JPH0863952A - 防振支持装置 - Google Patents

防振支持装置

Info

Publication number
JPH0863952A
JPH0863952A JP21656794A JP21656794A JPH0863952A JP H0863952 A JPH0863952 A JP H0863952A JP 21656794 A JP21656794 A JP 21656794A JP 21656794 A JP21656794 A JP 21656794A JP H0863952 A JPH0863952 A JP H0863952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
casing
frame
support device
engaging body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21656794A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2916748B2 (ja
Inventor
Yukio Kaneko
幸雄 金子
Mitsuo Takahashi
光男 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKUSHU GOMME KENKYUSHO KK
Original Assignee
TOKUSHU GOMME KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOKUSHU GOMME KENKYUSHO KK filed Critical TOKUSHU GOMME KENKYUSHO KK
Priority to JP21656794A priority Critical patent/JP2916748B2/ja
Publication of JPH0863952A publication Critical patent/JPH0863952A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2916748B2 publication Critical patent/JP2916748B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 メカデッキを振動等の影響から保護しながら
ケーシング内に支持するための高い減衰能力を備えた防
振支持装置を提供する。 【構成】 防振支持装置15は、ケーシング 1内に相対向
して設けられた突起13,14 に係合される円筒状のケーシ
ング係合体20と、メカデッキが取付けられたフレーム 4
に係合される、ケーシング係合体20との間に間隔Fを有
する円筒状のフレーム係合体21と、ケーシング係合体20
の外側壁とフレーム係合体21の内側壁の間の全周に亘っ
て連続する振動吸収部22とがゴムによって一体に成形さ
れる。振動吸収部22は、弾性変形することによってメカ
デッキの振動を吸収し減衰する。振動が大きい場合にお
いては、円筒状のフレーム係合体21がケーシング 1およ
び円柱状のケーシング係合体20に当接し、所定以上のフ
レーム 4の移動を規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振支持装置に関し、
さらに詳しくは、コンパクトディスクやフロッピーディ
スク等の記録媒体に読込み・書込みを行うための記録再
生機器本体(以下メカデッキと云う)をケーシング内に
支持するための防振支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、技術の高度化に伴って、例えばコ
ンパクトディスク(以下CDと云う)等の記録媒体用の
記録再生装置は小型化されて携帯可能なものとなってい
る。記録媒体は高密度に信号が記録されており、その信
号の読込み・書込みを行う記録再生装置を携帯したり車
に搭載して傾いた状態や振動を受けた状態での使用は、
所定の信号をピックアップすることができず、音とび等
誤作動の原因となる。
【0003】そこで、一般に記録再生装置は、振動等に
よる影響を少なくするために、例えば図1および図2に
示すように、ケーシング 1内に防振支持装置15を介して
メカデッキMDが取付けられたフレーム 4が支持されて
いる。従来の防振支持装置は、図14および図15に断
面図で示すように、ケーシング 1に相対向して設けられ
た突起51,52 に係合される係合部53,54 が両端に設けら
れ、その中間部にメカデッキが取付けられたフレーム 4
に係合される係合部55が設けられ、突起51,52に係合さ
れる係合部53,54 とフレーム 4を係合する係合部55との
間にアール状に湾曲する可撓部56が形成されてなる異形
筒状体のものがあった。そして、図14に示した従来の
防振支持装置は、係合部53を突起51に係合固定し、係合
部54を突起52に対して移動可能に係合し、また、図15
に示した従来の防振支持装置は、係合部53および54を突
起51および52に対して移動可能に係合するものであっ
た。
【0004】また、別の従来の防振支持装置としては、
図16に示すように、突起51に係合固定される係合部57
とアール状に湾曲した可撓部58とを連続して形成した第
1部材59と、突起52に係合固定される係合部60とフレー
ム 4の穴12に係合する環状溝61とが形成された第2部材
62とから構成されてなるものがあった。而して、従来の
防振支持装置は、いずれのものであってもアール状に湾
曲させて形成した可撓部56,58 によってメカデッキMD
が取付けられたフレーム 4の緩衝と支持を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術にあっては、以下に列挙する問題があった。
【0006】上述の防振支持装置は、アール状に湾曲し
た可撓部によってメカデッキの緩衝と支持を行っていた
ので、メカデッキを所定の高さに保持するために可撓部
を硬くすると振動減衰能力が低くなり、一方、振動減衰
能力を高めるために可撓部を軟らかくするとメカデッキ
を所定の高さに保持することができず、また衝撃等の過
負荷がかかったときに可撓部の内側が互いに接触して緩
衝能力が低くなるという問題があった。
【0007】また、上述した従来の防振支持装置は、振
動を受けて縦方向に圧縮変形されると、アール状に湾曲
して形成された可撓部の直径が拡大し、周辺部分に接し
て減衰能力が損なわれるという問題があった。
【0008】さらに、従来の防振支持装置は、可撓部が
支持すべきフレームの横方向への移動に対する保持力が
少なく、記録再生装置が傾斜した際にケーシング内でメ
カデッキを所定位置に保持するためのスプリング等が必
要となるという問題があった。
【0009】さらにまた、従来の防振支持装置は、作成
する際に金型にゴム等の弾性体材料を流し込むが、可撓
部がアール状に湾曲しているために、成形時に起り得る
金型のズレ等によって可撓部の肉厚の精度を高めること
が困難であり、加えて金型のパーティングラインによる
バリが可撓部に形成されて設定した減衰特性を大きく変
化させてしまうという問題があった。
【0010】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、メカデッキを振動や傾斜等の影響から保護しながら
所定位置に支持することができる、減衰能力の高い防振
支持装置を提供することを目的とするものである。ま
た、本発明は、振動を受けて変形したときに、周囲に接
触して減衰能力を損なうことがない防振支持装置を提供
することを目的とするものである。さらに、本発明の別
の目的は、所望する振動減衰能力を高精度で得ることが
でき、しかも容易に成形することができる防振支持装置
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明の防振支持装置は、ケーシング内に相対向し
て突設された係合部材に係合される筒状または柱状のケ
ーシング係合体と、記録再生機器が取付けられたフレー
ムに係合される前記ケーシング係合体の外側壁との間に
所定間隔を有する筒状のフレーム係合体と、前記ケーシ
ング係合体の外側壁とフレーム係合体の内側壁との間に
連続する振動吸収部とを弾性体によって形成したことを
特徴とするものである。
【0012】上記ケーシング係合体は、内側と外側で硬
度が異なる弾性体によって二重構造に形成することもで
きる。
【0013】上記振動吸収部は、振動吸収部をケーシン
グ係合体の外側壁およびフレーム係合体の内側壁に対し
て直交するように延在する膜状に形成したり、両側壁面
に対して傾斜するように延在する膜状に形成することが
できる。
【0014】また、上記振動吸収部は、透孔または切欠
きを設けたり、一面又は両面にリブを設けたものとして
も良い。
【0015】
【作用】上記のような構成により、メカデッキが取付け
られたフレームは、フレーム係合体に係合され、振動吸
収部を介してケーシングの係合部材に係合されたケーシ
ング係合体に支持される。メカデッキが振動を受けたと
きには、フレーム係合体とケーシング係合体との間に連
続して形成された振動吸収部が、弾性変形することによ
って振動を吸収し減衰する。メカデッキの受ける振動が
大きい場合においては、筒状のフレーム係合体がケーシ
ングおよび筒状または柱状に形成されたケーシング係合
体に当接し、所定以上のフレームの移動を規制する。
【0016】ケーシング係合体を筒状のものとしたり内
側と外側で硬度が異なる弾性体によって二重構造とした
場合や、振動吸収部に透孔あるいは切欠きや、リブを形
成した場合にあっては、所望する振動減衰特性を得るこ
とができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る防振支持装置を記録再生
装置としてCDプレーヤに使用した場合の一実施例を図
1乃至図3に基づいて説明する。なお、図において同一
符号は同一部分または相当部分とする。
【0018】まず、図1および図2に基づいてCDプレ
ーヤの概略について説明する。CDプレーヤは、図1に
示すように、ケーシング 1に開閉可能な蓋 2が設けら
れ、ケーシング 1の上面と蓋 2との間に形成された空間
にディスクDが収容される。ケーシング 1の上面の一部
分には切り欠き 3が形成され、図2に示すように、ディ
スクDを回転駆動するモータ 5と光ピックアップ 6とか
らなるメカデッキMDを取付けたフレーム 4が切り欠き
3から露出してケーシング 1の上面と同一面を形成する
ように支持されている。光ピックアップ 6は、ディスク
Dの信号を読み取るため、フレーム 4に設けられた長孔
8に沿って移動する。ディスクDは、モータ 5の回転軸
に連結されたディスクテーブル 9上に保持され、モータ
5の駆動によって回転される。
【0019】図2に示すように、フレーム 4の外周縁に
形成された折り曲げ段部11のモータ5の近傍と角隅部に
は穴12が設けられ(図3参照)、ケーシング 1の上部内
側と下部内側の穴12に対応する位置には係合部材として
相対向するように突起13,14が突設され、防振支持装置1
5が突起13,14 に係合されると共に穴12に係合されてメ
カデッキMDを取付けられたフレーム 4を支持してい
る。
【0020】次に、図3に基づいて本発明の防振支持装
置15について説明する。防振支持装置15は、この実施例
の場合、円柱状のケーシング係合体20と、このケーシン
グ係合体の回りに所定の間隔を有する円筒状のフレーム
係合体21と、ケーシング係合体20の外側壁とフレーム係
合体21の内側壁との間に亘って連続する膜状の振動吸収
部22とから概略構成され、例えばゴム硬度を10〜25に調
整されたブチルゴムやシリコンゴム等の弾性体によって
一体に成形されてなるものである。
【0021】円柱状に形成されたケーシング係合体20
は、ケーシング 1の上下内面に接する高さを有し、その
上下端部にケーシング 1に相対向して突設された突起1
3,14 に係合する係合部25,26 が設けられている。円筒
状に形成されたフレーム係合体21は、その下端とケーシ
ング 1の下部との間隔Gを有すると共にその上端とケー
シング 1の上部との間隔Hを有し、ケーシング係合体20
の外側壁との間に間隔Fを有し、その外周には環状溝28
が形成され、フレーム 4に設けられた穴12に環状溝28を
係合する。振動吸収部22は、ケーシング係合体20の外側
壁とフレーム係合体21の内側壁の間の全周に亘って両側
壁面に対して直交するように水平方向に延在する膜状に
形成されている。
【0022】図3において示したケーシング係合体20の
外側壁とフレーム係合体21の内側壁との間隔Fは、図2
に示したディスクテーブル 9に保持されたディスクDの
外周縁とディスク収容空間Cの側壁との間隔f、および
ケーシング 1の上面に形成された切欠き周縁とこの切欠
きから露出してケーシング 1と同一面を形成するフレー
ム 4との間隔f’より小さく設定されている。また、フ
レーム係合体21の下端とケーシング 1の下部との間隔
G、およびフレーム係合体21の上端とケーシング1の上
部との間隔Hは、ディスクテーブル 9に保持されたディ
スクDの下面とケーシング 1の上面との間隔g,および
ディスクDの上面と蓋 2との間隔hよりそれぞれ小さく
設定され、メカデッキMDが振動することによってディ
スクDが収容空間Cの周囲に干渉しないように設定され
ている。
【0023】本発明の防振支持装置15は、フレーム4の
取付けられる箇所によって、振動に対する減衰特性を要
求されるが、減衰特性は防振支持装置を構成する弾性体
の硬度や、振動吸収部の厚み、およびケーシング係合体
とフレーム係合体との間の間隔等によって種々変化させ
ることができる。以下、所望する減衰特性を得るための
他の実施例を図に基づいて説明する。
【0024】図4に断面図で示した防振支持装置15は、
ケーシング係合体20を円筒状のものとした場合の実施例
である。ケーシング係合体20は、係合部25と係合部26を
連通して円筒状に形成され、これによって、外径が同じ
場合の円柱状のケーシング係合体に比べて、その径に対
して直交する方向(図4における横方向)の弾性を高く
することができる。したがって、この実施例における防
振支持装置15は、特にフレーム 4の横方向の振動を振動
吸収部22のみならず、ケーシング係合体20の弾性によっ
ても減衰することができる。
【0025】さらに、図5に断面図で示した防振支持装
置15は、ケーシング係合体20をケーシング 1の突起13,1
4 に係合される係合部25,26 を有する円柱状の内側部分
20aと、その外側に位置する外側部分20b とを硬度の異
なる弾性体からなる二重構造とした場合の実施例であ
る。外側部分20a は、フレーム係合体21および振動吸収
部22と一体に形成されている。この場合、例えば内側部
分20a を外側部分20b に比べて硬いゴムを用いる等、ケ
ーシング係合体をその断面における内側と外側で硬度が
異なる二重構造に形成したことによって、径に対して直
交する方向の剛性を変化させることができ、したがっ
て、図4に示した実施例と同様に、防振支持装置15の振
動に対する減衰特性を変化させることができる。
【0026】次に、所望する減衰特性を得るため、図6
乃至図10に基づいて振動吸収部22の他の防振支持装置
15の実施例について説明する。図6に断面図で示した防
振支持装置15は、振動吸収部22がケーシング係合体20の
外側壁からフレーム係合体21の内側壁に亘って俯角とな
るように両壁面に対して傾斜させて形成した点で、図3
に示したものと構成を異にしている。なお、この実施例
に限定されることなく、振動吸収部22をケーシング係合
体20の外側壁からフレーム係合体21の内側壁に対して仰
角となるように傾斜させて形成することもできる。
【0027】図7は振動吸収部22に透孔30を適宜間隔を
置いて複数個穿設したものであり、図8は振動吸収部22
に複数の切欠き31を設けて防振支持装置15の振動に対す
る減衰特性を変化させた実施例を示す部分拡大図であ
る。図7および図8に示したこれらの防振支持装置15の
実施例は、ケーシング係合体20の外側壁とフレーム係合
体21の内側壁との間に一体に形成された振動吸収部22が
部分的である点で、上述したような振動吸収部22を全周
に亘って環膜状に一体に形成された構成と異にしてい
る。
【0028】さらに、本発明の防振支持装置15におい
て、ケーシング係合体20の外側壁とフレーム係合体21の
内側壁との間に形成される振動吸収部22は、上述した実
施例に限定されることなく、その形成される位置を例え
ばフレーム係合体21の上端部あるいは下端部としても良
く、また例えば図9に断面図で示したように、フレーム
係合体21の上端部と下端部において複数箇所に振動吸収
部22が位置するよう形成することによって、その減衰特
性を変化させることもできる。
【0029】さらにまた、本発明の防振支持装置15にお
いて、振動吸収部22は、図10に断面図で示すように、
ケーシング係合体20の外側壁とフレーム係合体21の内側
壁との間に全周に亘って薄膜状に形成されると共に、そ
の薄膜状の上面または下面の一方または両方にリブ32を
形成することもできる。この実施例の場合においては、
図11に示すように、3本のリブ32が振動吸収部22の上
面と下面とにそれぞれ放射状に等間隔で、かつ上面と下
面に設ける位置を整合しないように形成されている。
【0030】図3に示した本発明の防振支持装置15の実
施例における作動を図12および図13に基づいて説明
する。通常に置かれた状態のCDプレーヤの防振支持装
置15は、ケーシング 1内に相対向して突設された突起1
3,14 に係合部25,26 をそれぞれ係合されたケーシング
係合体20が、振動吸収部22を介して、メカデッキMDが
取付けられたフレーム 4の穴12に環状溝30を係合された
フレーム係合体21を支持している。図12に示すよう
に、CDプレーヤが振動を受けてメカデッキMDを取付
けたフレーム 4が横方向に移動したときは、振動吸収部
22が一方において伸長すると共に他方において圧縮され
るように弾性変形することによって振動を吸収し減衰す
る。CDプレーヤの受けた横方向の振動が大きい場合に
おいては、フレーム係合体21の内周がケーシング係合体
20の外周に当接することによってフレーム 4の所定以上
の移動を規制し、フレーム 4と切欠き 3との干渉および
ディスクDの外周縁とディスク収容空間Cの側壁との干
渉を回避する。また、図13に示すように、メカデッキ
MDを取付けたフレーム 4が縦方向に移動したときは、
振動吸収部22が全体に伸長するように弾性変形すること
によって振動を吸収し減衰する。CDプレーヤの受けた
縦方向の振動が大きい場合においては、フレーム係合体
21の上端面および下端面がケーシング 1に当接すること
によってフレーム4の所定以上の移動を規制し、ディス
クDの下面とケーシング 1の上面およびディスクDの上
面と蓋 2との干渉を回避する。
【0031】上述した防振支持装置15は、周知の射出成
形金型に弾性体材料を流入させて形成される。本発明の
防振支持装置15を成形するための金型は、振動吸収部22
に対応する部分に間隙を有する型合わせ面とすることに
よって、この間隙に弾性体材料が充填されて振動吸収部
を形成することができるので、製作が容易で、しかも振
動吸収部にバリを発生させることなく寸法精度の良い防
振支持装置を成形することができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0033】本発明の防振支持装置は、筒状または柱状
のケーシング係合体と、このケーシング係合体の外側壁
との間に所定間隔を有する筒状のフレーム係合体と、ケ
ーシング係合体の外側壁とフレーム係合体の内側壁との
間に連続する振動吸収部とを弾性体によって形成されて
いるので、メカデッキを取付けられたフレーム振動や傾
斜等の影響から保護しながら所定の位置に支持すること
ができ、振動減衰能力を高めることができる。
【0034】本発明の防振支持装置の振動吸収部は、振
動を受けた際に、伸長または圧縮するように弾性変形
し、周囲に接触することがないので減衰能力を損なうこ
とがない。
【0035】本発明の防振支持装置の振動吸収部は、設
定以上の振動を受けた際に、フレーム係合体の内周がケ
ーシング係合体の外周およびケーシングと当接するので
フレームの所定以上の移動を規制することができる。
【0036】本発明の防振支持装置は、所望する振動減
衰特性を高精度で得ることができ、しかも容易に成形す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防振支持装置を使用するCDプレーヤ
を示す斜視図である。
【図2】図1に示したCDプレーヤの断面図である。
【図3】本発明に係る防振支持装置の一実施例を示す断
面図である。
【図4】ケーシング係合体の変形例を示す断面図であ
る。
【図5】ケーシング係合体の別の変形例を示す断面図で
ある。
【図6】振動吸収部の変形例を示す断面図である。
【図7】振動吸収部の別の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図8】振動吸収部の別の変形例を示す拡大断面図であ
る。
【図9】振動吸収部の別の変形例を示す断面図である。
【図10】振動吸収部の別の変形例を示す断面図であ
る。
【図11】図10の平面図である。
【図12】振動によってフレームが右方向に移動したと
きの防振支持装置の状態を示す説明図である。
【図13】振動によってフレームが下方に移動したとき
の防振支持装置の状態を示す説明図である。
【図14】従来例を示す断面図である。
【図15】従来例を示す断面図である。
【図16】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 4 フレーム 13,14 突起 15 防振支持装置 20 ケーシング係合体 21 フレーム係合体 22 振動吸収部 25,26 係合部 28 環状溝 30 透孔 31 切欠き 32 リブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に相対向して突設された係
    合部材に係合される筒状または柱状のケーシング係合体
    と、記録再生機器が取付けられたフレームに係合される
    前記ケーシング係合体の外側壁との間に所定間隔を有す
    る筒状のフレーム係合体と、前記ケーシング係合体の外
    側壁とフレーム係合体の内側壁との間に連続する振動吸
    収部とを弾性体によって形成したことを特徴とする防振
    支持装置。
  2. 【請求項2】 ケーシング係合体は、内側と外側で硬度
    が異なる弾性体によって二重構造に形成されたことを特
    徴とする請求項1に記載の防振支持装置。
  3. 【請求項3】 振動吸収部をケーシング係合体の外側壁
    およびフレーム係合体の内側壁に対して直交するように
    延在する膜状に形成したことを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載の防振支持装置。
  4. 【請求項4】 振動吸収部をケーシング係合体の外側壁
    およびフレーム係合体の内側壁に対して傾斜するように
    延在する膜状に形成したことを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかに記載の防振支持装置。
  5. 【請求項5】 振動吸収部に透孔または切欠きを設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載
    の防振支持装置。
  6. 【請求項6】 振動吸収部の一面又は両面にリブを設け
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記
    載の防振支持装置。
JP21656794A 1994-08-18 1994-08-18 防振支持装置 Expired - Fee Related JP2916748B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21656794A JP2916748B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 防振支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21656794A JP2916748B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 防振支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0863952A true JPH0863952A (ja) 1996-03-08
JP2916748B2 JP2916748B2 (ja) 1999-07-05

Family

ID=16690454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21656794A Expired - Fee Related JP2916748B2 (ja) 1994-08-18 1994-08-18 防振支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2916748B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6439553B1 (en) 1998-12-24 2002-08-27 Funai Electric Co., Ltd. Vibration-preventive support device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6439553B1 (en) 1998-12-24 2002-08-27 Funai Electric Co., Ltd. Vibration-preventive support device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2916748B2 (ja) 1999-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7440274B2 (en) Digital storage element mechanical shock isolation arrangement in a host device and method
US6324054B1 (en) Wrap around shock absorber for disc drives
JPH0249038Y2 (ja)
KR100450796B1 (ko) 광 디스크 드라이브의 커버 플레이트
KR100772690B1 (ko) 디스크 드라이브의 완충기 및 이를 포함한 디스크 드라이브어셈블리
US6859933B2 (en) Dynamic vibration absorber for a disk player
US6292455B1 (en) Disk drive apparatus with elastic dampers
US8702073B2 (en) Shock absorber capable of damping vibration
US7185350B2 (en) Disk drive adopting vibration absorber
JP2899777B2 (ja) 防振支持装置
JP2916748B2 (ja) 防振支持装置
US6778352B2 (en) Disk drive shock absorption mechanism
EP1262987A2 (en) Vibration absorbing mechanism
JP2639648B2 (ja) データ記憶装置
JP3001824B2 (ja) ディスク再生装置
JPH112288A (ja) 防振支持装置
JPH035037Y2 (ja)
JPH0435630Y2 (ja)
JPS6220950Y2 (ja)
JP2000082280A (ja) ディスク装置
JPH0249037Y2 (ja)
JP2002133826A (ja) 光ディスク装置
JP2008165857A (ja) ディスク駆動装置
JPH0778944B2 (ja) カセツトレコ−ダ
JP2007172785A (ja) ディスク装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090423

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100423

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110423

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120423

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees