JPH0249037Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0249037Y2
JPH0249037Y2 JP14292384U JP14292384U JPH0249037Y2 JP H0249037 Y2 JPH0249037 Y2 JP H0249037Y2 JP 14292384 U JP14292384 U JP 14292384U JP 14292384 U JP14292384 U JP 14292384U JP H0249037 Y2 JPH0249037 Y2 JP H0249037Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shock absorber
mounting board
buffer
optical
loss coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14292384U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61140500U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14292384U priority Critical patent/JPH0249037Y2/ja
Publication of JPS61140500U publication Critical patent/JPS61140500U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0249037Y2 publication Critical patent/JPH0249037Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、音声信号や映像信号等の情報信号を
記録した光学デイスクに半導体レーザの如きビー
ム放射源から出射されるビームを照射して上記情
報信号を読み取り再生する光学式のデイスクプレ
ーヤ等のデイスクプレーヤにおける緩衝装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
光学デイスクプレーヤは、センタースピンドル
駆動モータによつて回転駆動されるスピンドル軸
に一体的に取付けられたデイスクテーブルを有
し、このデイスクテーブル上に光学デイスクを装
着し線速度一定で回転操作するとともに、半導体
レーザを内蔵した光学ピツクアツプ装置を上記光
学デイスクの内周側から外周側に亘つて該光学デ
イスクに形成された記録トラツクの法線方向に走
行させるようになし、上記半導体レーザから出射
されるレーザビームを上記光学デイスクの下面側
から垂直に照射して記録トラツクをトラツキング
し、この記録トラツクに記録された所定の情報信
号を読み取り再生するように構成されている。
ところで、光学式デイスクプレーヤにあつて
は、単一波長のレーザを用い所定の情報信号をデ
ジタル化して記録した光学デイスクをレーザによ
り読み取るようになしたものであるので、光学デ
イスクへの高密度記録を行ないさらにこれを読み
取り再生することが可能である。
この種の光学デイスクプレーヤにあつては、記
録媒体としての光学デイスクが小型のものである
ため、この小型の光学デイスクに合わせプレーヤ
自体の小型化を図る試みがなされている。小型化
を図ることにより携帯可能な光学デイスクプレー
ヤの構成が可能となり、また自動車へ搭載可能な
光学デイスクプレーヤの構成が可能となる。
しかし、光学デイスクプレーヤは、半導体レー
ザを内蔵しレーザビームを光学デイスクに照射す
る光学ピツクアツプ装置を光学デイスクの内周側
から外周側に移送しながら上記光学デイスクに高
密度記録された情報信号を読み取るものであるた
め、上記光学ピツクアツプ装置に衝撃が加わると
容易に振動しレーザビームによる記録トラツクの
トラツキングずれを生じ、高密度記録された情報
信号の読み取りが行なえなくなり再生信号の欠落
を生じ良好な再生が行なえなくなつてしまう。特
に携帯型又は自動車搭載型とした光学デイスクプ
レーヤにあつては、通常の使用状態において極め
て衝撃や振動を受けやすい状態におかれる。その
結果、光学ピツクアツプ装置に振動が加わり再生
信号の欠落を生じ良好な再生が行なえない。
このため、上記光学ピツクアツプ装置が装着さ
れる取付け基板と外乱振動が直接働く外装シヤー
シとの間に何らかの緩衝装置を設け、このデイス
クプレーヤに耐振性を持たせる必要が生じてい
る。
一般に、レコードプレーヤ等の従来のアナログ
プレーヤは、緩衝装置として、エア圧縮を用いた
ゴムまり状のものや、磁力反発を利用したもの、
薄いゴムにポリブタジエン等のゲル状物質を埋め
込んだ円柱状のもの等が採用されている。
しかしながら、エア圧縮を用いたゴムまり状の
ものや、磁力反発を利用したものでは、固有振動
数を充分小さくすることができず低い周波数での
防振効果が得られない。また、薄いゴムにポリブ
タジエン等のゲル状物質を埋め込んだ円柱状のも
のでは永久圧縮歪が大きく経時変化が著しく充分
な耐久性を保証できない。
そして、上述の光学式のデイスクプレーヤにお
いては、非接触型の光学ピツクアツプをレーザビ
ームのフオーカス方向、トラツキング方向及び光
学デイスクに対する円周方向であるタンゼンシヤ
ル方向の3次元方向での防振効果を図り、経時変
化を受けることなく安定して支持する必要がある
が、これら要求は従来の緩衝装置では満足するこ
とができかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
すなわち、上述のようなデイスクプレーヤの緩
衝装置においては (1) 3次元方向(特にトラツキング方向)での防
振効果が優れていること、 (2) 全周波数において防振効果を持たせることは
理論的に不可能であることから、緩衝装置の固
有振動周波数0の共振倍率Qを少しでも低くし
て、0×√2よりも低い周波数での振動伝達率
をできるだけ抑えること、 (3) 永久圧縮歪を抑え、緩衝装置の経時変形を防
止すること、 等が要望される。
そこで本考案は、これら要望にこたえて提案さ
れたものであつて、3次元方向への防振効果が大
きく、ある程度大きな衝撃も緩和することが可能
なデイスクプレーヤにおける緩衝装置を提供する
ことを目的とし、この結果、衝撃や振動を受けや
すい状態で使用されるデイスクプレーヤにあつて
も再生信号の欠落を生ずることなく良好な再生を
行ない得るようにすることを目的とする。
さらに本考案は、固有振動周波数での共振倍率
が小さく、かつ永久圧縮歪の小さな緩衝装置を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の如き目的を達成するために、本考案は、
軸方向に貫通孔が穿設され中途部外周囲に光学系
ブロツクが配設される取付け基板を支持する支持
部が設けられた第1の損失係数を有する第1の緩
衝体に、上記第1の損失係数より小さい損失係数
を有するリング状の第2の緩衝体を嵌装するとと
もに、上記第1の緩衝体をシヤーシに植立される
支持部材に貫通孔を介して挿通支持し、上記第1
の緩衝体の支持部に取付け基板の支持させてなる
ものである。
〔作用〕
上述のように、光学系ブロツクが設置される取
付け基板を、損失係数の大きな第1の緩衝体で支
持しているので、共振倍率Qが抑えられ、特にト
ラツキング方向及びタンゼンシヤル方向での防振
効果が大きなものとなる。
また、この第1の緩衝体が挿通支持される支持
部材と当たることにより、上記取付け基板の可動
距離が制限され、かつこの緩衝装置内部で衝撃が
緩和される。
さらに、損失係数の大きな第1の緩衝体にこれ
より損失係数が小さな第2の緩衝体を嵌装するこ
とにより、緩衝装置全体としての永久圧縮歪が抑
えられる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、本考案に係る緩衝装置を取付けた光
学デイスクプレーヤの一例を示すものであつて、
この光学デイスクプレーヤは外装キヤビネツト1
内に取付けられる外装シヤーシ2を有し、この外
装シヤーシ2には、デイスク駆動装置を構成する
センタースピンドル駆動モータ(図示せず)や光
学系ブロツクである光学ピツクアツプ装置3等が
装着される取付け基板4が複数の緩衝装置5を介
して取付けられている。
上記光学ピツクアツプ装置3は、取付け基板4
の上面側に互いに平行に配置された一対のガイド
軸6,7に挿通支持され、上記センタースピンド
ル駆動モータのセンタースピンドル軸に取付けら
れるデイスクテーブルに装着され回転駆動される
光学デイスク(図示せず)の内周側から外周側に
亘つて径方向にこれらガイド軸6,7にガイドさ
れて移送操作され、光学デイスクの記録トラツク
をレーザビームによつてトラツキング操作するよ
うになつている。
そして、上記光学ピツクアツプ装置において、
上記光学デイスクに、半導体レーザの如きビーム
放射源から出射されたレーザビームを、ビームス
プリツタ、コリメータレンズを介して対物レンズ
8を透光させて上記光学デイスクの信号記録面上
に焦点を結ぶようにして照射し、この光学デイス
クの信号記録面で変調されて反射される戻りのレ
ーザビームをフオトデイテクタで検出し、上記光
学デイスクに記録された情報信号を読み取り再生
するように構成されている。さらに、上記光学ピ
ツクアツプ装置には上記光学デイスクの信号記録
面に対する対物レンズ8の焦点深度を適正なもの
となし、また光学デイスクに形成される記録トラ
ツクにレーザビームを正確にトレースし得るよう
に、図中矢印A方向のフオーカシング制御手段及
び図中矢印B方向のトラツキング制御手段が設け
られている。例えば、光学デイスクから反射され
る戻りのレーザビームを、光学デイスクの記録ト
ラツクの接線により分割された2分割デイテクタ
で検出し、この2分割デイテクタの差動検出信号
に応じて対物レンズ8をトラツキング方向に変位
制御し、光学デイスクの信号記録面に照射される
レーザビームが正確に記録トラツク上に位置する
ようにされている。
一方、上記緩衝装置5は、第2図に示すよう
に、中途部外周囲が全周に亘つてくびれ、略溝状
の支持部10が形成されるとともに、この支持部
をはさんで上下方向両端側が外方に向つて膨出す
る如く湾曲形成され、その湾曲部分の内側に断面
略円形でリング状の第2の緩衝体11,12をそ
れぞれ嵌装した第1の緩衝体9を、その軸方向中
央部に穿設される貫通孔13に固定ネジ14を挿
通し、この固定ネジ14の先端部14aを上記シ
ヤーシ2にネジ止めすることにより、上記第1の
緩衝体9の上端面9aを上記固定ネジ14の頭部
14bで押さえつけた状態でこのシヤーシ2に固
定される。そして、上記第1の緩衝体9の支持部
10に上記光学ピツクアツプ装置3等が載置され
る取付け基板4の切欠き部4aをはめ込み、この
取付け基板4を支持するように構成されている。
ここで、上記第1の緩衝体9は、高損失係数を
有する(したがつて永久圧縮歪の大きな)材料で
形成され、ダンピング効果の極めて大きなものと
なつている。一方、この第1の緩衝体9に嵌装さ
れる第2の緩衝体11,12は、例えばシリコン
ゴムのように上記第1の緩衝体9の損失係数より
も小さな損失係数を有し永久圧縮歪の小さな材料
により形成されている。
このように構成される緩衝装置5においては、
フオーカス方向(図中矢印A方向)ではいわゆる
Oリングである上記第2の緩衝体11,12が圧
縮されることになり、この方向の振動が加わつた
ときにはこの第2の緩衝体11,12がバネとし
て作用する。したがつて、上記緩衝装置5のフオ
ーカス方向の永久圧縮歪は小さなものとなり、こ
のデイスクプレーヤを正常に水平に設置すれば、
経時変形により下に沈むことはない。なお。この
結果、上記緩衝装置5においてはフオーカス方向
の固有振動周波数における共振倍率Qが最も大
きくなるが、一般にデイスクプレーヤにおいては
フオーカス方向の耐振性はトラツキング方向やタ
ンゼンシヤル方向の耐振性よりも優れており、問
題はない。
一方、トラツキング方向(付中矢印B方向)あ
るいはタンゼンシヤル方向(光学デイスクの周方
向)では、上記緩衝装置5は、第1の緩衝体9の
ころがりによりダンピング効果を発揮し、第2の
緩衝体11,12はこれら方向ではバネとしては
ほとんど効かない。このように、上記取付け基板
3において、上記トラツキング方向及びタンゼン
シヤル方向では、固有振動周波数での共振倍率
Qが極めて小さい第1の緩衝体9のころがりによ
つてこの方向の振動が緩和され、また上記第2の
緩衝体11,12の効きが小さいために、大きな
ダンピング効果が望める。
さらに、上記緩衝装置5においては、第3図に
示すように、第1の緩衝体9の支持部10の内壁
10aが固定ネジ14の中途部外周面14cと所
定の距離dを持つて配設されており、上記取付け
基板4の可動距離は上記距離dに制限され、ある
程度大きな振動が加わつても上記取付け基板4は
第1の緩衝体9を介して上記固定ネジ14の外周
面14cに突き当たり、衝撃が緩和される。した
がつて、この可動距離を外の金属部またはモール
ド部同志が突き当たる距離よりも小さくしておけ
ば、これら他の部分に衝撃が加わることはない。
以上、本考案に係る緩衝装置を取付けた光学デ
イスクプレーヤについて説明したが、本考案に係
る緩衝装置はこの光学デイスクプレーヤばかりで
なく、あらゆる種類のデイスクプレーヤに適用可
能であることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
上述のように、本考案の緩衝装置にあつては、
光学系ブロツクが設置される取付け基板を、損失
係数の大きく共振倍率Qが小さな第1の緩衝体で
支持しているので、特にトラツキング方向及びタ
ンゼンシヤル方向での防振効果が大きなものとな
り、再生信号に欠落を生ずることがなくなつて良
好な再生を行ない得る。また、損失係数の大きな
第1の緩衝体に、これより損失係数が小さな第2
の緩衝体を嵌装することにより、緩衝装置全体と
しての永久圧縮歪が抑えられ、緩衝装置の経時変
形が防止される。
さらに、この第1の緩衝体が挿通支持される支
持部材と当たることにより、上記取付け基板の可
動距離が制限され、ある程度大きな衝撃もこの緩
衝装置内部で緩和される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した緩衝装置を取付けた
光学デイスクレコーダの構成を示す概略的な断面
図、第2図は第1の緩衝体の形状を示す外観斜視
図、第3図は本考案に係る緩衝装置の取付け状態
を示す拡大断面図である。 2……外装シヤーシ、3……光学ピツクアツプ
装置、4……取付け基板、5……緩衝装置、9…
…第1の緩衝体、10……支持部、11,12…
…第2の緩衝体、14……固定ネジ(支持部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸方向に貫通孔が穿設され中途部外周囲に光学
    系ブロツクが配設される取付け基板を支持する支
    持部が設けられた第1の損失係数を有する第1の
    緩衝体に、上記第1の損失係数より小さい損失係
    数を有するリング状の第2の緩衝体を嵌装すると
    ともに、上記第1の緩衝体をシヤーシに植立され
    る支持部材に貫通孔を介して挿通支持し、上記第
    1の緩衝体の支持部に取付け基板を支持させてな
    るデイスクプレーヤにおける緩衝装置。
JP14292384U 1984-09-20 1984-09-20 Expired JPH0249037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14292384U JPH0249037Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14292384U JPH0249037Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61140500U JPS61140500U (ja) 1986-08-30
JPH0249037Y2 true JPH0249037Y2 (ja) 1990-12-21

Family

ID=30701235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14292384U Expired JPH0249037Y2 (ja) 1984-09-20 1984-09-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0249037Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61140500U (ja) 1986-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4812932A (en) Vibration proof supporting structure for disk-type information memory unit
JP3154141B2 (ja) 緩衝装置及び緩衝装置を用いた円盤状記録媒体用の記録及び/又は再生装置
KR100224820B1 (ko) 진동을 흡수하는 댐퍼와 이 댐퍼를 사용하는 광디스크드라이브
KR100188959B1 (ko) 광디스크 드라이브의 진동흡수댐퍼
JPH0249037Y2 (ja)
US20020176350A1 (en) Vibration absorbing mechanism
US5901133A (en) Objective lens actuator
KR200187146Y1 (ko) 디스크드라이브
KR100230257B1 (ko) 광디스크 드라이브용 댐핑 장치
JPH0610554Y2 (ja) 光学ディスクプレ−ヤ
JPH06208785A (ja) ダンパ及びフローティング機構
JPH0132177Y2 (ja)
JP2600685B2 (ja) ピックアップ用アクチュエータ
JP2547958B2 (ja) 光ディスク装置
JPS6220950Y2 (ja)
US6469976B1 (en) Playback apparatus for a storage disc
KR100194350B1 (ko) 디브이디용 광 픽업 액츄에이터의 진동 흡수 구조
KR100237889B1 (ko) 디스크 드라이버의 진동 흡수 장치
JP2702848B2 (ja) 光ディスクプレーヤのディスク安定化装置
JPS6020175Y2 (ja) ビディオディスクプレ−ヤの信号読取装置
JPH0544926Y2 (ja)
JPWO2007077862A1 (ja) 光ディスク駆動装置及び光ディスク装置
JP2003109235A (ja) 光ヘッド装置
JPH01122070A (ja) 情報記録ディスク演奏装置
Hong et al. BD/DVD/CD compatible Actuator with Radial Tilt Function for 9.5 mm Slim Optical Disc Drives