JPH0864317A - 圧接形電線コネクタ - Google Patents
圧接形電線コネクタInfo
- Publication number
- JPH0864317A JPH0864317A JP23015694A JP23015694A JPH0864317A JP H0864317 A JPH0864317 A JP H0864317A JP 23015694 A JP23015694 A JP 23015694A JP 23015694 A JP23015694 A JP 23015694A JP H0864317 A JPH0864317 A JP H0864317A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- wedge
- pressure contact
- spring
- type electric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 単線端末及びより線端末の太さ細さの別無く
複数が、一束に簡単な操作で接続でき、その上、電気的
信頼性の高い圧接形電線コネクタを提供する。 【構成】 絶縁ケース1内においては、口開部18を経
由して複数の電線端末を差し入れる圧接穴31で挾む押
圧部材と受け部材とが備えられ、押圧部材の背部にはバ
ネ7−Aを配設し、口開部18から電線端末を差し入れ
た後、楔8をバネとケースの壁との間に押し込むと、バ
ネ7−Aを介して押圧部材が前進し、その押圧部材の押
圧面5と受け部材の受け面6−Aとによって電線端末が
挾着し圧接される。
複数が、一束に簡単な操作で接続でき、その上、電気的
信頼性の高い圧接形電線コネクタを提供する。 【構成】 絶縁ケース1内においては、口開部18を経
由して複数の電線端末を差し入れる圧接穴31で挾む押
圧部材と受け部材とが備えられ、押圧部材の背部にはバ
ネ7−Aを配設し、口開部18から電線端末を差し入れ
た後、楔8をバネとケースの壁との間に押し込むと、バ
ネ7−Aを介して押圧部材が前進し、その押圧部材の押
圧面5と受け部材の受け面6−Aとによって電線端末が
挾着し圧接される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願は分岐配線において、複数の
電線端末を押圧部材と受け部材の間に形成された一つの
圧接穴に差し入れ、これを一束に圧接して相互に導電す
るようにした圧接形電線コネクタに関する。
電線端末を押圧部材と受け部材の間に形成された一つの
圧接穴に差し入れ、これを一束に圧接して相互に導電す
るようにした圧接形電線コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の差込形電線コネクタは、押し圧鎖
錠バネを一端末毎に押し開き、その押し圧力で導電板に
電線端末を押し当て鎖錠し、各端末は単独で接続導電す
る構造のものがある。
錠バネを一端末毎に押し開き、その押し圧力で導電板に
電線端末を押し当て鎖錠し、各端末は単独で接続導電す
る構造のものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来のコネクタ
は、上述のように押し圧鎖錠バネを単線単独で押し開い
て挿入するには、強圧力のバネは用いられず、しかも、
各端末が個別接続であるため、専ら導電板からの導電だ
けに頼り接触力が弱く、使用後において電線を動かすと
接続した端末は簡単に動き導電状態に変化が生じ安定性
に問題があった。
は、上述のように押し圧鎖錠バネを単線単独で押し開い
て挿入するには、強圧力のバネは用いられず、しかも、
各端末が個別接続であるため、専ら導電板からの導電だ
けに頼り接触力が弱く、使用後において電線を動かすと
接続した端末は簡単に動き導電状態に変化が生じ安定性
に問題があった。
【0004】より線においては、弱い押し圧鎖錠バネで
も挿入は全く不可能であり、単線においても、一定以下
の細い線又は以上の太い端末には正常なバネ性が及ばず
使用不可能である。
も挿入は全く不可能であり、単線においても、一定以下
の細い線又は以上の太い端末には正常なバネ性が及ばず
使用不可能である。
【0005】本願発明は上記の従来技術の問題点を解決
する為のもので、単線、より線、それら太さの大小を問
わず複数を一つの圧接穴に混入可能で、しかも電線端末
相互に圧接導電し合うなど、その電気的安定により分岐
配線の信頼性を高める圧接形電線コネクタを提供するこ
とを目的としている。
する為のもので、単線、より線、それら太さの大小を問
わず複数を一つの圧接穴に混入可能で、しかも電線端末
相互に圧接導電し合うなど、その電気的安定により分岐
配線の信頼性を高める圧接形電線コネクタを提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明における圧接形電線コネクタは、より線、
単線及びその太さの大小を問わず複数の端末を、ケース
内に組み込んだ押圧部材とそれに対する受け部材との間
に形成される圧接穴に対し絶縁ケースの口開部から差し
入れ、絶縁ケースから突き出ている楔の頭部と下部の突
起を工具等で挾み押し込むと、楔は押圧部材の背部と内
ケースの壁面との間に備えてあるバネの背部との間に挿
入し、バネは楔の厚さだけ押圧部材を押し圧進行し、受
け部材との間の圧接穴に入っている電線端末を強力に圧
接し、電線端末相互に導電し合い、更に、押圧部材及び
受け部材が、或いはその何れか一方が導電性を有する部
材であれば導電力は安定するとともに、圧接した各端末
は凹形の押圧面と受け面により一束に強く圧接され、各
電線端末の手前部分を動かしても微動だにすることな
く、一旦接続した電線端末を抜き取る場合は、楔の首部
又は止め孔から抜き孔に工具の先を差し入れ、これを梃
子にして少し持ち上げるとバネの背部に設けた凹みに嵌
合している楔の突起が抜け、後は一定位置まで容易に抜
け出し楔から開放されたバネ及び押圧部材は戻しバネの
復元作用により戻され圧接穴は拡大し、電線端末は開放
され、コネクタは再使用に備えることができる。
め、本願発明における圧接形電線コネクタは、より線、
単線及びその太さの大小を問わず複数の端末を、ケース
内に組み込んだ押圧部材とそれに対する受け部材との間
に形成される圧接穴に対し絶縁ケースの口開部から差し
入れ、絶縁ケースから突き出ている楔の頭部と下部の突
起を工具等で挾み押し込むと、楔は押圧部材の背部と内
ケースの壁面との間に備えてあるバネの背部との間に挿
入し、バネは楔の厚さだけ押圧部材を押し圧進行し、受
け部材との間の圧接穴に入っている電線端末を強力に圧
接し、電線端末相互に導電し合い、更に、押圧部材及び
受け部材が、或いはその何れか一方が導電性を有する部
材であれば導電力は安定するとともに、圧接した各端末
は凹形の押圧面と受け面により一束に強く圧接され、各
電線端末の手前部分を動かしても微動だにすることな
く、一旦接続した電線端末を抜き取る場合は、楔の首部
又は止め孔から抜き孔に工具の先を差し入れ、これを梃
子にして少し持ち上げるとバネの背部に設けた凹みに嵌
合している楔の突起が抜け、後は一定位置まで容易に抜
け出し楔から開放されたバネ及び押圧部材は戻しバネの
復元作用により戻され圧接穴は拡大し、電線端末は開放
され、コネクタは再使用に備えることができる。
【0007】
【作用】複数の電線端末を口開部から差し入れ楔を押し
込むと、ケース内部ではバネを介して押圧部材が前進
し、その押圧面と受け面によって圧接穴は挾縮し電線端
末は一束に圧接される。
込むと、ケース内部ではバネを介して押圧部材が前進
し、その押圧面と受け面によって圧接穴は挾縮し電線端
末は一束に圧接される。
【0008】一旦接続した電線端末を解除する場合は、
楔の首部又は抜き穴に工具の先などを差し入れ、梃子に
して少しこじ上げ、バネの背部の凹みから凸部が抜け出
し、以後は容易に引き抜ける。
楔の首部又は抜き穴に工具の先などを差し入れ、梃子に
して少しこじ上げ、バネの背部の凹みから凸部が抜け出
し、以後は容易に引き抜ける。
【0009】
【実施例】以下、本願の実施例を示す図面について説明
すると、図1及び図2は一部左右従側断面図で、1は絶
縁ケースであり、本願の圧接形電線コネクタを構成する
各部材を内包し、単線端末20及びより線端末19を差
し入れる口開部18を形成し、底部には透明蓋21を差
し込む溝30を設け、楔8を差し通す通路を形成したも
ので、主として硬度の樹脂材で成型する。2−Aは内ケ
ースであり、金属製等耐熱、硬質の部材を用い内臓する
各々の部材を支える。2−Bは導電ケースであり、導電
性の高い金属製で、この場合は受け部材4を無用とし、
これに受け面6−Bを形成すれば材料コストが低く組み
付け作業が簡易化するなどの特徴がある。3は押圧部材
であり、凹形の圧接面5を形成し、受け部材4の凹形の
圧縮面6と向き合い一対で圧接穴31を形成する。受け
部材4は固定し、押圧部材3は戻しバネ7−Aの作用に
より後退し、楔8の押圧作用でバネ7−Aを介して前進
する。バネ7−Aの背部中央部には凹み16を形成し両
端のバネ片は押圧部材3の背部の形状に合わせ、凹形状
にする。7−Bはバネであり、押圧部材3の背部両端の
曲げ部33を形成した場合は、その外側面に平面が形成
されるので、バネ7−Bの両端形状は平面片17−Bと
する。楔8を押し込んだ場合、凸部10が凹部16に嵌
まり込み抜け止まり、強く引けば抜け、バネ7−A・B
及び押圧部材3は後退し、押部13に押圧部9が押さ
れ、止め穴14に止め部11が入り楔8は抜け止まる。
12は頭部であり、工具32で押し易くするため中央部
が高くなっている。15は斜壁部であり、バネ7−A及
び内ケース2−A・2−B間に挿入し易く斜壁をなして
いる。17−Aは凹形片であり、バネ7−Aの両端をへ
の字形に形成し押圧部材3の背部の形状に合わせる。1
9はより線端末である。20は単線端末である。透明蓋
21は透明の絶縁体をなし、絶縁ケース1内に内ケース
2−Aその他の各部材を組み込んだ後に差し込み固定
し、複数の単線端末20及びより線19が正常な姿で圧
接されているか否かを外部から目視できるようにした。
22は差込部であり、絶縁ケース1の底部に設けた溝部
30に差し込む。突起23は楔8を押し込む場合、工具
32が滑らないよう底部に形成する。25は絶縁被覆で
あり、楔8を金属製にした場合、首部24から頭部12
に至る全面を樹脂材等絶縁材で覆い使用後金属部分の露
出を防止する。但し、楔8全体を絶縁材で作成した場合
は無用とする。26は被覆電線であり、複数を口開部1
8の奥部まで差し入れ、単線端末20及びより線端末1
9の裸部分が他の物体に接触しないようカバーする。2
7は通過溝であり、絶縁ケース1に設け、止め部11が
通過する。28は通過溝であり、内ケース2−A及び内
ケース2−Bに形成し止め部11が通過する。29は支
持側面であり、押圧部材3の進退動を安定する。31は
圧接穴であり、凹形の圧接面5及び凹形の圧接面6−
A.6−B間に形成された空間で、単線端末20及びよ
り線端末19等複数を一束に圧接する。32−Aは戻し
バネであり、本図の場合丸線材を用い、一端を絶縁ケー
ス1に固定し、凹形の受け面5の凹みに位置し、同部材
が進行した場合は楔8の押し圧力に抗せず変形対応し、
楔8が後退すれば押圧部材3とともに復元する。32−
Bは戻しバネであり、板材を用い、同じく絶縁ケース1
に一端を固定し、曲げ部33の内側に他端を位置させて
支え、同じく押圧部材3を後退させる。34は工具であ
り、楔8を差し込む。35は凹みであり、への字形の押
圧面5及び受け面6−A・6−Bの中央部の凹み。
すると、図1及び図2は一部左右従側断面図で、1は絶
縁ケースであり、本願の圧接形電線コネクタを構成する
各部材を内包し、単線端末20及びより線端末19を差
し入れる口開部18を形成し、底部には透明蓋21を差
し込む溝30を設け、楔8を差し通す通路を形成したも
ので、主として硬度の樹脂材で成型する。2−Aは内ケ
ースであり、金属製等耐熱、硬質の部材を用い内臓する
各々の部材を支える。2−Bは導電ケースであり、導電
性の高い金属製で、この場合は受け部材4を無用とし、
これに受け面6−Bを形成すれば材料コストが低く組み
付け作業が簡易化するなどの特徴がある。3は押圧部材
であり、凹形の圧接面5を形成し、受け部材4の凹形の
圧縮面6と向き合い一対で圧接穴31を形成する。受け
部材4は固定し、押圧部材3は戻しバネ7−Aの作用に
より後退し、楔8の押圧作用でバネ7−Aを介して前進
する。バネ7−Aの背部中央部には凹み16を形成し両
端のバネ片は押圧部材3の背部の形状に合わせ、凹形状
にする。7−Bはバネであり、押圧部材3の背部両端の
曲げ部33を形成した場合は、その外側面に平面が形成
されるので、バネ7−Bの両端形状は平面片17−Bと
する。楔8を押し込んだ場合、凸部10が凹部16に嵌
まり込み抜け止まり、強く引けば抜け、バネ7−A・B
及び押圧部材3は後退し、押部13に押圧部9が押さ
れ、止め穴14に止め部11が入り楔8は抜け止まる。
12は頭部であり、工具32で押し易くするため中央部
が高くなっている。15は斜壁部であり、バネ7−A及
び内ケース2−A・2−B間に挿入し易く斜壁をなして
いる。17−Aは凹形片であり、バネ7−Aの両端をへ
の字形に形成し押圧部材3の背部の形状に合わせる。1
9はより線端末である。20は単線端末である。透明蓋
21は透明の絶縁体をなし、絶縁ケース1内に内ケース
2−Aその他の各部材を組み込んだ後に差し込み固定
し、複数の単線端末20及びより線19が正常な姿で圧
接されているか否かを外部から目視できるようにした。
22は差込部であり、絶縁ケース1の底部に設けた溝部
30に差し込む。突起23は楔8を押し込む場合、工具
32が滑らないよう底部に形成する。25は絶縁被覆で
あり、楔8を金属製にした場合、首部24から頭部12
に至る全面を樹脂材等絶縁材で覆い使用後金属部分の露
出を防止する。但し、楔8全体を絶縁材で作成した場合
は無用とする。26は被覆電線であり、複数を口開部1
8の奥部まで差し入れ、単線端末20及びより線端末1
9の裸部分が他の物体に接触しないようカバーする。2
7は通過溝であり、絶縁ケース1に設け、止め部11が
通過する。28は通過溝であり、内ケース2−A及び内
ケース2−Bに形成し止め部11が通過する。29は支
持側面であり、押圧部材3の進退動を安定する。31は
圧接穴であり、凹形の圧接面5及び凹形の圧接面6−
A.6−B間に形成された空間で、単線端末20及びよ
り線端末19等複数を一束に圧接する。32−Aは戻し
バネであり、本図の場合丸線材を用い、一端を絶縁ケー
ス1に固定し、凹形の受け面5の凹みに位置し、同部材
が進行した場合は楔8の押し圧力に抗せず変形対応し、
楔8が後退すれば押圧部材3とともに復元する。32−
Bは戻しバネであり、板材を用い、同じく絶縁ケース1
に一端を固定し、曲げ部33の内側に他端を位置させて
支え、同じく押圧部材3を後退させる。34は工具であ
り、楔8を差し込む。35は凹みであり、への字形の押
圧面5及び受け面6−A・6−Bの中央部の凹み。
【0010】図1に示す一部の側従断面図において、内
ケース2−A外総べての部材を組み込み透明蓋21を閉
め、押圧部材3及びバネ7−Aが戻しバネ32−Aに引
き寄せられ内ケース2−A寄りに後退し、大きく口開し
た圧接穴31に口開部18からより線端末19及び単線
端末20複数を差し入れ、楔8は工具34で押し込む前
の状態を示している。
ケース2−A外総べての部材を組み込み透明蓋21を閉
め、押圧部材3及びバネ7−Aが戻しバネ32−Aに引
き寄せられ内ケース2−A寄りに後退し、大きく口開し
た圧接穴31に口開部18からより線端末19及び単線
端末20複数を差し入れ、楔8は工具34で押し込む前
の状態を示している。
【0011】図2は一部の側従断面図において、楔8を
差し込み、その厚さの分、バネ7−Aの背部を進行させ
るとともに凸部10が凹部16に嵌まり込み楔8は固定
し、押圧部材3は強力なバネ7−Aに押し圧され、圧接
穴31を縮小し、その中にある各端末は一束に強く圧接
され、戻しバネ32−Aは変形しながら前進する。金属
製の楔8の頭部12は絶縁被覆25で覆われ絶縁ケース
1から金属部分が露出すること無く、底部には透明蓋2
1を差し込み、複数の被覆電線26の先の裸電線部分は
総べて絶縁ケース1に包まれ、相互に導電し安定する。
差し込み、その厚さの分、バネ7−Aの背部を進行させ
るとともに凸部10が凹部16に嵌まり込み楔8は固定
し、押圧部材3は強力なバネ7−Aに押し圧され、圧接
穴31を縮小し、その中にある各端末は一束に強く圧接
され、戻しバネ32−Aは変形しながら前進する。金属
製の楔8の頭部12は絶縁被覆25で覆われ絶縁ケース
1から金属部分が露出すること無く、底部には透明蓋2
1を差し込み、複数の被覆電線26の先の裸電線部分は
総べて絶縁ケース1に包まれ、相互に導電し安定する。
【0012】図3はA−A断面図であり、楔8を押し込
み、強力なバネ7−Aの押圧力により、より線端末19
及び単線端末20を凹形の押圧面5と、凹形の受け面6
−Aで圧接し、各々の部材は内ケース2−Aに支えら
れ、絶縁ケース1にカバーされている状態を示してい
る。
み、強力なバネ7−Aの押圧力により、より線端末19
及び単線端末20を凹形の押圧面5と、凹形の受け面6
−Aで圧接し、各々の部材は内ケース2−Aに支えら
れ、絶縁ケース1にカバーされている状態を示してい
る。
【0013】図4は、導電ケース2−Bに凹形の受け面
6−Bを形成し、凹形の受部材4を省き、押圧部材3に
おいては、両端末を内側に対向して曲げ部33を形成
し、その左右何れかの内側に戻しバネ32−Bを位置さ
せ、バネ7−B両端のバネ片は平面片17−Bに形成し
て曲げ部33の外側平面に添わせている。
6−Bを形成し、凹形の受部材4を省き、押圧部材3に
おいては、両端末を内側に対向して曲げ部33を形成
し、その左右何れかの内側に戻しバネ32−Bを位置さ
せ、バネ7−B両端のバネ片は平面片17−Bに形成し
て曲げ部33の外側平面に添わせている。
【0014】図5は金属製の楔8の斜視図であり、その
(A)は全面に形成された押圧部9、凸部10、斜壁部
15、首部24、絶縁被覆25、頭部12及び側部から
見た起伏形状を示し、(B)は楔8に設けた止め部11
等、背部から見た形状を示す。
(A)は全面に形成された押圧部9、凸部10、斜壁部
15、首部24、絶縁被覆25、頭部12及び側部から
見た起伏形状を示し、(B)は楔8に設けた止め部11
等、背部から見た形状を示す。
【0015】図6及び図7は、押圧部材3及び受け部材
4の斜視図であり、凹形の押圧面5は、凹形の受け面6
−Aで単線端末20及びより線端末19を複数圧接する
場合、各々中央部の凹み35に移動しようと物理的に作
動し、従って一束から外れて導電不安定を生ずる端末が
無く、支持側面29に支えられ内ケース2−A内で安定
した進退動と圧接作用をする。その両方又は一方は導電
性の高い部材を用いれば、一束に圧接した端末相互に導
電するとともに更に導電が安定する。なお、このような
形状に形成した理由は、導電効果の外、コイル巻の部材
から歩留まり無く自動連続的に量産可能であるからであ
る。
4の斜視図であり、凹形の押圧面5は、凹形の受け面6
−Aで単線端末20及びより線端末19を複数圧接する
場合、各々中央部の凹み35に移動しようと物理的に作
動し、従って一束から外れて導電不安定を生ずる端末が
無く、支持側面29に支えられ内ケース2−A内で安定
した進退動と圧接作用をする。その両方又は一方は導電
性の高い部材を用いれば、一束に圧接した端末相互に導
電するとともに更に導電が安定する。なお、このような
形状に形成した理由は、導電効果の外、コイル巻の部材
から歩留まり無く自動連続的に量産可能であるからであ
る。
【0016】図8はバネ7−Aの斜視図であり、背部に
凹部16を形成し、両端は押圧部材3の背部に合わせた
凹形の17−Aを形成し、材質においては、強力なバネ
材を用いる。バネ7−Bにおいては、図4に示すよう
に、曲げ部33の外側が平面をなしているため両端は平
面片17−Bで安定的に押圧する。
凹部16を形成し、両端は押圧部材3の背部に合わせた
凹形の17−Aを形成し、材質においては、強力なバネ
材を用いる。バネ7−Bにおいては、図4に示すよう
に、曲げ部33の外側が平面をなしているため両端は平
面片17−Bで安定的に押圧する。
【0017】図9は上から斜視したものであり、より線
端末19及び単線端末20を複数一緒に差し入れる口開
部18及び楔8を絶縁ケース1に組み込み、工具34で
差し込む前の状態を示している。
端末19及び単線端末20を複数一緒に差し入れる口開
部18及び楔8を絶縁ケース1に組み込み、工具34で
差し込む前の状態を示している。
【0018】図10は、絶縁ケース1に各々の部材を組
み込み、最後に底部の透明蓋21を蓋溝30に差し込む
状態を示す。
み込み、最後に底部の透明蓋21を蓋溝30に差し込む
状態を示す。
【0019】図11は、ほぼ現寸の製品に、より線端末
19及び単線端末20を数本差し込み、楔8の頭部12
と透明蓋21に設けた突起23を、工具34の先端を当
て押し込む前の一例を示す。
19及び単線端末20を数本差し込み、楔8の頭部12
と透明蓋21に設けた突起23を、工具34の先端を当
て押し込む前の一例を示す。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本願発明にあっては、よ
り線端末19及び単線端末20等複数を、一製品一つの
口開部18から差し入れ、次ぎに楔8を一定位置まで押
し込むと、バネ7−A又はバネ7−Bを介して押圧部材
3が前進し、受け部材4との間の圧接穴31が縮小し、
より線端末19及び単線端末20が挾まれ一束に長く強
く圧接し、相互に接続導電する特徴を有する。
り線端末19及び単線端末20等複数を、一製品一つの
口開部18から差し入れ、次ぎに楔8を一定位置まで押
し込むと、バネ7−A又はバネ7−Bを介して押圧部材
3が前進し、受け部材4との間の圧接穴31が縮小し、
より線端末19及び単線端末20が挾まれ一束に長く強
く圧接し、相互に接続導電する特徴を有する。
【0021】一旦接続した後において、接続解除する場
合は楔8を後退させれば圧接穴31及びより線端末1
9、単線端末20は開放され、本願製品は再使用でき
る。
合は楔8を後退させれば圧接穴31及びより線端末1
9、単線端末20は開放され、本願製品は再使用でき
る。
【0022】このことは、より線端末19及び単線端末
20複数を、拡大している一つの圧接穴31に一括して
差し入れ、又は1端末ずつ順次差し入れ、楔8を押し込
むだけの簡単な操作で迅速且つ強力に圧接できるととも
に、多数の端末でも一束に強力に接続でき、製品使用
後、コネクタを乱暴に取り扱っても接続は緩まず、しか
も一束にまとめて接続することにより製品は小型化する
ため無理にジョイントボックスに押し込む作業が解消
し、電気的信頼性が高くなる。
20複数を、拡大している一つの圧接穴31に一括して
差し入れ、又は1端末ずつ順次差し入れ、楔8を押し込
むだけの簡単な操作で迅速且つ強力に圧接できるととも
に、多数の端末でも一束に強力に接続でき、製品使用
後、コネクタを乱暴に取り扱っても接続は緩まず、しか
も一束にまとめて接続することにより製品は小型化する
ため無理にジョイントボックスに押し込む作業が解消
し、電気的信頼性が高くなる。
【0023】複数のより線端末19及び単線端末20を
一旦差し入れた後、次ぎのステップとして、その挾着が
行われる構造のため、拡大している圧接穴31に差し入
れるため差し込む抵抗無く、従って端末の太さ及び単線
より線の別無く差し入れることが可能であり、一束に挾
着し圧縮できるという広い適応性がある。
一旦差し入れた後、次ぎのステップとして、その挾着が
行われる構造のため、拡大している圧接穴31に差し入
れるため差し込む抵抗無く、従って端末の太さ及び単線
より線の別無く差し入れることが可能であり、一束に挾
着し圧縮できるという広い適応性がある。
【0024】押圧部材3を押圧すると、凹形の押圧面5
及び凹形の受け面6−A又は受け面6−Bの凹み35に
単線端末20及びより線端末19は集中作用をなし相互
に押圧し合い、確実に接続する。なお、凹形の押圧面5
及び凹形の受け面6−A・6−Bに限らず、円形、楕円
形など異なった形状でも、中央部に凹み形成すれば電線
端末はその凹みに集中し同様の効果が得られる。
及び凹形の受け面6−A又は受け面6−Bの凹み35に
単線端末20及びより線端末19は集中作用をなし相互
に押圧し合い、確実に接続する。なお、凹形の押圧面5
及び凹形の受け面6−A・6−Bに限らず、円形、楕円
形など異なった形状でも、中央部に凹み形成すれば電線
端末はその凹みに集中し同様の効果が得られる。
【図1】圧接前の状態を示す一部側縦断面図。
【図2】圧接した状態を示す一部側縦断面図。
【図3】圧接構造を示すA−A断面図。
【図4】一部異なった圧接構造を示すA−A断面図。
【図5】楔8の斜視図。
【図6】押圧部材3の斜視図。
【図7】受け部材4の斜視図。
【図8】バネ7−Aの斜視図。
【図9】上部から見る製品の斜視図。
【図10】底部から見る製品の斜視図。
【図11】使用状態を示す正面図。
A−Aは切断部を示す 27
通過溝 1 絶縁ケース 28
通過溝 2−A 内ケース 29
支持側面 5 押圧面 30
蓋溝 6−A 受け面 31
圧接穴 6−B 受け面 32−A
戻しバネ 7−A バネ 32−B
戻しバネ 7−B バネ 33
曲げ部 8 楔 34
工具 9 押圧部 35
凹み 10 凸部 36
抜き穴 11 止め部 12 頭部 13 押し部 14 止め孔 15 斜壁部 16 凹部 17−A 屁形片 17−B 平面片 18 口開部 19 より線端末 20 単線端末 21 透明蓋 22 差込部 23 突起 24 首部 25 絶縁被覆 26 被覆電線
通過溝 1 絶縁ケース 28
通過溝 2−A 内ケース 29
支持側面 5 押圧面 30
蓋溝 6−A 受け面 31
圧接穴 6−B 受け面 32−A
戻しバネ 7−A バネ 32−B
戻しバネ 7−B バネ 33
曲げ部 8 楔 34
工具 9 押圧部 35
凹み 10 凸部 36
抜き穴 11 止め部 12 頭部 13 押し部 14 止め孔 15 斜壁部 16 凹部 17−A 屁形片 17−B 平面片 18 口開部 19 より線端末 20 単線端末 21 透明蓋 22 差込部 23 突起 24 首部 25 絶縁被覆 26 被覆電線
Claims (6)
- 【請求項1】 複数の電線端末を一つの圧接穴に差し込
むための絶縁ケース内においては、口開部を経由して差
し入れる複数の電線端末の差し入れ予定の圧接穴を挾ん
で、その一方には受け部材を、他方には受け部材に向け
前進及び後退自在の押圧部材を備えた圧接形電線コネク
タにおいて、上記の押圧部材及び受け部材相互の対向面
は夫々電線端末を細長く一束に結集圧接するための凹形
に形成した受け面及び押圧面との間に圧接穴を形成し、
その押圧部材背部とケースの壁部との間の前部に進退動
させる楔を備え、押圧部材の背部との間にバネを介在さ
せ、そのバネの背部とケースの壁部との間に楔を押し込
み、楔の厚さ分だけバネは進行し、バネに押し圧された
押圧部材は受け部材に向けて進行し、受け面及び押圧面
の間の一穴の圧接穴に入っている単線端末及びより線端
末は相互に圧接し導電することを特徴とする圧接形電線
コネクタ。 - 【請求項2】 楔の抜け止めにおいて、バネの背部に凹
部を設け、楔には凸部を設け、楔を押し込み一定位置ま
で進行した場合、前記凹凸部が嵌合して楔を抜け止め、
楔を強く引けば外れ復元することを特徴とする請求項1
記載の圧接形電線コネクタ。 - 【請求項3】 押圧面及び受け面の形状を凹形に成型
し、圧接穴に差し入れた各電線端末が凹みに寄り集まろ
うとしながら圧接されることを特徴とする請求項1記載
の圧接形電線コネクタ。 - 【請求項4】 押圧部材を後退させる戻しバネを備えた
ことを特徴とする請求項1記載の圧接形電線コネクタ。 - 【請求項5】 押圧面と一対の受け面において、導電ケ
ースの一部を受け面としたことを特徴とする請求項1記
載の圧接形電線コネクタ。 - 【請求項6】絶縁ケースの底部を透明蓋で絶縁カバー
し、内部が透視できるようにしたことを特徴とする請求
項1記載の圧接形電線コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23015694A JPH0864317A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 圧接形電線コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23015694A JPH0864317A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 圧接形電線コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0864317A true JPH0864317A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16903478
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23015694A Pending JPH0864317A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 圧接形電線コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0864317A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100853345B1 (ko) * | 2006-10-19 | 2008-08-21 | 윤흥식 | 단자대 모듈의 단자핀 결합구조 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP23015694A patent/JPH0864317A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100853345B1 (ko) * | 2006-10-19 | 2008-08-21 | 윤흥식 | 단자대 모듈의 단자핀 결합구조 |
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