JPH08653U - 石英管のシール装置 - Google Patents

石英管のシール装置

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JPH08653U
JPH08653U JP7072893U JP7072893U JPH08653U JP H08653 U JPH08653 U JP H08653U JP 7072893 U JP7072893 U JP 7072893U JP 7072893 U JP7072893 U JP 7072893U JP H08653 U JPH08653 U JP H08653U
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JP
Japan
Prior art keywords
quartz tube
ring
elastic ring
supply
sealing
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Pending
Application number
JP7072893U
Other languages
English (en)
Inventor
光明 小美野
Original Assignee
東京エレクトロン東北株式会社
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Publication date
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Priority to JP7072893U priority Critical patent/JPH08653U/ja
Publication of JPH08653U publication Critical patent/JPH08653U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】壊れやすい石英製の鍔の破損事故を防止すると
共にシール力の調整を図る。 【構成】石英管10の鍔12を挟持する上下のマニホル
ド13、14と;該石英管の鍔のシール面と当接するマ
ニホルドのシール面と;該両シール面の少なくとも一方
に形成され、かつ、後記弾性リング17の自然状態にお
ける厚さdより深くD形成されたリング溝16と;該リ
ング溝に嵌着され、かつ、給排口を備えた管状の弾性リ
ング17と;該弾性リングの給排口に連通する給排装置
と;を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、半導体製造に用いるCVDやエピタキシャル成長装置などの石 英管のシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、石英管をマニホルドにより縦長に配設する縦型炉が使用されているが 、この炉には、石英管内の反応ガスが外部に漏れないようにシール装置が設けら れている。 従来のシール装置は、図4に示すように、石英管1のリング状鍔2を、上マニ ホルド3と下マニホルド4で挟持し、該下マニホルド4のリング溝5に嵌着した Oリング6で、該鍔の下面を押圧するものである。 なお、7は、石英管1の開口部を開閉するキャップ、8は、下マニホルド4と キャップ7との間をシールするシールリングである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来例の石英管のシール装置は、鍔2を設けているので、シールし易いがそ の半面、鍔が石英製なので張力に対して極めて弱い。 その為、下マニホルド4の上面に突出するOリング6を鍔2で押しつぶす際、 鍔2が傾いたりして、鍔2に大きな曲モーメントが加わると破損する恐れがある 。 また、石英管は手作業で製造されるので、鍔の下面は、機械加工のように平 坦となりにくい。 そのため、Oリングを押しつぶす際、局部的に張力が加わるので鍔は益々壊れ やすくなる。
【0004】 また、Oリング6の押圧力、即ち、シール力を加減できないので、石英管の 圧力を増減しながら、ウエハ処理を行う場合には、石英管内の圧力に応じてシー ル力を加減することは不可能である。 従って、シール力が強すぎたり、または、弱すぎたりすることがあるので、常 に、適切なシール力を維持することができない。
【0005】 この考案は、上記事情に鑑み、壊れやすい石英製の鍔の破損事故を防止する と共にシール力の調整を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この考案は、石英管の鍔を挟持する上下のマニホルドと;該石英管の鍔のシ ール面と当接するマニホルドのシール面と;該両シール面の少なくとも一方に形 成され、かつ、後記弾性リングの自然状態における厚さより深く形成された環状 リング溝と;該リング溝に嵌着され、かつ、給排口を備えた管状の弾性リングと ;該弾性リングの給排口に連通する給排装置と;を備えたことを特徴とする石英 管のシール装置、により前記目的を達成しようとするものである。
【0007】
【作 用】
下マニホルドのリング溝内に管状の弾性リングを嵌着し、該リングが下マニ ホルドの上面に突出し石英管の鍔に当接しないように流体室の空気を抜き自然状 態にした後、石英管の石英製鍔を、上マニホルドと下マニホルドで挟持し固定す る。 次に、流体給排気口から空気を流体室に供給して弾性リングを膨らませると、 該弾性リングは鍔の下面に圧接されるのでシール状態となる。流体室への空気供 給量は、給排装置により適宜コントロールされる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を添付図面により説明するが、同一図面符号は、その名 称も機能も同一である。 CVDの石英管10は、開口部11を下方にして縦長に配置され、この開口部 11の外周縁には、リング状の鍔12が形成されている。 鍔12は、上マニホルド13と下マニホルド14により挟持されているが、こ のマニホルド13、14は、図示しない組立ボルトにより固定されている。
【0009】 下マニホルド14には、鍔12の下面(シール面)12aに対向するリング 溝16が形成され、また、このリング溝16は切欠部15と連通している。 この溝16には、流体室17aを備えた管状の弾性リング17が嵌着されてい るが、このリング17の流体室17aには、流体給排気口18が設けられ、この 給排口18は、切欠部15に嵌着したパイプ(流体給排気管)19に接続されて いる。 リング溝16は、弾性リング17の自然状態における厚さd以上の深さ Dに形成されている。 20は、キャップ、21は、下マニホルド14とキャップ20との間をシール するためのシールリングである。
【0010】 次に、この実施例の作動につき説明すると、図示しない給排装置を駆動し、 パイプ19を介して流体室17a内の流体、例えば、空気を抜き弾性リングを萎 ませた後リング溝16に該リング17を嵌着する。 この下マニホルド14の上面に石英管10の鍔12を乗せ、その上を上マニホ ルド13で押え付けると共にマニホルド13、14を組立ボルトで螺着し、図2 の状態にする。この時、リング17は、鍔の下面(シール面)12aから完全に 離れているので、鍔12に大きな曲げモーメントがかかることはない。
【0011】 次に、開口部11にキャップ20をかぶせ石英管10を閉じると共に、前記 給排気装置により流体室17aに空気を供給して弾性リング17を膨らませなが ら鍔12の下面(シール面)12aに該弾性リング17を押圧し図1の状態にし てシールする。この時、鍔12は、マニホルド13、14により固定されている ので、弾性リング17の押圧力を受けても、破損することが無い。
【0012】 この押圧力の強さ、即ち、シール力の強さは流体室17aに供給する空気量 により調整するが、シールに必要な強さであれば足りるので、石英管10内の圧 力に対応させながらその強さを調整する。
【0013】 この考案は、上記実施例に限定されるものではなく、例えば、縦型炉の代わ りに、石英管を横長に配設した横型炉に用いても良いことは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
この考案は、以上の様に構成したので、次の如き顕著な効果を奏する。 (1)石英管の鍔のシール面と当接するマニホルドのシール面と、該両シール面 の少なくとも一方に形成され、かつ、弾性リングの自然状態における厚さより深 く形成されたリング溝とを設けたので、弾性リングを自然状態で該リング溝に挿 入した後、シール部のシール面を互いに当接せしめてセットすると、該弾性リン グはシール面に接触しないため、該セット時においてシール面に無理な力を与え ることはない。その後、給排装置を用いて弾性リングに流体を供給して膨らませ ると、該弾性リングはシール面を押圧するので、シール状態となる。 従って、従来例と異なり、石英製の鍔に過大な曲げモーメント等が加わらない ので、該鍔の破損事故の発生を防止することができる。
【0015】 (2)給排装置を用いて弾性リングの膨らませ具合を調整し、シール圧力を 調整できるので、容器内の圧力に見合った最適なシール力を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例を示す縦断面図の要部を示す
図である。
【図2】図1の他の状態を示す図である。
【図3】弾性リングの斜視図である。
【図4】従来例を示す平面図の一部断面図である。
【符号の説明】
10 石英管 12 鍔 13 上マニホルド 14 下マニホルド 16 リング溝 17 弾性リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/31 B

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】石英管の鍔を挟持する上下のマニホルド
    と;該石英管の鍔のシール面と当接するマニホルドのシ
    ール面と;該両シール面の少なくとも一方に形成され、
    かつ、後記弾性リングの自然状態における厚さより深く
    形成されたリング溝と;該リング溝に嵌着され、かつ、
    給排口を備えた管状の弾性リングと;該弾性リングの給
    排口に連通する給排装置と;を備えたことを特徴とする
    石英管のシール装置。
JP7072893U 1993-12-28 1993-12-28 石英管のシール装置 Pending JPH08653U (ja)

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JP7072893U JPH08653U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 石英管のシール装置

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JP7072893U JPH08653U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 石英管のシール装置

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JPH08653U true JPH08653U (ja) 1996-04-16

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ID=13439893

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6150828U (ja) * 1984-09-07 1986-04-05

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52118161A (en) * 1976-03-29 1977-10-04 Saikai Kougiyou Kk Inner pressure packing flange

Patent Citations (1)

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