた上部棒状
部3とが一体形成された容器本体1と、前記下部筒体部
2の下部開口部4に外嵌された蓋体5とを備え、前記下
部筒体部2に薄肉破断部6が周設されていて前記薄肉破
断部6により下部筒状部2と上部棒状部3とに分離可能
とされているとともに、前記上部棒状部3が前記下部筒
状部2に挿入押し出し可能とされ、更に前記上部棒状部
3が分離されて前記下部筒状部2に形成される上部開口
部8に前記蓋体5が外嵌されて当接するストッパ7が前
記下部筒体部2に設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅のようなスティッ
ク状の化粧料を複数回に亘って押し出して使用する簡易
容器に関するものである。
ク状の化粧料を複数回に亘って押し出して使用する簡易
容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】口紅のように、スティック状の物質を収
納する容器の形態として、試供品のように使用される内
容物が少量でよく、一回だけ使用して捨ててしまうもの
や、少量の充填物を何度かに亘って使用する商品形態に
適した簡易容器が求められている。これらの容器は、簡
便で安価でなくてはならないが、消費者が使用に至るま
での品質保証、即ち、俗にいわれている商品のバージン
性や不正使用防止の維持は使用直前まで不可欠である。
納する容器の形態として、試供品のように使用される内
容物が少量でよく、一回だけ使用して捨ててしまうもの
や、少量の充填物を何度かに亘って使用する商品形態に
適した簡易容器が求められている。これらの容器は、簡
便で安価でなくてはならないが、消費者が使用に至るま
での品質保証、即ち、俗にいわれている商品のバージン
性や不正使用防止の維持は使用直前まで不可欠である。
【0003】このような課題に鑑みて、本願特許出願人
は、実願平5−46994号に記載の発明を平成5年8
月30日付けで出願した。この発明は、図4の(A)に
示すように、筒状の容器本体41の中間部を上下に仕切
り、仕切壁42を上空間部方向へ膨出してその下方に充
填物43を充填し、前記充填物43を係止する係止突条
44を形成するとともに、前記仕切壁42と前記係止突
条44との間に位置させて周方向に一部厚肉部45を残
して破断可能な薄肉部47が延在する構成とした簡易容
器である。
は、実願平5−46994号に記載の発明を平成5年8
月30日付けで出願した。この発明は、図4の(A)に
示すように、筒状の容器本体41の中間部を上下に仕切
り、仕切壁42を上空間部方向へ膨出してその下方に充
填物43を充填し、前記充填物43を係止する係止突条
44を形成するとともに、前記仕切壁42と前記係止突
条44との間に位置させて周方向に一部厚肉部45を残
して破断可能な薄肉部47が延在する構成とした簡易容
器である。
【0004】上述した容器を使用する際には、容器本体
41の上部を薄肉部46側から厚肉部45側へ向けて手
指で押して薄肉部46を破断させる。すると、容器本体
41の上部は破断されずに残った厚肉部45を支点とし
て180度回動し、図4の(B)に示すように充填物4
3は外部に露出する。使用者はその適量を採り使用する
というものである。
41の上部を薄肉部46側から厚肉部45側へ向けて手
指で押して薄肉部46を破断させる。すると、容器本体
41の上部は破断されずに残った厚肉部45を支点とし
て180度回動し、図4の(B)に示すように充填物4
3は外部に露出する。使用者はその適量を採り使用する
というものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した容
器は、省パーツで小形化、簡便で安価、不正使用防止の
維持など、この種の容器としての必要な条件は備えてい
て、少ない回数使用して捨ててしまう試供品や一回使い
捨て商品には適している。しかし、前記容器にあって
は、破断部46より露出した充填物43だけが使用でき
る構造であるので、充填物43を数回〜数十回に亘って
少量ずつ何回にも使用したいという要望のある場合は不
足であり、また、破断部46以下の容器内部に充填され
て係止突条44に係止している部分の充填物43は殆ど
使われずに残るので不経済である。
器は、省パーツで小形化、簡便で安価、不正使用防止の
維持など、この種の容器としての必要な条件は備えてい
て、少ない回数使用して捨ててしまう試供品や一回使い
捨て商品には適している。しかし、前記容器にあって
は、破断部46より露出した充填物43だけが使用でき
る構造であるので、充填物43を数回〜数十回に亘って
少量ずつ何回にも使用したいという要望のある場合は不
足であり、また、破断部46以下の容器内部に充填され
て係止突条44に係止している部分の充填物43は殆ど
使われずに残るので不経済である。
【0006】本発明は、以上のような課題に鑑みてなさ
れたものであって、使用直前まで充填物のバージン性の
保証をしながら、開封後は状充填物を少量ずつ必要に応
じて所望回数に亘って使用ができ、且つ、充填された内
容物を全量無駄なく使用できるとともに、容器のデザイ
ンの自由度にも配慮した小形で安価なスティック状化粧
料用簡易容器を提供することを目的とする。
れたものであって、使用直前まで充填物のバージン性の
保証をしながら、開封後は状充填物を少量ずつ必要に応
じて所望回数に亘って使用ができ、且つ、充填された内
容物を全量無駄なく使用できるとともに、容器のデザイ
ンの自由度にも配慮した小形で安価なスティック状化粧
料用簡易容器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の記載のスティ
ック状化粧料用簡易容器は、下部筒体部と、少なくとも
頂部が前記下部筒体部の内周より小さい相似形の外側形
状とされた上部棒状部とが硬質合成樹脂で直列に一体形
成された容器本体と、前記下部筒体部の前記上記棒状部
の反対側の下部開口部に取り外し可能に外嵌された蓋体
とを備え、前記下部筒体部の前記上部棒状部に近い部分
の外側に薄肉破断部が周設されていて前記容器本体が前
記薄肉破断部により下部筒体部と上部棒状部とに分割し
て分離可能とされているとともに、前記上部棒状部の頂
部側から前記下部筒体部の前記下部開口部に挿入押し出
し可能とされ、更に前記上部棒状部が分離されて前記下
部筒体部に形成される上部開口部に前記蓋体が外嵌可能
とされ、且つその外嵌深さを規制するストッパが前記下
部筒体部に設けられていることを特徴とするものであ
る。
ック状化粧料用簡易容器は、下部筒体部と、少なくとも
頂部が前記下部筒体部の内周より小さい相似形の外側形
状とされた上部棒状部とが硬質合成樹脂で直列に一体形
成された容器本体と、前記下部筒体部の前記上記棒状部
の反対側の下部開口部に取り外し可能に外嵌された蓋体
とを備え、前記下部筒体部の前記上部棒状部に近い部分
の外側に薄肉破断部が周設されていて前記容器本体が前
記薄肉破断部により下部筒体部と上部棒状部とに分割し
て分離可能とされているとともに、前記上部棒状部の頂
部側から前記下部筒体部の前記下部開口部に挿入押し出
し可能とされ、更に前記上部棒状部が分離されて前記下
部筒体部に形成される上部開口部に前記蓋体が外嵌可能
とされ、且つその外嵌深さを規制するストッパが前記下
部筒体部に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項2の記載のスティック状化粧料用簡
易容器は、上部棒状部が分離されて下部筒体部に上部開
口部が形成されたとき、充填物の上部が前記上部開口部
より露出していることを特徴とするものである。
易容器は、上部棒状部が分離されて下部筒体部に上部開
口部が形成されたとき、充填物の上部が前記上部開口部
より露出していることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載のスティック状化粧料用簡易容器
は、使用者が使用する際に、下部筒体部を持って上部棒
状部を横方向へ押圧すると容器本体は薄肉破断部から破
断し、上部棒状部と下部筒体部とは二分割されて分離す
る。次に、下部開口部に外嵌している蓋体を取り外して
から分離した上部棒状部を下部開口部より下部筒体部内
に挿入する。そして、押し上げ棒となった上部棒状部の
頂部で充填物を押し上げることにより、薄肉破断部から
分離してできた上部開口部から所望量の充填物を外部に
露出させて使用することができるとともに、薄肉破断部
で二分割されてできた上部開口部に下部開口部から取り
外した蓋体を上蓋として外嵌させ、下部筒体部の上部外
側にあって薄肉破断部の下方に設けたストッパに前記上
蓋の開口端を当接させて、外部に露出した充填物を上蓋
内に収納し保管することができる。
は、使用者が使用する際に、下部筒体部を持って上部棒
状部を横方向へ押圧すると容器本体は薄肉破断部から破
断し、上部棒状部と下部筒体部とは二分割されて分離す
る。次に、下部開口部に外嵌している蓋体を取り外して
から分離した上部棒状部を下部開口部より下部筒体部内
に挿入する。そして、押し上げ棒となった上部棒状部の
頂部で充填物を押し上げることにより、薄肉破断部から
分離してできた上部開口部から所望量の充填物を外部に
露出させて使用することができるとともに、薄肉破断部
で二分割されてできた上部開口部に下部開口部から取り
外した蓋体を上蓋として外嵌させ、下部筒体部の上部外
側にあって薄肉破断部の下方に設けたストッパに前記上
蓋の開口端を当接させて、外部に露出した充填物を上蓋
内に収納し保管することができる。
【0010】請求項2記載のスティック状化粧料用簡易
容器にあっては、上部棒状部が分離されたとき、下部筒
体部に上部開口部が形成され充填物の上部が前記上部開
口部より露出しているので、ただちに塗布容器として使
用することが可能である。
容器にあっては、上部棒状部が分離されたとき、下部筒
体部に上部開口部が形成され充填物の上部が前記上部開
口部より露出しているので、ただちに塗布容器として使
用することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面を参照して説明する。図1は本発明のスティック状化
粧料用簡易容器の縦断面図、図2は本発明の容器の分解
斜視図、図3は本発明の容器の使用状態を説明する縦断
面図である。
面を参照して説明する。図1は本発明のスティック状化
粧料用簡易容器の縦断面図、図2は本発明の容器の分解
斜視図、図3は本発明の容器の使用状態を説明する縦断
面図である。
【0012】図1、図2に示すように、符合1は容器本
体であり、硬質の合成樹脂を用いて上部棒状部3と下部
筒体部2を一体成形することにより略構成されている。
符合5は可撓性のある合成樹脂製の蓋体であって、前記
下部筒体部2の下端部に開口している下部開口部4に外
嵌されているとともに、使用の際には後述する上部開口
部8にも上蓋5cとして外嵌するものであり、本発明の
容器は以上の二部品から構成されている。
体であり、硬質の合成樹脂を用いて上部棒状部3と下部
筒体部2を一体成形することにより略構成されている。
符合5は可撓性のある合成樹脂製の蓋体であって、前記
下部筒体部2の下端部に開口している下部開口部4に外
嵌されているとともに、使用の際には後述する上部開口
部8にも上蓋5cとして外嵌するものであり、本発明の
容器は以上の二部品から構成されている。
【0013】容器本体1は、例えば、硬質のポリオレフ
ィン系、ポリスチレン系、ポリカーボネイト系などの合
成樹脂を用いて射出成形方法により、全体的に円形の棒
状体のデザインに成形されている。
ィン系、ポリスチレン系、ポリカーボネイト系などの合
成樹脂を用いて射出成形方法により、全体的に円形の棒
状体のデザインに成形されている。
【0014】容器本体1の下方の約半分は円筒状の下部
筒体部2であって、その下端部は開口して下部開口部4
が形成されているとともに、この下部筒体部2の筒体内
周は後述する上部棒状部3の頂部3aの外周より大きい
相似形の中空状に形成されており、上部棒状部3が前記
下部開口部4から挿入押し出し可能に設定されている。
そして、下部筒体部2の中空部2aの上方には、口紅の
ようなスティック状の充填物9が充填されて筒体内上部
に固着されているとともに、この充填物9を密封する蓋
体5が下部開口部4に外嵌されている。
筒体部2であって、その下端部は開口して下部開口部4
が形成されているとともに、この下部筒体部2の筒体内
周は後述する上部棒状部3の頂部3aの外周より大きい
相似形の中空状に形成されており、上部棒状部3が前記
下部開口部4から挿入押し出し可能に設定されている。
そして、下部筒体部2の中空部2aの上方には、口紅の
ようなスティック状の充填物9が充填されて筒体内上部
に固着されているとともに、この充填物9を密封する蓋
体5が下部開口部4に外嵌されている。
【0015】また、下部筒体部2の外側上部には、容器
本体1を二分割するV字状に切り込まれた薄肉破断部6
が周設されており、使用するときに上部棒状部3へ横方
向の押圧力を加えると前記薄肉破断部6が破断して開口
し、図3の(A)、(B)に示すように上部開口部8が
形成される。
本体1を二分割するV字状に切り込まれた薄肉破断部6
が周設されており、使用するときに上部棒状部3へ横方
向の押圧力を加えると前記薄肉破断部6が破断して開口
し、図3の(A)、(B)に示すように上部開口部8が
形成される。
【0016】そして、前記上部開口部8からは、図3の
(A)に示すように充填物9の上部9aが僅かに露出し
ているように設定されている。尚、薄肉破断部6の厚さ
は約0.15〜0.5mmが破断可能な厚さである。
(A)に示すように充填物9の上部9aが僅かに露出し
ているように設定されている。尚、薄肉破断部6の厚さ
は約0.15〜0.5mmが破断可能な厚さである。
【0017】さらに、下部筒体部2に設けた薄肉破断部
6の下方には、フランジ状のストッパ7が突設されてい
る。このストッパ7は、本発明の容器を使用している商
品を使用途中で保管したり携帯する場合に、図3の
(C)に示すように蓋体5を上蓋5cとして上部開口部
8に外嵌させ、蓋体5の開口端5aをこれに当接させて
充填物9を上蓋5c内に収納して保管するものである。
そして、蓋体5の中空部5bは上部開口部8より露出し
た充填物9に接触しないように所望の高さと空間を有し
ている。
6の下方には、フランジ状のストッパ7が突設されてい
る。このストッパ7は、本発明の容器を使用している商
品を使用途中で保管したり携帯する場合に、図3の
(C)に示すように蓋体5を上蓋5cとして上部開口部
8に外嵌させ、蓋体5の開口端5aをこれに当接させて
充填物9を上蓋5c内に収納して保管するものである。
そして、蓋体5の中空部5bは上部開口部8より露出し
た充填物9に接触しないように所望の高さと空間を有し
ている。
【0018】尚、ストッパ7は、本実施例のようにフラ
ンジ状の形状には限らず、蓋体5の開口部5aが当接し
て止まる構造であればよいので、薄肉破断部6の下方に
少なくとも一つの突起を突設したり、下部筒体部2上部
に段部を形成しておけばよいことはいうまでもない。
ンジ状の形状には限らず、蓋体5の開口部5aが当接し
て止まる構造であればよいので、薄肉破断部6の下方に
少なくとも一つの突起を突設したり、下部筒体部2上部
に段部を形成しておけばよいことはいうまでもない。
【0019】次に説明する容器本体1の上方の約半分
は、前記下部筒体部2の内側に挿入可能な寸法の相似形
の外周からなる頂部3aを頂天とする上部棒状部3であ
り、薄肉破断部6を介して下部筒体部2と一体的に形成
されている。
は、前記下部筒体部2の内側に挿入可能な寸法の相似形
の外周からなる頂部3aを頂天とする上部棒状部3であ
り、薄肉破断部6を介して下部筒体部2と一体的に形成
されている。
【0020】この上部棒状部3は、使用の際には薄肉破
断部6から破断されて分離し、図3に示すように下部筒
体部2に挿入されて下方より充填物9を押し上げる押し
上げ棒3bとなるもので、押し上げ面となる頂部3aは
平坦に形成されている。
断部6から破断されて分離し、図3に示すように下部筒
体部2に挿入されて下方より充填物9を押し上げる押し
上げ棒3bとなるもので、押し上げ面となる頂部3aは
平坦に形成されている。
【0021】そして、上部棒状部3には、長方形の長孔
3cが貫設されているが、この長孔3cは、成形上、厚
肉部に発生する肉ひけ現象による成形品の変形を防止す
るとともに、材料を節約するために設けられたものであ
って、本実施例のように必ずしも長方形の長孔3cに限
るものではない。例えば、上部棒状部3の頂部3aの下
方に数条の縦リブを軸心方向に切り込んで設けた構成に
してもよい。(図示せず)
3cが貫設されているが、この長孔3cは、成形上、厚
肉部に発生する肉ひけ現象による成形品の変形を防止す
るとともに、材料を節約するために設けられたものであ
って、本実施例のように必ずしも長方形の長孔3cに限
るものではない。例えば、上部棒状部3の頂部3aの下
方に数条の縦リブを軸心方向に切り込んで設けた構成に
してもよい。(図示せず)
【0022】以上、説明した本発明の容器を使用して商
品に組み立てるには、口紅のようなスティック状充填物
9を加熱などの手段により流動化させておき、下部開口
部4より下部筒体内2へ所定量を充填し、スティック状
に固形化して下部筒体内2上部に固着させる。その後、
蓋体5を下部開口部4に外嵌させて密封することにより
完成する。
品に組み立てるには、口紅のようなスティック状充填物
9を加熱などの手段により流動化させておき、下部開口
部4より下部筒体内2へ所定量を充填し、スティック状
に固形化して下部筒体内2上部に固着させる。その後、
蓋体5を下部開口部4に外嵌させて密封することにより
完成する。
【0023】次に、上述した本発明の容器を用いた商品
を使用するときは、下部筒体部2を手指で把持して上部
棒状部3を横方向へ押圧し、薄肉破断部6より容器本体
1を二分割して分離させ、上部開口部8を開口させて充
填物9の上部9aを露出させて使用する。
を使用するときは、下部筒体部2を手指で把持して上部
棒状部3を横方向へ押圧し、薄肉破断部6より容器本体
1を二分割して分離させ、上部開口部8を開口させて充
填物9の上部9aを露出させて使用する。
【0024】そして、更に充填物9を露出させるには、
下部開口部4に外嵌している蓋体5を取り外し、上部棒
状部3を下部開口部4から下部筒体部2内に挿入して、
図3の(A)に示すように押し上げ棒3bとして使用
し、下方から充填物9を突き上げて、図3の(B)に示
すように所望量を押し出せばよい。
下部開口部4に外嵌している蓋体5を取り外し、上部棒
状部3を下部開口部4から下部筒体部2内に挿入して、
図3の(A)に示すように押し上げ棒3bとして使用
し、下方から充填物9を突き上げて、図3の(B)に示
すように所望量を押し出せばよい。
【0025】充填物9の使用方法は、充填物9が口紅の
ようなスティック状化粧料の場合、使用者が塗布容器と
して手指で持って直接塗布することも、また小筆などを
用いて充填物9を少量ずつ使用することも、適宜、使用
目的により自由に選択されるものである。
ようなスティック状化粧料の場合、使用者が塗布容器と
して手指で持って直接塗布することも、また小筆などを
用いて充填物9を少量ずつ使用することも、適宜、使用
目的により自由に選択されるものである。
【0026】又、使いかけの本発明によるスティック状
化粧料用簡易容器を保管したり携帯するときは、図3の
(C)に示すように、蓋体5を上蓋5cとして上部開口
部8に外嵌させて使いかけの充填物9を上蓋5c内に収
納する。そして、再度使用するときは、上蓋5cを取り
外して押し上げ棒3bを突き上げることにより所望量の
充填物9を露出させて使用し、これをを繰り返すことに
より全量の充填物9を使いきることができる。
化粧料用簡易容器を保管したり携帯するときは、図3の
(C)に示すように、蓋体5を上蓋5cとして上部開口
部8に外嵌させて使いかけの充填物9を上蓋5c内に収
納する。そして、再度使用するときは、上蓋5cを取り
外して押し上げ棒3bを突き上げることにより所望量の
充填物9を露出させて使用し、これをを繰り返すことに
より全量の充填物9を使いきることができる。
【0027】以上、詳述した実施例のスティック状化粧
料用簡易容器は、容器本体1が円形の棒状体であるが、
本発明はこの形状に限るものではなく、上部棒状部3が
薄肉破断部6から分離して下部筒体部2内に挿入できる
形状であれば、楕円形や多角形などの非円形の棒状体で
もよく、多彩なデザインの棒状の押し出し容器にするこ
とができる。
料用簡易容器は、容器本体1が円形の棒状体であるが、
本発明はこの形状に限るものではなく、上部棒状部3が
薄肉破断部6から分離して下部筒体部2内に挿入できる
形状であれば、楕円形や多角形などの非円形の棒状体で
もよく、多彩なデザインの棒状の押し出し容器にするこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
ないし2記載のスティック状化粧料用簡易容器による効
果は下記に列挙する通りである。 a.容器本体内の充填物は、薄肉破断部から二分割され
るまで商品のバージン性が維持できるだけでなく、少量
ずつ押し出して何回にも亘って使用ができる便利なもの
である。 b.薄肉破断部が破断されると上部開口部から充填物の
上部が露出しているので、使用を急ぐ試供品などはただ
ちに使える。 c.押し上げ棒で充填物を押し上げるようにしたので、
充填物は全て使用しきることができ、無駄がなく経済的
である。 d.容器本体の底に使用していた蓋体を開封後は上蓋と
して使用して露出した充填物を密封する構成にしたの
で、再使用の時まで保管や携帯をすることができるとと
もに、部品数も少ないので安価に製造できる。 e.上部棒状部が薄肉破断部から分離して下部筒体部内
に挿入できる形状であれば、楕円形や多角形などの非円
形の棒状体でもよく、多彩なデザインの棒状体容器をつ
くることができるので、デザインの自由度が大きいもの
である。
ないし2記載のスティック状化粧料用簡易容器による効
果は下記に列挙する通りである。 a.容器本体内の充填物は、薄肉破断部から二分割され
るまで商品のバージン性が維持できるだけでなく、少量
ずつ押し出して何回にも亘って使用ができる便利なもの
である。 b.薄肉破断部が破断されると上部開口部から充填物の
上部が露出しているので、使用を急ぐ試供品などはただ
ちに使える。 c.押し上げ棒で充填物を押し上げるようにしたので、
充填物は全て使用しきることができ、無駄がなく経済的
である。 d.容器本体の底に使用していた蓋体を開封後は上蓋と
して使用して露出した充填物を密封する構成にしたの
で、再使用の時まで保管や携帯をすることができるとと
もに、部品数も少ないので安価に製造できる。 e.上部棒状部が薄肉破断部から分離して下部筒体部内
に挿入できる形状であれば、楕円形や多角形などの非円
形の棒状体でもよく、多彩なデザインの棒状体容器をつ
くることができるので、デザインの自由度が大きいもの
である。
【図1】本発明のスティック状化粧料用簡易容器の縦断
面図
面図
【図2】本発明の容器の分解斜視図
【図3】本発明の容器の使用状態を説明する縦断面図
【図4】従来例の説明図
1 容器本体.2 下部筒体部.3 上部棒状部.3a
頂部.4 下部開口部.5 蓋体.5a 開口端.6
薄肉破断部.7 ストッパ.8 上部開口部.9 充
填物.9a 上部.
頂部.4 下部開口部.5 蓋体.5a 開口端.6
薄肉破断部.7 ストッパ.8 上部開口部.9 充
填物.9a 上部.
Claims (2)
- 【請求項1】 下部筒体部(2)と、少なくとも頂部
(3a)が前記下部筒体部(2)の内周より小さい相似
形の外側形状とされた上部棒状部(3)とが硬質合成樹
脂で直列に一体形成された容器本体(1)と、前記下部
筒体部(2)の前記上部棒状部(3)の反対側の下部開
口部(4)に取り外し可能に外嵌された蓋体(5)とを
備え、前記下部筒体部(2)の前記上部棒状部(3)に
近い部分の外側に薄肉破断部(6)が周設されていて前
記容器本体(1)が前記薄肉破断部(6)により下部筒
体部(2)と上部棒状部(3)とに分割して分離可能と
されているとともに、前記上部棒状部(3)の頂部(3
a)側から前記下部筒体部(2)に前記下部開口部
(4)に挿入押し出し可能とされ、更に前記上部棒状部
(3)が分離されて前記下部筒体部(2)に形成される
上部開口部(8)に前記蓋体(5)が外嵌可能とされ、
且つその外嵌深さを規制するストッパ(7)が前記下部
筒体部(2)に設けられていることを特徴とするスティ
ック状化粧料用簡易容器。 - 【請求項2】 上部棒状部(3)が分離されて下部筒体
部(2)に上部開口部(8)が形成されたとき、充填物
(9)の上部(9a)が前記上部開口部(8)より露出
していることを特徴とする請求項1記載のスティック状
化粧料用簡易容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22736394A JP3639962B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | スティック状化粧料用簡易容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22736394A JP3639962B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | スティック状化粧料用簡易容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0866233A true JPH0866233A (ja) | 1996-03-12 |
JP3639962B2 JP3639962B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=16859633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22736394A Expired - Fee Related JP3639962B2 (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | スティック状化粧料用簡易容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3639962B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200497422Y1 (ko) * | 2021-09-07 | 2023-11-06 | 주식회사 엔에프씨 | 리필형 스틱 화장품 용기어셈블리 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP22736394A patent/JP3639962B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3639962B2 (ja) | 2005-04-20 |
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