JPH086240A - ポジ型感光性平版印刷版 - Google Patents
ポジ型感光性平版印刷版Info
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- JPH086240A JPH086240A JP15962494A JP15962494A JPH086240A JP H086240 A JPH086240 A JP H086240A JP 15962494 A JP15962494 A JP 15962494A JP 15962494 A JP15962494 A JP 15962494A JP H086240 A JPH086240 A JP H086240A
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- JP
- Japan
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- positive
- photosensitive
- printing plate
- lithographic printing
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 小点再現性が優れ、残色が少なく、検版性が
優れている感光性平版印刷版を提供すること。 【構成】 粗面化したアルミニウム板表面を、紫外線吸
収剤により、340nm〜450nmの領域における光吸収
極大波長において、光吸収率が0.01以上0.08未
満増加するように着色した後、o−キノンジアジド化合
物を感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗
設してなるポジ型感光性平版印刷版。
優れている感光性平版印刷版を提供すること。 【構成】 粗面化したアルミニウム板表面を、紫外線吸
収剤により、340nm〜450nmの領域における光吸収
極大波長において、光吸収率が0.01以上0.08未
満増加するように着色した後、o−キノンジアジド化合
物を感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗
設してなるポジ型感光性平版印刷版。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポジ型感光性平版印刷版
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版は、親水性支持体上に
感光層を設けたもので、支持体上にポジ型感光性組成物
の層を設けてなるポジ型感光性平版印刷版、支持体上に
ネガ型感光性組成物の層を設けてなるネガ型感光性平版
印刷版がある。
感光層を設けたもので、支持体上にポジ型感光性組成物
の層を設けてなるポジ型感光性平版印刷版、支持体上に
ネガ型感光性組成物の層を設けてなるネガ型感光性平版
印刷版がある。
【0003】これら感光性平版印刷版の支持体として
は、通常、砂目立てし、陽極酸化処理をし、親水性とし
たアルミニウム支持体が用いられている。
は、通常、砂目立てし、陽極酸化処理をし、親水性とし
たアルミニウム支持体が用いられている。
【0004】ポジ型感光性平版印刷版においては、感光
性平版印刷版上にポジ原稿フィルムを密着させ、紫外線
露光し、現像液にて露光された部分を溶解除去すること
により、ポジ画像を有する平版印刷版を、また、ネガ型
感光性平版印刷版においては、感光性平版印刷版上にネ
ガ原稿フィルムを密着させ、紫外線露光し、現像液にて
未露光部分を溶解除去することにより、ポジ画像を有す
る平版印刷版を作製しているが、感光性平版印刷版を紫
外線露光する際に、支持体からの光反射が起こり、ポジ
型感光性平版印刷版においては、画像部となるべき網点
が点減りしてしまう現象が起き、小点再現性を劣化さ
せ、調子再現性の良い印刷物を得ることができなくなっ
てしまう。
性平版印刷版上にポジ原稿フィルムを密着させ、紫外線
露光し、現像液にて露光された部分を溶解除去すること
により、ポジ画像を有する平版印刷版を、また、ネガ型
感光性平版印刷版においては、感光性平版印刷版上にネ
ガ原稿フィルムを密着させ、紫外線露光し、現像液にて
未露光部分を溶解除去することにより、ポジ画像を有す
る平版印刷版を作製しているが、感光性平版印刷版を紫
外線露光する際に、支持体からの光反射が起こり、ポジ
型感光性平版印刷版においては、画像部となるべき網点
が点減りしてしまう現象が起き、小点再現性を劣化さ
せ、調子再現性の良い印刷物を得ることができなくなっ
てしまう。
【0005】近年、印刷物の仕上がりの良さ、品質の高
さを追求し、いわゆる高精細印刷が普及してきている。
これら高精細印刷においては、網点のサイズが小さく、
また、一定範囲の網点の数も多くなっているので、僅か
の点減りが起こっても印刷物の調子再現性を劣化させて
しまう。
さを追求し、いわゆる高精細印刷が普及してきている。
これら高精細印刷においては、網点のサイズが小さく、
また、一定範囲の網点の数も多くなっているので、僅か
の点減りが起こっても印刷物の調子再現性を劣化させて
しまう。
【0006】これらの問題を解決するために種々の提案
がなされており、特開昭57−118238号公報に
は、特定の紫外線吸収剤を感光性層に含有させることに
より小点再現性を改善することが記載されているが、小
点再現性の改善の効果は少なく、かえって、現像許容性
を悪化させてしまうという問題があった。
がなされており、特開昭57−118238号公報に
は、特定の紫外線吸収剤を感光性層に含有させることに
より小点再現性を改善することが記載されているが、小
点再現性の改善の効果は少なく、かえって、現像許容性
を悪化させてしまうという問題があった。
【0007】また、特公平5−70813号公報には、
o−キノンジアジドを用いたポジ型感光性平版印刷版に
おいて、粗面化し、陽極酸化処理を施したアルミニウム
支持体表面を、340nm〜450nmにおける吸収極大波
長において、反射光学濃度Dsが0.08〜0.2増加
するように紫外線吸収塗料により着色することにより、
忠実な調子再現性が得られ、最小網点の再現がよくなる
と記載されている。しかしながら、反射光学濃度Dsが
0.08〜0.2増加するように着色すると、感度が低
下し、残色が増が増加し、また、現像可視画性が悪くな
るのは免れない。現像可視画性の悪化は検版性を劣化さ
せ作業能率の低下をもたらす。
o−キノンジアジドを用いたポジ型感光性平版印刷版に
おいて、粗面化し、陽極酸化処理を施したアルミニウム
支持体表面を、340nm〜450nmにおける吸収極大波
長において、反射光学濃度Dsが0.08〜0.2増加
するように紫外線吸収塗料により着色することにより、
忠実な調子再現性が得られ、最小網点の再現がよくなる
と記載されている。しかしながら、反射光学濃度Dsが
0.08〜0.2増加するように着色すると、感度が低
下し、残色が増が増加し、また、現像可視画性が悪くな
るのは免れない。現像可視画性の悪化は検版性を劣化さ
せ作業能率の低下をもたらす。
【0008】そこで、本発明者等が多数の実験を行ない
検討したところ、上記公報には、Dsの増加が0.08
以下では調子再現性を大きくする効果が弱いと記載さ
れ、また、Dsを0.05増加させた比較例Bにおいて
は、目的とする良好な調子再現性が得られないことが示
されてはいるが、粗面化したアルミニウム板表面を、光
吸収率が0.01以上0.08未満増加するように着色
した場合にも、優れた小点再現性を示し、良好な調子再
現性が得られ、しかも、感度低下や残色が少なく、良好
な現像可視画性が得られ、検版性の劣化がないポジ型感
光性平版印刷版が得られることを見出した。
検討したところ、上記公報には、Dsの増加が0.08
以下では調子再現性を大きくする効果が弱いと記載さ
れ、また、Dsを0.05増加させた比較例Bにおいて
は、目的とする良好な調子再現性が得られないことが示
されてはいるが、粗面化したアルミニウム板表面を、光
吸収率が0.01以上0.08未満増加するように着色
した場合にも、優れた小点再現性を示し、良好な調子再
現性が得られ、しかも、感度低下や残色が少なく、良好
な現像可視画性が得られ、検版性の劣化がないポジ型感
光性平版印刷版が得られることを見出した。
【0009】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、小点再現性が
優れ、しかも、残色が少なく、検版性が優れている感光
性平版印刷版を提供することにある。
優れ、しかも、残色が少なく、検版性が優れている感光
性平版印刷版を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、 (1)粗面化したアルミニウム板表面を、紫外線吸収剤
により、340nm〜450nmの領域における光吸収極大
波長において、光吸収率が0.01以上0.08未満増
加するように着色した後、o−キノンジアジド化合物を
感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設し
てなるポジ型感光性平版印刷版。 (2)粗面化したアルミニウム板表面を色材で着色し、
340nm〜450nmの領域における光吸収極大波長にお
いて、光吸収率を0.08未満増加させた後、o−キノ
ンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感光性
組成物の層を塗設したポジ型感光性平版印刷版におい
て、色材として、かつ、o−キノンジアジド化合物を感
光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設した
ときに、340nm〜450nmの領域における光吸収極大
波長において色材の光吸収率が0.01〜0.42増大
する色材を用いたことを特徴とするポジ型感光性平版印
刷版。 (3)色材が、酸性の条件下におかれたときは350nm
〜450nmの領域における光吸収が大きく、中性あるい
はアルカリ性の条件下におかれたときは無色あるいは3
50nm〜450nmの領域における光吸収率が小さい化合
物であることを特徴とする上記(2)記載のポジ型感光
性平版印刷版。 (4)アルミニウム板が、粗面化した後に、陽極酸化処
理が施されたアルミニウム板であることを特徴とする上
記(1)〜(3)記載のポジ型感光性平版印刷版。によ
って達成された。
により、340nm〜450nmの領域における光吸収極大
波長において、光吸収率が0.01以上0.08未満増
加するように着色した後、o−キノンジアジド化合物を
感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設し
てなるポジ型感光性平版印刷版。 (2)粗面化したアルミニウム板表面を色材で着色し、
340nm〜450nmの領域における光吸収極大波長にお
いて、光吸収率を0.08未満増加させた後、o−キノ
ンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感光性
組成物の層を塗設したポジ型感光性平版印刷版におい
て、色材として、かつ、o−キノンジアジド化合物を感
光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設した
ときに、340nm〜450nmの領域における光吸収極大
波長において色材の光吸収率が0.01〜0.42増大
する色材を用いたことを特徴とするポジ型感光性平版印
刷版。 (3)色材が、酸性の条件下におかれたときは350nm
〜450nmの領域における光吸収が大きく、中性あるい
はアルカリ性の条件下におかれたときは無色あるいは3
50nm〜450nmの領域における光吸収率が小さい化合
物であることを特徴とする上記(2)記載のポジ型感光
性平版印刷版。 (4)アルミニウム板が、粗面化した後に、陽極酸化処
理が施されたアルミニウム板であることを特徴とする上
記(1)〜(3)記載のポジ型感光性平版印刷版。によ
って達成された。
【0011】以下、本発明を詳細に説明する。
【0012】先ず、本発明の粗面化したアルミニウム板
表面を着色する紫外線吸収剤について説明する。
表面を着色する紫外線吸収剤について説明する。
【0013】上記紫外線吸収剤は、粗面化したアルミニ
ウム板表面を、光吸収極大波長が340〜450nmの領
域における光吸収極大波長において、光吸収率が0.0
1以上0.08未満増加するように着色することができ
るものであればどのようなものであってもよく、本発明
に使用することができる紫外線吸収剤としては、例え
ば、ダイアレジンブリリアントイエロー6G、ダイアレ
ジンイエロー3G、ダイアレジンイエローF、ダイアレ
ジンイエローL3G、ダイアレジンイエローH2G、ダ
イアレジンイエローHG、ダイアレジンイエローHC、
ダイアレジンイエローHL、ダイアレジンイエローG
R、ダイアレジンオレンジHS、ダイアレジンオレンジ
G、ダイアシッドライトイエロー(以上三菱化成(株)
製)、カヤセットイエローK−RL、カヤセットイエロ
ーK−CL、カヤセットイエローE−G、カヤセットイ
エローE−AR、カヤセットイエローA−G、カヤセッ
トイエローGN、カヤセットイエロー2G、カヤセット
イエローSF−G、カヤセットオレンジK−RL、カヤ
セットオレンジG、カヤセットオレンジA−N、カヤセ
ットオレンジSF−R、カヤセットフラビンFN、カヤ
セットフラビンFG(以上日本化薬(株)製)が挙げら
れる。また、特公平5−70813号公報に記載されて
いる紫外線吸収剤も本発明に使用することができる。
ウム板表面を、光吸収極大波長が340〜450nmの領
域における光吸収極大波長において、光吸収率が0.0
1以上0.08未満増加するように着色することができ
るものであればどのようなものであってもよく、本発明
に使用することができる紫外線吸収剤としては、例え
ば、ダイアレジンブリリアントイエロー6G、ダイアレ
ジンイエロー3G、ダイアレジンイエローF、ダイアレ
ジンイエローL3G、ダイアレジンイエローH2G、ダ
イアレジンイエローHG、ダイアレジンイエローHC、
ダイアレジンイエローHL、ダイアレジンイエローG
R、ダイアレジンオレンジHS、ダイアレジンオレンジ
G、ダイアシッドライトイエロー(以上三菱化成(株)
製)、カヤセットイエローK−RL、カヤセットイエロ
ーK−CL、カヤセットイエローE−G、カヤセットイ
エローE−AR、カヤセットイエローA−G、カヤセッ
トイエローGN、カヤセットイエロー2G、カヤセット
イエローSF−G、カヤセットオレンジK−RL、カヤ
セットオレンジG、カヤセットオレンジA−N、カヤセ
ットオレンジSF−R、カヤセットフラビンFN、カヤ
セットフラビンFG(以上日本化薬(株)製)が挙げら
れる。また、特公平5−70813号公報に記載されて
いる紫外線吸収剤も本発明に使用することができる。
【0014】上記紫外線吸収剤による粗面化したアルミ
ニウム板表面の着色は、紫外線吸収剤を有機溶剤あるい
は水と有機溶剤の混合溶液に溶解あるいは分散させた塗
布液を公知の塗布方法(ワイヤーバー塗布、浸漬塗布
等)によって塗布することによって行うことができる。
ニウム板表面の着色は、紫外線吸収剤を有機溶剤あるい
は水と有機溶剤の混合溶液に溶解あるいは分散させた塗
布液を公知の塗布方法(ワイヤーバー塗布、浸漬塗布
等)によって塗布することによって行うことができる。
【0015】紫外線吸収剤の塗布量は、0.5g/m2以
下が好ましい。塗布量が多くなると耐刷力が低下するた
め、過剰に塗布することは好ましくなく、目的とする効
果が得られる最低限の塗布量とすることが好ましい。
下が好ましい。塗布量が多くなると耐刷力が低下するた
め、過剰に塗布することは好ましくなく、目的とする効
果が得られる最低限の塗布量とすることが好ましい。
【0016】本発明においては、粗面化したアルミニウ
ム板表面を、紫外線吸収剤により、340nm〜450nm
の領域における光吸収極大波長において、光吸収率が
0.01以上0.08未満増加するように着色した後、
o−キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ
型感光性組成物の層を設けることにより、残色が少な
く、検版性を落とさずに、優れた小点再現性を得ること
ができるものである。
ム板表面を、紫外線吸収剤により、340nm〜450nm
の領域における光吸収極大波長において、光吸収率が
0.01以上0.08未満増加するように着色した後、
o−キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ
型感光性組成物の層を設けることにより、残色が少な
く、検版性を落とさずに、優れた小点再現性を得ること
ができるものである。
【0017】次に、粗面化したアルミニウム板表面を着
色し、340nm〜450nmの領域における光吸収極大波
長において光吸収率を0.08未満増加させ、また、o
−キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型
感光性組成物の層を塗設したときに、340nm〜450
nmの領域における光吸収極大波長において色材の光吸収
率が0.01〜0.42増大する色材について説明す
る。
色し、340nm〜450nmの領域における光吸収極大波
長において光吸収率を0.08未満増加させ、また、o
−キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型
感光性組成物の層を塗設したときに、340nm〜450
nmの領域における光吸収極大波長において色材の光吸収
率が0.01〜0.42増大する色材について説明す
る。
【0018】上記色材の340nm〜450nmの領域にお
ける光吸収極大波長における光吸収率の増大は、o−キ
ノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感光
性組成物に含まれる成分によってもたらされる。
ける光吸収極大波長における光吸収率の増大は、o−キ
ノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感光
性組成物に含まれる成分によってもたらされる。
【0019】色材が、o−キノンジアジド化合物を感光
性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設したと
きに、340nm〜450nmの領域における光吸収極大波
長において色材の光吸収率が0.01〜0.42増大す
る色材であるかどうかは、粗面化したアルミニウム板表
面を色材で、340nm〜450nmの領域における光吸収
極大波長において光吸収率を0.08未満増加させるよ
うに着色し、その上にo−キノンジアジド化合物を感光
性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設したと
きにもたらされる340nm〜450nmの領域における光
吸収極大波長において光吸収率の増加量を測定し、ま
た、上記粗面化したアルミニウム板表面を色材で着色せ
ずに、上記と同様にしてo−キノンジアジド化合物を感
光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設した
ときにもたらされる340nm〜450nmの領域における
光吸収極大波長において光吸収率の増加量を測定し、そ
の増加量の差を計算し、その増加量の差が0.01〜
0.42の範囲にあるかないかによって容易に判定する
ことができる。
性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設したと
きに、340nm〜450nmの領域における光吸収極大波
長において色材の光吸収率が0.01〜0.42増大す
る色材であるかどうかは、粗面化したアルミニウム板表
面を色材で、340nm〜450nmの領域における光吸収
極大波長において光吸収率を0.08未満増加させるよ
うに着色し、その上にo−キノンジアジド化合物を感光
性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設したと
きにもたらされる340nm〜450nmの領域における光
吸収極大波長において光吸収率の増加量を測定し、ま
た、上記粗面化したアルミニウム板表面を色材で着色せ
ずに、上記と同様にしてo−キノンジアジド化合物を感
光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設した
ときにもたらされる340nm〜450nmの領域における
光吸収極大波長において光吸収率の増加量を測定し、そ
の増加量の差を計算し、その増加量の差が0.01〜
0.42の範囲にあるかないかによって容易に判定する
ことができる。
【0020】なお、本発明において光吸収率とは、積分
球型反射分光光度計で測定した光吸収率をいう。
球型反射分光光度計で測定した光吸収率をいう。
【0021】本発明において使用することができる色材
は、使用するo−キノンジアジド化合物を感光性成分と
して含むポジ型感光性組成物によって異なるが、具体的
には、例えば、テトラブロモフェノールスルホンフタレ
イン、テトラブロモフェノールテトラブロモスルホンフ
タレイン、ジブロモジクロロフェノールスルホンフタレ
イン、テトラブロモ−m−クレゾールスルホンフタレイ
ン、α−ナフチルアミノアゾベンゼン及び下記のカラー
フォーマーを挙げることができる。
は、使用するo−キノンジアジド化合物を感光性成分と
して含むポジ型感光性組成物によって異なるが、具体的
には、例えば、テトラブロモフェノールスルホンフタレ
イン、テトラブロモフェノールテトラブロモスルホンフ
タレイン、ジブロモジクロロフェノールスルホンフタレ
イン、テトラブロモ−m−クレゾールスルホンフタレイ
ン、α−ナフチルアミノアゾベンゼン及び下記のカラー
フォーマーを挙げることができる。
【0022】
【化1】
【0023】
【化2】 本発明で用いる色材としては、通常、感光層塗布液が酸
性であるため、酸性の条件下におかれたときは350nm
〜450nmの領域における光吸収が大きく、アルカリ性
の条件下及び中性の条件下におかれたときは無色あるい
は350nm〜450nmの領域における光吸収率が小さい
化合物が好ましく用いられる。
性であるため、酸性の条件下におかれたときは350nm
〜450nmの領域における光吸収が大きく、アルカリ性
の条件下及び中性の条件下におかれたときは無色あるい
は350nm〜450nmの領域における光吸収率が小さい
化合物が好ましく用いられる。
【0024】色材による粗面化したアルミニウム板表面
の着色は、色材を有機溶剤あるいは水と有機溶剤の混合
溶液に溶解あるいは分散させた塗布液を公知の塗布方法
(ワイヤーバー塗布、浸漬塗布等)によって塗布するこ
とによって行うことができる。この際、塗布液のpHは
6.0〜9.0の範囲にあるのが好ましい。また、感光
層塗布液のpHは2.5〜9.0範囲にあるのが好まし
い。
の着色は、色材を有機溶剤あるいは水と有機溶剤の混合
溶液に溶解あるいは分散させた塗布液を公知の塗布方法
(ワイヤーバー塗布、浸漬塗布等)によって塗布するこ
とによって行うことができる。この際、塗布液のpHは
6.0〜9.0の範囲にあるのが好ましい。また、感光
層塗布液のpHは2.5〜9.0範囲にあるのが好まし
い。
【0025】色材の塗布量は、0.5g/m2以下である
のが好ましい。塗布量が多くなると耐刷力が低下するた
め、過剰に塗布することは好ましくなく、目的とする効
果が得られる最低限の塗布量とすることが好ましい。
のが好ましい。塗布量が多くなると耐刷力が低下するた
め、過剰に塗布することは好ましくなく、目的とする効
果が得られる最低限の塗布量とすることが好ましい。
【0026】本発明においては、粗面化したアルミニウ
ム板表面に色材を設け、340nm〜450nmの領域にお
ける光吸収極大波長において光吸収率を0.08未満増
加させた後、o−キノンジアジド化合物を感光性成分と
して含むポジ型感光性組成物の層を塗設し、かつ、o−
キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感
光性組成物の層を塗設したときの340nm〜450nmの
領域における光吸収率を、粗面化したアルミニウム板表
面に色材を設けることなくo−キノンジアジド化合物を
感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設し
たときの340nm〜450nmの領域における光吸収率よ
りも0.01〜0.42増大させることにより、残色が
少なく、検版性を落とさずに、優れた小点再現性を得る
ことができるものである。
ム板表面に色材を設け、340nm〜450nmの領域にお
ける光吸収極大波長において光吸収率を0.08未満増
加させた後、o−キノンジアジド化合物を感光性成分と
して含むポジ型感光性組成物の層を塗設し、かつ、o−
キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ型感
光性組成物の層を塗設したときの340nm〜450nmの
領域における光吸収率を、粗面化したアルミニウム板表
面に色材を設けることなくo−キノンジアジド化合物を
感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗設し
たときの340nm〜450nmの領域における光吸収率よ
りも0.01〜0.42増大させることにより、残色が
少なく、検版性を落とさずに、優れた小点再現性を得る
ことができるものである。
【0027】色材として、酸性の条件下におかれたとき
は350nm〜450nmの領域における光吸収が大きく、
アルカリ性の条件下及び中性の条件下におかれたときは
無色あるいは350nm〜450nmの領域における光吸収
率が小さい化合物を用いた場合には、さらに残色を少な
くすることができ、検版性を落とさずに、優れた小点再
現性を得ることができる。
は350nm〜450nmの領域における光吸収が大きく、
アルカリ性の条件下及び中性の条件下におかれたときは
無色あるいは350nm〜450nmの領域における光吸収
率が小さい化合物を用いた場合には、さらに残色を少な
くすることができ、検版性を落とさずに、優れた小点再
現性を得ることができる。
【0028】また、本発明で用いることができる色材の
多くは、アルカリ水溶液に対する溶解性が大きかったり
あるいは中性あるいはアルカリ条件下では無色となるた
め、残色が低減され、優れた現像可視が性を得ることが
できる。
多くは、アルカリ水溶液に対する溶解性が大きかったり
あるいは中性あるいはアルカリ条件下では無色となるた
め、残色が低減され、優れた現像可視が性を得ることが
できる。
【0029】次に、本発明のポジ型感光性組成物の層に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0030】本発明のポジ型感光性組成物の層に用いら
れるオルトキノンジアジド化合物とは、分子中にオルト
キノンジアジド基を有する化合物であって、本発明で使
用することができるオルトキノンジアジド化合物は特に
限定されるものではなく、例えば、o−ナフトキノンジ
アジド化合物、例えば、o−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸とフェノール類及びアルデヒド又はケトンとの重
縮合樹脂とのエステル化合物等が挙げられる。
れるオルトキノンジアジド化合物とは、分子中にオルト
キノンジアジド基を有する化合物であって、本発明で使
用することができるオルトキノンジアジド化合物は特に
限定されるものではなく、例えば、o−ナフトキノンジ
アジド化合物、例えば、o−ナフトキノンジアジドスル
ホン酸とフェノール類及びアルデヒド又はケトンとの重
縮合樹脂とのエステル化合物等が挙げられる。
【0031】上記フェノール類及びアルデヒドまたはケ
トンとの重縮合樹脂におけるフェノール類としては、例
えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、3,5−キシレノール、カルバクロー
ル、チモール等の一価フェノール、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等の二価フェノール、ピロガロー
ル、フロログルシン等の三価フェノール等が挙げられ
る。アルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、
ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド、フルフラール等が挙げられる。これらのうちで好
ましいものはホルムアルデヒド及びベンズアルデヒドで
ある。ケトンとしては、例えば、アセトン、メチルエチ
ルケトン等が挙げられる。
トンとの重縮合樹脂におけるフェノール類としては、例
えば、フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、
p−クレゾール、3,5−キシレノール、カルバクロー
ル、チモール等の一価フェノール、カテコール、レゾル
シン、ヒドロキノン等の二価フェノール、ピロガロー
ル、フロログルシン等の三価フェノール等が挙げられ
る。アルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、
ベンズアルデヒド、アセトアルデヒド、クロトンアルデ
ヒド、フルフラール等が挙げられる。これらのうちで好
ましいものはホルムアルデヒド及びベンズアルデヒドで
ある。ケトンとしては、例えば、アセトン、メチルエチ
ルケトン等が挙げられる。
【0032】フェノール類及びアルデヒドまたはケトン
との重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホルムアルデヒド
樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロー
ル・アセトン樹脂等が挙げられる。
との重縮合樹脂の具体的な例としては、フェノール・ホ
ルムアルデヒド樹脂、m−クレゾール・ホルムアルデヒ
ド樹脂、m−,p−混合クレゾール・ホルムアルデヒド
樹脂、レゾルシン・ベンズアルデヒド樹脂、ピロガロー
ル・アセトン樹脂等が挙げられる。
【0033】前記o−ナフトキノンジアジド化合物にお
いて、フェノール類のOH基に対するo−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸の縮合率(OH基1個に対する反応
率)は、15%〜80%が好ましく、より好ましくは2
0%〜45%である。
いて、フェノール類のOH基に対するo−ナフトキノン
ジアジドスルホン酸の縮合率(OH基1個に対する反応
率)は、15%〜80%が好ましく、より好ましくは2
0%〜45%である。
【0034】更に本発明に用いられるオルトキノンジア
ジド化合物としては、特開昭58−43451号公報に
記載の以下の化合物も挙げることができる。即ち、例え
ば、1,2−ベンゾキノンジアジドスルホン酸エステ
ル、1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ル、1,2−ベンゾキノンジアジドスルホン酸アミド、
1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドなどの
公知の1,2−キノンジアジド化合物、更に具体的に
は、ジェイ・コサール(J.Kosar)著「ライト−センシ
ティブ・システムズ」(Light-Sensitive Systems)第
339〜352頁(1965年)、ジョン・ウィリー・
アンド・サンズ(John Willey & Sons)社(ニューヨー
ク)やダブリュー・エス・ディ・フォレスト(W.S.De F
orest)著「フォトレジスト」(Photoresist)第50巻
(1975年)、マックローヒル(McGraw Hill)社
(ニューヨーク)に記載されている1,2−ベンゾキノ
ンジアジド−4−スルホン酸フェニルエステル、1,
2,1′,2′−ジ−(ベンゾキノンジアジド−4−ス
ルホニル)−ジヒドロキシビフェニル、1,2−ベンゾ
キノンジアジド−4−(N−エチル−N−β−ナフチ
ル)−スルホンアミド、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸シクロヘキシルエステル、1−(1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−3,5
−ジメチルピラゾール、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸−4′−ヒドロキシジフェニル−4′
−アゾ−β−ナフトールエステル、N,N−ジ−(1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−アニリ
ン、2′−(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−アントラキノン、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸−2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸−2,3,4−ト
リヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2モルと4,
4′−ジアミノベンゾフェノン1モルとの縮合物、1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2
モルと4,4′−ジヒドロキシ−1,1′−ジフェニル
スルホン酸1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸クロリド1モルとプルプロガリ
ン1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−
5−(N−ジヒドロアビエチル)−スルホンアミドなど
の1,2−キノンジアジド化合物を例示することができ
る。また、特公昭37−1953号、同37−3627
号、同37−13109号、同40−26126号、同
40−3801号、同45−5604号、同45−27
345号、同51−13013号、特開昭48−965
75号、同48−63802号、同48−63803号
各公報に記載された1,2−キノンジアジド化合物も挙
げることができる。
ジド化合物としては、特開昭58−43451号公報に
記載の以下の化合物も挙げることができる。即ち、例え
ば、1,2−ベンゾキノンジアジドスルホン酸エステ
ル、1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ル、1,2−ベンゾキノンジアジドスルホン酸アミド、
1,2−ナフトキノンジアジドスルホン酸アミドなどの
公知の1,2−キノンジアジド化合物、更に具体的に
は、ジェイ・コサール(J.Kosar)著「ライト−センシ
ティブ・システムズ」(Light-Sensitive Systems)第
339〜352頁(1965年)、ジョン・ウィリー・
アンド・サンズ(John Willey & Sons)社(ニューヨー
ク)やダブリュー・エス・ディ・フォレスト(W.S.De F
orest)著「フォトレジスト」(Photoresist)第50巻
(1975年)、マックローヒル(McGraw Hill)社
(ニューヨーク)に記載されている1,2−ベンゾキノ
ンジアジド−4−スルホン酸フェニルエステル、1,
2,1′,2′−ジ−(ベンゾキノンジアジド−4−ス
ルホニル)−ジヒドロキシビフェニル、1,2−ベンゾ
キノンジアジド−4−(N−エチル−N−β−ナフチ
ル)−スルホンアミド、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸シクロヘキシルエステル、1−(1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−3,5
−ジメチルピラゾール、1,2−ナフトキノンジアジド
−5−スルホン酸−4′−ヒドロキシジフェニル−4′
−アゾ−β−ナフトールエステル、N,N−ジ−(1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル)−アニリ
ン、2′−(1,2−ナフトキノンジアジド−5−スル
ホニルオキシ)−1−ヒドロキシ−アントラキノン、
1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸−2,
4−ジヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナ
フトキノンジアジド−5−スルホン酸−2,3,4−ト
リヒドロキシベンゾフェノンエステル、1,2−ナフト
キノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2モルと4,
4′−ジアミノベンゾフェノン1モルとの縮合物、1,
2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸クロリド2
モルと4,4′−ジヒドロキシ−1,1′−ジフェニル
スルホン酸1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホン酸クロリド1モルとプルプロガリ
ン1モルとの縮合物、1,2−ナフトキノンジアジド−
5−(N−ジヒドロアビエチル)−スルホンアミドなど
の1,2−キノンジアジド化合物を例示することができ
る。また、特公昭37−1953号、同37−3627
号、同37−13109号、同40−26126号、同
40−3801号、同45−5604号、同45−27
345号、同51−13013号、特開昭48−965
75号、同48−63802号、同48−63803号
各公報に記載された1,2−キノンジアジド化合物も挙
げることができる。
【0035】上記オルトキノンジアジド化合物のうち、
1,2−ベンゾキノンジアジドスルホニルクロリド又は
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロリドをピ
ロガロール・アセトン縮合樹脂又は2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンと反応させて得られるo−キノ
ンジアジドエステル化合物が特に好ましい。
1,2−ベンゾキノンジアジドスルホニルクロリド又は
1,2−ナフトキノンジアジドスルホニルクロリドをピ
ロガロール・アセトン縮合樹脂又は2,3,4−トリヒ
ドロキシベンゾフェノンと反応させて得られるo−キノ
ンジアジドエステル化合物が特に好ましい。
【0036】本発明において、オルトキノンジアジド化
合物は、上記化合物を各々単独で用いてもよいし、2種
以上を組合せて用いてもよい。
合物は、上記化合物を各々単独で用いてもよいし、2種
以上を組合せて用いてもよい。
【0037】オルトキノンジアジド化合物の感光性組成
物中に占める割合は、5〜60重量%が好ましく、特に
好ましいのは、10〜50重量%である。
物中に占める割合は、5〜60重量%が好ましく、特に
好ましいのは、10〜50重量%である。
【0038】本発明の感光層を形成する感光性組成物に
は、さらに、皮膜強度、アルカリ可溶性を高めるために
アルカリ可溶性樹脂を添加することが好ましい。
は、さらに、皮膜強度、アルカリ可溶性を高めるために
アルカリ可溶性樹脂を添加することが好ましい。
【0039】本発明で使用することができるアルカリ可
溶性樹脂は特に限定されるものではなく、例えば、ノボ
ラック樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系重合
体、特開昭55−57841号公報に記載されている多
価フェノールとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等を
挙げることができる。
溶性樹脂は特に限定されるものではなく、例えば、ノボ
ラック樹脂、フェノール性水酸基を有するビニル系重合
体、特開昭55−57841号公報に記載されている多
価フェノールとアルデヒド又はケトンとの縮合樹脂等を
挙げることができる。
【0040】本発明で使用することができるノボラック
樹脂としては、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド
樹脂、クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、特開昭55
−57841号公報に記載されているようなフェノール
・クレゾール・ホルムアルデヒド共重合体樹脂、特開昭
55−127553号公報に記載されているようなp−
置換フェノールとフェノールもしくはクレゾールとホル
ムアルデヒドとの共重合体樹脂等が挙げられる。
樹脂としては、例えば、フェノール・ホルムアルデヒド
樹脂、クレゾール・ホルムアルデヒド樹脂、特開昭55
−57841号公報に記載されているようなフェノール
・クレゾール・ホルムアルデヒド共重合体樹脂、特開昭
55−127553号公報に記載されているようなp−
置換フェノールとフェノールもしくはクレゾールとホル
ムアルデヒドとの共重合体樹脂等が挙げられる。
【0041】ノボラック樹脂の分子量(ポリスチレン標
準)は、好ましくは数平均分子量Mnが3.00×10
2〜7.50×103、重量平均分子量Mwが1.00×
103〜3.00×104、より好ましくはMnが5.0
0×102〜4.00×103、Mwが3.00×103
〜2.00×104である。
準)は、好ましくは数平均分子量Mnが3.00×10
2〜7.50×103、重量平均分子量Mwが1.00×
103〜3.00×104、より好ましくはMnが5.0
0×102〜4.00×103、Mwが3.00×103
〜2.00×104である。
【0042】上記ノボラック樹脂は単独で用いてもよい
し、2種以上を組合せて用いてもよい。
し、2種以上を組合せて用いてもよい。
【0043】ノボラック樹脂は感光性組成物中に5〜9
5重量%含有させるのが好ましい。
5重量%含有させるのが好ましい。
【0044】また、フェノール性水酸基を有するビニル
系重合体とは、該フェノール性水酸基を有する単位を分
子構造中に有する重合体であり、下記一般式[I]〜一
般式[V]で表される構造単位を少なくとも1つ含む重
合体が好ましい。
系重合体とは、該フェノール性水酸基を有する単位を分
子構造中に有する重合体であり、下記一般式[I]〜一
般式[V]で表される構造単位を少なくとも1つ含む重
合体が好ましい。
【0045】
【化3】
【0046】一般式[I]〜一般式[V]において、R
1およびR2は、それぞれ水素原子、アルキル基又はカル
ボキシル基を表し、好ましくは水素原子である。R
3は、水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表し、
好ましくは水素原子又はメチル基、エチル基等のアルキ
ル基である。R4は、水素原子、アルキル基、アリール
基又はアラルキル基を表し、好ましくは水素原子であ
る。Aは、窒素原子又は酸素原子と芳香族炭素原子とを
連結する、置換基を有していてもよいアルキレン基を表
し、mは、0〜10の整数を表し、Bは、置換基を有し
ていてもよいフェニレン基又は置換基を有していてもよ
いナフチレン基を表す。
1およびR2は、それぞれ水素原子、アルキル基又はカル
ボキシル基を表し、好ましくは水素原子である。R
3は、水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を表し、
好ましくは水素原子又はメチル基、エチル基等のアルキ
ル基である。R4は、水素原子、アルキル基、アリール
基又はアラルキル基を表し、好ましくは水素原子であ
る。Aは、窒素原子又は酸素原子と芳香族炭素原子とを
連結する、置換基を有していてもよいアルキレン基を表
し、mは、0〜10の整数を表し、Bは、置換基を有し
ていてもよいフェニレン基又は置換基を有していてもよ
いナフチレン基を表す。
【0047】本発明に用いる上記フェノール性水酸基を
有するビニル系重合体は、前記一般式[I]〜一般式
[V]で表される構造単位を有する共重合体型の構造を
有するものが好ましく、共重合させる単量体としては、
例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジ
エン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィン類、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、p−クロロスチレン等のスチレン類、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸類、例えば、
イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂
肪族ジカルボン酸類、例えば、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−クロ
ロエチル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸
メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、エ
タクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸のエステル類、例えば、アクリロニトリル、メタアク
リロニトリル等のニトリル類、例えば、アクリルアミド
等のアミド類、例えば、アクリルアニリド、p−クロロ
アクリルアニリド、m−ニトロアクリルアニリド、m−
メトキシアクリルアニリド等のアニリド類、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酢
酸ビニル等のビニルエステル類、例えば、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエ
ーテル、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、ビニリ
デンシアナイド、例えば、1−メチル−1−メトキシエ
チレン、1,1−ジメトキシエチレン、1,2−ジメト
キシエチレン、1,1−ジメトキシカルボニルエチレ
ン、1−メチル−1−ニトロエチレン等のエチレン誘導
体類、例えば、N−ビニルピロール、N−ビニルカルバ
ゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリデ
ン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル系単量体があ
る。これらの単量体は、不飽和二重結合が開裂した構造
で高分子化合物中に存在する。
有するビニル系重合体は、前記一般式[I]〜一般式
[V]で表される構造単位を有する共重合体型の構造を
有するものが好ましく、共重合させる単量体としては、
例えば、エチレン、プロピレン、イソブチレン、ブタジ
エン、イソプレン等のエチレン系不飽和オレフィン類、
例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、p−クロロスチレン等のスチレン類、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸等のアクリル酸類、例えば、
イタコン酸、マレイン酸、無水マレイン酸等の不飽和脂
肪族ジカルボン酸類、例えば、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸−n−ブチル、アクリル酸イ
ソブチル、アクリル酸ドデシル、アクリル酸−2−クロ
ロエチル、アクリル酸フェニル、α−クロロアクリル酸
メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、エ
タクリル酸エチル等のα−メチレン脂肪族モノカルボン
酸のエステル類、例えば、アクリロニトリル、メタアク
リロニトリル等のニトリル類、例えば、アクリルアミド
等のアミド類、例えば、アクリルアニリド、p−クロロ
アクリルアニリド、m−ニトロアクリルアニリド、m−
メトキシアクリルアニリド等のアニリド類、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾエ酸ビニル、酢
酸ビニル等のビニルエステル類、例えば、メチルビニル
エーテル、エチルビニルエーテル、イソブチルビニルエ
ーテル、β−クロロエチルビニルエーテル等のビニルエ
ーテル類、塩化ビニル、ビニリデンクロライド、ビニリ
デンシアナイド、例えば、1−メチル−1−メトキシエ
チレン、1,1−ジメトキシエチレン、1,2−ジメト
キシエチレン、1,1−ジメトキシカルボニルエチレ
ン、1−メチル−1−ニトロエチレン等のエチレン誘導
体類、例えば、N−ビニルピロール、N−ビニルカルバ
ゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリデ
ン、N−ビニルピロリドン等のN−ビニル系単量体があ
る。これらの単量体は、不飽和二重結合が開裂した構造
で高分子化合物中に存在する。
【0048】上記の単量体のうち脂肪族モノカルボン酸
のエステル類、ニトリル類が本発明の目的に対して優れ
た性能を示し、好ましい。
のエステル類、ニトリル類が本発明の目的に対して優れ
た性能を示し、好ましい。
【0049】これらの単量体は、本発明に用いられる重
合体中にブロックまたはランダムのいずれかの状態で結
合していてもよい。
合体中にブロックまたはランダムのいずれかの状態で結
合していてもよい。
【0050】フェノール性水酸基を有するビニル系重合
体は感光性組成物中に0.5〜70重量%含有させるの
が好ましい。
体は感光性組成物中に0.5〜70重量%含有させるの
が好ましい。
【0051】フェノール性水酸基を有するビニル系重合
体は、上記重合体を単独で用いてもよいし、又2種以上
を組合せて用いてもよい。又、他の高分子化合物等と組
合せて用いることもできる。
体は、上記重合体を単独で用いてもよいし、又2種以上
を組合せて用いてもよい。又、他の高分子化合物等と組
合せて用いることもできる。
【0052】本発明のo−キノンジアジド化合物を含有
するポジ型感光性組成物層は、o−キノンジアジド化合
物を含有するポジ型感光性組成物を溶媒に溶解又は分散
した塗布液を、支持体に塗布し、乾燥することにより形
成される。
するポジ型感光性組成物層は、o−キノンジアジド化合
物を含有するポジ型感光性組成物を溶媒に溶解又は分散
した塗布液を、支持体に塗布し、乾燥することにより形
成される。
【0053】感光性組成物を溶解する際に使用し得る溶
媒としては、例えば、メチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブ
アセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエ
ーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル、ギ
酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プ
ロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、
酪酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトン
アルコール、アセチルアセトン、γ−ブチロラクトン等
が挙げられる。これらの溶媒は、単独であるいは2種以
上を混合して使用することができる。
媒としては、例えば、メチルセロソルブ、メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブ、エチルセロソルブ
アセテート、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルメチルエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノイソプロピルエ
ーテル、プロピレングリコール、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールメチルエチルエーテル、ギ
酸エチル、ギ酸プロピル、ギ酸ブチル、ギ酸アミル、酢
酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル、プ
ロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、酪酸メチル、
酪酸エチル、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
シド、ジオキサン、アセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサノン、メチルシクロヘキサノン、ジアセトン
アルコール、アセチルアセトン、γ−ブチロラクトン等
が挙げられる。これらの溶媒は、単独であるいは2種以
上を混合して使用することができる。
【0054】感光性組成物を塗布する際に用いる塗布方
法としては、従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイ
ヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、スプ
レー塗布、エアースプレー塗布、静電エアースプレー塗
布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等の方
法が用いられる。この際塗布量は用途により異なるが、
例えば、固形分として0.05〜5.0g/m2の塗布量
が好ましい。
法としては、従来公知の方法、例えば、回転塗布、ワイ
ヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ塗布、スプ
レー塗布、エアースプレー塗布、静電エアースプレー塗
布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等の方
法が用いられる。この際塗布量は用途により異なるが、
例えば、固形分として0.05〜5.0g/m2の塗布量
が好ましい。
【0055】本発明のo−キノンジアジド化合物を含有
する感光性組成物には、露光可視画性を高めるために露
光により可視画像を形成させる可視画剤を添加すること
ができる。
する感光性組成物には、露光可視画性を高めるために露
光により可視画像を形成させる可視画剤を添加すること
ができる。
【0056】可視画剤は、露光により酸もしくは遊離基
を生成する化合物と該生成された酸もしくは遊離基と相
互作用することによってその色調を変える有機染料より
成るもので、露光により酸もしくは遊離基を生成する化
合物としては、例えば、特開昭50−36209号公報
に記載のo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハ
ロゲニド、特開昭53−36223号公報に記載のトリ
ハロメチル−2−ピロンやトリハロメチル−トリアジ
ン、特開昭55−6244号公報に記載のo−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸クロライドと電子吸引性
置換基を有するフェノール類またはアニリンとのエステ
ル化合物またはアミド化合物、特開昭55−77742
号公報、特開昭57−148784号公報等に記載のハ
ロメチルビニルオキサジアゾール化合物及びジアゾニウ
ム塩等を挙げることができ、また、有機染料としては、
例えば、ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化
学(株)製)、パテントピュアーブルー(住友三国化学
(株)製)、オイルブルー#603(オリエント化学工
業(株)製)、スーダンブルーII(BASF製)、ク
リスタルバイオレット、マラカイトグリーン、フクシ
ン、メチルバイオレット、エチルバイオレット、メチル
オレンジ、ブリリアントグリーン、コンゴーレッド、エ
オシン、ローダミン66等を挙げることができる。
を生成する化合物と該生成された酸もしくは遊離基と相
互作用することによってその色調を変える有機染料より
成るもので、露光により酸もしくは遊離基を生成する化
合物としては、例えば、特開昭50−36209号公報
に記載のo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸ハ
ロゲニド、特開昭53−36223号公報に記載のトリ
ハロメチル−2−ピロンやトリハロメチル−トリアジ
ン、特開昭55−6244号公報に記載のo−ナフトキ
ノンジアジド−4−スルホン酸クロライドと電子吸引性
置換基を有するフェノール類またはアニリンとのエステ
ル化合物またはアミド化合物、特開昭55−77742
号公報、特開昭57−148784号公報等に記載のハ
ロメチルビニルオキサジアゾール化合物及びジアゾニウ
ム塩等を挙げることができ、また、有機染料としては、
例えば、ビクトリアピュアーブルーBOH(保土ヶ谷化
学(株)製)、パテントピュアーブルー(住友三国化学
(株)製)、オイルブルー#603(オリエント化学工
業(株)製)、スーダンブルーII(BASF製)、ク
リスタルバイオレット、マラカイトグリーン、フクシ
ン、メチルバイオレット、エチルバイオレット、メチル
オレンジ、ブリリアントグリーン、コンゴーレッド、エ
オシン、ローダミン66等を挙げることができる。
【0057】また、特開昭55−32070号公報や特
開昭60−88942号公報に記載の可視画剤は本発明
に好ましく用いることができる。
開昭60−88942号公報に記載の可視画剤は本発明
に好ましく用いることができる。
【0058】また、本発明のo−キノンジアジド化合物
を含有する感光性組成物には、上記の素材の他、必要に
応じて可塑剤、界面活性剤、有機酸、酸無水物などを添
加することができる。
を含有する感光性組成物には、上記の素材の他、必要に
応じて可塑剤、界面活性剤、有機酸、酸無水物などを添
加することができる。
【0059】さらに、本発明のo−キノンジアジド化合
物を含有する感光性組成物には、該感光性組成物の感脂
性を向上するために、例えば、p−tert−ブチルフェノ
ールホルムアルデヒド樹脂、p−n−オクチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂あるいはこれらの樹脂がo−キ
ノンジアジド化合物で部分的にエステル化されている樹
脂などを添加することもできる。
物を含有する感光性組成物には、該感光性組成物の感脂
性を向上するために、例えば、p−tert−ブチルフェノ
ールホルムアルデヒド樹脂、p−n−オクチルフェノー
ルホルムアルデヒド樹脂あるいはこれらの樹脂がo−キ
ノンジアジド化合物で部分的にエステル化されている樹
脂などを添加することもできる。
【0060】次に、本発明の感光性平版印刷版を形成す
るのに用いられる粗面化したアルミニウム板について説
明する。
るのに用いられる粗面化したアルミニウム板について説
明する。
【0061】本発明に使用されるアルミニウム板には、
純アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる板が含
まれる。アルミニウム合金としては種々のものが使用で
き、例えば、珪素、銅、マンガン、マグネシウム、クロ
ム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル等の金属とアルミニ
ウムの合金が用いられる。
純アルミニウムおよびアルミニウム合金よりなる板が含
まれる。アルミニウム合金としては種々のものが使用で
き、例えば、珪素、銅、マンガン、マグネシウム、クロ
ム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニッケル等の金属とアルミニ
ウムの合金が用いられる。
【0062】アルミニウム板は、粗面化に先立ってアル
ミニウム表面の圧延油を除去するために脱脂処理を施す
ことが好ましい。脱脂処理としては、トリクレン、シン
ナー等の溶剤を用いる脱脂処理、ケシロンとトリエタノ
ール等のエマルジョンを用いたエマルジョン脱脂処理等
が用いられる。また、脱脂処理には、苛性ソーダ等のア
ルカリの水溶液を用いることもできる。脱脂処理に苛性
ソーダ等のアルカリの水溶液を用いた場合、上記脱脂処
理のみでは除去できない汚れや酸化皮膜も除去すること
ができる。
ミニウム表面の圧延油を除去するために脱脂処理を施す
ことが好ましい。脱脂処理としては、トリクレン、シン
ナー等の溶剤を用いる脱脂処理、ケシロンとトリエタノ
ール等のエマルジョンを用いたエマルジョン脱脂処理等
が用いられる。また、脱脂処理には、苛性ソーダ等のア
ルカリの水溶液を用いることもできる。脱脂処理に苛性
ソーダ等のアルカリの水溶液を用いた場合、上記脱脂処
理のみでは除去できない汚れや酸化皮膜も除去すること
ができる。
【0063】上記の如く処理されたアルミニウム板は、
次に、表面を粗面化する。粗面化は、機械的に表面を粗
面化するいわゆる機械的粗面化法、化学的に表面を選択
溶解させ粗面化するいわゆる化学的粗面化法、電気化学
的に表面を粗面化するいわゆる電気化学的粗面化法等公
知の方法を用いて行うことができる。
次に、表面を粗面化する。粗面化は、機械的に表面を粗
面化するいわゆる機械的粗面化法、化学的に表面を選択
溶解させ粗面化するいわゆる化学的粗面化法、電気化学
的に表面を粗面化するいわゆる電気化学的粗面化法等公
知の方法を用いて行うことができる。
【0064】機械的粗面化法には、例えば、ボール研
磨、ブラシ研磨、ブラスト研磨、バフ研磨等の方法があ
り、また、電気化学的粗面化法には、例えば、塩酸、硝
酸等を含む電解液中で交流あるいは直流によって電解処
理する方法がある。
磨、ブラシ研磨、ブラスト研磨、バフ研磨等の方法があ
り、また、電気化学的粗面化法には、例えば、塩酸、硝
酸等を含む電解液中で交流あるいは直流によって電解処
理する方法がある。
【0065】本発明の粗面化は、この内のいずれか1つ
の方法であるいは2つ以上の方法を併用して行うことが
できる。
の方法であるいは2つ以上の方法を併用して行うことが
できる。
【0066】上記のようにして粗面化処理をして得られ
たアルミニウム板の表面には、スマットが生成している
ので、このスマットを除去するために、適宜水洗あるい
はアルカリエッチング等の処理を行うことが一般に好ま
しい。このような処理としては、例えば、特公昭48−
28123号公報に記載されているアルカリエッチング
法や特開昭53−12739号公報に記載されている硫
酸デスマット法等の処理方法等が挙げられる。
たアルミニウム板の表面には、スマットが生成している
ので、このスマットを除去するために、適宜水洗あるい
はアルカリエッチング等の処理を行うことが一般に好ま
しい。このような処理としては、例えば、特公昭48−
28123号公報に記載されているアルカリエッチング
法や特開昭53−12739号公報に記載されている硫
酸デスマット法等の処理方法等が挙げられる。
【0067】本発明で用いられる陽極酸化処理の方法に
は特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。
陽極酸化処理によりアルミニウム板上には酸化皮膜が形
成される。本発明において、陽極酸化処理には、硫酸お
よび/または燐酸等を10〜50%の濃度で含む水溶液
を電解液として、電流密度1〜10A/dm2で電解する
方法が好ましく用いられるが、他に米国特許第1,41
2,768号明細書に記載されている硫酸中で高電流密
度で電解する方法や、米国特許第3,511,661号
明細書に記載されている燐酸を用いて電解する方法等を
用いることができる。
は特に制限はなく、公知の方法を用いることができる。
陽極酸化処理によりアルミニウム板上には酸化皮膜が形
成される。本発明において、陽極酸化処理には、硫酸お
よび/または燐酸等を10〜50%の濃度で含む水溶液
を電解液として、電流密度1〜10A/dm2で電解する
方法が好ましく用いられるが、他に米国特許第1,41
2,768号明細書に記載されている硫酸中で高電流密
度で電解する方法や、米国特許第3,511,661号
明細書に記載されている燐酸を用いて電解する方法等を
用いることができる。
【0068】陽極酸化処理されたアルミニウム板は、必
要に応じ封孔処理を施してもよい。これら封孔処理は、
熱水処理、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、
重クロム酸塩水溶液処理、亜硝酸塩処理等公知の方法を
用いて行うことができる。
要に応じ封孔処理を施してもよい。これら封孔処理は、
熱水処理、沸騰水処理、水蒸気処理、珪酸ソーダ処理、
重クロム酸塩水溶液処理、亜硝酸塩処理等公知の方法を
用いて行うことができる。
【0069】アルミニウム板にはさらに、親水性層を設
けてもよい。親水性層の形成には、米国特許第3,18
1,461号明細書に記載のアルカリ金属珪酸塩、米国
特許第1,860,426号明細書に記載の親水性セル
ロース、特開昭60−149491号公報、特開昭63
−165183号公報に記載のアミノ酸およびその塩、
特開昭60−232998号公報に記載の水酸基を有す
るアミン類およびその塩、特開昭62−19494号公
報に記載の燐酸塩、特開昭59−101651号公報に
記載のスルホ基を有するモノマー単位を含む高分子化合
物等を用いることができる。
けてもよい。親水性層の形成には、米国特許第3,18
1,461号明細書に記載のアルカリ金属珪酸塩、米国
特許第1,860,426号明細書に記載の親水性セル
ロース、特開昭60−149491号公報、特開昭63
−165183号公報に記載のアミノ酸およびその塩、
特開昭60−232998号公報に記載の水酸基を有す
るアミン類およびその塩、特開昭62−19494号公
報に記載の燐酸塩、特開昭59−101651号公報に
記載のスルホ基を有するモノマー単位を含む高分子化合
物等を用いることができる。
【0070】本発明のポジ型感光性平版印刷版は、通常
の方法で露光、現像処理することにより製版することが
できる。例えば、線画像、網点画像などを有する透明原
画を感光面に密着して露光し、次いでこれを適当な現像
液を用いて非画像部の感光性層を除去することによりレ
リーフ像が得られる。
の方法で露光、現像処理することにより製版することが
できる。例えば、線画像、網点画像などを有する透明原
画を感光面に密着して露光し、次いでこれを適当な現像
液を用いて非画像部の感光性層を除去することによりレ
リーフ像が得られる。
【0071】露光に好適な光源としては、水銀灯、メタ
ルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカルランプ、
カーボンアーク灯などが挙げられる。また、現像に使用
される現像液としては、アルカリ水溶液が好ましく、例
えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等のアルカリ金属
珪酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三リン
酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の水溶液のようなアルカリ水溶液を
用いることができる。このときのアルカリ水溶液の濃度
は、感光性組成物及びアルカリの種類により異なるが、
概して0.1〜10重量%の範囲が適当である。また、
アルカリ水溶液には必要に応じ界面活性剤やアルコール
等のような有機溶媒を加えることもできる。
ルハライドランプ、キセノンランプ、ケミカルランプ、
カーボンアーク灯などが挙げられる。また、現像に使用
される現像液としては、アルカリ水溶液が好ましく、例
えば、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム等のアルカリ金属
珪酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、第三リン
酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等の水溶液のようなアルカリ水溶液を
用いることができる。このときのアルカリ水溶液の濃度
は、感光性組成物及びアルカリの種類により異なるが、
概して0.1〜10重量%の範囲が適当である。また、
アルカリ水溶液には必要に応じ界面活性剤やアルコール
等のような有機溶媒を加えることもできる。
【0072】
【実施例】以下に、本発明を実施例により具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。 実施例1
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。 実施例1
【0073】[アルミニウム支持体の作製]厚さ0.2
4mmのアルミニウム板(材質1050、調質H16)
を、60℃に保たれた5重量%の水酸化ナトリウム水溶
液中で1分間脱脂処理を行った後、1リットル中に0.
5モルの塩酸を有する水溶液中において、温度25℃、
電流密度60A/dm2、処理時間30秒の条件で電解エ
ッチング処理を行った。次いで、5重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液中で60℃、10秒間のデスマット処理を施
した後、20重量%硫酸溶液中で、温度20℃、電流密
度3A/dm2、処理時間1分間の条件で陽極酸化処理を
行い、更に、80℃の熱水で20秒間熱水封孔処理を行
い、平版印刷版用支持体を作製した。
4mmのアルミニウム板(材質1050、調質H16)
を、60℃に保たれた5重量%の水酸化ナトリウム水溶
液中で1分間脱脂処理を行った後、1リットル中に0.
5モルの塩酸を有する水溶液中において、温度25℃、
電流密度60A/dm2、処理時間30秒の条件で電解エ
ッチング処理を行った。次いで、5重量%水酸化ナトリ
ウム水溶液中で60℃、10秒間のデスマット処理を施
した後、20重量%硫酸溶液中で、温度20℃、電流密
度3A/dm2、処理時間1分間の条件で陽極酸化処理を
行い、更に、80℃の熱水で20秒間熱水封孔処理を行
い、平版印刷版用支持体を作製した。
【0074】[紫外線吸収剤及び感光液の塗布]得られ
たアルミニウム支持体に、水20g、メタノール80g
にDiacidLight Yellow2Gを表1に
記載の量溶解させた紫外線吸収剤塗布液を、ワイヤーバ
ーにて塗布し、乾燥させた後、下記の感光液を塗布、乾
燥して、ポジ型感光性平版印刷版試料11〜13を得
た。感光液の乾燥重量で表した塗布量は2.2g/m2で
あった。また、紫外線吸収剤塗布液のpH、乾燥重量で
表した塗布量及びΔabs.1は表1に示すとおりであ
った。
たアルミニウム支持体に、水20g、メタノール80g
にDiacidLight Yellow2Gを表1に
記載の量溶解させた紫外線吸収剤塗布液を、ワイヤーバ
ーにて塗布し、乾燥させた後、下記の感光液を塗布、乾
燥して、ポジ型感光性平版印刷版試料11〜13を得
た。感光液の乾燥重量で表した塗布量は2.2g/m2で
あった。また、紫外線吸収剤塗布液のpH、乾燥重量で
表した塗布量及びΔabs.1は表1に示すとおりであ
った。
【0075】なお、上記のΔabs.1は、紫外線吸収
剤を塗布したアルミニウム支持体の400nmにおける光
吸収率と紫外線吸収剤を塗布していないアルミニウム支
持体の400nmにおける光吸収率の差を表す。
剤を塗布したアルミニウム支持体の400nmにおける光
吸収率と紫外線吸収剤を塗布していないアルミニウム支
持体の400nmにおける光吸収率の差を表す。
【0076】[色材及び感光液の塗布]得られたアルミ
ニウム支持体に、水20g、メタノール80gに表1に
記載の色材を表1に記載する量溶解させた色材塗布液
を、ワイヤーバーにて塗布し、乾燥させた後、下記の感
光液を塗布、乾燥して、ポジ型感光性平版印刷版試料1
〜10を得た。感光層の乾燥重量で表した塗布量は全て
2.2g/m2であった。また、色材塗布液のpH、乾燥
重量で表した塗布量、Δabs.1及びΔabs.2は表
1に示すとおりであった。
ニウム支持体に、水20g、メタノール80gに表1に
記載の色材を表1に記載する量溶解させた色材塗布液
を、ワイヤーバーにて塗布し、乾燥させた後、下記の感
光液を塗布、乾燥して、ポジ型感光性平版印刷版試料1
〜10を得た。感光層の乾燥重量で表した塗布量は全て
2.2g/m2であった。また、色材塗布液のpH、乾燥
重量で表した塗布量、Δabs.1及びΔabs.2は表
1に示すとおりであった。
【0077】なお、上記のΔabs.1は、色材を塗布
したアルミニウム支持体の400nmにおける光吸収率と
色材を塗布していないアルミニウム支持体の400nmに
おける光吸収率の差を表し、また、Δabs.2は、色
材を塗布したアルミニウム支持体に、感光液を塗設した
ときにもたらされる400nmにおける光吸収率の増加量
と色材を塗布していないアルミニウム支持体に、感光液
を塗設したときにもたらされる400nmにおける光吸収
率の増加量との差を表す。
したアルミニウム支持体の400nmにおける光吸収率と
色材を塗布していないアルミニウム支持体の400nmに
おける光吸収率の差を表し、また、Δabs.2は、色
材を塗布したアルミニウム支持体に、感光液を塗設した
ときにもたらされる400nmにおける光吸収率の増加量
と色材を塗布していないアルミニウム支持体に、感光液
を塗設したときにもたらされる400nmにおける光吸収
率の増加量との差を表す。
【0078】 〈感光液〉 ノボラック樹脂(フェノール/m−クレゾール/p−クレゾールのモル比が10 /54/36でMwが40000) 6.7g o−ナフトキノンジアジド化合物(ピロガロールアセトン樹脂Mw3000とo −ナフトキノンジアジド−5−スルホニルクロリドの縮合物:エステル化率30 %) 1.5g ポリエチレングリコール#2000 0.2 g ビクトリアピュアブルーBOH〔保土ヶ谷化学(株)製〕 0.08g 2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−(p−メトキシスチリル)−s− トリアジン 0.15g FC−430〔住友3M(株)製〕 0.03g cis−1,2−シクロヘキサンジカルボン酸 0.2 g メチルセロソルブ 100ミリリットル
【0079】
【表1】
【0080】得られたポジ型感光性平版印刷版試料No.
1〜13に、ポジ原画、濃度差0.15のグレースケー
ル及びUGRAマイクロドット150Lパッチを密着し
て、光源としてメタルハライドランプ(岩崎電気社製
アイドルフィン2000)を使用し、90cmの距離から
20秒間露光した。この露光済みのポジ型感光性平版印
刷版試料1〜13を、コニカ(株)製ポジ用現像液(S
DR−1)を6倍に希釈した現像液を用い、コニカ
(株)製ポジ型現像機にて30℃、12秒間の現像を行
った。
1〜13に、ポジ原画、濃度差0.15のグレースケー
ル及びUGRAマイクロドット150Lパッチを密着し
て、光源としてメタルハライドランプ(岩崎電気社製
アイドルフィン2000)を使用し、90cmの距離から
20秒間露光した。この露光済みのポジ型感光性平版印
刷版試料1〜13を、コニカ(株)製ポジ用現像液(S
DR−1)を6倍に希釈した現像液を用い、コニカ
(株)製ポジ型現像機にて30℃、12秒間の現像を行
った。
【0081】現像された感光性平版印刷版について、下
記の評価方法により、感度、小点再現性、現像後の黄色
残色及び現像可視画性の評価を下記評価方法により評価
した。得られた結果を表2に示した。
記の評価方法により、感度、小点再現性、現像後の黄色
残色及び現像可視画性の評価を下記評価方法により評価
した。得られた結果を表2に示した。
【0082】《評価方法》 〈感度の評価〉得られたグレースケール現象画像の完全
にクリアーになるグレースケール段数を求め、該段数に
より感度の評価を行った。段数が大きい程、感度が高い
ことを示す。
にクリアーになるグレースケール段数を求め、該段数に
より感度の評価を行った。段数が大きい程、感度が高い
ことを示す。
【0083】〈小点再現性の評価〉得られたUGRAマ
イクロドット150Lパッチの現象画像を下記の評価基
準で評価した。 評価基準 A:2%小点がほぼ完全に再現 B:2%小点の一部に若干の細りが認められる C:2%小点の全体に若干の細りが認められる D:2%小点が抜けている箇所が若干認められる E:2%小点のほとんどが抜けてしまっている
イクロドット150Lパッチの現象画像を下記の評価基
準で評価した。 評価基準 A:2%小点がほぼ完全に再現 B:2%小点の一部に若干の細りが認められる C:2%小点の全体に若干の細りが認められる D:2%小点が抜けている箇所が若干認められる E:2%小点のほとんどが抜けてしまっている
【0084】〈現像後の黄色残色の評価〉得られた平版
印刷版の黄色残色を目視により観察した。
印刷版の黄色残色を目視により観察した。
【0085】〈現像可視画性の評価〉得られたポジ原画
の現像画像を目視により観察し、下記の評価基準で評価
した。 評価基準 A:画像部と非画像部との識別がはっきりとできる B:画像部と非画像部との識別ができる C:画像部の低濃度域と非画像部との識別ができにくい
箇所がある D:画像部の低濃度域と非画像部との識別ができない
の現像画像を目視により観察し、下記の評価基準で評価
した。 評価基準 A:画像部と非画像部との識別がはっきりとできる B:画像部と非画像部との識別ができる C:画像部の低濃度域と非画像部との識別ができにくい
箇所がある D:画像部の低濃度域と非画像部との識別ができない
【0086】
【表2】
【0087】
【発明の効果】本発明のポジ型感光性平版印刷版は、小
点再現性が優れ、しかも、残色が少なく、検版性が優れ
ている。
点再現性が優れ、しかも、残色が少なく、検版性が優れ
ている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松原 真一 東京都日野市さくら町1番地 コニカ株式 会社内 (72)発明者 佐々木 充 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内 (72)発明者 金沢 大輔 神奈川県横浜市緑区鴨志田町1000番地 三 菱化成株式会社総合研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 粗面化したアルミニウム板表面を、紫外
線吸収剤により、340nm〜450nmの領域における光
吸収極大波長において、光吸収率が0.01以上0.0
8未満増加するように着色した後、o−キノンジアジド
化合物を感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層
を塗設してなるポジ型感光性平版印刷版。 - 【請求項2】 粗面化したアルミニウム板表面を色材で
着色し、340nm〜450nmの領域における光吸収極大
波長において、光吸収率を0.08未満増加させた後、
o−キノンジアジド化合物を感光性成分として含むポジ
型感光性組成物の層を塗設したポジ型感光性平版印刷版
において、色材として、かつ、o−キノンジアジド化合
物を感光性成分として含むポジ型感光性組成物の層を塗
設したときに、340nm〜450nmの領域における光吸
収極大波長において色材の光吸収率が0.01〜0.4
2増大する色材を用いたことを特徴とするポジ型感光性
平版印刷版。 - 【請求項3】 色材が、酸性の条件下におかれたときは
350nm〜450nmの領域における光吸収が大きく、中
性あるいはアルカリ性の条件下におかれたときは無色あ
るいは350nm〜450nmの領域における光吸収率が小
さい化合物であることを特徴とする請求項2記載のポジ
型感光性平版印刷版。 - 【請求項4】 アルミニウム板が、粗面化した後に、陽
極酸化処理が施されたアルミニウム板であることを特徴
とする請求項1〜3記載のポジ型感光性平版印刷版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15962494A JPH086240A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | ポジ型感光性平版印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15962494A JPH086240A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | ポジ型感光性平版印刷版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH086240A true JPH086240A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15697793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15962494A Pending JPH086240A (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | ポジ型感光性平版印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086240A (ja) |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP15962494A patent/JPH086240A/ja active Pending
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