JPH086369B2 - 側溝ブロック - Google Patents

側溝ブロック

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JPH086369B2
JPH086369B2 JP27553292A JP27553292A JPH086369B2 JP H086369 B2 JPH086369 B2 JP H086369B2 JP 27553292 A JP27553292 A JP 27553292A JP 27553292 A JP27553292 A JP 27553292A JP H086369 B2 JPH086369 B2 JP H086369B2
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grating
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Inventor
義範 前田
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株式会社北松セメント工業所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩道と車道とを区分す
る歩車道境界ブロックを一体成形して成る側溝ブロック
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の街渠工は、図6に示されるよう
に、側溝ブロックユニット01′を連結して成る側溝ブ
ロック01を歩車道境界ブロック02に隣接して施工
し、その途中に上面集水部に設けられたグレーチング0
3を備えた集水桝04を取付け、この集水桝04の側面
に穿設された排水口05に排水管06を設けて、路面の
雨水を側溝ブロックユニット01′の上面集水部に設け
られたグレーチング07あるいは集水桝04のグレーチ
ング03を介して排水管06に流し出す方法であった。
尚、08は側溝ブロックに設けられた雨水が流れる通路
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術にあっては、側溝ブロック01と歩車道境界ブロッ
ク02とを別途に施工していたので、街渠工の施工に時
間と手間がかかるという問題があった。
【0004】また、側溝ブロック01には一定間隔で集
水桝04が取付けられているものの、豪雨等では車道面
や歩道面からの雨水によって、街渠工に流された路面の
ゴミがグレーチング03、07に詰り易くなり、しか
も、一旦グレーチング03、07にゴミが詰り出すと雨
水の流速が減少して目詰りが更に促進されて、グレーチ
ング03、07の集水能力が低下して歩道面に雨水が溢
れ出してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題点に着目してな
されたもので、街渠工の施工を容易に行うことができ、
しかも、豪雨等にあっても集水及び排水機能を良好に維
持し、また、掃除等メンテナンスの向上を図ることがで
きる側溝ブロックを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の側溝ブロックは、歩道と車道とを区分する
歩車道境界ブロックを一体成形して成るものであって、
路面の平面から集水する平面集水部に隣接して、路面の
側面から集水する側面集水部を備えており、該側面集水
部は、グレーチングと側面集水部内に雨水を誘導する案
内部とを一体的に有した取り外し可能な覆体によって構
成されていることを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明によれば、側溝ブロックは、歩道と車道
とを区分する歩車道境界ブロックと一体成形されている
為、街渠工の施工時にあっては、その施工が容易に行わ
れる。そして側溝ブロックには、路面の平面から集水す
る平面集水部に隣接して、路面の側面から集水する側面
集水部が備えられているので、平面集水部に目詰りを生
じて、平面集水部の集水能力が低下しても、雨水は、溢
れ出ることなく、側面集水部から排水路へ流し出され
る。
【0008】また、側面集水部は、グレーチングと側面
集水部内に雨水を誘導する案内部とを一体的に有した取
り外し可能な覆体によって構成されているので、覆体を
取り外すことにより、側面集水部付近のゴミやグレーチ
ングに詰ったゴミを簡単に取り去ることができる。そし
て施工後、車道面や歩道面から流れてきて側面集水部の
覆体に接近する雨水は、覆体の案内部により確実に側面
集水部内に誘導される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1は本発明の実施例の側溝ブロックを構
成する側溝ブロックユニット1を示す斜視図である。側
溝ブロックは、個々の側溝ブロックユニット1を連結す
ることによって構成される。したがって以下において、
側溝ブロックの構成は、側溝ブロックユニット1に関連
して説明される。
【0011】側溝ブロックユニット1は、雨水を流すた
めの流路2を有する中空構造の異形の筒体であり、その
上面の一部分には、側溝ブロックユニット1の全長にわ
たって延びる歩車道境界ブロック3を一体的に有してい
る。
【0012】側溝ブロックユニット1の上面の歩車道境
界ブロック3以外の部分には、平面集水部4を付設する
ための開口5が開設されていて、その開口5には、縦横
の複数のバー6により格子状に形成されたグレーチング
7が嵌め込まれている。
【0013】平面集水部4のグレーチング7に隣接して
歩車道境界ブロック3の道路側の側面には、側面集水部
8を付設するための開口9が開設されている。この開口
9には、グレーチング10と側面集水部8内に雨水を誘
導する案内部11とを一体的に有した取り外し可能な覆
体12が装着されている。
【0014】この覆体12は、図3及び図4に示すよう
に、鉤型横断面の外壁13を有しており、この外壁13
の前面並びに上面の一部が矩形に切り欠かれていて、そ
こにグレーチング10と案内部11を備えている。この
グレーチング10は、複数のバー14を垂直方向に配列
して備えており、各バー14の間隔は、平面集水部4の
グレーチング7の格子目の間隔よりも大きくなってい
る。
【0015】グレーチング7に隣接して設けられた案内
部11は、特に図5から明らかなように、覆体12の右
前方から出発してグレーチング10に向かって徐々に後
方へ延びていく案内壁15を有している。
【0016】側面集水部8の覆体12の両側端部には、
図3、4、5に示すように、端壁16が備えられてい
て、この端壁16には、回動中心として作用するボルト
17(図1)を挿通するためのスリット18が穿設され
ている。ボルト17は、端壁16のスリット18を通過
した後、側溝ブロックユニット1に事前に設けられた雌
ねじ部19に螺挿されることにより固定される。
【0017】これにより覆体12は、図6に示すよう
に、ボルト17を介して回動自在に保持される。つまり
この実施例の場合、覆体12の取り外しは、覆体12の
回動によって実現されている。この場合、スリット18
が、特に図3に明瞭に示すように、覆体12の前面に向
かって斜め上方に延びていれば、後述するように覆体1
2の回動に関連して利点が生じる。
【0018】次に、作用について説明する。
【0019】まず、街渠工の施工時にあっては、側溝ブ
ロックユニット1は歩道と車道とを区分する歩車道境界
ブロック3と一体成形されているので、従来の如く、側
溝ブロックユニット1と歩車道境界ブロック3とを別々
に施工する場合と比べて、その施工が容易に行われる。
【0020】このように施工された側溝ブロックによれ
ば、車道から流れる雨水は、通常平面集水部4のグレー
チング7から側溝ブロックに集水され、そこから流路2
を通り排水される。この場合、車道のゴミが平面集水部
4のグレーチング7に詰って、平面集水部4の集水能力
が低下すると、従来の側溝ブロックでは、雨水が車道に
溜り水位が上昇して、歩道に溢れ出すことがある。しか
し、本実施例装置では、側面集水部8が設けられている
ので、溢れ出した雨水は側面集水部8から側溝ブロック
の流路2へ流し出され、豪雨等にあっても雨水が歩道面
に溢れ出すことはない。
【0021】しかも、側面集水部8は、水位の上昇に応
じてその流入面積が大きくなるので、到来する雨水を速
やかに側溝ブロック内に集水することができる。その
際、側面集水部8の覆体12には、側面集水部8に雨水
を誘導する案内部11が設けられているので、この案内
部11により雨水は側面集水部8内に迅速かつ確実に誘
導される。
【0022】また、側面集水部8のグレーチング10
は、平面集水部4のグレーチング7の格子目の間隔より
も大きい間隔を置いて複数のバー14を垂直方向に配列
して備えているので、平面集水部4のグレーチング7を
通過し得ない比較的大きいゴミも、側面集水部8から側
溝ブロック内に落下して排出される。
【0023】図6に示すように、掃除等メンテナンスを
行うために側面集水部8の覆体12を上方の位置ivへ
回動させるには、まず最初に覆体12を位置iから位置
iiまで斜め上方に引き上げることが必要である。これ
により、当初端壁16のスリット18の上端部に隣接し
ていたボルト17は、覆体12の斜め上方への移動によ
り相対的にスリット18内を移動してスリット18の下
端部に達する。この位置iiにおいて初めて、覆体12
と側溝ブロックユニット1との間に、覆体12の回動を
許容し得る程度の隙間が生じるので、覆体12の回動が
可能になる。
【0024】その後覆体12は、図6において反時計回
りに、位置iiiを経て位置ivまで回動せしめられ
る。このようにして覆体12が回動せしめられると、側
溝ブロックユニット1の内部及び平面集水部4のグレー
チング7の裏側に容易に接近することができるので、ゴ
ミの回収が簡単に行われる。
【0025】このような覆体12の構成によれば、覆体
12の意図せざる回動もしくは悪戯による回動はほとん
ど起こり得ないので、覆体12の不測の回動に起因して
事故が発生する危険性は皆無である。
【0026】以上、本発明の実施例を図面により説明し
てきたが、具体的な構成はこれに限定されるものでな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加
があってもそれらは本発明に含まれる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、側溝ブロックは、歩道
と車道とを区分する歩車道境界ブロックと一体成形され
ているので、街渠工の施工時にあっては、その施工が容
易に行われる。
【0028】また、側溝ブロックには、路面の平面から
集水する平面集水部に隣接して、路面の側面から集水す
る側面集水部が備えられているので、平面集水部に目詰
りが生じて、平面集水部の集水能力が低下しても、雨水
は側面集水部から排水路へ流し出されるので、豪雨等に
あっても、その集水能力は良好に維持され、雨水が歩道
面に溢れ出すことはない。
【0029】また、側面集水部は、グレーチングと側面
集水部内に雨水を誘導する案内部とを一体的に有した取
り外し可能な覆体によって構成されているので、覆体を
取り外すことにより(実施例では回動させることによ
り)、側面集水部付近のゴミやグレーチングに詰ったゴ
ミを簡単に取り去ることができる。そして施工後、車道
面や歩道面から流れてきて側面集水部の覆体に接近する
雨水は、覆体の案内部により迅速かつ確実に側面集水部
内に誘導されるので、集水及び排水機能がさらに向上す
る。
【0030】さらに比較的複雑な構造の覆体と比較的単
純な構造の側溝ブロック本体を、それぞれ別々に製作す
ることができるので、その製造工程が簡略化され、その
上、事前に製作した覆体を例えば施工現場で側溝ブロッ
ク本体に取付けるだけで簡単に組み立てることができ
る。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の側溝ブロックユニットの斜視
図である。
【図2】側溝ブロックユニットに取付けられる覆体の正
面図である。
【図3】覆体の側面図である。
【図4】覆体を後方から見た斜視図である。
【図5】図2の線V−Vに沿った断面図である。
【図6】覆体の回動過程を示す側溝ブロックユニットの
横断面図である。
【図7】従来の側溝ブロックの斜視図である。
【符号の説明】
1 側溝ブロックユニット 2 流路 3 歩車道境界ブロック 4 平面集
水部 5 開口 6 バー 7 グレーチング 8 側面集
水部 9 開口 10 グレー
チング 11 案内部 12 覆体 13 外壁 14 バー 15 案内壁 16 端壁 17 ボルト 18 スリ
ット 19 雌ねじ部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歩道と車道とを区分する歩車道境界ブロ
    ックを一体成形して成る側溝ブロックであって、路面の
    平面から集水する平面集水部に隣接して、路面の側面か
    ら集水する側面集水部を備えており、該側面集水部は、
    グレーチングと該側面集水部内に雨水を誘導する案内部
    とを一体的に有した取り外し可能な覆体によって構成さ
    れていることを特徴とする側溝ブロック。
  2. 【請求項2】 前記平面集水部には、縦横の複数のバー
    により格子状に形成されたグレーチングが備えられてお
    り、前記側面集水部のグレーチングは、平面集水部のグ
    レーチングの格子目の間隔よりも大きい間隔を置いて複
    数のバーを垂直方向に配列して備えている請求項1に記
    載の側溝ブロック。
  3. 【請求項3】 前記側面集水部の覆体は、側溝ブロック
    の延長方向に対して平行な軸線の回りで回動自在に取り
    外すことができる請求項1又は2に記載の側溝ブロッ
    ク。
  4. 【請求項4】 前記側面集水部の覆体の両側端部には、
    端壁が備えられていて、該端壁には、回動中心として作
    用する支承軸を受容するための穴が設けられている請求
    項3に記載の側溝ブロック。
  5. 【請求項5】 前記穴は、覆体の前面に向かって斜め上
    方に延びるスリットとして形成されている請求項4に記
    載の側溝ブロック。
JP27553292A 1992-09-18 1992-09-18 側溝ブロック Expired - Fee Related JPH086369B2 (ja)

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KR100673386B1 (ko) * 2006-11-01 2007-01-24 (주)에이프러스 씨엠 건축사사무소 공동주택 내부 도로의 침수방지용 경계석 설치구조

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