JPH0866200A - その後の増幅のターゲットとなることができない核酸増幅反応産物の製造方法、該方法を使用する診断アッセイ、並びに該方法及びアッセイを実施するために適切なキット及び容器 - Google Patents

その後の増幅のターゲットとなることができない核酸増幅反応産物の製造方法、該方法を使用する診断アッセイ、並びに該方法及びアッセイを実施するために適切なキット及び容器

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JPH0866200A
JPH0866200A JP7217902A JP21790295A JPH0866200A JP H0866200 A JPH0866200 A JP H0866200A JP 7217902 A JP7217902 A JP 7217902A JP 21790295 A JP21790295 A JP 21790295A JP H0866200 A JPH0866200 A JP H0866200A
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Gemen Bob Van
ボブ・フアン・ヘメン
Adriana Frederieke Schukkink
アドリアナ・フレデリーケ・シユキニク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 核酸増幅反応の汚染を解消する方法を提供す
る。 【解決手段】 その後の増幅のターゲットとなることが
できない1対以上のプライマーを使用する核酸増幅反応
産物の製造方法であって、1対のプライマーのハイブリ
ダイゼーション部位間に位置するヌクレオチド長の増幅
産物とハイブリダイズすることが可能であり且つ分解か
らのオリゴヌクレオチドとハイブリダイズしたハイブリ
ダイゼーション複合体の2本鎖部分を保護するように修
飾されたオリゴヌクレオチドと増幅産物との間にハイブ
リダイゼーション複合体を形成し得る条件下で、増幅産
物を前記オリゴヌクレオチドと接触させる段階と、少な
くともプライマーとハイブリダイズすることが可能なハ
イブリダイゼーション複合体の部分を分解するような状
況下でハイブリダイゼーション複合体を分解処理する段
階とを含む方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はバイオテクノロジー
の分野、特に核酸増幅分野に関する。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】PCR及
び他の核酸増幅法の診断利用に立ちはだかる最大の問題
は、汚染性核酸による偽陽性である(Kwok,S.,
and R.Higuchi.1989. Award
ing false positive with P
CR.Nature(London)339:237−
238)。PCRは感度が非常に高いので利用できない
ことが分かっており、僅かな量でもこのような配列が隣
接容器に移入すると、偽陽性結果を生じ得る。核酸汚染
は3種の汚染源に由来し得る。第1の汚染源は多数のタ
ーゲット分子を含む臨床試料に由来し、試料間の交差汚
染をもたらす。第2の汚染源は、先にクローニングした
プラスミドDNAがPCRで使用する試薬を汚染するこ
とに起因する。第3の汚染源は同一ターゲット配列の反
復増幅により実験室内でPCR産物(アンプリコン)が
蓄積することに起因する。この第3の汚染源は診断利用
に特に関係がある。
【0003】先の増幅からのPCR産物の制限フラグメ
ントであるプラスミドがこぼれたりはねたりすることに
より生じるPCRの潜在的汚染以外に、他の持ち越し汚
染源もある。ピペット装置のバレルがエアゾールで汚染
され、交差汚染をもたらす恐れがある。ミクロトームや
かみそりの刃に着いたDNAがその後のPCRに持ち越
される恐れもある。また、サンプル調製中又はPCR産
物の分析中に使用する装置(例えばゲル装置、ドットブ
ロット装置、遠心機又はドライアイス/エタノール浴)
も潜在的汚染源であり得る(S.Kwok(198
9), Amplification 2,p.4)。
核酸をサンプルから単離する実験室領域と、増幅反応を
生じさせる実験室領域と、実際の増幅及び検出を実施す
る実験室領域とを分離するといった一般的な物理的予防
策により、偽陰性率は劇的に低下した。更に、サンプル
調製と反応実施に別個の供給源及びピペット装置の組み
合わせを使用しても低下を助長することができる。しか
しながら、実験室構成に関するこれらの手段では核酸材
料の増幅後に反応物の汚染を完全に阻止することはでき
ず、煩瑣で費用がかかる。研究実験室が予防策を講じる
ことはできるが、プレパッケージ品質管理診断キットを
入手可能になるまでは作業実験室に厳しい制約がある。
現状では臨床微生物学実験室にはPCR専用スペースも
なければ、偽陽性を頻繁に検査する意向もない。
【0004】アンプリコン汚染は最も深刻な種類の汚染
であるが、標準反応では多数の分子が生成されるので、
遺憾ながら最も発生し易い。各増幅容器は1012コピー
にも及ぶアンプリコンを含み得るので、最も小さいエア
ゾール液滴(10-6μl)でも105個までの潜在ター
ゲットを含み得る。アンプリコンは定義によるとPCR
基質であることが分かっており、従って、その後の増幅
の理想的なターゲットである。試薬の新しい組合わせを
最適化及び試験する際には数百〜数千の増幅反応が実施
され得るという事実を考慮すると、アンプリコンの蓄積
が試薬、緩衝液、実験室ガラス器具類、オートクレーブ
及び換気システムの汚染に関与しているのは当然であ
る。この問題は、アッセイを一般に最大感度(1〜10
鋳型分子)に調整する伝染病の診断では特に深刻であ
る。
【0005】一般的な実験室予防策以外に、非ターゲッ
トDNAによる増幅反応の汚染を解消するために数種の
物理的方法が開発されている。
【0006】先に増幅された核酸産物による増幅反応の
汚染の低減を目的とする多数の特許出願が提出されてい
る。WO9117.270号には、修飾増幅プライマー
を使用して区別可能に修飾した増幅産物を調製する段階
と、修飾増幅産物(AP)を選択的に除去するための手
段と修飾APを接触させる段階とを含む増幅手順で増幅
産物汚染を低減させるための方法が記載されている。修
飾はリガンド、架橋剤、酵素認識部位から選択される。
修飾APを選択的に除去する好適手段はRNアーゼ酵素
部位の使用である。このアプローチはDNAプライマー
上にRNアーゼ部位を組み込むことによってのみ有効で
あり、他の方法ではRNアーゼは無効である。この方法
はPCR又はLCRにしか使用することができず、NA
SBA(RNA増幅)反応では使用することができな
い。また、修飾APを除去するための手段はリガンドの
固定化特異的パートナー、特にビオチン又はフルオレセ
インであると記載されている。しかしながら、記載の方
法では増幅産物の持ち越し後にしか再増幅を阻止するこ
とができない。従って、増幅産物の検出反応後も増幅産
物はその後の増幅反応に持ち越され得る。
【0007】WO9201−814号には、慣用及び非
慣用nTPの混合により先の増幅からの核酸配列で汚染
した核酸増幅反応系の滅菌方法が開示されており、該方
法は、非慣用ヌクレオチドの共有結合を加水分解するこ
とにより汚染性増幅産物を分解する。
【0008】Integrated DNA Tech
nologies Inc.のヨーロッパ特許第496
483号には、核酸増幅反応でリボース残基を含むプラ
イマー又はポリヌクレオチド基質を使用した後、増幅産
物内のリボヌクレオチド結合を開裂させることにより、
核酸増幅反応における増幅産物による汚染を低減させる
方法が記載されている。増幅産物を除去し、持ち越しを
阻止する開裂操作は、増幅産物の検出後に行われるの
で、場合によっては増幅産物の持ち越し後に行われる。
従って、その後の増幅反応前にリボースの開裂を実施す
べきである。この方法を使用可能な増幅反応はPCR、
LCR又は転写に基づく反応であり得る。NASBA又
はRNAを使用する他の増幅反応には使用することがで
きない。
【0009】Life Technologies I
nc.のヨーロッパ特許第522884号には、その末
端の1個以上又はその近傍にエキソサンプルヌクレオチ
ドを含む1個以上のオリゴヌクレオチドに依存して第1
のサンプルで増幅を行い、増幅核酸を生成する段階と、
エキソヌクレオチドを含まない核酸の増幅を妨げずに増
幅核酸を増幅不能にするように第2のサンプルを処理す
る段階とを含む核酸のオリゴヌクレオチド依存性増幅方
法が記載されている。1本鎖核酸及び4個以上のDNA
プローブを提供した後、プローブをハイブリダイズさ
せ、連結してプローブ配列を形成し、サンプル中のDN
Aを変性させるサイクルを繰り返し実施し、結合したプ
ローブ配列を検出することにより、サンプル中のターゲ
ット核酸を検出する方法も開示されている。第1及び第
2のプローブは一次プローブである。これらのプローブ
は1本鎖であり、プローブを結合できるように鎖又はタ
ーゲット核酸の部分とハイブリダイズすることが可能で
ある。第3及び第4のプローブは夫々第1及び第2のプ
ローブとハイブリダイズする。少なくとも第1のプロー
ブの3’ヌクレオチド及び第2のプローブの5’ヌクレ
オチドは第4のプローブの3’ヌクレオチド及び第3の
プローブの5’ヌクレオチドと同様にデオキシウリジン
である。結合したプローブ配列を検出する前にサンプル
をUDGで処理し、結合プローブのウラシル及びデオキ
シリボース部分間のグリコシド結合を切断する。この方
法の変形として、ヨーロッパ特許第401−037号の
開示では、増幅核酸にもデオキシウリジンを取り込むの
で、増幅産物をそのままでは鋳型として使用することが
できない。
【0010】WO9200384号には、増幅サイクル
の停止後に増幅産物をそれ以上増幅できないようにする
こと及び/又はPCRの開始前に同一プライマーを使用
してPCR反応で先に形成された増幅産物の反応を選択
的に阻止する前処理を適用することが記載されている。
プライマーはリボース残基と、相補的配列に切断を生じ
るか又は2個のプライマーにより結合したDNAの2本
の鎖間に共有結合架橋を形成する物質(例えばプソラレ
ン)とを含み得る。プソラレンは2本鎖DNAへの挿入
及び23〜400nmの波長の光による光活性化後に鎖
間架橋を形成する。あるいは、Taq DNA−ポリメ
ラーゼを許容する全PCR試薬の存在下でゲノムDNA
のγ線照射を使用することもできる。照射後もPCR混
合物は新たに加えるターゲットDNAを増幅することが
できるが、線量が高いと増幅効率は低下すると思われ
る。不活性化はDNA鋳型の長さ及び種類に依存し、個
々の増幅システム毎に最適化しなければならない。
【0011】PCRにおける汚染を防ぐために紫外線照
射を使用することと、その予想される欠点も広く論じら
れている。DNAの非二量体光損傷以外に、紫外線不活
性化の主要な経路は同一DNA鎖上の隣接ピリミジンの
架橋である。反応は光可逆的であり、二量体化及び非二
量体化ピリミジン対の間には定常状態が存在する。二量
体化ピリミジンのフラクションは所与のDNAターゲッ
トで観察される紫外線不活性化の百分率に相当する。
【0012】二量体化は可逆性であるため、DNAター
ゲットの長さと内部配列の双方を考慮しなければならな
い。チミジン対の数が多く長い配列のほうが、短い配列
よりも不活性化し易い。しかしながら、紫外線照射の成
功後にTaq DNAポリメラーゼ及び真のターゲット
DNAを加えると、多少のレベルの偽陽性PCRシグナ
ルが生じ得る(BFE vol.8 nr.10, o
ktober 1991, Martin Heinr
ich,PCR carry−over)。
【0013】プソラレン誘導体である4’−アミノエチ
ル−4,5’−ジメチルイソプソラレン(4’−AMD
MIP)の使用は記載されている(Cimino,G.
D., K.C.Metchette, J.W.Te
ssman, J.E.Hearst, and S.
T.Issacs. 1991, NucleicAc
ids Res. 19:99−107及びIssac
s,S.T.ら,1991, Nucleic Aci
ds Res. 19:109−116)。この化合物
は増幅前にPCR混合物に加え、プライマーアニーリン
グ又はTaqポリメラーゼ活性を実質的に妨げず、熱的
に安定である。増幅後で且つポリプロピレン反応管の開
放後、管に長波長UV光を照射すると、長波長UV光は
管に侵入してイソプソラレンを光化学的に活性化する
が、DNAは損傷しない。次いで活性化されたプソラレ
ンはピリミジン残基との間でシクロブタン付加物を増幅
DNA上に形成し、その後の増幅でTaqポリメラーゼ
が分子を横断できないようにする。この方法の効率は一
部には確率により表され、アンプリコンの長さ及びヌク
レオチド塩基組成に依存して著しく高くすることができ
る。一般に、約50%G+C含量を有する300bp長
を越えるアンプリコンの場合には、ほぼ完全な滅菌に達
することができる。しかしながら、イソプソラレンやウ
リジンを使用する滅菌方法はいずれも改善の余地があ
る。光化学法では、非常に短いアンプリコン又はGCに
富むアンプリコンを不活性化するために必要な高イソプ
ソラレン濃度でPCRの阻害が観察された。更に、アン
プリコンの検出に内部ハイブリダイゼーションプローブ
を使用する場合には、増幅DNAにおけるイソプソラレ
ン架橋の存在を相殺するためにより低いハイブリダイゼ
ーションストリンジェンシーが必要であり得る。UNG
プロトコルに伴う潜在的問題としては、PCR法で変性
及びアニーリングに使用する高温ではUNG活性を完全
に除去できないという問題がある。PCRの初期サイク
ルではウラシル含有鎖は生成されるや否や不活性化され
得るので、残留UNG活性は系の感度に影響し得る。更
に、多くのPCRプロトコルではTTPの代わりにdU
TPを使用すると増幅効率が低下し、感度を回復するた
めにはデオキシヌクレオシド三リン酸プールを補う必要
がある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記種々の方
法の欠点を示さずに核酸の増幅反応後の反応の汚染を化
学的に防止する方法の開発に関する。特に、RNAを使
用する方法(例えばNASBA)の化学的汚染防止法が
望ましい。更に、本発明の方法は増幅産物の部分的分解
に基づくが、依然としてオリゴヌクレオチドハイブリダ
イゼーションによる増幅産物の検出が可能である。核酸
の分解は、特異的DNアーゼ(DNアーゼI、制限酵
素、エンドヌクレアーゼ、エキソヌクレアーゼ)及びR
Nアーゼ(RNアーゼA、RNアーゼT1、RNアーゼ
U、エキソヌクレアーゼ)を使用するか又はDNAとR
NAを同時に分解することが可能な非特異的ヌクレアー
ゼ(S1ヌクレアーゼ、RNアーゼを含むDNアーゼI
等)を使用して実施することができる。
【0015】本発明はその後の増幅のためのターゲット
となることができない1対以上のプライマーを使用する
核酸増幅反応産物の製造方法に係り、該方法は、1対の
プライマーのハイブリダイゼーション部位間に位置する
ヌクレオチド長の増幅産物とハイブリダイズすることが
可能であり且つ分解からのオリゴヌクレオチドとハイブ
リダイズしたハイブリダイゼーション複合体の2本鎖部
分を保護するように修飾されたオリゴヌクレオチドと増
幅産物との間にハイブリダイゼーション複合体を形成し
得る条件下で、増幅産物を前記オリゴヌクレオチドと接
触させる段階と、少なくともプライマーとハイブリダイ
ズすることが可能なハイブリダイゼーション複合体の部
分を分解するような状況でハイブリダイゼーション複合
体を分解処理する段階とを含む。
【0016】本発明の方法では、検出オリゴヌクレオチ
ドは好ましくは、別のヌクレオチドを付加して伸長する
ことができない3’末端を含む。このための手段は当業
者に公知である。更に、本発明の適切な態様では、ハイ
ブリダイゼーション複合体の部分的分解段階は、増幅産
物と検出オリゴヌクレオチドの複合体を分解することが
できないヌクレアーゼを使用することにより実施するこ
とができる。ヌクレアーゼにより分解することができな
い検出オリゴヌクレオチドの1例は、ヌクレアーゼによ
り分解できないようにするために十分な数のヌクレオチ
ドの2’−O−メチル修飾を含むオリゴヌクレオチド、
好ましくはこうして修飾されたヌクレオチドのみを含む
オリゴヌクレオチドである。NASBA増幅反応の場合
には、DNA及びRNAの両者を増幅するので、方法を
成功させるためにはDNA及びRNAの両者を同時に分
解すべきである。従って、このような場合にはDNA及
びRNAの両者を分解するヌクレアーゼ又はヌクレアー
ゼ混合物を用いて本発明の方法を実施することができ
る。DNアーゼ I、制限酵素、エンドヌクレアーゼ又
はエキソヌクレアーゼ等の特異的DNアーゼを使用して
分解を実施し、DNAのみを分解することも可能であ
る。特にRNAを分解するためには、RNアーゼT、R
Nアーゼ U、RNアーゼ A又はエキソヌクレアーゼ
等の特異的RNアーゼを使用することができる。DNA
及びRNAの両者を同時に分解することが可能な非特異
的ヌクレアーゼを使用して分解を実施することも可能で
ある。別の態様によると、本発明の方法の分解段階は、
ヌクレアーゼを用いて酵素的に実施するのでなく、化学
的に実施することもできる。
【0017】要約すると、本発明の特定態様では例えば
ハイブリダイゼーション分析により増幅産物の検出が可
能でありながら、先に生成された増幅産物が増幅反応
物、特にRNAを使用する増幅反応物(例えばNASB
A増幅反応物)を汚染しないようにするためにヌクレア
ーゼとヌクレアーゼ耐性プローブ(2’−O−Me−オ
リゴヌクレオチド)を併用するという点が独自である。
従来記載されている汚染防止化学又は従来公知の方法は
NASBA等のRNA増幅反応では有効ではない。唯一
の例外は、理論的に使用可能なイソプソラレンを使用す
る増幅産物の増幅後滅菌方法である。しかしながら、N
ASBA増幅に実際に適合可能な適切なイソプソラレン
は未だ発見されていない。本発明の方法はあらゆるタイ
プの増幅反応の汚染を防止するために使用することがで
きるが、特にNASBA反応等のRNA増幅反応の汚染
の問題を解決する。方法が特にエアゾール液滴による持
ち越しの除去に関する場合には、最終反応混合物のエア
ゾール液滴中に存在する増幅可能な増幅産物の量が検出
不能となるように方法を使用すべきであり、即ち増幅可
能な産物105分子/μl以下、好ましくは104分子/
μl以下となるようにすべきである。これは十分な量の
ヌクレアーゼを使用することにより対処することができ
る。当業者はヌクレアーゼの活性に基づいてこの量を決
定することができよう。バッチ当たりのヌクレアーゼ活
性は一定していないので、具体的な量を与えることはで
きない。この量は当業者に周知の通り、個々に決定しな
ければならない。
【0018】本発明の方法では、検出の目的にオリゴヌ
クレオチドを使用することができるが、固定にも有用で
ある。オリゴヌクレオチドを検出目的に使用する場合に
は、酵素(HRP,AP)、蛍光基、電気化学発光ラベ
ル、染料又は放射性同位体等の検出可能なマーカーを備
えることができる。本発明の方法では当業者に自明の通
り、ハイブリダイズした核酸の検出に使用することが一
般に知られている任意の検出可能なマーカーを使用する
ことができる。本発明の方法は分解前に第2のオリゴヌ
クレオチドを加えることにより実施することもでき、該
第2のオリゴヌクレオチドは増幅核酸とのハイブリダイ
ゼーションを生じるために増幅産物のヌクレオチド長と
十分相同である。第1のオリゴヌクレオチドを固定目的
に使用する場合にはこのような第2のオリゴヌクレオチ
ドに検出可能なマーカーを備え、逆に第2のオリゴヌク
レオチドを固定目的に使用する場合には第1のオリゴヌ
クレオチドに検出可能なマーカーを備える。第2のオリ
ゴヌクレオチドを第1のオリゴヌクレオチドと同時に加
えてもよい。第2のオリゴヌクレオチドのハイブリダイ
ゼーションのためのヌクレオチド長は増幅に使用する2
個のプライマーのハイブリダイゼーション部位の間に位
置し且つ、第1のオリゴヌクレオチドとハイブリダイズ
する増幅産物長の最後のヌクレオチドの4ヌクレオチド
以内である。好ましくは、オリゴヌクレオチドは2個の
オリゴヌクレオチド間のギャップができるだけ小さく、
最適には隣接するように選択され、ハイブリダイゼーシ
ョンにより2個のオリゴヌクレオチドと増幅産物とのハ
イブリダイゼーション複合体が形成されるような状況を
形成する。中間濯ぎ段階を介して2個のオリゴヌクレオ
チドを順次加えることも可能である。オリゴヌクレオチ
ドはそれ自体公知の方法で5’又は3’末端を介して固
定することができ、その後、それ自体公知の方法で検出
することができる。第2のオリゴヌクレオチドを加える
場合には、第2のヌクレオチドの5’又は3’末端に検
出可能なマーカーを備えてもよいし、逆に第1のヌクレ
オチドに検出可能なマーカーを備えて第2のヌクレオチ
ドを複合体に固定してもよい。本発明の1態様ではオリ
ゴヌクレオチドの一方が他方のオリゴヌクレオチドとハ
イブリダイズする増幅産物長の最後のヌクレオチドに近
い側、好ましくは隣接する側にテーリングを示すことも
可能である。好適態様によると、2個のオリゴヌクレオ
チドが夫々他方のオリゴヌクレオチドとハイブリダイズ
する増幅産物長の最後のヌクレオチドに近い側、好まし
くは隣接するヌクレオチド部位にテーリングを示すこと
も可能である。その場合、テールは少なくとも2ヌクレ
オチド長、好ましくは5ヌクレオチド長以上にわたって
相補的であることが好ましく、複合体を安定化できると
思われる。
【0019】本発明で使用するオリゴヌクレオチドは、
増幅反応条件下で良好なハイブリダイゼーション及び安
定性を確保するために、好ましくは少なくとも10ヌク
レオチド長、好ましくは11〜30ヌクレオチド長にわ
たって増幅産物とハイブリダイズする。プライマー対間
の核酸を認識する核酸特異抗体を使用して検出又は固定
の目的で本発明の方法を実施することもできる。
【0020】ハイブリダイゼーション及び分解段階は3
0〜80℃、好ましくは40〜70℃、より好ましくは
40〜64℃の温度で首尾よく実施することができる。
この温度範囲は、方法がNASBA増幅反応で使用する
のに非常に適していることを意味する。
【0021】持ち越し汚染の危険を最小限にするために
は、増幅産物の分解前に増幅産物の容器の開放回数をで
きるだけ少なくし、好ましくはただ1回だけ開放し、よ
り好ましくは全く開放しないように本発明の方法を実施
することが好ましい。本発明の方法では、容器内で分解
前にハイブリダイゼーションが行われるように反応体を
加える。本発明は上記方法のみならず、サンプル中の特
定核酸配列の存在を診断するためのアッセイにも関し、
該アッセイは、a)それ自体公知の方法でサンプルから
核酸を単離する段階と、b)それ自体公知の方法で検出
すべき配列の少なくとも一部を隣接(フランキング)す
る1又は複数のプライマー対を使用して検出すべき配列
の少なくとも一部を含む核酸の一部を増幅する段階と、
c)b)からの増幅混合物で上記本発明の方法を実施す
る段階と、d)それ自体公知の方法で段階c)からのオ
リゴヌクレオチド増幅産物の検出可能なマーカーを検出
する段階とを含む。このような方法は臨床実験室で常習
的に実施し、アンプリコンによる持ち越し汚染の危険を
付随することなく増幅反応後に診断試験を実施すること
ができる。
【0022】本発明は本発明の汚染防止法又は上記アッ
セイを実施するためのキットにも係り、該キットは、
1)所望の配列の増幅のための1又は複数のプライマー
対と、2)プライマー対の間の所定の位置で増幅配列と
ハイブリダイズすることが可能な1又は2個のオリゴヌ
クレオチドからなる、プライマー対当たりの1組のオリ
ゴヌクレオチドセットとを含み、但し2個のオリゴヌク
レオチドが存在する場合には、これらのオリゴヌクレオ
チドの配列は、好ましくは相互に隣接する相互の4ヌク
レオチド内で増幅配列とハイブリダイズし、好ましくは
各オリゴヌクレオチドが少なくとも10ヌクレオチド
長、好ましくは11〜30ヌクレオチド長にわたって増
幅産物と相補的となるように選択される。
【0023】適切な態様において本発明のキットは、増
幅産物とオリゴヌクレオチドの複合体のハイブリダイズ
部分をヌクレアーゼにより分解不能にするために十分な
数のヌクレオチド上に2’−O−メチル形態の修飾を有
するオリゴヌクレオチドを含み、前記修飾は好ましくは
オリゴヌクレオチドの全ヌクレオチドに存在する。更
に、本発明を実施するために特に適切なキットは好まし
くは、核酸の部分的分解に必要な化合物、例えば増幅核
酸を分解するために十分な量のヌクレアーゼを更に含
む。キットに含まれる特定ヌクレアーゼは実施する増幅
反応に依存し、例えばNASBAではDNアーゼ及びR
Nアーゼであり、PCRではDNアーゼである。増幅産
物を含む容器の開放回数を最小限にする目的で、本発明
のキットは、核酸の部分的分解に必要な化合物(例えば
ヌクレアーゼ)を容器内に含み、方法はオリゴヌクレオ
チドと増幅産物とのハイブリダイゼーションが生じた後
に核酸の部分的分解に必要な化合物(例えばヌクレアー
ゼ)が反応混合物と接触するように実施する。本発明の
方法を実施するため又は本発明のキットで使用するため
に適切な容器は本発明の範囲内である。このような容器
は、核酸の部分的分解に必要な化合物例えばヌクレアー
ゼを容器の別個コンパートメントに含み、該別個コンパ
ートメントは別個コンパートメントの分解後に核酸の部
分的分解に必要な化合物(例えばヌクレアーゼ)を容器
の残余と接触させることができるように分解可能であ
る。別個コンパートメントの壁は例えば、核酸の部分的
分解に必要な化合物(例えばヌクレアーゼ)の不活性化
温度よりも低く且つハイブリダイゼーション複合体の融
点よりも低い温度で分解可能な熱分解性物質から構成さ
れ得る。このような熱分解性物質の例はろう又はアガロ
ースである。核酸の部分的分解に必要な化合物(例えば
ヌクレアーゼ)の他の等価遅延放出系も当業者に自明で
ある。本発明の骨子は、持ち越しの危険を減らすために
反応又は増幅を実施する容器の開放回数をできるだけ少
なくするという点にある。以下、非限定的な実施例によ
り本発明を更に説明する。
【0024】
【実施例】実施例1 Kievitsら(1990)及びvan Gemen
ら(1993)の方法を多少変更してNASBA反応を
実施した。HIV−1ターゲット核酸(RNA)2μl
に反応混合物21μlを加え(最終濃度:40mM T
ris、pH8.5、42mM KCl、12mM M
gCl2、5mM DTT、15%v/vDMSO、d
NTP各1mM、NTP各2mM、プライマー1 0.
2μM及びプライマー2 0.2μM)、65℃で5分
間インキュベートした。41℃に冷却後、酵素混合物
(最終濃度:0.1μg/μl BSA,0.1U R
Nアーゼ H,8U AMV−逆転写酵素及び40U
7RNAポリメラーゼ)を加えることにより増幅を開
始した。反応物を総容量25μlで75分間41℃でイ
ンキュベートした。NASBA反応混合物5μl、1×
NRG緩衝液(40mM Tris、pH=8.5、4
2mM KCl、12mM MgCl2、5mM DT
T、dNTP各1mM、NTP各1mM)5μl、10
0mM MgCl21μl、並びに表1に示す濃度のR
Nアーゼ A及びDNアーゼ Iを混合することにより
増幅NASBA産物のヌクレアーゼ処理を実施した。最
終容量は15μlであり、インキュベーションは41℃
で30分間行った。各ヌクレアーゼインキュベーション
毎に連続希釈液を調製し、NASBA再増幅反応の投入
材料として適切な希釈液2μlを使用した。これらの再
増幅は65℃のインキュベーションを介さずに実施し
た。
【0025】結果を表1に要約する。試験したRNアー
ゼ A(50mg)及びDNアーゼI(100〜500
U)の全組み合わせはNASBA増幅産物の再増幅を阻
止した。再増幅NASBA反応における元NASBA反
応物の投入容量が>2×10-3μlの場合にはいずれも
陽性であった。他方、このような高い相対容量はエアゾ
ールを形成するには大き過ぎるので、これらの大容量が
NASBAを汚染する可能性は低い。
【0026】
【表1】
【0027】3種の供給業者のDNアーゼ Iを試験し
た。
【0028】実施例2 65℃のインキュベーションを介して再増幅した以外は
実施例1と同様にNASBA増幅及び再増幅を実施し
た。結果を表2に要約する。
【0029】
【表2】
【0030】実施例1の場合よりもその程度は低いが、
本実施例においても再増幅はNASBA増幅産物のヌク
レアーゼ処理により同様に阻止される。多少のターゲッ
ト核酸が存在する場合もあるが、NASBA反応に及ぼ
すヌクレアーゼの負の作用により2×10-3及び2×1
-4μlの容量の再増幅は阻止される。しかしながら、
65℃のインキュベーションによりヌクレアーゼ活性が
死滅し、存在する核酸は再増幅し得る。65℃のインキ
ュベーション下で再増幅を阻止するには、1000単位
のDNアーゼ I濃度と50又は100ngのRNアー
ゼ A濃度を組み合わせると最良であると思われる。
【0031】実施例3 実施例1と同様にNASBA増幅、再増幅及びヌクレア
ーゼ処理を実施した。本実施例では65℃インキュベー
ションの有無による再増幅を比較した。結果を表3に要
約する。
【0032】
【表3】
【0033】65℃インキュベーションの有無による再
増幅を直接比較すると、投入容量が比較的高い場合(即
ち2×10-3μl)にはNASBA再増幅反応を阻止す
るために十分なヌクレアーゼを含むと思われる。65℃
インキュベーションによりヌクレアーゼ活性が死滅する
ので、存在する核酸は再増幅し得る。実際には、通常の
予防策を講じる場合にはNASBA再増幅反応を阻止し
なくてもよいように持ち越し容量を十分低くするので、
65℃インキュベーション又は他の不活性化段階は不要
である。他方、予防策として、再増幅前に核酸の部分的
分解に関与する化合物の不活性化段階を実施することが
できる。これはNASBAのみならず、他の全種の増幅
反応にも有効である。
【0034】実施例4 実施例1と同様にNASBA増幅、再増幅及びヌクレア
ーゼ処理を実施した。比較的高容量(即ち2×10-3μ
l)を使用した場合に65℃インキュベーションを介さ
ずに投入容量中のヌクレアーゼ活性により再増幅の抑制
効果が生じるか否かを試験するために以下の実験を実施
した。NASBA増幅物をDNアーゼI 500単位及
びRNアーゼ A 50ngでヌクレアーゼ処理し、再
増幅することができず且つ別のターゲットRNA配列に
対して特異的な表4に示す濃度のプライマーと共に各N
ASBA増幅物に2×10-3μlを加えた。
【0035】
【表4】
【0036】これらの結果からも明らかなように、ヌク
レアーゼ処理したNASBA反応物中には比較的高容量
で阻害性ヌクレアーゼが存在する。ヌクレアーゼ活性は
5分間の65℃インキュベーションにより死滅し得る。
【0037】実施例1〜4から本発明の方法におけるヌ
クレアーゼ処理はDNアーゼ I1000単位及びRN
アーゼ A 50ngの濃度でNASBA増幅産物の再
増幅を阻止するのに好適であると結論することができ
る。このアプローチは、比較的高投入量(2×10-3μ
l)で再増幅が阻止されるが、65℃インキュベーショ
ンの有無を問わず再増幅に有効であり、65℃インキュ
ベーションを介さない場合にはサンプル中に残留ヌクレ
アーゼが存在するのでより有効である。65℃インキュ
ベーションを介してヌクレアーゼ処理したNASBA増
幅産物の再増幅は、増幅産物容量を2×10-4μl以下
にすると首尾よく阻止することができる(実施例2参
照)。
【0038】実施例5 実施例1と同様にNASBA増幅及びヌクレアーゼ処理
した。ヌクレアーゼ処理後又はヌクレアーゼ処理と同時
に、NASBA増幅産物を検出する。NASBA増幅産
物の検出は配列特異的であり、即ち1個以上のオリゴヌ
クレオチドプローブを用いて行う。以下の実験を実施し
た。NASBA増幅後、増幅産物(1μl)を1×NR
G緩衝液中で30分間45℃でオリゴヌクレオチド(1
12分子)とハイブリダイズさせた。単一標準オリゴヌ
クレオチド、単一2’−O−メチルオリゴヌクレオチ
ド、2つの隣接する標準オリゴヌクレオチド及び2つの
隣接する2’−O−メチルオリゴヌクレオチドとのハイ
ブリダイゼーションを行った。ハイブリダイゼーション
後にRNアーゼ A(50mg)及びDNアーゼ I
(500単位)で処理した(実施例1参照)。ヌクレア
ーゼ処理したハイブリダイゼーションサンプルを臭化エ
チジウムで染色した20%アクリルアミドゲル上で分析
した。結果を表5に要約する。
【0039】
【表5】
【0040】これらの結果から明らかなように、2’−
O−メチルオリゴヌクレオチドはヌクレアーゼ処理に対
して耐性であり、より重要な点として2’−O−メチル
オリゴヌクレオチドと増幅NASBA産物(RNA)と
のハイブリダイゼーション複合体はヌクレアーゼ処理に
対して耐性である。2つの隣接する2’−O−メチルオ
リゴヌクレオチドとNASBA増幅産物(RNA)のハ
イブリダイゼーション複合体も、2つの2’−O−メチ
ルオリゴヌクレオチド間の「ニック」に対向するNAS
BA増幅産物(RNA)の切断に対して耐性である。こ
れらの結果から、ヌクレアーゼ処理に対して耐性のサン
ドイッチハイブリダイゼーションフォーマットを開発す
ることができる。
【0041】実施例6 実施例1と同様にNASBA増幅及びヌクレアーゼ処理
を実施した。磁気ビーズ、ビオチン化捕獲プローブ及び
HRP標識検出プローブと共にサンドイッチフォーマッ
トを使用してNASBA増幅産物を2’−O−メチルオ
リゴヌクレオチドとハイブリダイズさせた。このハイブ
リダイゼーションには1段階及び2段階プロトコルの両
者を使用した。
【0042】1段階法ではNASBA増幅産物5μlを
ハイブリダイゼーション混合物55μl(5×SSP
E、0.1%SDS、0.1%粉ミルク、10μg/m
lサケ精子DNA、3×106ストレプトアビジン被覆
磁気ビーズ、15pmolビオチン化2’−O−Me捕
獲プローブ、HRP標識2’−O−Me検出プローブ1
×103分子)に加え、30分間45℃でインキュベー
トした。ビーズを2×SSC、0.1%BSAで2回洗
浄し、1×NRG緩衝液+10mM MgCl2に再懸
濁した。実施例1と同様にDNアーゼ I及びRNアー
ゼ A処理を実施した。次いでビーズを1×TBSで2
回洗浄し、TMB/ペルオキシド基質(100μl)を
加えることにより、ビーズ上に保持されたHRP標識
2’−O−Me検出プローブを検出した。250mM蓚
酸50μlを加えることにより呈色反応を停止させ、4
50nmで光学密度を読み取った。
【0043】2段階プロトコルでは2’−O−Me H
RP標識検出プローブを含まない同一ハイブリダイゼー
ション混合物(5μl)にNASBA反応混合物(65
μl)を加えた。30分間45℃でインキュベーション
後、ビーズを2×SSC、0.1%BSAで2回洗浄
し、ハイブリダイゼーション混合物(5×SSPE、
0.1%SDS、0.1%粉ミルク、10μl/mlサ
ケ精子DNA)に再懸濁し、HRP標識2’−O−Me
検出プローブ1×103分子を加えた。30分間45℃
でインキュベートした。次にビーズを2×SSC、0.
1%BSAで2回洗浄した。実施例1と同様にDNアー
ゼ I及びRNアーゼ A処理を実施した。ビーズを2
×TBSで2回洗浄し、TMB/ペルオキシド基質(1
00μl)を加えることによりビーズ上に保持されたH
RP標識2’−O−Me検出プローブを検出した。25
0mM蓚酸50μlを加えることにより呈色反応を停止
させ、450nmで光学密度を読み取った。結果を表6
に要約する。
【0044】
【表6】
【0045】結論として、RNアーゼ A/DNアーゼ
I処理はオリゴヌクレオチド捕獲及び検出に2’−O
−Meを使用するサンドイッチハイブリダイゼーション
アッセイでNASBA増幅産物の検出に何ら影響しな
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 15/09 C12P 19/34 A 7432−4B G01N 33/50 P

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その後の増幅のターゲットとなることが
    できない1対以上のプライマーを使用する核酸増幅反応
    産物の製造方法であって、1対のプライマーのハイブリ
    ダイゼーション部位間に位置するヌクレオチド長の増幅
    産物とハイブリダイズすることが可能であり且つ分解か
    らのオリゴヌクレオチドとハイブリダイズしたハイブリ
    ダイゼーション複合体の2本鎖部分を保護するように修
    飾されたオリゴヌクレオチドと増幅産物との間にハイブ
    リダイゼーション複合体を形成し得る条件下で、増幅産
    物を前記オリゴヌクレオチドと接触させる段階と、少な
    くともプライマーとハイブリダイズすることが可能なハ
    イブリダイゼーション複合体の部分を分解するような状
    況下でハイブリダイゼーション複合体を分解処理する段
    階とを含む方法。
  2. 【請求項2】 オリゴヌクレオチドが別のヌクレオチド
    を付加して伸長することができない3’末端を含む請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 増幅産物とオリゴヌクレオチドの複合体
    の2本鎖部分に作用しないヌクレアーゼを使用して分解
    を実施する請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 オリゴヌクレオチドがオリゴヌクレオチ
    ドを含むヌクレオチド上の十分な2’−O−メチル修飾
    の存在によりヌクレオチドにより分解不能であり、前記
    修飾が好ましくはオリゴヌクレオチドを形成するヌクレ
    オチドの各々に存在する請求項1から3のいずれか一項
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ヌクレアーゼの混合物で分解を実施する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 DNアーゼI、制限酵素、エンドヌクレ
    アーゼ又はエキソヌクレアーゼ等の特異的DNアーゼを
    使用して分解を実施する請求項1から5のいずれか一項
    に記載の方法。
  7. 【請求項7】 RNアーゼT、RNアーゼU、RNアー
    ゼA又はエキソヌクレアーゼ等の特異的RNアーゼを使
    用して分解を実施する請求項1から6のいずれか一項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 DNA及びRNAの両者を同時に分解す
    ることが可能な非特異的ヌクレアーゼを使用して分解を
    実施する請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ヌクレアーゼの使用量が、最終反応混合
    物のエアゾール液滴中に検出不能な量の増幅可能な増幅
    産物、即ち105分子/μl以下、好ましくは104分子
    /μl以下の存在を確保するために十分である請求項1
    から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 RNAを増幅することにより増幅反応
    を実施する請求項1から9のいずれか一項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 増幅反応がNASBA増幅反応である
    請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 オリゴヌクレオチドが酵素、蛍光基、
    電気化学発光ラベル、染料又は放射性同位体を備える請
    求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 【請求項13】 増幅核酸とのハイブリダイゼーション
    を生じるために増幅産物のヌクレオチド長と十分相同な
    第2のオリゴヌクレオチドを分解前に加え、前記ヌクレ
    オチド長が増幅に使用する2個のプライマーのハイブリ
    ダイゼーション部位間に位置し且つ、第1のオリゴヌク
    レオチドとハイブリダイズする増幅産物長の最後のヌク
    レオチドの4ヌクレオチド以内であり、好ましくは2個
    のオリゴヌクレオチド間のギャップをできるだけ小さく
    し、最適には隣接させ、ハイブリダイゼーションにより
    2個のオリゴヌクレオチドと増幅産物とのハイブリダイ
    ゼーション複合体を形成するような状況を形成する請求
    項1から12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 オリゴヌクレオチドの一方がそれ自体
    公知の方法で5’又は3’末端を介して固定されてお
    り、他方のオリゴヌクレオチドが5’又は3’末端に検
    出可能なマーカーを備える請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 オリゴヌクレオチドの一方が他方のオ
    リゴヌクレオチドとハイブリダイズする増幅産物長の最
    後のヌクレオチドに隣接するヌクレオチド部位にテーリ
    ングを示す請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 2個のオリゴヌクレオチドが各々他方
    のオリゴヌクレオチドとハイブリダイズする増幅産物長
    の最後のヌクレオチドに隣接するヌクレオチド部位にテ
    ーリングを示す請求項14又は15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 テールが少なくとも2ヌクレオチド
    長、好ましくは5ヌクレオチド以上にわたって相補的で
    ある請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 オリゴヌクレオチドが少なくとも10
    ヌクレオチド、好ましくは11〜30ヌクレオチド長に
    わたって増幅産物とハイブリダイズする請求項1から1
    7のいずれか一項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 30〜80℃、好ましくは40〜70
    ℃、より好ましくは40〜64℃の温度でハイブリダイ
    ゼーション及び分解段階を実施する請求項1から18の
    いずれか一項に記載の方法。
  20. 【請求項20】 増幅産物の分解前に増幅産物の容器の
    開放回数をできるだけ少なくし、好ましくは1回だけ開
    放し、より好ましくは全く開放せずに分解前にハイブリ
    ダイゼーションが行われるように反応体を加える請求項
    1から19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 【請求項21】 a)それ自体公知の方法でサンプルか
    ら核酸を単離する段階と、b)それ自体公知の方法で検
    出すべき配列の少なくとも一部をフランキングする2個
    のプライマーを使用して検出すべき配列の少なくとも一
    部を含む核酸の一部を増幅する段階と、c)b)から得
    られた増幅混合物で請求項1から20のいずれか一項に
    記載の方法を実施する段階と、d)それ自体公知の方法
    で段階c)からのオリゴヌクレオチド−増幅産物の検出
    可能なマーカーを検出する段階とを含む、サンプル中の
    特異的核酸配列の存在を診断するためのアッセイ。
  22. 【請求項22】 1)所望の配列の増幅のための1又は
    複数のプライマー対と、2)プライマー対間の所定の位
    置で増幅配列とハイブリダイズすることが可能な1又は
    2個のオリゴヌクレオチドからなる、プライマー対当た
    り1組のオリゴヌクレオチドセットとを特に含み、但し
    2個のオリゴヌクレオチドが存在する場合には、好まし
    くは相互に隣接する相互の4ヌクレオチド内で増幅配列
    とハイブリダイズし且つ各オリゴヌクレオチドが少なく
    とも10ヌクレオチド長、好ましくは11〜30ヌクレ
    オチド長にわたって増幅産物と相補的となるようにその
    配列を選択する、請求項1から20のいずれか一項に記
    載の方法又は請求項21に記載のアッセイを実施するた
    めのキット。
  23. 【請求項23】 オリゴヌクレオチドが増幅産物とオリ
    ゴヌクレオチドとの複合体のハイブリダイズ部分をヌク
    レアーゼにより分解不能にするために十分な数のヌクレ
    オチド上に2’−O−メチル形態の修飾を含み、該修飾
    が好ましくはオリゴヌクレオチドの全ヌクレオチドに存
    在する請求項22に記載のキット。
  24. 【請求項24】 更に、核酸とオリゴヌクレオチドプロ
    ーブの複合体を部分的に分解するための化合物、例えば
    ヌクレアーゼ、を増幅核酸の分解に十分な量で含む請求
    項23に記載のキット。
  25. 【請求項25】 ヌクレアーゼが容器に収容され、オリ
    ゴヌクレオチドと増幅産物とのハイブリダイゼーション
    が生じた後に、核酸とオリゴヌクレオチドプローブの複
    合体を部分的に分解するための化合物、例えばヌクレア
    ーゼ、が反応混合物と接触できるように前記容器内で前
    記方法を実施する請求項24に記載のキット。
  26. 【請求項26】 容器が請求項27又は28に記載の容
    器である請求項25に記載のキット。
  27. 【請求項27】 核酸とオリゴヌクレオチドプローブの
    複合体を部分的に分解するための化合物、例えばヌクレ
    アーゼ、を容器の別個コントパーメントに含む請求項1
    から20のいずれか一項に記載の方法を実施するための
    容器であって、前記別個コンパートメントが、別個コン
    パートメントの分解後に核酸とオリゴヌクレオチドプロ
    ーブの複合体を部分的に分解するための化合物、例えば
    ヌクレアーゼ、を容器の残余と接触させることができる
    ように分解可能である前記容器。
  28. 【請求項28】 別個コンパートメントが、核酸とオリ
    ゴヌクレオチドの複合体を部分的に分解するための化合
    物、例えばヌクレアーゼ、の不活性化温度よりも低く且
    つハイブリダイゼーション複合体の融点よりも低い温度
    で分解可能な熱分解性物質、例えばろう又はアガロー
    ス、からなる請求項27に記載の容器。
JP7217902A 1994-08-25 1995-08-25 その後の増幅のターゲットとなることができない核酸増幅反応産物の製造方法、該方法を使用する診断アッセイ、並びに該方法及びアッセイを実施するために適切なキット及び容器 Pending JPH0866200A (ja)

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